JPH0611173A - 空気調和装置の運転制御装置 - Google Patents

空気調和装置の運転制御装置

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JPH0611173A
JPH0611173A JP4169010A JP16901092A JPH0611173A JP H0611173 A JPH0611173 A JP H0611173A JP 4169010 A JP4169010 A JP 4169010A JP 16901092 A JP16901092 A JP 16901092A JP H0611173 A JPH0611173 A JP H0611173A
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thermo
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Masaaki Takegami
雅章 竹上
Tsugunori Inoue
世紀 井上
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Abstract

(57)【要約】 【目的】サーモオフ開始時期を可変にすることにより快
適性の向上を図る。 【構成】設定温度に対する温度差が小さい第1サーモオ
フ温度と、該温度差が大きい第2サーモオフ温度とが設
定されると共に、室内吸込センサ(Thr) が検出した室内
温度が圧縮機(1) の最低容量時に各サーモオフ温度にな
ると、該各サーモオフ温度に対応した第1低負荷信号と
第2低負荷信号とを出力する低負荷検出手段(11)が設け
られている。その上、該低負荷検出手段(11)の各低負荷
信号が継続して出力される出力時間を計数すると共に、
上記設定温度に近い低負荷信号に対する計数動作が長く
設定されたロングタイマT6とショートタイマT5とを備
え、該計数動作が終了するとタイムアップ信号を出力す
る計数手段(12)が設けられている。加えて、該計数手段
(12)のタイムアップ信号を受けると、上記冷媒回路(9)
をサーモオフ状態にするサーモオフ手段(13)が設けられ
ている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、空気調和装置の運転制
御装置に関し、特に、サーモオフ制御対策に係るもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来より、空気調和装置には、特開昭6
0−152853号公報に開示されているように、イン
バータにより容量制御される圧縮機と、四路切換弁と、
室外熱交換器と、電動膨脹弁と、室内熱交換器とが順に
接続され、室内温度と設定温度との温度差に基いて上記
インバータの周波数を制御して圧縮機の容量を増減制御
するようにしているものがある。
【0003】そして、上記空気調和装置は、室内温度と
設定温度との温度差が小さくなると、圧縮機を停止して
サーモオフ状態になる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した空気調和装置
において、サーモオフ制御は、冷房運転時で室内温度が
設定温度より1℃低くなると、また、暖房運転時で室内
温度が設定温度より1℃高くなると、タイマを作動して
残留運転を行い、この温度状態が3分間継続すると、圧
縮機を停止するようにしている。
【0005】しかしながら、通常、室内ユニットの吸込
空気温度を室内温度と見做して制御しており、気流分布
などの関係から必ずしも吸込空気温度が室内全体の温度
と一致しない。例えば、ショートサーキットが生じてい
る場合がある。従って、従来のように一定の残留運転を
行うのみでは、室内全体が所定の空調状態になっていな
いにも拘らずサーモオフする場合があり、快適な空調を
行うことができないという問題があった。
【0006】本発明は、斯かる点に鑑みてなされたもの
で、サーモオフ開始時期を可変にすることにより快適性
の向上を図ることを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明が講じた手段は、室内温度に対応して残留
運転時間を変えるようにしたものである。
【0008】具体的に、図1に示すように、請求項1に
係る発明が講じた手段は、先ず、容量可変の圧縮機(1)
と、熱源側熱交換器(3) と、膨脹機構(5) と、利用側熱
交換器(6) とが順に接続されてなる冷媒回路(9) を備え
た空気調和装置を前提としている。そして、室内温度を
検出する温度検出手段(Thr) が設けられている。更に、
設定温度に対して異なる温度差を存して複数のサーモオ
フ温度が設定され、上記温度検出手段(Thr) が検出した
室内温度が圧縮機(1) の最低容量時に各サーモオフ温度
になると、該各サーモオフ温度に対応したそれぞれの低
負荷信号を出力する低負荷検出手段(11)が設けられてい
る。その上、該低負荷検出手段(11)の各低負荷信号が継
続して出力される出力時間を計数すると共に、上記設定
温度に近い低負荷信号に対する計数動作が長く設定さ
れ、該計数動作が終了するとタイムアップ信号を出力す
る計数手段(12)が設けられている。加えて、該計数手段
(12)のタイムアップ信号を受けると、上記冷媒回路(9)
をサーモオフ状態にするサーモオフ手段(13)が設けられ
た構成としている。
【0009】また、請求項2に係る発明が講じた手段
は、上記請求項1の発明における低負荷検出手段(11)
が、設定温度に対する温度差が小さい第1サーモオフ温
度と、該温度差が大きい第2サーモオフ温度とが設定さ
れると共に、該第1サーモオフ温度に基づく第1低負荷
信号と第2サーモオフ温度に基づく第2低負荷信号とを
出力するように構成されている。一方、計数手段(12)
が、計数時間が長く設定されて上記第1低負荷信号の出
力時間を計数するロングタイマT6と、計数時間が短く設
定されて上記第2低負荷信号の出力時間を計1するショ
ートタイマT5とより構成されたものである。
【0010】
【作用】上記の構成により、請求項1に係る発明では、
先ず、冷媒回路(9) においては、例えば、熱源側熱交換
器(3) で凝縮して液化した液冷媒が膨脹機構(5) で減圧
された後、利用側熱交換器(6) で蒸発して圧縮機(1) に
戻ることとなる。この空調運転時において、温度検出手
段(Thr) が室内温度を常時検出しており、この温度検出
手段(Thr) が検出した室内温度を低負荷検出手段(11)が
受け、該低負荷検出手段(11)は、室内温度が圧縮機(1)
の最低容量時に予め設定された複数のサーモオフ温度に
なったか否かを判定し、具体的に、請求項2に係る発明
では、第1サーモオフ温度及び第2サーモオフ温度にな
ったか否かを判定している。そして、上記室内温度が第
1サーモオフ温度又は第2サーモオフ温度になると、上
記低負荷検出手段(11)は第1低負荷信号又は第2低負荷
信号を出力することになる。
【0011】この第1低負荷信号又は第2低負荷信号が
出力されると、計数手段(12)が計数動作を開始し、第1
低負荷信号に対してロングタイマT6を、第2低負荷信号
に対してショートタイマT5をそれぞれ作動させることに
なる。その後、上記第1低負荷信号又は第2低負荷信号
が継続して出力されて上記ロングタイマT6又はショート
タイマT5の何れかがタイムアップすると、タイムアップ
信号を出力し、該タイムアップ信号をサーモオフ手段(1
3)が受けて冷媒回路(9) をサーモオフ状態にする。つま
り、室内温度と設定温度との温度差が小さいほど、圧縮
機(1) の最低容量の運転時間を長くしてサーモオフする
ことになる。
【0012】
【発明の効果】従って、請求項1及び2に係る発明によ
れば、室内温度と設定温度との温度差が小さいほどサー
モオフまでの運転時間を長くするようにしたために、室
内温度が設定温度に近い場合には残留運転を長時間行う
ことができ、また、室内温度が設定温度より離れている
場合には残留運転を短時間だけ行うようにすることがで
きる。この結果、室内全体を略均一に設定温度に空調す
ることができることから、ショートサーキットや気流分
布の弊害を除去することができるので、快適性の向上を
図ることができる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。図2は、本発明を適用した空気調和装置の
冷媒配管系統を示し、一台の室外ユニット(A) に対して
一台の室内ユニット(B) が接続されたいわゆるセパレー
トタイプのものである。
【0014】上記室外ユニット(A) には、インバータに
より運転周波数を可変に調節されるスクロールタイプの
圧縮機(1) と、冷房運転時には図中実線のごとく、暖房
運転時には図中破線のごとく切換わる四路切換弁(2)
と、冷房運転時には凝縮器として、暖房運転時には蒸発
器として機能する熱源側熱交換器である室外熱交換器
(3) と、冷媒を減圧するための減圧部(20)とが主要機器
として配置されている。また、室内ユニット(B) には、
冷房運転時には蒸発器として、暖房運転時には凝縮器と
して機能する利用側熱交換器である室内熱交換器(6) が
配置されている。そして、上記圧縮機(1) と四路切換弁
(2) と室外側熱交換器(3) と減圧部(20)と室内側熱交換
器(6) とは、配管(8) により順次接続され、冷媒の循環
により熱移動を生ぜしめるようにした冷媒回路(9) が構
成されている。
【0015】ここで、上記減圧部(20)は、ブリッジ状の
整流回路(8a)と、該整流回路(8a)における一対の接続点
(P, Q)に接続された共通路(8a)とを備え、該共通路(8a)
には、液冷媒を貯溜するためのレシーバ(4) と、室外熱
交換器(3) の補助熱交換器(3a)と、液冷媒の減圧機能及
び流量調節機能を有する膨脹機構である電動膨張弁(5)
とが直列に配置されている。そして、上記整流回路(8a)
における他の一対の接続点(R, S)には、室外熱交換器
(3) 側の配管(8) と室内熱交換器(6) 側の配管(8) とが
接続されている。更に、上記整流回路(8a)は、上記共通
路(8a)の上流側接続点(P) と室外熱交換器(3) 側の接続
点(S) とを繋ぎ外熱交換器(3) からレシーバ(4) への冷
媒流通のみを許容する第1逆止弁(D1)を備えた第1流入
路(8b1) と、上記共通路(8a)の上流側接続点(P) と室内
熱交換器(6) 側の接続点(R) とを繋ぎ室内熱交換器(6)
からレシーバ(4) への冷媒流通のみを許容する第2逆止
弁(D2)を備えた第2流入路(8b2) と、上記共通路(8a)の
下流側接続点(Q) と室内熱交換器(6) 側の接続点(R) と
を繋ぎ電動膨張弁(5) から室内熱交換器(6) への冷媒流
通のみを許容する第3逆止弁(D3)を備えた第1流出路(8
c1) と、上記共通路(8a)の下流側接続点(Q) と、室外熱
交換器(3) 側の接続点(S) とを繋ぎ電動膨張弁(5) から
室外熱交換器(3) への冷媒流通のみを許容する第4逆止
弁(D4)を備えた第2流出路(8c2) とが設けられている。
【0016】また、上記整流回路(8a)における共通路(8
a)の両接続点(P, Q)の間には、キャピラリチューブ(C)
を介設してなる液封防止バイパス路(8f)が設けられて、
該液封防止バイパス路(8f)により、圧縮機(1) の停止時
における液封を防止する一方、上記レシーバ(4) の上部
と共通路(8a)の下流側との間には、開閉弁(SV)を備えた
ガス抜き路(4a)が接続されている。尚、上記キャピラリ
チューブ(C) の減圧度は電動膨張弁(5) よりも十分大き
くなるように設定されていて、通常運転時における電動
膨張弁(5) による冷媒流量調節機能を良好に維持しうる
ようになされている。また、(F1 〜 F5)は、冷媒中の塵
埃を除去するためのフィルタ、(ER)は、圧縮機(1) の運
転音を低減させるための消音器である。
【0017】更に、上記空気調和装置にはセンサ類が設
けられていて、 (Thd)は、圧縮機(1) の吐出管に配置さ
れて吐出管温度Tdを検出する吐出管センサ、 (Tha)は、
室外ユニット(A) の空気吸込口に配置されて外気温度で
ある吸込空気温度Taを検出する室外吸込センサ、 (Thc)
は、室外熱交換器(3) に配置されて、冷房運転時には凝
縮温度となり、暖房運転時には蒸発温度となる外熱交温
度Tcを検出する外熱交センサ、 (Thr)は、室内ユニット
(B) の空気吸込口に配置されて室内温度である吸込空気
温度Trを検出する室内吸込センサ(温度検出手段)、
(The)は、室内熱交換器(6) に配置されて、冷房運転時
には蒸発温度となり、暖房運転時には凝縮温度となる内
熱交温度Teを検出する内熱交センサ、 (HPS)は、高圧冷
媒圧力を検出して、該高圧冷媒圧力の過上昇によりオン
となって高圧信号を出力する高圧圧力スイッチ、 (LPS)
は、低圧冷媒圧力を検出して、該低圧冷媒圧力の過低下
によりオンとなって低圧信号を出力する低圧圧力スイッ
チである。そして、上記各センサ(Thd, 〜 ,The)及び各
スイッチ(HPS, LPS)の出力信号は、コントローラ(10)に
入力されており、該コントローラ(10)は、入力信号に基
づいて空調運転を制御するように構成されている。
【0018】上述した冷媒回路(9) において、冷房運転
時には、室外熱交換器(3) で凝縮して液化した液冷媒が
第1流入路(8b1) から流入し、第1逆止弁(D1)を経てレ
シーバ(4) に貯溜され、電動膨張弁(5) で減圧された
後、第1流出路(8c1) を経て室内熱交換器(6) で蒸発し
て圧縮機(1) に戻る循環となる一方、暖房運転時には、
室内熱交換器(6) で凝縮して液化した液冷媒が第2流入
路(8b2) から流入し、第2逆止弁(D2)を経てレシーバ
(4) に貯溜され、電動膨張弁(5) で減圧された後、第2
流出路(8c2) を経て室外熱交換器(3) で蒸発して圧縮機
(1) に戻る循環となる。
【0019】一方、上記コントローラ(10)には、本発明
の特徴として、サーモオフ運転を制御するための低負荷
検出手段(11)と計数手段(12)とサーモオフ手段(13)とが
設けられている。そして、該コントローラ(10)は、イン
バータの運転周波数を零から最大周波数まで20ステッ
プNに区分して、各ステップNを吐出管温度Tdに基いて
設定して圧縮機(1) の容量を制御するように構成されて
いる。一方、上記低負荷検出手段(11)は、低負荷検出手
段(11)は、設定温度Tsに対する温度差ΔTrが小さい第1
サーモオフ温度と、該温度差ΔTrが大きい第2サーモオ
フ温度とが設定され、具体的に、設定温度Tsに対して1
℃冷房時で低く、暖房時で高い第1サーモオフ温度と、
設定温度Tsに対して2℃冷房時で低く、暖房時で高い第
2サーモオフ温度とが設定され、上記室内吸込センサ(T
hr) が検出した吸込空気温度Trが第1サーモオフ温度に
なると第1低負荷信号を、吸込空気温度Trが第2サーモ
オフ温度になると第2低負荷信号をそれぞれ出力するよ
うに構成されている。上記計数手段(12)は、該低負荷検
出手段(11)の各低負荷信号が継続して出力される出力時
間を計数すると共に、上記設定温度Tsに近い低負荷信号
に対する計数動作が長く設定され、該計数動作が終了す
るとタイムアップ信号を出力するように構成され、具体
的に、計数時間が長い7分に設定されて上記第1低負荷
信号が継続して出力される出力時間を計数するロングタ
イマT6と、計数時間が短い3分に設定されて上記第2低
負荷信号が継続して出力される出力時間を計数するショ
ートタイマT5とより構成されている。上記サーモオフ手
段(13)は、該計数手段(12)のタイムアップ信号を受ける
と、上記冷媒回路(9) をサーモオフ状態にするように構
成されている。
【0020】次に、上記空気調和装置におけるサーモオ
フ制御動作を暖房運転時について図3の制御フローに基
づき説明する。この制御フローは、10秒毎に行われて
おり、先ず、ステップST1において、起動制御の完了フ
ラグF2がセットされているか否かを判定し、該完了フラ
グF2は起動制御が完了するとセットされるので、起動制
御が完了するまでステップST2に移り、圧縮機(1) の吐
出管温度Tdの異常処理を行った後にリターンする一方、
該起動制御が完了すると、上記完了フラグF2がセットさ
れてステップST1からステップST3に移り、室内吸込セ
ンサ(Thr) の異常フラグFTrがセットされているか否か
を判定する。該異常フラグFTrがセットされている場合
には、そのままステップST2に移ってリターンする一
方、該異常フラグFTrがセットされていない場合には、
ステップST3からステップST4に移り、デフロスト終了
フラグFD2がセットされているか否かを判定し、該デフ
ロスト終了フラグFD2はデフロストが終了して3分間セ
ットされるので、このデフロスト終了フラグFD2がセッ
トされている場合には、ステップST2に移ってリターン
する一方、上記デフロスト終了フラグFD2がリセットさ
れている場合には、ステップST4からステップST5に移
ることになる。
【0021】このステップST5において、上記室内吸込
センサ(Thr) が吸込空気温度Trを常時検出しているの
で、低負荷検出手段(11)は、吸込空気温度Trが設定温度
Tsより上昇して該吸込空気温度Trと設定温度Tsとの温度
差ΔTrが2℃高い第2サーモオフ温度を越えたか否かを
判定する。そして、上記温度差ΔTrが2℃の第2サーモ
オフ温度を越えるまで、上記ステップST5の判定がNO
となり、ステップST6に移り、ショートタイマT5をリセ
ットしてステップST7に移ることになる。次いで、上記
低負荷検出手段(11)は、吸込空気温度Trと設定温度Tsと
の温度差ΔTrが1℃高い第1サーモオフ温度を越えたか
否かを判定する。そして、上記温度差ΔTrが1℃の第1
サーモオフ温度を越えるまで、上記ステップST7の判定
がNOとなり、ステップST8に移り、ロングタイマT6を
リセットしてステップST9に移ることになる。
【0022】続いて、上記ステップST9において、ショ
ートタイマT5が10秒を係数したか否か、又は、ロング
タイマT6が20秒を係数したか否かを判定し、現在、該
ショートタイマT5及びロングタイマT6が共にリセット状
態であるので、そのまま上記ステップST2に移ってリタ
ーンする。つまり、上記吸込空気温度Trが設定温度Tsに
なるように現在の暖房負荷に対応して圧縮機(1) の運転
周波数ステップNを設定することになる。
【0023】その後、この暖房運転時において、図4に
示すように、上記吸込空気温度Trが上昇して設定温度Ts
を越え、設定温度Tsとの温度差ΔTrが1℃高い第1サー
モオフ温度を越えると(A点参照)、上記ステップST7
において、低負荷検出手段(11)が低負荷を検出して第1
低負荷信号を出力し、判定がYESとなる。そして、該
ステップST7からステップST10に移り、ロングタイマT6
が計数状態か否かを判定し、リセット状態であると、ス
テップST11に移り、該ロングタイマT6をスタートさせて
ステップST9に移る一方、その後、該ロングタイマT6が
計数状態になると、上記ステップST10からステップST9
に移ることになる。
【0024】このステップST9において、上述したよう
にロングタイマT6が20秒を係数したか否かを判定し、
該20秒を計数するまで、そのままステップST2に移っ
てリターンする一方、上記ロングタイマT6が20秒を係
数すると、上記ステップST9の判定がYESとなり、ス
テップST12に移り、圧縮機(1) の運転周波数ステップN
が最小ステップNminであるか否かを判定する。そして、
該運転周波数ステップNが最小ステップNminでない場合
には、上記ステップST12からステップST13に移り、サー
モ制御用変数dN5を“-2”に設定してステップST14に移
り、上記ショートタイマT5及びロングタイマT6をリセッ
トした後、上記ステップST2に移ってリターンすること
になる。つまり、上記吸込空気温度Trが上昇して設定温
度Tsより1℃高くなると、図5Bに示すように、20秒
毎に圧縮機(1) の運転周波数ステップNを2づつ低下さ
せることになる。
【0025】また、この運転周波数ステップNの低下時
において、上記吸込空気温度Trが更に上昇して設定温度
Tsとの温度差ΔTrが2℃高い第2サーモオフ温度を越え
ると、上記ステップST5において、低負荷検出手段(11)
が第2低負荷信号を出力し、判定がYESとなる。そし
て、該ステップST7からステップST15に移り、ショート
タイマT5が計数状態か否かを判定し、リセット状態であ
ると、ステップST16に移り、該ショートタイマT5をスタ
ートさせて上記ステップST10に移る一方、その後、該シ
ョートタイマT5が計数状態になると、上記ステップST15
からステップST10に移り、上記ロングタイマT6が計数状
態か否かを判定して上述の動作を繰返すことになる。つ
まり、上記吸込空気温度Trがより上昇すると、上記ステ
ップST9において、ショートタイマT5が10秒を係数し
たか否かも判定し、該ショートタイマT5が10秒を係数
する毎に圧縮機(1) の運転周波数ステップNを2づつ低
下させることになる。
【0026】その後、上記吸込空気温度Trが高いまま圧
縮機(1) の運転周波数ステップNが最小ステップNminに
なると、上記ステップST17において、上記ショートタイ
マT5が3分を計数したか否か、又は、ロングタイマT6が
7分を計数したか否かを判定し、該ショートタイマT5が
3分を計数するまで、又は、ロングタイマT6が7分を計
数するまで判定がNOとなり、上記ステップST2に移っ
てリターンする。つまり、上記圧縮機(1) を最小の運転
周波数ステップNminのままで3分、又は7分の残留運転
を行うことになる。
【0027】この残留運転を行った後、上記低負荷検出
手段(11)が第1低負荷信号を7分、又は第2低負荷信号
を3分継続して出力し、上記ロングタイマT6又はショー
トタイマT5がタイムアップすると、上記ステップST17の
判定がNOとなり、ステップST18に移り、サーモオフ手
段(13)が周波数OFF回路の処理を行った後、ステップ
ST19に移り、冷媒回路(9) をサーモオフし(図5C参
照)、メインルーチンに戻ることになる。
【0028】尚、上記制御フローにおいて、図示しない
が、上記吸込空気温度Trが設定温度Tsより4.5℃高い
状態が30秒継続すると、サーモオフ手段(13)が冷媒回
路(9) をサーモオフ状態にする。また、上記実施例にお
いて、冷房運転時も同様に制御されており、吸込空気温
度Trが設定温度Tsに対して1℃低くなると、ロングタイ
マT6を、また、吸込空気温度Trが設定温度Tsに対して2
℃低くなると、ショートタイマT5をそれぞれ作動させる
ことになる。
【0029】従って、本実施例によれば、上記吸込空気
温度Trと設定温度Tsとの温度差ΔTrが小さいほどサーモ
オフまでの運転時間を長くするようにしたために、上記
吸込空気温度Trが設定温度Tsに近い場合には残留運転を
長時間(7分間)行うことができ、また、上記吸込空気
温度Trが設定温度Tsより離れている場合には残留運転を
短時間(3分間)行うようにすることができる。この結
果、室内全体を略均一に設定温度Tsに空調することがで
きることから、ショートサーキットや気流分布の弊害を
除去することができるので、快適性の向上を図ることが
できる。
【0030】尚、本各実施例においては、セパレートタ
イプの空気調和装置について説明したが、本発明は、各
種の空気調和装置に適用できることは勿論である。ま
た、請求項1に係る発明において、低負荷検出手段(11)
は、3つ以上のサーモオフ温度を設定し、3つ以上の低
負荷信号を出力するようにしてもよく、その際、計数手
段(12)は、低負荷信号に対応して3つ以上のタイマを設
けるようにする。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の構成を示すブロック図である。
【図2】空気調和装置の冷媒配管系統を示す冷媒回路図
である。
【図3】サーモオフの制御フロー図である。
【図4】吸込空気温度の特性図である。
【図5】圧縮機の運転周波数の特性図である。
【符号の説明】
1 圧縮機 3 室外熱交換器(熱源側熱交換器) 5 電動膨脹弁(膨脹機構) 6 室内熱交換器(利用側熱交換器) 9 冷媒回路 10 コントローラ 11 低負荷検出手段 12 計数手段 13 サーモオフ手段 T5 ショートタイマ T6 ロングタイマ Thr 室内吸込センサ(温度検出手段)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 容量可変の圧縮機(1) と、熱源側熱交換
    器(3) と、膨脹機構(5) と、利用側熱交換器(6) とが順
    に接続されてなる冷媒回路(9) を備えた空気調和装置に
    おいて、 室内温度を検出する温度検出手段(Thr) と、 設定温度に対して異なる温度差を存して複数のサーモオ
    フ温度が設定され、上記温度検出手段(Thr) が検出した
    室内温度が圧縮機(1) の最低容量時に各サーモオフ温度
    になると、該各サーモオフ温度に対応したそれぞれの低
    負荷信号を出力する低負荷検出手段(11)と、 該低負荷検出手段(11)の各低負荷信号が継続して出力さ
    れる出力時間を計数すると共に、上記設定温度に近い低
    負荷信号に対する計数動作が長く設定され、該計数動作
    が終了するとタイムアップ信号を出力する計数手段(12)
    と、 該計数手段(12)のタイムアップ信号を受けると、上記冷
    媒回路(9) をサーモオフ状態にするサーモオフ手段(13)
    とを備えていることを特徴とする空気調和装置の運転制
    御装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の空気調和装置の運転制御
    装置において、低負荷検出手段(11)は、設定温度に対す
    る温度差が小さい第1サーモオフ温度と、該温度差が大
    きい第2サーモオフ温度とが設定されると共に、該第1
    サーモオフ温度に基づく第1低負荷信号と第2サーモオ
    フ温度に基づく第2低負荷信号とを出力するように構成
    される一方、 計数手段(12)は、計数時間が長く設定されて上記第1低
    負荷信号の出力時間を計数するロングタイマT6と、計数
    時間が短く設定されて上記第2低負荷信号の出力時間を
    計数するショートタイマT5とより構成されていることを
    特徴とする空気調和装置の運転制御装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2016090115A (ja) * 2014-10-31 2016-05-23 ダイキン工業株式会社 空気調和機

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