JP2016090115A - 空気調和機 - Google Patents
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Abstract
Description
圧縮機と室外熱交換器と減圧機構と室内熱交換器が環状に接続された冷媒回路と、
上記室内熱交換器を介して室内空気を循環させる室内ファンと、
冷房運転時または暖房運転時の風量自動モードにおいて、室内温度と目標温度との温度差に基づいて区切られた複数のゾーンに対応する上記室内ファンの吹出風量が予め設定され、上記複数のゾーンのうちの上記室内温度と上記目標温度との温度差に対応するゾーンに設定された上記吹出風量で上記室内ファンから吹き出すように、上記室内ファンを制御する室内ファン制御部と、
冷房運転時または暖房運転時の上記風量自動モードにおいて、上記室内ファン制御部により上記室内ファンを制御するとき、上記室内温度と上記目標温度との温度差が、上記風量自動モードにおける上記複数のゾーンのうちのサーモオフ状態にするゾーンに対して1つ手前のゾーン内にあるという状態がサーモオフ判定時間続くと、上記圧縮機を停止させてサーモオフ状態にする圧縮機制御部と
を備えたことを特徴とする。
上記圧縮機制御部は、
上記風量自動モードにおいて上記圧縮機を停止させてサーモオフ状態にした後も、上記室内温度と上記目標温度との温度差が上記サーモオフ状態にするゾーンに対して1つ手前のゾーン内にあるという状態がサーモオン判定時間続くと、上記圧縮機を起動させてサーモオン状態にする。
冷房運転と暖房運転を含む空調運転時の室内温度の変化に基づいて、冷房運転または暖房運転における熱負荷を推定する熱負荷推定部と、
上記サーモオフ判定時間は、上記熱負荷推定部により推定された熱負荷に基づいて設定する判定時間設定部と
を備えた。
冷房運転と暖房運転を含む空調運転時の室内温度の変化に基づいて、冷房運転または暖房運転における熱負荷を推定する熱負荷推定部と、
上記サーモオン判定時間は、上記熱負荷推定部により推定された熱負荷に基づいて設定する判定時間設定部と
を備えた。
上記室内ファン制御部は、
冷房運転時または暖房運転時において、上記複数のゾーンに対応する上記室内ファンの吹出風量が予め設定された第1風量パターンを用いた第1風量自動モードと、
上記第1風量自動モードよりも低風量であって、上記複数のゾーンに対応する上記室内ファンの吹出風量が予め設定された第2風量パターンを用いた第2風量自動モードとを有し、
上記圧縮機制御部は、
冷房運転時または暖房運転時の上記第2風量自動モードにおいて、上記室内ファン制御部により上記室内ファンを制御するとき、上記室内温度と目標温度との温度差が、上記第2風量自動モードにおける上記複数のゾーンのうちのサーモオフ状態にするゾーンに対して1つ手前のゾーン内にあるという状態が上記サーモオフ判定時間続くと、上記圧縮機を停止させてサーモオフ状態にする。
図1はこの発明の第1実施形態の空気調和機の室内機2およびその室内機2に連絡配管L1,L2を介して接続された室外機1の冷媒回路を示している。この実施の形態の空気調和機は、室内機2と室外機1が一対一のペア型の空気調和機である。
上記構成の空気調和機において、冷房運転時は、四路切換弁12を実線の切換え位置に切り換えて、圧縮機11を起動すると、圧縮機11から吐出された高温高圧の冷媒が四路切換弁12を介して室外熱交換器13に流入する。そして、室外熱交換器13で凝縮した冷媒は、電動膨張弁14で減圧された後に室内熱交換器15(補助熱交換器15aおよび主熱交換器15b)に入る。上記室内熱交換器15で蒸発した冷媒が四路切換弁12およびアキュムレータ16を介して圧縮機11の吸入側に戻る(冷房サイクル)。こうして、圧縮機11,室外熱交換器13,電動膨張弁14,室内熱交換器15およびアキュムレータ16の順に冷媒が循環し、室内ファン20により蒸発器として機能する室内熱交換器15を介して室内空気を循環させて室内を冷房する。
除湿運転時は、冷房運転時と同様に、四路切換弁12を実線の切換え位置にして、圧縮機11,室外熱交換器13,電動膨張弁14,室内熱交換器15およびアキュムレータ16の順に冷媒が循環させる(除湿サイクル)。ここで、室内熱交換器15は、補助熱交換器15aの一部だけが蒸発域となって残りの領域が過熱域となると共に、主熱交換器15bが過熱域となる。
また、暖房運転時、四路切換弁12を点線の切換え位置に切り換えて、圧縮機11を起動すると、圧縮機11から吐出された高温高圧の冷媒が四路切換弁12を介して室内熱交換器15(補助熱交換器15aおよび主熱交換器15b)に流入する。そして、上記室内熱交換器15で凝縮した冷媒は、電動膨張弁14で減圧された後に室外熱交換器13に入る。上記室外熱交換器13で蒸発した冷媒が四路切換弁12およびアキュムレータ16を介して圧縮機11の吸入側に戻る(暖房サイクル)。こうして、上記圧縮機11,室内熱交換器15,電動膨張弁14,室外熱交換器13およびアキュムレータ16で構成された冷媒回路を冷媒が循環し、凝縮器として機能する室内熱交換器15を介して室内ファン20により室内空気を循環させて室内を暖房する。
図3は上記空気調和機の冷房運転およびおやすみ冷房運転時の風量自動モードのゾーン制御を説明するための図である。
△t ≧ 2.5℃ : J
2.5℃ > △t ≧ 2.0℃ : I
2.0℃ > △t ≧ 1.5℃ : H
1.5℃ > △t ≧ 1.0℃ : G
1.0℃ > △t ≧ 0.5℃ : F
0.5℃ > △t ≧ 0℃ : E
0℃ > △t ≧−0.5℃ : D
−0.5℃ > △t ≧−1.0℃ : C
−1.0℃ > △t ≧−1.5℃ : B
−1.5℃ > △t : A
(△tの上昇時)
△t ≧ 3.0℃ : J
3.0℃ > △t ≧ 2.5℃ : I
2.5℃ > △t ≧ 2.0℃ : H
2.0℃ > △t ≧ 1.5℃ : G
1.5℃ > △t ≧ 1.0℃ : F
1.0℃ > △t ≧ 0.5℃ : E
0.5℃ > △t ≧ 0℃ : D
0℃ > △t ≧−0.5℃ : C
−0.5℃ > △t ≧−1.5℃ : B
−1.5℃ > △t : A
MHタップの風量 > Mタップの風量> MLタップの風量> Lタップの風量> Sタップの風量
図6は上記空気調和機の暖房運転時およびおやすみ暖房運転時の風量自動モードのゾーン制御を説明するための図である。図6において、暖房運転およびおやすみ暖房運転の室内熱交換器温度tEの下降時と上昇時において、それぞれ室内熱交換器温度毎に以下のとおりゾーンI〜VIIが設定されている。
(室内熱交換器温度tEの上昇時)
30℃ > tE : I
35℃ > tE ≧ 30℃ : II
40℃ > tE ≧ 35℃ : III
45℃ > tE ≧ 40℃ : IV
50℃ > tE ≧ 45℃ : V
55℃ > tE ≧ 50℃ : VI
tE ≧ 55℃ : VII
(室内熱交換器温度tEの下降時)
25℃ > tE : I
30℃ > tE ≧ 25℃ : II
35℃ > tE ≧ 30℃ : III
40℃ > tE ≧ 35℃ : IV
45℃ > tE ≧ 40℃ : V
50℃ > tE ≧ 45℃ : VI
tE ≧ 50℃ : VII
(△tの上昇時)
△t ≧ 2.0℃ : A
2.0℃ > △t ≧ 1.5℃ : B
1.5℃ > △t ≧ 1.0℃ : C
1.0℃ > △t ≧ 0.5℃ : D
0.5℃ > △t ≧ 0℃ : E
0℃ > △t ≧−0.5℃ : F
−0.5℃ > △t ≧−1.0℃ : G
−1.0℃ > △t ≧−1.5℃ : H
−1.5℃ > △t ≧−2.0℃ : I
−2.0℃ > △t ≧−2.5℃ : J
−2.5℃ > △t ≧−3.0℃ : K
−3.0℃ > △t : L
(△tの下降時)
△t ≧ 2.0℃ : A
2.0℃ > △t ≧ 1.0℃ : B
1.0℃ > △t ≧ 0.5℃ : C
0.5℃ > △t ≧ 0℃ : D
0℃ > △t ≧−0.5℃ : E
−0.5℃ > △t ≧−1.0℃ : F
−1.0℃ > △t ≧−1.5℃ : G
−1.5℃ > △t ≧−2.0℃ : H
−2.0℃ > △t ≧−2.5℃ : I
−2.5℃ > △t ≧−3.0℃ : J
−3.0℃ > △t ≧−3.5℃ : K
−3.5℃ > △t : L
図9はこの発明の第2実施形態の空気調和機の制御ブロック図を示している。この第2実施形態の空気調和機は、制御装置100の熱負荷推定部100fと判定時間設定部100gを除いて第1実施形態の空気調和機と同一の構成をしており、同一構成部には同一参照番号を付している。
2…室内機
10…室外ファン
11…圧縮機
12…四路切換弁
13…室外熱交換器
14…電動膨張弁
15…室内熱交換器
15a…補助熱交換器
15b…主熱交換器
16…アキュムレータ
20…室内ファン
21…閉鎖弁
22…閉鎖弁
L1,L2…連絡配管
T1…室外熱交換器温度センサ
T2…外気温度センサ
T3…蒸発温度センサ
T4…室内熱交換器温度センサ
T5…室内温度センサ
100…制御装置
100a…室内ファン制御部
100b…風量パターン切換部
100c…表示制御部
100d…風向制御部
100e…圧縮機制御部
100f…熱負荷推定部
100g…判定時間設定部
Claims (5)
- 圧縮機(11)と室外熱交換器(13)と減圧機構(14)と室内熱交換器(15)が環状に接続された冷媒回路と、
上記室内熱交換器(15)を介して室内空気を循環させる室内ファン(20)と、
冷房運転時または暖房運転時の風量自動モードにおいて、室内温度と目標温度との温度差に基づいて区切られた複数のゾーンに対応する上記室内ファン(20)の吹出風量が予め設定され、上記複数のゾーンのうちの上記室内温度と上記目標温度との温度差に対応するゾーンに設定された上記吹出風量で上記室内ファン(20)から吹き出すように、上記室内ファン(20)を制御する室内ファン制御部(100a)と、
冷房運転時または暖房運転時の上記風量自動モードにおいて、上記室内ファン制御部(100a)により上記室内ファン(20)を制御するとき、上記室内温度と目標温度との温度差が、上記風量自動モードにおける上記複数のゾーンのうちのサーモオフ状態にするゾーンに対して1つ手のゾーン内にあるという状態がサーモオフ判定時間続くと、上記圧縮機(11)を停止させてサーモオフ状態にする圧縮機制御部(100e)と
を備えたことを特徴とする空気調和機。 - 請求項1に記載の空気調和機において、
上記圧縮機制御部(100e)は、
上記風量自動モードにおいて上記圧縮機(11)を停止させてサーモオフ状態にした後も、上記室内温度と目標温度との温度差が上記サーモオフ状態にするゾーンに対して1つ手前のゾーン内にあるという状態がサーモオン判定時間続くと、上記圧縮機(11)を起動させてサーモオン状態にすることを特徴とする空気調和機。 - 請求項1または2に記載の空気調和機において、
冷房運転と暖房運転を含む空調運転時の室内温度の変化に基づいて、冷房運転または暖房運転における熱負荷を推定する熱負荷推定部(100f)と、
上記サーモオフ判定時間は、上記熱負荷推定部(100f)により推定された熱負荷に基づいて設定する判定時間設定部(100g)と
を備えたことを特徴とする空気調和機。 - 請求項2に記載の空気調和機において、
冷房運転と暖房運転を含む空調運転時の室内温度の変化に基づいて、冷房運転または暖房運転における熱負荷を推定する熱負荷推定部(100f) と、
上記サーモオン判定時間は、上記熱負荷推定部(100f)により推定された熱負荷に基づいて設定する判定時間設定部(100g)と
を備えたことを特徴とする空気調和機。 - 請求項1から4までのいずれか1つに記載の空気調和機において、
上記室内ファン制御部(100a)は、
冷房運転時または暖房運転時において、上記複数のゾーンに対応する上記室内ファン(20)の吹出風量が予め設定された第1風量パターンを用いた第1風量自動モードと、
上記第1風量自動モードよりも低風量であって、上記複数のゾーンに対応する上記室内ファン(20)の吹出風量が予め設定された第2風量パターンを用いた第2風量自動モードとを有し、
上記圧縮機制御部(100e)は、
冷房運転時または暖房運転時の上記第2風量自動モードにおいて、上記室内ファン制御部(100a)により上記室内ファン(20)を制御するとき、上記室内温度と目標温度との温度差が、上記第2風量自動モードにおける上記複数のゾーンのうちのサーモオフ状態にするゾーンに対して1つ手のゾーン内にあるという状態が上記サーモオフ判定時間続くと、上記圧縮機(11)を停止させてサーモオフ状態にすることを特徴とする空気調和機。
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- 2014-10-31 JP JP2014223532A patent/JP6094561B2/ja active Active
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