JPH06110375A - ホログラム転写箔 - Google Patents
ホログラム転写箔Info
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- JPH06110375A JPH06110375A JP25634792A JP25634792A JPH06110375A JP H06110375 A JPH06110375 A JP H06110375A JP 25634792 A JP25634792 A JP 25634792A JP 25634792 A JP25634792 A JP 25634792A JP H06110375 A JPH06110375 A JP H06110375A
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- Japan
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- layer
- film layer
- thin film
- hologram
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Abstract
を提供する。 【構成】支持体フィルム1上の片面に、剥離性保護層2
と微少凹凸形状を有する透明なホログラム形成層3と透
過性薄膜層4と反射性薄膜層5及び接着層6を順次積層
させる。転写後においては反射性薄膜層の上層に透過性
薄膜層が存在するので、反射性薄膜層の耐薬品性が向上
し、また、透過性薄膜層の屈折率または色は、ホログラ
ム形成層と異なるので、透過性薄膜層の無いものとは異
なる色が再現され、装飾性が向上する。
Description
偽造防止性に優れたホログラム転写箔およびその製造方
法に関する。
的な画像を再生しうる物であり、製造に高度な技術を要
する事から、偽造防止の手段として、クレジットカー
ド,証書等の金券類,パッケージ等に設けられている。
材料は、金属薄膜であるため、酸,アルカリ等の薬品に
よる腐食の問題がある。また、装飾効果を向上させるた
め、ホログラム形成層に染料や顔料を混入し、着色する
場合もあるが、透過光あるいは反射光の散乱によりホロ
グラムの効果が減少するという問題がある。
点に着目してなされたもので、その課題とするところ
は、耐性に優れ、装飾効果が高いホログラム転写箔を提
供する事である。
するためになされたものであって、請求項1記載の発明
は、支持体フィルム上の片面に、剥離性保護層と微少凹
凸形状を有する透明なホログラム形成層と透過性薄膜層
と反射性薄膜層及び接着層を順次積層させることを特徴
とするホログラム転写箔である。
明を前提にし、前記透過性薄膜層が、有色透明な金属単
体及びその酸化物,窒化物もしくは、無機化合物である
ことを特徴とするホログラム転写箔である。
ラム形成層と反射性薄膜層の間に透過性薄膜層を設ける
事により、転写後のホログラムにおいては反射性薄膜層
の上層に透過性薄膜層が存在するので、反射性薄膜層の
耐薬品性が向上する。
ホログラム形成層と異なるので、透過性薄膜層の無いも
のとは異なる色が再現され、装飾性が向上する。
を形成し、該剥離性保護層上にホログラム形成層3を設
け、該ホログラム形成層上にホログラムを形成した後、
該ホログラム層3上に透過性薄膜層4を形成し、該透過
性薄膜層上に反射性薄膜層5、該反射性薄膜層上に接着
層6を形成したもので、本発明の基本的な構成である。
ポリカーボネート等の樹脂フィルムが使用できる。次に
剥離性保護層2を形成するが樹脂としては、例えば、ア
クリル系樹脂、アクリル系樹脂ビニール系樹脂の混合物
等を塗料化し、バーコート、ブレードコート、エアナイ
フコート、グラビアコート、ロールコート等のソルベン
トコート法、或いはスクリーン印刷方法等の既知の塗布
方法による塗布をして乾燥することにより、厚さ1〜2
μm程度の樹脂層を形成する。
例えばアクリル系樹脂、ウレタン系樹脂、セルロースア
セテート系樹脂、ニトロセルロース系樹脂等を塗料化
し、上記と同様のコート法により樹脂層を形成する。そ
の厚さは0.5〜2μm が望ましい。
るホログラムを形成するが、ホログラムパターンが形成
されたニッケル製のプレス版を該ホログラム形成層に対
して加熱押圧することによりホログラムを形成する。
膜層4を形成するが、透過性薄膜層4は、本発明のホロ
グラム転写箔の使用条件を左右する重要な構成要素であ
り、真空蒸着法、スパッタリング法、イオンプレーティ
ング法等により形成できる。
成層(n=1.3〜1.5)よりも屈折率が高く、膜厚
によって各物質特有の着色効果が現れるSiO等の無機
化合物を透明域内で上記の方法で200〜5000Å設
けるのが望ましい。以下に、代表的な透過性薄膜物質を
記す(なお括弧内に屈折率n:透明波長域〔μm〕を記
す)。
〜12),NaF(1.34:0.25〜14),Na
3 AlF6 (1.35:〈0.2〜14),LiF
(1.36〜1.37:0.11〜7),MgF
2 (1.38:0.21〜10),SiO2 (1.4
6:0.2〜8),LaF3 (1.59:0.22〜
2),NdF 3 (1.6:0.22〜2),CeF
3 (1.63:0.3〜5),PbF2 (1.75:
0.24〜20),ThO2 (1.8:0.25〜
2),La2 O3(1.95:0.35〜2),SiO
(1.7〜2.0:0.5〜8),Nd2O3 (2.
0:0.4〜〉2),Sb2 O3 (2.04:0.3
〜〉1),CeO2 (2.2:0.4〜10),TiO
2 (2.2〜2.7:0.35〜12),ZnS(2.
35:0.38〜25),ZnSe(2.58:0.6
〜15),CdS(2.6:0.6〜7),Sb2 S3
(3.0:0.5〜10),Si(3.5:1.1〜1
0),Ge(4.0:1.7〜100),Te(4.
9:3.4〜20),PbTe(5.5:3.4〜3
0).
しくは、その酸化物,窒化物であっても100〜500
Å、望ましくは200〜400Å設けても、有色な透過
性薄膜が得られる。
を形成するが、この反射性薄膜層は入射光線を反射する
層でアルミニウム、スズ等の金属を真空蒸着法、スパッ
タリング法、イオンプレーティング法等により形成する
ことができるが、その厚みは500〜1000Åが望ま
しい。
成するが、例えばアクリル系樹脂、ビニール系樹脂等を
主成分とし、前述したコート法で厚さは0.5〜2μm
が望ましい。
ものを以下に説明する。厚さ25μmの透明のポリエチ
レンテレフタレートフィルムからなる支持体1上に以下
の層構成からなるホログラム転写箔を形成した。剥離性
保護層2として、以下の配合比からなる組成物をグラビ
ア法により、乾燥温度110℃、塗布厚1.5μmで塗
布した。
からなる組成物をグラビア法によって、乾燥温度110
℃、塗布厚2.0μmで塗布した。
製のプレス版をホログラム形成層3に対し、版面温度1
60℃で加熱押圧することにより形成する。透過性薄膜
層4として、真空蒸着法によってSiOを膜厚約500
Å形成した。反射性薄膜層5として、真空蒸着法によっ
てAlを膜厚約800Å形成した。
成物をグラビア法によって、乾燥温度110℃、塗布厚
2.0μmで塗布した。
(透過性薄膜層なし)で、実施例1と同じ条件で塗布し
た。
を3000Å蒸着し、図1の構成で実施例1と同じ条件
で塗工した。
て製造されたホログラム転写箔を塩ビカードに転写後、
以下に記す評価を行った(JIS B9560 磁気ス
トライプ付きクレジットカード;耐薬品浸漬性参照)。
結果を表1に示す。
や樹脂層の分解等による地肌変化を観察した。
膜の腐食や樹脂層の分解等による地肌変化を観察した。
層の分解等による地肌変化を観察した。
た。×:殆ど腐食した。
1より透過性薄膜層を積層した事により、薬品による耐
性の向上が見られ、今まで不安であった耐性面で、通常
の保管や携帯において充分な耐性を保持する事が可能と
なった。
Oを3000Å設ければ、琥珀色のホログラム転写箔が
得られる。よって、ホログラム効果を損なう事無く装飾
性を向上させる事ができた。
Claims (2)
- 【請求項1】支持体フィルム上の片面に、剥離性保護層
と微少凹凸形状を有する透明なホログラム形成層と透過
性薄膜層と反射性薄膜層及び接着層を順次積層させるこ
とを特徴とするホログラム転写箔。 - 【請求項2】前記透過性薄膜層が、有色透明な金属単体
及びその酸化物,窒化物もしくは、無機化合物であるこ
とを特徴とする請求項1記載のホログラム転写箔。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4256347A JP2897546B2 (ja) | 1992-09-25 | 1992-09-25 | ホログラム転写箔 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4256347A JP2897546B2 (ja) | 1992-09-25 | 1992-09-25 | ホログラム転写箔 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06110375A true JPH06110375A (ja) | 1994-04-22 |
JP2897546B2 JP2897546B2 (ja) | 1999-05-31 |
Family
ID=17291419
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4256347A Expired - Fee Related JP2897546B2 (ja) | 1992-09-25 | 1992-09-25 | ホログラム転写箔 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2897546B2 (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0440256U (ja) * | 1990-07-30 | 1992-04-06 |
-
1992
- 1992-09-25 JP JP4256347A patent/JP2897546B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0440256U (ja) * | 1990-07-30 | 1992-04-06 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2897546B2 (ja) | 1999-05-31 |
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