JPH0611001Y2 - 透析装置 - Google Patents
透析装置Info
- Publication number
- JPH0611001Y2 JPH0611001Y2 JP1988125552U JP12555288U JPH0611001Y2 JP H0611001 Y2 JPH0611001 Y2 JP H0611001Y2 JP 1988125552 U JP1988125552 U JP 1988125552U JP 12555288 U JP12555288 U JP 12555288U JP H0611001 Y2 JPH0611001 Y2 JP H0611001Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ultrafiltration
- setting means
- filtration
- target
- amount
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- External Artificial Organs (AREA)
- Separation Using Semi-Permeable Membranes (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は、血液中から老廃物や水分を除去する透析装置
に関する。
に関する。
「従来の技術」 透析装置は、透析器に接続した血液回路と、上記透析器
に接続した透析液回路と、上記血液回路に設けた血液ポ
ンプと、上記透析液回路に設けた透析液ポンプおよび限
外濾過ポンプとを備えており、さらに一般に、目標とす
る限外濾過量を設定する目標濾過量設定手段と、限外濾
過速度を設定する濾過速度設定手段と、上記濾過速度設
定手段に設定された限外濾過速度に基づいて限外濾過を
行わせる制御装置とを備え、かつ上記目標濾過量設定手
段による設定値と、濾過速度設定手段による設定値との
少なくともいずれか一方の設定値は、限外濾過中であっ
ても変更可能となっている。
に接続した透析液回路と、上記血液回路に設けた血液ポ
ンプと、上記透析液回路に設けた透析液ポンプおよび限
外濾過ポンプとを備えており、さらに一般に、目標とす
る限外濾過量を設定する目標濾過量設定手段と、限外濾
過速度を設定する濾過速度設定手段と、上記濾過速度設
定手段に設定された限外濾過速度に基づいて限外濾過を
行わせる制御装置とを備え、かつ上記目標濾過量設定手
段による設定値と、濾過速度設定手段による設定値との
少なくともいずれか一方の設定値は、限外濾過中であっ
ても変更可能となっている。
この種の透析装置においては、上記目標濾過量設定手段
に目標とする限外濾過量を設定するとともに、濾過速度
設定手段に限外濾過速度を設定すれば、上記制御装置は
設定された限外濾過速度に基づいて上記限外濾過ポンプ
を適宜の運転速度に制御し、かつ目標とする限外濾過量
の限外濾過が行われれば、自動的に上記各ポンプを停止
させるようになっている。
に目標とする限外濾過量を設定するとともに、濾過速度
設定手段に限外濾過速度を設定すれば、上記制御装置は
設定された限外濾過速度に基づいて上記限外濾過ポンプ
を適宜の運転速度に制御し、かつ目標とする限外濾過量
の限外濾過が行われれば、自動的に上記各ポンプを停止
させるようになっている。
「考案が解決しようとする課題」 ところで、透析開始後に、上記目標濾過量設定手段によ
る設定値と、濾過速度設定手段による設定値との少なく
ともいずれか一方の設定値を変更する場合としては、透
析開始後に何等かの理由により当初に予定した透析時間
を確保することができなくなり、より短い時間内に透析
を完了させるようにとの要望が多い。
る設定値と、濾過速度設定手段による設定値との少なく
ともいずれか一方の設定値を変更する場合としては、透
析開始後に何等かの理由により当初に予定した透析時間
を確保することができなくなり、より短い時間内に透析
を完了させるようにとの要望が多い。
そのような場合、従来は電卓等によって上記設定値をど
のように変更すれば所望の残時間内に透析が完了するか
を計算し、望ましい計算結果が得られたらそれに基づい
て上記設定値を変更するようにしていたので、その変更
作業が煩雑であった。
のように変更すれば所望の残時間内に透析が完了するか
を計算し、望ましい計算結果が得られたらそれに基づい
て上記設定値を変更するようにしていたので、その変更
作業が煩雑であった。
「課題を解決するための手段」 本考案はそのような事情に鑑み、上記目標濾過量設定手
段に設定された設定値と、上記濾過速度設定手段に設定
された設定値と、さらにその時点までに終了した限外濾
過量とから、上記目標とする限外濾過量の限外濾過を行
うのに要する残時間を演算して該残時間を表示する残時
間演算手段を設け、かつこの残時間演算手段により、上
記目標濾過量設定手段又は濾過速度設定手段に設定され
た数値が変更された際に、上記残時間をその変更された
数値に基づいて再演算して表示させるようにしたもので
ある。
段に設定された設定値と、上記濾過速度設定手段に設定
された設定値と、さらにその時点までに終了した限外濾
過量とから、上記目標とする限外濾過量の限外濾過を行
うのに要する残時間を演算して該残時間を表示する残時
間演算手段を設け、かつこの残時間演算手段により、上
記目標濾過量設定手段又は濾過速度設定手段に設定され
た数値が変更された際に、上記残時間をその変更された
数値に基づいて再演算して表示させるようにしたもので
ある。
「作用」 上記構成によれば、上記設定値を変更する度に、透析が
完了するまでの残時間が再演算されて表示されるので、
透析が完了するまでの時間の変更が要望された際には、
きわめて容易かつ迅速にその要望に応えることができ
る。
完了するまでの残時間が再演算されて表示されるので、
透析が完了するまでの時間の変更が要望された際には、
きわめて容易かつ迅速にその要望に応えることができ
る。
「実施例」 以下図示実施例について本考案を説明すると、第１図に
おいて、透析器１内は半透膜２によって血液室３と透析
液室４とに区画してあり、上記血液室３に血液回路５
を、透析液室４に透析液回路６をそれぞれ接続してい
る。
おいて、透析器１内は半透膜２によって血液室３と透析
液室４とに区画してあり、上記血液室３に血液回路５
を、透析液室４に透析液回路６をそれぞれ接続してい
る。
上記血液回路５は、患者からの血液を透析器に供給する
供給側流路5aと、透析器１によって透析された血液を患
者に戻す排出側流路5bとを備えており、上記供給側通路
5aに血液ポンプ７を設けている。
供給側流路5aと、透析器１によって透析された血液を患
者に戻す排出側流路5bとを備えており、上記供給側通路
5aに血液ポンプ７を設けている。
他方、上記透析液回路６は、新鮮な透析液を上記透析器
１の透析液室４に供給する供給側流路6aと、該透析器１
によって透析された後の処理済透析液を排出する排出側
流路6bとを備えており、上記供給側流路6aと排出側流路
6bとに、透析液室４への新鮮透析液量と透析液室４から
の処理済透析液量とを一致させた状態で給排する複式透
析液ポンプ11を設けている。
１の透析液室４に供給する供給側流路6aと、該透析器１
によって透析された後の処理済透析液を排出する排出側
流路6bとを備えており、上記供給側流路6aと排出側流路
6bとに、透析液室４への新鮮透析液量と透析液室４から
の処理済透析液量とを一致させた状態で給排する複式透
析液ポンプ11を設けている。
そして上記排出側流路6bには、透析液室４と透析液ポン
プ11との間に限外濾過ポンプ12を設け、該ポンプ12によ
って透析液室４から処理済透析液を排出することによ
り、透析液室４への新鮮透析液量よりも透析液室４から
の処理済透析液量を増大させ、その増大量が限外濾過量
となるようにしている。
プ11との間に限外濾過ポンプ12を設け、該ポンプ12によ
って透析液室４から処理済透析液を排出することによ
り、透析液室４への新鮮透析液量よりも透析液室４から
の処理済透析液量を増大させ、その増大量が限外濾過量
となるようにしている。
然して、上記血液ポンプ７、透析液ポンプ11および限外
濾過ポンプ12は、それぞれ制御装置13によって運転が制
御されるようになっており、またこの制御装置13は、第
２図に示すように、目標とする限外濾過量を設定する目
標濾過量設定手段14と、限外濾過速度を設定する濾過速
度設定手段15と、限外濾過の開始からの経過時間を表示
する経過時間表示手段16と、上記目標とする限外濾過量
の限外濾過を行うのに要する残時間を表示する残時間演
算手段17とを備えている。
濾過ポンプ12は、それぞれ制御装置13によって運転が制
御されるようになっており、またこの制御装置13は、第
２図に示すように、目標とする限外濾過量を設定する目
標濾過量設定手段14と、限外濾過速度を設定する濾過速
度設定手段15と、限外濾過の開始からの経過時間を表示
する経過時間表示手段16と、上記目標とする限外濾過量
の限外濾過を行うのに要する残時間を表示する残時間演
算手段17とを備えている。
上記制御装置13は、上記濾過速度設定手段15に設定され
た限外濾過速度に基づいて限外濾過ポンプ12の運転速度
を制御して適正な限外濾過を行わせるようになってお
り、かつその限外濾過速度と経過時間とから常にその時
点までに終了した限外濾過量を算出記憶し、さらに目標
とする限外濾過量の限外濾過が行われた際には、上記各
ポンプ７、11、12の運転を停止させることができるよう
になっている。なお、各時点における限外濾過量は必ず
しも計算によって得る必要はなく、実際の限外濾過量を
計測することによって得てもよいことは勿論である。
た限外濾過速度に基づいて限外濾過ポンプ12の運転速度
を制御して適正な限外濾過を行わせるようになってお
り、かつその限外濾過速度と経過時間とから常にその時
点までに終了した限外濾過量を算出記憶し、さらに目標
とする限外濾過量の限外濾過が行われた際には、上記各
ポンプ７、11、12の運転を停止させることができるよう
になっている。なお、各時点における限外濾過量は必ず
しも計算によって得る必要はなく、実際の限外濾過量を
計測することによって得てもよいことは勿論である。
そして上記残時間演算手段17は、上記目標濾過量設定手
段14に設定された設定値と、上記濾過速度設定手段15に
設定された設定値と、さらにその時点までに終了した限
外濾過量とから、上記目標とする限外濾過量の限外濾過
を行うのに要する残時間を演算してそれを表示すること
ができるようになっている。
段14に設定された設定値と、上記濾過速度設定手段15に
設定された設定値と、さらにその時点までに終了した限
外濾過量とから、上記目標とする限外濾過量の限外濾過
を行うのに要する残時間を演算してそれを表示すること
ができるようになっている。
次に、上記目標濾過量設定手段14による設定値と、濾過
速度設定手段15による設定値とは限外濾過が開始された
後であってもその設定値の変更が可能となっており、限
外濾過中に、上記目標濾過量設定手段14又は濾過速度設
定手段15に設定された数値が変更された際には、上記残
時間演算手段17は上記残時間をその変更された数値に基
づいて再演算して表示することができるようになってい
る。
速度設定手段15による設定値とは限外濾過が開始された
後であってもその設定値の変更が可能となっており、限
外濾過中に、上記目標濾過量設定手段14又は濾過速度設
定手段15に設定された数値が変更された際には、上記残
時間演算手段17は上記残時間をその変更された数値に基
づいて再演算して表示することができるようになってい
る。
以上の構成において、透析を行う際には、制御装置13の
目標濾過量設定手段14に目標とする限外濾過量を設定す
るとともに、濾過速度設定手段15に限外濾過速度を設定
し、その後に制御装置13に透析開始指令を与える。する
と該制御装置13は、血液ポンプ７および透析液ポンプ11
の運転を開始すると同時に、限外濾過ポンプ12を上記濾
過速度設定手段15に設定された限外濾過速度に基づいた
回転速度で運転させるようになる。
目標濾過量設定手段14に目標とする限外濾過量を設定す
るとともに、濾過速度設定手段15に限外濾過速度を設定
し、その後に制御装置13に透析開始指令を与える。する
と該制御装置13は、血液ポンプ７および透析液ポンプ11
の運転を開始すると同時に、限外濾過ポンプ12を上記濾
過速度設定手段15に設定された限外濾過速度に基づいた
回転速度で運転させるようになる。
そしてこのようにして透析が開始されると、上記制御装
置13は上記限外濾過速度と経過時間とからその時点まで
に終了した限外濾過量を常時算出して記憶し、残時間演
算手段17はその終了した限外濾過量と、上記目標濾過量
設定手段14に設定された設定値と、上記濾過速度設定手
段15に設定された設定値とから、上記目標とする限外濾
過量の限外濾過が終了するまでの残時間を表示する。さ
らにまた、上記経過時間表示手段16は限外濾過の開始か
らの経過時間を表示する。
置13は上記限外濾過速度と経過時間とからその時点まで
に終了した限外濾過量を常時算出して記憶し、残時間演
算手段17はその終了した限外濾過量と、上記目標濾過量
設定手段14に設定された設定値と、上記濾過速度設定手
段15に設定された設定値とから、上記目標とする限外濾
過量の限外濾過が終了するまでの残時間を表示する。さ
らにまた、上記経過時間表示手段16は限外濾過の開始か
らの経過時間を表示する。
次に、上記透析中に、例えば表示されている残時間より
も早い時間で透析を終了したい場合には、上記目標濾過
量設定手段14による設定値と、濾過速度設定手段15によ
る設定値との少なくとも一方を適宜に、より具体的に
は、目標とする限外濾過量を減少させ、又は限外濾過速
度を増大させればよい。
も早い時間で透析を終了したい場合には、上記目標濾過
量設定手段14による設定値と、濾過速度設定手段15によ
る設定値との少なくとも一方を適宜に、より具体的に
は、目標とする限外濾過量を減少させ、又は限外濾過速
度を増大させればよい。
すると、上記残時間演算手段17は直ちに、新たに目標濾
過量設定手段14と濾過速度設定手段15に設定された設定
値、並びにその時点までに終了した限外濾過量とに基づ
いて、目標とする限外濾過量の限外濾過が終了するまで
の残時間を再演算して表示し、かつ上記制御装置13は、
濾過速度設定手段15に設定された限外濾過速度が変更さ
れた際には、新たな設定値に基づいて限外濾過ポンプ12
の運転速度を制御するようになる。
過量設定手段14と濾過速度設定手段15に設定された設定
値、並びにその時点までに終了した限外濾過量とに基づ
いて、目標とする限外濾過量の限外濾過が終了するまで
の残時間を再演算して表示し、かつ上記制御装置13は、
濾過速度設定手段15に設定された限外濾過速度が変更さ
れた際には、新たな設定値に基づいて限外濾過ポンプ12
の運転速度を制御するようになる。
そして目標とする限外濾過量の限外濾過が完了すれば、
上記制御装置13は、上記各ポンプ７、11、12の運転を停
止させるようになる。
上記制御装置13は、上記各ポンプ７、11、12の運転を停
止させるようになる。
「考案の効果」 以上のように、本考案によれば、残時間演算手段に表示
される残時間を見ながら、その残時間が所望の時間とな
るように目標濾過量設定手段による設定値や濾過速度設
定手段による設定値を変更することができるので、その
変更作業を従来に比較して遥かに容易かつ速やかに行う
ことができるという効果が得られる。
される残時間を見ながら、その残時間が所望の時間とな
るように目標濾過量設定手段による設定値や濾過速度設
定手段による設定値を変更することができるので、その
変更作業を従来に比較して遥かに容易かつ速やかに行う
ことができるという効果が得られる。
第１図は本考案の一実施例を示す回路図、第２図は制御
装置13の表示部分を示す正面図である。 １……透析器、５……血液回路 ６……透析液回路、７……血液ポンプ 11……透析液ポンプ、12……限外濾過ポンプ 13……制御装置、14……目標濾過量設定手段 15……濾過速度設定手段、16……経過時間表示手段 17……残時間演算手段
装置13の表示部分を示す正面図である。 １……透析器、５……血液回路 ６……透析液回路、７……血液ポンプ 11……透析液ポンプ、12……限外濾過ポンプ 13……制御装置、14……目標濾過量設定手段 15……濾過速度設定手段、16……経過時間表示手段 17……残時間演算手段
Claims (1)
- 【請求項１】目標とする限外濾過量を設定する目標濾過
量設定手段と、限外濾過速度を設定する濾過速度設定手
段と、上記濾過速度設定手段に設定された限外濾過速度
に基づいて限外濾過を行わせる制御装置とを備え、かつ
限外濾過中に、上記目標濾過量設定手段による設定値
と、濾過速度設定手段による設定値との少なくともいず
れか一方の設定値が変更可能となっている透析装置にお
いて、 上記目標濾過量設定手段に設定された設定値と、上記濾
過速度設定手段に設定された設定値と、さらにその時点
までに終了した限外濾過量とから、上記目標とする限外
濾過量の限外濾過を行うのに要する残時間を演算して該
残時間を表示する残時間演算手段を設け、かつこの残時
間演算手段は、上記目標濾過量設定手段又は濾過速度設
定手段に設定された数値が変更された際に、上記残時間
をその変更された数値に基づいて再演算して表示するこ
とを特徴とする透析装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1988125552U JPH0611001Y2 (ja) | 1988-09-26 | 1988-09-26 | 透析装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1988125552U JPH0611001Y2 (ja) | 1988-09-26 | 1988-09-26 | 透析装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0245750U JPH0245750U (ja) | 1990-03-29 |
| JPH0611001Y2 true JPH0611001Y2 (ja) | 1994-03-23 |
Family
ID=31376263
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1988125552U Expired - Lifetime JPH0611001Y2 (ja) | 1988-09-26 | 1988-09-26 | 透析装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0611001Y2 (ja) |
-
1988
- 1988-09-26 JP JP1988125552U patent/JPH0611001Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0245750U (ja) | 1990-03-29 |
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