JPH0751361A - 血液透析装置およびこれを用いた透析方法 - Google Patents
血液透析装置およびこれを用いた透析方法Info
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- JPH0751361A JPH0751361A JP6049531A JP4953194A JPH0751361A JP H0751361 A JPH0751361 A JP H0751361A JP 6049531 A JP6049531 A JP 6049531A JP 4953194 A JP4953194 A JP 4953194A JP H0751361 A JPH0751361 A JP H0751361A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 必要とされる装置構成において非常に単純で
あるが、従来の透析装置と少なくとも同程度の透析能を
有する透析装置を提供する。 【構成】 ダイアライザと１つのバランスチャンバを有
する透析装置において、バランスチャンバの容積を、ダ
イアライザ内の透析液室の容積の２／３以下とする。こ
れにより、透析液の再配給サイクルにおいて、透析液室
内に存在する透析液の最大で２／３の量が、新鮮透析液
で置換される。さらに好ましくは、この再配給サイクル
にかける時間を、バランスチャンバ充填サイクルにかけ
る時間とほぼ等しいものとする。
あるが、従来の透析装置と少なくとも同程度の透析能を
有する透析装置を提供する。 【構成】 ダイアライザと１つのバランスチャンバを有
する透析装置において、バランスチャンバの容積を、ダ
イアライザ内の透析液室の容積の２／３以下とする。こ
れにより、透析液の再配給サイクルにおいて、透析液室
内に存在する透析液の最大で２／３の量が、新鮮透析液
で置換される。さらに好ましくは、この再配給サイクル
にかける時間を、バランスチャンバ充填サイクルにかけ
る時間とほぼ等しいものとする。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、血液透析装置およびこ
れを用いた透析方法に関するものである。詳しくは、半
透過膜によって透析液室と血液室に区画されたダイアラ
イザ（透析器）と、透析液源と、変位可能な隔壁によっ
て２つの釣合分室に区画されたバランスチャンバと、さ
らに前記透析液源を前記釣合分室の１つと相互に接続
し、また前記ダイアライザの透析液室へと接続し、次い
で前記釣合分室の他方に接続するための必要な導管群と
を有する透析装置に関するものである。
れを用いた透析方法に関するものである。詳しくは、半
透過膜によって透析液室と血液室に区画されたダイアラ
イザ（透析器）と、透析液源と、変位可能な隔壁によっ
て２つの釣合分室に区画されたバランスチャンバと、さ
らに前記透析液源を前記釣合分室の１つと相互に接続
し、また前記ダイアライザの透析液室へと接続し、次い
で前記釣合分室の他方に接続するための必要な導管群と
を有する透析装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】上述したような型式の血液透析装置は一
般に、血液室を通る血液流路を形成するために、ダイア
ライザの血液室への入口側導管および出口側導管を有し
ている。一方、透析液流路は、透析液源で始まり、透析
液出口ないしドレンで終るものとして形成されている。
そして複数の別々の透析液導管が、透析液源、バランス
チャンバの新鮮透析液側のないし第１の分室、ダイアラ
イザの透析液室、バランスチャンバの使用済透析液側の
ないしは第２の分室、および最終的に使用済透析液出口
を、連続して接続している。さらにまた、限外瀘過ユニ
ットが、ダイアライザの透析液室とバランスチャンバの
使用済透析液側のないしは第２の分室との間の透析液導
管へと接続されている。
般に、血液室を通る血液流路を形成するために、ダイア
ライザの血液室への入口側導管および出口側導管を有し
ている。一方、透析液流路は、透析液源で始まり、透析
液出口ないしドレンで終るものとして形成されている。
そして複数の別々の透析液導管が、透析液源、バランス
チャンバの新鮮透析液側のないし第１の分室、ダイアラ
イザの透析液室、バランスチャンバの使用済透析液側の
ないしは第２の分室、および最終的に使用済透析液出口
を、連続して接続している。さらにまた、限外瀘過ユニ
ットが、ダイアライザの透析液室とバランスチャンバの
使用済透析液側のないしは第２の分室との間の透析液導
管へと接続されている。
【０００３】バルブあるいはその他の閉塞手段の第１群
は、透析液源とバランスチャンバの新鮮透析液側との間
に配置された第１バルブと、バランスチャンバの使用済
透析液側と使用済透析液出口との間に配置された第４バ
ルブとを含むものである。バルブあるいはその他の閉塞
手段の第２群は、バランスチャンバの新鮮透析液側とダ
イアライザの透析液室との間に配置された第２バルブ
と、該透析液室とバランスチャンバの使用済透析液側と
の間に配置された第３バルブとを含むものである。透析
液供給ポンプは、透析液源とバランスチャンバの新鮮透
析液側との間の導管に配置されている。第２透析液ポン
プは透析液の透析液室とバランスチャンバの使用済透析
液側との間の導管に配置されている。
は、透析液源とバランスチャンバの新鮮透析液側との間
に配置された第１バルブと、バランスチャンバの使用済
透析液側と使用済透析液出口との間に配置された第４バ
ルブとを含むものである。バルブあるいはその他の閉塞
手段の第２群は、バランスチャンバの新鮮透析液側とダ
イアライザの透析液室との間に配置された第２バルブ
と、該透析液室とバランスチャンバの使用済透析液側と
の間に配置された第３バルブとを含むものである。透析
液供給ポンプは、透析液源とバランスチャンバの新鮮透
析液側との間の導管に配置されている。第２透析液ポン
プは透析液の透析液室とバランスチャンバの使用済透析
液側との間の導管に配置されている。
【０００４】制御・規制ユニットは、第１の操作サイク
ルにおいて、透析液供給ポンプを作動させ、第１バルブ
および第４バルブを含む第１のバルブ群を作動させるな
いしは開放させ、第２バルブおよび第３バルブを含む第
２のバルブ群を停止させるないし閉鎖させるように、ポ
ンプ群およびバルブ群を制御する。第２の操作サイクル
においては、第２透析液ポンプを作動させ、第２バルブ
および第３バルブを含む第２のバルブ群を作動させるな
いし開放させ、一方、第１バルブおよび第４バルブを含
む第１のバルブ群を停止させるないし閉鎖させる。
ルにおいて、透析液供給ポンプを作動させ、第１バルブ
および第４バルブを含む第１のバルブ群を作動させるな
いしは開放させ、第２バルブおよび第３バルブを含む第
２のバルブ群を停止させるないし閉鎖させるように、ポ
ンプ群およびバルブ群を制御する。第２の操作サイクル
においては、第２透析液ポンプを作動させ、第２バルブ
および第３バルブを含む第２のバルブ群を作動させるな
いし開放させ、一方、第１バルブおよび第４バルブを含
む第１のバルブ群を停止させるないし閉鎖させる。
【０００５】容積的限外瀘過制御を用いる血液透析装置
は、代表的には、１つの閉鎖された透析液系をもって操
作されており、予め定められた量の透析液がこの閉鎖さ
れた透析液系から除去ないし取り去られる。このように
閉鎖系であるため、透析液のこの取り去られた量は、相
当する容積の流体によって補われるないし置換され、こ
れによって体外血流回路から、これゆえ患者から透析膜
を通して拡散を行なわせる。
は、代表的には、１つの閉鎖された透析液系をもって操
作されており、予め定められた量の透析液がこの閉鎖さ
れた透析液系から除去ないし取り去られる。このように
閉鎖系であるため、透析液のこの取り去られた量は、相
当する容積の流体によって補われるないし置換され、こ
れによって体外血流回路から、これゆえ患者から透析膜
を通して拡散を行なわせる。
【０００６】一方では透析液源からの、他方ではダイア
ライザへの、実質的に安定かつ一定な透析液の流れを達
成するために、前記流体系の閉鎖配置にもかかわらず、
多くの透析装置は、２つのバランスチャンバを持つ釣合
手段（バランシングデバイス[balancing device]）を備
えている。そして、２つのバランスチャンバのそれぞれ
は、変位可能な膜によってさらに２つの分室へと分割さ
れている。従って、全部で４つのバランスチャンバ部な
いし釣合分室が与えられる。これらの４つの釣合分室の
それぞれは、１つの流入導管および１つの流出導管へと
接続されているので、結果的に全部で８つの導管が、２
つのバランスチャンバの４つの釣合分室へと接続されて
いる。バルブのような閉塞手段は、それぞれの導管に配
置されるために、結果として全部で８つの別々の閉塞バ
ルブが存在する。
ライザへの、実質的に安定かつ一定な透析液の流れを達
成するために、前記流体系の閉鎖配置にもかかわらず、
多くの透析装置は、２つのバランスチャンバを持つ釣合
手段（バランシングデバイス[balancing device]）を備
えている。そして、２つのバランスチャンバのそれぞれ
は、変位可能な膜によってさらに２つの分室へと分割さ
れている。従って、全部で４つのバランスチャンバ部な
いし釣合分室が与えられる。これらの４つの釣合分室の
それぞれは、１つの流入導管および１つの流出導管へと
接続されているので、結果的に全部で８つの導管が、２
つのバランスチャンバの４つの釣合分室へと接続されて
いる。バルブのような閉塞手段は、それぞれの導管に配
置されるために、結果として全部で８つの別々の閉塞バ
ルブが存在する。
【０００７】前記バランスチャンバ群は、一方のバラン
スチャンバが、各分室をそれぞれ充満するおよび空とす
る操作サイクルにかけられているときに、他方のバラン
スチャンバが透析操作サイクルにかけられることができ
るように、相互に導管によって接続されており、そして
閉塞バルブ群を適当に制御する。すなわち、１つのバラ
ンスチャンバにおいて、第１の分室が新鮮透析液で満さ
れ、これによって変位可能な膜は、この第１の分室をよ
り大きなものとするために、一方第２の分室をより小さ
いものとするように変位され、これによって使用済流体
が第２の分室から排出され空とされる。一方のバランス
チャンバがこの満・空化操作サイクルにかけられている
とき、他方のバランスチャンバは透析操作サイクルにか
けられており、これによって新鮮透析液がこのバランス
チャンバの新鮮透析液側からダイアライザ中へとポンプ
圧送され、そしてこのバランスチャンバの使用済透析液
側へと返戻される。この第２のバランスチャンバの新鮮
透析液が、ダイアライザの透析液室へと完全に供給され
ると直ちに、２つのバランスチャンバの回路的互換であ
る、制御された切替えが実行される。結果として、新鮮
透析液側が充満されたバランスチャンバが今度は透析操
作サイクルにかけられ、一方、新鮮透析液側が空とされ
たバランスチャンバが再度、透析液を満たすためのサイ
クルにかけられることになる。
スチャンバが、各分室をそれぞれ充満するおよび空とす
る操作サイクルにかけられているときに、他方のバラン
スチャンバが透析操作サイクルにかけられることができ
るように、相互に導管によって接続されており、そして
閉塞バルブ群を適当に制御する。すなわち、１つのバラ
ンスチャンバにおいて、第１の分室が新鮮透析液で満さ
れ、これによって変位可能な膜は、この第１の分室をよ
り大きなものとするために、一方第２の分室をより小さ
いものとするように変位され、これによって使用済流体
が第２の分室から排出され空とされる。一方のバランス
チャンバがこの満・空化操作サイクルにかけられている
とき、他方のバランスチャンバは透析操作サイクルにか
けられており、これによって新鮮透析液がこのバランス
チャンバの新鮮透析液側からダイアライザ中へとポンプ
圧送され、そしてこのバランスチャンバの使用済透析液
側へと返戻される。この第２のバランスチャンバの新鮮
透析液が、ダイアライザの透析液室へと完全に供給され
ると直ちに、２つのバランスチャンバの回路的互換であ
る、制御された切替えが実行される。結果として、新鮮
透析液側が充満されたバランスチャンバが今度は透析操
作サイクルにかけられ、一方、新鮮透析液側が空とされ
たバランスチャンバが再度、透析液を満たすためのサイ
クルにかけられることになる。
【０００８】この方法において、各瞬間では、バランス
チャンバ群の一方は、新鮮透析液を充填されている状態
であり、同時に、他方のバランスチャンバに満たされて
いた新鮮透析液は透析液へと配給されている状態にあ
る。このような配置によって、ダイアライザを通る透析
液のほぼ連続的で均一な流れを達成することが可能であ
る。この流れは、バランスチャンバ群の一方から他方へ
と切替える間のほんの一瞬だけ中断されるのみである。
このような２つのバランスチャンバを有するシステムは
例えばドイツ国特許公告第２，８３８，４１４号および
これと相当する米国特許第４，７７０，７６９号に記載
されている。
チャンバ群の一方は、新鮮透析液を充填されている状態
であり、同時に、他方のバランスチャンバに満たされて
いた新鮮透析液は透析液へと配給されている状態にあ
る。このような配置によって、ダイアライザを通る透析
液のほぼ連続的で均一な流れを達成することが可能であ
る。この流れは、バランスチャンバ群の一方から他方へ
と切替える間のほんの一瞬だけ中断されるのみである。
このような２つのバランスチャンバを有するシステムは
例えばドイツ国特許公告第２，８３８，４１４号および
これと相当する米国特許第４，７７０，７６９号に記載
されている。
【０００９】２つのバランスチャンバを有するこの連続
的操作透析システムないしは釣合システムに対して、単
一で大容積のバランスチャンバないし流体貯溜槽を有す
るシステムも存在している。このようなシステムは、例
えばドイツ国特許公告第２，５４４，２５８号に開示さ
れており、またホスパル アクチェンゲゼルシャフト[H
ospal AG] の透析装置に代表化されるものである。この
ような単一の大容積バランスチャンバを有する透析装置
において、このバランスチャンバは、代表的には、第１
の操作サイクルにおいて可能な限り迅速に充填される。
次いで、実質的に非常に長い時間にわたり実行される第
２の操作サイクルにおいて、透析液がこの充填されたバ
ランスチャンバからダイアライザの透析液室へと配給さ
れる。この方法においては、透析液がダイアライザを通
って流れない時間間隔が比較的短く保たれることが達成
される。
的操作透析システムないしは釣合システムに対して、単
一で大容積のバランスチャンバないし流体貯溜槽を有す
るシステムも存在している。このようなシステムは、例
えばドイツ国特許公告第２，５４４，２５８号に開示さ
れており、またホスパル アクチェンゲゼルシャフト[H
ospal AG] の透析装置に代表化されるものである。この
ような単一の大容積バランスチャンバを有する透析装置
において、このバランスチャンバは、代表的には、第１
の操作サイクルにおいて可能な限り迅速に充填される。
次いで、実質的に非常に長い時間にわたり実行される第
２の操作サイクルにおいて、透析液がこの充填されたバ
ランスチャンバからダイアライザの透析液室へと配給さ
れる。この方法においては、透析液がダイアライザを通
って流れない時間間隔が比較的短く保たれることが達成
される。
【００１０】上記したシステムの双方とも、装置構成お
よび操作の面、さらに制御配置の面のいずれからして
も、コスト的に非常に高くつきかつ複雑なものであっ
た。すなわち、一方で、２つのバランスチャンバ（以
下、ダブルバランスチャンバと称する。）を用いた方法
および装置は、１つのバランスチャンバ（以下、シング
ルバランスチャンバと称する。）を用いた方法および装
置と比較して、１つの余分なバランスチャンバおよび１
組の余分な関連するバルブ群および導管群を有するもの
である。他方で、シングルバランスチャンバを用いた方
法および装置は、充填能において高い性能を求めるもの
であり、このことは流体ポンプの非常に早期における損
耗および故障の可能性を導くものである。
よび操作の面、さらに制御配置の面のいずれからして
も、コスト的に非常に高くつきかつ複雑なものであっ
た。すなわち、一方で、２つのバランスチャンバ（以
下、ダブルバランスチャンバと称する。）を用いた方法
および装置は、１つのバランスチャンバ（以下、シング
ルバランスチャンバと称する。）を用いた方法および装
置と比較して、１つの余分なバランスチャンバおよび１
組の余分な関連するバルブ群および導管群を有するもの
である。他方で、シングルバランスチャンバを用いた方
法および装置は、充填能において高い性能を求めるもの
であり、このことは流体ポンプの非常に早期における損
耗および故障の可能性を導くものである。
【００１１】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明は、必
要とされる装置構成において非常に単純であるが、上述
した従来の透析装置と少なくとも同程度の透析能を有す
る透析装置を提供すること、比較的小さな容積のシング
ルバランスチャンバを１つだけ備えた透析装置を提供す
ること 断続的ないしは不連続な手法において透析液がダイアラ
イザの透析液室へと配給されるのみであっても、良好な
透析効果を達成する透析装置を提供すること ダイアライザの透析液室の容積の２／３以下の容積を有
するバランスチャンバを１つだけ備えたシングルバラン
スチャンバ透析装置を提供すること このような透析装置における透析液ポンプが、各再配給
サイクルの間にダイアライザの透析液室の容積の２／３
以下の容積の新鮮透析液を供給するように制御する方法
および装置を提供すること、そして、透析サイクルにお
いて透析液が、バランスチャンバの再充填サイクルの期
間とほぼ同様な時間の間、ダイアライザへと配給され
る、シングルバランスチャンバ透析装置のための方法お
よび装置を提供することの１つをあるいはその複数を達
成することをその目的とするものである。
要とされる装置構成において非常に単純であるが、上述
した従来の透析装置と少なくとも同程度の透析能を有す
る透析装置を提供すること、比較的小さな容積のシング
ルバランスチャンバを１つだけ備えた透析装置を提供す
ること 断続的ないしは不連続な手法において透析液がダイアラ
イザの透析液室へと配給されるのみであっても、良好な
透析効果を達成する透析装置を提供すること ダイアライザの透析液室の容積の２／３以下の容積を有
するバランスチャンバを１つだけ備えたシングルバラン
スチャンバ透析装置を提供すること このような透析装置における透析液ポンプが、各再配給
サイクルの間にダイアライザの透析液室の容積の２／３
以下の容積の新鮮透析液を供給するように制御する方法
および装置を提供すること、そして、透析サイクルにお
いて透析液が、バランスチャンバの再充填サイクルの期
間とほぼ同様な時間の間、ダイアライザへと配給され
る、シングルバランスチャンバ透析装置のための方法お
よび装置を提供することの１つをあるいはその複数を達
成することをその目的とするものである。
【００１２】
【課題を解決するための手段および作用】上記諸目的
は、ダイアライザの透析液室中の流体の２／３以下の容
積が、再配給サイクルの間に運転される透析液ポンプに
よって新鮮透析液と置換されることを特徴とする本発明
の透析装置および方法により達成される。
は、ダイアライザの透析液室中の流体の２／３以下の容
積が、再配給サイクルの間に運転される透析液ポンプに
よって新鮮透析液と置換されることを特徴とする本発明
の透析装置および方法により達成される。
【００１３】驚くべきことに、バランスチャンバの容積
がダイアライザの透析液室の容積の２／３以下である限
り、ダイアライザを通る透析液の流れがダブルバランス
チャンバにおけるように均一かつ連続的であるか否か、
あるいはシングルチャンバ法におけるようにこの流れが
不連続であるか否かは、ダイアライザの交換能に関して
関係のないものであることが、本発明により見出され
た。
がダイアライザの透析液室の容積の２／３以下である限
り、ダイアライザを通る透析液の流れがダブルバランス
チャンバにおけるように均一かつ連続的であるか否か、
あるいはシングルチャンバ法におけるようにこの流れが
不連続であるか否かは、ダイアライザの交換能に関して
関係のないものであることが、本発明により見出され
た。
【００１４】予期できなかった発見についての上記の主
張は、代表的な実施態様の場合におけるように、バラン
スチャンバの全容積を満たしていた新鮮透析液のすべて
が、配給サイクルの間に返戻ライン循環ポンプによっ
て、ダイアライザの透析液室中へと圧送されることを仮
定してのものである。しかしながら、各配給サイクルに
おいてバランスチャンバ中に含まれていた新鮮透析液の
全量をダイアライザ中へとポンプ圧送することは必ずし
も必要でないことが理解されるべきである。従って、本
発明はまた、各配給サイクルの間に、ダイアライザの透
析液室の容量の２／３以下に相当する制御された容積の
透析液を、バランスチャンバから単に返戻ライン循環ポ
ンプが圧送する態様も包含するものである。これゆえ、
このような態様においては、バランスチャンバの実際の
容積は、透析液室の容積と独立したもの（例えば、透析
液室の容積より大きいものであり得る。）であり、当該
透析液ポンプの容積ないし時間を基準とした適当な制御
（そのポンプ圧送速度を考慮しての）にのみ依存するも
のである。この点は、例えば、透析装置が異なる透析液
室容積を有する種々のダイアライザを使用すべき場合な
どにおいて、特に重要である。
張は、代表的な実施態様の場合におけるように、バラン
スチャンバの全容積を満たしていた新鮮透析液のすべて
が、配給サイクルの間に返戻ライン循環ポンプによっ
て、ダイアライザの透析液室中へと圧送されることを仮
定してのものである。しかしながら、各配給サイクルに
おいてバランスチャンバ中に含まれていた新鮮透析液の
全量をダイアライザ中へとポンプ圧送することは必ずし
も必要でないことが理解されるべきである。従って、本
発明はまた、各配給サイクルの間に、ダイアライザの透
析液室の容量の２／３以下に相当する制御された容積の
透析液を、バランスチャンバから単に返戻ライン循環ポ
ンプが圧送する態様も包含するものである。これゆえ、
このような態様においては、バランスチャンバの実際の
容積は、透析液室の容積と独立したもの（例えば、透析
液室の容積より大きいものであり得る。）であり、当該
透析液ポンプの容積ないし時間を基準とした適当な制御
（そのポンプ圧送速度を考慮しての）にのみ依存するも
のである。この点は、例えば、透析装置が異なる透析液
室容積を有する種々のダイアライザを使用すべき場合な
どにおいて、特に重要である。
【００１５】これゆえ、本発明の概括的な確定的要件
は、１回の透析液配給サイクルの間に供給される流体容
積が、ダイアライザの透析液室の全容積よりも小さいと
いうことである。本発明の好ましい一実施態様によれ
ば、配給サイクルに関すると同様に、充填サイクルに関
して、透析液の平均流速が概略一定ないし均一である場
合、すなわち、概略等しい工程時間が適用される場合
は、さらに有利である。
は、１回の透析液配給サイクルの間に供給される流体容
積が、ダイアライザの透析液室の全容積よりも小さいと
いうことである。本発明の好ましい一実施態様によれ
ば、配給サイクルに関すると同様に、充填サイクルに関
して、透析液の平均流速が概略一定ないし均一である場
合、すなわち、概略等しい工程時間が適用される場合
は、さらに有利である。
【００１６】ダイアライザを通る透析液の流れと、ダイ
アライザの膜を介しての尿素成分物質の拡散とは、相互
に独立したものであることに留意すべきである。透析液
の流れ方向は、透析液ポンプ、すなわち、返戻ライン循
環ポンプによってもたらされる漸次減少する圧力勾配に
従い、そして膜表面と本質的に平行な方向にある。一
方、拡散は、血液と透析液との間の濃度勾配に沿う、す
なわち、実質的に膜表面に垂直な方向である。
アライザの膜を介しての尿素成分物質の拡散とは、相互
に独立したものであることに留意すべきである。透析液
の流れ方向は、透析液ポンプ、すなわち、返戻ライン循
環ポンプによってもたらされる漸次減少する圧力勾配に
従い、そして膜表面と本質的に平行な方向にある。一
方、拡散は、血液と透析液との間の濃度勾配に沿う、す
なわち、実質的に膜表面に垂直な方向である。
【００１７】結果として、上記した２つの方向成分は、
尿素成分分子の移動という点に重ねられるものである。
分子を最終的に膜近隣領域から除去し、そしてダイアラ
イザの出口から排出するためは、分子は膜からある距離
離れた位置に到達し、その後出口へと移送されることが
単純に必要とされるのみである。このような関係におい
て、分子が到達する膜表面から離れた距離がどの程度の
ものであるかは何ら問題ではない。さらにまた、透析液
領域における流れの挙動は、分子が膜を介して拡散する
あるいは血液領域に未だ位置する限りにおいては、全く
関係のないことである。
尿素成分分子の移動という点に重ねられるものである。
分子を最終的に膜近隣領域から除去し、そしてダイアラ
イザの出口から排出するためは、分子は膜からある距離
離れた位置に到達し、その後出口へと移送されることが
単純に必要とされるのみである。このような関係におい
て、分子が到達する膜表面から離れた距離がどの程度の
ものであるかは何ら問題ではない。さらにまた、透析液
領域における流れの挙動は、分子が膜を介して拡散する
あるいは血液領域に未だ位置する限りにおいては、全く
関係のないことである。
【００１８】本発明によれば、このため、先に言及した
容積割合を維持することによって、透析液室内で流れる
流体分が、当該透析液室への透析液の配給によって、透
析液室外へ噴出させられることはないという利点を有す
るものである。さらにまた、効果の喪失は、交換流体の
容積が言及した容積割合を越えた時のみに顕著に表われ
るものである。
容積割合を維持することによって、透析液室内で流れる
流体分が、当該透析液室への透析液の配給によって、透
析液室外へ噴出させられることはないという利点を有す
るものである。さらにまた、効果の喪失は、交換流体の
容積が言及した容積割合を越えた時のみに顕著に表われ
るものである。
【００１９】代表的な中空糸ダイアライザの透析側全容
積、すなわち、透析液室の容積は、例えばフレゼニウス
アクチエンゲゼルシャフト[Fresenius AG]のＦ４０ダ
イアライザーにおけるように、約１５０ｍｌであるゆ
え、このようなダイアライザを用いるための配給容積
は、最大で約１００ｍｌとすべきであり、好ましくは７
５ｍｌ未満、最も好ましくは約３０ｍｌである。
積、すなわち、透析液室の容積は、例えばフレゼニウス
アクチエンゲゼルシャフト[Fresenius AG]のＦ４０ダ
イアライザーにおけるように、約１５０ｍｌであるゆ
え、このようなダイアライザを用いるための配給容積
は、最大で約１００ｍｌとすべきであり、好ましくは７
５ｍｌ未満、最も好ましくは約３０ｍｌである。
【００２０】
【実施例】本発明をより明確にするために、図面を参照
にしつつ、以下実施例に基づきより詳細に説明する。図
１は、本発明によるシングルバランスチャンバを有する
透析装置の一例の構成を模式的に示すものである。
にしつつ、以下実施例に基づきより詳細に説明する。図
１は、本発明によるシングルバランスチャンバを有する
透析装置の一例の構成を模式的に示すものである。
【００２１】図１は、一般的に、１つのダイアライザ１
２、１つのバランスチャンバ３０、１つの透析液源４
２、並びに以下に述べるポンプ群、バルブ群および導管
群を備える透析装置１０を示すものである。ダイアライ
ザ１２内は半透過膜１４によって、血液室１６および透
析液室１８に区画されている。血液用導管２０Ａおよび
２０Ｂは、血液室１６へと接続され、これらを通る血液
流路２０を形成している。血液室１６中へと血液を圧送
するために、血液ポンプ２２が血液用導管２０Ａにおい
て配置されている。血液導管２０Ａおよび２０Ｂの各末
端２１Ａおよび２１Ｂは、例えば、患者の体外循環系へ
と接続される。この血液流路２０は単に概略的に示した
ものであり、またこれは従来公知の構成を取りうるもの
である。
２、１つのバランスチャンバ３０、１つの透析液源４
２、並びに以下に述べるポンプ群、バルブ群および導管
群を備える透析装置１０を示すものである。ダイアライ
ザ１２内は半透過膜１４によって、血液室１６および透
析液室１８に区画されている。血液用導管２０Ａおよび
２０Ｂは、血液室１６へと接続され、これらを通る血液
流路２０を形成している。血液室１６中へと血液を圧送
するために、血液ポンプ２２が血液用導管２０Ａにおい
て配置されている。血液導管２０Ａおよび２０Ｂの各末
端２１Ａおよび２１Ｂは、例えば、患者の体外循環系へ
と接続される。この血液流路２０は単に概略的に示した
ものであり、またこれは従来公知の構成を取りうるもの
である。
【００２２】透析液供給用導管２６および透析液除去用
導管２８は、透析液室１８へと接続され、そしてこれに
より透析液流路ないし回路２４を形成している。さらに
また、バランスチャンバ３０の内部は、変位可能な隔壁
３２、例えば可撓性のある膜材により、新鮮透析液を受
けるための第１分室３４と、使用済透析液を受けるため
の第２分室３６とに区画されている。
導管２８は、透析液室１８へと接続され、そしてこれに
より透析液流路ないし回路２４を形成している。さらに
また、バランスチャンバ３０の内部は、変位可能な隔壁
３２、例えば可撓性のある膜材により、新鮮透析液を受
けるための第１分室３４と、使用済透析液を受けるため
の第２分室３６とに区画されている。
【００２３】透析液供給用導管２６は、前記バランスチ
ャンバの第１分室３４へと接続されており、またこの供
給用導管２６は、それぞれ第１分室３４へと接続されて
いる第１供給導管部３８と第２供給導管部４０とに分か
れている。第１供給導管部３８の一端は、透析液源４２
へと接続され、そして他端が前記したように第１分室３
４内へと開口している。透析液供給ポンプ４４は第１供
給導管部３８において配置されている。第２供給導管部
４０は一端で第１分室３４と接続しており、そして他端
でダイアライザ１２の透析液室１８内へと開口してい
る。図１において、透析液の流れは矢印Ｆで示されてい
る。
ャンバの第１分室３４へと接続されており、またこの供
給用導管２６は、それぞれ第１分室３４へと接続されて
いる第１供給導管部３８と第２供給導管部４０とに分か
れている。第１供給導管部３８の一端は、透析液源４２
へと接続され、そして他端が前記したように第１分室３
４内へと開口している。透析液供給ポンプ４４は第１供
給導管部３８において配置されている。第２供給導管部
４０は一端で第１分室３４と接続しており、そして他端
でダイアライザ１２の透析液室１８内へと開口してい
る。図１において、透析液の流れは矢印Ｆで示されてい
る。
【００２４】透析液除去用導管２８は、バランスチャン
バの第２分室３６を介して延長されており、第２分室３
６にそれぞれ接続された第１除去導管部４６と第２除去
導管部４８とに分かれている。このような関係におい
て、第１除去導管部４６は、一端がダイアライザの透析
液室１８に始まり、そして他端が第２分室３６内へと開
口している。また第２除去導管部４８は、一端が第２分
室３６に始まり、そして他端が使用済流体出口ないしド
レン５０へと開口している。さらにまた、透析液ポンプ
５２が第１除去導管部４６において配置されている。加
えて、代表的な形態においては、第１除去導管部４６の
分岐路において限外瀘過ユニット５４が配置されてい
る。
バの第２分室３６を介して延長されており、第２分室３
６にそれぞれ接続された第１除去導管部４６と第２除去
導管部４８とに分かれている。このような関係におい
て、第１除去導管部４６は、一端がダイアライザの透析
液室１８に始まり、そして他端が第２分室３６内へと開
口している。また第２除去導管部４８は、一端が第２分
室３６に始まり、そして他端が使用済流体出口ないしド
レン５０へと開口している。さらにまた、透析液ポンプ
５２が第１除去導管部４６において配置されている。加
えて、代表的な形態においては、第１除去導管部４６の
分岐路において限外瀘過ユニット５４が配置されてい
る。
【００２５】前記したバルブ群の配置は以下の通りであ
る。バランスチャンバ３０の第１および第２分室３４お
よび３６にそれぞれ近接して、第１バルブ５６が第１供
給導管部３８において、第２バルブ５８が第２供給導管
部４０において、第３バルブ６０が第１除去導管部４６
において、そして第４バルブ６２が第２除去導管部４８
において、それぞれ設けてある。第１バルブ５６と第４
バルブ６２とを合せると、バルブ群の第１のグループな
いし対を形成していると考えることができる。第２バル
ブ５８と第３バルブ６０とを合せると、バルブ群の第２
のグループないし対を形成していると考えることができ
る。これら全てのバルブ５６、５８、６０および６２
は、それぞれ制御ライン６６、６８、７０および７２を
介して１つの制御・規制ユニット６４へと接続されてい
る。さらにまた、ポンプ４４および５２がそれぞれ制御
ライン７４および７６を介して前記制御・規制ユニット
６４へと接続されている。
る。バランスチャンバ３０の第１および第２分室３４お
よび３６にそれぞれ近接して、第１バルブ５６が第１供
給導管部３８において、第２バルブ５８が第２供給導管
部４０において、第３バルブ６０が第１除去導管部４６
において、そして第４バルブ６２が第２除去導管部４８
において、それぞれ設けてある。第１バルブ５６と第４
バルブ６２とを合せると、バルブ群の第１のグループな
いし対を形成していると考えることができる。第２バル
ブ５８と第３バルブ６０とを合せると、バルブ群の第２
のグループないし対を形成していると考えることができ
る。これら全てのバルブ５６、５８、６０および６２
は、それぞれ制御ライン６６、６８、７０および７２を
介して１つの制御・規制ユニット６４へと接続されてい
る。さらにまた、ポンプ４４および５２がそれぞれ制御
ライン７４および７６を介して前記制御・規制ユニット
６４へと接続されている。
【００２６】図１に示すように、前記第１グループのバ
ルブ５６および６２、並びにポンプ４４は、白抜き符号
によって示されており、一方、前記第２グループのバル
ブ５８および６０、並びにポンプ５２は、黒塗り符号に
よって示されている。この異なる表示は、以下に述べる
ような、制御・規制ユニット６４によって与えらえる制
御信号への応答における、これらの部材のそれぞれ異な
る作動状態を表わすものである。
ルブ５６および６２、並びにポンプ４４は、白抜き符号
によって示されており、一方、前記第２グループのバル
ブ５８および６０、並びにポンプ５２は、黒塗り符号に
よって示されている。この異なる表示は、以下に述べる
ような、制御・規制ユニット６４によって与えらえる制
御信号への応答における、これらの部材のそれぞれ異な
る作動状態を表わすものである。
【００２７】本発明の第１の実施態様による透析装置１
０は、透析液室１８の容積と、バランスチャンバ３０の
容積（第１分室３４と第２分室３６の容積を合せたもの
である。）とが、最大で１：２／３という割合によっ
て、相互に関連しているということを、大きな特徴とす
るものである。
０は、透析液室１８の容積と、バランスチャンバ３０の
容積（第１分室３４と第２分室３６の容積を合せたもの
である。）とが、最大で１：２／３という割合によっ
て、相互に関連しているということを、大きな特徴とす
るものである。
【００２８】また本発明の第２の実施態様においては、
透析液ポンプ５２は、１回の配給サイクルの間に、透析
液室１８の容積の最大で２／３に相当する量の透析液を
供給する。
透析液ポンプ５２は、１回の配給サイクルの間に、透析
液室１８の容積の最大で２／３に相当する量の透析液を
供給する。
【００２９】しかしながら、前記の２つの実施態様のう
ち、第１の実施態様、すなわち、バランスチャンバ３４
の全容量が、透析液室１８の容積に関連して限定されそ
して規定される実施態様の方が好ましい。
ち、第１の実施態様、すなわち、バランスチャンバ３４
の全容量が、透析液室１８の容積に関連して限定されそ
して規定される実施態様の方が好ましい。
【００３０】いずれの実施態様においても、好ましい容
積割合は、透析液室１８の容積の５０％以下であり、よ
り好ましくは３０％以下、最も好ましくは約２０％であ
る。なお、この容積割合の下限値としては、実質的に透
析液の循環が形成できる量（＞０％）であれば特には限
定されず、例えば５％、より好ましくは１０％以上であ
れば十分である。
積割合は、透析液室１８の容積の５０％以下であり、よ
り好ましくは３０％以下、最も好ましくは約２０％であ
る。なお、この容積割合の下限値としては、実質的に透
析液の循環が形成できる量（＞０％）であれば特には限
定されず、例えば５％、より好ましくは１０％以上であ
れば十分である。
【００３１】透析装置１０は、以下に述べるような本発
明の方法により操作される。第１の操作サイクルにおい
て、前記第１のグループのバルブ５６および６２、並び
に透析液供給ポンプ４４が作動される、すなわち、バル
ブ５６および６２が、これらを通って流体が流れるよう
に開放され、そしてポンプ４４が透析液を圧送するよう
にオンとされる。同時に、前記第２のグループのバルブ
５８および６０は閉塞したままとされ、またポンプ５２
も作動されない。なお、ポンプ５２が、閉じられたバル
ブ６０に対してアイドリングモードにおいて圧送を続け
るというものであれば、作動されたままという状態も許
容できるものである。
明の方法により操作される。第１の操作サイクルにおい
て、前記第１のグループのバルブ５６および６２、並び
に透析液供給ポンプ４４が作動される、すなわち、バル
ブ５６および６２が、これらを通って流体が流れるよう
に開放され、そしてポンプ４４が透析液を圧送するよう
にオンとされる。同時に、前記第２のグループのバルブ
５８および６０は閉塞したままとされ、またポンプ５２
も作動されない。なお、ポンプ５２が、閉じられたバル
ブ６０に対してアイドリングモードにおいて圧送を続け
るというものであれば、作動されたままという状態も許
容できるものである。
【００３２】この操作サイクルにおいて、透析液供給ポ
ンプ４４は透析液源４２から、バランスチャンバ３０の
第１分室３４中へと新鮮透析液を供給し、これによって
変位可能な隔壁３２は、この隔壁３２がチャンバ３０の
内壁３０Ａに圧っせられるまで、第１分室３４の容積を
拡大しかつ第２分室３６の容積を減少させるように変位
する。この操作によって、第２分室３６中に存在してい
たすべての使用済透析液は、バランスチャンバ３０から
押し出され、開放された第４バルブ６２を通って、出口
ないしドレン５０へと排出される。
ンプ４４は透析液源４２から、バランスチャンバ３０の
第１分室３４中へと新鮮透析液を供給し、これによって
変位可能な隔壁３２は、この隔壁３２がチャンバ３０の
内壁３０Ａに圧っせられるまで、第１分室３４の容積を
拡大しかつ第２分室３６の容積を減少させるように変位
する。この操作によって、第２分室３６中に存在してい
たすべての使用済透析液は、バランスチャンバ３０から
押し出され、開放された第４バルブ６２を通って、出口
ないしドレン５０へと排出される。
【００３３】第１分室３４が新鮮透析液で満たされると
直ちに、制御・規制ユニットは切替え信号を発し、これ
によって第１のグループのバルブ５６および６２が閉じ
られ、第２のグループのバルブ５８および６０が開か
れ、同時にまた透析液ポンプ５２が作動される。さらに
また透析液供給ポンプ４４が停止されるかあるいはアイ
ドリングモードにおいて運転を続けるものとされる。
直ちに、制御・規制ユニットは切替え信号を発し、これ
によって第１のグループのバルブ５６および６２が閉じ
られ、第２のグループのバルブ５８および６０が開か
れ、同時にまた透析液ポンプ５２が作動される。さらに
また透析液供給ポンプ４４が停止されるかあるいはアイ
ドリングモードにおいて運転を続けるものとされる。
【００３４】このバルブ群およびポンプ群の切替えは、
新鮮透析液がバランスチャンバの第１分室３４より搬出
されダイアライザ１２の透析液室１８中へと供給される
第２の運転サイクルを開始させる。透析液室１８におい
て、この新らたに供給された新鮮透析液は部分的に使用
済透析液と置き換わり、これによって、使用済透析液が
透析液室１８から排出され、第１除去導管部４６を通っ
て、バランスチャンバ３０の第２分室３６中へと流れ込
む。ここで、流入する使用済透析液は、バランスチャン
バ３０の第１分室３４の容積を定常的に減少させ、かつ
同時にそしてこれと相応して第２分室３６の容積を増加
させながら、変位可能な隔壁３２を変位ないし移動させ
る。この透析液供給プロセスが完了すると直ちに、すな
わち、第１分室３４が空にされた時、あるいは予め定め
られていた量の透析液が供給された時は直ちに、制御・
規制ユニット６４によって新たな制御信号が発せられ、
これによって、バルブ群およびポンプ群の状態が、上述
したような第１の操作サイクルを再度開始するように切
替えられる。
新鮮透析液がバランスチャンバの第１分室３４より搬出
されダイアライザ１２の透析液室１８中へと供給される
第２の運転サイクルを開始させる。透析液室１８におい
て、この新らたに供給された新鮮透析液は部分的に使用
済透析液と置き換わり、これによって、使用済透析液が
透析液室１８から排出され、第１除去導管部４６を通っ
て、バランスチャンバ３０の第２分室３６中へと流れ込
む。ここで、流入する使用済透析液は、バランスチャン
バ３０の第１分室３４の容積を定常的に減少させ、かつ
同時にそしてこれと相応して第２分室３６の容積を増加
させながら、変位可能な隔壁３２を変位ないし移動させ
る。この透析液供給プロセスが完了すると直ちに、すな
わち、第１分室３４が空にされた時、あるいは予め定め
られていた量の透析液が供給された時は直ちに、制御・
規制ユニット６４によって新たな制御信号が発せられ、
これによって、バルブ群およびポンプ群の状態が、上述
したような第１の操作サイクルを再度開始するように切
替えられる。
【００３５】上述したような、当該透析装置の操作の制
御、および１つの操作サイクルから他方のサイクルへの
切替は、２つのポンプ４４および５２の搬送速度に依存
する時間的制御によって実行することができる。この方
式においては、各操作サイクルの適当な時間の期間を選
択することによって、各サイクルの終了時に、バランス
チャンバ３０が、第１分室３４中の新鮮透析液であるい
は第２分室３６中の使用済透析液で満されていることを
確実なものとすることができる。
御、および１つの操作サイクルから他方のサイクルへの
切替は、２つのポンプ４４および５２の搬送速度に依存
する時間的制御によって実行することができる。この方
式においては、各操作サイクルの適当な時間の期間を選
択することによって、各サイクルの終了時に、バランス
チャンバ３０が、第１分室３４中の新鮮透析液であるい
は第２分室３６中の使用済透析液で満されていることを
確実なものとすることができる。
【００３６】上述したように、各操作サイクルにおいて
チャンバ３０の全容量をポンプで送り出すことは必ずし
も必要でないことに留意すべきである。これゆえ、チャ
ンバ３０を完全に空にした際に透析液の先に言及した容
積比率の供給を維持するには、透析液室１８が小さすぎ
る、あるいはバランスチャンバ３０の容積が大きすぎる
場合には、単純に、２つの操作サイクルの工程時間を適
当な長さとし、各サイクルにおいてチャンバ３０を完全
に空にすることなく必要な容積比率の供給を与えればよ
い。
チャンバ３０の全容量をポンプで送り出すことは必ずし
も必要でないことに留意すべきである。これゆえ、チャ
ンバ３０を完全に空にした際に透析液の先に言及した容
積比率の供給を維持するには、透析液室１８が小さすぎ
る、あるいはバランスチャンバ３０の容積が大きすぎる
場合には、単純に、２つの操作サイクルの工程時間を適
当な長さとし、各サイクルにおいてチャンバ３０を完全
に空にすることなく必要な容積比率の供給を与えればよ
い。
【００３７】また、例えば、流量センサあるいは圧力セ
ンサなどからなる、第１供給導管部３８および第１除去
導管部４６にそれぞれ設置されたセンサ８０、８２の助
けを受けて、前記したような切替信号を発信することも
可能である。これらのセンサは、各導管を通過する流速
を検知する流量センサであることが望ましい。流速にお
ける減少を検知した際に、センサは制御・規制ユニット
６４へと向う信号を発する。
ンサなどからなる、第１供給導管部３８および第１除去
導管部４６にそれぞれ設置されたセンサ８０、８２の助
けを受けて、前記したような切替信号を発信することも
可能である。これらのセンサは、各導管を通過する流速
を検知する流量センサであることが望ましい。流速にお
ける減少を検知した際に、センサは制御・規制ユニット
６４へと向う信号を発する。
【００３８】さらにまた、ポンプ４４および５２のモー
タ電流を計測ないし検知することによっても、前記切替
信号を誘導することが可能であり、これは、操作サイク
ルが終りとなり圧力が上昇した際には、モータ電流の急
激かつ顕著な上昇が検知されるためである。流体ポンプ
のモータ電流における変化において切替信号を発するこ
とは、例えば、ドイツ特許公報第２，８３８，４１４号
あるいは相応する米国特許第４，７７０，７６９号にお
いて述べられており、概略すれば、モータヘの供給回路
を有するモータ電流回路中にレジスタを配し、このレジ
スタを上述したような制御・規制ユニットないしは制御
スイッチの入力側に接続するといった構成を取ればよ
い。
タ電流を計測ないし検知することによっても、前記切替
信号を誘導することが可能であり、これは、操作サイク
ルが終りとなり圧力が上昇した際には、モータ電流の急
激かつ顕著な上昇が検知されるためである。流体ポンプ
のモータ電流における変化において切替信号を発するこ
とは、例えば、ドイツ特許公報第２，８３８，４１４号
あるいは相応する米国特許第４，７７０，７６９号にお
いて述べられており、概略すれば、モータヘの供給回路
を有するモータ電流回路中にレジスタを配し、このレジ
スタを上述したような制御・規制ユニットないしは制御
スイッチの入力側に接続するといった構成を取ればよ
い。
【００３９】本発明の好ましい実施態様によれば、２つ
のポンプ４４および５２の流体搬送速度は概略等しいも
のであり、これによって充填サイクルと透析ないし配給
サイクルとに、ほぼ等しいサイクル工程時間をもたらす
ことができる。
のポンプ４４および５２の流体搬送速度は概略等しいも
のであり、これによって充填サイクルと透析ないし配給
サイクルとに、ほぼ等しいサイクル工程時間をもたらす
ことができる。
【００４０】本発明の第二の実施態様によれば、１回の
配給サイクルの間に透析液室１８へと供給される透析液
の量は、透析液ポンプ３２によってポンプ圧送されそし
て透析液室１８へと供給される容積にのみ単に依存する
ものである。さらに本発明によれば、入力手段７８を制
御・規制ユニット６４へ接続することが可能である。入
力手段７８に適当なデータを登録しておくことによっ
て、ポンプ５２の流体搬送速度および搬送時間は、所望
のものへと規定されることができる。これによって、こ
のような方式において、透析液のある特定の容積を選択
し決定することができるようになる。さらに、ダイアラ
イザによって異なる、用いられる特定の透析液室１８の
容積を、同様に入力手段７８において登録しておくこと
ができ、これによって、本発明に従い、前記配給透析液
と透析液室との２つの容積を、他方に対して適当なもの
へと補正することができる。さらにまた、入力手段７８
に直接この２つの容積の容積比率を登録しておくことも
可能である。
配給サイクルの間に透析液室１８へと供給される透析液
の量は、透析液ポンプ３２によってポンプ圧送されそし
て透析液室１８へと供給される容積にのみ単に依存する
ものである。さらに本発明によれば、入力手段７８を制
御・規制ユニット６４へ接続することが可能である。入
力手段７８に適当なデータを登録しておくことによっ
て、ポンプ５２の流体搬送速度および搬送時間は、所望
のものへと規定されることができる。これによって、こ
のような方式において、透析液のある特定の容積を選択
し決定することができるようになる。さらに、ダイアラ
イザによって異なる、用いられる特定の透析液室１８の
容積を、同様に入力手段７８において登録しておくこと
ができ、これによって、本発明に従い、前記配給透析液
と透析液室との２つの容積を、他方に対して適当なもの
へと補正することができる。さらにまた、入力手段７８
に直接この２つの容積の容積比率を登録しておくことも
可能である。
【００４１】以上、本発明を特定な実施例に基づき説明
してきたが、本発明はこれらの実施例に何ら限定される
ものではなく、特許請求の範囲に言及する本発明の技術
的範囲内において、各種の変更態様および等価な態様を
含み得ることは明らかであろう。
してきたが、本発明はこれらの実施例に何ら限定される
ものではなく、特許請求の範囲に言及する本発明の技術
的範囲内において、各種の変更態様および等価な態様を
含み得ることは明らかであろう。
【００４２】
【発明の効果】以上述べたような方法に従って以上に述
べた装置を操作することによって、当技術分野において
従来知られる種々の透析装置と比較して、バランスチャ
ンバ等の釣合手段に必要とされる構成部品の費用および
複雑さを半分に削減する一方で、ほぼ同様の透析効率を
達成することが可能である。当技術分野における現状で
は、連続的に透析液を供給する装置および方法のみが、
良好な結果を生むものであるとされていた。また当技術
分野における現状では、シングルバランスチャンバの使
用は透析効率の低下と装置構成部品の費用および複雑さ
の増大をもたらすものであるとされていた。これゆえ本
発明は、従来技術における種々の試みの欠点を克服して
なるものである。
べた装置を操作することによって、当技術分野において
従来知られる種々の透析装置と比較して、バランスチャ
ンバ等の釣合手段に必要とされる構成部品の費用および
複雑さを半分に削減する一方で、ほぼ同様の透析効率を
達成することが可能である。当技術分野における現状で
は、連続的に透析液を供給する装置および方法のみが、
良好な結果を生むものであるとされていた。また当技術
分野における現状では、シングルバランスチャンバの使
用は透析効率の低下と装置構成部品の費用および複雑さ
の増大をもたらすものであるとされていた。これゆえ本
発明は、従来技術における種々の試みの欠点を克服して
なるものである。
【図１】 本発明の透析装置の一例の構成を模式的に示
すものである。
すものである。
１０…透析装置、 １２…ダイアライザ、１４
…半透過膜、 １６…血液室、１８…透析液
室、 ２０…血液流路、２２…血液ポンプ、
２６…透析液供給用導管、２８…透析液除去用導
管、 ２４…透析液回路、３０…バランスチャンバ、
３２…変位可能な隔壁、３４…第１分室、 ３
６…第２分室、３８…第１供給導管部、 ４０…第２
供給導管部、４２…透析液源、 ４４…透析液
供給ポンプ、４６…第１除去導管部、 ４８…第２除
去導管部、５０…ドレン、 ５２…透析液ポ
ンプ、５４…限外瀘過ユニット、 ５６…第１バルブ、
５８…第２バルブ、 ６０…第３バルブ、６２…
第４バルブ、 ６４…制御・規制ユニット、Ｆ…
透析液の流れ。
…半透過膜、 １６…血液室、１８…透析液
室、 ２０…血液流路、２２…血液ポンプ、
２６…透析液供給用導管、２８…透析液除去用導
管、 ２４…透析液回路、３０…バランスチャンバ、
３２…変位可能な隔壁、３４…第１分室、 ３
６…第２分室、３８…第１供給導管部、 ４０…第２
供給導管部、４２…透析液源、 ４４…透析液
供給ポンプ、４６…第１除去導管部、 ４８…第２除
去導管部、５０…ドレン、 ５２…透析液ポ
ンプ、５４…限外瀘過ユニット、 ５６…第１バルブ、
５８…第２バルブ、 ６０…第３バルブ、６２…
第４バルブ、 ６４…制御・規制ユニット、Ｆ…
透析液の流れ。
Claims (20)
- 【請求項１】 ダイアライザの透析液室に血液透析液を
提供するための血液透析装置であって、 内部が変位可能な隔壁により新鮮液分室と使用済液分室
とに区画されてなる単一のバランスチャンバと、前記新
鮮液分室へ新鮮透析液を充填する充填操作サイクルの期
間に透析液の制御された全容量を搬送する第１ポンプ
と、前記新鮮液分室に充填されている新鮮透析液をダイ
アライザの透析液室に配給する配給操作サイクルの期間
に透析液の制御された配給容量を前記透析液室に搬送す
る第２ポンプと、第１ないし第４の閉塞手段と、透析液
源と、限外瀘過ユニットと、使用済透析液出口と、制御
ユニットとを有し、 前記透析液源が前記第１ポンプおよび第１閉塞手段を介
して前記新鮮液分室へと接続され、この新鮮液分室が前
記第２閉塞手段を介してダイアライザの透析液室に接続
され、この透析液室が前記第２ポンプおよび第３閉塞手
段を介して前記使用済液分室へと接続され、この使用済
液分室が前記第４閉塞手段を介して使用済透析液出口へ
と接続されており、また、 前記限外瀘過ユニットは、前記透析液室と前記使用済液
分室との間において接続されており、 前記制御ユニットは、前記第１ないし第４の各閉塞手段
へと制御伝送のために接続されており、これにより、前
記配給操作サイクルを終了させるために前記第２および
第３閉塞手段を閉じ、また前記充填操作サイクルを開始
させるために前記第１および第４閉塞手段を開き、前記
充填操作サイクルを終了させるために前記第１および第
４閉塞手段を閉じ、前記配給操作サイクルを開始させる
ために前記第２および第３閉塞手段を開くことを可能と
し、そして、 前記配給操作サイクルの間に前記第２ポンプによって前
記透析液室へと搬送される透析液の前記制御された配給
容量が、前記透析液室の容積の２／３以下であることを
特徴とする透析装置。 - 【請求項２】 前記透析装置が、前記バランスチャンバ
を１つのみ有し、前記閉塞手段を４つのみ有するもので
ある請求項１に記載の透析装置。 - 【請求項３】 前記制御された配給容量が、前記透析液
室容積の５０％以下である請求項１に記載の透析装置。 - 【請求項４】 前記制御された配給容量が、前記透析液
室容積の３０％以下である請求項１に記載の透析装置。 - 【請求項５】 前記制御された配給容量が、前記透析液
室容積の約２０％である請求項１に記載の透析装置。 - 【請求項６】 前記バランスチャンバが、前記透析液室
容積の２／３以下のバランスチャンバ容積を有するもの
である請求項１に記載の透析装置。 - 【請求項７】 前記バランスチャンバ容積が、前記透析
液室容積の５０％以下である請求項６に記載の透析装
置。 - 【請求項８】 前記バランスチャンバ容積が、前記透析
液室容積の３０％以下である請求項７に記載の透析装
置。 - 【請求項９】 前記充填操作サイクルと配給操作サイク
ルとがほぼ等しい工程時間を有するものである請求項１
に記載の透析装置。 - 【請求項１０】 前記透析液源と新鮮液分室との間に接
続された第１流体センサと前記透析液室と使用済液分室
との間に接続された第２流体センサをさらに有し、これ
ら第１および第２流体センサがそれぞれその存在位置で
各流体の流れの状態を測定し、相応した信号を前記制御
ユニットへと与えるものであることを特徴とする請求項
１に記載の透析装置。 - 【請求項１１】 前記透析装置は、前記ダイアライザを
含むものであり、このダイアライザがその内部を血液室
と前記透析液室とに区画する半透過膜を有することを特
徴とする請求項１に記載の装置。 - 【請求項１２】 前記バランスチャンバが１００ｍｌ以
下のバランスチャンバ容積を有するものである請求項１
に記載の透析装置。 - 【請求項１３】 前記バランスチャンバが７５ｍｌ以下
のバランスチャンバ容積を有するものである請求項１に
記載の透析装置。 - 【請求項１４】 前記バランスチャンバが約３０ｍｌの
バランスチャンバ容積を有するものである請求項１に記
載の透析装置。 - 【請求項１５】 前記制御ユニットが前記各ポンプに制
御伝送のためにさらに接続されており、前記充填操作サ
イクルの間は前記第１ポンプを作動させ前記第２ポンプ
を停止させ、前記配給操作サイクルの間は前記第１ポン
プを停止させ前記第２ポンプを作動させることを特徴と
する請求項１に記載の透析装置。 - 【請求項１６】 変位可能な隔壁により内部が新鮮液分
室と使用済液分室とに区画された単一のバランスチャン
バと、透析液室を有するダイアライザとを含む装置を用
いる血液透析方法であって、 （ａ）新鮮透析液を前記新鮮液分室に充填し、同時に使
用済透析液を前記使用済液分室より排出する工程と、 （ｂ）前記透析液室の容積の２／３以下となる制御され
た容量分の量で、新鮮透析液を、前記新鮮液分室から前
記透析液室中へと配給する工程とを有することを特徴と
する血液透析方法。 - 【請求項１７】 前記制御された容量分の量が、透析液
室の容量の５０％以下である請求項１６に記載の方法。 - 【請求項１８】 前記制御された容量分の量が、透析液
室の容量の３０％以下である請求項１７に記載の方法。 - 【請求項１９】 前記制御された容量分の量が、透析液
室の容量の約２０％以下である請求項１８に記載の方
法。 - 【請求項２０】 流体を充填および排出する前記（ａ）
工程が実施される第１の工程時間と、流体を配給する前
記（ｂ）工程が実施される第２の工程時間とがほぼ等し
いものとされる請求項１６に記載の方法。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| DE4308586A DE4308586C1 (de) | 1993-03-18 | 1993-03-18 | Hämodialysegerät mit einer Bilanzkammer |
| DE4308586.5 | 1993-03-18 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0751361A true JPH0751361A (ja) | 1995-02-28 |
Family
ID=6483099
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6049531A Pending JPH0751361A (ja) | 1993-03-18 | 1994-03-18 | 血液透析装置およびこれを用いた透析方法 |
Country Status (4)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5522998A (ja) |
| EP (1) | EP0615760A1 (ja) |
| JP (1) | JPH0751361A (ja) |
| DE (1) | DE4308586C1 (ja) |
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| JP2012024126A (ja) * | 2010-07-20 | 2012-02-09 | Nipro Corp | 血液浄化装置 |
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