JPH06109431A - 帯状材の重ね合わせ部の検出方法 - Google Patents

帯状材の重ね合わせ部の検出方法

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JPH06109431A
JPH06109431A JP4261514A JP26151492A JPH06109431A JP H06109431 A JPH06109431 A JP H06109431A JP 4261514 A JP4261514 A JP 4261514A JP 26151492 A JP26151492 A JP 26151492A JP H06109431 A JPH06109431 A JP H06109431A
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JP
Japan
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strip
plate thickness
range finder
overlapping portion
overlapped part
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Pending
Application number
JP4261514A
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English (en)
Inventor
Yuji Nawata
雄次 縄田
Gunji Sakamoto
軍司 坂本
Toshiyuki Senda
敏之 千田
Akihiko Matsumura
昭彦 松村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JFE Steel Corp
Original Assignee
Kawasaki Steel Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 帯状材の重ね合わせ部の検出方法を提供す
る。 【構成】 先行ストリップ1の後端部と後行ストリップ
2の先端部とを重ね合わせて接続した位置を検出する際
に、ラインの上面に取付けた上部距離計4からストリッ
プ上表面までの距離を測定し、ラインの下面に取付けた
下部距離計4からストリップの下表面までの距離を測定
し、板厚演算器6において得られた2つの測定値を用い
てストリップの板厚を演算し、重ね合わせ部位置判定器
7においてストリップの重ね合わせ部位置を判定するこ
とにより、簡単な構成で正確に重ね合わせ部を検出する
ことが可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、たとえば金属ストリッ
プやシート状プラスチックあるいは紙などが連続的に処
理されるプロセスラインにおける帯状材の重ね合わせ部
の検出方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ここで、鉄鋼の圧延プロセスラインを例
にして説明する。ストリップを連続的に処理するプロセ
スラインでは、先行するストリップの後端部と後行する
ストリップの先端部を重ね合わせて、たとえばナローラ
ップシームウエルダやスポットウエルダによって溶接接
続がなされ、連続処理がなされている。そして、処理設
備ごとにその溶接点が検出されて、その溶接部の位置で
たとえばピンチロールの速度を落とすとか、あるいはロ
ールギャップを加減するなどの処置がとられるのであ
る。
【0003】このような溶接点の検出する方法として
は、溶接部の付近にパンチャを用いてたとえば10mmφ程
度の穴を明け(たとえば実開平1−159920号公報参照)
て、その穴部を光電的に検出する手段とか、あるいは溶
接部の磁性の変化を検出する方法や、X線厚み計あるい
はγ線厚み計などの板厚計を利用して厚み変化位置を溶
接点と認識する方法などがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記し
たような従来の溶接点検出方法にはそれぞれ欠点があ
る。すなわち、穴明方式の場合は高価なパンチャや光電
式検出器をプロセスラインに複数台取付ける必要がある
から不経済である。また、磁性変化を検出する方法は信
頼性に欠けて実用的ではない。さらに、板厚計を利用す
る方法は設備費が高価になり、かつ作業者の安全衛生面
にも配慮する必要がある。
【0005】本発明は、上記のような従来技術の有する
課題を解決すべくしてなされたものであって、安価で精
度よく溶接点を検出し得る帯状材の重ね合わせ部の検出
方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、帯状材が連続
的に処理されるプロセスラインにおいて、先行材の後端
部と後行材の先端部とを重ね合わせて接続した位置を検
出する方法であって、前記ラインの上面から前記帯状材
の上表面までの距離を測定する工程と、前記ラインの下
面から前記帯状材の下表面までの距離を測定する工程
と、得られた2つの測定値を用いて前記帯状材の板厚を
演算する工程と、得られた板厚の演算値の大きさから前
記帯状材の重ね合わせ部位置を判定する工程と、からな
ることを特徴とする帯状材の重ね合わせ部の検出方法で
ある。
【0007】なお、前記帯状材の重ね合わせ部の検出方
法に、前記帯状材の重ね合わせ部長さを測定する工程
と、得られた重ね合わせ部長さを判定する工程とを付加
するようにすれば、さらに確実に重ね合わせ部位置を判
定することができる。
【0008】
【作 用】本発明によれば、帯状材の上下に配置した2
台の距離計を用いて帯状材までの距離を測定し、簡単な
演算手段により判定するようにしたので、正確に帯状材
の重ね合わせ部を検出することができる。
【0009】
【実施例】以下に、本発明の実施例について、図面を参
照して詳しく説明する。図1は、本発明に係る圧延プロ
セスラインにおける一実施例を示す流れ図である。図に
おいて、1は先行ストリップ、2は後行ストリップ、3
はこれらのストリップ1,2を搬送する搬送ローラ、4
はライン上面に取付けられてストリップの上表面までの
距離を測定するたとえばレーザ変位計などの上部距離
計、5はライン下面に上部距離計4に対向して設置され
てストリップの下表面までの距離を測定するやはり反射
式レーザ変位計などの下部距離計、6は板厚演算器、7
は重ね合わせ部位置判定器である。
【0010】このように構成された重ね合わせ部検出装
置の動作について、以下に説明する。ここで、先行スト
リップ1の板厚をt1 (mm)とし、後行ストリップ2の板
厚をt2 (mm)とする。また上部距離計4と下部距離計5
との間の取付け間隔をS(mm)とし、上部距離計4による
ストリップ上表面までの測定距離をx1 (mm)、下部距離
計5によるストリップ上表面までの測定距離をx2 (mm)
とする。
【0011】まず、上部距離計4と下部距離計5で同時
にストリップまでの距離を測定して板厚演算器6に入力
させる。そして、この板厚演算器6において、ストリッ
プの重ね合わせ部における板厚tx (mm)は下記(1) 式で
求められる。 tx =S−(x1 +x2 ) ─────(1) つぎに、重ね合わせ部位置判定器7において、板厚演算
器6で求められた板厚tx を下記(2) ,(3) ,(4) 式を
用いて順次比較して、それらの論理積すなわち3式が全
部満足されたことによって重ね合わせ部位置であること
を判定する。
【0012】 tx >αt1 ─────(2) tx >αt2 ─────(3) tx >β(t1 +t2 ) ─────(4) ここで、α,βは重ね合わせ部位置を判断するための係
数であり、α>1.0 ,β<1.0 の範囲でストリップ板厚
のばらつきの大きさによって固定値として設定する。な
お、この板厚tx は、たとえば板厚tなるストリップを
重ね溶接により接続したとすると、通常、1.2 〜1.3 t
程度になることが経験的に把握されている。
【0013】以上の手順により、重ね合わせ部位置を判
定することができるのであるが、重ね合わせ部の長さに
対して検出される長さがそれに見合っているかどうかを
判断する論理回路を付加すると、誤検出を防止すること
が可能である。そこで、図2は重ね合わせ部長さ判断機
能を付加した実施例を示したものであって、この図にお
いて8は搬送ローラ3の軸に結合された速度検出器、9
は重ね合わせ部長さ演算器、10は重ね合わせ部長さ判定
器、11は重ね合わせ部判定器である。
【0014】まず、重ね合わせ部長さ演算器9におい
て、重ね合わせ部位置判定器7からの重ね合わせ部位置
信号が入力されている間、速度検出器8からのストリッ
プ速度信号v(m/min)を用いて重ね合わせ部長さLx
下記(5) 式により演算する。 Lx =∫vdt ─────(5) ついで、重ね合わせ部長さ判定器10において、下記(6)
式で重ね合わせ部長さLx の妥当性を判定し、その結果
を重ね合わせ部判定器11に出力する。
【0015】 γL<Lx <δL ─────(6) ここで、Lはストリップ1,2の重ね合わせ長さであ
り、γ,δは係数である。なお、γ,δは通常、0<γ
<1,1<δである。たとえば、重ね合わせ部長さLが
20mmのときは、γ=0.8 , δ=1.2 が適当である。な
お、上記実施例において、板厚演算器6や重ね合わせ部
位置判定器7、重ね合わせ部長さ演算器9、重ね合わせ
部長さ判定器10、重ね合わせ部判定器11は、それぞれ独
立した単体機器であるとして説明したが、たとえば小型
コンピュータなどを用いるようにすれば、さらにコンパ
クトに構成することが可能である。
【0016】また、上記実施例は圧延プロセスラインに
適用するとして説明したが、本発明はこれに限るもので
はなく、たとえばシート状プラスチックあるいは紙など
が連続的に処理されるプロセスラインに適用し得ること
はいうまでもない。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
2台の距離計を用いることによって、簡単な機器構成で
帯状材の重ね合わせ部を正確に検出することができるか
ら、設備費の節減ならびに装置の信頼性の向上などの効
果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る圧延プロセスラインにおける一実
施例を示す流れ図である。
【図2】本発明に係る圧延プロセスラインにおける他の
実施例を示す流れ図である。
【符号の説明】
1 先行ストリップ 2 後行ストリップ 3 搬送ローラ 4 上部距離計 5 下部距離計 6 板厚演算器 7 重ね合わせ部位置判定器 8 速度検出器 9 重ね合わせ部長さ演算器 10 重ね合わせ部長さ判定器 11 重ね合わせ部判定器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 千田 敏之 千葉県千葉市中央区川崎町1番地 川崎製 鉄株式会社千葉製鉄所内 (72)発明者 松村 昭彦 千葉県千葉市中央区川崎町1番地 川崎製 鉄株式会社千葉製鉄所内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 帯状材が連続的に処理されるプロセス
    ラインにおいて、先行材の後端部と後行材の先端部とを
    重ね合わせて接続した位置を検出する方法であって、前
    記ラインの上面から前記帯状材の上表面までの距離を測
    定する工程と、前記ラインの下面から前記帯状材の下表
    面までの距離を測定する工程と、得られた2つの測定値
    を用いて前記帯状材の板厚を演算する工程と、得られた
    板厚の演算値の大きさから前記帯状材の重ね合わせ部位
    置を判定する工程と、からなることを特徴とする帯状材
    の重ね合わせ部の検出方法。
  2. 【請求項2】 前記帯状材の重ね合わせ部長さを測定
    する工程と、得られた重ね合わせ部長さを判定する工程
    とを付加したことを特徴とする請求項1記載の帯状材の
    重ね合わせ部の検出方法。
JP4261514A 1992-09-30 1992-09-30 帯状材の重ね合わせ部の検出方法 Pending JPH06109431A (ja)

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