JPH06109410A - 間隙寸法測定用プローブ - Google Patents

間隙寸法測定用プローブ

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JPH06109410A
JPH06109410A JP27936192A JP27936192A JPH06109410A JP H06109410 A JPH06109410 A JP H06109410A JP 27936192 A JP27936192 A JP 27936192A JP 27936192 A JP27936192 A JP 27936192A JP H06109410 A JPH06109410 A JP H06109410A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
head
probe
eddy current
gap
elastic body
Prior art date
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Pending
Application number
JP27936192A
Other languages
English (en)
Inventor
Makoto Kamegawa
誠 亀川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kanto Jidosha Kogyo KK
Toyota Motor East Japan Inc
Original Assignee
Kanto Jidosha Kogyo KK
Kanto Auto Works Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Kanto Jidosha Kogyo KK, Kanto Auto Works Ltd filed Critical Kanto Jidosha Kogyo KK
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  • Measurement Of Length, Angles, Or The Like Using Electric Or Magnetic Means (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 コスト的に有利な間隙寸法測定用プローブを
提供する。 【構成】 円筒状ケース10内の底板12に渦電流損式
距離センサ11を配置し、ケース内周面に沿ってスライ
ド可能なヘッド13をケース上面から突出させ、さらに
底板12及びヘッド13間にこのヘッドが押されてスラ
イドすると圧縮されれる2個のばねを重ねて介在させ
る。上側のばね17のばね定数を下側のばね15のばね
定数よりも小さく、かつ上側のばね17の長さを下側の
ばね15の長さよりも長く設定すると共に、双方のばね
間に渦電流損式距離センサ11が発生する変化磁束によ
り渦電流を生じる導体板16を取付ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、間隙、特にスケールで
直接測定できない内部間隙の寸法を測定するための間隙
寸法測定用プローブに関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種のプローブとしては、実開昭63
−33405により、ケース内にばねで押圧される測定
子を収納し、隙間の一方面でばね力に抗して押された測
定子の変位量を差動トランスにより検出するようになっ
たのが周知である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】これにより、例えば車
両のドア周囲及びボデー間の隙間に、粘度を詰めてお
き、その潰れ度合をスケールで測定する代りに、隙間を
電気信号として測定することができるが、差動トランス
を用い、またその差動信号を出力させる測定子のスライ
ド構造に高精度を要し、コスト上問題が残されていた。
特に、複数個所を多数のプローブで同時に測定する場合
一層問題となる。
【0004】よって、本発明は、コスト的に有利な間隙
寸法測定用プローブを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、この目的を達
成するために、円筒状ケース内の底部に渦電流損式距離
センサを配置し、ケース内周面に沿ってスライド可能な
ヘッドをケース上面から突出させ、さらに底部及びヘッ
ド間にこのヘッドが押されてスライドすると圧縮されれ
る2個の弾性体を重ねて介在させ、弾性体の上側の弾性
体のばね定数を下側の弾性体のばね定数よりも小さく、
かつ上側の弾性体の長さを下側の弾性体の長さよりも長
く設定すると共に、双方の弾性体間に、渦電流損式距離
センサが発生する変化磁束により渦電流を生じる導体板
を取付けたことを特徴とする。
【0006】
【作用】ヘッドが間隙寸法に応じて押されると、上側の
弾性体及び下側の弾性体はヘッドのスライドストローク
をばね定数に相応して分担し、したがってばね定数が小
さく長い弾性体の下方に大きなばね定数の弾性体が位置
することにより、双方の弾性体間の位置を占めた導体板
のスライドストロークは、小さく変換されて渦電流損式
距離センサに接近する。これにより、導体板に生じる渦
電流損が相応して増大し、渦電流損量から実際の間隙寸
法に換算されて渦電流損式距離センサの測定範囲よりも
大きな距離範囲が測定される。
【0007】
【実施例】図1〜図3は、本発明の一実施例による間隙
寸法測定用プローブを示す。プローブ9の円筒状ケース
10の底部には、渦電流損式距離センサ11が貼着され
る底板12が嵌合されている。ケース10の上端部に
は、その開口から互のフランジ部10a、13aで係合
して突出し、かつケース10の内周面に沿ってスライド
可能なケース状のヘッド13が下方から挿入されてい
る。
【0008】渦電流損式距離センサ11の周囲は、リン
グ状のばね座14で包囲されており、このばね座に2次
ばねとしての竹の子ばね15が載置され、その上端部に
渦電流損を与えるばね座機能を兼ねた皿形の導体板16
がセットされ、この導電体板の凹部とヘッド13の上面
間に1次ばねとしてコイルばね17が装着されている。
【0009】渦電流損式距離センサ11自体は周知であ
り、さらに入出力回路20及び表示器21が付属してい
る。入出力回路20は、距離センサ11に内蔵のコイル
に高周波を供給して変化磁束を発生させ、その磁束中を
導体板16が占めることにより生じる渦電流損失を検出
して距離測定を行う。表示器21は、入出力回路20か
ら供給された出力電圧を相応の間隙寸法に変換してを数
値表示する。渦電流損式距離センサ11としては、例え
ば、測定範囲0−2mmを出力電圧0〜2Vとして検出
するセンサー技研製HA−101Sを用いる。
【0010】図2Aは、組立状態を示すもので、高さH
は16mm、測定範囲Rは1mm程度に設定されてい
る。コイルばね17の長さは竹の子ばね15の長さの5
倍程度、ばね定数は1/8程度に設定されている。した
がって、高さHの変化は測定範囲Rの変化として1/9
程度に小さく変換される。例えば、図2Bに示すよう
に、ヘッド13が7mm沈んだ場合、竹の子ばね15
は、測定限界近くの約0.8mm程度沈む。
【0011】ヘッド13の先端部には係合穴13bが穿
孔されて、図3に示すようなアタッチメントを取付ける
ことができる。即ち、同図A及びBの場合、厚さ3mm
及び10mmのディスク状及び円柱状アタッチメント本
体30、31に、係合穴13bに着脱自在に係合される
突起32、33が下設されている。同図Cの場合、ボー
ル34を回転自在に支持したソケット35に突起36が
下設されている。同図Dの場合、ローラ37を回転自在
に支持したソケット38に突起39が下設されている。
同図C及びDの場合、開閉部分の閉鎖方向と交差方向の
間隙を測定する場合、ボール34又はローラ37の先端
部分に開閉部分が当接する限り、追従回転により後退
し、干渉なしで測定できる。また、開閉しない間隙を測
定する場合に、間隙への挿入が容易になる。尚、ボール
34又はローラ37等の回転体は、着脱式でなくヘッド
自体として固設しても良く、さらにアタッチメントを球
面体に形成することも考えられる。
【0012】図4は、このように構成されたプローブ9
により、ボデーパネル1及び車両のドア2のインナパネ
ル2a間の間隙3を測定する例を示す。即ち、プローブ
9をボデーパネル1の測定個所に両面粘着テープでセッ
トし、ドア2が矢印A方向に閉鎖すると、ドアインナパ
ネル2aがヘッド13を押す。そのスライドストローク
は長くてばね定数も小さな上側のコイルばね17が主に
吸収し、導体板16は、前述の関係によりそのスライド
ストロークの約1/9だけ渦電流損式距離センサ11に
接近する。これにより、ヘッド導体中に生じる渦電流損
が相応して増大し、表示器21は渦電流損式距離センサ
11が渦電流損量から検出した距離Rを可変の高さHに
換算して表示する。
【0013】さらに、間隙寸法が異る場合、適合する図
3A又はBのアタッチメントを用いたり、開閉部分の閉
鎖方向と交差方向の間隙を測定する場合、適合する図3
C又はDのアタッチメントを用いる。
【0014】尚、底板12には、磁石を埋め込んでおく
か、或は着磁シートを貼着する等により、両面粘着テー
プを用いることなく、ボデーパネル1に吸着させること
も考えられる。さらに、別の実施例として、コイルばね
17を形状記憶合金製とし、リード線を導出し、ヒータ
回路において付属のスイッチがオン操作されると、通電
により加熱され、圧縮姿勢を取らせることが考えられ
る。例えば、図4において、ドアインナパネル2aの端
面2bと対応するボデーパネル部分1aとの間隙を測定
する場合、ヘッド13の突出した状態では、ドアの閉鎖
時にコーナ部2cと干渉して測定不能になる可能性があ
る。このような場合、スイッチをオンにしてコイルばね
を加熱し、ヘッド13を予め後退させておき、ドア閉鎖
後にスイッチをオフにして、コイルばねを伸ばし、ヘッ
ド13を端面2bに当てる。この場合、前述した回転体
もしくは球面体式アタッチメントを用いることが考えら
れるが、圧縮姿勢を取ることにより、狭い間隙或は多様
な方向の間隙でも確実に測定可能となる。
【0015】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、渦電流損式距
離センサを用いることにより、安価な間隙寸法測定用プ
ローブが実現可能となり、しかも2個の弾性体間に渦電
流を生じる導体板を取付け、しかも上側のばね定数を小
さくすることにより、測定範囲を渦電流損式センサ自体
の測定範囲よりも拡大することが可能となる。
【0016】請求項2の発明によれば、ヘッドの先端部
にはアタッチメントを取付けることにより、測定する間
隙範囲を調整したり、測定個所の構造に応じて装着を容
易にすることができる。
【0017】請求項3の考案によれば、回転体が間隙部
分と干渉しつつスライド可能となり、開閉部分の多様な
方向の間隙が測定可能となり、また固定部分の間隙への
セットも容易になる。
【0018】請求項4の発明によれば、測定部分へ形状
記憶合金製のコイルスプリングを加熱圧縮してセットす
ることにより、開閉部分との干渉が一層確実に回避さ
れ、また固定部分の間隙へのセットも容易になり、測定
対象が広がることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による間隙寸法測定用プロー
ブの分解斜視図及び付属回路図である。
【図2】同プローブの組付け状態での断面図である。
【図3】同プローブのヘッド先端部に取付けられるアタ
ッチメントを示す。
【図4】同プローブを用いた測定状態を例示する断面図
である。
【符号の説明】
1 ボデーパネル 2 ドア 9 プローブ 10 円筒状ケース 11 渦電流損式距離センサ 13 ヘッド 13b アタッチメント用係合穴 15 竹の子ばね 16 導電板 17 コイルばね 32、33、36、39 アタッチメントの突起

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円筒状ケース内の底部に渦電流損式距離
    センサを配置し、前記ケース内周面に沿ってスライド可
    能なヘッドを前記ケース上面から突出させ、さらに前記
    底部及び前記ヘッド間にこのヘッドが押されてスライド
    すると圧縮されれる2個の弾性体を重ねて介在させ、 上側の前記弾性体のばね定数を下側の前記弾性体のばね
    定数よりも小さく、かつ上側の前記弾性体の長さを下側
    の前記弾性体の長さよりも長く設定すると共に、前記双
    方の弾性体間に、前記渦電流損式距離センサが発生する
    変化磁束により渦電流を生じる導体板を取付けたことを
    特徴とする間隙寸法測定用プローブ。
  2. 【請求項2】 ヘッド先端部に、前記ヘッドのスライド
    範囲を高くするアタッチメントが着脱自在に取付けられ
    ることを特徴とする請求項1の間隙寸法測定用プロー
    ブ。
  3. 【請求項3】 ヘッド先端部に、回転体が取付けられる
    ことを特徴とする請求項1の間隙寸法測定用プローブ。
  4. 【請求項4】 上側の弾性体が、測定個所へのセット時
    に圧縮姿勢を取るように、通電端子が導出された形状記
    憶合金製のコイルばねであることを特徴とする請求項1
    の間隙寸法測定用プローブ。
JP27936192A 1992-09-24 1992-09-24 間隙寸法測定用プローブ Pending JPH06109410A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100868286B1 (ko) * 2008-02-20 2008-11-11 주식회사 다스 간극 교정 장치
KR200449890Y1 (ko) * 2008-12-05 2010-08-19 에스티엑스엔진 주식회사 탄성마운트 높이측정기
JP2013040931A (ja) * 2011-08-08 2013-02-28 General Electric Co <Ge> 回転デバイス用センサ組立体および製作方法
KR20160002005U (ko) * 2014-12-03 2016-06-13 서울메트로 축상의 위치 표시장치

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