JP2569051Y2 - 間隙寸法測定用プローブ - Google Patents
間隙寸法測定用プローブInfo
- Publication number
- JP2569051Y2 JP2569051Y2 JP7143292U JP7143292U JP2569051Y2 JP 2569051 Y2 JP2569051 Y2 JP 2569051Y2 JP 7143292 U JP7143292 U JP 7143292U JP 7143292 U JP7143292 U JP 7143292U JP 2569051 Y2 JP2569051 Y2 JP 2569051Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- eddy current
- gap size
- head
- current loss
- distance sensor
- Prior art date
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- Measurement Of Length, Angles, Or The Like Using Electric Or Magnetic Means (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、間隙、特にスケールで
直接測定できない内部間隙の寸法を測定するための間隙
寸法測定用プローブに関するものである。
直接測定できない内部間隙の寸法を測定するための間隙
寸法測定用プローブに関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種のプローブとしては、実開昭63
−33405により、ケース内にばねで押圧される測定
子を収納し、間隙の一方面でばね力に抗して押された測
定子の変位量を差動トランスにより検出するようになっ
たのが周知である。
−33405により、ケース内にばねで押圧される測定
子を収納し、間隙の一方面でばね力に抗して押された測
定子の変位量を差動トランスにより検出するようになっ
たのが周知である。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】これにより、例えば車
両のドア周囲及びボデー間の隙間に、粘度を詰めてお
き、その潰れ度合をスケールで測定する代りに、隙間を
電気信号として測定することができるが、差動トランス
を用い、またその差動信号を出力させる測定子のスライ
ド構造に高精度を要し、したがって特に複数個所を多数
のプローブで同時に測定する場合にコスト的に問題にな
っていた。
両のドア周囲及びボデー間の隙間に、粘度を詰めてお
き、その潰れ度合をスケールで測定する代りに、隙間を
電気信号として測定することができるが、差動トランス
を用い、またその差動信号を出力させる測定子のスライ
ド構造に高精度を要し、したがって特に複数個所を多数
のプローブで同時に測定する場合にコスト的に問題にな
っていた。
【0004】よって、本考案は、コスト的に有利で、一
層小形化可能な間隙寸法測定用プローブを提供すること
を目的とする。
層小形化可能な間隙寸法測定用プローブを提供すること
を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案は、この目的を達
成するために、U字形板ばねの一方の面に、渦電流損式
距離センサを取付け、他方の面に、渦電流損式距離セン
サが発生する変化磁束により渦電流を生じる導体で少な
くとも底部を形成され、かつ間隙寸法に応じて押されて
距離センサに対する距離が変化するヘッドを取付けたこ
とを特徴とする。
成するために、U字形板ばねの一方の面に、渦電流損式
距離センサを取付け、他方の面に、渦電流損式距離セン
サが発生する変化磁束により渦電流を生じる導体で少な
くとも底部を形成され、かつ間隙寸法に応じて押されて
距離センサに対する距離が変化するヘッドを取付けたこ
とを特徴とする。
【0006】
【作用】ヘッドが間隙寸法に応じて押されて渦電流損式
距離センサに対する距離が変化すると、ヘッドの導体中
に生じる渦電流損が相応して変化し、したがって渦電流
損量から間隙寸法が測定される。
距離センサに対する距離が変化すると、ヘッドの導体中
に生じる渦電流損が相応して変化し、したがって渦電流
損量から間隙寸法が測定される。
【0007】
【実施例】図1及び図2は、本考案の一実施例による間
隙寸法測定用プローブを示す。10は、U字形の板ばね
であり、その下面11には平形の渦電流損式距離センサ
20が貼着され、上面12には先端部から後方へ向けて
凹部13が形成されている。25及び26は、基部が断
面等円状で上部が球面状の高さの異るヘッドであり、そ
れぞれの底部周囲にリング状溝25a、26aが形成さ
れている。このリング状溝25a、26aに、凹部13
の両側の板ばね部分を係入させて、ヘッド25及び26
が選択的に着脱自在に上面12に装着されるようになっ
ている。これらのヘッド25、26は、導電性を呈する
ように軟鋼製であり、クロムメッキを施されている。
隙寸法測定用プローブを示す。10は、U字形の板ばね
であり、その下面11には平形の渦電流損式距離センサ
20が貼着され、上面12には先端部から後方へ向けて
凹部13が形成されている。25及び26は、基部が断
面等円状で上部が球面状の高さの異るヘッドであり、そ
れぞれの底部周囲にリング状溝25a、26aが形成さ
れている。このリング状溝25a、26aに、凹部13
の両側の板ばね部分を係入させて、ヘッド25及び26
が選択的に着脱自在に上面12に装着されるようになっ
ている。これらのヘッド25、26は、導電性を呈する
ように軟鋼製であり、クロムメッキを施されている。
【0008】渦電流損式距離センサ20自体は周知であ
り、さらに入出力回路21及び表示器22が付属してい
る。入出力回路21は、距離センサ20に内蔵のコイル
に高周波を供給して変化磁束を発生させ、その磁束中を
ヘッド25、26が占めることにより生じる渦電流損失
を検出して距離測定を行う。表示器22は、入出力回路
21から供給された出力電圧を相応の間隙寸法に変換し
てを数値表示する。渦電流損式距離センサ20として
は、例えば測定範囲0−4mmを出力電圧0〜4Vとし
て検出するセンサー技研製HA−225Sを用いる。
り、さらに入出力回路21及び表示器22が付属してい
る。入出力回路21は、距離センサ20に内蔵のコイル
に高周波を供給して変化磁束を発生させ、その磁束中を
ヘッド25、26が占めることにより生じる渦電流損失
を検出して距離測定を行う。表示器22は、入出力回路
21から供給された出力電圧を相応の間隙寸法に変換し
てを数値表示する。渦電流損式距離センサ20として
は、例えば測定範囲0−4mmを出力電圧0〜4Vとし
て検出するセンサー技研製HA−225Sを用いる。
【0009】図2はこのように構成されたプローブ9の
ヘッド25を用いた場合の断面図を示すもので、高さH
が17mm、非測定時の距離Rが3.5mmに設定され
ている。測定に際しては、距離Rが3.5mmから0に
変化する範囲で渦電流損の増大に対応して17mm〜1
3.5mmの間隙を測定できる。より大きな間隙寸法を
測定する場合には、ヘッド26を装着する。
ヘッド25を用いた場合の断面図を示すもので、高さH
が17mm、非測定時の距離Rが3.5mmに設定され
ている。測定に際しては、距離Rが3.5mmから0に
変化する範囲で渦電流損の増大に対応して17mm〜1
3.5mmの間隙を測定できる。より大きな間隙寸法を
測定する場合には、ヘッド26を装着する。
【0010】図3はボデーパネル1及び車両のドア2の
インナパネル2a間の間隙3を測定する例を示す。即
ち、プローブ9をボデーパネル1の測定部分に両面粘着
テープでセットし、ドア2が矢印A方向に閉鎖すると、
ドアインナパネル2aがヘッド25を押し、ヘッド25
が閉鎖位置に応じて渦電流損式距離センサ20に接近
し、相応して渦電流損を増大させる。これにより、入出
力回路21が距離Rに対応した出力電圧を表示器22へ
供給し、距離Rの変化に対応した高さHに換算されて間
隙寸法として数値表示される。プローブ9を複数個所に
配列して、間隙全域にわたり同時測定も可能である。
インナパネル2a間の間隙3を測定する例を示す。即
ち、プローブ9をボデーパネル1の測定部分に両面粘着
テープでセットし、ドア2が矢印A方向に閉鎖すると、
ドアインナパネル2aがヘッド25を押し、ヘッド25
が閉鎖位置に応じて渦電流損式距離センサ20に接近
し、相応して渦電流損を増大させる。これにより、入出
力回路21が距離Rに対応した出力電圧を表示器22へ
供給し、距離Rの変化に対応した高さHに換算されて間
隙寸法として数値表示される。プローブ9を複数個所に
配列して、間隙全域にわたり同時測定も可能である。
【0011】尚、板ばね10の下面11には着磁シート
を貼着する等で、両面粘着テープを用いることなく、ボ
デーパネル1に吸着させることも考えられる。ヘッド2
5、26の上部は必ずしも球面にすることなく、平坦に
することも考えられるが、例えば図3でドアインナパネ
ル2aの端面2bと対応するボデーパネル部分1aとの
間隙を測定する場合、球面に端面2bが側方から当接し
ても干渉することなく、間隙寸法に追従できる。さら
に、このような観点から又は固定の間隙への装着を容易
にするために、ヘッドの上部は球形状に代えて、側方か
ら間隙面への当接を一層容易にするためにボール又はロ
ーラを取付けることも考えられる。
を貼着する等で、両面粘着テープを用いることなく、ボ
デーパネル1に吸着させることも考えられる。ヘッド2
5、26の上部は必ずしも球面にすることなく、平坦に
することも考えられるが、例えば図3でドアインナパネ
ル2aの端面2bと対応するボデーパネル部分1aとの
間隙を測定する場合、球面に端面2bが側方から当接し
ても干渉することなく、間隙寸法に追従できる。さら
に、このような観点から又は固定の間隙への装着を容易
にするために、ヘッドの上部は球形状に代えて、側方か
ら間隙面への当接を一層容易にするためにボール又はロ
ーラを取付けることも考えられる。
【0012】
【考案の効果】以上、本考案によれば、渦電流損式距離
センサを用いることにより、小形の間隙寸法測定用プロ
ーブが実現可能となる。特に、U字形板ばねの両面に、
この種のセンサ及び渦電流損を与えるヘッドを取付ける
簡単な構造により、コスト的に極めて有利となる。U字
形板ばねの先端部に凹部を形成すると共に、ヘッドの周
囲に凹部に係入する溝を形成すると、ヘッドが簡単な構
造で容易に着脱自在となる。
センサを用いることにより、小形の間隙寸法測定用プロ
ーブが実現可能となる。特に、U字形板ばねの両面に、
この種のセンサ及び渦電流損を与えるヘッドを取付ける
簡単な構造により、コスト的に極めて有利となる。U字
形板ばねの先端部に凹部を形成すると共に、ヘッドの周
囲に凹部に係入する溝を形成すると、ヘッドが簡単な構
造で容易に着脱自在となる。
【図1】本考案の一実施例による間隙寸法測定用プロー
ブの分解斜視図及び付属回路図である。
ブの分解斜視図及び付属回路図である。
【図2】同プローブの組付け状態での断面図である。
【図3】同プローブを用いた測定状態を例示する側面図
である。
である。
1 ボデーパネル 2 ドア 9 プローブ 10 板ばね 13 凹部 20 渦電流損式距離センサ 25、26 ヘッド 25a、26a リング状溝
Claims (2)
- 【請求項1】 U字形板ばねの一方の面に、渦電流損式
距離センサを取付け、 他方の面に、前記渦電流損式距離センサが発生する変化
磁束により渦電流を生じる導体で少なくとも底部を形成
され、かつ間隙寸法に応じて押されて前記渦電流損式距
離センサに対する距離が変化するヘッドを取付けたこと
を特徴とする間隙寸法測定用プローブ。 - 【請求項2】 U字形板ばねの他方の面の先端部から後
方へ向けて凹部を形成すると共に、ヘッドの周囲に、前
記凹部両側の前記板ばね部分が係入する溝を形成したこ
とを特徴とする請求項1の間隙寸法測定用プローブ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7143292U JP2569051Y2 (ja) | 1992-09-18 | 1992-09-18 | 間隙寸法測定用プローブ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7143292U JP2569051Y2 (ja) | 1992-09-18 | 1992-09-18 | 間隙寸法測定用プローブ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0628606U JPH0628606U (ja) | 1994-04-15 |
JP2569051Y2 true JP2569051Y2 (ja) | 1998-04-22 |
Family
ID=13460365
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7143292U Expired - Fee Related JP2569051Y2 (ja) | 1992-09-18 | 1992-09-18 | 間隙寸法測定用プローブ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2569051Y2 (ja) |
-
1992
- 1992-09-18 JP JP7143292U patent/JP2569051Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0628606U (ja) | 1994-04-15 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |