JP7360817B2 - デジタル式マイクロメータ - Google Patents

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Description

本発明はデジタル式マイクロメータに関する。
近年、ハイブリッド車や電気自動車の需要の高まりもあって、永久磁石同期モータの開発および生産に拍車が掛かっている。高性能な永久磁石同期モータには強力な磁石が欠かせない。そこで、永久磁石同期モータに組み込む磁石の加工精度が問題となってくる。
一般に小型部品の加工精度を測定するには、マイクロメータやノギスといった小型測定器が便利で適しているが、小型測定器のフレームをはじめとする主要部品は鉄(鋳鉄)製品である。すると、強磁石である測定対象物を小型測定器に近づけるだけで両者は強力にくっついてしまい、測定できないのはもちろん、引きはがすにも苦労する。そこで、従来は、小型部品であってもそれが強磁石である場合には、三次元測定機などの大型測定機を使用しなければならなかった。このことは、生産効率や製造コストに少なくない影響を及ぼしている。
これまでにも磁場中での使用に適した小型測定器は種々提案されてはいる。しかし、現実的な実用に耐えるデジタル式のものはなかった。
実開昭51-82480 特開昭60-236001 実開昭50-50053 特開2009-243883 特許4072282 実用新案登録第3184265 特開昭58-115301
磁場中での使用に適した小型測定器とするには、小型測定器の主要部品を非磁性体の材料とすることが考えられる。しかし、強度をもつ非磁性体の材料は難削材料である。たとえば、マイクロメータでは、スピンドルに高精度な雄ネジをきったり、本体フレームに高精度な雌ネジをタップしたりする必要があるが、これを非磁性体の材料に行うことが困難であった。強磁石である測定対象物を測定でき、かつ、実用的な精度を備えたデジタル式マイクロメータが切望されている。
本発明の目的は、強磁石である測定対象物の測定に適したデジタル式マイクロメータを提供することにある。
本発明のデジタル式マイクロメータは、
U字形フレームの一端の内側にアンビルを有するU字フレーム部と、前記U字フレーム部の他端側において前記アンビルから離れる方向に長さを有するように設けられたスピンドル保持部と、を有する本体フレームと、
前記スピンドル保持部に保持され、前記アンビルに対して進退するように軸方向に進退可能に設けられ、一端面に接触子を有するスピンドルと、
回転操作を前記スピンドルの直線運動に変換するシンブル部と、
前記スピンドルの変位を検出する変位検出器と、を具備するデジタル式マイクロメータであって、
前記本体フレームと前記スピンドルとは、非磁性体の材料で形成され、
前記シンブル部および前記変位検出器は、前記スピンドル保持部の他端側に配設され、
前記スピンドル保持部の長さが所定値以上である
ことを特徴とする。
本発明の一実施形態では、
前記スピンドルを前記アンビルから最も離間させたときの前記アンビルと前記接触子との距離を当該デジタル式マイクロメータの測定範囲dとするとき、
前記スピンドル保持部の長さが前記測定範囲d以上である
ことが好ましい。
本発明の一実施形態では、
前記スピンドル保持部の長さが200mm以上である
ことが好ましい。
本発明の一実施形態では、
前記シンブル部は、
軸線に沿ったスリットを有し、前記本体フレームの他端側に固定的に設けられたインナースリーブと、
前記インナースリーブに対して周方向に回転可能な状態で外嵌し、かつ、内周面にスパイラル溝を有するアウタースリーブと、を有しており、
前記スピンドルに固定的に設けられた係合ピンが前記スリットを通して前記スパイラル溝に係合しており、
前記シンブル部は、前記スピンドル保持部の他端に設けられている
ことが好ましい。
本発明の一実施形態では、
前記変位検出器は、前記シンブル部の他端に設けられている
ことが好ましい。
本発明の一実施形態では、
前記変位検出器は、
前記シンブル部の他端から前記シンブル部の内部に挿入されて、前記スピンドルの他端と一体的に移動する接触子と、
前記接触子と一体的に移動するスケールおよび前記スケールに対する相対位置または相対変位量を検出する検出ヘッドを有するエンコーダと、を有する
ことが好ましい。
本発明の一実施形態では、
さらに、
前記シンブル部の周囲において、前記シンブル部から所定距離離れた位置に非磁性体で形成された第1保護部材が配設されている
ことが好ましい。
本発明の一実施形態では、
さらに、
前記変位検出器の周囲において、前記変位検出器から所定距離離れた位置に非磁性体で形成された第2保護部材が配設されている
ことが好ましい。
デジタル式マイクロメータの外観を表わす正面図である。 デジタル式マイクロメータの内部構造を表わす部分断面図である。 シンブル部の分解斜視図である。 検出部の分解斜視図である。 第2実施形態に係るデジタル式マイクロメータの外観図である。 第2実施形態に係るデジタル式マイクロメータの断面図である。 第2実施形態におけるシンブル部400の断面図である。 質量約1kgのネオジム磁石と強磁性体である鉄でできた十分大きな面積をもつ板との間に働く力を磁石と鉄板との間の距離を変えてプロットしたグラフである。 第3実施形態を例示する図である。
本発明の実施形態を図示するとともに図中の各要素に付した符号を参照して説明する。
(第1実施形態)
本発明のデジタル式マイクロメータ100に係る第1実施形態について説明する。
図1は、デジタル式マイクロメータ100の外観を表わす正面図である。
図2は、デジタル式マイクロメータ100の内部構造を表わす断面図である。
デジタル式マイクロメータ100は、本体フレーム200と、スピンドル300と、シンブル部400と、検出部500と、を備える。
本体フレーム200は、全体的にU字型であって、U字の一端の内側にはアンビル210が設けられている。
本体フレーム200の他端側にはスピンドル300が進退可能に設けられている。
このとき、本体フレーム200の他端側において、アンビル210に近い側にはガイドブッシュ220が取り付けられ、アンビル210から遠い側にはシンブル部400が取り付けられている。
また、本体フレーム200の正面側には表示パネル201が配設されている。表示パネル201には、デジタル表示部230と複数の操作スイッチ240とが配設されている。表示パネル201は、プラスチックや樹脂等の非磁性体の材料で形成されている。
ここで、本体フレーム200は、オーステナイト系ステンレス鋼で形成することが好ましい。オーステナイト系ステンレス鋼は、強度があって、かつ、非磁性体の材料である。
あるいは、本体フレーム200は、純アルミニウムあるいは非磁性体のアルミニウム合金で形成されてもよい。
また、アンビル210はセラミックで形成されることが好ましい。セラミックの組成としては、ジルコニアとすることが例として挙げられる。
ガイドブッシュ220は、黄銅で形成することが好ましい。黄銅は非磁性体の材料であり、かつ、快削材である。
なお、ガイドブッシュ220をオーステナイト系ステンレス鋼で形成してもよい。
ただ、摺動する軸と穴との関係において、硬度差を持たせておくことが好ましいと考えられる。
マイクロメータの場合、スピンドルの硬度を高くし、ガイドブッシュの硬度を低く設計して耐久時にガイドブッシュが摩耗する設定とすることが好ましい。
オーステナイト系ステンレス鋼は焼き入れできない。
焼き入れすると若干磁性が生じたり、軟化してしまったりするからである。そのため、オーステナイト系ステンレス鋼は、焼き入れの違いで硬度差のコントロールが出来ない。そこで、スピンドルとガイドブッシュとで異種材料を選択せざるを得ず、スピンドル300をオーステナイト系ステンレス鋼で形成するとした場合、ガイドブッシュ220は黄銅とすることが好ましい。
スピンドル300は、概略、長い棒状の円柱体であって、真直に製作されている。スピンドル300の一端面には接触子310が設けられている。測定対象物を測定する際には、スピンドル300を進退させて、接触子310とアンビル210との間に測定対象物を挟む。スピンドル300の中間部はガイドブッシュ220で軸受けされ、スピンドル300の他端側はシンブル部400に挿入される。
スピンドル300の他端には、係合駒部材330が連結されている。駒部材は円環状の部材であって、スピンドル300の他端に固定的に外嵌する。具体的には、スピンドル300の他端に縮径するテーパー320が設けられ、係合駒部材330にスピンドル300の他端を受け入れるテーパー孔331が設けられている。係合駒部材330には、係合ピン332が圧入され、係合ピン332がスピンドル300の軸方向に対して直角な方向に突出するように設けられる。
なお、本実施形態では、スピンドル300に雄ネジが切られているわけではなく、スピンドル300自体は回転しない。スピンドル300は、無回転の状態で軸方向に進退するようになっている。
スピンドル300は、オーステナイト系ステンレス鋼で形成することが好ましい。
また、接触子310は、アンビル210と同じく、セラミックで形成された薄片チップとすることが好ましい。
係合駒部材は、黄銅で形成することが好ましい。
図3は、シンブル部400の分解斜視図である。
シンブル部400は、本体フレーム200の他端側に設けられた全体としては筒状のユニットである。シンブル部400の内側にスピンドル300の他端側を受け入れるようになっている。ユーザーは、シンブル部400の回転操作によってスピンドル300を進退させる。シンブル部400は、インナースリーブ410と、アウタースリーブ420と、カバー部材430と、を有する。
インナースリーブ410は、両端が開口した円筒状部材であって、軸線に沿った1本のスリット411を有する。インナースリーブ410の一端側は、本体フレーム200の他端側に固定的に取り付けられる。インナースリーブ410の一端側の開口からスピンドル300の他端が挿入される。このとき、スピンドル300の他端をインナースリーブ410に挿入し、スリット411を通して係合ピン332を係合駒部材330に圧入し、係合ピン332がスリット411から突出するようにする。インナースリーブ410の内径は、係合駒部材330の外径と同じになるように設計されている。係合駒部材330がインナースリーブ410の内周面に軸受けされた状態でスピンドル300とともに係合駒部材330がインナースリーブ410の内側を摺動する。このとき、係合ピン332がスリット411から突き出ているので、スピンドル300は係合ピン332によって回り止めされた状態で進退することになる。
インナースリーブ410の他端側の開口にはキャップ412が螺入されている。
アウタースリーブ420は、両端が開口した円筒状部材であって、アウタースリーブ420はインナースリーブ410の外側に外嵌するように設けられる。
このとき、アウタースリーブ420は、インナースリーブ410に対して周方向に回転可能になっている。ここで、アウタースリーブ420の内周面には、1条のスパイラル溝421が形成されている。スパイラル溝421には係合ピン332が係合する。
カバー部材430は、アウタースリーブ420の外側に被せられたカバーであって、表面にローレット加工が施されている。カバー部材430とアウタースリーブ420との間には滑りがなく、カバー部材430とアウタースリーブ420とは一体的に回転するようになっている。
カバー部材430を周方向に回転操作すると、カバー部材430とともにアウタースリーブ420が周方向に回転する。ここで、アウタースリーブ420の内周のスパイラル溝421に係合ピン332が係合しており、しかも、係合ピン332はインナースリーブ410のスリット411によって回転規制されている。したがって、カバー部材430の回転操作により係合ピン332がスパイラル溝421に押されて進退する。
係合ピン332、係合駒部材330およびスピンドル300は一体的になっているので、係合ピン332の進退によってスピンドル300も進退する。
スピンドル300をオーステナイト系ステンレス鋼としたので、スピンドル300を進退させる機構としてスピンドル自体にネジを切ることは難しい。この点、本実施形態では、回転規制した係合ピン332をアウタースリーブ420のスパイラル溝421で移動させる構成を採用したものである。
ここで、インナースリーブ410は、黄銅で形成することが好ましい。
黄銅は非磁性体の材料であり、かつ、快削材である。
インナースリーブ410は軸受材であるから内径の加工精度が求められる。また、インナースリーブ410にはスリット411を形成しており、このスリット411によりスピンドル300の移動の真直度を確保するとともに回り止めが実現されている。後述するようにスピンドル300の移動をエンコーダ510で検出するにあたって本実施形態ではスピンドルにメインスケール511を直接または間接的に取り付けている。
したがって、スピンドル300がわずかでも回転したりすると、エンコーダの検出精度に影響する。この観点からオーステナイト系ステンレス鋼では加工が難しいので、インナースリーブ410の材料としては黄銅が好ましいと考えられる。
あるいは、インナースリーブ410は、純アルミニウムあるいは非磁性体のアルミニウム合金で形成してもよい。純アルミニウムあるいはアルミニウム合金の場合、熱膨張が大きい(線膨張係数が大きい)ことや剛性(ヤング率)の点でやや劣る点があるが、加工がし易いことと、軽量であるという利点はある。本体フレーム200をオーステナイト系ステンレス鋼で形成するのであれば、全体の重量バランスを考えてインナースリーブ410を純アルミニウムあるいはアルミニウム合金で形成してもよい。
小型測定器(スモールツール)にあっては長時間片手で持っていても負担にならない程度の重さであることが望ましいし、落としたときに破損しにくいし安全でもある。
逆に、本体フレーム200を純アルミニウムあるいは非磁性体のアルミニウム合金で形成するのであれば、インナースリーブ410は黄銅にするのがよいであろう。
さらには、インナースリーブ410は、オーステナイト系ステンレス鋼で形成してもよい。
オーステナイト系ステンレス鋼は、非磁性体の材料のなかでは熱膨張が小さいことや強度が高いという点で測定器の材料としては好ましいといえる。ただし、加工が難しいのと、重量が増す、という問題はある。
また、アウタースリーブは樹脂成形品(例えば液晶ポリマー)である。カバー部材は、樹脂成形品で形成することが好ましい。
次に、検出部500の構成を説明する。
図4は、検出部500の分解斜視図である。
検出部500は、エンコーダ510と、ヘッド固定部530と、を有する。
エンコーダ510は、リニアエンコーダ510であって、長手状のメインスケール511と、検出ヘッド512と、を有する。
メインスケール511と検出ヘッド512とはメインスケール511の長手方向に沿って相対移動可能となっており、検出ヘッド512はメインスケール511に対する位置または変位を検出する。本実施形態では、検出ヘッド512は本体フレーム200に対して固定的に設けられ、メインスケール511がスピンドル300とともに進退するようになっている。
ここでは、リニアエンコーダ510は静電容量式である。すなわち、メインスケール511は、ガラス基板に長手方向に所定ピッチで配列された格子電極が設けられたものである。検出ヘッド512は、ガラス基板に複数組の送信電極と受信電極とが設けられたものである。そして、検出ヘッド512の送信電極からメインスケール511の格子電極に所定の交流信号を送信し、この交流信号で誘起される格子電極の電位を受信電極で読み取る。これにより、検出ヘッド512はメインスケール511に対する位置または変位を検出する。
スピンドル300の側面に平面が形成され、この平面がスケール台座520となっている。スケール台座520にメインスケール511が取り付け固定されている。これにより、メインスケール511がスピンドル300とともに進退する。
ヘッド固定部530は、ヘッド保持板531と、押さえ板533と、固定板534と、を有する。
ヘッド保持板531の一面(うら面)に検出ヘッド512が取り付けられる。
ヘッド保持板531の一面において、検出ヘッド512と干渉しない位置に複数(3つ)の突起532が形成されており、突起532の先端がメインスケール511に対して摺動可能に当接する。これにより、検出ヘッド512がメインスケール511に対して所定ギャップを位置しながら対向する。
押さえ板533は、ヘッド保持板531の他面(おもて面)を押してヘッド保持板531をメインスケール511に押し付ける板バネである。押さえ板533は、片持ち梁状の板バネでヘッド保持板531をおもて面から押す。
固定板534は、押さえ板533を片持ち梁状に保持する。さらに、固定板534は、本体フレーム200に形成された取付台座250にネジ止めされる。
例えば、ヘッド固定部530、ヘッド保持板531、押さえ板533、固定板534は、オーステナイト系ステンレス鋼で形成する。
本体フレーム200の内部にはフレキシブルプリント回路基板540が設けられ、エンコーダ510(メインスケール511、検出ヘッド512)、外部出力端子541、GND端子542、演算処理回路、デジタル表示部230および操作スイッチ240の配線がなされている。
本実施形態では、スピンドル300の移動機構として、スパイラル溝421の回転で係合ピン332を移動させる構成を採用している。ただし、この構成では、スパイラル溝421の精度に限界があるため、シンブル部400の回転量からスピンドル300の変位量を精密に求めることは難しい。この点、本実施形態では、エンコーダ510によってスピンドル300の変位を検出する構成を採用したものである。
(第2実施形態)
本発明の第2実施形態を図5から図8を参照しながら説明する。
第2実施形態の基本的な構成は第1実施形態と共通するが、第2実施形態では、U字フレーム部710とシンブル部400との間にあるスピンドル保持部720が所定値以上の長さを有している点に特徴がある。
第2実施形態と第1実施形態とで共通する要素には対応する符号を付してその説明を省略する。
図5は、第2実施形態に係るデジタル式マイクロメータ600の外観図である。
図5において、本体フレーム700は、U字フレーム部710と、スピンドル保持部720と、を有する。
U字フレーム部710の一端の内側にはアンビル210が設けられている。U字フレーム部710の他端側には、筒状のスピンドル保持部720が設けられている。そして、本体フレーム700を構成するU字フレーム部710およびスピンドル保持部720は、非磁性体で形成されている。本体フレーム700を形成する非磁性体の材料としては、例えば、オーステナイト系ステンレス鋼、純アルミニウム、非磁性のアルミニウム合金が例として挙げられる。
図6は、第2実施形態に係るデジタル式マイクロメータ600の断面図である。
筒状のスピンドル保持部720の内部にスピンドル300が挿通される。スピンドル保持部720の一端からスピンドル300が突き出てアンビル210に対して軸方向進退可能となっている。スピンドル300の一端面には接触子310が設けられている。
ここで、スピンドル保持部720は、単純な筒状であることが望ましい。第2実施形態の本体フレーム700には、第1実施形態の本体フレーム700のような電装系を内蔵するスペースは必要無い。
さらに、本第2実施形態では、スピンドル保持部720の長さが一つの特徴であるが、これについては後述する。
スピンドル保持部720の他端にシンブル部400が取り付けられている。さらに、シンブル部400の他端に変位検出器800が取り付けられている。
図7は、第2実施形態におけるシンブル部400の断面図である。
基本的には、シンブル部400の構成自体は、第1実施形態で説明したシンブル部400の構成と同じでよい。ただし、第2実施形態のシンブル部400においては、必ずしも、構成材料を非磁性体にする必要はない。例えば、インナースリーブは鉄系(鉄鋼系)の材料で形成されていてもよい。
図7では、スピンドル300に直に係合ピン332を取り付けているが、第1実施形態と同じように係合駒部材330をスピンドル300の後端に取り付けて、係合駒部材330に係合ピン332をつけてもよい。
変位検出器800は、棒状の測定子830の進退量をデジタル式に検出するものであればよい。いわゆる、デジタル式ダイヤルゲージやインジケータと呼ばれる測長器(測定器)である。変位検出器800は、筐体810と、筐体810の側面に取り付けられたステム820と、ステム820を通して軸方向進退可能に設けられた測定子830と、測定子830の変位を検出するエンコーダと、を有する。さらに、変位検出器800は、演算処理部、表示機能部、外部通信用のコネクタ端子あるいは無線通信機を有する。
シンブル部400の他端に筒状の継手840が取り付けられ(螺合され)、この筒状継手840の他端に変位検出器800のステム820が固定されている。そして、測定子830がスピンドル210の後端に当接しており、スピンドル210の進退に追従する。したがって、スピンドル210の変位(位置)が測定子830の変位(位置)として検出される。変位検出器800の構成材料は、非磁性体でもよく、磁性体でもよい。例えば、測定子830が鉄(鉄鋼系の材料)で形成されていてもよい。
さて、測定対象物を測定する測定作業時には、U字フレーム部710の一端と他端との間に測定対象物を挟む。測定対象物が強磁石であれば、このU字フレーム部710の一端と他端との間がもっとも磁場が強い領域となる。測定作業時にU字フレーム部710の近くに磁性体があれば、測定作業時に測定対象物(強磁石)と強く引き合うこととなる。
U字フレーム部710の一端と他端との間のエリアを測定物配置エリアと称することにする。
第2実施形態では、強磁性体(鉄鋼系の材料)を構成材料として含む可能性があるシンブル部400および変位検出器800を測定物配置エリアから所定距離以上離すこととする。
測定物配置エリアから所定距離以内に配置されてしまうもの、例えば、U字フレーム部710およびスピンドル保持部720からなる本体フレーム700、スピンドル300、アンビル210については、非磁性体で構成する必要がある。
その一方、測定物配置エリアから所定距離以上離れて配置されるシンブル部400や変位検出器800の構成材料については、強磁性体(鉄鋼系の材料)を使用できるようになる。
本発明者らは、本第2実施形態のようにマイクロメータの構造を変更したうえで、スピンドル保持部720の長さLがどの程度必要であるか鋭意検討した。
(ここで、スピンドル保持部720の長さLというのは、測定物配置エリアとシンブル部400との距離、あるいは、測定物配置エリアと変位検出器800との距離、に相当する。)
いま、図8は、質量約1kgのネオジム磁石と、強磁性体である鉄でできた十分大きな面積をもつ板(以下鉄板と呼ぶ)との間に働く力を、磁石と鉄板との間の距離を変えてプロットしたグラフである。
典型的なHEV(電気式ハイブリッド自動車)や電気自動車のモータに使用される磁石の質量は約1kgとされているので、ここでは磁石の質量を約1kgとして力を算出した。
図8より、磁石から200mm離れると、磁石が鉄板を引き寄せる力は0.04Nとなり、ほとんど磁石の影響を受けないことが分かる。そこで、本第2実施形態ではスピンドル保持部720の長さLを200mm以上に設定することが望ましい。
(換言すると、測定物配置エリアとシンブル部との距離が200mm以上、あるいは、測定物配置エリアと変位検出器との距離が200mm以上、ということである。)
これにより、HEVのモータを構成する強磁石を測定する場合でも、本実施形態のマイクロメータと測定対象物(強磁石)とがほとんど引き合わず、高精度な測定が可能となる。
なお、測定対象物がいつも1kgの強磁石というわけではなく、測定対象物のサイズが小さくなればそれだけ測定対象物の磁力が小さくなるのであるから、スピンドル保持部720の長さLは、予定される測定対象物のサイズに応じて決められてもよい。
いま、スピンドル300をアンビル210から最も離間させたときのアンビル210と接触子310との距離を当該デジタル式マイクロメータの測定範囲dとする。
このとき、スピンドル保持部720の長さLは、d以上とすることが好ましい。
さらには、スピンドル保持部720の長さLを、測定範囲dの1.5倍以上とすることが好ましい。
さらに、スピンドル保持部720の長さLを測定範囲dの2倍以上としてもよい。
さらに、スピンドル保持部720の長さLを測定範囲dの3倍以上としてもよい。
スピンドル保持部720の長さLが測定範囲dよりも短いと、測定作業中に測定対象物とシンブル部400、あるいは、測定対象物と変位検出器800とが引き合って、測定精度に影響が生じる可能性がある。
スピンドル保持部720の長さLが測定範囲dの1.5倍や2倍以上であれば、測定作業中に測定対象物とシンブル部400、あるいは、測定対象物と変位検出器800とが引き合う力は十分に小さくなると考えられる。
さらに、スピンドル保持部720の長さLが測定範囲dの3倍以上になれば、測定対象物を交換するようなときでも測定対象物をシンブル部400や変位検出器800に接近させてしまうような事故がかなり少なくなると考えられる。
なお、スピンドル保持部720の長さが長くなるとスピンドル保持部720の温度変化による伸縮量が大きくなる可能性がある。
測定作業中にスピンドル保持部720が伸縮すると、測定値の誤差として重畳することになる。そこで、スピンドル保持部720をゴムや合成樹脂で覆うことで、本実施形態のマイクロメータを人が手に持ちながら使用するような場合でも、測定値に誤差が生じることを低減するようにすることが好ましい。
(第3実施形態)
図9に、本発明の第3実施形態を例示する。
第3実施形態としては、第2実施形態で説明したデジタル式マイクロメータにさらに保護部材を追加したものである。
保護部材としては、前側保護部材(第1保護部材)910と、後側保護部材(第2保護部材)930と、が設けられている。
前側保護部材(第1保護部材)910は、シンブル部400の周囲に配設されて、測定対象物(強磁石)がシンブル部400に接近したり接触したりすることを防ぐ。
前側保護部材910は、所定角度間隔(ここでは例えば120°間隔)で配置された複数本(ここでは3本)の前側アーム部920からなる。
前側アーム部920は、取付部921と、延在部922と、前側アーチ部923と、を有する。
取付部921は、スピンドル保持部720の他端寄り(シンブル部寄り)において、スピンドル保持部720に外嵌するように取り付けられている。
すべての(3本の)前側アーム部920は一つの取付部921で繋がっている。
延在部922は、取付部921から連続しており、スピンドル保持部720と略平行にスピンドル保持部720の途中まで延在している。
前側アーチ部923は、延在部922の先端から連続していて、弧を描くようにスピンドル保持部720から離れながらシンブル部400の方に向い、先端がシンブル部400の周囲にある。
後側保護部材(第2保護部材)930は、変位検出器800の周囲に配設されて、測定対象物(強磁石)が変位検出器に接近したり接触したりすることを防ぐ。
後側保護部材930は、所定角度間隔(ここでは例えば120°間隔)で配置された複数本(ここでは3本)の後側アーム部940からなる。
後側アーム部940は、変位検出器800のキャップ821に取り付けられる延長棒941と、後側アーチ部942と、を有する。
後側アーチ部942は、延長棒941の他端(後端)から連続していて、弧を描くように延長棒941から離れながら変位検出器800の方に向い、先端が変位検出器800の周囲にある。
前側アーチ部923とシンブル部400との距離は、所定距離以上、例えば100mm程度以上確保しておくことが好ましい。おなじく、後側アーチ部942と変位検出器800との距離は、100mm程度確保しておくことが好ましい。
これは、図8より、測定対象物(強磁石)と鉄(シンブル部400や変位検出器800の構成材料)との距離を100mm以上にしておけば、両者の間の磁力は約1N以下になると期待できることによる。
前側保護部材(第1保護部材)910および後側保護部材(第2保護部材)930は非磁性体の材料で構成されている。
前側保護部材910および後側保護部材930には、オペレータが手を差し入れる隙間があるので、オペレータがシンブル部400を回したり、変位検出器800の設定をしたり測定値を読み取ったりするのに邪魔になることはない。その一方で、前側保護部材910および後側保護部材930があることで、測定対象物がシンブル部400や変位検出器800に接近することを物理的に防ぐことはもちろん、オペレータに保護部材910,930の内側には測定対象物(強磁石)を入れないように注意を促すことにもなる。
なお、本発明は上記実施の形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。
上記実施形態の説明において、本体フレーム、アンビル、ガイドブッシュ、スピンドル、係合駒部材、シンブル部(インナースリーブ、アウタースリーブ)の材料を例示したが、上記に挙げた例の他、非磁性体の材料として、高マンガンオーステナイト系ステンレス鋼などのオーステナイト系ステンレス鋼、純アルミニウム、非磁性のアルミニウム合金、チタン合金、セラミクス、炭素繊維強化プラスチック等のプラスチック(合成樹脂)、ベリリウム銅、マグネシウム合金、および、黄銅のなかから選択してもよい。
エンコーダとしては、静電容量式リニアエンコーダを例示した。
この他、光電式エンコーダ、電磁誘導式エンコーダ、磁気式エンコーダが採用できる。
エンコーダとしては、メインスケールにも検出ヘッドにもガラス基板を使用するのがよいと考えられる。
ただ、演算処理回路のチップだけは磁気シールド材(例えば強磁性体の金属)で囲んでおいてもよい。チップが十分に小さければ、強磁石である測定対象物(ワーク)との間に生じる力(磁力)もそれほど大きくはならない。
第2実施形態においては、スピンドル保持部の他端にシンブル部を取り付け、さらに、シンブル部の他端に変位検出器を設けた。
シンブル部と変位検出器との位置を逆にして、スピンドル保持部の他端に変位検出器を取り付け、さらに、変位検出器の他端にシンブル部を取り付けるようにしてもよい。
ただし、第2実施形態のように、演算処理部や通信機能等を内蔵する変位検出器の方を測定物配置エリアからできるかぎり遠いところに配置した方がよい。
100…デジタル式マイクロメータ、
200…本体フレーム、
210…アンビル、220…ガイドブッシュ、230…デジタル表示部、240…操作スイッチ、250…取付台座、
300…スピンドル、310…接触子、320…テーパー、
330…係合駒部材、331…テーパー孔、332…係合ピン、
400…シンブル部、
410…インナースリーブ、411…スリット、412…キャップ、
420…アウタースリーブ、421…スパイラル溝、
430…カバー部材、
500…検出部、
510…エンコーダ、511…メインスケール、512…検出ヘッド、
520…スケール台座、
530…ヘッド固定部、
531…ヘッド保持板、532…突起、533…押さえ板、534…固定板。
540…フレキシブルプリント回路基板、
600…デジタル式マイクロメータ、
700…本体フレーム、710…字フレーム部、720…スピンドル保持部、
800…変位検出器、810…筐体、820…ステム、830…測定子、840…継手、
910…前側保護部材、
920…前側アーム部、921…取付部、922…延在部、923…前側アーチ部、
930…後側保護部材、
940…後側アーム部、941…延長棒、942…後側アーチ部。

Claims (7)

  1. 本体フレームと、
    端面に接触子を有し、軸方向に進退可能に前記本体フレームに保持されたスピンドルと、
    回転操作を前記スピンドルの直線運動に変換するシンブル部と、
    前記スピンドルの変位を検出する変位検出器と、を備え、
    前記本体フレームと前記スピンドルとは、非磁性体の材料で形成され
    前記シンブル部は、前記スピンドルの他端側を受け容れるように、前記シンブル部の一端側が前記本体フレームに取り付けられた筒状のユニットであって、前記シンブル部の回転操作によって前記スピンドルが無回転の状態で軸方向に進退するようになっており、
    前記変位検出器は、前記シンブル部の他端側に設けられており、前記変位検出器は、前記シンブル部の内部に挿入されて前記スピンドルの他端と一体的に移動する接触子と、前記接触子と一体的に移動するスケールおよび前記スケールに対する相対位置または相対変位量を検出する検出ヘッドを有するエンコーダと、を有する
    とを特徴とするデジタル式マイクロメータ。
  2. 請求項1に記載のデジタル式マイクロメータにおいて、
    前記シンブル部は、軸線に沿ったスリットを有するインナースリーブと、前記インナースリーブに対して周方向に回転可能な状態で外嵌し、かつ、内周面にスパイラル溝を有するアウタースリーブと、を有し、前記スピンドルに固定的に設けられた係合ピンが前記スリットを通して前記スパイラル溝に係合しており、
    前記インナースリーブは、前記スピンドルの他端側を受け容れるように前記本体フレームに固定的に取り付けられている
    ことを特徴とするデジタル式マイクロメータ。
  3. 請求項1または請求項2に記載のデジタル式マイクロメータにおいて、
    前記本体フレームは、U字形フレームの一端の内側にアンビルを有するU字フレーム部と、前記U字フレーム部の他端側において前記アンビルから離れる方向に長さを有するように設けられ、前記スピンドルを保持するためのスピンドル保持部と、を有し、
    前記スピンドル保持部の長さが所定値以上である
    ことを特徴とするデジタル式マイクロメータ。
  4. 請求項3に記載のデジタル式マイクロメータにおいて、
    前記スピンドルを前記アンビルから最も離間させたときの前記アンビルと前記接触子との距離を当該デジタル式マイクロメータの測定範囲dとするとき、
    前記スピンドル保持部の長さが前記測定範囲d以上である
    ことを特徴とするデジタル式マイクロメータ。
  5. 請求項3または請求項4に記載のデジタル式マイクロメータにおいて、
    前記スピンドル保持部の長さが200mm以上である
    ことを特徴とするデジタル式マイクロメータ。
  6. 請求項1から請求項5のいずれかに記載のデジタル式マイクロメータにおいて、
    さらに、
    前記シンブル部の周囲において、前記シンブル部から所定距離離れた位置に非磁性体で形成された第1保護部材が配設されている
    ことを特徴とするデジタル式マイクロメータ。
  7. 請求項1から請求項6のいずれかに記載のデジタル式マイクロメータにおいて、
    さらに、
    前記変位検出器の周囲において、前記変位検出器から所定距離離れた位置に非磁性体で形成された第2保護部材が配設されている
    ことを特徴とするデジタル式マイクロメータ。
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