JPH0610895U - 計器の照明構造 - Google Patents

計器の照明構造

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JPH0610895U
JPH0610895U JP4771092U JP4771092U JPH0610895U JP H0610895 U JPH0610895 U JP H0610895U JP 4771092 U JP4771092 U JP 4771092U JP 4771092 U JP4771092 U JP 4771092U JP H0610895 U JPH0610895 U JP H0610895U
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JP
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lens
case
burr
outer peripheral
instrument
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JP4771092U
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Inventor
浩一 西川
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Yazaki Corp
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Yazaki Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 レンズの打抜き加工時に発生するバリの方向
によらず、レンズをケースに密着させて装着することが
でき、表示の見ばえの悪化や表示品質の低下を防止する
ことが可能な計器の照明構造を提供すること。 【構成】 レンズ15bの外周縁部を支持するケース2
0の支持部22に、レンズ15bの外周縁端部に沿って
溝部23を形成し、レンズ15bの装着時にバリ19を
溝部23に収容する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、車両の計器盤に設けられた計器の照明構造に関し、特にレンズに 照射された光の漏洩を防止する計器の照明構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
車両の計器盤には、例えば図3に示すように、速度計1と回転計3とが設けら れ、速度計1と回転計3の左右両側には、各種の情報を表示するウォーニング表 示部5a,5bが設けられている。ウォーニング表示部5a,5bの裏側には、 車室側の表面にヘッドランプ、バッテリ等の記号やP,R,L,D等のギアのシ フトレンジを表す文字などの複数の表示部分17a,17bの描かれたレンズ1 5a,15bが設けられ、これらの表示部分17a,17bを計器盤の裏側から 車室側に向かって個別に照射することにより、乗員に各種情報が報知される。
【0003】 図4に、従来の計器の取付構造として、左側ウォーニング表示部5aの構成の 一例を示す(例えば、実公昭63−50699号公報参照)。なお、左右のウォ ーニング表示部5a,5bの構成は、特に示さない限り略同一である。
【0004】 計器盤の見返し7には、表示部分17aに対応した複数の略矩形状の開口窓9 が形成され、見返し7の内側には、開口窓9を囲むようにケース10が設けられ ている。図6に示すように、ケース10は、周壁11と隔壁14によって構成さ れ、隔壁14は、周壁11によって囲まれた内部を表示部17aに対応した複数 のセル室16に区画している。
【0005】 図4に示すように、セル室16の両端は開口し、一端側の周壁11の端面には 、レンズ15aの外周縁部を支持する支持部12が設けられている。支持部12 は、周壁11の端面11aからセル室16側に一段低くなるように端面11aと 略平行に形成された段部平面12aと、端面11aと略垂直に形成された段部側 面12bとから成っている。段部平面12aはレンズ15aの外周端部と接し、 段部側面12bはレンズ15aの平面方向の移動を阻止する。レンズ15aは、 突起部7aと支持部12の段部平面12aとに挟持され、セル室14の一端側及 び開口窓19を塞いだ状態で見返し7とケース10との間に装着される。一方、 セル室16の他方側は、各セル室16内に収容される光源としてのランプ13を 支持するプリント基板18によって塞がれている。
【0006】 レンズ15aは、硬質樹脂(例えばポリカーボネート等)の薄板に表示部分1 7aを形成した後、所定形状の金型によって打抜いて成形している。従来は、左 右レンズ15a,15bが必ずしも同一形状又は対称形状ではない等の理由から 金型を共用とせず、左側のレンズ15aの成形には左側専用の金型を使用し、右 側のレンズ15bの成形には右側専用の金型を使用している。
【0007】 レンズ15aに打抜き加工を施すと、外周縁部には打抜き方向に向かって、レ ンズ15aの表面に略垂直なバリ19が発生する。このため、従来は、左側につ いては図5(a)に、右側については図5(b)にそれぞれ示すように、ケース 10への取付け時における左右レンズ25a,15bのバリ19が、共に表示部 分17a,17bの形成された側に発生するように、すなわちバリ19の発生方 向が、装着時の車室側へ向かう方向(矢印X方向)となるように左右の金型を形 成している。これにより、図6及び図7に示すように、左右のレンズ15a,1 5bをケース10に取り付けたときに、左右両側において支持部12がレンズ1 5a,15bのバリ19の無い平坦な面と接するので、支持部12とレンズ15 a,15bとの間、及び隔壁14とレンズ15a,15bとの間に隙間が発生し 難くくなる。その結果、ランプ13の光がレンズ15a,15bを通らずに他部 へ洩れてしまったり、隣接する他の表示部分17aを照射してしまうおそれが少 なく、表示の見ばえの悪化や表示品質の低下が防止されている。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】
ここで、レンズの製造工程の簡略化や部品管理の簡素化等のため、左右レンズ 15a,15bの形状を、一方のレンズを裏返したときに他方のレンズと同じ形 状となるような対称形状とし、左右のレンズ15a,15bを共通の金型によっ て打抜き成形しようとすると、左右のレンズ15a,15bに発生するバリ19 の方向が必ず反対方向となる。すなわち、図8(a)に示すように、左側レンズ 15aのバリ19が車室内側へ向かう方向(矢印X方向)に発生したときは、右 側レンズ15bのバリ19は、図8(b)に示すように、ケース10に向かう方 向(矢印Y方向)に発生する。
【0009】 このため、従来の計器の照明構造では、図9に示すように、共通の金型で成形 した前記右側レンズ15bを装着した場合、支持部12にバリ19があたってし まい、レンズ15bと支持部12とが密着せず、レンズ15bが浮いた状態とな ってしまうおそれがある。レンズ15bが浮いた状態となると、支持部12とレ ンズ15bとの間、及び隔壁14とレンズ15bとの間に隙間が発生し、ランプ 13の光がレンズ15bを通らずに他部へ洩れてしまったり、隣接する他の表示 部分17aを照射してしまうおそれがあり、表示の見ばえの悪化や表示品質の低 下の一因となる。
【0010】 このような不都合は、レンズ15bの打抜き加工後にレンズ15bのバリ19 を除去することによっても回避可能であるが、バリ19を除去するための工程が 増えてしまうこととなり、工程の簡略化を図ることができない。
【0011】 この考案は、このような従来の課題を解決するためになされたもので、その目 的とするところは、レンズの打抜き加工時に発生するバリの方向によらず、レン ズをケースに密着させて装着することができ、表示の見ばえの悪化や表示品質の 低下を防止することが可能な計器の照明構造を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、この考案は、開口した一端側の端面に支持部が形成 されたケースと、このケースの内部に設けられた光源と、前記支持部に外周縁部 が支持されて前記ケースの一端側開口を塞ぐレンズとを備えた計器の照明構造に おいて、前記ケースの支持部に、前記レンズの外周縁端部に沿って溝部を形成し た構成としてある。
【0013】
【作用】
外周端縁部にレンズの表面と略垂直なバリを有するレンズを、バリをケース内 側へ向けてケースに装着すると、バリが溝部に収容されるので、レンズと支持部 とを密着させることができる。
【0014】
【実施例】
以下、この考案の一実施例を図面に基づいて説明する。
【0015】 図1は、この考案に係る計器の照明構造の一実施例を示す要部拡大図であり、 図2は、図1の照明構造の斜視図である。
【0016】 計器盤の見返し7の内側にはケース20が設けられ、ケース20の周壁21に よって囲まれた内部は、従来と同様に、隔壁24によって複数のセル室26に区 画している。セル室26の開口した一端側の周壁21の端面21aには、レンズ 15bの外周縁部を支持する支持部22が設けられ、セル室26内の他端側には 、従来と同様に図4に示すような光源としてのランプ13が設けられている。
【0017】 支持部12には、周壁21の端面21aからセル室26側に一段低く、かつレ ンズ15a,15bの外周縁部と接するように端面21aと略平行に形成された 段部平面22a(図2の斜線部)と、端面21aと略垂直に形成された段部側面 22bが形成されている。段部平面22aには、レンズ15a,15bの外周端 縁部に沿って、所定の深さの溝部23が、段部平面22aよりもさらに一段低く なるように段部側面22bとの間に形成されている。この実施例では、段部平面 22aのセル室26側端部から段部側面22bまでの間隔t1 は略1.0mmに、 溝部23の幅t2 は略0.5mmに形成されている。
【0018】 このようなケース20に、共通の金型で打抜き加工によって成形された対称形 状の左右のレンズ15a,15bのうち、バリ19がケース20へ向かう方向に 発生した右側レンズ15bを装着すると、レンズ15bの外周端縁部に発生した バリ19が溝部23内に収容されて、段部平面22aがバリ19と接することな くレンズ15bの外周端部と確実に接し、この状態で見返し7との間に装着され る。従って、装着時にレンズ15bが浮いた状態とならず、支持部22とレンズ 15bとの間、及び隔壁24とレンズ15bとの間に隙間が発生し難くくなり、 ランプ13の光がレンズ15bを通らずに他部へ洩れてしまったり、隣接する他 の表示部分を照射してしまうおそれが少なく、表示の見ばえの悪化や表示品質の 低下を防止することができる。
【0019】 また、ケース20に、バリ19が車室側へ向かう方向に発生した左側レンズ1 5aを装着すると、従来と同様に段部平面22aがレンズ15aのバリ19の無 い平坦な面と接するので、左側でも光洩れが防止される。
【0020】 このように、この実施例によれば、バリ19が車室側に発生したレンズ15a とケース20側に発生したレンズ15bとを、光洩れの発生を防止して確実に装 着することができる。これにより、左右のレンズ15a,15bを共通の金型で 成形した場合でも、左右両方のレンズ15a,15bを光洩れを防止した状態で でケース20に装着することができ、レンズ15a,15bの製造工程の簡略化 や部品管理の簡素化を図ることができる。
【0021】 なお、レンズ15a,15bの平面方向の移動は、従来と同様に段部側面22 bによって阻止される。
【0022】 また、この考案は、上記実施例に限るものではない。例えば、表裏の無いレン ズを打抜き加工によって成形する場合に適用すると、レンズには、バリの発生に よって方向性(バリのある側と無い側)が生じるが、この考案に係る照明構造に よれば、このように成形したレンズを表裏関係なく取り付けても良好に光洩れを 防止することができるので、レンズの取り付け作業がより簡単となり、作業効率 の向上を図ることができる。
【0023】
【考案の効果】
以上説明したように、この考案に係る計器の照明構造によれば、バリをケース 内に向けて装着しても、レンズと支持部とが密着するので、表示の見ばえの悪化 や表示品質の低下を防止することができる。
【提出日】平成5年1月5日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0003
【補正方法】変更
【補正内容】
【0003】 図4に、従来の計器の取付構造として、左側ウォーニング表示部5aの構成の 一例を示す(例えば、実公昭63−50699号公報参照)。なお、左右のウォ ーニング表示部5a,5bの構成は、特に示さない限り同一である。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0017
【補正方法】変更
【補正内容】
【0017】 支持部12には、周壁21の端面21aからセル室26側に一段低く、かつレ ンズ15a,15bの外周縁部と接するように端面21aと略平行に形成された 段部平面22a(図2の斜線部)と、端面21aと略垂直に形成された段部側面 22bが形成されている。段部平面22aには、レンズ15a,15bの外周端 縁部に沿って、所定の深さの溝部23が、段部平面22aよりもさらに一段低く なるように段部側面22bとの間に形成されている。この実施例では、段部平面 22aのセル室26側端部から段部側面22bまでの間隔t1 は各1.5mmに、 溝部23の幅t2 は各1.0mmに形成されている。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案に係る計器の照明構造の一実施例を示
す要部拡大図であり、図2のB方向からの矢視図であ
る。
【図2】図1の照明構造の斜視図である。
【図3】従来の車両の計器盤の構成を示す正面図であ
る。
【図4】従来のケースの構成を示す正面断面図である。
【図5】左右専用の金型で打抜いた左右のレンズを示す
斜視図であり、(a)は左側レンズを、(b)は右側レ
ンズをそれぞれ示す。
【図6】従来のケースの構成を示す斜視図である。
【図7】図5のレンズを従来のケースへ装着した場合の
状態を示す図であり、図6のA方向からの矢視図であ
る。
【図8】共通の金型で打抜いた左右のレンズを示す斜視
図であり、(a)は左側レンズを、(b)は右側レンズ
をそれぞれ示す。
【図9】図8(b)の右側レンズを従来のケースに装着
した場合の状態を示す図である。
【符号の説明】
13 ランプ(光源) 15a レンズ(左側レンズ) 15b レンズ(右側レンズ) 20 ケース 22 支持部 23 溝部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 開口した一端側の端面に支持部が形成さ
    れたケースと、このケースの内部に設けられた光源と、
    前記支持部に外周縁部が支持されて前記ケースの一端側
    開口を塞ぐレンズとを備えた計器の照明構造において、 前記ケースの支持部に、前記レンズの外周縁端部に沿っ
    て溝部を形成したことを特徴とする計器の照明構造。
JP4771092U 1992-07-08 1992-07-08 計器の照明構造 Pending JPH0610895U (ja)

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JP4771092U JPH0610895U (ja) 1992-07-08 1992-07-08 計器の照明構造

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000173321A (ja) * 1998-12-01 2000-06-23 Patent Treuhand Ges Elektr Gluehlamp Mbh 電球およびこの電球を備えた照明装置

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3131015B2 (ja) * 1992-04-03 2001-01-31 株式会社鷺宮製作所 電磁式制御弁

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