JPH06108570A - 石板によるカーテンウォール構造 - Google Patents
石板によるカーテンウォール構造Info
- Publication number
- JPH06108570A JPH06108570A JP35416091A JP35416091A JPH06108570A JP H06108570 A JPH06108570 A JP H06108570A JP 35416091 A JP35416091 A JP 35416091A JP 35416091 A JP35416091 A JP 35416091A JP H06108570 A JPH06108570 A JP H06108570A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- mounting
- stone plate
- slate
- curtain wall
- attached
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Load-Bearing And Curtain Walls (AREA)
Abstract
(57)【要約】 （修正有）
【目的】 工期の短縮、経費の低減が図れる石板による
カーテンウォール構造を提供することを目的としてい
る。 【構成】 建築物躯体の外側面に設置されたフレーム７
に下地アングル材８を横方向に取付け、この下地アング
ル材の外側には、Ｌ字状に形成しかつ折曲端部を石板取
付端部となした取付金物９を前記石板取付端部が交互に
上、下方向に向くように間隔を有して取付け、この取付
金物にはさらに石板１を取付け、石板には予め厚み上、
下側面のそれぞれに凹溝４が設けてあり、該凹溝が前記
取付金物の石板取付端部に嵌合し固定してなるように形
成したものである。
カーテンウォール構造を提供することを目的としてい
る。 【構成】 建築物躯体の外側面に設置されたフレーム７
に下地アングル材８を横方向に取付け、この下地アング
ル材の外側には、Ｌ字状に形成しかつ折曲端部を石板取
付端部となした取付金物９を前記石板取付端部が交互に
上、下方向に向くように間隔を有して取付け、この取付
金物にはさらに石板１を取付け、石板には予め厚み上、
下側面のそれぞれに凹溝４が設けてあり、該凹溝が前記
取付金物の石板取付端部に嵌合し固定してなるように形
成したものである。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は石板によるカーテンウ
ォール構造に関するものである。
ォール構造に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来よりアメリカ等の高層建築では石材
によるカーテンウォールが一般的になりつつあるが、日
本においては実用化は遅れている。
によるカーテンウォールが一般的になりつつあるが、日
本においては実用化は遅れている。
【発明が解決しようとする課題】ところで、日本におい
て石材によるカーテンウォールの実用化が遅れている原
因としては、地震や台風が多いことから、耐震性、耐風
性に対する懸念もさることながら、施工に際して多くの
手間を要することが揚げられる。この発明は前記事情に
鑑み開発したもので、工期の短縮、コストの低減が図れ
る石板によるカーテンウォール構造を提供することを目
的としている。
て石材によるカーテンウォールの実用化が遅れている原
因としては、地震や台風が多いことから、耐震性、耐風
性に対する懸念もさることながら、施工に際して多くの
手間を要することが揚げられる。この発明は前記事情に
鑑み開発したもので、工期の短縮、コストの低減が図れ
る石板によるカーテンウォール構造を提供することを目
的としている。
【０００４】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に本発明では、建築物躯体の外側面に設置されたフレー
ムに下地アングル材を横方向に取付け、この下地アング
ル材の外側には、Ｌ字状に形成しかつ折曲端部を石板取
付端部となした取付金物を前記石板取付端部が交互に
上、下方向に向くように間隔を有して取付け、この取付
金物には予め厚み上下側面のそれぞれに凹溝が設けてあ
り、この凹溝が前記取付金物の石板取付端部に嵌合し、
固定してなるように形成したものである。
に本発明では、建築物躯体の外側面に設置されたフレー
ムに下地アングル材を横方向に取付け、この下地アング
ル材の外側には、Ｌ字状に形成しかつ折曲端部を石板取
付端部となした取付金物を前記石板取付端部が交互に
上、下方向に向くように間隔を有して取付け、この取付
金物には予め厚み上下側面のそれぞれに凹溝が設けてあ
り、この凹溝が前記取付金物の石板取付端部に嵌合し、
固定してなるように形成したものである。
【０００５】
【実施例】以下図示した実施例に基いて説明する。１は
建築物躯体の壁体を構成する石板を示し、この石板１は
平板状の本体２の厚み上側面に、さらに直方体に加工し
た目地部３をエポキシ系接着剤で接着したもので、その
厚み上側面及び下側面には予め凹溝４を形成してある。
またこの石板１の縦、横の側面部分には予めポリウレタ
ン製固形シール材５が両面接着テープによって固着して
ある。６は縁材を示すもので、この縁材６は直方体状の
石材の一隅角部を凹曲面に加工したものであり、厚み上
側面及び下側面には凹溝６ａが形成してある。
建築物躯体の壁体を構成する石板を示し、この石板１は
平板状の本体２の厚み上側面に、さらに直方体に加工し
た目地部３をエポキシ系接着剤で接着したもので、その
厚み上側面及び下側面には予め凹溝４を形成してある。
またこの石板１の縦、横の側面部分には予めポリウレタ
ン製固形シール材５が両面接着テープによって固着して
ある。６は縁材を示すもので、この縁材６は直方体状の
石材の一隅角部を凹曲面に加工したものであり、厚み上
側面及び下側面には凹溝６ａが形成してある。
【０００６】これらの石板１及び縁材６は、建築物躯体
の外側面に設置されたフレーム７に直交したステンレス
製の下地アングル材８及びＬ型のステンレス製取付金物
９を介して建築物躯体に壁面として取付けられている。
の外側面に設置されたフレーム７に直交したステンレス
製の下地アングル材８及びＬ型のステンレス製取付金物
９を介して建築物躯体に壁面として取付けられている。
【０００７】下地アングル材８は図２に示すように直交
する二枚の側片８ａ、８ｂの内、一側片８ａには長辺が
長手方向に平行なルーズホール（長穴）８ｃが一定間隔
に穿設してあり、また他側片８ｂには長辺が幅方向に平
行なルーズホール８ｃが穿設してある。一方、取付金物
９は図３に示すように、長方形板の上部を直角に折曲し
た断面逆Ｌ字状に形成し、その基部９ａには長辺が幅方
向に平行なルーズホール９ｂが穿設してあり、折曲端部
は石板１あるいは縁材取付用の取付端部９ｃとなってい
る。
する二枚の側片８ａ、８ｂの内、一側片８ａには長辺が
長手方向に平行なルーズホール（長穴）８ｃが一定間隔
に穿設してあり、また他側片８ｂには長辺が幅方向に平
行なルーズホール８ｃが穿設してある。一方、取付金物
９は図３に示すように、長方形板の上部を直角に折曲し
た断面逆Ｌ字状に形成し、その基部９ａには長辺が幅方
向に平行なルーズホール９ｂが穿設してあり、折曲端部
は石板１あるいは縁材取付用の取付端部９ｃとなってい
る。
【０００８】またフレーム７は図４に示すように、チャ
ンネル材により形成され、そのウエブ部分７ａに長辺が
長手方向に平行なルーズホール７ｂが所要の間隔に穿設
してある。
ンネル材により形成され、そのウエブ部分７ａに長辺が
長手方向に平行なルーズホール７ｂが所要の間隔に穿設
してある。
【０００９】各部材は以上の構成からなるが、まず下地
アングル材８は石板１の上下取付け部分、及び縁材６の
上下取付け部分において、一側片８ａをフレーム７に当
接させ、かつルーズホール７ｂとルーズホール８ｃとが
直交するようにして連通させ、ルーズホール７ｂ、８ｃ
においてステンレス製ボルト１０を緊結することにより
フレーム７に直交して横方向に固定されている。
アングル材８は石板１の上下取付け部分、及び縁材６の
上下取付け部分において、一側片８ａをフレーム７に当
接させ、かつルーズホール７ｂとルーズホール８ｃとが
直交するようにして連通させ、ルーズホール７ｂ、８ｃ
においてステンレス製ボルト１０を緊結することにより
フレーム７に直交して横方向に固定されている。
【００１０】上記フレーム７に固定された下地アングル
材８にはさらに取付金物９が固定されている。すなわち
取付金物９はその基部９ａにおいて下地アングル材８の
他側片８ｂ部分に当接させ、かつルーズホール８ｃとル
ーズホール９ｂとが直交するようにして連通させ、ルー
ズホール８ｃ、９ｂにおいてポルト１０を緊結させるこ
とにより取付金物９を下地アングル材８より外側方向に
突出させて固定されている。この場合、取付金物９の取
付端部９ｃは下地アングル材８に沿って交互に上方向あ
るいは下方向に向け固定されている。
材８にはさらに取付金物９が固定されている。すなわち
取付金物９はその基部９ａにおいて下地アングル材８の
他側片８ｂ部分に当接させ、かつルーズホール８ｃとル
ーズホール９ｂとが直交するようにして連通させ、ルー
ズホール８ｃ、９ｂにおいてポルト１０を緊結させるこ
とにより取付金物９を下地アングル材８より外側方向に
突出させて固定されている。この場合、取付金物９の取
付端部９ｃは下地アングル材８に沿って交互に上方向あ
るいは下方向に向け固定されている。
【００１１】石板１はその厚み上側面の取付用凹溝４に
おいて取付金物９の下向き取付端部９ｃに嵌合し、また
厚み下側面の取付用凹溝４において上向き取付端部９ｃ
に嵌合して固定され、建築物の外壁面を構成している。
同様に縁材６は石板１と別個に、その厚み上側面の取付
用凹溝６ａを取付金物９の下向き取付端部９ｃに、厚み
下側面の取付用凹溝６ａを上向き取付端部９ｃにそれぞ
れ嵌合して固定され、建築物の外壁面の部分を構成して
いる。
おいて取付金物９の下向き取付端部９ｃに嵌合し、また
厚み下側面の取付用凹溝４において上向き取付端部９ｃ
に嵌合して固定され、建築物の外壁面を構成している。
同様に縁材６は石板１と別個に、その厚み上側面の取付
用凹溝６ａを取付金物９の下向き取付端部９ｃに、厚み
下側面の取付用凹溝６ａを上向き取付端部９ｃにそれぞ
れ嵌合して固定され、建築物の外壁面の部分を構成して
いる。
【００１２】
【発明の効果】石板の厚み側面に取付用凹溝を予め工場
において形成してあるので、建築現場での穴穿け等の加
工作業が省け、また石板の取付けに際しては、取付用凹
溝部分を建築躯体に固定した取付金物に嵌合するだけな
ので、作業を簡単かつ迅速に行うことができ、熱練度の
低い作業員でも精度の高い取付けが可能であり省力化が
期待できる。さらにシール材を予め工場において取付け
てあるため目地埋作業不要となり工期の短縮、コストの
低減を図ることができる。
において形成してあるので、建築現場での穴穿け等の加
工作業が省け、また石板の取付けに際しては、取付用凹
溝部分を建築躯体に固定した取付金物に嵌合するだけな
ので、作業を簡単かつ迅速に行うことができ、熱練度の
低い作業員でも精度の高い取付けが可能であり省力化が
期待できる。さらにシール材を予め工場において取付け
てあるため目地埋作業不要となり工期の短縮、コストの
低減を図ることができる。
【図１】カーテンウォール部分の縦断面図
【図２】下地アングル材の斜視図
【図３】取付金物の斜視図
【図４】フレーム材の斜視図
１ 石板 ２ 本体 ３ 目地部 ４ 凹溝 ５ 固形シール材 ６ 縁材 ７ フレーム ８ 下地アングル材 ９ 取付金物 １０ ボルト
Claims (3)
- 【請求項１】 建築物躯体の外側面に設置されたフレー
ムに下地アングル材を横方向に取付け、この下地アング
ル材の外側には、Ｌ字状に形成しかつ折曲端部を石板取
付端部となした取付金物を前記石板取付端部が交互に
上、下方向に向くように間隔を有して取付け、この取付
金物にはさらに石板を取付け、石板には予め厚み上、下
側面のそれぞれに凹溝が設けてあり、この凹溝が前記取
付金物の石板取付端部に嵌合し固定してなる石板による
カーテンウォール構造。 - 【請求項２】 フレーム、下地アングル材及び取付金物
にはそれぞれ細長のルーズホールを並列穿設し、このル
ーズホール部分において緊結し固定してなる請求項１記
載の石板によるカーテンウォール構造。 - 【請求項３】 石板の厚み側面部分には予めシール材を
貼着してなる請求項１又は２記載の石板によるカーテン
ウォール構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP35416091A JPH06108570A (ja) | 1991-11-20 | 1991-11-20 | 石板によるカーテンウォール構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP35416091A JPH06108570A (ja) | 1991-11-20 | 1991-11-20 | 石板によるカーテンウォール構造 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06108570A true JPH06108570A (ja) | 1994-04-19 |
Family
ID=18435694
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP35416091A Pending JPH06108570A (ja) | 1991-11-20 | 1991-11-20 | 石板によるカーテンウォール構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06108570A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5657593A (en) * | 1992-03-09 | 1997-08-19 | Eriksen; Bernt | Mounting bracket and mounting system |
| WO2002040801A1 (en) * | 2000-11-11 | 2002-05-23 | Fine Curtain Wall Co., Ltd | Steel frame for curtain wall, construction method and structure of open-joint external wall using the same |
-
1991
- 1991-11-20 JP JP35416091A patent/JPH06108570A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5657593A (en) * | 1992-03-09 | 1997-08-19 | Eriksen; Bernt | Mounting bracket and mounting system |
| WO2002040801A1 (en) * | 2000-11-11 | 2002-05-23 | Fine Curtain Wall Co., Ltd | Steel frame for curtain wall, construction method and structure of open-joint external wall using the same |
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