JPH061082Y2 - ペースト状化粧品収納容器 - Google Patents
ペースト状化粧品収納容器Info
- Publication number
- JPH061082Y2 JPH061082Y2 JP5289288U JP5289288U JPH061082Y2 JP H061082 Y2 JPH061082 Y2 JP H061082Y2 JP 5289288 U JP5289288 U JP 5289288U JP 5289288 U JP5289288 U JP 5289288U JP H061082 Y2 JPH061082 Y2 JP H061082Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- peripheral wall
- plate
- cosmetic
- peripheral
- piston
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Description
【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案はペースト状の化粧品収納容器に係る。
「従来の技術」 この種容器として実開昭60-126108号の容器が知られて
いる。該容器は容器体後縁部に、該容器本体上面を開閉
する蓋体後縁部を枢着しておき、その容器本体内へ、底
部に充填口を有し、かつ上面に通液孔を穿設したペース
ト状化粧品充填袋を収納したもので、その袋上面を中蓋
状に形成して、袋上面を押下げすると上記通液孔を通っ
て上記化粧品が袋上へ注出されるように、かつ該注出さ
れた化粧品を使用するよう設けたものである。
いる。該容器は容器体後縁部に、該容器本体上面を開閉
する蓋体後縁部を枢着しておき、その容器本体内へ、底
部に充填口を有し、かつ上面に通液孔を穿設したペース
ト状化粧品充填袋を収納したもので、その袋上面を中蓋
状に形成して、袋上面を押下げすると上記通液孔を通っ
て上記化粧品が袋上へ注出されるように、かつ該注出さ
れた化粧品を使用するよう設けたものである。
「考案が解決しようとする課題」 通液孔付き袋の圧搾によって収納されたペースト状化粧
品を袋上面側へ注出させるよう設けた従来のこの種容器
は、上記過度の圧搾によって化粧品を出し過ぎることが
あり、該出し過ぎた化粧品は元に戻すことが出来ないか
ら無駄とすることがある。
品を袋上面側へ注出させるよう設けた従来のこの種容器
は、上記過度の圧搾によって化粧品を出し過ぎることが
あり、該出し過ぎた化粧品は元に戻すことが出来ないか
ら無駄とすることがある。
そこで本考案は、適度の注出が得られるとともに、注出
された化粧品をパフ等に適量宛付着させて使用できるペ
ースト状化粧品収納容器を提供することを目的とする。
された化粧品をパフ等に適量宛付着させて使用できるペ
ースト状化粧品収納容器を提供することを目的とする。
「課題を解決するための手段」 上記目的を達成するために、本考案に係るペースト状化
粧品収納容器は、第１底壁1a周縁から第１周壁1bを起立
した容器本体１と、上記第１底壁上面に枢支された第２
底壁11周縁から第２周壁12を起立して該周壁内にペース
ト状化粧品を収納させた化粧品充填皿８と、上記第２周
壁の上部内へ板状ピストン14を上記動自在に嵌合させる
と共に、該板状ピストンの上面外周部から起立する短筒
部15上端から外向きフランジ状部16を介して係合筒部17
を垂下して該係合筒部の内面を上記第２周壁12外面に螺
合させかつ外面を上記第１周壁1b内面へ回動不能に連係
させ、更に上記板状ピストンに小孔群からなる吐出口20
を穿設すると共に、板状ピストン上面を覆って弾性ネッ
ト21を張設した中蓋部材９とを有し、上記化粧品充填皿
８の下部外周面に多数の歯28を刻設してつめ車となすと
ともに、該つめ車に係合する押しづめ29を、上記第１周
壁の取付孔30に内外方向への往復動が自在にかつ外方付
勢状態に装着された押釦31先端に付設させ、該押釦を往
復動させて上記化粧品充填皿を所定方向へ間欠回転させ
ることで上記中蓋部材が螺降可能に形成させたことを特
徴とする。
粧品収納容器は、第１底壁1a周縁から第１周壁1bを起立
した容器本体１と、上記第１底壁上面に枢支された第２
底壁11周縁から第２周壁12を起立して該周壁内にペース
ト状化粧品を収納させた化粧品充填皿８と、上記第２周
壁の上部内へ板状ピストン14を上記動自在に嵌合させる
と共に、該板状ピストンの上面外周部から起立する短筒
部15上端から外向きフランジ状部16を介して係合筒部17
を垂下して該係合筒部の内面を上記第２周壁12外面に螺
合させかつ外面を上記第１周壁1b内面へ回動不能に連係
させ、更に上記板状ピストンに小孔群からなる吐出口20
を穿設すると共に、板状ピストン上面を覆って弾性ネッ
ト21を張設した中蓋部材９とを有し、上記化粧品充填皿
８の下部外周面に多数の歯28を刻設してつめ車となすと
ともに、該つめ車に係合する押しづめ29を、上記第１周
壁の取付孔30に内外方向への往復動が自在にかつ外方付
勢状態に装着された押釦31先端に付設させ、該押釦を往
復動させて上記化粧品充填皿を所定方向へ間欠回転させ
ることで上記中蓋部材が螺降可能に形成させたことを特
徴とする。
「作用」 例えば第１図の状態から押釦31を往復動させて化粧品充
填皿８を間欠回転させると、中蓋部材９が螺降する。こ
れにより、化粧品充填皿内のペースト状化粧品が板上ピ
ストン14下面に押圧されてその一部が吐出口20を通って
板上ピストン14上に注出される。この際、押釦の操作回
数を調整することにより、任意の注出量が得られる。
填皿８を間欠回転させると、中蓋部材９が螺降する。こ
れにより、化粧品充填皿内のペースト状化粧品が板上ピ
ストン14下面に押圧されてその一部が吐出口20を通って
板上ピストン14上に注出される。この際、押釦の操作回
数を調整することにより、任意の注出量が得られる。
次いで、パフ等で弾性ネット21を押下げると、ペースト
状化粧品がネットの網目を通って上方へにじみ出るか
ら、該にじみ出た分宛使用すればよい。
状化粧品がネットの網目を通って上方へにじみ出るか
ら、該にじみ出た分宛使用すればよい。
「実施例」 以下添付図面に基づいて、本考案収納容器の一実施例を
説明する。
説明する。
第１図乃至第３図において、コンパクト容器タイプの収
納容器を示す。
納容器を示す。
即ち、容器本体１と鏡２付きの蓋際３とを各後縁部で枢
着させるとともに、蓋体３前部から垂下する弾性係合片
４を容器本体１前面の係合子５へ係合させ、かつ容器本
体前面の凹部６内に軸着させた押釦７を回動させること
で、該押釦７一部が上記係合を外して蓋体３前部を押上
げるよう設けた収納容器が示されている。
着させるとともに、蓋体３前部から垂下する弾性係合片
４を容器本体１前面の係合子５へ係合させ、かつ容器本
体前面の凹部６内に軸着させた押釦７を回動させること
で、該押釦７一部が上記係合を外して蓋体３前部を押上
げるよう設けた収納容器が示されている。
そして本実施例では、上記容器本体１内に化粧品充填皿
８と中蓋部材９とが押え枠10を介して収納されている。
８と中蓋部材９とが押え枠10を介して収納されている。
上記化粧品充填皿８は、容器本体底壁1a上面に枢支され
た底壁11の上面外周部から周壁12を起立して該周壁12内
にペースト状化粧品を収納させてなる。
た底壁11の上面外周部から周壁12を起立して該周壁12内
にペースト状化粧品を収納させてなる。
上記中蓋部材９は、上記化粧品充填皿周壁12の上部内へ
板状ピストン14を上下動自在に嵌合させるとともに、該
板状ピストン14の上面外周部から起立する短筒部15上端
から外向きフランジ状部16を介して係合筒部17を垂下し
て該係合筒部17の内面を上記化粧品充填皿周壁12外面に
螺合させかつ外面を上記押さえ枠周壁10a内面へ回動不
能にスプライン係合18させてなる。更に、上記板状ピス
トン14の中央部に小孔19a,19b,…群からなる吐出口20を
穿設するとともに、板状ピストン14上面を覆って弾性ネ
ット21を張設してなる。
板状ピストン14を上下動自在に嵌合させるとともに、該
板状ピストン14の上面外周部から起立する短筒部15上端
から外向きフランジ状部16を介して係合筒部17を垂下し
て該係合筒部17の内面を上記化粧品充填皿周壁12外面に
螺合させかつ外面を上記押さえ枠周壁10a内面へ回動不
能にスプライン係合18させてなる。更に、上記板状ピス
トン14の中央部に小孔19a,19b,…群からなる吐出口20を
穿設するとともに、板状ピストン14上面を覆って弾性ネ
ット21を張設してなる。
図示例では、板状ピストン14の上面に複数溝付きの浅凹
部22を穿設するとともに、外浅凹部22内に位置した板状
ピストン14部分に、上記複数溝とそれぞれ連通する複数
溝付きの透孔23を穿設して、該透孔23内に円板24付きの
止め栓25を嵌着することで上記吐出口20が形成されるよ
うになっている。また、上記円板24と弾性ネット21との
間には所定の間隙Ｃが形成される。更に、上記弾性ネッ
ト21はその外周部が板状ピストン14上面と短筒部15上端
から垂下する補助筒26下端面とで挟持されている。な
お、図中27はパフを示す。
部22を穿設するとともに、外浅凹部22内に位置した板状
ピストン14部分に、上記複数溝とそれぞれ連通する複数
溝付きの透孔23を穿設して、該透孔23内に円板24付きの
止め栓25を嵌着することで上記吐出口20が形成されるよ
うになっている。また、上記円板24と弾性ネット21との
間には所定の間隙Ｃが形成される。更に、上記弾性ネッ
ト21はその外周部が板状ピストン14上面と短筒部15上端
から垂下する補助筒26下端面とで挟持されている。な
お、図中27はパフを示す。
そして、上記化粧品充填皿８の底壁11外周面に多数の歯
28を刻設してつめ車となすとともに、該つめ車に係合す
る押しづめ29を、上記容器本体１の左側壁部1bに穿設の
取付孔30に内外方向への往復動が自在にかつ外方付勢状
態に装着された押釦31先端に付設させ、該押釦31を往復
動させて上記化粧品充填皿８を所定方向（図中では時計
方向）へ間欠回転させることで上記中蓋部材９が螺降可
能に形成させている。なお、図中32は押釦付勢用のコイ
ルスプリング、33はスプリング受けをそれぞれ示す。
28を刻設してつめ車となすとともに、該つめ車に係合す
る押しづめ29を、上記容器本体１の左側壁部1bに穿設の
取付孔30に内外方向への往復動が自在にかつ外方付勢状
態に装着された押釦31先端に付設させ、該押釦31を往復
動させて上記化粧品充填皿８を所定方向（図中では時計
方向）へ間欠回転させることで上記中蓋部材９が螺降可
能に形成させている。なお、図中32は押釦付勢用のコイ
ルスプリング、33はスプリング受けをそれぞれ示す。
上記実施例にて、各部は適宜合成樹脂材で成形製作され
る。
る。
「考案の効果」 以上説明したように本考案によれば、中蓋部材を螺降さ
せることでペースト状化粧品が吐出口より押出されるよ
うに構成したので、従来例のように袋を過度に圧搾して
化粧品を出し過ぎるということがなく、適度の量を目視
しながら確実に注出できる。また、中蓋部材の螺降は押
釦を往復動させればよく、その操作が容易である。更
に、板状ピストン上面に弾性ネットを張設したから、該
ネット押下げにより一回の塗布量に適するだけの化粧品
を網目を通してネット上へすくい上げて使用することが
でき、しがたってパフ等に付着させる化粧品量が多すぎ
て困ることもない。
せることでペースト状化粧品が吐出口より押出されるよ
うに構成したので、従来例のように袋を過度に圧搾して
化粧品を出し過ぎるということがなく、適度の量を目視
しながら確実に注出できる。また、中蓋部材の螺降は押
釦を往復動させればよく、その操作が容易である。更
に、板状ピストン上面に弾性ネットを張設したから、該
ネット押下げにより一回の塗布量に適するだけの化粧品
を網目を通してネット上へすくい上げて使用することが
でき、しがたってパフ等に付着させる化粧品量が多すぎ
て困ることもない。
第１図は本考案容器の一実施例を示す断面図、第２図は
蓋体を取除いた状態の平面図、第３図は蓋体と中蓋部材
とを取除いた状態の平面図である。 １…容器本体 ８…化粧品充填皿 ９…中蓋部材 31…押釦
蓋体を取除いた状態の平面図、第３図は蓋体と中蓋部材
とを取除いた状態の平面図である。 １…容器本体 ８…化粧品充填皿 ９…中蓋部材 31…押釦
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭49−51646（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭64−33926（ＪＰ，Ｕ) 実公 昭７−3043（ＪＰ，Ｙ１) 実公 昭33−15676（ＪＰ，Ｙ１) 実公 平３−3198（ＪＰ，Ｙ２) 実公 昭55−43099（ＪＰ，Ｙ２) 実公 平５−6903（ＪＰ，Ｙ２) 実公 平５−8906（ＪＰ，Ｙ２) 実公 平３−44104（ＪＰ，Ｙ２) 実公 昭33−4894（ＪＰ，Ｙ１) 実公 平３−46676（ＪＰ，Ｙ２)
Claims (1)
- 【請求項１】第１底壁1a周縁から第１周壁1bを起立した
容器本体１と、上記第１底壁上面に枢支された第２底壁
11周縁から第２周壁12を起立して該周壁内にペース状化
粧品を収納させた化粧品充填皿８と、上記第２周壁の上
部内へ板状ピストン14を上下動自在に嵌合させると共
に、該板状ピストンの上面外周部から起立する短筒部15
上端から外向きフランジ状部16を介して係合筒部17を垂
下して該係合筒部の内面を上記第２周壁12外面に螺合さ
せかつ外面を上記第１周壁1b内面へ回動不能に連係さ
せ、更に上記板状ピストンに小孔群からなる吐出口20を
穿設すると共に、板状ピストン上面を覆って弾性ネット
21を張設した中蓋部材９とを有し、上記化粧品充填皿８
の下部外周面に多数の歯28を刻設してつめ車となすとと
もに、該つめ車に係合する押しづめ29を、上記第１周壁
の取付孔30に内外方向への往復動が自在にかつ外方付勢
状態に装着された押釦31先端に付設させ、該押釦を往復
動させて上記化粧品充填皿を所定方向へ間欠回転させる
ことで上記中蓋部材が螺降可能に形成させたことを特徴
とするペースト状化粧品収納容器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5289288U JPH061082Y2 (ja) | 1988-04-20 | 1988-04-20 | ペースト状化粧品収納容器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5289288U JPH061082Y2 (ja) | 1988-04-20 | 1988-04-20 | ペースト状化粧品収納容器 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01157615U JPH01157615U (ja) | 1989-10-31 |
| JPH061082Y2 true JPH061082Y2 (ja) | 1994-01-12 |
Family
ID=31278887
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5289288U Expired - Lifetime JPH061082Y2 (ja) | 1988-04-20 | 1988-04-20 | ペースト状化粧品収納容器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH061082Y2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US10010153B2 (en) | 2014-02-14 | 2018-07-03 | Lg Household & Health Care Ltd. | Cosmetic container |
| US10524558B2 (en) | 2016-06-10 | 2020-01-07 | Lg Household & Health Care Ltd. | Cosmetic vessel |
-
1988
- 1988-04-20 JP JP5289288U patent/JPH061082Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US10010153B2 (en) | 2014-02-14 | 2018-07-03 | Lg Household & Health Care Ltd. | Cosmetic container |
| US10426246B2 (en) | 2014-02-14 | 2019-10-01 | Lg Household & Health Care Ltd. | Cosmetic container |
| US10869534B2 (en) | 2014-02-14 | 2020-12-22 | Lg Household & Health Care Ltd. | Cosmetic container |
| US10874191B2 (en) | 2014-02-14 | 2020-12-29 | Lg Household & Health Care Ltd. | Cosmetic container |
| US10524558B2 (en) | 2016-06-10 | 2020-01-07 | Lg Household & Health Care Ltd. | Cosmetic vessel |
| US11490711B2 (en) | 2016-06-10 | 2022-11-08 | Lg Household & Health Care Ltd. | Cosmetic vessel |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH01157615U (ja) | 1989-10-31 |
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