JPH0610819U - 洗剤計量用杓子 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 粉末洗剤の販売時に付けられる計量用杓子
に、別の二次的用途を与えてその付加価値を高める。 【構成】 計量用杓子本体の把柄部にブラシ毛を植設
し、洗濯ブラシ部を設け、二つの用途に使用可能なもの
とする。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案は、洗濯時に粉末状洗剤を計量して洗濯槽に投入するのに用いられる 洗剤計量用杓子に関する。

【０００２】

【従来の技術と考案の課題】

粉末合成洗剤、粉せっけん等の家庭向け販売においては、定量梱包容器毎に計 量用の杓子が付けられていることが多い。該杓子は、当該梱包量の洗剤を使い切 ると、その後不要のものとなり、多くの場合にはそのまま廃棄されているのが実 情である。

【０００３】 もとより、このように洗剤の１袋毎に、あるいは１梱包毎に計量用杓子を廃棄 処分することは不経済であり、資源の無駄使いにもつながる。

【０００４】 この考案は、上記のような事情に鑑み、計量用杓子に別の用途を付加すること によって、その再利用をはかりうるものとすることを目的とする。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

この考案は、上記の別の用途として、洗濯場で最も頻度高く有用に利用しうる 洗濯ブラシに着目し、計量用杓子にブラシ機能を付加したものである。

【０００６】 即ち、この考案は把柄部の先端に計量杓部を連接した計量用杓子本体の上記把 柄部の後部に、ブラシ毛を植設した洗濯ブラシ部が設けられてなることを特徴と する洗剤計量用杓子を要旨とする。

【０００７】

【実施例】

図示実施例において、合成樹脂製の洗剤計量用杓子本体（１）は、適宜容量の カップ状の計量杓部（２）と、その外周面の一部から延出した把柄部（３）とを 有する。

【０００８】 把柄部（３）は後部がやや広幅に形成されてブラシ台部（3a）を構成しており 、該ブラシ台部（3a）の上面にブラシ毛が群立状に植設されて、洗濯ブラシ部（ ４）を形成している。

【０００９】 ブラシ部（４）は、把柄部（３）の側面に設けても良いし、下面側に設けるも のとしても良い。

【００１０】 上記の計量用杓子は、粉末洗剤の計量には従来品同様に使用する一方、必要に 応じて洗濯ブラシ部（４）を利用して、洗濯物の一部のブラシ洗いとか、洗濯機 の入り込み部分等の清掃等に使用する。従って、計量用杓子としての用途におい て不要になった後も、洗濯ブラシとしてそのまま使用に供することができる。な お、ブラシとしての使用時には、計量杓部（２）を握り部として使用することが できる。

【００１１】

【考案の効果】

この考案は、洗剤計量用杓子に、洗濯ブラシとしての機能が付加されているの で、従来品の単一用途のものに較べて付加価値の高いものとすることができ、洗 剤の販促をも有利に展開しうる。かつ、洗剤の計量用としての使命を終えたのち も、洗濯ブラシとしてそのまま再利用することができるので、経済的であるし、 資源の有効利用にもつながる。また、洗濯ブラシとしての使用時には、計量杓部 を握り部に利用して、全体をしっかりと把持することができるので、強い力を入 れてブラシ洗浄することも容易にでき、使い易い。

【図面の簡単な説明】

【図１】この考案の実施例を示す斜視図である。

【図２】図１のII-II 線の断面図である。

【符号の説明】

１…計量用杓子本体 ２…計量杓部 ３…把柄部 ４…ブラシ部

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 把柄部の先端に計量杓部を連接した計量
   用杓子本体の上記把柄部の後部に、ブラシ毛を植設した
   洗濯ブラシ部が設けられてなることを特徴とする洗剤計
   量用杓子。