次に、本発明の実施の形態の一例として、洗濯洗剤用容器20について詳しく説明する。以下に説明する実施の形態及び図面は、本発明の実施形態の一部を例示するものであり、これらの構成に限定する目的に使用されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において適宜変更することができる。なお、各図において対応する構成要素には同一又は類似の符号を付す。また、洗濯洗剤用容器20の使用方法の一例を示すことで、本発明の洗濯洗剤用容器の使用方法の一例も明らかにする。なお、以下の説明において、洗浄凸部の幅とは、長柄状に形成された洗浄凸部において、長柄方向に対して垂直な方向の長さを意味する。
本発明の実施の形態の一例である洗濯洗剤用容器20は、図1に示すように、主に、上部に球状部位31を有し、中央部に第一洗浄凸部32を有し、下部に凹部34を有する正面30と、第二洗浄凸部42を有する右側面40と、第三洗浄凸部52を有する左側面50と、上部に第四洗浄凸部62を有し下部に第五洗浄凸部64を有する背面60と、出入口72を有す頂面70と、底面80と、からなる。この洗濯洗剤用容器20は、それぞれの面によって大きさ又は形状の異なる2種類以上の洗浄凸部を有するため、もみ洗い、たたき洗い、こすり洗いを可能とし、部分的に汚れた衣類の汚れを、効果的、かつ、迅速に落とすことができる。
洗濯洗剤用容器20は、例えば、出入口72から底面80までの高さが概ね180ミリメートル程度、右側面40から左側面50までの幅が概ね70ミリメートル程度、正面30から背面60までの厚さが概ね40ミリメートル程度に形成された中空の樹脂性容器であり、中空部には洗濯洗剤が封入可能である。このように、洗濯洗剤用容器20の大きさを片手でも持ちやすい大きさにすることで、衣類にある袖の内側、ズボンの中側、ポケットの中側、くつ下、ストッキングの内側、つま先、かかと部分等の筒状又は袋状の内側部に片手で持って挿入しやすい。こうすることにより、衣類の汚れた部分を表面側、裏面側の両面から洗濯洗剤用容器20の形状を用いて、もみ洗い、たたき洗い、こすり洗いを行うことができる。また、洗濯機のない場所であっても、衣類の汚れに洗剤を付けて、容易にすばやく洗濯作業を行うことができる。なお、洗濯洗剤用容器20の材質としては、ポリエチレンテレフタレートや塩化ビニル等であってもよいし、柔軟性に富む樹脂である、ポリエチレンやポリプロピレン、エラストマー等であってもよい。
洗濯洗剤用容器20の頂面70は、図1に示すように、円柱形状の出入口72を有し、出入口72の側面には、らせん状の凸部が設けられている。この洗濯洗剤用容器20に洗剤を入れた後、図示しない内蓋を出入口72の内側に嵌め込み、次に、図示しない外蓋をらせん状の凸部に螺合することにより、洗濯洗剤を封入することができる。このように、内蓋と外蓋を設けることにより、洗濯洗剤用容器20内の洗剤が、洗濯洗剤用容器20を用いて衣類を洗っている際に、外にこぼれることを未然に防止することができる。
洗濯洗剤用容器20の正面30は、上部に球状部位31が、下部に凹部34が、それぞれ設けられている。また、中央部は両側面が互いに近づく方向に湾曲しており、両側面の間には第一洗浄凸部32が設けられている。球状部位31は、略球形の一部が表面方向に突出した形状であり、球状部位31の表面には、複数の球面洗浄凸部33が等間隔に設けられている。この球面洗浄凸部33は、頂点が丸みを有する略三角形形状の断面を有する長柄状の三角柱形状であり、三角柱の長柄方向が底面80と略平行となるように設けられている。このため、衣類に洗濯洗剤用容器20の正面30を押圧した状態で頂面70方向又は底面80方向に動かすと、球面洗浄凸部33の頂点が規則的に衣類を押圧することになり、容易に衣類の一部分をこすり洗いすることができる。このとき、球面洗浄凸部33は略球形に突出する球状部位31に設けられているため、球面洗浄凸部33の球状部位31の頂点付近が最も強く衣類に押圧されることになる。このため、力が球面洗浄凸部33の球状部位31の頂点付近に集中することとなり、少ない労力で衣類の一点を洗濯することができる。また、第一洗浄凸部32は、正面30の中央部に設けられ、頂点が丸みを有する略三角形形状の断面を有する長柄状の三角柱形状であり、三角柱の長柄方向が底面80と略平行となるように設けられている。このため、衣類に洗濯洗剤用容器20の正面30を押圧した状態で頂面70方向又は底面80方向に動かすと、第一洗浄凸部32の頂点が規則的に衣類を押圧することになり、容易に衣類の一部分をこすり洗いすることができる。更に、正面30の下部には、略矩形形状に内側方向に凹んだ凹部34が設けられている。このように、洗浄凸部を有しない部分を正面30に設けることにより、例えば、内容物を記載した成分表等を含むラベルを正面に貼着することができる。このとき、凹部34は内側方向に凹んでいるため、ラベルを貼着した状態で洗濯洗剤用容器20を衣類に押圧して動かしたとしても、ラベルの側面が衣類等に当たる可能性を未然に防止することができるため、ラベルが剥がれる可能性を未然に低減することができる。
洗濯洗剤用容器20の右側面40は、頂面70側から底面80側まで、頂点が丸みを有する略三角形形状の断面を有する長柄状の三角柱形状の第二洗浄凸部42が設けられており、中央部は両側面が互いに近づく方向に湾曲している。このように、第二洗浄凸部42が中央部の湾曲面に設けられているため、衣類の襟や袖等の湾曲に沿って、この湾曲を押圧することで汚れを落としやすい。更に、側面を持つ際には、持ちやすく滑りにくい。この第二洗浄凸部42は、三角柱の長柄方向が底面80と略平行となるように略同一の間隔で設けられている。このため、衣類に洗濯洗剤用容器20の正面30を押圧した状態で頂面70方向又は底面80方向に動かすと、第二洗浄凸部42の頂点が規則的に衣類を押圧することになり、容易に衣類の一部分をこすり洗いすることができる。このとき、右側面40は正面30の幅と比較して幅が狭いため、第二洗浄凸部42の長柄方向の長さは、第一洗浄凸部32の長柄方向の長さよりも短くなる。加えて。第一洗浄凸部32と比較して幅が狭く形成されているため、同じ力で洗濯洗剤用容器20を衣類に押圧した場合であっても、正面30で押圧する場合と比較して、右側面40で押圧した場合の方が、同じ力で押圧した場合であっても強く押圧されることになり、非力な女性が使用した場合であっても、頑固な汚れを落とすことができる。
洗濯洗剤用容器20の左側面50は、頂面70側から底面80側まで、頂点が丸みを有する略三角形形状の断面を有する長柄状の三角柱形状の第三洗浄凸部52が設けられており、中央部は両側面が互いに近づく方向に湾曲している。このように、第三洗浄凸部52が中央部の湾曲面に設けられているため、衣類の襟や袖等の湾曲に沿って、この湾曲を押圧することで汚れを落としやすい。更に、側面を持つ際には、持ちやすく滑りにくい。この第三洗浄凸部52は、三角柱の長柄方向が底面80と略平行となるように略同一の間隔で設けられている。このため、衣類に洗濯洗剤用容器20の正面30を押圧した状態で頂面70方向又は底面80方向に動かすと、第三洗浄凸部52の頂点が規則的に衣類を押圧することになり、容易に衣類の一部分をこすり洗いすることができる。このとき、左側面50は正面30の幅と比較して幅が狭いため、第三洗浄凸部52の長柄方向の長さは、第一洗浄凸部32の長柄方向の長さよりも短くなる。加えて、第一洗浄凸部32と比較して幅が狭く形成されていることに加え、第二洗浄凸部42と比較して更に幅が狭く形成されているため、同じ力で洗濯洗剤用容器20を衣類に押圧した場合であっても、正面30及び右側面40で押圧する場合と比較して、左側面50で押圧した場合の方が、より強く押圧されることになり、非力な女性が使用した場合であっても、頑固な汚れを容易に落とすことができる。また、第三洗浄凸部52と隣接する第三洗浄凸部52との間隔は、第二洗浄凸部42と隣接する第二洗浄凸部42との間隔と比較して広いため、洗濯を行う際、第三洗浄凸部52と第三洗浄凸部52との間に洗剤や汚れが溜まってしまう可能性を未然に低減することができる。また、洗濯後も洗剤や汚れを容易に落とすことができるため、汚れ難い。
洗濯洗剤用容器20の背面60は、中央部が互いに近づく方向に湾曲し、上部に第四洗浄凸部62が、下部に第五洗浄凸部64が、それぞれ設けられている。第四洗浄凸部62は頂面70側から中央部に設けられており、第五洗浄凸部64は、中央部から底面80側に設けられている。この第四洗浄凸部62及び第五洗浄凸部64は、頂点が丸みを有する略三角形形状の断面を有する長柄状の三角柱形状に形成されている。第四洗浄凸部62及び第五洗浄凸部64は、三角柱の長柄方向が底面80と略平行となるように略同一の間隔で設けられているため、衣類に洗濯洗剤用容器20の背面60を押圧した状態で頂面70方向又は底面80方向に動かすと、第四洗浄凸部62の頂点及び第五洗浄凸部64の頂点が規則的に衣類を押圧することになり、容易に衣類の一部分をこすり洗いすることができる。加えて、第五洗浄凸部64は、第四洗浄凸部62と比較して、より幅が細く、且つ、互いに隣接する第五洗浄凸部64同士の間隔が互いに隣接する第四洗浄凸部62同士の間隔と比較して、狭くなるように形成されている。このため、例えば、頂面70側を衣類に押圧して洗濯をしているときに、汚れが落ちにくいと感じた場合には、底面80側を衣類に押圧するように、衣類に押圧する押圧位置を変更するという簡単な動作で、洗い方を変更することができる。
以上詳述したように、洗濯洗剤用容器20の側面側である、正面30、右側面40、左側面50及び背面60には、それぞれ洗浄凸部である、球面洗浄凸部33,第一洗浄凸部32、第二洗浄凸部42、第三洗浄凸部52、第四洗浄凸部62及び第五洗浄凸部64が設けられており、これらの洗浄凸部が側面に占める割合は、70%となるように、それぞれの洗浄凸部が設けられている。こうすることにより、衣類を洗濯する際に十分な洗浄凸部を形成しつつ、洗濯洗剤用容器20の強度を保つことができる。言い換えると、衣類に洗濯洗剤用容器20を押圧しても、洗濯洗剤用容器20が潰れたり、内容物が流出したりする可能性を未然に低減することができる。また、この効果は、靴下のつま先部やズボンの膝裏部等に洗濯洗剤用容器20を挿入した際、いずれの方向からも洗うことができるため、特に効果が大きい。
続いて、この洗濯洗剤用容器20に取り付ける洗濯補助部材90について、図2を用いて説明する。図2は、洗濯洗剤用容器20に洗濯補助部材90を取り付けた状態の構成の概略を示す正面図である。洗濯補助部材90は、図2Aに示すように、一方端側が開放された筒状の部材である胴体部92と、胴体部92の他方端側に設けられ、胴体部92よりも大きな略円板形状の頂上部94と、を備えている。この胴体部92の内径は、洗濯洗剤用容器20を封入する外蓋の外径と略同一となるように形成されており、外蓋に取り付け可能である。また、頂上部94には、頂点が丸みを有する略三角形形状の断面を有する長柄状の三角柱形状の洗浄凸部96が設けられている。この洗浄凸部96は、三角柱の長柄方向が互いに略平行となるように略同一の間隔で設けられている。このため、衣類に頂上部94を押圧した状態で衣類に沿って動かすことにより、洗浄凸部96の頂点が規則的に衣類を押圧することになり、容易に衣類の一部分をこすり洗いすることができる。このとき、洗濯洗剤用容器20のいずれかの側面と頂上部94とで衣類を挟んだ状態で洗濯洗剤用容器20又は洗濯補助部材90を動かすことで、いずれか一方を動かす場合と比較して、高い洗浄力を得ることができる。なお、この洗濯補助部材90は、外蓋の代わりとして用いてもよい。この場合であっても、洗濯洗剤用容器20と容易に着脱が可能であり、かつ、一体として収納することができる。
ここで、洗濯補助部材90の他の実施の形態の一例について、図2を用いて説明する。洗濯補助部材190は、図2Bに示すように、頂上部194の中心部が膨らんだ形状を有しており、表面に略球形の一部が突出した形状を有する洗浄凸部196が複数設けられている。また、洗濯補助部材290は、図2Cに示すように、略矩形形状の頂上部294を有し、四方側面に三角柱の長柄方向が互いに略平行となるように略同一の間隔で洗浄凸部296が設けられている。更に、洗濯補助部材390は、図2Dに示すように、略矩形形状の頂上部394を有し、頂上部394の四方側面のうちの対向する二側面には、
頂点が丸みを有する略三角形形状の断面を有する長柄状の三角柱形状に形成された洗浄凸部396が設けられており、四方側面のうちの他の対向する二側面には、略球形の一部が突出した形状を有する洗浄凸部398が設けられている。また、この洗浄凸部396は、三角柱の長柄方向が互いに略平行となるように略同一の間隔で設けられている。なお、洗浄凸部の形状はこれらに限定されるものではなく、上述した洗浄凸部のいずれかの形状に凹む凹部であってもよい。いずれの場合であっても、同様の効果が得られる。また、洗濯補助部材90と同様の部分については、その説明を省略し、同一の符号を付した部材は、洗濯補助部材90と同様の部材を意味するものとする。
次に、本発明の第二の実施の形態の一例として、洗濯洗剤用容器120について説明する。洗濯洗剤用容器120は、図3に示すように、主に、複数の第一洗浄凸部132を有する正面30と、複数の第二洗浄凸部142を有する右側面40と、複数の第三洗浄凸部152を有する左側面50と、下部に複数の第四洗浄凸部162及び上部に複数の第五洗浄凸部164を有する背面60と、出入口72を有す頂面70と、底面80と、からなる。この洗濯洗剤用容器120は、それぞれの面に異なる洗浄凸部を有するため、もみ洗い、たたき洗い、こすり洗いを可能とし、部分的に汚れた衣類の汚れを、効果的、かつ、迅速に落とすことができる。なお、第一の実施の形態の一例である洗濯洗剤用容器20と同様の部分については、同様の符号を付し、説明を省略する。
洗濯洗剤用容器120の正面30は、上部に略球形の一部が表面方向に突出した形状を有しており、中央部は両側面が互いに近づく方向に湾曲しており、下部は底面80に近づくにつれて正面30と背面60との幅が狭くなるように傾斜した形状に形成されている。また、頂面70側から底面80側まで、頂点が丸みを有する略三角形形状の断面を有する長柄状の三角柱形状の第一洗浄凸部132が設けられている。この第一洗浄凸部132は、三角柱の長柄方向が底面80と略平行となるように略同一の間隔で設けられている。このため、衣類に洗濯洗剤用容器120の正面30を押圧した状態で頂面70方向又は底面80方向に動かすと、第一洗浄凸部132の頂点が規則的に衣類を押圧することになり、容易に衣類の一部分をこすり洗いすることができる。加えて、上部が略球形の一部が表面方向に突出した形状を有しているため、正面30を衣類に押圧した際、略球形の最も突出した部分に位置する第一洗浄凸部132が最も強く衣類に押圧されることになる。このため、力が第一洗浄凸部132の球状に膨らんだ頂上部付近に集中することとなり、少ない労力で衣類の一点を洗浄することができる。一方、下部は底面80に近づくにつれて細くなるように形成されているため、使用後に洗濯洗剤用容器120を立て置いた場合には、第一洗浄凸部132と隣接する第一洗浄凸部132との間に付着した汚れや洗剤等が自然に流れ落ちることになるため、洗濯洗剤用容器120の側面に汚れが付着する可能性を未然に低減することができる。
洗濯洗剤用容器120の右側面40は、頂面70側から底面80側まで、頂点が丸みを有する略三角形形状の断面を有する長柄状の三角柱形状の第二洗浄凸部142が設けられており、中央部は両側面が互いに近づく方向に湾曲している。このように、第二洗浄凸部142が中央部の湾曲面に設けられているため、衣類の襟や袖等の湾曲に沿って、この湾曲を押圧することで汚れを落としやすい。更に、側面を持つ際には、持ちやすく滑りにくい。この第二洗浄凸部142は、三角柱の長柄方向が底面80と略平行となるように略同一の間隔で設けられている。このため、衣類に洗濯洗剤用容器120の右側面40を押圧した状態で頂面70方向又は底面80方向に動かすと、第二洗浄凸部142の頂点が規則的に衣類を押圧することになり、容易に衣類の一部分をこすり洗いすることができる。このとき、右側面40は正面30の幅と比較して幅が狭いため、第二洗浄凸部142の長柄方向の長さは、第一洗浄凸部132の長柄方向の長さよりも短くなる。このため、同じ力で洗濯洗剤用容器120を衣類に押圧した場合であっても、正面30で押圧する場合と比較して、右側面40で押圧した場合の方が、同じ力で押圧した場合であっても強く押圧されることになり、非力な女性が使用した場合であっても、頑固な汚れを落とすことができる。
洗濯洗剤用容器120の左側面50は、頂面70側から底面80側まで、頂点が丸みを有する略三角形形状の断面を有する長柄状の三角柱形状の第三洗浄凸部152が設けられており、中央部は両側面が互いに近づく方向に湾曲している。このように、第三洗浄凸部152が中央部の湾曲面に設けられているため、衣類の襟や袖等の湾曲に沿って、この湾曲を押圧することで汚れを落としやすい。更に、側面を持つ際には、持ちやすく滑りにくい。この第三洗浄凸部152は、三角柱の長柄方向が底面80と略平行となるように略同一の間隔で設けられている。このため、衣類に洗濯洗剤用容器120の左側面50を押圧した状態で頂面70方向又は底面80方向に動かすと、第三洗浄凸部152の頂点が規則的に衣類を押圧することになり、容易に衣類の一部分をこすり洗いすることができる。このとき、左側面50は正面30の幅と比較して幅が狭いため、第三洗浄凸部152の長柄方向の長さは、第一洗浄凸部132の長柄方向の長さよりも短くなる。加えて、第二洗浄凸部142と比較して幅が狭く形成されているため、同じ力で洗濯洗剤用容器120を衣類に押圧した場合であっても、正面30及び右側面40で押圧する場合と比較して、左側面50で押圧した場合の方が、より強く押圧されることになり、非力な女性が使用した場合であっても、頑固な汚れを容易に落とすことができる。
洗濯洗剤用容器120の背面60は、上部に略球形の一部が表面方向に突出した形状を有しており、中央部は両側面が互いに近づく方向に湾曲しており、下部は底面80に近づくにつれて正面30と背面60との幅が狭くなるように傾斜した形状に形成されている。また、下部には、円弧形状の第四洗浄凸部162が同心円状に配置されており、この第四洗浄凸部162よりも頂面20側には、第五洗浄凸部164が頂面70側まで、略等間隔で設けられている。この第四洗浄凸部162及び第五洗浄凸部164は、いずれも頂点が丸みを有する略三角形形状の断面を有する長柄状の凸部である。このため、衣類に洗濯洗剤用容器120の背面60を押圧した状態で頂面70方向又は底面80方向に動かすと、第四洗浄凸部162及び第五洗浄凸部164の頂点が規則的に衣類を押圧することになり、頂面70側と底面80側とで2種類の凸部によるこすり洗いをすることができる。加えて、押圧した際の力が第五洗浄凸部164の球状に膨らんだ頂上部付近に集中することとなり、少ない労力で衣類の一点を洗浄することができる。また、下部には、円弧形状の第四洗浄凸部162が同心円状に配置されているため、衣類に洗濯洗剤用容器120の背面60を押圧した状態で動かす際、いずれの方向に動かした場合であっても、第四洗浄凸部162の側面が衣類を押圧することになるため、洗濯をする際に所望の方向に動かして洗濯することができる。また、もみ洗いだけでなく、叩き洗いしやすい。加えて、下部は底面80に近づくにつれて細くなるように形成されているため、使用後に洗濯洗剤用容器120を立て置いた場合には、第四洗浄凸部162と隣接する第四洗浄凸部162との間及び第五洗浄凸部164と隣接する第五洗浄凸部164との間に付着した汚れや洗剤等が自然に流れ落ちることになるため、洗濯洗剤用容器120の側面に汚れが付着する可能性を未然に低減することができる。
なお、洗濯洗剤用容器120の頂面70及び底面80は、洗濯洗剤用容器20と同様であるため、ここでは説明を省略する。
以上詳述したように、洗濯洗剤用容器120の側面側である、正面30、右側面40、左側面50及び背面60には、それぞれ洗浄凸部である、第一洗浄凸部132、第二洗浄凸部142、第三洗浄凸部152、第四洗浄凸部162及び第五洗浄凸部164が設けられており、これらの洗浄凸部が側面のそれぞれ全面にわたって設けられている。このため、洗浄凸部が側面に占める割合は、80%となる。こうすることにより、衣類を洗濯する際に十分な洗浄凸部を形成しつつ、洗濯洗剤用容器120の強度を保つことができる。また、この効果は、靴下のつま先部やズボンの膝裏部等に洗濯洗剤用容器120を挿入した際、いずれの方向からも洗うことができるため、特に効果が大きい。
次に、本発明の第三の実施の形態の一例として、洗濯洗剤用容器220について説明する。洗濯洗剤用容器220は、図4に示すように、主に、上部に複数の円状洗浄凸部234を有し下部に複数の第一洗浄凸部232を有する正面30と、複数の第二洗浄凸部242を有する右側面40と、複数の第三洗浄凸部252を有する左側面50と、上部に複数の球状洗浄凸部264を有し下部に複数の第四洗浄凸部262を有する背面60と、出入口72を有する頂面70と、底面80と、からなる。この洗濯洗剤用容器220は、それぞれの面に異なる洗浄凸部を有するため、もみ洗い、たたき洗い、こすり洗いを可能とし、部分的に汚れた衣類の汚れを、効果的、かつ、迅速に落とすことができる。なお、第一の実施の形態の一例である洗濯洗剤用容器20と同様の部分については、同様の符号を付し、説明を省略する。
洗濯洗剤用容器220の正面30は、上部に略球形の一部が表面方向に突出した形状を有しており、中央部は両側面が互いに近づく方向に湾曲している。また、下部には、中心が底面80の方向に湾曲し、頂点が丸みを有する略三角形形状の断面を有する第一洗浄凸部232が、頂面70側から底面80側に向かって略等間隔に設けられており、上部には、頂点が丸みを有する略三角形形状の断面を有し、表面方向に突出した上部の中心から同心円状に略同一の間隔で円状洗浄凸部234が設けられている。このため、衣類に洗濯洗剤用容器220の正面30を押圧した状態で頂面70側から底面80方向に動かすと、上部では、同心円状に設けられた円状洗浄凸部234によって衣類を揉むように洗濯することができ、下部では、外側方向に湾曲した第一洗浄凸部232によって外側方向に押圧されることになるため、汚れを外側方向に押し出す形となり、優れた洗浄効果を期待することができる。加えて、上部が略球形の一部が表面方向に突出した形状を有しているため、正面30を衣類に押圧した際、略球形の最も突出した部分に位置する円状洗浄凸部234が最も強く衣類に押圧されることになる。このため、力が円状洗浄凸部234の球状部位の頂点付近に集中することとなり、少ない労力で衣類の一点を洗浄することができる。
洗濯洗剤用容器220の右側面40は、頂面70側から底面80側まで、頂点が丸みを有する略三角形形状の断面を有する長柄状の三角柱形状の第二洗浄凸部242が設けられており、中央部は両側面が互いに近づく方向に湾曲している。このように、第二洗浄凸部242が中央部の湾曲面に設けられているため、衣類の襟や袖等の湾曲に沿って、この湾曲を押圧することで汚れを落としやすい。更に、側面を持つ際には、持ちやすく滑りにくい。この第二洗浄凸部242は、三角柱の長柄方向が底面80と略平行となるように略同一の間隔で設けられている。このため、衣類に洗濯洗剤用容器220の右側面40を押圧した状態で頂面70方向又は底面80方向に動かすと、第二洗浄凸部242の頂点が規則的に衣類を押圧することになり、容易に衣類の一部分をこすり洗いすることができる。このとき、右側面40は正面30の幅と比較して幅が狭いため、第二洗浄凸部242の長柄方向の長さは、第一洗浄凸部232の長柄方向の長さよりも短くなる。このため、同じ力で洗濯洗剤用容器20を衣類に押圧した場合であっても、正面30で押圧する場合と比較して、右側面40で押圧した場合の方が、同じ力で押圧した場合であっても強く押圧されることになり、非力な女性が使用した場合であっても、頑固な汚れを落とすことができる。
洗濯洗剤用容器220の左側面50は、頂面70側から底面80側まで、頂点が丸みを有する略三角形形状の断面を有する長柄状の三角柱形状の第三洗浄凸部252が設けられており、中央部は両側面が互いに近づく方向に湾曲している。このように、第三洗浄凸部252が中央部の湾曲面に設けられているため、衣類の襟や袖等の湾曲に沿って、この湾曲を押圧することで汚れを落としやすい。更に、側面を持つ際には、持ちやすく滑りにくい。この第三洗浄凸部252は、三角柱の長柄方向が底面80と略平行となるように略同一の間隔で設けられている。このため、衣類に洗濯洗剤用容器220の左側面50を押圧した状態で頂面70方向又は底面80方向に動かすと、第三洗浄凸部252の頂点が規則的に衣類を押圧することになり、容易に衣類の一部分をこすり洗いすることができる。このとき、左側面50は正面30の幅と比較して幅が狭いため、第三洗浄凸部252の長柄方向の長さは、第一洗浄凸部232の長柄方向の長さよりも短くなる。加えて、第二洗浄凸部242と比較して幅が狭く形成されているため、同じ力で洗濯洗剤用容器220を衣類に押圧した場合であっても、正面30及び右側面40で押圧する場合と比較して、左側面50で押圧した場合の方が、より強く押圧されることになり、非力な女性が使用した場合であっても、頑固な汚れを容易に落とすことができる。
洗濯洗剤用容器220の背面60は、上部は略球形の一部が表面方向に突出した形状であり、中央部は両側面が互いに近づく方向に湾曲して形成されている。また、上部には、中心部から同心円状に球状の球状洗浄凸部264が複数設けられており、下部には、中心が底面80の方向に湾曲し、頂点が丸みを有する略三角形形状の断面を有する第四洗浄凸部262が、頂面70側から底面80側に向かって略等間隔に設けられている。このため、衣類に洗濯洗剤用容器220の正面30を押圧した状態で頂面70側から底面80方向に動かすと、上部では、略球形の一部が表面方向に突出した形状を有しているため、正面30を衣類に押圧した際、略球形の最も突出した部分に位置する球状洗浄凸部264が最も強く衣類に押圧されることになる。このため、力が球状部位の頂面付近に設けられた球状洗浄凸部264に集中することとなり、少ない労力で衣類の一点を洗浄することができる。このことは、特に叩き洗いを行う際に、洗浄効果が高い。一方、下部では、外側方向に湾曲した第四洗浄凸部262によって外側方向に押圧されることになるため、汚れを外側方向に押し出す形となり、優れた洗浄効果を期待することができる。
なお、洗濯洗剤用容器220の頂面70及び底面80は、洗濯洗剤用容器20と同様であるため、ここでは説明を省略する。
以上詳述したように、洗濯洗剤用容器220の側面側である、正面30、右側面40、左側面50及び背面60には、それぞれ洗浄凸部である、第一洗浄凸部232、円状洗浄凸部234、第二洗浄凸部242、第三洗浄凸部252、球状洗浄凸部264及び第四洗浄凸部262が設けられており、これらの洗浄凸部が側面のそれぞれ全面にわたって設けられている。このとき、それぞれの洗浄凸部の形状が異なるため、場所によって、もみ洗い、たたき洗い、こすり洗いを可能とし、部分的に汚れた衣類の汚れを、効果的、かつ、迅速に落とすことができる。また、この効果は、靴下のつま先部やズボンの膝裏部等に洗濯洗剤用容器220を挿入した際、いずれの方向からも洗うことができるため、特に効果が大きい。
次に、本発明の第四の実施の形態の一例として、洗濯洗剤用容器320について説明する。洗濯洗剤用容器320は、図5に示すように、主に、複数の第一洗浄凸部332を有する正面30と、複数の第二洗浄凸部342を有する右側面40と、複数の第三洗浄凸部352を有する左側面50と、複数の第四洗浄凸部362を有する背面60と、出入口72を有する頂面70と、底面80と、からなる。この洗濯洗剤用容器320は、それぞれの面に異なる洗浄凸部を有するため、もみ洗い、たたき洗い、こすり洗いを可能とし、部分的に汚れた衣類の汚れを、効果的、かつ、迅速に落とすことができる。なお、第一の実施の形態の一例である洗濯洗剤用容器20と同様の部分については、同様の符号を付し、説明を省略する。
洗濯洗剤用容器320の正面30は、頂面70側から底面80側まで、頂点が丸みを有する略三角形形状の断面を有する長柄状の三角柱形状の第一洗浄凸部332が設けられており、中央部は両側面が互いに近づく方向に湾曲している。この第一洗浄凸部332は、三角柱の長柄方向が底面80と略平行となるように略同一の間隔で設けられている。このため、衣類に洗濯洗剤用容器320の正面30を押圧した状態で頂面70方向又は底面80方向に動かすと、第一洗浄凸部332の頂点が規則的に衣類を押圧することになり、容易に衣類の一部分をこすり洗いすることができる。また、第一洗浄凸部332は、正面30の四隅位置には設けられていない。こうすることにより、洗濯洗剤用容器320の全体の剛性を保つことができる。言い換えると、正面30を衣類に押圧した際、洗濯洗剤用容器320が変形し、内部の洗濯洗剤が飛び出す可能性を未然に低減することができる。
洗濯洗剤用容器320の右側面40は、頂面70側から底面80側まで、頂点が丸みを有する略三角形形状の断面を有する長柄状の三角柱形状の第二洗浄凸部342が設けられており、中央部は両側面が互いに近づく方向に湾曲している。このように、第二洗浄凸部342が中央部の湾曲面に設けられているため、衣類の襟や袖等の湾曲に沿って、この湾曲を押圧することで汚れを落としやすい。更に、側面を持つ際には、持ちやすく滑りにくい。この第二洗浄凸部342は、三角柱の長柄方向が底面80と略平行となるように略同一の間隔で設けられている。このため、衣類に洗濯洗剤用容器320の右側面40を押圧した状態で頂面70方向又は底面80方向に動かすと、第二洗浄凸部342の頂点が規則的に衣類を押圧することになり、容易に衣類の一部分をこすり洗いすることができる。このとき、右側面40は正面30の幅と比較して幅が狭いため、第二洗浄凸部342の長柄方向の長さは、第一洗浄凸部332の長柄方向の長さよりも短くなる。このため、同じ力で洗濯洗剤用容器320を衣類に押圧した場合であっても、正面30で押圧する場合と比較して、右側面40で押圧した場合の方が、同じ力で押圧した場合であっても強く押圧されることになり、非力な女性が使用した場合であっても、頑固な汚れを落とすことができる。また、右側面40の頂面70側及び底面80側には、第二洗浄凸部342が設けられていない。こうすることにより、洗濯洗剤用容器320の全体の剛性を保つことができる。言い換えると、右側面40を衣類に押圧した際、洗濯洗剤用容器320が変形し、内部の洗濯洗剤が飛び出す可能性を未然に低減することができる。
洗濯洗剤用容器320の左側面50は、頂面70側から底面80側まで、頂点が丸みを有する略三角形形状の断面を有する長柄状の三角柱形状の第三洗浄凸部352が設けられており、中央部は両側面が互いに近づく方向に湾曲している。このように、第三洗浄凸部352が中央部の湾曲面に設けられているため、衣類の襟や袖等の湾曲に沿って、この湾曲を押圧することで汚れを落としやすい。更に、側面を持つ際には、持ちやすく滑りにくい。この第三洗浄凸部352は、三角柱の長柄方向が底面80と略平行となるように略同一の間隔で設けられている。このため、衣類に洗濯洗剤用容器320の左側面50を押圧した状態で頂面70方向又は底面80方向に動かすと、第三洗浄凸部352の頂点が規則的に衣類を押圧することになり、容易に衣類の一部分をこすり洗いすることができる。このとき、左側面50は正面30の幅と比較して幅が狭いため、第三洗浄凸部352の長柄方向の長さは、第一洗浄凸部332の長柄方向の長さよりも短くなる。このため、同じ力で洗濯洗剤用容器320を衣類に押圧した場合であっても、正面30で押圧する場合と比較して、左側面50で押圧した場合の方が、同じ力で押圧した場合であっても強く押圧されることになり、非力な女性が使用した場合であっても、頑固な汚れを落とすことができる。加えて、第三洗浄凸部352は、第二洗浄凸部342と比較して幅が狭く形成されているため、同じ力で洗濯洗剤用容器320を衣類に押圧した場合であっても、右側面40で押圧する場合と比較して、左側面50で押圧した場合の方が、より強く押圧されることになり、非力な女性が使用した場合であっても、頑固な汚れを容易に落とすことができる。また、左側面50の頂面70側及び底面80側には、第三洗浄凸部352が設けられていない。こうすることにより、洗濯洗剤用容器320の全体の剛性を保つことができる。言い換えると、左側面50を衣類に押圧した際、洗濯洗剤用容器320が変形し、内部の洗濯洗剤が飛び出す可能性を未然に低減することができる。
洗濯洗剤用容器320の背面60は、頂面70側から底面80側まで、頂点が丸みを有する略三角形形状の断面を有する長柄状の三角柱形状の第四洗浄凸部362が設けられており、中央部は両側面が互いに近づく方向に湾曲している。この第四洗浄凸部362は、三角柱の長柄方向が底面80と略平行となるように略同一の間隔で設けられている。このため、衣類に洗濯洗剤用容器320の背面60を押圧した状態で頂面70方向又は底面80方向に動かすと、第四洗浄凸部362の頂点が規則的に衣類を押圧することになり、容易に衣類の一部分をこすり洗いすることができる。このとき、第四洗浄凸部362の幅は、第一洗浄凸部332の幅よりも太く形成されているため、同じ力で洗濯洗剤用容器320を衣類に押圧した場合であっても、正面30を押圧した場合と比較して、優しく洗うことができる。また、第一洗浄凸部332は、背面60の四隅位置には設けられていない。こうすることにより、洗濯洗剤用容器320の全体の剛性を保つことができる。言い換えると、背面60を衣類に押圧した際、洗濯洗剤用容器320が変形し、内部の洗濯洗剤が飛び出す可能性を未然に低減することができる。
以上詳述したように、洗濯洗剤用容器320の側面側である、正面30、右側面40、左側面50及び背面60には、それぞれ洗浄凸部である、第一洗浄凸部332、第二洗浄凸部342、第三洗浄凸部352及び第四洗浄凸部362が設けられており、これらの洗浄凸部が側面のそれぞれの面の全面にわたって設けられ、四方側面の全面に設けられている。このため、側面のいずれの面でも洗浄することができ、かつ、衣類に押圧する押圧面を四方側面のいずれかに選択することで、選択する面によって、もみ洗い、たたき洗い、こすり洗いを可能とし、部分的に汚れた衣類の汚れを、効果的、かつ、迅速に落とすことができる。また、この効果は、靴下のつま先部やズボンの膝裏部等に洗濯洗剤用容器320を挿入した際、いずれの方向からも洗うことができるため、特に効果が大きい。
次に、本発明の第五の実施の形態の一例として、洗濯洗剤用容器420について説明する。洗濯洗剤用容器420は、図6に示すように、主に、正面30と、右側面40と、左側面50と、背面60と、出入口72を有する頂面70と、底面80と、からなり、正面30、右側面40、左側面50及び背面60には、四方側面を一周する第一洗浄凸部432が設けられている。この洗濯洗剤用容器420は、四方側面を一周する第一洗浄凸部432が設けられているため、四方側面のいずれの方向からでも、もみ洗い、たたき洗い、こすり洗いを可能とし、部分的に汚れた衣類の汚れを、効果的、かつ、迅速に落とすことができる。なお、第一の実施の形態の一例である洗濯洗剤用容器20と同様の部分については、同様の符号を付し、説明を省略する。
第一洗浄凸部432は、頂点が丸みを有し、略三角形形状の断面を有する長柄状に形成されており、三角柱の長柄方向が底面80と略平行となるように略同一の間隔で設けられている。このため、衣類と洗濯洗剤用容器420のいずれかの側面とを互いに押圧した状態で頂面70方向又は底面80方向に動かすと、第一洗浄凸部432の頂点が規則的に衣類を押圧することになり、容易に衣類の一部分をこすり洗いすることができる。
また、洗濯洗剤用容器420の右側面40及び左側面50は、互いに中央部が互いに近づく方向に湾曲している。このように、第一洗浄凸部432が中央部の湾曲面に設けられているため、衣類の襟や袖等の湾曲に沿って、この湾曲を押圧することで汚れを落としやすい。更に、側面を持つ際には、持ちやすく滑りにくい。
以上詳述したように、洗濯洗剤用容器420の側面側である、正面30、右側面40、左側面50及び背面60には、側面方向に一周連なった第一洗浄凸部432が設けられている。このため、側面のいずれの面でも洗浄することがでる。また、この効果は、靴下のつま先部やズボンの膝裏部等に洗濯洗剤用容器420を挿入した際、いずれの方向からも洗うことができるため、特に効果が大きい。
次に、本発明の第六の実施の形態の一例として、洗濯洗剤用容器520について説明する。洗濯洗剤用容器520は、図7に示すように、主に、複数の第一洗浄凸部532を有する正面30と、右側面40と、左側面50と、平らな面である背面60と、出入口72を有する頂面70と、底面80と、からなる。この洗濯洗剤用容器520は、正面30に複数の第一洗浄凸部532を有しており、背面60は平面に形成されているため、背面60を設置面に積置した状態で、正面30に衣類を押圧することで、もみ洗い、たたき洗い、こすり洗いを可能とし、部分的に汚れた衣類の汚れを、効果的、かつ、迅速に落とすことができる。なお、第一の実施の形態の一例である洗濯洗剤用容器20と同様の部分については、同様の符号を付し、説明を省略する。
洗濯洗剤用容器520の正面30は、頂面70側から底面80方向に、頂点が丸みを有する略三角形形状の断面を有する長柄状の三角柱形状の第一洗浄凸部532が設けられている。この第一洗浄凸部532は、三角柱の長柄方向が底面80と略平行となるように略同一の間隔で、頂面70側の半分の領域に設けられている。このため、衣類に洗濯洗剤用容器520の正面30を押圧した状態で頂面70方向又は底面80方向に動かすと、第一洗浄凸部532の頂点が規則的に衣類を押圧することになり、容易に衣類の一部分をこすり洗いすることができる。
以上詳述したように、洗濯洗剤用容器520の正面30の頂面70側の半面に第一洗浄凸部532が設けられており、背面60は平坦面に形成されている。このため、背面60を設置面に積置し、正面30に衣類を押圧することで、もみ洗い、たたき洗い、こすり洗いを可能とし、部分的に汚れた衣類の汚れを、効果的、かつ、迅速に落とすことができる。
次に、本発明の第七の実施の形態の一例として、洗濯洗剤用容器620について説明する。洗濯洗剤用容器620は、図8に示すように、主に、第一洗浄凸部632及び複数の第二洗浄凸部642を有する正面30及び背面60と、複数の第三洗浄凸部52を有する右側面40及び左側面50と、出入口72を有する頂面70と、底面80と、からなる。この洗濯洗剤用容器620において、正面30及び背面60には、頂面70側から底面80側方向に直線状の第一洗浄凸部632が設けられており、この第一洗浄凸部632の右側面40及び左側面50方向に複数の第二洗浄凸部642が第一洗浄凸部632と一端側が連接した状態で設けられている。このとき、第二洗浄凸部642は、第一洗浄凸部632から離れるにつれて頂面70に近づく方向に傾いた状態であって、直線状で、かつ、互いに略平行に設けられている。このため、正面30又は背面60を衣類に押圧して底面80方向に動かした場合には、第二洗浄凸部642によって、衣類に対して中心から外側方向に押圧するように力がかかるため、衣類の汚れが外側方向に押し出され、衣類の汚れを、効果的、かつ、迅速に落とすことができる。また、隣り合うそれぞれの第二洗浄凸部642の間隔は、頂面70側が狭く、底面80側が広く、2種類の間隔で形成されている。こうすることにより、衣類の汚れの度合いや衣類の厚さに応じて頂面70側又は底面80側を使い分けることができるため、衣類の汚れの度合いや衣類の厚さにかかわらず、衣類の汚れを、効果的、かつ、迅速に落とすことができる。なお、背面60も正面30と同様であるため、同様の効果が得られる。また、第一の実施の形態の一例である洗濯洗剤用容器20と同様の部分については、同様の符号を付し、説明を省略する。
このとき、第一洗浄凸部632及び第二洗浄凸部642の内側面は、第一洗浄凸部632及び第二洗浄凸部642と同様の形状に形成されている。このため、内側面を基準に考えると、第一洗浄凸部632及び第二洗浄凸部642と同様の形状に溝を有しているともいえる。このため、内容量が少なくなった状態で、頂面70を下側に向けて洗濯洗剤用容器620を静置すると、第二洗浄凸部642の形状に沿って内容物が第一洗浄凸部632の方向に重力によって導かれ、第一洗浄凸部632の形状に沿って出入口72方向に重力によって導かれることになる。こうすることにより、内容物の粘性が高い場合であっても、第一洗浄凸部632及び第二洗浄凸部642の形状に沿って出入口72方向に内容物が導かれることになるため、内部に残留する内容物の量を低減することができる。
以上詳述したように、洗濯洗剤用容器620の正面30及び背面60には頂面70から底面80方向に形成された第一洗浄凸部632と、第一洗浄凸部632と一端側が連接し、葉脈状に右側面40又は左側面50方向に斜め方向(第一洗浄凸部632から遠ざかるにつれて頂面70に近づく方向)に第二洗浄凸部642が設けられているため、正面30又は背面60を衣類に押圧して底面80方向に動かした場合には、第二洗浄凸部642によって、衣類に対して中心から外側方向に押圧するように力がかかるため、衣類の汚れが外側方向に押し出され、衣類の汚れを、効果的、かつ、迅速に落とすことができる。また、第一洗浄凸部632及び第二洗浄凸部642の内側面は、第一洗浄凸部632及び第二洗浄凸部642と同様の溝状に形成されているため、頂面70を下側に向けて洗濯洗剤用容器620を静置すると、第一洗浄凸部632及び第二洗浄凸部642の形状に沿って内容物が出入口72方向に導かれ、内部に残留する内容物の量を低減することができる。加えて、例えば、ブロー成形で第一洗浄凸部632及び第二洗浄凸部642を成形した場合には、成形過程において、第一洗浄凸部632及び第二洗浄凸部642と同様の形状に内側面が凹むことになる。このような場合、内容物の粘性が高いと、内容物が内側面の凹みに溜まってしまう可能性がある。しかしながら、このように第一洗浄凸部632及び第二洗浄凸部642を形成することにより、頂面70を下側に向けて洗濯洗剤用容器620を静置することで、内容物が出入口72方向に導かれ、内側面の凹みに溜まる量を低減する事ができる。言い換えると、第一洗浄凸部632と第二洗浄凸部642をブロー成形で成形することにより、衣類の高い洗浄効果と残留する内容物の低減効果とを同時に得ることができる。
次に、本発明の第八の実施の形態の一例として、洗濯洗剤用容器720について説明する。洗濯洗剤用容器720は、図9に示すように、主に、頂面70側から底面80側方向に直線状の第一洗浄凸部632が正面30及び背面60にそれぞれ設けられており、この第一洗浄凸部632と一端側が連接する第二洗浄凸部642が正面30又は背面60から右側面40及び左側面50方向にそれぞれ形成されている。具体的には、右側面40及び左側面50は、正面30及び背面60から離れるに従って細く湾曲して形成されており、この湾曲面に沿って第二洗浄凸部642が形成されている。すなわち、洗濯洗剤用容器720の全体形状として、右側面40及び左側面50側がそれぞれ細く形成され、第一洗浄凸部632が形成されている部分が最も太くなるように形成されている。このとき、第二洗浄凸部642は、第一洗浄凸部632から離れるにつれて頂面70に近づく方向に傾いた状態であって、直線状で、かつ、互いに略平行に設けられている。このため、正面30又は背面60を衣類に押圧して底面80方向に動かした場合には、第二洗浄凸部642によって、衣類に対して中心から外側方向に押圧するように力がかかるため、衣類の汚れが外側方向に押し出され、衣類の汚れを、効果的、かつ、迅速に落とすことができる。なお、背面60も正面30と同様であるため、同様の効果が得られる。また、第一の実施の形態の一例である洗濯洗剤用容器20と同様の部分については、同様の符号を付し、説明を省略する。
以上詳述したように、洗濯洗剤用容器720の正面30及び背面60には頂面70から底面80方向に形成された第一洗浄凸部632と、第一洗浄凸部632と一端側が連接し、葉脈状に右側面40又は左側面50方向に斜め方向(第一洗浄凸部632から遠ざかるにつれて頂面70に近づく方向)に第二洗浄凸部642が設けられているため、正面30又は背面60を衣類に押圧して底面80方向に動かした場合には、第二洗浄凸部642によって、衣類に対して中心から外側方向に押圧するように力がかかるため、衣類の汚れが外側方向に押し出され、衣類の汚れを、効果的、かつ、迅速に落とすことができる。また、第一洗浄凸部632及び第二洗浄凸部642の内側面は、第一洗浄凸部632及び第二洗浄凸部642と同様の溝状に形成されているため、頂面70を下側に向けて洗濯洗剤用容器720を静置すると、第一洗浄凸部632及び第二洗浄凸部642の形状に沿って内容物が出入口72方向に導かれ、内部に残留する内容物の量を低減することができる。加えて、例えば、ブロー成形で第一洗浄凸部632及び第二洗浄凸部642を成形した場合には、成形過程において、第一洗浄凸部632及び第二洗浄凸部642と同様の形状に内側面が凹むことになる。このような場合、内容物の粘性が高いと、内容物が内側面の凹みに溜まってしまう可能性がある。しかしながら、このように第一洗浄凸部632及び第二洗浄凸部642を形成することにより、頂面70を下側に向けて洗濯洗剤用容器720を静置することで、内容物が出入口72方向に導かれ、内側面の凹みに溜まる量を低減する事ができる。言い換えると、第一洗浄凸部632と第二洗浄凸部642をブロー成形で成形することにより、衣類の高い洗浄効果と残留する内容物の低減効果とを同時に得ることができる。
最後に、この洗濯洗剤用容器20を用いて衣類を洗濯する洗濯方法について説明する。第一の洗濯方法としては、まず、洗濯洗剤用容器20の内蓋及び外蓋、洗濯補助部材90を外し、衣類の汚れた部分に、洗濯洗剤用容器20の中に封入された洗剤を付けた後、再び内蓋及び洗濯補助部材90を締める。次に、片側の手に持った洗濯洗剤用容器20に設けたいずれかの洗浄凸部を衣類の汚れた部分の裏側から押し当てる。最後に、もう一方の手で、衣類の表側の汚れ部分を洗濯洗剤用容器20に設けたいずれかの洗浄凸部に押し当てながら、もみ洗い、叩き洗い、こすり洗い等の洗濯作業を行う。このとき、洗濯洗剤用容器20に設けたいずれかの洗浄凸部を汚れに直接押し当てて、もみ洗い、叩き洗い、こすり洗い等の洗濯作業を行っても良い。こうすることにより、洗濯洗剤用容器20を用いて容易に衣類の汚れを落とすことができる。
また、第二の洗濯方法として、まず、洗濯洗剤用容器20の内蓋及び外蓋、洗濯補助部材90を外し、衣類の肘の部分に、洗濯洗剤用容器20の中に封入された洗剤を付けた後、再び内蓋及び洗濯補助部材90を締める。次に、片側の手に持った洗濯洗剤用容器20を袖口から内側に挿入し、衣類の汚れた部分の裏側から押し当てる。最後に、もう一方の手で、衣類の表側の汚れ部分を洗濯洗剤用容器20に設けたいずれかの洗浄凸部に押し当てながら、もみ洗い、叩き洗い、こすり洗い等の洗濯作業を行う。こうすることにより、肘の部分のように狭い領域に対しても、洗濯洗剤用容器20を用いて容易に衣類の汚れを落とすことができる。
更に、第三の洗濯方法としては、まず、洗濯洗剤用容器20の内蓋及び外蓋、洗濯補助部材90を外し、衣類の汚れた部分に、洗濯洗剤用容器20の中に封入された洗剤を付けた後、再び内蓋及び洗濯補助部材90を締める。次に、片側の手に持った洗濯洗剤用容器20に設けたいずれかの洗浄凸部を衣類の汚れた部分の裏側から押し当てる。最後に、もう一方の手に洗濯補助部材90を持ち、洗浄凸部96を衣類の汚れた表面に押し当てながら、もみ洗い、叩き洗い、こすり洗い等の洗濯作業を行う。こうすることにより、洗濯洗剤用容器20及び洗濯補助部材90を用いて、容易に衣類の汚れを落とすことができる。
更にまた、第四の洗濯方法としては、洗濯洗剤用容器520の内蓋及び外蓋、洗濯補助部材90を外し、衣類の汚れた部分に、洗濯洗剤用容器20の中に封入された洗剤を付けた後、再び内蓋及び洗濯補助部材90を締める。次に、洗濯洗剤用容器520の背面60を下側にして設置面に積置し、正面30に衣類の汚れた表面を押し当てながら、もみ洗い、叩き洗い、こすり洗い等の洗濯作業を行う。こうすることにより、洗濯洗剤用容器520を用いて、容易に衣類の汚れを落とすことができる。
以上詳述された実施の形態の洗濯洗剤用容器20は、正面30、右側面40、左側面50及び背面60の四面に洗浄凸部が設けられているため、洗濯洗剤用容器20のいずれの側面を用いても側面と衣類等とを押圧して洗濯することができる。この効果は、特に、洗濯洗剤用容器20を積置した状態で使用する場合に、効果が大きい。例えば、ズボンの内側の膝裏部分に積置したり、靴下のつま先部分に挿入したりすることにより、洗濯洗剤用容器にズボンや靴下等の衣類を押圧して使用することもできる。言い換えると、洗濯洗剤用容器を衣類の内側から側面のいずれの方向であっても押圧することができるため、洗濯洗剤用容器20以外のいかなるものも必要とすること無く、どんな場所であっても、もみ洗いや叩き洗いがし易い。
また、洗濯洗剤用容器20は、複数の第一洗浄凸部32と、第一洗浄凸部と異なる形状及び大きさを有する第二洗浄凸部42を有しているため、衣類の種類や形状、厚み、場所、汚れ度合い等によって第一洗浄凸部32と第二洗浄凸部42とを使い分けて洗浄することができる。言い換えると、衣類の生地の種類や形状、厚み、場所、汚れ度合い等によって最適な洗浄凸部を用いて衣類を洗濯することができる。加えて、第一洗浄凸部32及び第二洗浄凸部42は、側面に設けられているため、洗濯洗剤用容器の蓋部や頂面に設けられている場合と比較して、広範囲な部分を用いて衣類を洗濯することができる。
更に、洗濯洗剤用容器20は、頂点が丸みを有する略三角形形状の断面を有する長柄状の三角柱形状であって、三角柱の長柄方向が底面80と略平行となるように設けられた第一洗浄凸部32を備えているため、衣類と洗濯洗剤用容器20の正面30とが押圧された状態で頂面70方向又は底面80方向に動かすと、第一洗浄凸部32の頂点が規則的に衣類を押圧することになり、容易に衣類の一部分をこすり洗いすることができる。
更にまた、洗濯洗剤用容器20は、右側面40及び左側面50の中央部は両側面が互いに近づく方向に湾曲しているため、この湾曲部を襟等の衣類と湾曲した部分とを互いに押圧することで、衣類の形状に沿って第二洗浄凸部42又は第三洗浄凸部52を衣類に押圧することができる。また、洗濯洗剤用容器20を持つ際に、この湾曲部を持つことで、持ちやすい。
そして、洗濯洗剤用容器20は、略球形の一部が表面方向に突出した形状を有する球状部位31を有しているため、球状部位31の頂点付近が最も強く衣類に押圧されることなる。このため、力が球面洗浄凸部33の球状部位31の頂点付近に集中することとなり、少ない労力で衣類の一点を洗濯することができる。
そしてまた、洗濯洗剤用容器20は、出入口72の内蓋を内側にはめ込み、外蓋を螺合することにより洗濯洗剤を封入しているため、洗濯洗剤用容器20と衣類とが互いに押圧され、激しく動かした場合であっても、洗濯洗剤用容器20の中に封入された洗濯洗剤が洗濯洗剤用容器20の外に飛散する可能性を未然に低減することができる。
そして更に、洗濯洗剤用容器20の出入口72には、洗濯補助部材90が取り付けられているため、洗濯補助部材90を取り外し、洗濯洗剤用容器20と洗濯補助部材90とで衣類を挟むことで、洗濯洗剤用容器20に設けられた第一洗浄凸部32と洗濯補助部材90の洗浄凸部96とで衣類を押圧し、より洗浄効果を高めることができる。
そして更にまた、洗濯洗剤用容器220は、中心部から同心円状に球状の球状洗浄凸部264が複数設けられているため、洗濯洗剤用容器220の背面60に衣類を押圧することにより叩き洗いに適する。
加えて、洗濯洗剤用容器320は、正面30及び背面60の四隅や、右側面40及び左側面50の頂面70側及び底面80側には、第三洗浄凸部352が設けられていないため、洗濯洗剤用容器320の全体の剛性を保つことができる。言い換えると、左側面50と衣類とが互いに押圧された際、洗濯洗剤用容器320が変形し、内部の洗濯洗剤が飛び出す可能性を未然に低減することができる。
加えてまた、洗濯洗剤用容器420は、側面方向に一周連なった第一洗浄凸部432が設けられているため、側面のいずれの面でも洗浄することができる。
なお、本発明は上述した実施の形態に何ら限定されることはなく、本発明の技術的範囲に属する限り種々の態様で実施し得ることはいうまでもない。
例えば、上述した実施の形態において、洗浄凸部は、頂点が丸みを有する略三角形形状の断面を有する長柄状の三角柱形状であるものとしたが、この形状に限定されるものではなく、例えば、頂点が尖った略三角形状の断面を有していても良いし、略四角形形状であっても良いし、略台形形状であっても良いし、略半円形状であってもよいし、略楕円形状であっても良いし、上述したいずれかの形状に凹む凹部であってもよい。いずれの場合であっても、側面に設けられた凹凸の形状にかかわらず、上述した実施の形態と同様の効果を得ることができる。但し、衣類と当接する頂点部分については、鋭角な形状では無く、丸みを帯びている形状がより好ましい。こうすることで、洗濯の際に一点に大きな力がかかり、衣類が破損する可能性を未然に低減することができる。
上述した実施の形態において、洗浄凸部は、三角柱の長柄方向が底面80と略平行となるように略同一の間隔で設けられているものであるか、又は、互いに等間隔で同心円状に設けられているものとしたが、配置方法はこれに限定されるものではなく、例えば、底面80と略直角となるように設けられていても良いし、底面80に対して斜めの位置関係となるように設けられていても良いし、渦巻き状に設けられていても良いし、円列状や楕円列状であっても良いし、格子状に設けられていても良い。また、隣接する洗浄凸部同士の間隔は、略同一であっても良いし、規則性を有していても良いし、全て異なっていても、一部のみ異なっていても良い。いずれの場合であっても、上述した実施の形態と同様の効果が得られる。
上述した実施の形態において、洗浄凸部は、全ての側面に設けられているものとしたが、洗浄凸部は、必ずしも全ての側面に設けられている必要は無く、例えば、側面のうちの一面だけでも良いし、対向する二面又は隣接する二面に設けられていても良いし、側面のうちの三面に設けられていても良い。いずれの場合であっても、上述した実施の形態と同様の効果が得られる。また、洗浄凸部の大きさは、例えば、高さ又は幅が1ミリメートル以上15ミリメートル以下であってもよいし、3ミリメートル以上10ミリメートル以下であっても良い。また、高さと幅は同一であっても良いし、異なっていても良い。いずれの場合であっても、上述した実施の形態と同様の効果が得られる。
上述した実施の形態において、洗濯洗剤用容器20の側面側である、正面30、右側面40、左側面50及び背面60には、それぞれ洗浄凸部である、球面洗浄凸部33,第一洗浄凸部32、第二洗浄凸部42、第三洗浄凸部52、第四洗浄凸部62及び第五洗浄凸部64が設けられており、これらの洗浄凸部が側面に占める割合が70%としたが、この割合は70%に限定されるものではなく、15%以上95%以下であってもよいし、50%以上90%以下であってもよいし、70%以上90%以下であっても良い。いずれの場合であっても、洗濯洗剤用容器20の強度を十分に保ちつつ、洗濯をするために必要な十分な広さの洗浄凸部をそなえることができる。