JP3044182U - たわし - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】本考案はたわしを使用して洗浄等の作業をしよ
うとする時たわし本体の側面が使えるようにすると共に
刺状の洗浄部材で指又は手等を痛めたり肌荒れ損傷等の
弊害の発生を防止し・ゴム手袋等の保護具を使わずとも
安心して洗浄等の作業ができるようにした上取付けられ
た把手が洗剤容器をも兼用しており任意に片手でたわし
の洗浄部材を介して被洗浄体に洗剤を添加する事ができ
るようにしたたわしの提供に関するものである。 【構成】たわし本体の中央部にたわし本体の筋金にて把
手を固着させ、その把手の内部に洗剤容器を内装させて
その洗剤容器に開閉可能な操作レバーを取付けその操作
レバーを操作する事によつて液体洗剤が目的の分量だけ
被洗浄体に添加され洗浄等の作業ができるようにした把
手付のたわしに関するものである。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案はたわしを使用して洗浄等の作業をしようとする時たわし本体の側面が 使えるようにすると共に刺状の洗浄部材で指又は手等を痛めたり肌荒れ損傷等の 弊害の発生を防止しゴム手袋等の保護具を使わずとも安心して洗浄等の作業を可 能にし、且つ内装された洗剤容器より液体洗剤が任意に非洗浄体に添加できるよ うにしたたわしに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来のかめのこたわしに代表されるたわし類を使用しての作業はたわし本体の 洗浄部材を手で直接掴んで作業をしており、たわし本体の側面に於ける刺状の洗 浄部材が手に直接触れないようにする為洗浄部材を上下に分離させ避けるように していたが充分ではなくゴム手袋等の保護具の併用を余儀なくされていたうえ、 利用価値の高い側面を使おうとした時たわし本体の側面に於ける洗浄部材が上下 に分離させている為使用できずさらにたわしの洗浄部材或は被洗浄体に洗剤を添 加する時は其の都度別途用意された洗剤容器を移動させて目的とする箇所に添加 してから洗浄等の作業をしていた。

【０００３】

【考案が解決しょうとする課題】

たわし本体を直接掴んで洗浄等の作業をしようとした時たわし本体の刺状の洗 浄部材で指等を痛めたり、又手そのものをたわしでこする為に肌荒れ損傷等の弊 害があった。その弊害を解消する為にゴム手袋等の保護具を併用する事もあった が特に台所に於てゴム手袋等の保護具を併用して洗浄等の作業をする事は一般的 にはわずわらしさと美観上も好ましくないという欠点があった。

【０００４】 又利用価値の高いたわし本体の側面の洗浄部材が上下に分離されていた為使用 できないという欠点があった上たわしの洗浄部材、或は被洗浄体に洗剤を添加す る時はあらかじめ別途用意されていた洗剤容器を他方の手で其の都度取寄せて添 加するというめんどうな作業をしなければならない欠点もあった。

【０００５】

【課題を解決する為の手段】

従来の弊害、欠点をを解決する為にたわし本体の中央部にたわし本体の筋金に て把手を固着させる事により、たわし本体を直接持たず把手を握って洗浄等の作 業をする事によってたわし本体の側面をも使用できるようにした上、取付けられ た把手が洗剤の容器をも兼用しており任意に片手でたわしの洗浄部材を介して被 洗浄体に洗剤を添加する事ができるようになされている。

【０００６】

【考案の実施の形態】

たわし本体（１）の中央部（２）にたわし本体（１）の筋金（３）にて把手（ ４）を固着させる為、把手（４）の下部（５）に溝（６）を設けその溝（６）に たわし本体（１）の筋金（３）を合わせて把手（４）を固着させ、たわし本体（ １）の側面（７）を持たず把手（４）を握った状態で洗浄等の作業ができるよう にしたものであり、把手（４）を握ることによってたわし本体（１）の側面（７ ）をも使用する事ができるようになされている。

【０００７】 たわし本体（１）の側面（７）の洗浄部材（８）は従来の様に上下に分離させ ずあるがままに洗浄部材（８）がまんべんに配分されている為たわし本体（１） の側面（７）の使用ができる利点がある上に製作時洗浄部材（８）を上下に分離 させる為の手間をも省く事ができるものである。

【０００８】 従来のたわしは使用可能部分がたわし本体（１）の底部（１６）のみであった 為鍋、おひつ等に代表される容器類の側面又はコーナー部分の洗浄時たわし本体 （１）の底部（１６）を使う為にたわし本体（１）を９０度近く反転させる等と いった動作は必要がなくなりたわし本体（１）の側面（７）を利用してたわし本 体（１）を水平にしたまま、或はたわし本体（１）の把手（４）を握ったそのま まの状態で水平に動かすだけで容器類の側面又はコーナー部分の洗浄等の作業で きるものである。

【０００９】 たわし本体（１）の中央部（２）に取付けられた把手（４）の内部（９）には 洗剤容器（１０）を内装しその洗剤容器（１０）の中に液体洗剤（１１）が補給 できるように補給口（１２）を設け、スプリング（１４）にて作動するストッパ ー（１５）が取付けられている為、つまみ状の操作レバー（１３）を開閉させれ ば液体洗剤（１１）を任意に洗浄部材（８）を介して被洗浄体に添加できる構造 となっている。

【００１０】 たわし本体（１）に把手（４）の取付けられた状態は従来のたわしの中央部に 把手を差込んだ状態に見えるが、そのままでは把手（４）が不用意に脱落してし まう為、脱落しないようにたわし本体（１）の筋金（３）が把手（４）の下部（ ５）に設けられた溝（６）の部分に固着されている。

【００１１】 把手（４）は把手（４）の下部（５）に設けられた溝（６）に、たわし本体（ １）の筋金（３）が入り込み上下、左右又はねじれに対しても容易には脱落しな い構造となっている。

【００１２】 把手（４）の下部（５）に対してたわし本体（１）の筋金（３）の取付け方法 はたわし本体（１）の制作段階でたわし本体（１）の筋金（３）をリング状にル ープしたる後、結束する直前に把手（４）をたわし本体（１）のリング状中央部 （２）の所定位置に挿入してからたわし本体（１）の筋金（３）を把手（４）の 下部（５）の溝（６）に合わせて結束固定すれば目的とする把手（４）がたわし 本体（１）に脱落しないように取付け固定されるものである。

【００１３】 把手（４）の下部（５）に設けられた溝（６）の部分の水切を良くすると共に 把手（４）の下部（５）より下方により多くの洗浄部材（８）がまんべんに露出 する様に把手（４）の下部（５）の形状を星形にする工夫がなされているが穴あ き、菊形等にする工夫に付いては図示、説明は省略する。

【００１４】 たわし本体（１）の筋金（３）の結束後に於ける吊手部分の制作は本考案に於 いて特に限定をするものではないがリング状にループされたたわし本体（１）の 側面（７）より大きくはみ出していると洗浄等の作業の時被洗浄体に損傷を加え る危険がある為小さめにする事が好ましい。又把手（４）の下部（５）に埋込ん で突起を無くしてしまう事に依りたわしの全周を自由にまんべんなく利用する事 ができるようになっているが図示、説明を省略する。

【００１５】 把手（４）の形状としては握り易く洗浄等の作業に際してそれなりの力が加え られればよく円形、楕円形、多角形等何れでも可能である。又バランス的に大き い物は置場等スペース上からも好ましくはないが本考案に於て特に限定するもの ではない。

【００１６】 把手（４）の材質は木材、プラスチック、金属等強度が保持できればよく又た わし本体（１）の形状は楕円形又は円形が好ましいが多角形にしても大きく支障 になるものではない。さらにたわし本体（１）及びたわし本体（１）の筋金（３ ）及び洗浄部材（８）に於ける材質、形状等に関しては従来品と何ら変るもので はなく本考案に於て特に限定するものではない。

【００１７】 把手（４）に内装された洗剤容器（１０）のストッパー（１５）等の取付け方 法に関してはつまみ状の操作レバー（１３）をネジ式にしたり把手（４）の上部 （１７）を着脱可能にする等によって組立が可能であるが本考案に於いては図示 説明を省略する。

【００１８】 たわし本体（１）の洗浄部材（８）に於て把手（４）側の洗浄部材（８）は把 手（４）がある為に使用できないが洗浄部材（８）の摩耗に応じて特に裏側をも 使用しようとする時は筋金（３）を弛めて把手（４）を逆方向に付替える方法も あるが把手付とした本考案のたわしに関しては論外とする。

【００１９】

【考案の効果】 本考案はたわしに把手を取付ける事によってたわしを使用して洗浄等の作業を しようとする時たわし本体の刺状の洗浄部材を手で直接掴まなくてよく指又は手 等を痛めたり肌荒れ損傷等の弊害の発生が防止でき、又ゴム手袋等の保護具を併 用する等という従来の欠点も解消される上たわし本体の側面を持つ為に洗浄部材 を上下に分離させて製作すると言う手間を省く事が可能であり併せてたわし本体 の側面を有効に利用する事ができるものである。

【００２０】 さらに把手内部に洗剤の容器が内装されている為片手で液体洗剤を任意に洗浄 部材を介して被洗浄体に添加させる事が可能であり予め別途用意されていた洗剤 容器を其の都度取寄せて添加するという欠点を解消する事ができるものである。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の正面断面図である。

【図２】本考案の平面図である。

【図３】本考案の底面図である。

【図４】本考案の側面断面図である。

【図５】本考案の斜視図である。

【図６】本考案の把手部分斜視図である。

【符合の説明】

（１）たわし本体 （２）中央部 （３）筋金 （４）
把手 （５）下部 （６）溝 （７）側面 （８）洗浄部材 （９）内部
（１０）洗剤容器 （１１）液体洗剤 （１２）補給口 （１３）操作レバ
ー （１４）スプリング （１５）ストッパー （１６）底
部 （１７）上部

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【手続補正書】

【提出日】平成９年６月２３日

【手続補正１】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】実用新案登録請求の範囲

【補正方法】変更

【補正内容】

【実用新案登録請求の範囲】

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】たわし本体（１）の中央部（２）にたわし
   本体（１）の筋金（３）にて把手（４）を固着させる
   為、把手（４）の下部（５）に溝（６）を設けその溝
   （６）にたわし本体（１）の筋金（３）を合わせて把手
   （４）を固着させ、たわし本体（１）の側面（７）を持
   たず把手（４）を握る事によってたわし本体（１）の側
   面（７）をも使用して洗浄等の作業がきるようにしたた
   わし。 【請求項１】たわし本体（１）の中央部（２）に取付け
   る把手（４）の内部（９）に洗剤容器（１０）を内装し
   その洗剤容器（１０）の中に液体洗剤（１１）を補給口
   （１２）より導入し操作レバー（１３）にてスプリング
   （１４）が取付けてあるストッパー（１５）を開閉させ
   洗浄部材（８）を介して被洗浄体に液体洗剤（１１）が
   添加できるようにした請求項１のたわし。