JPH0610814A - 始動電動機 - Google Patents

始動電動機

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JPH0610814A
JPH0610814A JP4192892A JP19289292A JPH0610814A JP H0610814 A JPH0610814 A JP H0610814A JP 4192892 A JP4192892 A JP 4192892A JP 19289292 A JP19289292 A JP 19289292A JP H0610814 A JPH0610814 A JP H0610814A
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JP
Japan
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carrier
bearing
clutch
planetary gear
support pin
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Application number
JP4192892A
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English (en)
Inventor
Satoshi Moribayashi
敏 森林
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 クラッチアウタを支持する支持機構の軸受の
摩耗を低減し、耐久性を向上する。 【構成】 遊星歯車の支持ピン32の前端部でクラッチ
アウタ38にはめて支持し、支持ピンの後端部をキャリ
ア33に固着し、キャリアをボス部内周で軸受34を介
し回転軸30の外周に支持しており、この軸受を小径に
し周速を低減している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、電動機の回転軸の回
転を遊星歯車減速装置からオーバランニングクラッチを
介し出力軸に伝え、出力軸の前部のピニオンを回転させ
るようにした、始動電動機に関する。
【0002】
【従来の技術】図3はこの種の従来の始動電動機の部分
断面図で、出力軸部は上半部は前進状態を、下半部は後
退復帰状態を示す。1は直流電動機で、電機子2の中空
の回転軸3が設けられている。回転軸3は継鉄5に結合
された中間ブラケット6に軸受7を介し前部側が支持さ
れている。8は回転軸3の前方に同軸に配設された出力
軸で、前端部にピニオン9をスプライン結合し、ストッ
パ10により前部を受止めている。11は中間ブラケッ
ト6を介し継鉄5に結合された前ブラケット、12は遊
星歯車減速装置で、次のように構成されている。13は
回転軸3の前端に形成されたピニオンからなる太陽歯車
4にかみ合った複数の遊星歯車で、軸受15を介し支持
ピン14に支持されている。支持ピン14はキャリアを
兼用するクラッチアウタ18に固着されている。16は
中間ブラケットの前端部内周に形成された内歯車で、か
み合った遊星歯車13を公転運動させる。
【0003】17はオーバランニングクラッチで、クラ
ッチアウタ18と、このクラッチアウタ17にローラ2
0を介し一方向回転を伝えるクラッチインナ19と、ク
ラッチインナ19後端部をクラッチアウタ18の後端部
の内周に支持する軸受22とからなる。クラッチアウタ
18は外周部でスリーブ軸受21を介し前ブラケット1
1内周に支持されている。クラッチインナ19は、前端
部が軸受23を介し前ブラケット11に支持されてお
り、かつ、内周部で出力軸8の後端部外周にヘリカルス
プライン8aで結合されている。24は出力軸8の復帰
用ばね、25はピニオン9の緩衝圧縮ばねである。
【0004】26は直流電動機1の後端に同軸に取付け
られた電磁スイッチで、可動鉄心を固着した可動ロッド
の前端側に圧縮ばね(いづれも図示していない)を介
し、押し棒27を押圧している。押し棒27の前端で鋼
球28を介し出力軸8の後端部穴に対応している。29
は圧縮ばねである。電磁スイッチ26は電磁手段により
可動鉄心を固定鉄心に吸引させ、可動ロッドに支持した
可動接点を固定接点に接触させ、直流電動機1の主回路
を閉じ通電させるようにしている。
【0005】上記従来装置において、両車の始動スイッ
チを入れると、電磁スイッチ26の動作により押し棒2
7を介し出力軸8を前進させ、ピニオン9が機関のリン
グギヤにかみ合う。つづいて、可動接点が固定接点に接
触し、電機子2が回転を始める。これによる回転軸3の
回転が遊星歯車減速装置12により減速され、オーバラ
ンニングクラッチ17を介し出力軸8に伝えられ、ピニ
オン9により機関に回転伝達する。機関が始動し始動ス
イッチを切ると、復帰ばね24により出力軸8が後退さ
れ、押し棒27を介し可動ロッド、可動鉄心及び可動接
点が後退復帰する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の始
動電動機では、クラッチアウタ18は外周部でスリーブ
軸受21を介し前ブラケット11に支持されており、ク
ラッチアウタ18の外周部は周速が比較的高く、このた
め、軸受21の摩耗が多くなるという問題点があった。
この摩耗を少なくし所要の耐久性を保つ対策の一つとし
て、周速を低くするのに、クラッチアウタ18の外周部
の外径を小さくすると、オーバーランニングクラッチ1
7の能力を低下することから制約がある。また、対策の
二つとして、スリーブ軸受21の荷重面圧を小さくする
ため、受圧面積を大きくすると、軸受21が長くなり、
これに応じクラッチアウタ18も長くなって始動電動機
の軸長が大きくなり、制約がある。なお、クラッチアウ
タ18をスリーブ軸受21を介し前ブラケット11に支
持することは、遊星歯車減速装置12とオーバランニン
グクラッチ17のクラッチアウタ18及びクラッチイン
ナ19の同軸心のため必要であり、省くことはできな
い。
【0007】この発明は、上記のような問題点を解決す
るためになされたもので、クラッチアウタの支持を、外
周部でスリーブ軸受を介し前ブラケットに支持すること
をせず、小径の軸受により支持された支持手段によりク
ラッチアウタを支持し、支持手段の軸受の周速を低下
し、摩耗を減少し耐久性を向上した始動電動機を得るこ
とを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明にかかる始動電
動機は、遊星歯車の支持ピンを後方位置のキャリアに固
着し、支持ピンの前端部でクラッチアウタをその後端部
にはめて支持しており、第1の発明では、キャリアのボ
ス部内周部で軸受を介し回転軸の外周部に支持したもの
である。また、第2の発明では、キャリアのボス部外周
部で軸受を介し、中間ブラケットの内周に支持したもの
である。
【0009】
【作用】この発明においては、クラッチアウタを遊星歯
車の支持ピンの前端部で支持し、支持ピンは後端部がキ
ャリアに固着しており、キャリアはボス部で、第1の発
明では、回転軸に軸受を介し支持され、第2の発明では
中間ブラケットに軸受を介し支持されており、軸受は小
径で周速が低下され、摩耗が減少される。
【0010】
【実施例】
実施例1.図1はこの発明の実施例1による始動電動機
の部分断面図で、出力軸部は上半部は前進状態を、下半
部は後退復帰状態を示し、1,2,4,5,7〜10,
12,13,15,16,23,24,26〜29は上
記従来装置と同様である。30は電機子2の中空の回転
軸で、継鉄5に結合された中間ブラケット31に軸受7
を介し前端部が支持されている。回転軸30の前端に
は、ピニオンからなる太陽歯車4が形成されている。中
間ブラケット31の前端部内周に、遊星歯車減速装置1
2の内歯車16を形成している。32は遊星歯車13を
軸受15を介し支持した支持ピン、33は遊星歯車13
の後方に配設されたキャリアで、支持ピン32の後端部
を固着しており、ボス部内周で軸受34を介し回転軸3
0に支持されている。35は中間ブラケット31を介し
継鉄5に結合された前ブラケット、36は減速装置12
側を仕切る仕切り板である。37はオーバランニングク
ラッチで、支持ピン32の前端部に支持されたクラッチ
アウタ38と、このクラッチアウタ38にローラ40を
介し結合されたクラッチインナ39とからなる。クラッ
チインナ39は後端部が軸受41を介しクラッチアウタ
38に支持され、前端部が軸受23を介し前ブラケット
35に支持されており、出力軸8にヘリカルスプライン
8aにより結合されていて、回転を伝達する。42はピ
ニオン9を押圧する緩衝押圧ばねである。
【0011】上記実施例1の始動電動機において、電機
子2の回転軸30の回転が遊星歯車減速装置12により
減速され、この減速回転がオーバランニングクラッチ3
7を介し出力軸8に伝えられ、ピニオン9により機関の
リングギヤを回転させる。
【0012】クラッチアウタ38は支持ピン32を介し
キャリア33に支持されており、キャリア33は軸受3
4を介し回転軸30に支持されている。このため、軸受
34は従来装置より小径であり、しかも、キャリア33
は回転軸30と同一回転方向であり、周速が大幅に低く
なり摩耗が減少する。
【0013】実施例2.図2はこの発明の実施例2によ
る始動電動機の部分断面図で、出力軸部の上半部は前進
状態を、下半部は後退復帰状態を示す。遊星歯車減速装
置12の支持ピン32を固着したキャリア33は、ボス
部外周で軸受45を介し中間ブラケット31の内周に支
持されている。こうして、クラッチアウタ38を支持ピ
ン33を介し支持したキャリア33を支持する軸受45
は、従来のものより小径にされ周速が低下される。な
お、キャリア33をボス部外周で軸受45を介し支持し
た外の構成は、上記実施例1と同様である。
【0014】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、オー
バランニングクラッチのクラッチアウタに、遊星歯車の
支持ピンの前端部をはめて支持し、支持ピンを後端部で
キャリアに固着し、第1の発明では、キャリアのボス部
内周を軸受を介し出力軸の外周に支持し、第2の発明で
は、キャリアのボス部外周を軸受を介し中間ブラケット
の内周に支持したので、この軸受が従来の手段の軸受に
比べ小径になり、周速が低下され摩耗が減少し耐久性が
向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例1による始動電動機の前半部
を断面した正面図である。
【図2】この発明の実施例2による始動電動機の前半部
を断面した正面図である。
【図3】従来の始動電動機の前半部を断面した正面図で
ある。
【符号の説明】
1 直流電動機 2 電機子 5 継鉄 8 出力軸 9 ピニオン 12 遊星歯車減速装置 13 遊星歯車 30 回転軸 31 中間ブラケット 32 支持ピン 33 キヤリア 34、45 軸受 35 前ブラケット 37 オーバランニングクラッチ 38 クラッチアウタ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電機子の回転軸の軸端が前部に出され、
    継鉄の前端に中間ブラケットを介し前ブラケットが結合
    された直流電動機と、上記回転軸の回転を減速して伝え
    る遊星歯車減速装置と、この減速装置の回転を伝達する
    オーバランニングクラッチと、上記回転軸の前部に同軸
    に前進後退可能に配設され、上記オーバランニングクラ
    ッチにより回転が伝えられ、前端部に装着されたピニオ
    ンを機関のリングギヤにかみ合わさせ始動させるように
    した始動電動機において、 上記減速装置の遊星歯車の支持ピンの後端部を固着する
    キャリア、このキャリアのボス部内周と上記出力軸の前
    端部外周との間に介在しキャリアを支持する軸受を備
    え、上記支持ピンの前端部を上記オーバランニングクラ
    ッチのクラッチアウタの後端部に挿入し、クラッチアウ
    タを支持したことを特徴とする始動電動機。
  2. 【請求項2】 電機子の回転軸の軸端が前部に出され、
    継鉄の前端に中間ブラケットを介し前ブラケットが結合
    された直流電動機と、上記回転軸の回転を減速して伝え
    る遊星歯車減速装置と、この減速装置の回転を伝達する
    オーバランニングクラッチと、上記回転軸の前部に同軸
    に前進後退可能に配設され、上記オーバランニングクラ
    ッチにより回転が伝えられ、前端部に装着されたピニオ
    ンを機関のリングギヤにかみ合わさせ始動させるように
    した始動電動機において、 上記減速装置の遊星歯車の支持ピンの後端部を固着する
    キャリア、このキャリアのボス部外周と上記中間ブラケ
    ットの内周との間に介在しキャリアを支持する軸受を備
    え、上記支持ピンの前端部を上記オーバランニングクラ
    ッチのクラッチアウタの後端部に挿入し、クラッチアウ
    タを支持したことを特徴とする始動電動機。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007211639A (ja) * 2006-02-08 2007-08-23 Hitachi Industrial Equipment Systems Co Ltd オイルフリースクリュー圧縮機
JP2008232042A (ja) * 2007-03-22 2008-10-02 Mitsuba Corp スタータ
CN105089899A (zh) * 2014-05-16 2015-11-25 罗伯特·博世有限公司 起动机

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