JPH06107988A - インクジェットプリンタの印字方法およびインクジェットプリンタ用インク組成物 - Google Patents

インクジェットプリンタの印字方法およびインクジェットプリンタ用インク組成物

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JPH06107988A
JPH06107988A JP25682492A JP25682492A JPH06107988A JP H06107988 A JPH06107988 A JP H06107988A JP 25682492 A JP25682492 A JP 25682492A JP 25682492 A JP25682492 A JP 25682492A JP H06107988 A JPH06107988 A JP H06107988A
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printing
ink
water
dye
resin
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JP25682492A
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Fumiaki Matsushima
文明 松島
Yoshihiro Ono
好弘 大野
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Seiko Epson Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 カラーインクジェットプリンタの印字方法に
おいて、少なくとも黒色インクとカラー3原色インクと
のにじみ(混色)を防止し、カラー印字部にも黒色イン
クが適用でき、かつ普通紙・再生紙が用いられる印字方
法を提供する。 【構成】 1.3原色インクに油溶性染料を用いたイン
クを適用し、黒色インクに水溶性染料を用いた水系イン
クを適用する。2.3原色インクとして、油溶性染料を
樹脂等のエマルジョン水溶液に可溶化したインクを用い
る。黒色インクは上記1と同様。3.3原色インクとし
て、油溶性染料をシアノアクリレート系樹脂に溶解した
インクを用いる。黒色インクは上記1と同様。4.紙に
カチオン基を含む樹脂溶液を印字し、その部分に通常の
アニオン染料を含むインクを吐出し印字する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コンピュータ周辺機器
として広く用いられているインクジェットプリンタの印
字方法に関する。
【0002】
【従来の技術】液体インクをヘッドノズルから噴射する
ことにより印字するインクジェットプリンタは、コンパ
クトで比較的安価な構成要素から成るため、今後のカラ
ープリンタの主流となり得ると予想されている。
【0003】現在、インクジェットプリンタ用のインク
としては、水系溶媒に色材として水溶性染料を用いた水
系インクが主に用いられている。
【0004】カラー印字においては、水溶性染料を用い
るため、各色の混色が問題となるが、印字品質上、シア
ン・イエロー・マゼンタの各インクの混色は容認されて
きた。しかしながら、黒色インクを用いる場合、シアン
・イエロー・マゼンタの各インクと黒色インクが混色
し、全体に黒色インクがにじんだカラー印字となり問題
となっていた。従って、この問題を回避するため、シア
ン・イエロー・マゼンタを用いて印字するカラー印字部
には、黒色インクによる印字を行わず、その部分の黒印
字は3原色の重ね合わせで行っていた。しかしながら、
3原色の重ね合わせでは十分な黒色が発現せず、印字品
質上好ましくなかった。また、印字の機械的コントロー
ル(印字スピード・ドットの間引き・ドット径コントロ
ールなど)により混色を防止する手段も提案されていた
(特開平2−253958,特開平3−14225
2)。
【0005】一方、少なくとも黒色インクと他色との混
色を避けるため、混色の起きにくくするコート剤をあら
かじめ紙にコーティングした専用紙が用いられてきた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の技術においては
次の課題があった。すなわち、インクジェットプリンタ
におけるカラー印字において、 従来の水系インクを用いて、普通紙・再生紙に印字す
る場合、シアン・イエロー・マゼンタ及び黒の4色のイ
ンクが相互ににじんで混色し、特に黒色インクが他の色
のインクににじむことによる混色が印字品質上課題とな
り、少なくともシアン・イエロー・マゼンタのインクに
よるカラー印字部には、黒色インクによる文字の印字が
避けられていた。
【0007】上記の課題は、印字される紙に特殊な
コーティングをした専用紙を用いることで回避できる
が、値段が高い、紙の選択が限られる等使用上のわずら
わしさがあった。
【0008】そこで、本発明は以上の課題を解決するた
めのもので、その目的とするところは、インクジェット
プリンタの印字方法において、普通紙・再生紙が用いら
れ、かつカラー印字の場合に、少なくとも黒色インクと
シアン・イエロー・マゼンタの3原色の各インクが混色
せず(にじまず)、3原色によるカラー印字部にも黒色
のインクによる印字が可能である印字方法およびそのた
めに用いるインク組成物を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明のインクジェット
プリンタの印字方法およびインクジェットプリンタ用イ
ンク組成物は、 1.インクジェットプリンタの印字において、シアン・
イエロー・マゼンタの3原色の各インクとして、少なく
とも油溶性染料を非水系溶媒に溶解した組成物を用い、
合わせて使用する黒色インクとしては、少なくとも水溶
性染料を水に溶解した組成物を用いることを特徴とす
る。
【0010】2.インクジェットプリンタの印字におい
て、シアン・イエロー・マゼンタの3原色の各インクと
して、溶媒として水を用い、さらに少なくとも水中でエ
マルジョン化する樹脂もしくは樹脂前駆体もしくは界面
活性剤もしくはこれらの混合物を含有し、さらに該エマ
ルジョンに油溶性染料を可溶化した組成物を用い、黒色
インクとしては、少なくとも水溶性染料を水に溶解した
組成物を用いることを特徴とする。
【0011】3.インク組成物として、溶媒として水を
用い、さらに少なくとも水中でエマルジョン化する樹脂
もしくは樹脂前駆体もしくは界面活性剤もしくはこれら
の混合物を含有し、さらに該エマルジョンに油溶性染料
を可溶化したことを特徴とする。
【0012】4.上記手段3において、油溶性染料を含
む組成物中に、該染料溶解性溶剤を含むことを特徴とす
る。
【0013】5.インクジェットプリンタの印字におい
て、シアン・イエロー・マゼンタの3原色の各インクと
して、少なくともシアノアクリレート樹脂、油溶性染料
を含む組成物を用い、黒色インクとしては少なくとも水
及び水溶性黒色染料であることを特徴とする。
【0014】6.上記手段5において、プリンタ装置内
で、印字紙の印字面にあらかじめ水分をコーティングし
た後、シアノアクリレート樹脂を含むインクで印字を行
うことを特徴とする。
【0015】7.インク組成物として、少なくともシア
ノアクリレート樹脂、油溶性染料を含有することを特徴
とする。
【0016】8.プリンタ装置内で、印字紙の印字面に
少なくともカチオン基を有する物質を含む水溶液をコー
ティングし、続いてヘッドノズルから少なくともアニオ
ン基を有する染料を含む水性インク組成物を吐出して印
字することを特徴とする。
【0017】9.上記手段8において、少なくともカチ
オン基を有する物質を含む水溶液をコーティングする方
法として、少なくとも2つのヘッドノズルのうち一方の
ヘッドノズルから、少なくともカチオン基を有する物質
を含む水溶液を吐出する方法を用い、続いて他方のヘッ
ドノズルから少なくともアニオン基を有する染料を含む
水性インク組成物を吐出して印字することを特徴とす
る。
【0018】10.カチオン基を有する物質として、カ
チオン基を有する水溶性樹脂を用いることを特徴とす
る。
【0019】11.上記手段1・2・5・6・8・9・
10において、印字に適用する印字紙に普通紙もしくは
再生紙を用い、かつ該印字紙に加熱を行うことを特徴と
する。
【0020】
【作用】インク中の水溶性の染料は、一旦紙上に吐出さ
れ乾燥しても、後から吐出されてくるインクの水分によ
り再溶解して混色を生じる。
【0021】前記手段の1から3については、油溶性染
料と水溶性染料の溶解性の違いにより混色を防止するも
ので、特に上記手段2は、油溶性染料を水系溶媒に可溶
化する点で上記手段1と異なる。上記手段5・6は、水
分で硬化するシアノアクリレート系樹脂で染料を紙上に
瞬間的に固定化し、再溶解を防ぐことにより混色を防止
するものである。上記手段8・9は、カチオン基を有す
る物質をインクの吐出に先立って紙上にコーティング
し、次に吐出されるインク中のアニオン基を有する染料
が、瞬間的にイオン結合して染料が固定化され、再溶解
による混色が防止されるものである。
【0022】
【実施例】
(実施例1)イエロー系の色調を有する油溶性染料(三
井東圧染料(株)製HSm−41)を非水系溶媒である
ケロシン系溶媒に2g/100mlの割合で溶解した組
成物をイエローインクとして調製した。粘度は5cps
以下であった。
【0023】黒色インクとして次の組成物を調製した。
【0024】 黒色染料(ダイワブラック#2000ダイワ化成(株)製)2g グリセリン(乾燥防止剤として添加) 10ml 水 90ml 次に、印字テストを行った。使用したプリンタヘッドは
市販のセイコーエプソン(株)製HG−4000対応の
内作ヘッドである。ヘッドは2つのヘッドが並列に接続
されている。
【0025】最初に、印字用紙として普通紙(ゼロック
ス−P)を用いた。
【0026】第1のヘッドからイエローインクを吐出
し、続いて約1秒後に第2のヘッドから黒色インクを吐
出した。印字は、イエローインクの印字に黒色インクの
印字が一部重なるように行った。この結果、イエローイ
ンクによる印字に重なって印字された黒色のインクは、
イエローインクによる印字部分ににじんだ形跡(混色)
は認められなかった。
【0027】次に、同様のテストを再生紙(ゼロックス
−R)を用いて実施したところ、同様の結果が得られ
た。
【0028】さらに、シアン色・マゼンタ色のインクも
イエローインクと同様に調製し、同様のテストを実施し
たところ、ほぼ同様の結果を得た。
【0029】(実施例2)紫外線硬化型の樹脂を水中で
エマルジョン化した水溶液に、イエロー系の色調を有す
る油溶性染料を、2g/100mlの割合で可溶化した
組成物を調製しイエローインクとした。可溶化は、マグ
ネチックスターラーによる約24時間の攪拌により行っ
た。
【0030】次に、黒色の水溶性染料を水に溶解した黒
色インクを、前記実施例1の場合と同様の組成で調製し
た。
【0031】実施例1と同様のプリンタヘッドを用い、
印字テストを行った。印字用紙としては、普通紙(以
下、普通紙は全てゼロックス−Pを使用)を用いた。
【0032】第1のヘッドからイエローインクを吐出
し、約1秒後に第2のヘッドから黒色インクを吐出し
た。印字は、イエローインクの印字に、黒色インクの印
字が一部重なるように行った。この結果、イエローイン
クの印字部に対して、黒色インクのにじみが若干認めら
れたが、品質上無視できるレベルと判断された。この若
干のにじみは、イエローインクの水分が印字紙に残留し
たためと思われた。
【0033】この点を改良するための補助手段として、
第1のヘッドによるイエローインクの印字時に、紙の裏
面からヒーターによる加熱を行ったところ、前記の若干
のにじみが解決された。
【0034】さらに、印字と同時に紫外線100mJ/
cm2 を照射すると、樹脂が硬化し、にじみ(混色)防
止はさらに完全なものとなった。
【0035】すなわち、イエローインクで用いた樹脂
は、水系溶媒に非水溶性である油溶性染料を溶解する樹
脂のみでなく、混色防止のための染料の固着作用を持っ
ている。さらには、樹脂は印字の耐擦性(指等によるこ
すりに対する耐性)も高める結果となった。
【0036】本発明で用いる樹脂は、水中でエマルジョ
ン化するものであれば、紫外線硬化型に限らず用いるこ
とができる。
【0037】シアン色・マゼンタ色のインクおよび再生
紙(以下全て再生紙はゼロックス−Rを使用)について
も、同様のテスト結果が得られた。
【0038】(実施例3)実施例2のように油溶性染料
を樹脂を含んだ溶液に可溶化する場合、油溶性染料の大
きな粒子が溶解し難い場合がある。その補助手段とし
て、あらかじめ非水溶媒に油溶性染料を溶解してから、
樹脂を含む溶液中に可溶化すると有効であることがわか
った。
【0039】本実施例では、2gのイエロー系油溶性染
料を30mlの酢酸エチルセロソルブにあらかじめ完全
に溶解してから樹脂を含んだ溶液70mlに可溶化して
用いたところ、染料の大きな粒子は残留せず、印字上に
も非水溶媒の影響はなかった。
【0040】(実施例4)イエロー系の色調を有する油
溶性染料(HSm−41 三井東圧染料(株)製)0.
2gをシアノアクリレート系樹脂(アロンアルファ80
1 東亜合成化学(株)製)に溶解し、イエローインク
とした。用いた樹脂粘度は、約10cpsであった。シ
アノアクリレート系樹脂は、瞬間接着剤として一般的に
用いられているもので、水分により瞬間硬化する性質を
持っている。
【0041】黒色インクとして、実施例1の場合と同様
の水系インクを作製した。実施例1と同様のプリンタヘ
ッドを用い、最初に普通紙を印字用紙として印字テスト
を行った。
【0042】第1のヘッドからイエローインクを吐出し
印字した。約1秒後に第2のヘッドから黒色インクを吐
出し印字した。印字は、イエローインクの印字部に対し
て黒色インクによる印字が一部重なるようにして印字し
た。
【0043】この結果、黒色インクが重なったイエロー
インクの印字部分には、黒色インクのにじみ(混色)は
認められなかった。すなわち、重ね印字された部分の印
字において、イエローインクは吐出後すぐに空気中の水
分によりある程度硬化し、染料は定着され、さらに、黒
色インクの水分により硬化が瞬間的に促進されたため、
黒色インクのにじみが発生しなかったと考えられる。同
様のテストをシアン系・マゼンタ系の色調のインクを調
製して実施した。印字紙においても、再生紙を用い、上
記と同様の結果を得た。
【0044】(実施例5)実施例4と同様であるが、あ
らかじめ印字紙の印字面に水分をコーティングした。コ
ーティング方法は、プリンタ装置内に霧吹き状のスプレ
ー装置を導入して行った。結果、第1のヘッドからイエ
ローインクを吐出した時点で、イエローインクはコート
した水分と反応し硬化することが確認できた。一方、イ
エローインクの印字直後、印字部を印字紙両面から同時
に加熱した後、第2のヘッドから黒色インクを印字し
た。黒色インクは、イエローインクの印字部とは混色せ
ず、またあらかじめコーティングされた水分も加熱によ
り蒸発したため、直接印字紙上にのった黒色インク部分
でも水分によるにじみは起こらなかった。
【0045】本実施例では、スプレーコートにより水分
をコーティングしたが、水分のコーティング方法はこの
方法に限らず適用できる。
【0046】(実施例6)マゼンタ系の水溶性染料(酸
性染料である日本化薬(株)製R1PとB5Pの混合
物)2gを水100mlに溶解し、さらに乾燥防止剤と
してグリセリン5mlを加え、マゼンタインクとした。
【0047】黒色インクとして実施例1の場合と同様の
水系インクを作製した。さらに、カチオン基を有する水
溶性樹脂溶液(三菱油化(株)製 サンプル名STI−
1L)を水で希釈して、粘度を10cps以下に調整し
た溶液を作製した。
【0048】ここで、前記樹脂溶液をプリンタ装置内に
設けたコーティングロールであらかじめ印字紙上の印字
面にコーティングした。
【0049】続いて、実施例1と同様のプリンタヘッド
を用い印字した。印字紙としては普通紙を用いた。
【0050】第1のヘッドノズルからマゼンタインク、
第2のヘッドノズルから黒色インクを吐出した結果、2
種のインクのにじみ(混色)は認められなかった。
【0051】(実施例7)マゼンタ系の水溶性染料(酸
性染料である日本化薬(株)製R1PとB5Pの混合
物)2gを水100mlに溶解し、さらに乾燥防止剤と
してグリセリン5mlを加え、マゼンタインクとした。
【0052】黒色インクとして実施例1の場合と同様の
水系インクを作製した。さらに、カチオン基を有する水
溶性樹脂溶液(三菱油化(株)製 サンプル名STI−
1L)を水で希釈して、粘度を10cps以下に調整し
た溶液を作製した。
【0053】実施例1と同様のプリンタヘッドを用い、
印字テストを行った。印字用紙としては最初に普通紙を
用いた。ただし、第1のヘッドからは前記樹脂溶液を吐
出するようにし、マゼンタインクと黒色インクは第2の
ヘッドの別々のノズル穴から吐出するようにした。ま
た、第1のヘッドから吐出される樹脂溶液は、続いて印
字されるマゼンタ・黒色の印字部よりも少し広い面積に
吐出されるようにした。
【0054】以上のようにして印字した結果、マゼンタ
インクと黒色インクの相互の境界および重ね合わせる領
域には、二つのインクのにじみ(混色)は認められなか
った。
【0055】さらに、印字紙の裏面からヒーターによる
加熱を行いながら印字すると、二つのインクによる印字
境界部はより一層鮮明になった。これは、第1のヘッド
から吐出された樹脂溶液の水分がすばやく蒸発し、にじ
み(混色)防止に効果をもたらしたものと考えられる。
【0056】同様のテストをシアン色・イエロー色のイ
ンクについて実施し、また印字用紙に再生紙を用い、同
様の結果を得た。また、本実施例では、黒色インクと3
原色間のにじみ(混色)だけでなく、3原色の各インク
相互間でのにじみ(混色)も防止できることが確認でき
た。
【0057】なお、インクの染料にカチオン基を有する
染料を用い、樹脂としてアニオン基を有するものを用い
ても同様の効果が得られる。
【0058】以上、実施例を記したが、用いた材料はこ
こに記載されたものに限定されるものではない。
【0059】
【発明の効果】以上のように本発明により、カラーイン
クジェットプリンタの印字方法およびインクにおいて、
従来と異なり、普通紙・再生紙が適用でき、かつ少なく
ともシアン・イエロー・マゼンタの3原色同志は混色し
ても、黒インクと3原色は混色しないため、カラー印字
部に鮮明な黒色印字が可能となった。すなわち、カラー
グラフィック印字部分に、黒色インクで鮮明な印字がで
きるとともに、ビデオ画像の描画においても3原色の重
ね合わせの黒だけでなく、黒色インクによる描画が適用
できるため、コントラストの明確な画像描画が可能とな
った。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B41M 5/00 E 9221−2H

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インクジェットプリンタの印字におい
    て、シアン・イエロー・マゼンタの3原色の各インクと
    して、少なくとも油溶性染料を非水系溶媒に溶解した組
    成物を用い、合わせて使用する黒色インクとしては、少
    なくとも水溶性染料を水に溶解した組成物を用いること
    を特徴とするインクジェットプリンタの印字方法。
  2. 【請求項2】 インクジェットプリンタの印字におい
    て、シアン・イエロー・マゼンタの3原色の各インクと
    して、溶媒として水を用い、さらに少なくとも水中でエ
    マルジョン化する樹脂もしくは樹脂前駆体もしくは界面
    活性剤もしくはこれらの混合物を含有し、さらに該エマ
    ルジョンに油溶性染料を可溶化した組成物を用い、黒色
    インクとしては、少なくとも水溶性染料を水に溶解した
    組成物を用いることを特徴とするインクジェットプリン
    タの印字方法。
  3. 【請求項3】 溶媒として水を用い、さらに少なくとも
    水中でエマルジョン化する樹脂もしくは樹脂前駆体もし
    くは界面活性剤もしくはこれらの混合物を含有し、さら
    に該エマルジョンに油溶性染料を可溶化したことを特徴
    とする、インクジェットプリンタ用インク組成物。
  4. 【請求項4】 油溶性染料を含む組成物中に、該染料溶
    解性溶剤を含むことを特徴とする請求項3記載のインク
    ジェットプリンタ用インク組成物。
  5. 【請求項5】 インクジェットプリンタの印字におい
    て、シアン・イエロー・マゼンタの3原色の各インクと
    して、少なくともシアノアクリレート樹脂、油溶性染料
    を含む組成物を用い、黒色インクとしては少なくとも水
    及び水溶性黒色染料であることを特徴とするインクジェ
    ットプリンタの印字方法。
  6. 【請求項6】 プリンタ装置内で、印字紙の印字面にあ
    らかじめ水分をコーティングした後、シアノアクリレー
    ト樹脂を含むインクで印字を行うことを特徴とする請求
    項5記載のインクジェットプリンタの印字方法。
  7. 【請求項7】 少なくともシアノアクリレート樹脂、油
    溶性染料を含有することを特徴とするインクジェットプ
    リンタ用インク組成物。
  8. 【請求項8】 プリンタ装置内で、印字紙の印字面に少
    なくともカチオン基を有する物質を含む水溶液をコーテ
    ィングし、続いてヘッドノズルから少なくともアニオン
    基を有する染料を含む水性インク組成物を吐出して印字
    することを特徴とするインクジェットプリンタの印字方
    法。
  9. 【請求項9】 少なくともカチオン基を有する物質を含
    む水溶液をコーティングする方法として、少なくとも2
    つのヘッドノズルのうち一方のヘッドノズルから、少な
    くともカチオン基を有する物質を含む水溶液を吐出する
    方法を用い、続いて他方のヘッドノズルから少なくとも
    アニオン基を有する染料を含む水性インク組成物を吐出
    して印字することを特徴とする請求項8記載のインクジ
    ェットプリンタの印字方法。
  10. 【請求項10】 カチオン基を有する物質として、カチ
    オン基を有する水溶性樹脂を用いることを特徴とする請
    求項7記載のインクジェットプリンタの印字方法。
  11. 【請求項11】 印字に適用する印字紙に普通紙もしく
    は再生紙を用い、かつ該印字紙に加熱を行うことを特徴
    とする請求項1または請求項2または請求項5または請
    求項6または請求項8または請求項9または請求項10
    記載のインクジェットプリンタの印字方法。
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