JPH0610690Y2 - 輸送容器 - Google Patents

輸送容器

Info

Publication number
JPH0610690Y2
JPH0610690Y2 JP1986176271U JP17627186U JPH0610690Y2 JP H0610690 Y2 JPH0610690 Y2 JP H0610690Y2 JP 1986176271 U JP1986176271 U JP 1986176271U JP 17627186 U JP17627186 U JP 17627186U JP H0610690 Y2 JPH0610690 Y2 JP H0610690Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
container
upper lid
dovetail
lid
ridge
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1986176271U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6382788U (ja
Inventor
忠三郎 大塚
敏嗣 矢島
敏夫 清水
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shin Etsu Polymer Co Ltd
Original Assignee
Shin Etsu Polymer Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shin Etsu Polymer Co Ltd filed Critical Shin Etsu Polymer Co Ltd
Priority to JP1986176271U priority Critical patent/JPH0610690Y2/ja
Publication of JPS6382788U publication Critical patent/JPS6382788U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0610690Y2 publication Critical patent/JPH0610690Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Packaging Frangible Articles (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、半導体ウェーハー、磁気ディスク用アルミデ
ィスク、フォトマスク用石英ガラス等、輸送中における
損傷、汚染を嫌う物品を、収容し、これらから安全に保
護して輸送するための、輸送容器に係わるものである。
(従来技術とその問題点) 従来、この種の用途に適した輸送容器としては、例え
ば、特公昭56-47067号、特開昭60-173826号、実開昭58-
175627号、同58-183337号、同59-185826号公報などに各
種の形態のものが知られている。これらの容器はいずれ
も収納物が輸送中の振動によって破損したり、外気に触
れて汚染したりすることのないように、その内側壁に多
数のリブを設け、リブ間に形成される受容部に収納物を
個別に収容し、それぞれの上部を上蓋の下面に設けた弾
性材で係止した後、上蓋を嵌着し、さらにその嵌合面に
粘着テープを貼りめぐらせることによって、上蓋が開く
のを防止するという方法が採用されている。
しかし、この方法では容器の内部に弾性材を用いている
ため、この弾性によって常に上蓋を開かせようとする力
が働き、また輸送中の振動に伴なう力も加わって、粘着
テープの粘着力だけでは耐え切れず、輸送中に上蓋が開
いて収納物が汚染される恐れがあった。
そこで、上蓋と容体との嵌合を弾性的に係合する方法も
提案されているが、反復使用する間に弾性力が弱まるた
め、長期の使用には耐えられないという欠点があり、充
分な対策とはなっていない。
(問題点を解決するための手段) 本考案は上記のような輸送中における損傷、汚染を嫌う
物品を収納し、輸送するのに適した輸送容器を提供しよ
うとするもので、その輸送容器を上蓋および容体のそれ
ぞれの開口周縁に設けた帯状段部において互いに係合閉
止する容器とし、上蓋および容体の前後および/または
左右方向の両側の各帯状段部において、上蓋側帯状段部
の上面および容体側帯状段部の下面に係止リブをそれぞ
れ上方および下方に突出させて設けて、上蓋および容体
側の両帯状段部と併せて水平方向に延びる蟻ほぞを形成
し、これらの係止リブを臨む上蓋および容体の少なくと
も一方の側壁に垂直方向に延びる凸条を設け、前記蟻ほ
ぞに、これと嵌合自在の蟻溝を一側に備え、その上下両
翼部の内側には蟻溝に添う隆起凸条を有すると共に、上
下両翼部の少なくとも一方の外側には前記凸条と係合す
る小溝を介して2個の隆起部を備えている、封止具を装
着したことを特徴とするものである。
つぎに、本考案の詳細を例示した図面に基づいて説明す
る。
まず、第1図(a)(b)はそれぞれ本考案の異なる実施態様
を示すものであって、図(a)は半導体ウェーハ、磁気デ
ィスク用アルミディスクなどの円形または輪形をした板
状物の収納に適した輸送容器である。この輸送容器1は
上蓋2と容体3とから構成され、それぞれの開口周縁に
は互いに係合閉止するための帯状段部4、5が形成され
ている。容体3の内側壁には収納物6の配列方向に多数
のリブ7…が設けられていて、各リブ間に収納物6…が
個別に収納し得るようになっている。上蓋2の上部底面
には弾性材8の係止具9が設けられていて、ここに係止
された弾性材8によって各収納物6…の上縁を上蓋2と
の間で弾性的に保持し、輸送中の振動に備えている。
一方、図(b)はフォトマスク用石英ガラスのような四角
形をした板状物品の収納に適した輸送容器である。この
容器11は上蓋12、容体13、および内箱10から構
成され、上蓋12と容体13は前列と同様それぞれの開
口周縁に設けられた帯状段部14、15により互いに係
合閉止できるようになっている。内箱10の内側壁には
前列と同様の多数のリブ17…が設けられていて、各リ
ブ間に多数の収納物16…を個別に収容、保持し、内箱
10はその脚部10aを容体13の底部内側壁に設けら
れた係止片13a、13a間で係止させるとともに、収
納物16…の各上縁を上蓋12の上部底面に設けられた
複数条の係止具19、19に装着された弾性材18、1
8によって弾性的に支持して、収納物16とともに内箱
10を容体13内に保持して、輸送時の振動に備えてい
る。
なお、本考案に係る輸送容器1、11は後述するよう
に、上蓋2、12と容体3、13とのそれぞれに設けた
帯状段部4、5、または14、15の構成に改良を加え
たものであり、したがって輸送容器1、11の他の外郭
形状または内部構造などについては図示以外の他の構成
のものに適用することもできる。
第2図は本考案にかかわる輸送容器の帯状段部の構成を
詳細を示すもので、以下輸送容器1を例として説明す
る。輸送容器1の上蓋2および容体3の前後および/ま
たは左右方向の両側の各帯状段部4、5には、それぞれ
の水平方向における中央部の上面4aおよび下面5aに
[第1図(a)参照]、上蓋2および容体3のそれぞれ
の外側壁面2a、3aに対して略45°の角度で互いに
対称の傾斜面を形成して上方および下方へ突出する、互
いに(上下方向に)対称の係止リブ21、22があっ
て、両帯状段部4、5とともに水平方向に延びる蟻ほぞ
23を形成し、またこの係止リブ21、22の水平方向
における中央部の、係止リブ21、22を臨む上蓋2お
よび容体3の外側壁面2a、3aの少なくとも一方に
(図では上蓋2側の場合のみを示す)、垂直方向に延び
る凸条24が設けられていて、この蟻ほぞ23と凸条2
4の両者で被着部20を構成している。
第3図は輸送容器1の少なくとも一方の両側に設けられ
た前記被着部20のそれぞれに装着される封止具30を
示すもので、この封止具30はその四角形状をした平板
31の一側中央部に、前記蟻ほぞ23に嵌合自在の蟻溝
(ありみぞ)32が水平方向に刻設されていて、この蟻
溝32を介する上下両翼部33、33の中央部外側には
小溝34を介して互いに対称の一対の隆起部35、35
が設けられている。この一対の隆起部35、35の各々
は相対する内側壁が平板31に対して垂直に、また外側
壁が傾斜して、互いに対称の直角台形状の側面を形成
し、小溝34は被着部20の凸条24を係止するのに充
分な幅を備えている。
一方、蟻溝32の上下両翼部33、33の内側には蟻溝
32に添う隆起突条36、36があって、その左右両端
は互いに対称の傾斜面を形成している。
次に、上記構成の作用について説明する。
輸送容器1の容体3の各リブ7…間に収納物6…を個別
に収容した後、上蓋2を閉じ、その帯状段部4を容体3
の帯状段部5に嵌合する。上蓋2の底面には収納物6…
の各上縁との間に弾性材8が装着されているので、各収
納物6…は上蓋2と容体3との間で弾性的に支持され
る。
一方、輸送容器11を用いる場合には、その内箱10の
各リブ17…間に収納物16…を個別に収容した後、こ
の内箱10を容体13内に挿入し、ついで上蓋12を閉
じ、その帯状段部14を容体13の帯状段部15に嵌合
する。内箱10はその脚部10aにおいて容体13の係
止片13aに係止されていて、かつ上蓋12の底面には
収納物16…の各上縁との間に弾性材18、18が装着
されているため、各収納物16…は上蓋12と内箱10
との間で、また内箱10自体もこれらの収納物16…を
介して上蓋12と容体13との間でそれぞれ弾性的に支
持される。
次に、これらの輸送容器1、11はその少なくとも一方
の両側の帯状段部4、5、または14、15に前述の被
着部20が形成されているため、これに第4図に示す要
領で、2個の封止具30、30を装着する。すなわち、
封止具30を被着部20の側方より、これに向けて帯状
段部4、5、または14、15に沿わせてスライドさせ
ると、被着部20の蟻ほぞ23が封止具30の蟻溝32
に嵌合する(第2図想像線参照)。なお、この際同時に
被着部20の外側壁面に設けられた凸条24が封止具3
0の翼部33に設けられた側面が互いに対称の直角台形
をした一対の隆起部35、35間の小溝34とも嵌合す
るので、封止具30は被着部20により一層強固に嵌着
する。
また、封止具30の蟻溝32の上下両翼部33、33の
内側には隆起突条36、36があるので、封止具30を
被着部20に装着すると、上下両翼部33、33の先端
が上蓋2と容体4の上下係止リブ21、21を押圧して
両者をより強固に係合すると共に、封止具30の蟻溝3
2面と被着部20の蟻ほぞ23面との間に間隙25を形
成するため、帯状段部4、5、または14、15の嵌合
面に粘着テープを張り巡らせたときにも、封止具30の
装着に支障を与えることがない。
なお、上記封止具30の隆起部35、35は図に示すよ
うに上下両側部ではなく、そのいずれか一方でもよい
が、封止具30の装着作業を円滑に進めるためには、上
下対称に形成するのが好ましい。
また、被着部20の凸条24も上蓋2または容体3のい
ずれかの一方の側壁でもよいが、両方に設ければ封止具
30の装着をより確実なものとする。
さらに、輸送容器1における被着部20の位置も前後、
左右の四側に設け、それぞれに封止具30を装着するよ
うにしてもよい。
(考案の効果) 以上説明したように、本考案によれば、 上蓋と容体との嵌合部に封止具が装着されているの
で、弾性材を収納物の緩衝材として内蔵する容器であっ
ても、その弾性力により上蓋が開く恐れがなく、収納物
の汚染を確実に防止できる。
被着部への封止具の装着を左右いずれの方向からも、
滑らかに抵抗無く行なうことができるので、輸送容器の
封かん作業の能率を向上できる。
封止具の装着の際に、この小溝が被着部の側壁の凸条
と嵌合するので、封止具が輸送中の振動により被着部か
ら抜け落ちるのを防止し、また蟻溝内側の隆起突条によ
り封止具の上下両翼部が上蓋と容体の両係止リブを押圧
するので、両者をより強固に係合させる。
嵌合部に帯状段部があって粘着テープを貼りめぐらし
易く、また封止具と帯状段部との間に間隙があるので、
粘着テープによって封止具の装着に支障を来すことがな
い。
【図面の簡単な説明】
図面はいずれも本考案の実施例に係り、第1図(a)、(b)
は異なる態様の輸送容器の全体を示す部分縦断面正面
図、第2図は輸送容器の被着部の拡大図で、(a)はその
縦断面図、(b)はその正面図を示す。第3図はその封止
具の拡大図で、(a)はその側面図、(b)は背面図、(c)は
図(a)におけるC−C矢視線に沿う横断面図である。第
4図は封止具を輸送容器の被着部に装着する際の作用を
示す説明図である。 (図面の主要な符号の説明) 1、11……輸送容器、 2、12……上蓋、 3、13……容体、 4、5、14、15……帯状段部、 20……被着部、 21、22……係止リブ、 23……蟻ほぞ、 24……凸条、 30……封止具、 31……平板、 32……蟻溝、 33……翼部、 35……隆起部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】上蓋および容体をそれぞれの開口周縁に設
    けた帯状段部において互いに係合閉止する容器であっ
    て、上蓋および容体の前後および/または左右方向の両
    側の各帯状段部において、上蓋側帯状段部の上面および
    容体側帯状段部の下面に係止リブをそれぞれ上方および
    下方に突出させて設けて、上蓋および容体側の両帯状段
    部と併せて水平方向に延びる蟻ほぞを形成し、これらの
    係止リブを臨む上蓋および容体の少なくとも一方の側壁
    に垂直方向に延びる凸条を設け、前記蟻ほぞに、これと
    嵌合自在の蟻溝を一側に備え、その上下両翼部の内側に
    は蟻溝に添う隆起凸条を有すると共に、上下両翼部の少
    なくとも一方の外側には前記凸条と係合する小溝を介し
    て2個の隆起部を備えている、封止具を装着したことを
    特徴とする輸送容器。
JP1986176271U 1986-11-17 1986-11-17 輸送容器 Expired - Lifetime JPH0610690Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986176271U JPH0610690Y2 (ja) 1986-11-17 1986-11-17 輸送容器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986176271U JPH0610690Y2 (ja) 1986-11-17 1986-11-17 輸送容器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6382788U JPS6382788U (ja) 1988-05-31
JPH0610690Y2 true JPH0610690Y2 (ja) 1994-03-16

Family

ID=31116357

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1986176271U Expired - Lifetime JPH0610690Y2 (ja) 1986-11-17 1986-11-17 輸送容器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0610690Y2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007122934A1 (ja) * 2006-03-30 2007-11-01 Miraial Co., Ltd. 薄板収納容器用フック及び薄板収納容器

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2946450B2 (ja) * 1993-04-27 1999-09-06 コマツ電子金属株式会社 半導体ウェーハ包装容器
JP3476052B2 (ja) * 1997-09-01 2003-12-10 信越ポリマー株式会社 輸送容器
KR100711335B1 (ko) * 2000-05-12 2007-04-27 신에츠 폴리머 가부시키가이샤 운반 용기 및 운반 용기의 뚜껑을 개방 및 폐쇄시키는 방법
JP5268142B2 (ja) * 2008-09-27 2013-08-21 Hoya株式会社 マスクブランク収納ケース及びマスクブランクの収納方法、並びにマスクブランク収納体

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59185826U (ja) * 1983-05-11 1984-12-10 クリ−ンサアフエイス技術株式会社 フオトマスク基板用ケ−ス

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007122934A1 (ja) * 2006-03-30 2007-11-01 Miraial Co., Ltd. 薄板収納容器用フック及び薄板収納容器

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6382788U (ja) 1988-05-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5782362A (en) Wafer cassette in wafer carrier
US5988392A (en) Shipping container
US6237758B1 (en) Stackable container case
ATE147542T1 (de) Eine versiegelbare kontaminationsdichte behälterverpackung für wafer
US20130256164A1 (en) Disk holding device
JPH0610690Y2 (ja) 輸送容器
US5992638A (en) Advanced wafer shipper
US5722707A (en) Clamping structure in air-tightly sealable container
US6070730A (en) Disk container
US5803269A (en) 300mm shipping container
JP2001154341A (ja) マスク運搬用ケース
JPH07115706B2 (ja) あらゆる種類の貨物を包装する再使用可能のコンテナ
JPH0612786B2 (ja) 半導体用ウエハー若しくは基板用パッケージ
JPH0613114Y2 (ja) 密閉容器の係止構造
EP0854829B1 (en) 300 mm SHIPPING CONTAINER
JPH0729640Y2 (ja) ウェーハ容器の底部緩衝板
US20030000855A1 (en) Disc case
JPH0650395Y2 (ja) 基板用収納容器
JPH0315472Y2 (ja)
JPH0237727Y2 (ja)
JPH064733Y2 (ja) プラスチックケース
JP2532084Y2 (ja) マスク収納容器
KR20050113889A (ko) 웨이퍼 포장 용기
JP2003146389A (ja) フォークガイド付き搬送ボックス
JPH0511167Y2 (ja)