JPH0511167Y2 - - Google Patents

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JPH0511167Y2
JPH0511167Y2 JP3483190U JP3483190U JPH0511167Y2 JP H0511167 Y2 JPH0511167 Y2 JP H0511167Y2 JP 3483190 U JP3483190 U JP 3483190U JP 3483190 U JP3483190 U JP 3483190U JP H0511167 Y2 JPH0511167 Y2 JP H0511167Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、容器が合成樹脂発泡体からなる吊下
げ容器、例えば精肉、魚介類等の冷凍食品その他
の物品の持ち帰り用、あるいは旅行先からのお土
産物品の長時間の持ち運び用等として好適に使用
される簡易な吊下げ容器に関するものである。
[従来の技術と解決しようとする課題] 従来より、この種の吊り下げ容器としては、軽
量で断熱性がよくかつ成形容易な発泡ポリスチレ
ン等の合成樹脂発泡体製の容器が用いられ、これ
にベルト等の吊下げ用帯紐が取着されて吊下げ携
帯できるようになつている。そして冷凍食品やお
土産物品の持ち帰り用等に使用される吊下げ容器
の場合は、店頭等での包装作業の際に、吊下げ用
帯紐が容器に取着されるもので、その作業上、前
記帯紐の取着操作が容易であることが望まれる。
この吊下げ用帯紐の取着手段としては、容器本
体の相対向する側壁部の外側上部に形成された挿
通孔にベルト等の帯紐を通して、該挿通孔の外側
壁部分を掛け回して取着するのが装着容易であ
る。
しかしこの場合、吊下げ携帯時の容器の荷重が
帯紐の係止部となる前記挿通孔の外側壁部分の下
縁部にかかり、しかもこの部分で帯紐との擦れが
生じるため、この外側壁部分の下縁部から欠けや
割れ等が発生し易く、吊下げ強度上問題がある。
また、実公昭63−13187号および実開平1−
164134号公報に見られるように、帯紐を容器本体
の底面にまで掛け回して、容器本体にかかる荷重
を底面で受けるようにするのは、前記のような破
損のおそれはないものの、帯紐を底面にまで回さ
なければならないために、包装時の帯紐の装着操
作が面倒で手数がかかり、またそれだけ長い帯紐
を必要とし、冷凍食品やお土産物品の持ち帰り用
等としては適さない。
本考案は、上記に鑑みてなしたもので、ベルト
等の吊下げ用帯紐の取着操作を容易にするため、
該帯紐を側壁部に有する挿通孔に通して該挿通孔
の外側壁部分に掛け回して取着することとし、し
かもこうした場合において、吊下げ用帯紐の係止
部となる前記外側壁部分において、それほど肉厚
を大きくせずとも充分な吊下げ強度を保有でき、
割れや破損等のおそれなく使用できる吊下げ容器
を提供するものである。
[課題を解決するための手段] 上記の課題を解決する本考案は、合成樹脂発泡
体により形成された容器本体および蓋体よりなる
容器と、この容器を携帯するための吊下げ用帯紐
とからなり、前記容器本体の相対向する側壁部の
外側に上下方向の紐帯挿通孔が設けられ、吊下げ
用帯紐が前記挿通孔に挿通され該挿通孔の外側壁
部分を掛け回されて取着される吊下げ容器であつ
て、特に前記挿通孔の外側壁部分の少なくとも下
縁部に、該外側壁部分を弾力的に挟持する内外板
を下端部で連成してなる補強部材が被着されてな
ることを特徴とする。
[作用] 上記した本考案の容器においては、ベルト等の
吊下げ用帯紐は、合成樹脂発泡体製の容器本体の
側壁部に形成された帯紐挿通孔に通して該挿通孔
の外側壁部分に掛け回して簡単に取着できる。
そして前記吊下げ用帯紐の係止部となる前記帯
紐挿通孔の外側壁部分の下縁部には補強部材が被
着されているので、吊下げ携帯時において前記外
側壁部分に容器の荷重がかかりかつその下縁部で
帯紐との擦れが生じても、前記の補強部材により
下縁部を保護し得て、該下縁部からの欠けや割れ
等を防止できる。
しかも前記の補強部材は、外側壁部を弾力的に
挟持する内外板を下端部で連成してなるものであ
るから、合成樹脂発泡体により成形された容器本
体の前記外側壁部分の下縁部に対して嵌め合せる
だけで、内外板で外側壁部を弾力的に挟持した状
態に被着できる。
[実施例] 次に本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。
10はポリスチレン系樹脂発泡体等の合成樹脂
の発泡体により形成された容器本体11および蓋
体と12とからなる容器であつて、図の場合は、
四隅に丸みをつけた平面略四角形をなしており、
蓋体12には外周縁のやや内側下面に容器本体1
1の開口部内周に嵌合する凸縁13が設けられて
いる。蓋体12は、前記凸縁13の嵌合による閉
蓋状態において容器本体11の側壁部上端面の外
側略半分が露出するように、容器本体11より一
まわり小さく形成されている。
前記容器本体11の相対向する短辺側の側壁部
11a,11a、上端部を残余させて適宜の幅、
深さを有する上下方向の溝状の凹部14が切欠形
成されるとともに、残余の上端部には前記の凹部
4に連続して上下方向に貫通する帯紐挿通孔15
が設けられ、後述するベルト等の吊下げ用帯紐3
0を該挿通孔15に挿通できるようになつてお
り、またこの挿通孔15の外側壁部分16が吊下
げ用帯紐30の係止部として形成されている。
前記の帯紐挿通孔15は、容器本体11に嵌合
される蓋体12が帯紐挿通の邪魔にならないよう
に、図のように蓋体12の外周に沿つてその外側
位置で上下に貫設され、略長方形をなしている。
前記の側壁部11aは前記挿通孔15および溝1
4を形成した場合に、それらの内側に充分な肉厚
を保持する厚みに設定される。
蓋体12と容器本体11とが、閉蓋状態におい
て容器本体11の側壁部上端面が露出しない嵌合
形態の場合は、蓋体12の帯紐挿通孔15との対
応位置を切欠形成しておけばよい。また前記の側
壁部11aの上部をフランジ状に外側に突出させ
て、凹部14を形成することなく前記突出部分に
帯紐挿通孔15を設けることもできるが、図示す
る実施例のようにして帯紐挿通孔15を形成する
が、外方への突出部を有さず、容器の保管および
輸送効率を高めることができので、特に好ましい
ものとなる。
20は前記帯紐挿通孔15の外側壁部分16の
少なくとも下縁部16aに嵌着される補強部材で
あつて、非発泡の合成樹脂あるいは金属等の適度
に弾性を有する剛性素材により形成されている。
この補強部材20は図に示すように、外側壁部分
16を弾力的に挟持する内外板21,22を下端
板部23で連成してなる断面略鉤形状をなしてい
る。
そして前記内外板21,22の一方、例えば外
板22が内板21より上方へやや長く形成される
とともに、該外板22がやや内方側に傾斜して上
部側ほど内外板21,22の間隔が狭く形成さ
れ、下縁部16aに対し下方より嵌合した状態に
おいて、内外板21,22で下縁部16aを弾力
的に挟持できるようになつている。
特に図示する実施例の場合、補強部材20が被
着される下縁部16の内外面が補強部材20の厚
みに略相当する部分だけ凹設され、前記補強部材
20が表面で面一をなして被着されるようになつ
ている。この場合、外側壁部分16の上部と補強
部材20とに段差が生じないめ、体裁良好である
とともに、ベルト等の吊下げ用帯紐30の挿通の
際に端部が引掛らず、挿通操作が容易になる。
また前記の外板22の上端には、内方への凸部
24が設けられるとともに、外側壁部分16に前
記の凸部24と対応する凹部17が設けられ、補
強部材20の被着状態において、前記凸部24が
凹部17に嵌入して係合し、下方への抜脱を一層
確実に防止できるようになつている。この凸部2
4を内板21の上端側に設けることも、また内外
板21,2の双方に設けておくこともできる。
さらに前記補強部材20は、下端板部23に丸
みをつけて断面略U形状に形成することも、また
外側壁部分16の内外面の全体覆うように形成す
ることもできる。
30は剛性樹脂製のベルト等よりなる吊下げ用
帯紐である。この帯紐30は、両端部をそれぞれ
上記した帯紐挿通孔15に通してその外側壁部分
16に掛け回した状態で結合されて取着されるも
ので、そのために両端部の任意の位置に互いに係
合自在な面フアスナー31,32が設けられて輪
状に結合できるようになつている。この吊下げ用
帯紐30は前記のように取着した状態において、
容器を吊下げ携帯するのに適当な長さに形成され
る。前記面フアスナー31,32等の長さや取付
け位置によつて、帯紐30の長さを調整可能に設
けておくこともできる。
前記の吊下げ用の帯紐30としては、合成樹脂
製のベルトのほか、織物等の繊維製のベルト、あ
るいは合成樹脂フイルムよりなるテープ状紐やロ
ープ状紐等その他の帯紐を使用することもでき
る。またこの吊下げ用帯紐30の形態によつて
は、前記の面フアスナー31,32以外の係合手
段や締結具等の他の結合手段を利用して、帯紐3
0を帯紐挿通孔15に通して外側壁部分16を掛
け回した状態に取着できるようにしてもよい。
なお吊下げ用帯紐30の形状に合せて帯紐挿通
孔15の形状を変更した場合にも、その外側壁部
分の下縁部に対応した補強部材20を上記同様に
被着して実施する。
上記の吊下げ容器を使用する場合について説明
する。
先ず、容器本体11の相対向する側壁部11a
に有する帯紐挿通孔15の外側壁部分16の下縁
部16aに、上記した補強部材20を被着する。
この際、下縁部16aに対し下方より嵌め合せる
だけで(第7図)、内外板21,22の弾性力に
より外側壁部分16を挟持した状態に容易にして
確実に被着できる。
そして、前記の吊下げ用帯紐30を前記帯紐挿
通孔15に通して第1図(第2図)に示すように
取着する。この際、帯紐30は容器底面にまで回
す必要がないので、短くて済みかつその取付け操
作も容易に行なえる。特に帯紐30の掛け回され
る外側壁部分16の下縁部16aには補強部材2
0が装着されているので、下方からベルトを通す
ようにすれば、外側壁部分16の発泡体が破損す
るおそれもない。
また前記の容器を吊下げ携帯した場合、荷重の
かかる外側壁部分16の下縁部16aにおいて
は、該部分に補強部材20が被着されており、吊
下げ用帯紐30がこの補強部材20と接触するこ
とになるので、帯紐30が擦れても発泡体よりな
る外側壁部分16が破損するおそれがない。
なお、上記の容器形態としては、図面に示すよ
うに肩掛け状態等での携帯に好適なるように、長
辺側の一方の側面を僅かに凹入させた湾曲面にし
ておくほか、他の種々の形状による実施が可能で
ある。
また容器の構成素材である合成樹脂発泡体とし
ては、上記したポリスチレン系樹脂発泡体のほ
か、ポリエチレンやポリプロピレン等のポリオレ
フイン系樹脂発泡体、ポリ塩化ビニル樹脂発泡体
その他の断熱性のある容器として使用できる合成
樹脂発泡体を使用できる。
[考案の効果] 上記したように本考案の吊下げ容器によれば、
ベルト等の吊下げ用帯紐を、容器本体の側壁部に
有する帯紐挿通孔に通して該挿通孔の外側壁部分
に掛け回して取着するようにしたもので、該帯紐
の取着操作が容易であり、また帯紐の長さも短く
て済む。
そして前記帯紐の係止部となる帯紐挿通孔の外
側壁部分の下縁部に補強部材を被着したことによ
り、吊下げ携帯時に荷重がかかりかつ帯紐との擦
れが生じても、前記補強部材による補強および保
護し得て、下縁部からの欠けや割れ等を防止で
き、この外側壁部分の肉厚をさほど大きくしなく
ても充分な吊下げ強度を保有できる。
しかも前記の補強部材は、合成樹脂発泡体によ
り成形された容器本体の前記外側壁部分の下縁部
に対して嵌め合せるだけで、内外板で外側壁部を
弾力的に挟持した状態に、ワンタツチ操作で容易
にして確実に被着できる。また前記の補強構造を
有するものであるにも拘らず、容器は合成樹脂発
泡体のみにより形成しておけるので、容器の成形
が容易であり、コストアツプになることもない。
したがつて、冷凍食品やお土産物品の持ち帰り
用等に使用される吊下げ容器として好適に利用で
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示す縦断面図、第2
図は同要部の拡大断面図、第3図は帯紐と蓋体を
分離した斜視図と、第4図は容器本体の平面図、
第5図は閉蓋状態の斜視図、第6図は補強部材の
拡大斜視図、第7図は補強部材の被着する前の一
部の拡大断面図である。 10……容器、11……容器本体、12……蓋
体、11a……側壁部、14……凹部、15……
帯紐挿通孔、16……外側壁部分、16a……下
縁部、20……補強部材、21,22……内外
板、23……下端板部、24……凸部、30……
吊下げ用帯紐。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 合成樹脂発泡体により形成された容器本体およ
    び蓋体よりなる容器と、この容器を携帯するため
    の吊下げ用帯紐とからなり、前記容器本体の相対
    向する側壁部の外側に上下方向の紐帯挿通孔が設
    けられ、吊下げ用帯紐が前記挿通孔に挿通され該
    挿通孔の外側壁部分を掛け回されて取着される吊
    下げ容器であつて、前記挿通孔の外側壁部分の少
    なくとも下縁部に、該外側壁部分を弾力的に挟持
    する内外板を下端部で連成してなる補強部材が被
    着されてなることを特徴とする吊下げ容器。
JP3483190U 1990-03-30 1990-03-30 Expired - Lifetime JPH0511167Y2 (ja)

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