JPH06106745A - 印字装置 - Google Patents

印字装置

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JPH06106745A
JPH06106745A JP4256930A JP25693092A JPH06106745A JP H06106745 A JPH06106745 A JP H06106745A JP 4256930 A JP4256930 A JP 4256930A JP 25693092 A JP25693092 A JP 25693092A JP H06106745 A JPH06106745 A JP H06106745A
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JP
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recording
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recording unit
ribbon
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JP4256930A
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Inventor
Yoshitaka Nose
佳孝 能勢
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Murata Machinery Ltd
Original Assignee
Murata Machinery Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】ワンタイムインクリボンとマルチパスインクリ
ボンとの交換を必要とせずに、ユーザの要望に応じて両
リボンを使い分けることが可能な印字装置を提供するこ
と。 【構成】マルチパスインクリボン26を収容する第1の
記録部3と、ワンタイムインクリボン39を収容する第
2の記録部4とを装置ケース1内に設け、それらの記録
部3,4を分離用ソレノイドの駆動に基づいて択一的に
選択するとともに、その選択された記録部3,4に記録
紙Pを供給するような構成とした。その結果、マルチパ
スインクリボン26とワンタイムインクリボン39との
交換を行う必要がない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、感熱ヘッドによりイン
クリボン上のインクを溶融させて用紙上に転写するよう
にした感熱転写型の印字装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のファクシミリ装置等の印
字装置としては、感熱ヘッドがプラテンローラに対向配
置されている。そして、インクリボンが、この感熱ヘッ
ドとプラテンローラ上の記録紙との間を通過し、その間
において転写が行われるようになっている。
【0003】現在インクリボンの種類としては、ワンタ
イムインクリボン及びマルチパスインクリボンの2種類
がある。前者のワンタイムインクリボンは、その印字画
質が高画質ではあるが、その印字回数が通常1回であ
る。また、後者のマルチパスインクリボンは、前者のワ
ンタイムインクリボンの印字画質よりもその印字画質は
劣るが、印字回数が複数回可能であるため、経済的な面
でワンタイムインクリボンよりも有利である。ユーザは
両者のリボンをその時に要求する印字画質や、印字回数
に応じて使い分けている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記印
字装置においては、ワンタイムインクリボンを装置にセ
ットしている場合には、受信画情報の印字の際、常時ワ
ンタイムインクリボンで画情報が記録紙に印字される。
すなわち、ユーザが高画質の印字を要求していない場合
でも、高画質で画情報が印字されてしまう。その結果、
ランニングコストが増加するという問題がある。
【0005】一方、マルチパスインクリボンを装置にセ
ットしている場合は、受信画情報の印字の際、常時マル
チパスインクリボンで受信画情報が用紙に印字される。
すなわち、ユーザが高画質の印字を要求しているにもか
かわらず、あまり画質がよくない状態で受信画情報が印
字されてしまうという問題がある。
【0006】本発明は上記問題点を解消するためになさ
れたものであって、その目的はワンタイムインクリボン
とマルチパスインクリボンとの交換を必要とせずに、ユ
ーザの要望に応じて両リボンを使い分けることが可能な
印字装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明では、高画質印字が可能なワンタイムインク
リボンを有する記録部と、複数回印字可能なマルチパス
インクリボンを有する記録部と、それらの記録部を択一
的に選択する選択機構と、選択された記録部に記録紙を
供給する用紙供給機構とを設けたことをその要旨とす
る。
【0008】
【作用】上記の構成によれば、選択機構により、ワンタ
イムインクリボンを有する記録部と、マルチパスインク
リボンを有する記録部とを択一的に選択される。そし
て、選択機構により選択された記録部に用紙供給機構か
ら記録紙が供給される。
【0009】
【実施例】以下、本発明を具体化した一実施例を図1〜
図4に基づいて説明する。図1に示すように、装置ケー
ス1内の内部には、原稿G上の画像を読み取るための読
取部2が配置されている。また、装置ケース1内の内部
には、受信された画像のデータ等に基づいて記録紙P上
に印字を行うための第1の記録部3及び第2の記録部4
が上下に配置されている。さらに、装置ケース1内の下
部には、記録紙Pを収容した給紙カセット5が着脱可能
に装着されている。
【0010】また、前記装置ケース1の上部には原稿G
が積層支持される給紙トレー6が配置されている。そし
て、この給紙トレー6の先端側における装置ケース1内
には、送り補助ローラ7が積極回転可能に支持されてい
る。この送り補助ローラ7の回転により、原稿Gに送り
力が付与される。
【0011】また、装置フレーム1内には、分離ローラ
8及び分離パッド9が固定されている。前記分離ローラ
8の下流側には、一対のガイド板10が支持され、この
両ガイド板10により、原稿Gが通過する移送通路10
aが形成されている。
【0012】前記一方のガイド板には、読取窓11が形
成されている。そして、光源12から読取窓11を介し
て原稿Gに照射された反射光が再度読取窓11を通過
し、複数のミラー13及びレンズ14を介して最終的に
イメージセンサ15に照射される。すなわち、イメージ
センサ15によって原稿Gの画像の読み取りが行われ
る。また、複数の送りローラ17は画像読み取り後の原
稿Gを前記原稿排出口16から排出する。
【0013】前記給紙カセット5について説明する。給
紙カセット5の内部には多数の記録紙Pが積層状態で収
容されている。給紙カセット5の上方には、半月状の給
紙ローラ18が積極回転可能に設置されている。そし
て、この給紙ローラ18の回転により、給紙カセット5
内から同給紙セット5の前部に設けられたガイド板19
を介して記録紙Pが1枚ずつ送りだされるようになって
いる。また、前記ガイド板19の下流側には、一対の送
りローラ20が積極回転可能に支持されている。この送
りローラ20の回転力により、前記給紙カセット5から
送り出される記録紙Pに、さらに送り力が加えられる。
すなわち、給紙カセット5、給紙ローラ18、送りロー
ラ20等により用紙供給機構が構成されている。
【0014】次に、前記第1の記録部3について説明す
る。第1の記録部3は、第1のリボン収容部21と第1
のプラテンローラ22、さらに、同プラテンローラ22
に接触状態で配設された第1の感熱ヘッド23等から構
成されている。前記第1のリボン収容部21には、モー
タ(図示せず)の回転に伴って積極回転されるインクリ
ボン(マルチパスインクリボン)26を巻回する供給ロ
ール24及び巻取りロール25が収容されている。
【0015】前記マルチパスインクリボン26は、前記
第1のプラテンローラ22と第1の感熱ヘッド23との
間で挟持されている。そして、前記供給ロール24及び
巻取りロール25が回転されることで、マルチパスイン
クリボン26が供給ロール24から巻取りロール25側
に巻き取られる。
【0016】また、前記第1のプラテンローラ22の上
流側にはガイド板27が、さらに同ガイド板27の上流
側には一対の第1の供給用送りローラ28が積極回転可
能に支持されている。一方、第1のプラテンローラ22
の下流側には、一対の排出用送りローラ29が積極回転
可能に支持されている。そして、さらにその下流側には
記録紙排出トレー30が配置されている。
【0017】また、前記第1の供給用送りローラ28と
前記給紙カセット5側に配置された送りローラ20との
間は、一対のガイド板31で形成された第1の記録紙送
り通路32により連通されている。なお、この第1の記
録紙送り通路32の途中には、一対の中継送りローラ3
3が積極回転可能に支持されている。
【0018】従って、前記給紙カセット5から送り出さ
れた記録紙Pが、この第1の記録紙送り通路32を通過
して第1の記録部3に供給された際、同第1の記録部3
にて、所望のデータや受信画情報が印字される。そし
て、第1の記録部3にて印字された記録紙Pは、排出用
送りローラ29の回転力にて記録紙排出トレー30に排
出される。
【0019】次に、前記第2の記録部4について説明す
る。第2の記録部4は、第2のリボン収容部34と第2
のプラテンローラ35、さらに、同プラテンローラ35
に接触状態で配設された第2の感熱ヘッド36等から構
成されている。前記第2のリボン収容部34には、モー
タ(図示せず)の回転に伴って積極回転されるインクリ
ボン(ワンタイムインクリボン)39を巻回する供給ロ
ール37及び巻取りロール38が収容されている。
【0020】前記ワンタイムインクリボン39は、前記
第2のプラテンローラ35と第2の感熱ヘッド36との
間で挟持されている。そして、前記供給ロール37及び
巻取りロール38が回転されることで、ワンタイムイン
クリボン39が供給ロール37から巻取りロール38側
に巻き取られる。
【0021】また、前記第2のプラテンローラ35の上
流側にはガイド板40が設けられている。さらに同ガイ
ド板40の上流側には一対の第2の供給用送りローラ4
1が積極回転可能に支持されている。一方、第2のプラ
テンローラ35の下流側には、一対の排出用送りローラ
42が積極回転可能に支持され、さらに、その下流側に
は記録紙排出トレー44が配置されている。
【0022】また、前記第2の供給用送りローラ41と
前記給紙カセット5側に配置された送りローラ20との
間は、第2の記録紙送り通路45により連通されてい
る。従って、前記給紙カセット5から送り出された記録
紙Pが、この第2の記録紙送り通路45を通過して第2
の記録部4に供給された際、同第2の記録部4にて、所
望のデータや受信画情報が印字される。そして、第2の
記録部4にて印字された記録紙Pは、排出用送りローラ
42の回転力にて記録紙案内用トレー44に排出され
る。
【0023】すなわち、前記第1の記録紙送り通路32
と第2の記録紙送り通路45とは、分岐関係にある。そ
して、この分岐点には、選択機構を構成するソレノイド
(同図では図示しない)Sにより、2位置に切り換わる
分離プレート46が設けられ、この分離プレート46に
より、通路の切換が行われる。なお、通常分離プレート
46は、実線位置に配置されている。また、この分離プ
レート46の位置を切り換える前記ソレノイドSは、後
述するコントローラCにより駆動制御されるようになっ
ている。
【0024】次に、上記のファクシミリ装置の電気的構
成を図2のブロック図に基づいて説明する。前記コント
ローラCは中央処理装置(CPU)51、各制御用プロ
グラムを予め記憶した読み出し専用のメモリ(ROM)
52及び受信情報等の各種情報を一時的に記憶する読み
出し及び書き込み可能なメモリ(RAM)53とから構
成されている。
【0025】前記CPU51の入力側には、ネットワー
クコントロールユニット(NCU)54及びモデム55
が接続されている。前記NCU54はCPU51からの
制御信号に基づいて電話回線の接断続を行うとともに、
相手先のファックス番号に対応したダイヤルパルスの送
出及びその着信を検出する機能を備えている。また、モ
デム55は送受信データの変調及び復調を行うものであ
る。
【0026】また、CPU51の入力側には、読取部2
及び装置ケース1の上面に設けられた操作パネルのキー
入力部56が接続されている。前記キー入力部56に
は、リボン選択キー56aと印字キー56b等が設けら
れている。前記リボン選択キー56aは、ノーマルモー
ド又はファインモードのいずれかを選択する際に操作さ
れる。また、印字キー56bは各種データ等の印字を行
う際にオン操作されるキーである。
【0027】一方、CPU51の出力側には、前記第1
の記録部3及び第2の記録部4が接続されている。CP
U51は、前記ROM52に記憶されている制御プログ
ラムに基づいて前記第1の記録部3及び第2の記録部4
を駆動制御するようになっている。
【0028】また、CPU51の出力側には、ダイヤル
ナンバーや各種メモリ表示等を行う表示部58が接続さ
れている。さらに、CPU51の出力側には、分離プレ
ート46の位置を切り換えるソレノイドSが接続されて
いる。
【0029】CPU51は、画情報の受信時において、
その時の通信が親展通信であると判断した場合には、そ
の受信画情報をダイレクトで印字せずに、前記RAM5
3に一時記憶するようになっている。そして、ユーザに
より所望の暗証コードがキー入力部56より入力された
際に、RAM53内の受信画情報を印字する。
【0030】すなわち、前記親展通信とは、相手側の特
定な人物だけに送信したい原稿がある場合に行われる通
信方法の1つである。つまり、相手側のファクシミリ装
置から所望の画情報とともに、その旨の信号が送信され
ることで、受信側、すなわちCPU51がその時のファ
クシミリ通信が親展通信であるか否かを判別するように
なっている。そして、CPU51は、親展通信にてRA
M53内に記憶した受信画情報の印字は、第1の記録部
3にて行うようになっている。
【0031】また、CPU51は、前記リボン選択キー
56aがノーマルモード位置にある場合には、前記分離
プレート46の位置を図1において実線の位置となるよ
うに、前記ソレノイドSを駆動制御するようになってい
る。すなわち、CPU51は、リボン選択キー56aが
ノーマルモード位置にある場合には、給紙カセット5か
ら送り出される記録紙Pを第1の記録部3へ供給する。
【0032】一方、CPU51は、前記リボン選択キー
56aがファインモード位置にある場合には、前記分離
プレート46の位置を図1の2点鎖線位置となるよう
に、前記ソレノイドSを駆動制御する。すなわち、CP
U51は、リボン選択キー56aがファインモード位置
にある場合、第1の記録紙送り通路32と第1の記録部
3との連通を遮断し、給紙カセット5から送り出される
記録紙Pを、第2の記録部3へ供給する。
【0033】言い換えれば、CPU51はリボン選択キ
ー56aの位置がファインモード位置に保持されている
状態で、ユーザが印字キー56をオン操作した場合に
は、RAM53に記憶されているデータを第2の記録部
4にて印字するようになっている。
【0034】また、CPU51は、前記リボン選択キー
56aからの出力信号の他に、その時のファックス通信
に基づいて前記ソレノイドSを駆動制御するようになっ
ている。すなわち、CPU51は、相手方から画情報と
ともに送信されるDCS信号等により、その時の受信画
情報をノーマルモードで印字するのか、それよりも高画
質のファインモードで印字するのかを判別する。すなわ
ち、その時の受信画情報をマルチパスインクリボン26
で印字するのかワンタイムインクリボン39にて印字す
るのかを判別する。
【0035】次に、上記のように構成されたファクシミ
リ装置の作用を説明する。まず、RAM53内に記憶さ
れている所望の記憶データ(親展通信にて受信した画情
報、又は短縮ダイヤルリストや送信管理レポート等)の
印字時の作用を説明する。
【0036】図3は本実施例におけるコントローラCの
CPU51によって実行される制御の処理ルーチンを示
すフローチャートである。処理がこのルーチンに移行す
ると、まず、ステップ101においては、キー操作によ
り、印字したいRAM53内の記憶データが選定された
か否かが判別される。親展受信をプリントする場合に
は、さらに親展番号と暗証コードを入力する。ここでデ
ータが選定された場合には、次のステップ102に移行
する。ステップ102においては、印字キー56bがオ
ンされたか否かが判別される。ここで、CPU51がユ
ーザにより印字キー56bがオンされたと判別された場
合には、次のステップ103に移行する。
【0037】ステップ103においては、リボン選択キ
ー56aの位置(モード)が判別される。すなわち、C
PU51は、ユーザがステップ101にて選定したRA
M53内の記憶データを、マルチパスインクリボン26
又はワンタイムインクリボン39のいずれのリボンを使
用して印字するのかを判別する。ここで、ユーザがノー
マルモードを選択したと判断された場合には、ステップ
104に移行する。また、ここでリボン選択キー56a
による選択がなく、親展受信による印字の場合には、自
動的にステップ104に移行する。
【0038】ステップ104においては、第1の記録部
3が駆動されるとともに、給紙ローラ18が回転され
て、記録紙Pの給紙が開始される。このとき、分離プレ
ート46は、図1の実線位置にあるため、記録紙Pは第
1の記録部3に供給される。すなわち、第1の記録部3
にてステップ101にて選定されたデータの印字が行わ
れる。
【0039】次のステップ105においては、データの
印字が完了されたか否かが判別される。ここで、印字が
完了されたと判断された場合には、次のステップ106
に移行する。ステップ106においては、第1の記録部
3を駆動が停止されるとともに、記録紙Pの供給が停止
される。そして、CPU51はその後の処理を終了す
る。
【0040】一方、前記ステップ103において、リボ
ン選択キー56aがファインモード側にある場合には、
ステップ107に移行する。ステップ107において
は、分離プレート46を図1に二点鎖線の位置とすべ
く、ソレノイドSが駆動され、その後、次のステップ1
08に移行する。ステップ108においては、第2の記
録部4が駆動されるとともに、給紙ローラ18が駆動さ
れ、第2の記録部4に記録紙Pが供給される。すなわ
ち、第2の記録部4にてステップ101にて選定された
データの印字が行われる。
【0041】そして、次のステップ109においては、
データの印字が完了されたか否かが判別される。ここ
で、印字が完了されたと判断された場合には、次のステ
ップ110に移行する。ステップ110においては、第
2の記録部4の駆動が停止されるとともに、記録紙Pの
供給が停止される。そして、次のステップ111におい
ては、ソレノイドSが駆動され、分離パッド46の位置
が図1の実線位置に復帰される。そして、CPU51は
その後の処理を終了する。
【0042】このように、本実施例のファクシミリ装置
によれば、RAM53内の記憶データを印字する際に
は、ユーザのリボン選択キー56aの操作により記録紙
Pに印字する際のインクリボンの選択が行われる。そし
て、このリボン選択キー56aにより選択されたインク
リボンにより、記録紙Pへの印字が行われる。すなわ
ち、ユーザはその時印字したいデータを、高画質で印字
したい場合には、前記リボン選択キー56aのモードを
ファインモードとする。つまり、リボン選択キー56a
がファインモードに設定されることにより、ワンタイム
インクリボン39が使用されて記録紙Pにデータが印字
される。その結果、ユーザの要望通りに記録紙Pには高
画質でデータが印字される。
【0043】また、ユーザはその時印字したいデータの
印字画質が、特に高画質を必要としない場合には、リボ
ン選択キー56aのモードをノーマルモードとする。す
なわち、高画質を要望しない場合の印字については、マ
ルチパスインクリボン26が使用される。その結果、イ
ンクリボンのランニングコストの低減を図ることができ
る。
【0044】さらに、本実施例では、親展通信にて受信
した特定の人物以外に見られたくない機密な画情報は、
第1の記録部3にて印字するように構成した。すなわ
ち、親展通信により受信した画情報は、ダイレクトで印
字されずに、後に特定の人物の暗証コードの入力により
第1の記録部3にて印字されるように構成した。つま
り、第1の記録部3に装着されているインクリボンは、
複数回の印字が可能なマルチパスインクリボン26であ
ることから、画情報の印字後にそのマルチパスインクリ
ボン26を見ても複数の印字が重なりあっているため、
特定の人物以外にはその画情報の内容を確認することが
できない。従って、本実施例のファクシミリ装置は機密
保持においても優れている。
【0045】また、上記のように、本実施例では、装置
ケース1内にマルチパスインクリボン26とワンタイム
インクリボン39との2種のインクリボンを設置したこ
とにより、ユーザがその都度マルチパスインクリボン2
6とワンタイムインクリボン39との入れ換えを行う必
要がない。その結果、迅速な事務処理行うことが可能と
なる。
【0046】次に、受信画像のダイレクト印字を行う際
の作用を説明する。図4は本実施例におけるコントロー
ラCのCPU51によって実行される制御の処理ルーチ
ンを示すフローチャートである。
【0047】処理がこのルーチンに移行すると、まず、
ステップ201においては、NCU54及びモデム55
からの出力信号に基づき、相手方からの画情報を受信し
たか否かが判別される。ここで、画情報が受信されたと
判別された場合には、ステップ202に移行する。ステ
ップ202においては、その画情報は親展信号にともな
う親展通信で受信されたか否かが判別される。ここで、
親展通信以外の通信で画情報が受信されたと判断された
場合には、ステップ203に移行する。
【0048】ステップ203においては、受信信号(D
CS信号)に基づいて、ノーマルモードで画情報を印字
するのか、ファインモードで画情報が印字するのかが判
別される。ここで、相手方がノーマルモードにて画情報
の印字を希望していると判断された場合には、ステップ
204に移行する。ステップ204においては、第1の
記録部3が駆動されるとともに、給紙ローラ18が駆動
され、第1の記録部3に記録紙Pが供給される。すなわ
ち、第1の記録部3にて記録紙Pへの受信画情報の印字
が行われる。次のステップ205においては、受信画情
報の印字が完了されたか否かが判別される。ここで、受
信画情報の印字が完了されたと判断された場合には、ス
テップ206において、第1の記録部3の駆動の停止及
び記録紙Pの供給が停止され、その後の処理が一旦終了
される。
【0049】一方、前記ステップ203において、相手
方がファインモードにて画情報の印字を希望していると
判断された場合には、ステップ207に移行する。ステ
ップ207においては、分離プレート46の固定位置を
図1の二点鎖線の位置とすべくソレノイドSが駆動さ
れ、次のステップ208に移行する。ステップ208に
おいては、第2の記録部4が駆動されるとともに、給紙
ローラ18が回転され、第2の記録部4に記録紙Pが供
給される。すなわち、第2の記録部4にて記録紙Pに受
信画情報が印字される。
【0050】次のステップ209においては、受信画情
報の印字が完了されたか否かが判別される。ここで、受
信画情報の印字が完了されたと判断された場合には、ス
テップ210に移行して第2の記録部4の駆動の停止及
び記録紙Pの供給が停止される。次のステップ211に
おいては、分離プレート46の固定位置を図1の実線位
置に復帰すべくソレノイドSが駆動され、その後の処理
が一旦終了される。
【0051】また、前記ステップ202において、親展
受信であると判断された場合には、ステップ212に移
行する。ステップ212,213においては、受信した
画情報をRAM53に一時記憶させ、その後の処理を終
了する。すなわち、親展受信の場合には、ダイレクトで
印字が行われず、後に特定のユーザにより暗証コードが
入力され、その画情報の印字が行われる。
【0052】上記のように、本実施例によれば、相手方
から画情報とともに送信される信号(DCS信号)に基
づいて、第1の記録部3、又は第2の記録部4にて印字
が行われる。すなわち、相手方が希望する印字画質にて
マルチパスインクリボン26とワンタイムインクリボン
39とが使い分けられるので、前述したデータ印字時と
同様に、ユーザがその都度マルチパスインクリボン26
とワンタイムインクリボン39との入れ換えを行う必要
がない。その結果、迅速な事務処理行うことが可能とな
る。
【0053】なお、本発明は上記実施例に限定されるも
のではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で例えば次の
ように構成することもできる。 (1)上記実施例では、装置ケース1内には、第1の記
録部3及び第2の記録部4の2つの記録部3,4を設け
たが、例えばもう一つ予備の記録部を設置し、その記録
部にワンタイムインクリボン39を設置するように構成
してもよい。すなわち、マルチパスインクリボン26を
収容する第1の記録部3の他に、ワンタイムインクリボ
ン39を収容する第2の記録部4を2つ設ける。つま
り、交換が頻繁に行われるワンタイムインクリボン39
を収容する第2の記録部4を複数設けることにより、さ
らに、ユーザのリボン交換時の作業を減少することが可
能となる。
【0054】(2)上記実施例では、印字装置としてフ
ァクシミリ装置にて具体化したが、これをワードプロセ
ッサや外付用プリンタにて具体化してもよい。
【0055】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
ワンタイムインクリボンとマルチパスインクリボンとの
交換を必要とせずに、ユーザの要望に応じて両リボンを
使い分けることができるという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を具体化した一実施例のファクシミリ装
置を示す断面図である。
【図2】ファクシミリ装置の電気的構成を示すブロック
図である。
【図3】データの印字時におけるCPUの動作を示すフ
ローチャートである。
【図4】受信画情報の印字時におけるCPUの動作を示
すフローチャートである。
【符号の説明】
26…マルチパスインクリボン、39…ワンタイムイン
クリボン、21…第1のリボン収容部、34…第2のリ
ボン収容部、5…用紙供給機構を構成する給紙カセッ
ト、18…用紙供給機構を構成する給紙ローラ、20…
用紙供給機構を構成する送りローラ、46…選択機構を
構成する分離プレート、S…選択機構を構成するソレノ
イド

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高画質印字が可能なワンタイムインクリ
    ボンを有する記録部と、複数回印字可能なマルチパスイ
    ンクリボンを有する記録部と、それらの記録部を択一的
    に選択する選択機構と、選択された記録部に記録紙を供
    給する用紙供給機構とを設けた印字装置。
JP4256930A 1992-09-25 1992-09-25 印字装置 Pending JPH06106745A (ja)

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JP4256930A JPH06106745A (ja) 1992-09-25 1992-09-25 印字装置

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ID=17299349

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