JPH06106446A - 主軸装置における潤滑油回収装置 - Google Patents

主軸装置における潤滑油回収装置

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Publication number
JPH06106446A
JPH06106446A JP26006992A JP26006992A JPH06106446A JP H06106446 A JPH06106446 A JP H06106446A JP 26006992 A JP26006992 A JP 26006992A JP 26006992 A JP26006992 A JP 26006992A JP H06106446 A JPH06106446 A JP H06106446A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lubricating oil
spindle head
gear chamber
bearing
main spindle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP26006992A
Other languages
English (en)
Inventor
Keiichi Kiyooka
啓一 清岡
Taiichi Yamaguchi
泰一 山口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyoda Koki KK
Original Assignee
Toyoda Koki KK
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Filing date
Publication date
Application filed by Toyoda Koki KK filed Critical Toyoda Koki KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】ベアリング21、22を潤滑した潤滑油を、主
軸ヘッド15のギヤ室31の下面に滞留させないように
して、潤滑油の温度上昇による主軸ヘッド15の熱変形
を防止し、加工精度を向上する。 【構成】主軸ヘッド15に形成されたギヤ室31に潤滑
油の排出通路39、40を開口し、このギヤ室31の下
方に対応してオイルパン46を主軸ヘッド15の下部に
取付け、主軸ヘッド15の下部にギヤ室31とオイルパ
ン46とを連通する排出穴42、43を形成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、主軸を回転可能に軸承
するベアリングに供給される潤滑油を回収するための主
軸装置における潤滑油回収装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般にマシニングセンタ等の主軸装置に
おいては、主軸ヘッドに主軸をベアリングを介して回転
可能に軸承し、このベアリングに潤滑油を供給してベア
リングを冷却するようになっている。この種の主軸装置
においては、例えば実開昭57−61224号公報に記
載されているように、ベアリングに供給された潤滑油を
回収するために、主軸ヘッドに排出通路を設け、この排
出通路より排出された潤滑油をギヤ室内に滞留させ、こ
のギヤ室よりドレン通路を介してタンクに回収するよう
になっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来の主軸装
置においては、ベアリングを潤滑した潤滑油は、ベアリ
ングの発熱によりかなり高温となって主軸ヘッドを流
れ、しかも主軸ヘッドのギヤ室内に滞留されるため、主
軸ヘッドの下部に熱が伝えられて主軸ヘッドが熱変位
し、加工精度が低下する問題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記した従来
の問題点に鑑みてなされたもので、主軸ヘッドに主軸を
ベアリングを介して水平軸線のまわりに回転可能に軸承
し、このベアリングに潤滑油を供給する供給通路と、潤
滑油を排出する排出通路を前記主軸ヘッドに形成した主
軸装置において、前記主軸ヘッドに形成されたギヤ室に
前記排出通路を開口し、このギヤ室の下方に対応してオ
イルパンを前記主軸ヘッドの下部に取付け、前記主軸ヘ
ッドの下部にギヤ室とオイルパンとを連通する排出穴を
形成したものである。
【0005】
【作用】上記の構成により、潤滑油供給ポンプより供給
された潤滑油は、主軸ヘッド内の供給通路に供給され、
ベアリングに給油される。ベアリングを潤滑した潤滑油
は、排出通路より排出穴を通ってオイルパン内に流れ込
み、ドレーンされる。
【0006】
【実施例】以下本発明の実施例を図面に基づいて説明す
る。図1はマシニングセンタの全体構成を示し、床面に
設置されるベッド10上には固定ベース11が設置さ
れ、この固定ベース11上にスライドベース12がX軸
方向(図の前後方向)に摺動可能に載置されている。ス
ライドベース12上には回転テーブル13が回転割出し
可能に装架され、この回転テーブル13上に工作物Wが
位置決めクランプされるようになっている。
【0007】前記ベッド10上にはまた、コラム14が
Z軸方向(図の左右方向)に摺動可能に載置され、この
コラム14に主軸ヘッド15がY軸方向(図の上下方
向)に摺動可能に装架されている。コラム14の後方の
床面には、潤滑油を主軸ヘッド15内に供給するポンプ
ユニット16が設置され、このポンプユニット16は主
に図2に示す潤滑油供給ポンプ17とタンク18とによ
って構成されている。
【0008】前記主軸ヘッド15には図2に示すよう
に、主軸20が前部ベアリング21および後部ベアリン
グ22を介して水平軸線のまわりに回転可能に軸承され
ている。主軸20の先端にはテーパ穴23が形成され、
このテーパ穴23に前記工作物Wを加工するための工具
ホルダ24が着脱可能に装着されるようになっている。
かかる工具ホルダ24は公知のように、主軸20内を縦
貫されて皿ばね25により後方に引張されるドローバー
26に把持されて主軸20にクランプされ、また主軸ヘ
ッド15の後部に配設されたアンクランプ用シリンダ2
7によりアンクランプされるようになっている。
【0009】前記主軸ヘッド15の後部にはギヤ列30
を収納するギヤ室31が形成され、このギヤ室31に前
記主軸20の中央部に固着されたギヤ32が収納されて
いる。このギヤ32は前記ギヤ列30を介して主軸ヘッ
ド15に設置された主軸駆動モータ33に連結されてい
る。前記主軸ヘッド15には、前記前部ベアリング21
に潤滑油を供給する供給通路35が主軸20の軸線と平
行な方向に形成され、この供給通路35の一端は前記潤
滑油供給ポンプ17に接続された供給管37に連結され
ている。供給通路35には前部ベアリング21に開口す
る給油ノズル38が連通されている。また主軸ヘッド1
5には、前記前部ベアリング21を潤滑した潤滑油を排
出するための排出通路39が主軸20の軸線と平行な方
向に形成され、この排出通路39の一端は前記ギヤ室3
1の前部に開口されている。なお、図示してないが後部
ベアリング22にも潤滑油供給ポンプ17より潤滑油が
供給されるようになっており、後部ベアリング22を潤
滑した潤滑油は、主軸ヘッド15に形成された排出通路
40よりギヤ室31の後部に排出されるようになってい
る。
【0010】前記ギヤ室31の下面は、後方に向かって
低く傾斜する傾斜面41として構成され、その傾斜面4
1の前部と後部には、主軸ヘッド15の下面に開口する
排出穴42,43が形成されている。このうち前部排出
穴42は前記排出通路39の開口部に対応して設けら
れ、排出通路39より排出された潤滑油を直接前部排出
穴42に流し込むために、主軸ヘッド15にはガイド板
44,45が立設されている。
【0011】前記主軸ヘッド15の下部には、前記ギヤ
室31の下方に対応してオイルパン46が固着され、こ
のオイルパン46に前記排出穴42,43がそれぞれ開
口されている。オイルパン46にはオイルパン46に排
出された潤滑油をタンク18に回収する回収管47が接
続され、この回収管47はフレキシブル管にて構成され
ている。
【0012】上記した構成において、潤滑油供給ポンプ
17より供給された潤滑油は、供給管37より主軸ヘッ
ド15内の供給通路35に供給され、前部ベアリング2
1および後部ベアリング22に給油される。各ベアリン
グ21,22を潤滑した潤滑油は、排出通路39,4
0、排出穴42,43を通ってオイルパン45内に流れ
込み、回収管46を介してタンク18に回収される。
【0013】この際、排出通路39より排出される潤滑
油は、ガイド板44,45の作用によって直接前部排出
穴42に流れ込み、オイルパン46内に排出される。ま
た排出通路40より排出される潤滑油は、ギヤ室31の
傾斜面41の作用により後部排出穴43にスムーズに流
れ込み、オイルパン46内に排出される。この結果、ギ
ヤ室31の下面には実質的に潤滑油が滞留せず、主軸ヘ
ッド15の下部は潤滑油の温度上昇に影響を受けず、熱
変形を防止できるようになる。なお、オイルパン46内
に排出された潤滑油によってオイルパン46自体の温度
は上昇するが、オイルパン46と主軸ヘッド15との接
触面積が小さいことから、主軸ヘッド15への熱影響は
殆どない。
【0014】
【発明の効果】以上述べたように本発明は、主軸ヘッド
の下部にオイルパンを取付け、排出通路より排出された
潤滑油を、ギヤ室より排出穴を介してオイルパンに排出
するようにした構成であるので、ギヤ室の下面には潤滑
油が滞留せず、主軸ヘッドの下部は潤滑油の温度上昇に
影響を受けず、主軸ヘッドの熱変形を防止できて加工精
度を向上できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示すマシニングセンタの側面
図である。
【図2】主軸装置の断面図である。
【符号の説明】
15 主軸ヘッド 16 潤滑油供給ポンプ 17 タンク 21,22 ベアリング 31 ギヤ室 35 供給通路 39,40 排出通路 42,43 排出穴 46 オイルパン

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主軸ヘッドに主軸をベアリングを介して
    水平軸線のまわりに回転可能に軸承し、このベアリング
    に潤滑油を供給する供給通路と、潤滑油を排出する排出
    通路を前記主軸ヘッドに形成した主軸装置において、前
    記主軸ヘッドに形成されたギヤ室に前記排出通路を開口
    し、このギヤ室の下方に対応してオイルパンを前記主軸
    ヘッドの下部に取付け、前記主軸ヘッドの下部にギヤ室
    とオイルパンとを連通する排出穴を形成したことを特徴
    とする主軸装置における潤滑油回収装置。
JP26006992A 1992-09-29 1992-09-29 主軸装置における潤滑油回収装置 Pending JPH06106446A (ja)

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JP26006992A JPH06106446A (ja) 1992-09-29 1992-09-29 主軸装置における潤滑油回収装置

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JPH06106446A true JPH06106446A (ja) 1994-04-19

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ID=17342880

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JP26006992A Pending JPH06106446A (ja) 1992-09-29 1992-09-29 主軸装置における潤滑油回収装置

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100480940B1 (ko) * 2002-11-12 2005-04-07 대우종합기계 주식회사 주축의 베어링 오일분무 및 오일회수가 가능한 윤활장치
JP2009184091A (ja) * 2008-02-08 2009-08-20 Mitsui Seiki Kogyo Co Ltd 主軸クーラーオイルの回収装置
CN103737496A (zh) * 2013-11-13 2014-04-23 昆山日日先精密机械有限公司 一种用于平面磨床的出油回收装置

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JP2009184091A (ja) * 2008-02-08 2009-08-20 Mitsui Seiki Kogyo Co Ltd 主軸クーラーオイルの回収装置
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