JPH06105852A - スクリューピン取付け手術用テンプレート装置 - Google Patents
スクリューピン取付け手術用テンプレート装置Info
- Publication number
- JPH06105852A JPH06105852A JP4258283A JP25828392A JPH06105852A JP H06105852 A JPH06105852 A JP H06105852A JP 4258283 A JP4258283 A JP 4258283A JP 25828392 A JP25828392 A JP 25828392A JP H06105852 A JPH06105852 A JP H06105852A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- guide
- screw pin
- drill
- bone
- screw
- Prior art date
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- Granted
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Classifications
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61B—DIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
- A61B17/00—Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets
- A61B17/16—Bone cutting, breaking or removal means other than saws, e.g. Osteoclasts; Drills or chisels for bones; Trepans
- A61B17/17—Guides or aligning means for drills, mills, pins or wires
- A61B17/171—Guides or aligning means for drills, mills, pins or wires for external fixation
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- Health & Medical Sciences (AREA)
- Surgery (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Biomedical Technology (AREA)
- Medical Informatics (AREA)
- Orthopedic Medicine & Surgery (AREA)
- Oral & Maxillofacial Surgery (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Dentistry (AREA)
- Heart & Thoracic Surgery (AREA)
- Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
- Molecular Biology (AREA)
- Animal Behavior & Ethology (AREA)
- General Health & Medical Sciences (AREA)
- Public Health (AREA)
- Veterinary Medicine (AREA)
- Surgical Instruments (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 スクリューピンを骨に正確に取り付ける。
【構成】 テンプレート装置1のガイドブロック3,4
にスクリューピンガイド9を取り付ける。スクリューピ
ンガイド9のスクリューピン案内穴10に、ドリルガイ
ド11を抜き差し可能に挿入し、ドリルガイドのドリル
案内穴12に、線材ガイド13を抜き差し可能に挿入
し、線材ガイドの線材案内穴14に、線材15を抜き差
し可能に挿入する。このような針体を皮膚から突き刺
し、線材を骨に刺してテンプレート装置を仮固定する。
このため、他の箇所でドリリング等を円滑に行うことが
できる。線材ガイド、ドリルガイド、スクリューピンガ
イドを案内にして各作業を円滑に行うことができる。
にスクリューピンガイド9を取り付ける。スクリューピ
ンガイド9のスクリューピン案内穴10に、ドリルガイ
ド11を抜き差し可能に挿入し、ドリルガイドのドリル
案内穴12に、線材ガイド13を抜き差し可能に挿入
し、線材ガイドの線材案内穴14に、線材15を抜き差
し可能に挿入する。このような針体を皮膚から突き刺
し、線材を骨に刺してテンプレート装置を仮固定する。
このため、他の箇所でドリリング等を円滑に行うことが
できる。線材ガイド、ドリルガイド、スクリューピンガ
イドを案内にして各作業を円滑に行うことができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、スクリューピンを骨折
部等に取り付ける際に、スクリューピンやドリル刃等の
案内体として使用するためのテンプレート装置に関す
る。
部等に取り付ける際に、スクリューピンやドリル刃等の
案内体として使用するためのテンプレート装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】骨折部位を治療する場合、複数本のスク
リューピンを挿入するための下穴を骨に開ける。下穴
は、ドリルの刃をテンプレート装置で案内しつつ下穴相
互の位置関係が一定に保たれるように開ける。
リューピンを挿入するための下穴を骨に開ける。下穴
は、ドリルの刃をテンプレート装置で案内しつつ下穴相
互の位置関係が一定に保たれるように開ける。
【0003】次に、スクリューピンをテンプレート装置
で案内しつつ各下穴に挿入した後、テンプレート装置を
除去する。骨折箇所の皮膚からは複数本のスクリューピ
ンが突出し、スクリューピンのその突出した箇所同士を
骨固定装置で連結する。
で案内しつつ各下穴に挿入した後、テンプレート装置を
除去する。骨折箇所の皮膚からは複数本のスクリューピ
ンが突出し、スクリューピンのその突出した箇所同士を
骨固定装置で連結する。
【0004】これにより、骨折箇所が固定される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のテンプレート装置は、スクリューピン1本毎に逐次
下穴を開けるようにしたものであるから、下穴相互間の
位置がずれてしまうおそれがある。骨は筋肉等の軟部組
織に覆われているので術者が直接見ることが出来ず、ま
たドリリングは片手でドリル装置を持って行うので刃先
が振れ易く、位置ズレを生じやすい。
来のテンプレート装置は、スクリューピン1本毎に逐次
下穴を開けるようにしたものであるから、下穴相互間の
位置がずれてしまうおそれがある。骨は筋肉等の軟部組
織に覆われているので術者が直接見ることが出来ず、ま
たドリリングは片手でドリル装置を持って行うので刃先
が振れ易く、位置ズレを生じやすい。
【0006】下穴相互の位置がずれるとスクリューピン
の連結が困難となり、骨片同士の接合にも支承を来すの
で、その解決策が望まれている。
の連結が困難となり、骨片同士の接合にも支承を来すの
で、その解決策が望まれている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は、骨にスクリューピンを取り付ける際にス
クリューピン等の案内に用いられるガイドブロックを備
えたテンプレート装置において、上記ガイドブロックの
上記スクリューピンが挿入される箇所には、上記スクリ
ューピンを案内するスクリューピンガイドが取り付けら
れ、該スクリューピンガイドのスクリューピン案内穴に
はドリルガイドが抜き差し可能に挿入され、該ドリルガ
イドのドリル案内穴には線材ガイドが抜き差し可能に挿
入され、該線材ガイドの線材案内穴には線材が抜き差し
可能に挿入された構成を採用している。
め、本発明は、骨にスクリューピンを取り付ける際にス
クリューピン等の案内に用いられるガイドブロックを備
えたテンプレート装置において、上記ガイドブロックの
上記スクリューピンが挿入される箇所には、上記スクリ
ューピンを案内するスクリューピンガイドが取り付けら
れ、該スクリューピンガイドのスクリューピン案内穴に
はドリルガイドが抜き差し可能に挿入され、該ドリルガ
イドのドリル案内穴には線材ガイドが抜き差し可能に挿
入され、該線材ガイドの線材案内穴には線材が抜き差し
可能に挿入された構成を採用している。
【0008】
【作用】骨折部位にテンプレート装置のガイドブロック
をあてがい、スクリューピンガイド、ドリルガイド、線
材ガイド及び線材の組み合わされたものを骨の外周軟部
組織に刺し込み、さらに線材を骨に刺し込む。このよう
な操作を例えば二か所において行うことにより、テンプ
レート装置と骨との位置関係を仮固定する。
をあてがい、スクリューピンガイド、ドリルガイド、線
材ガイド及び線材の組み合わされたものを骨の外周軟部
組織に刺し込み、さらに線材を骨に刺し込む。このよう
な操作を例えば二か所において行うことにより、テンプ
レート装置と骨との位置関係を仮固定する。
【0009】次に、他の箇所においてスクリューピンガ
イド、ドリルガイド、線材ガイド及び線材の組み合わさ
れたものを軟部組織に刺し込み、線材ガイド及び線材の
みを抜き取る。線材ガイド等の抜き取り跡に生じたドリ
ルガイドのドリル案内穴中にドリル刃を差し込んで骨に
下穴を穿設する。
イド、ドリルガイド、線材ガイド及び線材の組み合わさ
れたものを軟部組織に刺し込み、線材ガイド及び線材の
みを抜き取る。線材ガイド等の抜き取り跡に生じたドリ
ルガイドのドリル案内穴中にドリル刃を差し込んで骨に
下穴を穿設する。
【0010】テンプレート装置は骨に仮固定され、かつ
ドリルの刃はドリルガイドにより案内されるので、下穴
は適正な位置及び向きで穿設される。この後、ドリルガ
イドを抜き取り、その跡に生じたスクリューピンガイド
のスクリューピン案内穴中にスクリューピンを差し込
み、骨にねじ込む。
ドリルの刃はドリルガイドにより案内されるので、下穴
は適正な位置及び向きで穿設される。この後、ドリルガ
イドを抜き取り、その跡に生じたスクリューピンガイド
のスクリューピン案内穴中にスクリューピンを差し込
み、骨にねじ込む。
【0011】このようなスクリューピンの取付け操作を
例えば二か所において行う。その後、上記仮固定のため
に骨に刺し込んだ線材を線材ガイドと共に抜き取り、そ
の跡に生じたドリルガイドのドリル案内穴中にドリル刃
を差し込んで骨に下穴を穿設する。下穴は線材により形
成された穴に沿ってそれよりも大きな径で形成される。
例えば二か所において行う。その後、上記仮固定のため
に骨に刺し込んだ線材を線材ガイドと共に抜き取り、そ
の跡に生じたドリルガイドのドリル案内穴中にドリル刃
を差し込んで骨に下穴を穿設する。下穴は線材により形
成された穴に沿ってそれよりも大きな径で形成される。
【0012】下穴は線材による穴よりも大きな径で同心
円状に開けられるので、無駄な穴が残留することはな
い。また、線材による穴を案内として開けられることに
なるので、下穴開けが円滑となる。
円状に開けられるので、無駄な穴が残留することはな
い。また、線材による穴を案内として開けられることに
なるので、下穴開けが円滑となる。
【0013】下穴の形成後、ドリルガイドを抜き取り、
その跡のスクリューピンガイドのスクリューピン案内穴
中にスクリューピンを差し込み、骨にねじ込む。これに
より、例えば四本のスクリューピンが相互に適正な位置
関係を保って骨に固定されることになる。
その跡のスクリューピンガイドのスクリューピン案内穴
中にスクリューピンを差し込み、骨にねじ込む。これに
より、例えば四本のスクリューピンが相互に適正な位置
関係を保って骨に固定されることになる。
【0014】
【実施例】以下、図面に基づき本発明に係るスクリュー
ピン取付け手術用テンプレート装置の実施例について説
明する。
ピン取付け手術用テンプレート装置の実施例について説
明する。
【0015】図1乃至図3に示されるように、このテン
プレート装置1は、骨Aの長さ方向に沿って配置される
べき棒部材2と、該棒部材2に対し位置調節可能に取り
付けられた二個のガイドブロック3,4とを備えてい
る。
プレート装置1は、骨Aの長さ方向に沿って配置される
べき棒部材2と、該棒部材2に対し位置調節可能に取り
付けられた二個のガイドブロック3,4とを備えてい
る。
【0016】棒部材2は、断面真円形の所定長さの棒で
出来ている。ガイドブロック3,4は、略直方体形であ
り、上記棒部材2が摺動自在に挿通される貫通孔5が長
手方向に形成されている。また、貫通穴5に通じるネジ
穴6も設けられ、該ネジ穴6に螺合する止めネジ7によ
り、ガイドブロック3,4を棒部材2に固定したり、解
放したりすることができるようになっている。
出来ている。ガイドブロック3,4は、略直方体形であ
り、上記棒部材2が摺動自在に挿通される貫通孔5が長
手方向に形成されている。また、貫通穴5に通じるネジ
穴6も設けられ、該ネジ穴6に螺合する止めネジ7によ
り、ガイドブロック3,4を棒部材2に固定したり、解
放したりすることができるようになっている。
【0017】ガイドブロック3,4にはスクリューピン
8が二本ずつ挿入されるようになっており、各スクリュ
ーピン8が挿入される箇所には、上記スクリューピン8
を案内するスクリューピンガイド9が取り付けられ、該
スクリューピンガイド9のスクリューピン案内穴10に
はドリルガイド11が抜き差し可能に挿入され、該ドリ
ルガイド11のドリル案内穴12には線材ガイド13が
抜き差し可能に挿入され、該線材ガイド13の線材案内
穴14には線材15が抜き差し可能に挿入されている。
8が二本ずつ挿入されるようになっており、各スクリュ
ーピン8が挿入される箇所には、上記スクリューピン8
を案内するスクリューピンガイド9が取り付けられ、該
スクリューピンガイド9のスクリューピン案内穴10に
はドリルガイド11が抜き差し可能に挿入され、該ドリ
ルガイド11のドリル案内穴12には線材ガイド13が
抜き差し可能に挿入され、該線材ガイド13の線材案内
穴14には線材15が抜き差し可能に挿入されている。
【0018】スクリューピン8は、金属棒の先端部分に
雄ネジ8aが形成されてなるもので、該雄ネジ8aが骨
Aに螺合することにより骨Aに固定されるようになって
いる。
雄ネジ8aが形成されてなるもので、該雄ネジ8aが骨
Aに螺合することにより骨Aに固定されるようになって
いる。
【0019】スクリューピンガイド9は、ガイドブロッ
ク3,4に形成された上記棒部材2の中心軸と直角な向
きの穴内に挿入された円筒材であり、その先端9aは骨
Aの回りの軟部組織Bを貫通し易いよう楔形に研がれ、
後端はガイドブロック3,4の穴16の縁と係合するフ
ランジ9bとなっている。スクリューピンガイド9の内
側は、スクリューピン案内穴10となっており、スクリ
ューピン8が摺動自在となるように平滑に仕上げられて
いる。
ク3,4に形成された上記棒部材2の中心軸と直角な向
きの穴内に挿入された円筒材であり、その先端9aは骨
Aの回りの軟部組織Bを貫通し易いよう楔形に研がれ、
後端はガイドブロック3,4の穴16の縁と係合するフ
ランジ9bとなっている。スクリューピンガイド9の内
側は、スクリューピン案内穴10となっており、スクリ
ューピン8が摺動自在となるように平滑に仕上げられて
いる。
【0020】ドリルガイド11は、スクリューピンガイ
ド9よりも小径な円筒材であり、その先端11aは軟部
組織Bを貫通し易いよう楔形に研がれ、後端はスクリュ
ーピンガイド9のフランジ9bと重なり合うフランジ1
1bとなっている。ドリルガイド11の内側は、ドリル
案内穴12となっており、ドリル刃17が摺動自在とな
るように平滑に仕上げられている。
ド9よりも小径な円筒材であり、その先端11aは軟部
組織Bを貫通し易いよう楔形に研がれ、後端はスクリュ
ーピンガイド9のフランジ9bと重なり合うフランジ1
1bとなっている。ドリルガイド11の内側は、ドリル
案内穴12となっており、ドリル刃17が摺動自在とな
るように平滑に仕上げられている。
【0021】線材ガイド13は、ドリルガイド11より
も小径な円筒材であり、その先端13aは軟部組織Bを
貫通し易いよう楔形に研がれ、後端はドリルガイド11
のフランジ11bと重なり合うフランジ13bとなって
いる。線材ガイド13の内側は、線材案内穴14となっ
ており、線材15が摺動自在となるように平滑に仕上げ
られている。
も小径な円筒材であり、その先端13aは軟部組織Bを
貫通し易いよう楔形に研がれ、後端はドリルガイド11
のフランジ11bと重なり合うフランジ13bとなって
いる。線材ガイド13の内側は、線材案内穴14となっ
ており、線材15が摺動自在となるように平滑に仕上げ
られている。
【0022】線材15は、尖端15aを有する鋼線(例
えば、キルシュナワイヤ)等で出来ている。上記スクリ
ューピンガイド9、ドリルガイド11、線材ガイド13
及び線材15は、図2に示されるように、フランジ9
b,11b,13bの箇所が相互に重畳するように組み
合わされると、それらの先端部9a,11a,13aが
線材15の尖端15aと共に尖り、全体として針体を構
成するようになっている。これにより、軟部組織Bを貫
通し易くなる。
えば、キルシュナワイヤ)等で出来ている。上記スクリ
ューピンガイド9、ドリルガイド11、線材ガイド13
及び線材15は、図2に示されるように、フランジ9
b,11b,13bの箇所が相互に重畳するように組み
合わされると、それらの先端部9a,11a,13aが
線材15の尖端15aと共に尖り、全体として針体を構
成するようになっている。これにより、軟部組織Bを貫
通し易くなる。
【0023】なお、上記ガイドブロック3,4には、ス
クリューピン8を更に増やす場合に用いられる予備の穴
16も設けられている。次に、上記テンプレート装置1
の使用方法について説明する。
クリューピン8を更に増やす場合に用いられる予備の穴
16も設けられている。次に、上記テンプレート装置1
の使用方法について説明する。
【0024】骨折患部の状態をレントゲン写真等により
明確にし、各骨片のスクリューピン8を取り付ける位置
を決め、ガイドブロック3,4を棒部材2上で移動さ
せ、止めネジ7で固定する。
明確にし、各骨片のスクリューピン8を取り付ける位置
を決め、ガイドブロック3,4を棒部材2上で移動さ
せ、止めネジ7で固定する。
【0025】次に、図2に示されるように、ガイドブロ
ック3,4を皮膚の上からあてがい、スクリューピンガ
イド9、ドリルガイド11、線材ガイド13及び線材1
5が同軸的にセットされた針体を各ガイドブロック3,
4の外側の穴16中に夫々挿入し、さらに軟部組織Bに
突き刺す。針体はその線材15の尖頭15aが骨Aに当
ると停止する。
ック3,4を皮膚の上からあてがい、スクリューピンガ
イド9、ドリルガイド11、線材ガイド13及び線材1
5が同軸的にセットされた針体を各ガイドブロック3,
4の外側の穴16中に夫々挿入し、さらに軟部組織Bに
突き刺す。針体はその線材15の尖頭15aが骨Aに当
ると停止する。
【0026】線材15の後端部は針体外に突出してお
り、そこをドリル装置(図示せず)でチャッキングし、
回転させながら線材15を骨Aに対してその中心軸と直
交するように刺し通す。
り、そこをドリル装置(図示せず)でチャッキングし、
回転させながら線材15を骨Aに対してその中心軸と直
交するように刺し通す。
【0027】これにより、テンプレート装置1は二本の
線材15により骨Aに仮固定されることになる(図2
I,IV)。次に、ガイドブロック3,4の内側の各穴1
6に上記針体を夫々挿入し、軟部組織Bに突き立てる。
針体はその線材15の尖端15aが骨Aに当ったところ
で停止する。
線材15により骨Aに仮固定されることになる(図2
I,IV)。次に、ガイドブロック3,4の内側の各穴1
6に上記針体を夫々挿入し、軟部組織Bに突き立てる。
針体はその線材15の尖端15aが骨Aに当ったところ
で停止する。
【0028】線材15及び線材ガイド13を針体から抜
き取り、ドリルガイド11のドリル案内穴12中にドリ
ル刃17を挿入し、ドリル装置で回転させることにより
骨Aに下穴を開ける。ドリル装置は手でもって操作する
ためて振れを生ずるが、上述のように線材15によりテ
ンプレート装置1が仮固定されているので、術者は骨A
を直接目視できないにもかかわらず所定の位置に下穴を
開けることができる(図2II) 。
き取り、ドリルガイド11のドリル案内穴12中にドリ
ル刃17を挿入し、ドリル装置で回転させることにより
骨Aに下穴を開ける。ドリル装置は手でもって操作する
ためて振れを生ずるが、上述のように線材15によりテ
ンプレート装置1が仮固定されているので、術者は骨A
を直接目視できないにもかかわらず所定の位置に下穴を
開けることができる(図2II) 。
【0029】下穴が開くと、ドリル刃17とドリルガイ
ド11をスクリューピンガイド9から抜き取り、その跡
に開口するスクリューピン案内穴10中にスクリューピ
ン8を挿入し、そのネジ8aを骨Aの下穴中にねじ込む
(図2III)。これにより、テンプレート装置1は二本の
スクリューピン8と二本の線材15により固定されるこ
とになる。
ド11をスクリューピンガイド9から抜き取り、その跡
に開口するスクリューピン案内穴10中にスクリューピ
ン8を挿入し、そのネジ8aを骨Aの下穴中にねじ込む
(図2III)。これにより、テンプレート装置1は二本の
スクリューピン8と二本の線材15により固定されるこ
とになる。
【0030】次に、仮止めに供された二本の針体から線
材15のみ抜き取る。線材15はドリル装置で回転させ
ながら抜き取るが、テンプレート装置1は二本のスクリ
ューピン8で固定されているので、円滑に抜き取ること
ができる。
材15のみ抜き取る。線材15はドリル装置で回転させ
ながら抜き取るが、テンプレート装置1は二本のスクリ
ューピン8で固定されているので、円滑に抜き取ること
ができる。
【0031】線材15の抜き取り後、線材ガイド13を
抜き取り、その跡のドリル案内穴12中に上述と同様に
ドリル刃17を入れ骨Aに下穴を開け、ドリルガイド1
1を抜き取り、その跡のスクリューピン案内穴10中に
スクリューピン8を入れて骨Aにねじ込む。骨Aの線材
15を刺入した部分にはドリル刃17により下穴が開け
られ、その下穴にはスクリューピン8が入るので、無駄
な穴が残らなくなる。
抜き取り、その跡のドリル案内穴12中に上述と同様に
ドリル刃17を入れ骨Aに下穴を開け、ドリルガイド1
1を抜き取り、その跡のスクリューピン案内穴10中に
スクリューピン8を入れて骨Aにねじ込む。骨Aの線材
15を刺入した部分にはドリル刃17により下穴が開け
られ、その下穴にはスクリューピン8が入るので、無駄
な穴が残らなくなる。
【0032】かくて、骨Aには四本のスクリューピン8
が適正な位置及び向きに挿入されたことになる。この
後、テンプレート装置1はスクリューピン8から除去さ
れ、代わりに骨固定装置(図示せず)が取り付けられ
る。骨Aはこの骨固定装置及びスクリューピン8により
固定されることとなる。
が適正な位置及び向きに挿入されたことになる。この
後、テンプレート装置1はスクリューピン8から除去さ
れ、代わりに骨固定装置(図示せず)が取り付けられ
る。骨Aはこの骨固定装置及びスクリューピン8により
固定されることとなる。
【0033】なお、本発明において、ガイドブロック
3,4、穴16等の個数、線材による仮止め箇所、スク
リューピン等の取り付け手順等は上記実施例に限定され
るものではない。
3,4、穴16等の個数、線材による仮止め箇所、スク
リューピン等の取り付け手順等は上記実施例に限定され
るものではない。
【0034】
【発明の効果】本発明は、以上のように構成されるの
で、テンプレート装置を線材で仮固定した後ドリリン
グ、スクリューピン挿入等の操作をすることができ、下
穴を正確に開けてスクリューピンを適正位置に設けるこ
とができる。
で、テンプレート装置を線材で仮固定した後ドリリン
グ、スクリューピン挿入等の操作をすることができ、下
穴を正確に開けてスクリューピンを適正位置に設けるこ
とができる。
【0035】また、線材、ドリル刃、スクリューピンの
順に太くなるので、線材を挿入した穴の跡にドリリング
で下穴を開け、その跡にスクリューピンを挿入すること
ができ、余分な穴を開ける必要がなく、骨の負担が軽減
される。
順に太くなるので、線材を挿入した穴の跡にドリリング
で下穴を開け、その跡にスクリューピンを挿入すること
ができ、余分な穴を開ける必要がなく、骨の負担が軽減
される。
【0036】さらに、線材、ドリル刃及びスクリューピ
ンは、夫々テンプレート装置に固定される線材ガイド、
ドリルガイド、スクリューピンガイドにより案内するこ
とができるので、穿孔作業等を円滑かつ正確に行うこと
ができる。
ンは、夫々テンプレート装置に固定される線材ガイド、
ドリルガイド、スクリューピンガイドにより案内するこ
とができるので、穿孔作業等を円滑かつ正確に行うこと
ができる。
【図1】本発明に係るスクリューピン取付け手術用テン
プレート装置の平面図である。
プレート装置の平面図である。
【図2】スクリューピン取付け手術中における上記テン
プレート装置の縦断面図である。
プレート装置の縦断面図である。
【図3】スクリューピン取付け手術中における上記テン
プレート装置の側面図である。
プレート装置の側面図である。
A…骨 B…軟部組織 1…テンプレート装置 3,4…ガイドブロック 8…スクリューピン 9…スクリューピンガイド 10…スクリューピン案内穴 11…ドリルガイド 12…ドリル案内穴 13…線材ガイド 14…線材案内穴
Claims (1)
- 【請求項1】 骨にスクリューピンを取り付ける際にス
クリューピン等の案内に用いられるガイドブロックを備
えたテンプレート装置において、上記ガイドブロックの
上記スクリューピンが挿入される箇所には、上記スクリ
ューピンを案内するスクリューピンガイドが取り付けら
れ、該スクリューピンガイドのスクリューピン案内穴に
はドリルガイドが抜き差し可能に挿入され、該ドリルガ
イドのドリル案内穴には線材ガイドが抜き差し可能に挿
入され、該線材ガイドの線材案内穴には線材が抜き差し
可能に挿入されていることを特徴とするスクリューピン
取付け手術用テンプレート装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25828392A JP3382643B2 (ja) | 1992-09-28 | 1992-09-28 | スクリューピン取付け手術用テンプレート装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25828392A JP3382643B2 (ja) | 1992-09-28 | 1992-09-28 | スクリューピン取付け手術用テンプレート装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06105852A true JPH06105852A (ja) | 1994-04-19 |
JP3382643B2 JP3382643B2 (ja) | 2003-03-04 |
Family
ID=17318103
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25828392A Expired - Fee Related JP3382643B2 (ja) | 1992-09-28 | 1992-09-28 | スクリューピン取付け手術用テンプレート装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3382643B2 (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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