JPH06105570A - 超音波アクチュエータ - Google Patents

超音波アクチュエータ

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Publication number
JPH06105570A
JPH06105570A JP4218557A JP21855792A JPH06105570A JP H06105570 A JPH06105570 A JP H06105570A JP 4218557 A JP4218557 A JP 4218557A JP 21855792 A JP21855792 A JP 21855792A JP H06105570 A JPH06105570 A JP H06105570A
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JP
Japan
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vibration
ultrasonic transducer
ultrasonic
elastic body
piezoelectric element
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP4218557A
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English (en)
Inventor
Toshiharu Tsubata
敏晴 津幡
Tomoki Funakubo
朋樹 舟窪
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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Priority to JP4218557A priority Critical patent/JPH06105570A/ja
Publication of JPH06105570A publication Critical patent/JPH06105570A/ja
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  • General Electrical Machinery Utilizing Piezoelectricity, Electrostriction Or Magnetostriction (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 圧電素子に応力の集中が起こらず、出力を大
きく、かつ耐久性の高い超音波アクチュエータを提供す
る。 【構成】 弾性体2に圧電素子5,6を配設して駆動源
として振動する第1の超音波振動子7と、可動部材10
に圧電素子8を配設して駆動源として振動する第2の超
音波振動子9とを連設し、この第1と第2の超音波振動
子7,9の振動方向が互に直角となるように配設し、互
の振動面を耐磨耗部材3,4を介して摩擦接触させて上
記可動部材10を相対移動するようにした超音波アクチ
ュエータ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、圧電素子に交流電圧を
印加して発生させた超音波振動を駆動源として用いた超
音波アクチュエータに関する。
【0002】
【従来の技術】近年超音波モータの研究・開発が盛んに
行われており、そのうちの一部は既に実用化されてい
る。これらは、何れも超音波楕円振動を発生させ、この
振動に可動体を押圧接触させて駆動源としている。上記
既知の技術のうちの一つに特開平2−7875号公報が
ある。この公報に記載された超音波振動子の駆動装置の
構成を図24〜図30に基づいて説明する。図24〜図
30は、上記公報に記載された一実施例を示し、図24
は振動子の斜視図を示している。図25は、図24の上
面図である。図26〜図30は、動作モードを略式に示
す側面図である。
【0003】図に示す四角柱形状に形成された弾性体5
1のそれぞれの4側面の下端部位置には、その側面形状
とほぼ同一の形状に形成された圧電素子52を図24お
よび図25に示すように接着構成されている。図25の
圧電素子52に示す矢印は、各圧電素子52の分極方向
を示している。また、弾性体51の上面には圧電体53
の多数を積層構成している。上記構成による圧電素子5
2に交流電圧を印加すると、図26および図27にて示
すように屈曲振動と縦振動とを発生し、弾性体51は実
線と点線にて示すような作用を生じる。
【0004】なお、上記屈曲振動は振動子の共振を利用
することで単層の圧電素子でも大振幅が得られるように
構成されている。左右の屈曲振動と上下の縦振動の位相
を適当に調整して合成することにより、図28に示すよ
うな楕円振動が得られる。この楕円振動している振動子
上の半球形状の摺動部材54上に、正方板形状の可動体
55(図29)を押圧接触することにより可動板移動さ
せている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記公
報に記載されている技術においては、振動子全体を屈曲
振動させているために、振動子に構成されている積層圧
電素子53に屈曲の応力が加わり、圧電素子53が破壊
されるという問題が生じていた。
【0006】本発明は、上記問題点に鑑みてなされたも
ので、圧電素子に応力の集中が生じず、出力が大きく、
かつ耐久性に優れた超音波アクチュエータを提供するこ
とを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、弾性体に圧電
素子を配設し、駆動源として振動する第1の超音波振動
子と、可動部材に圧電素子を配設し、駆動源として振動
する第2の超音波振動子とを連設し、この第1と第2の
超音波振動子の振動方向が互いに直角となるように配設
し、互いの振動面を耐磨耗部材を介して摩擦接触させて
相対移動するようにした超音波アクチュエータである。
【0008】
【作用】一方(第2)の振動子に縦振動を発生させ、他
方(第1)の振動子に横振動を発生させて、上記一方の
振動子の縦振動の大きさと、上記他方の振動子の横振動
の大きさとの位相を変化させ、互いの押圧力を制御する
と共に、摩擦力(駆動力)をも変化させることによっ
て、互いの振動の振幅と位相とを適確に制御することに
よって縦横または二次元方向に駆動することが可能とし
た超音波アクチュエータである。
【0009】
【実施例1】本発明の超音波アクチュエータの具体例を
図面に基づいて説明する。図1〜図5および図15〜図
23は、本発明の超音波アクチュエータに係わる実施例
1の構成と作用とを示すものである。図1は、本発明の
超音波アクチュエータの実施例1に係わる要部構成を示
す正面図である。図2は、図1に示すA−A′線よりの
第1の超音波振動子の作動状態を示す上面図である。図
3は、図1に示すB−B′線よりの第1と第2の超音波
振動子の作動状態を概略にて示す上面図である。図4
は、第2の超音波振動子による作用状態を示す作用図で
ある。図5は、図2に示す第1の超音波振動子による作
用状態を示す作用図である。図15〜図23は、本発明
の各実施例における作用状態を概略にて示した作用図で
ある。
【0010】図1に示すように基盤1上の中央位置に、
垂直に配設した隣青銅材などにより形成された直方体形
状の弾性体2が装着されている。この弾性体2の上面に
は、アルミナまたはセラミックスなどの耐磨耗材により
半球形状に形成された接合部材4の半球面を上方にし、
その底面を接着剤などのより一体的に接合接着されてい
る。また、弾性体1の対向した側壁面(左右面)には、
側面形状と同形状に形成されたPZTなどの圧電素子5
と6がそれぞれ接着構成されて、第1の超音波振動子7
を構成している。
【0011】上記構成の第1の超音波振動子7の分極方
向は、図2に示すように、弾性体2の左右側面にそれぞ
れ接着構成した圧電素子5,6の方向に屈曲振動するよ
うになっている。即ち、圧電素子5,6に正弦波交流を
印加すると、圧電素子5,6の分極方向は、矢印にて示
す方向(図2と図3および図5に示す)へ屈曲(弾性体
2)振動する。この屈曲振動による振幅は、屈曲の共振
周波数の近傍で振幅が大きくとれる。
【0012】上記弾性体1の上端面に装着した接合部材
4の半球面上には、アルミナまたはセラミックスなどの
耐磨耗材により形成された正方形状に形成された接合部
材3が、その底面を当接配設されている。接合部材3の
上端面中央位置には、正方形状の板部材に形成された多
数の圧電素子を積層構成した積層圧電素子8が一体的に
装着されて、第2の超音波振動子9を構成している。
【0013】上記第2の超音波振動子9の積層圧電素子
8の上面には、上記基盤1の上面の所定の4ヶ所に植設
された4本の支柱11,12(2本は図示せず)のそれ
ぞれの上端部に直列に所望の間隔を設け、その間隔内を
移動自在に構成された矩形状の可動部材10を載置支持
するように8個の滑車13,14,15,16(他の4
個は図示省略)が回動自在に装着されて可動部材10を
左右方向に移動するよう構成されている。上記した可動
部材10の中程の下面には、上記第2の超音波振動子9
の積層圧電素子の最上部に配設した圧電素子8の上端面
が接着構成されている。即ち、第2の超音波振動子9が
可動部材10に接合接着されて滑車13,14,15,
16に載置支持されていることにより、第1の超音波振
動子7および第2の超音波振動子9のそれぞれの接合部
材3および4とが互いに接触・押圧されて移動するよう
に構成されている。
【0014】上記構成による第1と第2の超音波振動子
7と9の分極方向は、図3にて示すように、それぞれに
矢印にて示す方向に振動する。即ち、耐磨耗材よりなる
接合部材3上に多数の圧電素子を積層構成した圧電素子
8および弾性体2の両側面に接着した振動子5,6にそ
れぞれ正弦波交流を印加すると、図4および図5に矢印
にて示すように上下方向への振動が発生するよう構成さ
れている。
【0015】上記構成よりなる本実施例の作用を説明す
る。第1の超音波振動子7と第2の超音波振動子9に、
正弦波交流を印加すると、第1の超音波振動子7は図2
に示す矢印方向(X方向)への分極が働き弾性体2は、
図5に矢印にて示すように左右方向に屈曲振動する。ま
た、第2の超音波振動子9は図3に示す矢印方向(Z方
向)への分極が働き積層圧電素子8は、図4に示すよう
に上下方向に振動する。上記2個のそれぞれの超音波振
動子7,9の振動量をコントロールして最適な振動を構
成することにより図15〜図20に示すようなアクチュ
エータを作動することができる。
【0016】即ち、図15に示すは、弾性体2が左方向
側に屈曲し、滑車13,14,15,16に支持された
可動部材10は左方向(X)に移動すると共に下降途中
の位置(Z)にある。次の図16においては、弾性体2
は、直立位置に移動すると共に、可動部材10は右方向
(矢印)に移動(X)して最も下降した位置(Z)にあ
る。図17においては、弾性体2は右方向側に大きく屈
曲し、可動部材10は右方向(矢印)に移動(X)する
と共に上昇途中の位置(Z)にある。また、図18にお
いては、弾性体2は右方向側に大きく屈曲し、可動部材
10は上昇途中の位置(Z)にあると共に弾性体2とは
離間した位置にある。図19においては、弾性体2は直
立した位置にあり、可動部材10は上昇した位置にある
と共に、弾性体2とは離間している位置にある。図20
においては、弾性体2は左方向側に移動屈曲し、可動部
材10は下降途中の位置にあると共に弾性体2とは離間
した位置にある。
【0017】上記のした図15〜図20によるZ方向と
X方向の振動作動の振動同期の変位を図22と図23に
て示している。即ち、図22はZ方向の振動変位を示
し、図23はX方向の振動変位を示している。また、図
中に示す符号は、図番による作動位置を示している。即
ち、図22と図23は図15〜図20の振動同期が、ど
の位置に相当しているのかを示してる。
【0018】上記構成と作用を有する本実施例によれ
ば、一方の振動子9に横振動を発生させ、他方の振動子
7に縦振動させ、縦振動の大きさの位相を変化させて押
圧力を制御し、横振動の大きさの位相を変化させ磨耗力
を変化させることにより、両振動の振幅と位相を最適に
制御することで両方向または二次元方向への駆動アクチ
ュエータが構成されている。
【0019】
【実施例2】図6〜図9に基づいて本発明の超音波アク
チュエータの実施例2を説明する。図6は、本発明の超
音波アクチュエータの実施例2に係わる要部を示す正面
図である。図7は、図6にて示すA−A線よりの第1の
超音波振動子の上面図である。図8は、図7に示す第1
の振動子の作用状態を示す作用図である。図9は、図6
に示す第2の超音波振動子の作用状態を示す作用図であ
る。なお、図中において、上記実施例1と同一部材また
は同一形状および同一構成については、同一符号を付
し、その説明は省略する。
【0020】基盤25上の中央位置に垂直配設した直方
体形状の弾性体2が装着され、その上端面上には半球形
状の接合部材4が、整合構成されている。また、基盤2
5上の上記弾性体2の側方(右側)位置には、基盤25
の面上に突出形成し、弾性体2と同一的な長さ寸法を有
する角形状のブロック26が所望の間隔を設けて配設し
ている。上記角形ブロック26の上端部の弾性体2と対
向する側面と弾性体2の対向する側面との間には、PZ
Tなどの圧電素子を横(左右)方向に向けて積層構成し
た積層圧電素子27のそれぞれの端部を固定装着構成し
て、図7に示すように第1の超音波振動子28を構成し
ている。
【0021】上記した第1の超音波振動子28の弾性体
2の上端面と一体的に接合構成された接合部材4の半球
形状の上面には、アルミナまたはセラミックスなどの耐
磨耗材により平板形状に形成された接合部材29の下面
と当接している。この接合部材29には、その上方向に
可動部30の下面中程に形成した凹部34の内径と同一
面積の隣青銅材などの材料により形成された平板形状の
弾性体31を上記内径内に固定配設し、その上下のそれ
ぞれの面に上記弾性体31よりやや小形の面積に形成さ
れたPZTなどの圧電素子32と33をそれぞれの面
(上下)と一体的に接合構成し、バイモルフ構成してい
る。上記圧電素子33の下面中央位置と、上記接合部材
29の上面とを固設して、第2の超音波振動子35を構
成している。
【0022】上記構成の第1の超音波振動子28は、図
7に示すように弾性体2と角形ブロック26との間を積
層圧電素子27にて橋架的に連設構成したことにより、
図8にて示すように、正弦波交流を印加すると弾性体2
は、矢印にて示す方向に大きく屈曲振動(点線)作用す
る。また、第2の超音波振動子35は、図9にて示すよ
うに、弾性体31の上下両面にバイモルフ的に接合構成
した圧電素子32と33に正弦波交流を印加することに
より弾性体31は上下方向への屈曲振動(矢印)が発生
し、断面形状が両凸レンズ形状に屈曲振動する。この振
動による振幅は、共振周波数近傍において大きく振幅が
得られるという利点がある。
【0023】上記した第1の超音波振動子28の振動と
第2の超音波振動子35の振動と接合部材4と29とを
組み合わせ構成し、その互いの位相を所望の値にコント
ロールすることにより、図15〜図20および図22〜
図23にて示すような作動を行うアクチュエータを得る
ことができる。
【0024】
【実施例3】図10〜図14に基づいて本発明の超音波
アクチュエータの実施例3を説明する。図10は、本発
明の超音波アクチュエータの実施例3に係わる要部を示
す正面図である。図11は、図10に示すA−A線より
の第1の超音波振動子を示す上面図である。図12は、
図11に示す第1の超音波振動子の振動方向を示す作用
図である。図13は、図10に示す第2の超音波振動子
による振動方向を示す作用図である。図14は、図10
の変形例の要部を示す上面図である。なお、図中におい
て上記実施例1および実施例2と同一部材または同一形
状および同一構成には、同一符号を付し、その説明は省
略する。
【0025】本実施例と上記実施例1および実施例2と
の構成上の相違点は、図10に示すように実施例1の一
部と実施例2の一部とを組み合わせ構成したものであ
る。即ち、本実施例における第1の超音波振動子28
は、実施例2の第1の超音波振動子28と同一構成した
ものを用いている。また、本実施例における第2の超音
波振動子9は、実施例1の第2の超音波振動子9と同一
構成のものを用いている。
【0026】従って、その作用においても、図11およ
び図12には既に説明したように、第1の超音波振動子
28に正弦波交流を印加刷ると図12に示すように弾性
体2は矢印に示す左右方向に屈曲振動(点線)作動す
る。また、第2の超音波振動子9に正弦波交流を印加す
ると図13に示すように、矢印に示す上下方向に振動
(点線)を発生する。上記第1の超音波振動子28と第
2の超音波振動子9との振動を組み合わせることにより
互の接合部材4と3は、接触・押圧されて図15〜図2
0および図22,図23に示す作用を繰り返したアクチ
ュエータの駆動が行われる。なお、本実施例においては
第1の超音波振動子28と第2の超音波振動子9と共に
積層圧電素子27と8にて構成装着しているので、振動
子の共振周波数以外で駆動しても、アクチュエータ駆動
に必要な振動振幅が得られるという利点がある。
【0027】また、本実施例の変形例として、図14に
て示したように、本実施例による第1の超音波振動子2
8を構成した弾性体2の先端部外周壁面とブロック26
間に積層圧電素子27を橋架的に構成したのに対し、弾
性体2の外周壁面の上記積層圧電素子27を橋架構成し
た位置より90°位置をずらせた位置に、上記ブロック
26と同一形状のブロック28を所望の間隔を設けて対
向配設し、その対向配設した間隔内に多数の圧電素子3
6を積層構成して弾性体2をY方向に屈曲振動するよう
構成し、滑車13,14,15,16に替えて、可動部
材10がXY方向へ自在に移動可能とする手段、例えば
ボール状の回転体にて支持させて移動することにより移
動範囲を拡大とする。
【0028】
【発明の効果】上記構成による本発明によれば、弾性体
に圧電素子を配設した第1の超音波振動子と可動部材に
圧電素子を配設した第2の超音波振動子を耐磨耗材によ
りなる接合部材を介して連設構成したので、耐久性に優
れると共に出力の大きい超音波アクチュエータが得られ
るという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の超音波アクチュエータの実施例1に係
わる要部を示す正面図である。
【図2】図1に示すA−A線よりの第1の超音波振動子
の構成と作動方向を示す上面図である。
【図3】図1にて示すB−B線よりの第1と第2との超
音波振動子の構成と作動方向を概略にて示す上面図であ
る。
【図4】図1に示す第2の超音波振動子による作用状態
を示す作用図である。
【図5】図2に示す第1の超音波振動子による作用状態
を示す作用図である。
【図6】本発明の超音波アクチュエータの実施例2に係
わる要部を示す正面図である。
【図7】図6にて示すA−A線よりの第1の超音波振動
子の構成を示す上面図である。
【図8】図7の第1の超音波振動子による作用状態を示
す作用図である。
【図9】図6に示す第2の超音波振動子による作用状態
を示す作用図である。
【図10】本発明の超音波アクチュエータの実施例3に
係わる要部を示す正面図である。
【図11】図10に示すA−A線よりの第1の超音波振
動子の構成を示す上面図である。
【図12】図11に示す第1の超音波振動子の作動状態
を示す作用図である。
【図13】図10に示す第2の超音波振動子の振動方向
を示す作用図である。
【図14】図10に示す本発明の超音波アクチュエータ
の実施例3の変形例の概要を示す上面図である。
【図15】本発明による超音波アクチュエータの振動作
用を示した作用図である。
【図16】本発明による超音波アクチュエータの振動作
用を示した作用図である。
【図17】本発明による超音波アクチュエータの振動作
用を示した作用図である。
【図18】本発明による超音波アクチュエータの振動作
用を示した作用図である。
【図19】本発明による超音波アクチュエータの振動作
用を示した作用図である。
【図20】本発明による超音波アクチュエータの振動作
用を示した作用図である。
【図21】本発明による超音波アクチュエータの振動方
向を示した作用図である。
【図22】図15〜図17にて示したZ方向の振動周期
を示すグラフ図である。
【図23】図18〜図20にて示したX方向の振動周期
を示すグラフ図である。
【図24】従来の超音波振動子の斜視図である。
【図25】図24に示す超音波振動子による振動方向を
示す上面図である。
【図26】図24に示す超音波振動子による作用状態を
示す作用図である。
【図27】図24に示す超音波振動子による作用状態を
示す作用図である。
【図28】図26〜図27の作動モードを略式にて示す
モード図である。
【図29】図24に示す超音波振動子上に可動板を載置
した状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
1,25 基盤 2,31 弾性体 3,4,29,37 接合部材 5,6,32,33 圧電素子 7,28 第1の振動子 8,27,36 積層圧電素子 9,35 第2の振動子 10,30 可動部材 11,12 支柱 13,14,15,16 滑車 26,28 ブロック 34 凹部
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年3月2日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図30
【補正方法】追加
【補正内容】
【図30】図29に示す可動板の作動方向を示す作用図
である。
【手続補正書】
【提出日】平成5年9月10日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0002
【補正方法】変更
【補正内容】
【0002】
【従来の技術】近年超音波モータの研究・開発が盛んに
行われており、そのうちの一部は既に実用化されてい
る。これらは、何れも超音波楕円振動を発生させ、この
振動に可動体を押圧接触させて駆動源としている。上記
既知の技術のうちの一つに特開平2−7875号公報が
ある。この公報に記載された超音波振動子の駆動装置の
構成を図24〜図30に基づいて説明する。図24〜図
30は、上記公報に記載された一実施例を示し、図24
は振動子の斜視図を示している。図25は、図24の上
面図である。図26〜図27は振動モードを略式に示す
側面図であり、図28はこれらの振動モードが合成され
て惰性運動が構成されていることを示している。図29
〜図30は、この振動子によるアクチュエータの構成図
である。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0004
【補正方法】変更
【補正内容】
【0004】なお、上記屈曲振動は振動子の共振を利用
することで単層の圧電素子でも大振幅が得られるように
構成されている。左右の屈曲振動と上下の縦振動の位相
を適当に調整して合成することにより、図28に示すよ
うな楕円振動が得られる。この楕円振動している振動子
上の半球形状の摺動部材54上に、正方板形状の可動体
55(図29)を押圧接触することにより可動板を図3
0に示すX・Y・Z方向にそれぞれ移動させている。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正内容】
【0008】
【作用】一方(第2)の振動子に縦方向の振動を発生さ
せ、他方(第1)の振動子に横方向の振動を発生させ
て、上記一方の振動子の縦方向の振動の大きさと、上記
他方の振動子の横方向の振動の大きさとの位相を変化さ
せ、互いの押圧力を制御すると共に、摩擦力(駆動力)
をも変化させることによって、互いの振動の振幅と位相
とを適確に制御することによって直線または二次元方向
に駆動することを可能とした超音波アクチュエータであ
る。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正内容】
【0009】
【実施例1】本発明の超音波アクチュエータの具体例を
図面に基づいて説明する。図1〜図5および図15〜図
23は、本発明の超音波アクチュエータに係わる実施例
1の構成と作用とを示すものである。図1は、本発明の
超音波アクチュエータの実施例1に係わる要部構成を示
す正面図である。図2は、図1に示すA−A′線よりの
第1の超音波振動子の構成を示す上面図である。図3
は、第1の振動子の変形例で図1に示すA−A′線より
の第1の超音波振動子の構成を概略にて示す上面図であ
る。図4は、第2の超音波振動子による作用状態を示す
作用図である。図5は、図2に示す第1の超音波振動子
による作用状態を示す作用図である。図15〜図23
は、本発明の各実施例における作用状態を概略にて示し
た作用図である。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正内容】
【0010】図1に示すように基盤1上の中央位置に、
垂直に配設した隣青銅材などにより形成された直方体形
状の弾性体2が装着されている。この弾性体2の上面に
は、アルミナセラミックスなどの耐磨耗材により半球形
状に形成された接合部材4の半球面を上方にし、その底
面を接着剤などにより一体的に接合接着されている。ま
た、弾性体1の対向した側壁面(左右面)には、側面形
状と同形状に形成されたPZTなどの圧電素子5と6が
それぞれ接着構成されて、第1の超音波振動子7を構成
している。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正内容】
【0011】上記構成の第1の超音波振動子7の分極方
向は、図2に示すように、弾性体2の左右側面にそれぞ
れ接着構成した圧電素子5,6の方向に屈曲振動するよ
うになっている。即ち、圧電素子5,6は図2および図
3の矢印方向に分極されており、交番電圧を印加する
と、図5に示す様に屈曲振動する。この屈曲振動による
振幅は、屈曲の共振周波数の近傍で振幅が大きくとれ
る。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】変更
【補正内容】
【0012】上記弾性体1の上端面に装着した接合部材
4の半球面上には、アルミナセラミックスなどの耐磨耗
材により形成された正方形状に形成された接合部材3
が、その底面を当接配設されている。接合部材3の上端
面中央位置には、正方形状の板部材に形成された多数の
圧電素子を積層構成した積層圧電素子8が一体的に装着
されて、第2の超音波振動子9を構成している。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0014
【補正方法】変更
【補正内容】
【0014】上記構成による第1と第2の超音波振動子
7の分極方向は、図2の矢印方向であり、図5の矢印に
て示す方向に振動する。第2の超音波振動子は図4の矢
印方向に振動する。即ち、耐磨耗材よりなる接合部材3
上に多数の圧電素子を積層構成した圧電素子8および弾
性体2の両側面に接着した振動子5,6にそれぞれ正弦
波交流を印加すると、図4および図5に矢印にて示すよ
うに上下および左右方向への振動が発生するよう構成さ
れている。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0015
【補正方法】変更
【補正内容】
【0015】上記構成よりなる本実施例の作用を説明す
る。第1の超音波振動子7と第2の超音波振動子9に、
正弦波交流を印加すると、第1の超音波振動子7は弾性
体2は、図5に矢印にて示すように左右方向に屈曲振動
する。また、第2の超音波振動子9は積層圧電素子8
は、図4に示すように上下方向に振動する。上記2個の
それぞれの超音波振動子7,9の振動量をコントロール
して最適な振動を構成することにより図15〜図20に
示すようなアクチュエータを作動することができる。
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0016
【補正方法】変更
【補正内容】
【0016】即ち、図15に示すは、弾性体2が左方向
側に屈曲し、滑車13,14,15,16に支持された
接合部材3は左右方向の初期位置(X)にあると共に
降途中の位置(Z)にある。次の図16においては、弾
性体2は、直立位置に移動すると共に、接合部材3は右
方向(矢印)に移動(X)して最も下降した位置(Z)
にある。図17においては、弾性体2は右方向側に大き
く屈曲し、接合部材3は右方向(矢印)に移動(X)す
ると共に上昇途中の位置(Z)にある。また、図18に
おいては、弾性体2は右方向側に大きく屈曲し、接合部
材3は上昇途中の位置(Z)にあると共に弾性体2とは
離間した位置にある。図19においては、弾性体2は直
立した位置にあり、接合部材3は上昇した位置にあると
共に、弾性体2とは離間している位置にある。図20に
おいては、弾性体2は左方向側に移動屈曲し、接合部材
は下降途中の位置にあると共に弾性体2とは離間した
位置にある。
【手続補正11】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0018
【補正方法】変更
【補正内容】
【0018】上記構成と作用を有する本実施例によれ
ば、一方の振動子9に横振動を発生させ、他方の振動子
7に縦振動させ、縦振動の大きさの位相を変化させて押
圧力を制御し、横振動の大きさの位相を変化させ磨耗力
を変化させることにより、両振動の振幅と位相を最適に
制御することで両方向の駆動アクチュエータが構成され
ている。変形例として図3に示す様に、第1の振動子の
4側面に分極方向に矢印方向が矢印方向になる様接着構
成し、さらに図1の可動部材10の支持部11〜16の
構成を可動部材10が二次元的に移動する様に構成すれ
ば、二次元方向の駆動アクチュエータが構成されてい
る。
【手続補正12】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0021
【補正方法】変更
【補正内容】
【0021】上記した第1の超音波振動子28の弾性体
2の上端面と一体的に接合構成された接合部材4の半球
形状の上面には、アルミナセラミックスなどの耐磨耗材
により平板形状に形成された接合部材29の下面と当接
している。この接合部材29には、その上方向に可動部
30の下面中程に形成した凹部34の内径と同一面積の
隣青銅材などの材料により形成された平板形状の弾性体
31を上記内径内に固定配設し、その上下のそれぞれの
面に上記弾性体31よりやや小形の面積に形成されたP
ZTなどの圧電素子32と33をそれぞれの面(上下)
と一体的に接合構成し、バイモルフ構成している。上記
圧電素子33の下面中央位置と、上記接合部材29の上
面とを固設して、第2の超音波振動子35を構成してい
る。
【手続補正13】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0027
【補正方法】変更
【補正内容】
【0027】また、本実施例の変形例として、図14に
て示したように、本実施例による第1の超音波振動子2
8を構成した弾性体2の先端部外周壁面とブロック26
間に積層圧電素子27を橋架的に構成したのに対し、弾
性体2の外周壁面の上記積層圧電素子27を橋架構成し
た位置より90°位置をずらせた位置に、上記ブロック
26と同一形状のブロック28を所望の間隔を設けて対
向配設し、その対向配設した間隔内に多数の圧電素子3
6を積層構成して弾性体2をY方向に屈曲振動するよう
構成し、滑車13,14,15,16に替えて、可動部
材10がXY方向へ自在に移動可能とする手段、例えば
ボール状の回転体にて支持させて移動することにより
動範囲を二次元方向に拡大できる。
【手続補正14】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【手続補正15】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図15
【補正方法】変更
【補正内容】
【図15】
【手続補正16】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図16
【補正方法】変更
【補正内容】
【図16】
【手続補正17】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図17
【補正方法】変更
【補正内容】
【図17】
【手続補正18】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図18
【補正方法】変更
【補正内容】
【図18】
【手続補正19】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図19
【補正方法】変更
【補正内容】
【図19】
【手続補正20】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図20
【補正方法】変更
【補正内容】
【図20】

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 弾性体に圧電素子を配設し、駆動源とし
    て振動する第1の超音波振動子と、可動部材に圧電素子
    を配設し、駆動源として振動する第2の超音波振動子と
    を連設し、この第1と第2の超音波振動子の振動方向が
    互いに直角となるように配設し、互いの振動面を耐磨耗
    部材を介して摩擦接触させて上記可動部材を相対移動す
    るようにしたことを特徴とする超音波アクチュエータ。
JP4218557A 1992-07-24 1992-07-24 超音波アクチュエータ Withdrawn JPH06105570A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE19744126A1 (de) * 1997-10-01 1999-04-15 Thomas Ludwig Dipl Phys Kalka Vorrichtung zur Positionierung im nm-Bereich
JP2001286164A (ja) * 2000-03-31 2001-10-12 Seiko Instruments Inc 超音波モータ、及び超音波モータ付電子機器
US8436513B2 (en) 2010-04-06 2013-05-07 Panasonic Corporation Drive unit

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