JP2001286164A - 超音波モータ、及び超音波モータ付電子機器 - Google Patents

超音波モータ、及び超音波モータ付電子機器

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JP2001286164A JP2000098578A JP2000098578A JP2001286164A JP 2001286164 A JP2001286164 A JP 2001286164A JP 2000098578 A JP2000098578 A JP 2000098578A JP 2000098578 A JP2000098578 A JP 2000098578A JP 2001286164 A JP2001286164 A JP 2001286164A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スムーズに起動し、被駆動物の精密な位置決
めが可能な超音波モータの駆動制御方法、超音波モー
タ、及びこれを用いた超音波モータ付電子機器を提供す
る 【解決手段】 被駆動物へ圧接する方向に振動する第1
の圧電振動子11と、被駆動物の送り方向に振動する第
2の圧電振動子12とを有する超音波モータ1におい
て、被駆動物の駆動状況に合わせて、第1の信号発生器
31から第1の圧電振動子11への印加電圧と、第2の
信号発生器32から第2の圧電振動子12への印加電圧
とを、制御回路22により別個に制御して、被駆動物へ
の圧接力および送り力の大きさ及び比を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、超音波モータ、及
び超音波モータ付電子機器に係り、詳細には、超音波モ
ータの駆動制御による被駆動物の精密な位置決めに関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、被駆動物を圧接する縦方向に振動
する圧電振動子と、被駆動物の送り方向に振動する圧電
振動子と、を有し、これら二つの圧電振動子の合成振動
により振動体を介して被駆動物を駆動する超音波モータ
が考案されている。このタイプの超音波モータは、各圧
電振動子に位相を制御した駆動電圧を印加して駆動され
る。
【0003】従来の駆動制御方式による超音波モータの
速度変化を図8(A)に、振動の変位を図8(B)に示
す。図8に示すように、従来の超音波モータの駆動制御
は、駆動開始から停止まで同じ大きさの電圧を入力する
ことで、被駆動物の送り方向(X方向)および被駆動物
への圧接方向(Y方向)の振動を常に同じ大きさで励振
して超音波モータを駆動し、また、超音波モータの回転
方向を反転させる場合にのみ、各圧電振動子に入力する
駆動電圧の位相を変更する方式であった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、超音波モータ
の駆動開始時や停止時に定常駆動と同じ大きさの駆動電
圧を入力する従来の制御駆動方式では、以下の問題が生
じる。すなわち、起動時には超音波モータの振動変位が
急激に大きくなり、例えば、動摩擦と静摩擦の差によっ
てスティックスリップが発生していた。また、移動体や
振動体が互いに接触する部分は、当然場所によって多少
の凹凸を有する。このため、低速回転時には移動体と振
動体とが互いに引っ掛かり、滑らかに回転しない場合も
あった。従って、実際には図8(A)に示すように、超
音波モータが低速からスムーズに起動せず、急に高速動
作となる場合もあり、またスムーズに停止しない場合も
あった。この結果、被駆動物の微少な送りができず、目
標位置に対してのオーバーシュート量が大きくなるた
め、被駆動物の高精度な位置決めができなかった。この
ため、正確に被駆動物を位置決めしようとすると目標位
置への制定時間が長くなっていた。
【0005】また、以上のような理由により、起動時及
び停止時には移動体と振動体の間で滑りを生じ、移動体
と振動体の摩耗が大きく、超音波モータの寿命は短くな
っていた。
【0006】本発明の課題は、スムーズに起動及び停止
し、被駆動物の精密な位置決めが可能な超音波モータ、
及びこれを用いた超音波モータ付電子機器を提供するこ
とである。
【0007】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するた
め、本発明は、被駆動物へ圧接する方向に振動する第1
の圧電振動子と、前記被駆動物の送り方向に振動する第
2の圧電振動子とを有する超音波モータにおいて、前記
第1の圧電振動子への印加電圧と前記第2の圧電振動子
への印加電圧とを別個に制御して、被駆動物への圧接力
および送り力の大きさ及び比並びに位相差を前記被駆動
物の駆動状況に合わせることを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、図を参照して本発明の実施
の形態を詳細に説明する。
【0009】まず、超音波モータの構成を説明する。
【0010】図1の各図および図2に示すように、超音
波モータ1は、圧電素子10から成る振動体13、ある
いは圧電素子10に接合されている振動体13と、振動
体13に当接されている移動体14(被駆動物)と、移
動体14を振動体13に押しつける加圧機構15とで構
成され、駆動回路30を介して制御回路22によって制
御される。すなわち、この超音波モータ1は、圧電素子
10を動力源としたモータであり、圧電素子10の端面
と平行な方向に移動体14を動かす超音波モータであ
る。ここで、超音波モータ1の移動体14には、移動体
14の位置または回転速度を検出するエンコーダ等の位
置センサ21が付けられている。制御回路22は、詳細
を後述するように、位置センサ21から入力される信号
に従って、駆動回路30を介して第1の圧電振動子11
及び第2の圧電振動子12を制御する。また、駆動回路
30は、第1の圧電振動子11の駆動用の第1の信号発
生器31と、第2の圧電振動子12の駆動用の第2の信
号発生器32を備える。
【0011】圧電素子10は、送り方向の振動源として
の圧電振動子12(第2の圧電振動子)を複数枚積層
し、その上に、圧接方向の振動源としての圧電振動子1
1(第1の圧電振動子)を複数枚積層した構造とする。
図1においては便宜上圧電振動子11及び12を夫々1枚づ
つ設けて示してある。また、圧電素子10は詳細を後述
する電極を有する。ここで、端面のほぼ中央に、移動体
14に接して駆動させる突起を設けてもよい。また、こ
れら2つの圧電振動子11及び12は、例えば絶縁体18
を挟むことにより、隣接する圧電振動子あるいは電極と
の絶縁を確保する。
【0012】圧電振動子12は、図1および図3(B)
に示すように、縦方向に2分割するとともに横方向にも
2分割することで生成する4つの分極領域12a,分極
領域12b,分極領域12c,分極領域12dを、積層
方向に、互い違いに逆に分極した構造とする。すなわ
ち、分極領域12aと分極領域12dは例えば上面が+
となるように分極し、分極領域12bと分極領域12c
は例えば上面が−になるように分極した状態となる。ま
た、圧電振動子11は、図3(D)および同図(E)に
示すように、ほぼ全面をひとつの分極領域として、積層
方向に、例えば上面が+となるように分極する。
【0013】また、図1に示すように、圧電素子10
は、電極16a,電極16b,電極16c,電極16
d,電極16e,電極16f,電極16gを有する。こ
のうち、電極16a〜16eは圧電振動子11に信号を
入力するための電極であり、電極16f,16gは圧電
振動子12に信号を入力するための電極である。
【0014】電極16aは、圧電振動子12の分極領域
12aの上面をほぼ覆っており、その一部は側面10a
に引き出されている。すなわち、各圧電振動子12の分
極領域12aの上面は、側面10aに引き出された部分
を介して連続している電極16aによって、すべて同一
の電位となる。
【0015】同様に、電極16bは、圧電振動子12の
分極領域12bの上面をほぼ覆っており、その一部は側
面10aに引き出されている。すなわち、各圧電振動子
12の分極領域12bの上面は、側面10aに引き出さ
れた部分を介して連続している電極16bによって、す
べて同一の電位となる。
【0016】また、電極16cは、圧電振動子12の分
極領域12cの上面をほぼ覆っており、その一部は側面
10bに引き出されている。すなわち、各圧電振動子1
2の分極領域12cの上面は、側面10bに引き出され
た部分を介して連続している電極16cによって、すべ
て同一の電位となる。
【0017】同様に、電極16dは、圧電振動子12の
分極領域12dの上面をほぼ覆っており、その一部は側
面10bに引き出されている。すなわち、各圧電振動子
12の分極領域12dの上面は、側面10bに引き出さ
れた部分を介して連続している電極16dによって、す
べて同一の電位となる。
【0018】また、電極16eは、圧電振動子12の各
分極領域12a,12b,12c,12dの下面すべて
を覆っており、その一部は側面10aに引き出されてい
る。すなわち、各圧電振動子12の4つの分極領域の下
面は、側面10aに引き出された部分を介して連続して
いる電極16dによって、すべて同一の電位となる。
【0019】さらに、圧電振動子12において、電極1
6eを基準電極として、電極16a,16b,16c,
16dに同一の駆動信号を入力すると、分極領域12
a,12dが伸長する時には分極領域12b,12cは
収縮し、また、逆に分極領域12a,12dが収縮する
時には分極領域12b,12cは伸長する。従って、圧
電振動子12は横方向に屈曲振動をする。
【0020】すなわち、同じ分極領域に入力される駆動
信号は同一であるため、各圧電振動子12はすべて同じ
方向に屈曲振動をする。従って、圧電素子10には大き
な屈曲振動、すなわち移動体14を送る方向の振動が生
じる。
【0021】また、電極16fは、圧電振動子11の分
極領域11aの上面をほぼ覆っており、その一部は側面
10bに引き出されている。すなわち、各圧電振動子1
1の分極領域11aの上面は、側面10bに引き出され
た部分を介して連続している電極16eによって、すべ
て同一の電位となる。
【0022】同様に、電極16gは、圧電振動子11の
分極領域11aの下面をほぼ覆っており、その一部は側
面10aに引き出されている。すなわち、積層された圧
電振動子11の分極領域11aの下面は、側面10aに
引き出された部分を介して連続している電極16gによ
って、同一電位となる。
【0023】さらに、圧電振動子11において、電極1
6gを基準として、電極16fに駆動信号を入力する
と、分極領域11aは伸長あるいは収縮するため、圧電
振動子11には長手方向の伸縮運動、すなわち振動体1
3を移動体14に圧接する方向の振動が生じる。
【0024】また、図1に示すように、圧電振動子12
の電極16eはスイッチ17bを介して、また、電極1
6a,16b,16c,16dはスイッチ17aを介し
て、それぞれ交流電源6に接続される。また、圧電振動
子11の電極16fは交流電源6の出力側に、電極16
gは基準電位側に、それぞれ直接接続される。このた
め、電極16a〜16eの接続方向、つまり、これらの
電極が交流電源6の出力側に接続されるか接地電位側に
接続されるかは、スイッチ17aおよびスイッチ17b
によって切り替わる。従って、スイッチ17a,17b
を二つ共に切り替えるのみで、超音波モータ1は移動体
14を逆の方向に回転させる。
【0025】次に、超音波モータ1の制御回路22の動
作について説明する。以下の図中、X方向の振動変位と
は、第2の圧電振動子12の振動による移動体14の送
り方向への振動成分であり、その大きさは第2の信号発
生器32から第2の圧電振動子12に印加される電圧に
比例する。また、Y方向の振動変位とは、第1の圧電振
動子11の振動による移動体14を圧接する方向の振動
成分であり、その大きさは第1の信号発生器31から第
1の圧電振動子11に印加される電圧に比例する。
【0026】本発明の駆動制御方式による超音波モータ
の被駆動物が目標位置に制定されるまでの挙動を図4
(A)に、振動の変位を図4(B)及び(C)に示す。
図4(B)において、先ず、図中のように、Y方向の
振動変位のみで超音波モータ1を起動する。ここで、図
の状態なしに図中のように、Y方向の振動変位に対
して極小さいX方向の振動変位、例えば、移動体14を
動作しうる最小のX方向振動変位を加えて起動する場合
もある。この時、超音波モータ1のY方向の振動変位が
大きいため、振動体13や移動体14の接触面の荒さや
うねりの影響をうけず、振動体13は十分に移動体14
に圧接する。この際、移動体14が動作していなくとも
移動体14と振動体13の間は完全な静止摩擦の状態で
はなく、移動体14が動作している時の状態、すなわち静
止摩擦と動摩擦混在した状態となるため、スティックス
リップを抑えることができ、X方向の振動変位が小さく
極低速で駆動できる為、超音波モータ1をスムーズに起
動でき移動体14と振動体13の間でスティクスリップが
生じにくく超音波モータ1の耐久性は向上する。
【0027】次に、図中〜のように、第2の圧電振
動子12への印加電圧の制御によってX方向の振動変位
を徐々に大きくして、超音波モータ1の回転速度を上げ
て、図中に示す定常駆動状態にする。
【0028】そして、移動体14の現在位置と、目標位
置の距離が所定の値より小さくなったら(図中)、第
2の圧電振動子12への印加電圧の制御によってX方向
の振動変位を徐々に小さくし、移動体14が目標位置から
オーバーシュートするのを防止する。そして、移動体1
4が目標位置に達すると、第1の圧電振動子11及び第
2の圧電振動子12への電圧の印加を中止して、超音波
モータ1を完全に停止させる。
【0029】この際、電圧印加停止後、移動体14は、
慣性により目標位置を過ぎてから停止する。そこで、移
動体14の位置補正を行うために、図中のように、先
ずY方向の変位のみで超音波モータ1を起動した後の
様に小さい振動変位によって超音波モータ1を逆回転方
向に起動した後、超音波モータ1を完全に停止させる。
更に、図中、のように、図中の時よりも小さい振
動変位によって超音波モータ1を起動した後、超音波モ
ータ1を完全に停止させる。
【0030】従って、特に位置の補正時にY方向の振動
変位のみ、あるいはこれに極小さいX方向変位を合わ
せ、超音波モータ1を起動することによりスティックス
リップを防止し、極低速で動作できる為移動体14の高
精度な位置決めが可能である。また、短時間で目標位置
へ整定できる。
【0031】なお、図4(C)に示すように、X方向の
振動変位と、Y方向の振動変位の両方を共に変化させて
も、上述した例と同様の作用を得る。従って、図4
(A)に示すように、超音波モータ1をスムーズに起動
でき、移動体14を高精度に位置決めできる。また、目
標位置で停止させた際に、オーバーシュート量を小さく
できるため、目標位置までの制定時間を短縮できる。ま
た、このような制御では、起動時および駆動終了時には
Y方向の振動は小さくなるため、圧電素子11は振動体
13に必要以上に圧接しない。従って、オーバーシュー
ト量が小さいことから来るスリップ量が少ない点を合わ
せ、これらの間の摩耗は低減して、超音波モータ1の寿
命は延びる。この場合、第2の信号発生器32を省略し
て、第1の信号発生器31からの出力電圧を位相器(図
示省略)を介して第2の圧電振動子12にも印加でき
る。従って、回路の小型化が可能である。
【0032】また、図5(A)に示すように、超音波モ
ータ1を起動する際に、第1の圧電振動子11への印加
電圧と、第2の圧電振動子12への印加電圧の位相差を
徐々に大きく(図では0°から90°に近づけている)
してもよい。更にこの場合も、X方向の振動変位とY方
向の振動変位のそれぞれ別個に制御できるため、Y方向
の振幅を固定したままX方向の振幅のみを増加できる。
従って、上述した例と同様に、超音波モータ1をスムー
ズに起動できる。
【0033】また、第1の圧電振動子11への印加電圧
と第2の圧電振動子12への印加電圧との位相を同期さ
せ、、その同期状態を維持したまま各印加電圧の振幅の
比を変更しても、図5(B)に示すように、X方向の振
動変位とY方向の振動変位のそれぞれ別個に制御できる
ため、Y方向の振幅を固定したままX方向の振幅のみを
増加できる。従って、上述した例と同様に、超音波モー
タ1をスムーズに起動できる。
【0034】また、図6(A)に示すように、移動体1
4が目標位置に近づくにつれて、第2の圧電振動子12
への印加電圧を制御してY方向の振動変位のみを徐々に
小さくしても、伝達される送り力が小さくなるため、超
音波モータ1を停止させた際の移動体14の慣性は小さ
くなり、目標位置に対してのオーバーシュート量を小さ
くできる。従って、制定時間を短縮できる。
【0035】また、図6(B)に示すように、第2の圧
電振動子12への印加電圧を制御して、Y方向の振動変
位を徐々に小さくした(図中〜)後、第1の圧電振
動子11への印加電圧を制御して、Y方向の振動変位を
徐々に小さくする(図中〜)ことによって、目的位
置で突然超音波モータ1を停止させる場合に比べオーバ
ーシュート量は極めて少なく精密な位置決めが可能とな
る。
【0036】また、上述した図5(A),(B)の例に
おいて、超音波モータ1の起動時における制御は、手順
を逆にすることによって位置決め時の制御となる。例え
ば、図5(A)において、位置補正時にY方向の振動変
位が小さい状態で起動するで起動トルクを低下させたこ
とで移動体14の立ち上がり時間は遅くなるが静止トル
クは変わらないため、移動体14の立ち上がりでの移動
量に比べオーバーシュート量はり小さくなり、移動体1
4を従来より精度よく位置決めできる。また図5(B)
において、位相差を徐々に大きくすることによって超音
波モータ1を起動しているが、反対に駆動終了時に位相
差を徐々に小さくして、超音波モータ1の回転速度を徐
々に遅くしてもよい。この場合も移動体14を従来より
精度良く位置決めできる。
【0037】また、上述した図6(A),(B)の例に
おいて、超音波モータ1の位置決め時における制御は、
手順を逆にすることによって起動時の制御となる。例え
ば、図6(A)において、Y方向の振動変位を徐々に小
さくすることによって位置決め制御しているが、反対に
Y方向の振動変位を徐々に大きくしながら超音波モータ
1を起動してもよい。この制御によって、超音波モータ
1をスムーズに起動できる。
【0038】また、本発明に掛かる駆動制御方法は、本
実施例に示した超音波モータ1に限るものではなく、被
駆動体へ圧接する方向への振動成分と被駆動体の送り方
向への振動成分を独立に制御できる超音波モータであれ
ばその原理,構造に限定を与える物ではなく、例えば図
7に示す超音波モータ2にも適用可能である。この場合
は、捻り方向の振動を生じる圧電振動子24が、超音波
モータ1においては圧電振動子11に相当し、縦方向に
伸縮する圧電振動子23が圧電振動子11に相当する。
【0039】さらに、移動体14を、例えば半導体製造
装置のステージや、計測器、カメラ、プリンタ、印刷
機、工作機械、ロボット、移動装置、記憶装置に含まれ
る駆動物とすると、これら超音波モータ付電子機器の性
能および耐久性は向上する。
【0040】
【発明の効果】本発明によれば、被駆動物の駆動状況に
応じて、被駆動物への圧接力の大きさ及び比を制御する
ことによって、超音波モータをスムーズに起動でき、ま
た被駆動物を高精度に位置決めできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)、(B)、(C)は、それぞれ、超音波
モータ1を上方、側方、下方から見た概略図であり、
(D)は、超音波モータ1の振動変位を説明する図であ
る。
【図2】超音波モータの構成を示すブロック図である。
【図3】図1の圧電素子10、及び圧電振動子11,1
2を示す図である。
【図4】本発明の超音波モータの駆動制御方法による被
駆動物が目標位置に制定されるまでの挙動、及び超音波
モータの振動変位を示す図である。
【図5】本発明の超音波モータの駆動制御方法による超
音波モータの振動変位を示す図である。
【図6】本発明の超音波モータの駆動制御方法による超
音波モータの振動変位を示す図である。
【図7】超音波モータ2を示す外観図である。
【図8】従来の超音波モータの駆動制御方法による超音
波モータの振動変位、及び超音波モータの速度変化を示
す図である。
【符号の説明】
1 超音波モータ 6 交流電源 10 圧電素子 11 第1の圧電振動子 12 第2の圧電振動子 13 振動体 14 移動体 15 加圧機構 16a〜16g 電極 17a,17b スイッチ 21 位置センサ 22 制御回路 23 圧電振動子 24 圧電振動子 30 駆動回路 31 第1の信号発生器 32 第2の信号発生器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5H680 AA09 BB01 BB16 BC01 BC04 BC08 BC09 BC10 DD01 DD15 DD23 DD53 DD72 DD92 DD95 DD97 EE22 FF27 FF33 FF36

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被駆動物へ圧接する方向に振動する第1
    の圧電振動子と、前記被駆動物の送り方向に振動する第
    2の圧電振動子と、を有する超音波モータにおいて、 前記被駆動物が目標位置に近づくにつれて、前記第2の
    圧電振動子への印加電圧を制御して、送り方向の振動成
    分のみを徐々に小さくする駆動制御手段を備えることを
    特徴とする超音波モータ。
  2. 【請求項2】 被駆動物へ圧接する方向に振動する第1
    の圧電振動子と、前記被駆動物の送り方向に振動する第
    2の圧電振動子と、を有する超音波モータにおいて、 前記被駆動物が目標位置に近づくにつれて、前記第1の
    圧電振動子への印加電圧を制御して、圧接方向の振動成
    分のみを徐々に小さくする駆動制御手段を備えることを
    特徴とする超音波モータ。
  3. 【請求項3】 被駆動物へ圧接する方向に振動する第1
    の圧電振動子と、前記被駆動物の送り方向に振動する第
    2の圧電振動子と、を有する超音波モータにおいて、 前記被駆動物が目標位置に近づくにつれて、各圧電振動
    子への印加電圧を制御して、圧接方向の振動成分と、送
    り方向の振動成分とを共に徐々に小さくする駆動制御手
    段を備えることを特徴とする超音波モータ。
  4. 【請求項4】 被駆動物へ圧接する方向に振動する第1
    の圧電振動子と、前記被駆動物の送り方向に振動する第
    2の圧電振動子と、を有する超音波モータにおいて、 前記被駆動物が目標位置に近づくにつれて、前記第1の
    圧電振動子への印加電圧を制御して圧接方向の振動成分
    を徐々に小さくした後、前記第2の圧電振動子への印加
    電圧を制御して送り方向の振動成分を徐々に小さくする
    駆動制御手段を備えることを特徴とする超音波モータ。
  5. 【請求項5】 被駆動物へ圧接する方向に振動する第1
    の圧電振動子と、前記被駆動物の送り方向に振動する第
    2の圧電振動子と、を有する超音波モータにおいて、 前記被駆動物が目標位置に近づくにつれて、前記第2の
    圧電振動子への印加電圧を制御して送り方向の振動成分
    を徐々に小さくした後、前記第1の圧電振動子への印加
    電圧を制御して圧接方向の振動成分を徐々に小さくする
    駆動制御手段を備えることを特徴とする超音波モータ。
  6. 【請求項6】 被駆動物へ圧接する方向に振動する第1
    の圧電振動子と、前記被駆動物の送り方向に振動する第
    2の圧電振動子と、を有する超音波モータにおいて、 前記被駆動物が目標位置に近づくにつれて、前記第1の
    圧電振動子への印加電圧と、前記第2の圧電振動子への
    印加電圧の位相差を徐々に小さくする駆動制御手段を備
    えることを特徴とする超音波モータ。
  7. 【請求項7】 被駆動物へ圧接する方向に振動する第1
    の圧電振動子と、前記被駆動物の送り方向に振動する第
    2の圧電振動子と、を有する超音波モータにおいて、 前記被駆動物へ圧接する方向の振動のみ、あるいはこの
    振動に被駆動物の送り方向の振動を合わせて超音波モー
    タを起動した後、前記第2の圧電振動子への印加電圧を
    制御して、送り方向の振動成分のみを徐々に大きくする
    駆動制御手段を備えることを特徴とする超音波モータ。
  8. 【請求項8】 被駆動物へ圧接する方向に振動する第1
    の圧電振動子と、前記被駆動物の送り方向に振動する第
    2の圧電振動子と、を有する超音波モータにおいて、 前記被駆動物の送り方向の振動のみ、あるいはこの振動
    に被駆動物へ圧接する方向の振動を合わせて超音波モー
    タを起動した後、前記第1の圧電振動子への印加電圧を
    制御して、圧接方向の振動成分のみを徐々に大きくする
    駆動制御手段を備えることを特徴とする超音波モータ。
  9. 【請求項9】 被駆動物へ圧接する方向に振動する第1
    の圧電振動子と、前記被駆動物の送り方向に振動する第
    2の圧電振動子と、を有する超音波モータにおいて、 各圧電振動子への印加電圧を制御して、圧接方向の振動
    成分と、送り方向の振動成分とを共に徐々に大きくしな
    がら超音波モータを起動する駆動制御手段を備えること
    を特徴とする超音波モータ。
  10. 【請求項10】 被駆動物へ圧接する方向に振動する第
    1の圧電振動子と、前記被駆動物の送り方向に振動する
    第2の圧電振動子と、を有する超音波モータにおいて、 前記第1の圧電振動子への印加電圧(圧接方向の振動成
    分)と、前記第2の圧電振動子への印加電圧(送り方向
    の振動成分)の位相差を徐々に大きくしながら超音波モ
    ータを起動する駆動制御手段を備えることを特徴とする
    超音波モータ。
  11. 【請求項11】 請求項1から10の何れかに記載の超音
    波モータにおいて、 前記駆動制御手段は、パラメータが所定の値となった時
    に、それぞれの超音波モータでの駆動制御を開始または
    終了することを特徴とする超音波モータ。
  12. 【請求項12】 請求項11記載の超音波モータにおい
    て、 前記パラメータは、前記被駆動物の現在位置から目標位
    置までの距離であることを特徴とする超音波モータ。
  13. 【請求項13】 請求項11記載の超音波モータにおい
    て、 前記パラメータは、超音波モータの速度であることを特
    徴とする超音波モータ。
  14. 【請求項14】 請求項1から13の何れかに記載の超音
    波モータにおいて、 前記駆動制御手段は、前記被駆動物が目標位置に達する
    と、各圧電振動子への電圧印加を中止して被駆動物を完
    全に停止させた後、逆方向に超音波モータを起動して被
    駆動物の位置を補正することを特徴とする超音波モー
    タ。
  15. 【請求項15】 請求項1から14の何れかに記載の超音
    波モータを有することを特徴とする超音波モータ付電子
    機器。
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