JPH09117167A - 位相差検出装置 - Google Patents

位相差検出装置

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JPH09117167A
JPH09117167A JP7267046A JP26704695A JPH09117167A JP H09117167 A JPH09117167 A JP H09117167A JP 7267046 A JP7267046 A JP 7267046A JP 26704695 A JP26704695 A JP 26704695A JP H09117167 A JPH09117167 A JP H09117167A
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frequency
voltage
signal
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Fumikazu Nishikawa
史一 西川
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 振動波駆動装置において、駆動用周波信号と
モニター用周波信号との位相差を検出するためにタイマ
カウンタを用いると、構成が複雑になる。 【解決手段】 2つの周波信号φA,φSの位相差に応
じたパルス幅を有する検出用パルスDを作る検出パルス
成形手段8,9,10と、検出用パルスのデューティ比
に応じた電圧を位相差に対応する信号として出力する電
圧出力手段11,12とから位相差検出装置を構成す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、2つの周波信号の
位相差を検出するために用いられる位相差検出装置に関
し、特に、いわゆる振動波駆動装置の制御に適した位相
差検出装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】複数の圧電素子に位相の異なる発振周波
信号を印加することにより振動体に進行性振動波を発生
させ、この振動体とこれに接触する接触子とを相対運動
させるようにした振動波駆動装置は、近年カメラのレン
ズ駆動やプリンタの給紙機構等に応用されている。
【0003】このような振動波駆動装置の速度制御方式
としては、周波数制御方式が代表的である。この周波数
制御方式は、ある周期で駆動装置の運動速度を検出し、
検出した速度と所望の回転速度との差に応じて、圧電素
子に印加する発振周波信号の周波数を制御するものであ
る。
【0004】ここで、図4には駆動装置における印加周
波数と運動速度との関係を示しており、この図から分か
るように、周波数が共振点よりも高い領域では、周波数
が低くなるに従って速度が増加する。このため、駆動装
置の起動時には、周波数を高周波数から徐々に低下させ
る。そして、起動後は、できるだけ実際の速度を所望の
速度に一致させるため、実際の速度が所望速度よりも速
いときは周波数を高くし、実際の速度が所望速度よりも
遅いときは周波数を低くするという制御を行っている。
【0005】ところで、図4から分かるように、速度は
共振周波数にて最大となり、周波数を共振点より低くす
ると速度が急激に低下する。このため、この周波数制御
方式による速度の急激な低下が起きないように、位相制
御による周波数の制御を併せて行う場合がある。
【0006】位相制御は、圧電素子に印加する駆動用周
波信号と振動体の振動に応じて電歪素子から出力される
モニター周波信号との位相差を検出し、この位相差情報
に基づいて周波数を制御するものである。
【0007】ここで、図5には駆動装置における周波数
と速度および位相差との関係で示している。この図から
分かるように、周波数を高い方から徐々に低くして速度
を徐々に上昇させていくと、位相差は徐々に大きくな
る。但し、周波数が共振点となっても位相差は拡大過程
にあり、周波数が共振点よりもある程度低くなったとき
に位相差が最大となる。このため、位相差を検出して、
検出位相差が共振点での位相差に近付いたときに周波数
を高い方に戻すようにすれば、駆動装置の速度の急激な
低下を確実に防止することができる。
【0008】したがって、上記位相差を検出する装置が
必要となるのであるが、従来は、図6に示すように位相
差検出装置が構成されている。この図において、101
は駆動回路であり、この駆動回路101によって作られ
た駆動用周波信号(φA,φB:一般的には互いに90
度位相が異なる2つの交流信号からなる)がそれぞれ、
駆動装置102の振動体102bに取り付けられた複数
の圧電素子(図示せず)に印加される。これにより、各
圧電素子には振動が発生し、これら振動が合成されて振
動体102bに進行性振動波が形成される。
【0009】駆動用周波信号φAは、分圧抵抗103,
104を介してコンパレータ108の非反転入力端子に
入力される。また、振動体102には、振動体102の
振動に応じたモニター用周波信号φSを出力する電歪素
子(図示せず)が取り付けられており、このモニター用
周波信号φSは分圧コンデンサ105を介してコンパレ
ータ109の非反転入力端子に入力される。コンパレー
タ108,109の反転端子には、分圧抵抗106,1
07を介して電源電圧が入力される。これにより、コン
パレータ108,109は、駆動用周波信号φAおよび
モニター用周波信号φSをパルス信号化する。110,
111はプルアップ抵抗である。
【0010】さらに、112はタイマカウンタであり、
コンパレータ108の出力信号の立ち上がりエッジから
コンパレータ109の立ち上がりエッジまでの時間を基
準クロック発生回路113が出力する基準クロックを用
いてカウントすることによって測定する。このカウント
された時間が、駆動用周波信号φAとモニター用周波信
号φSとの間の位相差を表す。したがって、このカウン
ト値(デジタル信号)をマイクロコンピュータ114に
取り込み、コンピュータ114内で振動波駆動装置の周
波数が共振点からどのくらいずれているかを判断するこ
とができる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来例では、駆動用周波信号φAとモニター用周波信号
φSとの位相差を検出するためにタイマカウンタ112
を用いており、しかもこれに付随して基準クロック発生
回路113を設けているため、構成が複雑であるという
問題がある。
【0012】さらに、駆動装置の駆動周波数が変化した
場合、たとえ位相差が同じであっても、基準クロックの
周波数が一定であるためにタイマカウンタ112による
カウント値が変化してしまい、正確な位相差を検出する
ことができないという問題がある。なお、基準クロック
の周波数を駆動周波数に応じて変化させたり、コンピュ
ータ114内で駆動周波数に応じたカウント値の補正を
行ったりすることが考えられるが、いずれも構成・処理
が複雑化してしまうので好ましくない。
【0013】そこで、本発明の第1の目的は、簡単な構
成で、かつ振動波駆動装置の駆動周波数が変化したとき
でも、正確な位相差を検出できるようにした位相差検出
装置を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本願第1の発明では、2つの周波信号の位相差に
応じたパルス幅の検出用パルスを作る検出パルス成形手
段と、検出用パルスのデューティ比に応じた電圧を位相
差に対応する信号として出力する電圧出力手段とから位
相差検出装置を構成している。
【0015】すなわち、検出用パルスをローパスフィル
タ等からなる電圧出力手段に入力し、検出用パルスのデ
ューティ比に応じた電圧すなわちアナログ信号を得て位
相差を検出させるようにすることにより、従来のように
検出用パルスのパルス幅を表すカウント値(デジタル信
号)を得る必要をなくし、構成を簡単にしている。しか
も、検出用パルスのデューテイ比を位相差に対応する信
号とすることにより、周波信号の周波数が変化しても常
に正確な位相差を検出できるようにしている。なお、上
記アナログ信号に基づく位相差の検出は、具体的には、
アナログ信号をA/D変換した上でコンピュータ等の検
出手段に入力し、この検出手段によって位相差を演算検
出するようにするのが望ましい。
【0016】また、検出用パルスは、2つの入力パルス
信号(周波信号が正弦波信号であるときにはパルス化手
段によってパルス信号化されたもの)がともにオンであ
るときに信号を出力するアンド手段を用いて作るように
するのが望ましい。
【0017】また、電圧出力手段は、コンデンサと抵抗
により最も簡単に構成されるローパスフィルタを用いる
のが望ましい。
【0018】さらに、パルス成形手段から検出用パルス
が出力された後、電圧出力手段の出力電圧が立ち上がる
までは程度の時間を要する場合が多いため、この間の位
相差の検出を禁止する禁止手段を設けて、立ち上がり前
の出力電圧に基づく不正確な位相差検出を防止するのが
望ましい。
【0019】
【発明の実施の形態】
(第1実施形態)図1は本発明の第1の実施形態である
位相検出装置の構成を示すブロック図である。同図にお
いて、1は振動波モータ2を駆動するための交流電圧
(周波信号)を生成する駆動回路で、一般的には互いに
位相が90°異なる2つの周波電圧(φA,φB)を振
動波モータ2の2つの圧電体にそれぞれ印加する。
【0020】2aはロータ、2bはステータ、3,4は
振動波モータ2の駆動用周波電圧φAを分圧する抵抗
で、この抵抗3,4により分圧された電圧はコンパレー
タ8の非反転入力端子に入力される。5は振動波モータ
2のセンサー用圧電体から得られるモニター用周波電圧
(以降φSと呼ぶ)を分圧するコンデンサで、このコン
デンサ5により分圧された電圧は、コンパレータ9の非
反転入力端子に入力される。
【0021】コンパレータ8,9の反転端子には電源電
圧を抵抗6,7で分圧した電圧が入力される。これによ
りコンパレータ8,9は駆動用周波電圧φA及びモニタ
ー用周波電圧φSをそれぞれデジタル信号に変換した信
号φA′,φS′を出力する。なお、本実施形態では、
コンパレータ8,9のプロセスをバイポーラとし、出力
端子をオープンコレクタとしている。
【0022】10はプルアップ抵抗であり、コンパレー
タ8,9の出力に短絡させているので、論理回路的には
コンパレータ8,9の出力のアンド(信号D)をとって
いることになる。11は抵抗、12はコンデンサであ
り、両者でローパスフィルタを構成している。ローパス
フィルタを通った信号はA/Dコンバータ13に入力さ
れて複数ビットのデジタル信号に変換され、マイクロコ
ンピュータ14に入力される。
【0023】次に、振動波モータ2について図2を用い
て説明する。図2は振動波モータ2を構成する振動体で
あるステータ2bの裏面上に配される圧電素子および電
歪素子の配設状態を示す説明図である。
【0024】図2中のA1及びB1はそれぞれ、図示の
位相及び分極関係(+、−)に、ステータ2b上に配さ
れる第1と第2の電歪素子群である。また、S1は第1
の電歪素子群B1に対して45°位相がずれた位置に配
されるセンサー用圧電素子である。これらの各電歪素子
および圧電素子は、それぞれ単独のものを振動体に取り
付けても良いし、また、一体的に分極処理にて形成して
も良い。
【0025】再び図1を用いて本実施形態の動作につい
て説明する。駆動回路1は振動波モータ2を駆動するの
に最適な周波数であって位相が互いに90°異なる駆動
用周波電圧(φA・φB)を発生し、振動波モータ2の
2つの電歪素子群A1,B1に印加する。これにより、
振動波モータ2のステータ2bには進行性振動波が形成
され、このステータ2bに加圧接触するロータ2aが回
転する。
【0026】また、振動波モータ2のセンサー用圧電素
子には、振動状態を示すモニター用周波信号(φS)が
生成される。このため、駆動用周波電圧φAとモニター
用周波電圧φSの位相差を検出することによって、振動
波モータ2が共振状態にあるか否かを検出することがで
きる。ここで、駆動用周波電圧φAとモニター用周波電
圧φSとは一般的に数十V以上の電圧値を持つサイン波
であるため、位相差を検出してマイクロコンピュータに
取り込むためには、以下で説明する波形整形を行なう必
要がある。
【0027】まず、駆動用周波電圧φAを抵抗3及び4
で分圧し、コンパレータ8に入力できる電圧値に減衰さ
せる。一方、モニター用周波電圧φSをコンデンサ5で
分圧し、コンパレータ9に入力できる電圧値に減衰させ
る。コンパレータ8,9では、駆動用周波電圧φAとモ
ニター用周波電圧φSをそれぞれ減衰させたサイン波信
号を、電源電圧を抵抗6,7で分圧した所定電圧と比較
することによって、デジタル信号φA′,φS′に変換
している。
【0028】そして、コンパレータ8,9からの出力に
ついてアンドをとることにより、両者がともに立ち上が
っている間だけハイレベルとなるパルス信号(検出用パ
ルス)Dが生成される。ここで駆動用周波電圧φAとモ
ニター用周波電圧φSの位相差が小さいほどハイレベル
となる期間(パルス巾)が長くなり、デューティ比(ハ
イレベル/ローレベル比率)が高くなる。すなわち、こ
の検出用パルス信号Dのデューティ比は駆動用周波電圧
φAとモニター用周波電圧φSの位相差を表すことにな
る。そして、この信号は抵抗11及びコンデンサ12で
構成されるローパスフィルタによってアナログ電圧に変
換される。
【0029】このアナログ電圧は、入力信号のデューテ
ィ比が高いほど高くなる。こうしてローパスフィルタか
ら出力されたアナログ電圧はA/Dコンバータ13に入
力され、複数ビットのデジタル値に変換され、マイクロ
コンピュータ14に入力される。
【0030】以上の動作により、マイクロコンピュータ
14に入力される複数ビットのデジタル値は駆動用周波
電圧φAとモニター用周波電圧φSの位相差を表し、マ
イクロコンピュータ14は、内蔵されるプログラムに従
って位相差に基づく振動波モータ2の駆動周波数の制御
を行う。
【0031】以上のような構成をとることで、振動波モ
ータ2の駆動周波数の共振状態からのずれを簡単な構成
で検出することが可能になる。さらに、本実施形態では
ローパスフィルタに入力される検出用パルスのデューテ
ィ比が駆動用周波電圧φAとモニター用周波電圧φSの
位相差を表すので、振動波モータ2の駆動周波数が変動
してもこれに影響を受けずに正確な位相差を検出するこ
とができる。
【0032】なお、本実施例では振動波モータ2に印加
する駆動用周波電圧φA、φBの位相を互いに90°ず
らしているが、本発明は、位相差が90°以外であって
も適用できるものである。
【0033】また、本実施形態では、振動波モータの形
状をリング状で記述しているが、本発明では、その他の
形状であっても適用できるものである。
【0034】また、本実施形態では、コンパレータ8,
9のプロセスをバイポーラで記述しているが、本発明
は、プロセスがCMOSでもよく、出力端子がオープン
ドレインであっても適用できるものである。
【0035】また、本実施形態では、抵抗3,4,6,
7,10,コンデンサ5,およびコンパレータ8,9で
波形整形を行っているが、本発明は、振動波モータ2の
駆動用周波電圧φAとセンサー用圧電体から得られるモ
ニター用周波電圧φSの位相差を表すパルス信号に変換
できるものならばどのような形態であっても適用できる
ものである。
【0036】また、本実施例では振動波モータ2の駆動
用周波電圧φAとセンサー用圧電体から得られるモニタ
ー用周波電圧φSの位相差を表すデューティ比をアナロ
グ電圧に変換するために抵抗11及びコンデンサ12か
らなるローパスフィルタを用いているが、本発明には、
オペアンプを用いたアクティブフィルタを使用するなど
アナログ電圧に変換できるものならばどのような形態の
ものであっても適用できるものである。
【0037】また、本実施形態ではA/Dコンバータ1
3の出力するデジタル信号をマイクロコンピュータ14
に入力しているが、本発明はA/Dコンバータ内蔵のマ
イクロコンピュータであっても適用できるものである。
【0038】(第2実施形態)図3は本発明の第2の実
施形態である位相差検出装置の構成を表すブロック図で
あり、同図において第1実施形態と同じ構成要素につい
ては同符号を付して説明に代える。
【0039】本実施形態は、基本的には第1実施形態と
同じ構成を有しているが、本実施形態においては、位相
検出禁止信号発生回路15を追加している。抵抗11お
よびコンデンサ12からなるローパスフィルタは検出用
パルスが入力されてからアナログ電圧出力が立ち上がる
まで所定時間を要するため、アナログ電圧が立ち上がる
までの間は振動波モータ2の駆動用周波電圧φAとセン
サー用圧電体から得られるモニター用周波電圧φBの位
相差を正確に表すアナログ電圧が出力されず、これに基
づいて位相差の検出が行われると不正確な検出値が得ら
れるおそれがある。
【0040】そこで、位相検出禁止信号発生回路15に
よりローパスフィルタの出力を監視し、ローパスフィル
タのアナログ電圧が立ち上がるまでの間は位相検出を禁
止することを表す信号を発生させるようにしている。そ
して、この位相検出禁止信号をマイクロコンピュータ1
4に送信することにより、マイクロコンピュータ14に
内蔵されるプログラムでは位相検出を行わず、不適切な
周波数で振動波モータ2を制御してしまうことを防ぐよ
うにしている。
【0041】以上のような構成では、ローパスフィルタ
の立ち上がり特性を考慮して位相検出を行うので、常に
正確な位相検出を行うことが可能になる。
【0042】なお、本実施例では位相検出禁止信号発生
回路15でローパスフィルタの出力信号を監視し、位相
検出禁止信号をマイクロコンピュータ14に出力してい
るが、本発明はマイクロコンピュータ14の内部でロー
パスフィルタの出力を監視して位相検出を禁止するよう
に構成しても適用できるものである。
【0043】なお、上記各実施形態では、振動波モータ
を駆動する周波信号φAが正弦波信号である場合につい
て説明したが、駆動用周波信号φAはパルス信号であっ
てもよく、この場合にはコンパレータ8を用いなくても
本発明の位相検出装置を構成することができる。
【0044】また、上記各実施形態では、位相差検出装
置を振動波モータの制御に用いた場合について説明した
が、本発明の位相差検出装置はこれに限られず、各種振
動装置や2つの周波信号の位相差を検出する必要のある
装置の全てに適用することができる。
【0045】また、本発明は、以上の実施形態および変
形例、またはそれら技術要素を必要に応じて組み合わせ
て用いてもよい。
【0046】(実施形態と請求の範囲との関係)以上説
明した実施形態において、抵抗3,4,6,7およびコ
ンパレータ8からなる回路とコンデンサ5,抵抗6,7
およびコンパレータ9からなる回路が請求の範囲にいう
パルス化手段(検出パルス成形手段の一部)に、両コン
パレータ8,9の出力の短絡線および抵抗10が請求の
範囲にいうアンド手段(検出パルス成形手段の一部)
に、検出用パルス信号Dが請求の範囲にいう検出用パル
スに、抵抗11およびコンデンサ12からなるローパス
フィルタが請求の範囲にいう電圧出力手段に、マイクロ
コンピュータ14が請求の範囲にいう検出手段に、位相
検出禁止信号発生回路15が請求の範囲にいう禁止手段
に、駆動用周波電圧φAが請求の範囲にいう駆動信号
に、モニター用周波電圧φSが請求の範囲にいうモニタ
ー用信号にそれぞれ相当する。
【0047】なお、以上が本発明の各構成と実施形態の
各構成の対応関係であるが、本発明はこれら実施形態の
構成に限られるものではなく、請求項に示した機構また
は実施形態の構成が持つ機能が達成できる構成であれば
どのようなものであってもよい。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように、本願第1の発明で
は、2つの周波信号の位相差に応じたパルス幅の検出用
パルスをローパスフィルタ等に入力し、検出用パルスの
デューティ比に応じた電圧すなわちアナログ信号を得て
位相差を検出させるようにしている。このため、本発明
を用いれば、従来のように検出用パルスのパルス幅を表
すカウント値(デジタル信号)を得る必要をなくするこ
とができ、構成を簡単にすることができる。しかも、検
出用パルスのデューテイ比を位相差に対応する信号とし
て用いることにより、周波信号の周波数が変化しても常
に正確な位相差を検出することができる。
【0049】なお、上記アナログ信号を得る手段とし
て、コンデンサと抵抗に構成されるローパスフィルタを
用いれば、最も簡単な構成を達成することができる。
【0050】また、検出用パルスが出力された後、アナ
ログ電圧が立ち上がるまでの間、位相差の検出を禁止す
るようにすれば、立ち上がり前のアナログ電圧に基づく
不正確な位相差検出を防止することができる。
【0051】そして、本位相差検出装置を用いて振動波
駆動装置を制御すれば、装置の構成を簡単にすることが
できるとともに、駆動周波数の変動の影響を受けずに安
定した制御を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態の位相差検出装置のブロ
ック図である。
【図2】上記位相差検出装置が用いられる振動波モータ
の底面図である。
【図3】本発明の第2実施形態の位相差検出装置のブロ
ック図である。
【図4】上記振動波モータの駆動周波数と運動速度との
関係を示すグラフ図である。
【図5】上記振動波モータの駆動周波数と運動速度およ
び位相差との関係を示すグラフ図である。
【図6】従来の位相差検出装置のブロック図である。
【符号の説明】
2,102 振動波モータ 8,9,108,109 コンパレータ 10,110,111 プルアップ抵抗 11,12 ローパスフィルタ A1,B1 電歪素子群 S1 モニター用圧電素子 φA,φB 駆動用周波電圧 φS モニター用周波電圧 D 検出用パルス

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2つの周波信号の位相差に応じたパルス
    幅を有する検出用パルスを作る検出パルス成形手段と、 前記検出用パルスのデューティ比に応じた電圧を前記位
    相差に対応する信号として出力する電圧出力手段とを有
    することを特徴とする位相差検出装置。
  2. 【請求項2】 前記検出パルス成形手段は、2つのパル
    ス入力信号がともにオンであるときに前記検出用パルス
    を作るための信号を出力するアンド手段を有することを
    特徴とする請求項1に記載の位相差検出装置。
  3. 【請求項3】 前記検出パルス成形手段は、前記周波信
    号が正弦波信号であるときにこの正弦波信号をパルス信
    号化して前記アンド手段に入力するパルス化手段を有す
    ることを特徴とする請求項2に記載の位相差検出装置。
  4. 【請求項4】 前記電圧出力手段が、コンデンサと抵抗
    により構成されるローパスフィルタであることを特徴と
    する請求項1から3のいずれかに記載の位相差検出装
    置。
  5. 【請求項5】 前記電圧出力手段の出力電圧をデジタル
    信号に変換するA/D変換手段と、 このA/D変換手段から出力されたデジタル信号に基づ
    いて前記位相差を検出する検出手段とを有することを特
    徴とする請求項1から4のいずれかに記載の位相差検出
    装置。
  6. 【請求項6】 前記パルス成形手段が前記検出用パルス
    を出力した後、前記電圧出力手段の出力電圧が立ち上が
    るまでの間、前記位相差の検出を禁止する禁止手段を有
    することを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載
    の位相差検出装置。
  7. 【請求項7】 駆動用信号に応じて振動する振動体と、
    この振動体の振動に応じたモニター用信号を出力するモ
    ニター手段とを有する振動装置に用いられ、 前記2つの周波信号が、前記駆動用信号と前記モニター
    用信号であることを特徴とする請求項1から6のいずれ
    かに記載の位相差検出装置。
JP7267046A 1995-10-16 1995-10-16 位相差検出装置 Pending JPH09117167A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001286164A (ja) * 2000-03-31 2001-10-12 Seiko Instruments Inc 超音波モータ、及び超音波モータ付電子機器

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