JPH06105526A - Pm型ステッピングモータ - Google Patents

Pm型ステッピングモータ

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Publication number
JPH06105526A
JPH06105526A JP24818192A JP24818192A JPH06105526A JP H06105526 A JPH06105526 A JP H06105526A JP 24818192 A JP24818192 A JP 24818192A JP 24818192 A JP24818192 A JP 24818192A JP H06105526 A JPH06105526 A JP H06105526A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rotor
motor
outer diameter
magnet
yoke
Prior art date
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Pending
Application number
JP24818192A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshifumi Ito
嘉文 伊藤
Kosaku Shinoda
耕作 信田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
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Filing date
Publication date
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Priority to JP24818192A priority Critical patent/JPH06105526A/ja
Publication of JPH06105526A publication Critical patent/JPH06105526A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 PM型ステッピングモータのロータの動きを
なめらかにするため、ディテントトルクを小さくする。 【構成】 PM型ステッピングモータのモータのステー
タヨークの外径をかえずにステータヨークの内径を小さ
くし、又、ロータのマグネットの外径を小さくしロータ
のマグネットの外径φdとステータヨークの外径φDの
比をφd÷φD<0.4となる大きさに設定することを
特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明に係るPM型ステッピング
モータは、プリンタ,プロッタ,タイプライタを始めと
するOA機器や、VTRカメラなどの光学機器、又、車
載用などに広く用いられるPM型ステッピングモータに
関する。
【0002】
【従来の技術】上述の様な機器・用途に用いられている
PM型ステッピングモータは、その大半がインナーロー
タ型である。
【0003】インナーロータ型のPM型ステッピングモ
ータは、ロータシャフトの外周近傍に円筒形状をしたマ
グネットを1個ないし複数個使用してロータを構成し、
ロータを回転自在に支持する軸受、又は軸受部を固着支
持するステータヨーク、又は取付板・カバーといった部
品がロータの外周部に配設される。ここで、外部より通
電されるステータコイルにより、励磁されるステータヨ
ークとロータのマグネットとの磁気吸引力のバランスに
よりロータは回転したり静止したりするが、磁気バラン
スを安定化させるため及びモータの発生トルクをある程
度大きくとりたいために、ヨーク外径寸法φDとロータ
マグネットの外径寸法φdとの間には一定の比率が設け
られていた。それは、φd÷φD≧0.4である。これ
を実現するための部品が加工、すなわちステータヨーク
の内径に配設されたヨーク極歯の加工は容易であり、
又、ロータ外径もある程度大きいため、希土類等の高保
持力の性能をもつマグネットであっても容易に着磁する
ことができた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし上述の様に、ロ
ータ外径やヨーク内径がヨーク外径に比べある程度大き
い場合には、ホールディングトルクが大きく得られる反
面、ディテントトルクも大きくなる。モータの出力トル
クを大きくとろうとする場合には、外部より投入する入
力を増やしたり、ロータマグネットの表面磁束密度をあ
げるなどの方法が考えられるが、省消費電力でロータを
なめらかに回転しようとすれば、上述の方法は適当とは
いえないものである。更に、本発明が述べようとしてい
るPM型ステッピングモータにおいては、特にモータの
性質上、ロータシャフトの回転角度精度を上げるがため
にモータを駆動したときに、オーバーシュート・アンダ
ーシュートがなかなか減衰せず振動の大きなモータとな
る傾向にあった。しかし、こうしたPM型ステッピング
モータを回転角度精度は劣化させることなくなめらかに
回転する用途が増え、上述の様な振動を抑える手法が、
例えばマイクロステップ駆動といった制御側での対策が
提案されてきてはいるが、モータ側で対応がとられてい
ないのが現状である。
【0005】
【課題を解決するための手段】そこで、モータの振動を
抑える手段を述べるにあたり、振動の発生する原因を考
えてみる。
【0006】ステッピングモータから振動が発生する原
因は、主にコイルに通電することによりロータが駆動さ
れる起磁力によるものである(参照図6)。ここでは、
コイルに通電する入力レベルが矩形波でありコイルの起
磁力は正弦波となるが、仮に4相モータをA相・B相の
2相励磁しようとしたときに、コイルに正弦波入力を9
0度位相をずらし入力すれば、コイルの起磁力による出
力トルクは一定の値を示すはずである(参照図7)。し
かし、本特許で述べている一般のPM型ステッピングモ
ータでは、一定の値を示さずディテントトルクの影響を
まともにうけた波うった値を示す。これが従来ぬぐいき
れなかったモータの振動である。
【0007】そこで、本発明の目的はこのディテントト
ルクによる振動を微小に抑えることを目的とし、その方
策としてステータヨークの外径寸法φDに対するロータ
のマグネットの外径寸法φdの比をφd÷φD<0.4
となるように設定することを提案するものである。
【0008】
【実施例】以下、本発明の詳細を実施例にそって説明す
る。
【0009】図1は、本発明のPM型ステッピングモー
タの第1の実施例を示す縦断面図である。
【0010】ロータ1は、円筒形状からなるマグネット
2を支持する継鉄3及びシャフト4からなり、取付板5
及びカバー6に固着支持された軸受7の内周とシャフト
4とが回転自在に支持されている。外周が略円筒形状か
らなるステータヨーク8及びステータヨーク9は、その
内部にリング状のコイル10をボビン11に周回した通
電部を配し、取付板5及びカバー6とともにモータの外
観を呈す。
【0011】ここで、ロータ1のマグネット2の外径寸
法をφdとし、モータのステータヨーク8及びステータ
ヨーク9の外径をφDとするとφd÷φD<0.4であ
る。更に、詳細に比を述べるとφd÷φD=0.3及び
0.25のものを実験的に確認した。
【0012】図2は、マグネット2の外径φdとモータ
のステータヨーク8及び9の外径一覧を示す図である。
ここで、φd÷φD=0.4の線が12であり従来モー
タは○印で示す如くφd÷φD≧0.4であり、本発明
のモータはφd÷dD<0.4である。
【0013】図3は、ディテントトルクTD の大きさを
示す図である。ディテントトルクTD をロータを回転し
たときの回転角とともに表現すると、従来モータは実線
13の様に大きく波うつが、本発明のモータは破線14
の如くうねりが小さくディテントトルクTD の変動が小
さいことを裏付けている。
【0014】図4は、ホールディングトルクTH の大き
さを示す図である。ホールディングトルクTH をロータ
を回転をしたときの回転角とともに表現すると、従来の
モータは実線15の様にホールディングトルクTH の落
ち込み部16及び17がある。これに対して本発明のモ
ータは、破線18の様にホールディングトルクの落ち込
み部がなく、おおむね正弦波に近い波形を示す。ここ
で、従来モータ及び本発明のモータはそれぞれ同様の励
磁方式で計測したが、本発明のモータはロータ1のマグ
ネット外径φdが従来モータのそれより小さいため、ホ
ールディングトルクTH の大きさも小さめである。しか
し、コイル10の体積は従来モータに比べて本発明モー
タの方が大きいため、ディテントトルクTD による影響
をうけにくいホールディングトルクTH を得ることがで
きたものである。
【0015】図5は、本発明のPM型ステッピングモー
タの第2の実施例を示す縦断面図である。
【0016】本発明のモータは、第1の実施例のモータ
と全体構成はおおむね同様であるが、大きな特徴として
ロータ19のマグネット20を同筒状ではあるが2個使
用し継鉄21に固着し、シャフト4とともに構成されて
いるところにある。
【0017】本構成であれば、第1の実施例と同様にロ
ータ19のマグネット20の外径φdとモータのステー
タヨーク8及びステータヨーク9の外径φDとの比は、
φd÷φD<0.4でありディテントトルクTD ・ディ
テントトルクTH とも第1の実施例と同様の傾向にあ
る。更に、ディテントトルクTD は第1の実施例より更
に小さくすることができたため、ホールディングトルク
H の波形は第1の実施例に比べ更に正弦波に近い波形
が得られた。
【0018】本発明においてはロータの継鉄を設けた
が、継鉄が無い形状であっても構成可能である。
【0019】
【発明の効果】本発明によれば、以下の様な大きな効果
が得られた。
【0020】ロータのマグネットの外径φdとステー
タヨークの外径φDとの比がφd÷φD<0.4となっ
たとき、ディテントトルクが大幅に小さくなり、又、コ
イル体積が大きくとれることからホールディングトルク
が大きくとれるため、モータを駆動したときのロータの
回転が非常になめらかになり発生トルクが安定して得ら
れる。
【0021】ロータの回転がなめらかになることによ
り、ロータの振動が小さくなり、ひいてはモータとして
の振動低減がはかれた。
【0022】従来モータでは共振周波数において大き
く振動していたモータは、本発明により共振周波数を移
動することができるとともに共振する振幅が小さくな
り、共振しにくいモータが得られた。
【0023】本発明ではディテントトルクを従来モー
タより大幅に小さくすることができたため、ステッピン
グモータの静止角度精度が向上した。特にマイクロステ
ップ駆動をした場合、従来モータではディテントトルク
の影響で進み角に大きなばらつきがあったが、本発明の
モータではほぼ一定の進み角度を得ることができ、特に
マグネットの外径を小さくする程その傾向が増した。
【0024】ロータのマグネットの外径を小さくする
ことにより、コイル体積を大きくすることが可能とな
り、コイル巻線仕様の自由度が高まり得られるモータ性
能の幅が広がった。特に応答周波数が高まり、高速回転
に適する傾向が高まった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のPM型ステッピングモータの第1の実
施例を示す縦断面図。
【図2】マグネットの外径φdとモータのステータヨー
クの外径の一覧を示す図。
【図3】ディテントトルクTD の大きさを示す図。
【図4】ホールディングトルクTH の大きさを示す図。
【図5】本発明のPM型ステッピングモータの第2の実
施例を示す縦断面図。
【図6】コイル励磁タイミングとコイル起磁力を示す
図。
【図7】4相モータの2相励磁をしたときのコイルの励
磁タイミングとコイル起磁力を示す図。
【符号の説明】
1,19 ロータ 2,20 マグネット 3,21 継鉄 4 シャフト 5 取付板 6 カバー 7 軸受 8,9 ステータヨーク 10 コイル 11 ボビン 12 線 13 実線 14 破線 15 実線 16,17 落ち込み部 18 破線

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】円筒形状からなるマグネットをローターに
    用いたインナーローター型のPM型ステッピングモータ
    において、ステータヨークの外径寸法φDに対するロー
    タのマグネットの外径寸法φdの比がφd÷φD<0.
    4となる比率を有することを特徴とするPM型ステッピ
    ングモータ。
  2. 【請求項2】円筒形状からなるマグネットを複数個ロー
    タにもちいたことを特徴とする請求項1記載のPM型ス
    テッピングモータ。
JP24818192A 1992-09-17 1992-09-17 Pm型ステッピングモータ Pending JPH06105526A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24818192A JPH06105526A (ja) 1992-09-17 1992-09-17 Pm型ステッピングモータ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24818192A JPH06105526A (ja) 1992-09-17 1992-09-17 Pm型ステッピングモータ

Publications (1)

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JPH06105526A true JPH06105526A (ja) 1994-04-15

Family

ID=17174408

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JP24818192A Pending JPH06105526A (ja) 1992-09-17 1992-09-17 Pm型ステッピングモータ

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JP (1) JPH06105526A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6809438B2 (en) * 2001-05-31 2004-10-26 Minebea Co., Ltd. Permanent magnet stepping motor having pole teeth misaligned by an electrical angle
JP2008160958A (ja) * 2006-12-22 2008-07-10 Minebea Co Ltd ステッピングモータ
JPWO2009069383A1 (ja) * 2007-11-29 2011-04-07 株式会社東京マイクロ モータ
US8896164B2 (en) 2011-10-18 2014-11-25 Minebea Co., Ltd. Permanent-magnet stepping motor

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008160958A (ja) * 2006-12-22 2008-07-10 Minebea Co Ltd ステッピングモータ
JPWO2009069383A1 (ja) * 2007-11-29 2011-04-07 株式会社東京マイクロ モータ
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