JPH0610551Y2 - ヘッド送り装置 - Google Patents
ヘッド送り装置Info
- Publication number
- JPH0610551Y2 JPH0610551Y2 JP19874187U JP19874187U JPH0610551Y2 JP H0610551 Y2 JPH0610551 Y2 JP H0610551Y2 JP 19874187 U JP19874187 U JP 19874187U JP 19874187 U JP19874187 U JP 19874187U JP H0610551 Y2 JPH0610551 Y2 JP H0610551Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- head
- lead screw
- screw shaft
- carriage
- groove
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はリードスクリユー軸を用いてヘツドを移送する
ヘツド送り装置に関する。
ヘツド送り装置に関する。
従来よりピツクアツプ等を高精度に且つ微動させるため
の移送機構としては、ピツクアツプを載置したキヤリツ
ジを外周面にヘリカル状の溝を形成したリードスクリユ
ー軸に係合させ、リードスクリユー軸の回転によつてキ
ヤリツジを移送するようにした機構が広く用いられてい
る。
の移送機構としては、ピツクアツプを載置したキヤリツ
ジを外周面にヘリカル状の溝を形成したリードスクリユ
ー軸に係合させ、リードスクリユー軸の回転によつてキ
ヤリツジを移送するようにした機構が広く用いられてい
る。
第3図はこの種のピツクアツプ移送機構の一例としてた
とえば、磁気デイスク装置におけるヘツド移送機構を示
すものである。
とえば、磁気デイスク装置におけるヘツド移送機構を示
すものである。
同図において、2はシヤーシ1上に支持部材3a,3b
によつて固定されたガイド軸4に係合腕2a,2bを係
合させることによりガイド軸4の方向に移動自在に配さ
れたヘツドキヤリツジ、3はヘツドキヤリツジ2上に配
された磁気ヘツドである。5はシヤーシ1上に支持板1
0を介して固定されたモータ7の回転軸と一体に形成さ
れ且つ端部を軸受6によつて支持されたリードスクリユ
ーで、ヘツドキヤリツジ2の係合腕2Cに配された係合
ピン2dの常時係入するヘリカル状のスクリユー溝5a
が形成されている。
によつて固定されたガイド軸4に係合腕2a,2bを係
合させることによりガイド軸4の方向に移動自在に配さ
れたヘツドキヤリツジ、3はヘツドキヤリツジ2上に配
された磁気ヘツドである。5はシヤーシ1上に支持板1
0を介して固定されたモータ7の回転軸と一体に形成さ
れ且つ端部を軸受6によつて支持されたリードスクリユ
ーで、ヘツドキヤリツジ2の係合腕2Cに配された係合
ピン2dの常時係入するヘリカル状のスクリユー溝5a
が形成されている。
したがつてモータ7を駆動してリードスクリユー5を回
転することにより、ヘツドキヤリツジ2をガイド軸4に
沿つて前後に移動しその結果磁気ヘツド3を磁気デイス
ク8の半径方向、同図で見てA,B方向に移動し、記
録、読み出しトラツクを変更することができるようにな
つている。
転することにより、ヘツドキヤリツジ2をガイド軸4に
沿つて前後に移動しその結果磁気ヘツド3を磁気デイス
ク8の半径方向、同図で見てA,B方向に移動し、記
録、読み出しトラツクを変更することができるようにな
つている。
尚9はデイスク8を保持して回転するためのスピンドル
で、図示しないモータによつて回転駆動されるようにな
つており、そのデイスク載置面には図示しないデイスク
のセンターハブに形成されたチヤツキング用の係合孔9
a,9bが形成されている。
で、図示しないモータによつて回転駆動されるようにな
つており、そのデイスク載置面には図示しないデイスク
のセンターハブに形成されたチヤツキング用の係合孔9
a,9bが形成されている。
第4図は、第3図のヘツド移送機構のリードスクリユー
部分を抜き出して拡大した側面図である。
部分を抜き出して拡大した側面図である。
リードスクリユー5に形成されたスクリユー溝5a内に
はヘツドキヤリツジ2の係合ピン2dが係入され、係合
ピン2dと反対側におけるヘツドキヤリツジ2上には、
前記係合ピン2dを常時スクリユー溝5a内へと圧接す
るための板バネ11が配されている。したがつて、リー
ドスクリユー軸5をモータ7によつて回転した際、係合
ピン2dはガイド溝5aから飛び出すことなく確実にガ
イド溝5a内を移動し、ヘツドキヤリツジを移動するこ
とができる。
はヘツドキヤリツジ2の係合ピン2dが係入され、係合
ピン2dと反対側におけるヘツドキヤリツジ2上には、
前記係合ピン2dを常時スクリユー溝5a内へと圧接す
るための板バネ11が配されている。したがつて、リー
ドスクリユー軸5をモータ7によつて回転した際、係合
ピン2dはガイド溝5aから飛び出すことなく確実にガ
イド溝5a内を移動し、ヘツドキヤリツジを移動するこ
とができる。
しかしながら前述の従来例の構成によるとリードスクリ
ユー軸とモータ側のマグネツト等を総合したロータ・イ
ナーシヤが大きくなり、磁気ヘツドをトラツクピツチで
移送した際、各移動位置において移動直後のダンピング
が大きくなり、その位置が安定し再生出力が安定するま
でに時間がかかる欠点がある。またごく短時間での反転
時には追従できず信号においてエラーとなる危険があ
る。
ユー軸とモータ側のマグネツト等を総合したロータ・イ
ナーシヤが大きくなり、磁気ヘツドをトラツクピツチで
移送した際、各移動位置において移動直後のダンピング
が大きくなり、その位置が安定し再生出力が安定するま
でに時間がかかる欠点がある。またごく短時間での反転
時には追従できず信号においてエラーとなる危険があ
る。
またロータイナーシヤが大きいため、移動ごとに機構に
大きな力が加わり、長期の使用に際しては機構部の精度
を劣化させる原因になるものであつた。
大きな力が加わり、長期の使用に際しては機構部の精度
を劣化させる原因になるものであつた。
本考案は上述した問題点を解決することを目的としてな
されたもので、ヘツドを取り付けたヘツドキヤリツジ
を、外周に前記ヘツドキヤリツジと係合するらせん状ガ
イド溝を形成したリードスクリユー軸によつて移送する
ヘツド送り装置であつて、前記リードスクリユー軸には
前記らせん状ガイド溝と並行して溝を形成することによ
り、リードスクリユー軸の質量を軽減し、リードスクリ
ユーを含む全体のロータイナーシヤを小さくし、ヘツド
の移動及び停止動作時ヘツドの位置が安定するまでの過
渡状態を短時間におさえ、迅速なヘツドの移動、応答を
可能とし、機構部への負担をも軽減し得るようにしたも
のである。
されたもので、ヘツドを取り付けたヘツドキヤリツジ
を、外周に前記ヘツドキヤリツジと係合するらせん状ガ
イド溝を形成したリードスクリユー軸によつて移送する
ヘツド送り装置であつて、前記リードスクリユー軸には
前記らせん状ガイド溝と並行して溝を形成することによ
り、リードスクリユー軸の質量を軽減し、リードスクリ
ユーを含む全体のロータイナーシヤを小さくし、ヘツド
の移動及び停止動作時ヘツドの位置が安定するまでの過
渡状態を短時間におさえ、迅速なヘツドの移動、応答を
可能とし、機構部への負担をも軽減し得るようにしたも
のである。
以下本考案におけるヘツド送り装置を図面を参照しなが
らその一実施例について詳述する。
らその一実施例について詳述する。
第1図は本考案のヘツド送り装置の一実施例を示すもの
で、リードスクリユー部分の側面図である。図示以外の
部分は第3図に示す一般的なヘツド送り機構と同様の構
成でありまた第3図と同一構成部分については同一符号
を用いて説明する。
で、リードスクリユー部分の側面図である。図示以外の
部分は第3図に示す一般的なヘツド送り機構と同様の構
成でありまた第3図と同一構成部分については同一符号
を用いて説明する。
本実施例における特徴はモータ12の回転軸に直結ある
いは一体に形成されたリードスクリユー軸13にヘツド
キヤリツジ側の係合ピン2dが常時リードスクリユー軸
13のらせん状ガイド溝13a内に係入され、その係入
状態が係合ピン2dとリードスクリユー軸13に対して
反対側に設けられた板バネ11によつて保持されてい
る。そしてリードスクリユー軸13には、ガイド溝13
aに並行して別個にらせん状溝13bが形成されており
溝13bは使用されてはいないが、これによつて溝を形
成した分だけリードスクリユー軸13の質量を軽量化す
ることができる。したがつてモータ側の図示しないロー
タマグネツト等を含めたロータイナーシヤを従来例に比
較して小さくすることができ、ヘツドの移動、停止時に
おける安定位置となるまでの過渡状態を短縮化すること
ができる。
いは一体に形成されたリードスクリユー軸13にヘツド
キヤリツジ側の係合ピン2dが常時リードスクリユー軸
13のらせん状ガイド溝13a内に係入され、その係入
状態が係合ピン2dとリードスクリユー軸13に対して
反対側に設けられた板バネ11によつて保持されてい
る。そしてリードスクリユー軸13には、ガイド溝13
aに並行して別個にらせん状溝13bが形成されており
溝13bは使用されてはいないが、これによつて溝を形
成した分だけリードスクリユー軸13の質量を軽量化す
ることができる。したがつてモータ側の図示しないロー
タマグネツト等を含めたロータイナーシヤを従来例に比
較して小さくすることができ、ヘツドの移動、停止時に
おける安定位置となるまでの過渡状態を短縮化すること
ができる。
このリードスクリユー軸13のイナーシヤの軽減によ
り、特にヘツドの応答特性を大幅に改善することがで
き、エラーの防止に大きな効果がある。
り、特にヘツドの応答特性を大幅に改善することがで
き、エラーの防止に大きな効果がある。
また第2図は他の実施例を示すもので、リードスクリユ
ー軸14に中空部14cを形成した軸部材を用いること
によつて軽量化をはかつたものであり、第1図に示すよ
うにキヤリツジガイド用のらせん状ガイド溝14aに並
行して形成されたらせん状溝14bとともに形成すれ
ば、さらにロータイナーシヤを軽減することができる。
ー軸14に中空部14cを形成した軸部材を用いること
によつて軽量化をはかつたものであり、第1図に示すよ
うにキヤリツジガイド用のらせん状ガイド溝14aに並
行して形成されたらせん状溝14bとともに形成すれ
ば、さらにロータイナーシヤを軽減することができる。
尚上述の各実施例において、質量を減じるための溝をら
せん状に連続して形成している場合について述べたが、
質量を減少するのが目的であり、連続するらせん状溝で
なく、断続的な溝あるいは孔でも良い。
せん状に連続して形成している場合について述べたが、
質量を減少するのが目的であり、連続するらせん状溝で
なく、断続的な溝あるいは孔でも良い。
尚、リードスクリユーの材質は通常金属が用いられる
が、合成樹脂で成形することもできる。
が、合成樹脂で成形することもできる。
以上述べたように本考案におけるヘツド送り装置によれ
ば、ヘツドキヤリツジ送り用のリードスクリユー軸にヘ
ツドキヤリツジ送り用のらせん状ガイド溝と並行してら
せん状溝を形成してリードスクリユー軸の質量を減少
し、リードスクリユー軸を含むロータイナーシヤを軽減
することにより、ヘツドの移動、停止時において、ヘツ
ドがその移動位置に安定するまでの時間の短縮をはかる
ことができる。したがつてヘツドの応答特性が大幅に改
善され、過渡状態における信号エラーを防止することが
できる。
ば、ヘツドキヤリツジ送り用のリードスクリユー軸にヘ
ツドキヤリツジ送り用のらせん状ガイド溝と並行してら
せん状溝を形成してリードスクリユー軸の質量を減少
し、リードスクリユー軸を含むロータイナーシヤを軽減
することにより、ヘツドの移動、停止時において、ヘツ
ドがその移動位置に安定するまでの時間の短縮をはかる
ことができる。したがつてヘツドの応答特性が大幅に改
善され、過渡状態における信号エラーを防止することが
できる。
またイナーシヤによつて機構に過渡的に加わる力を軽減
して機構部への負担を軽くすることができる等その効果
は大きい。
して機構部への負担を軽くすることができる等その効果
は大きい。
尚、上述の実施例においては、本考案を磁気デイスク装
置におけるヘツド送り装置について説明したが、これに
限定されることはなく、ヘツドの種類は問わず、光学式
デイスク装置における光学ピツクアツプ等を移送する装
置であつても全く同様に用いることができヘツド以外で
あつても高精度駆動する部材であれば、本考案を適用す
ることができることは言うまでもない。
置におけるヘツド送り装置について説明したが、これに
限定されることはなく、ヘツドの種類は問わず、光学式
デイスク装置における光学ピツクアツプ等を移送する装
置であつても全く同様に用いることができヘツド以外で
あつても高精度駆動する部材であれば、本考案を適用す
ることができることは言うまでもない。
第1図は本考案の第1の実施例を示す側面図、 第2図は本考案の他の実施例を示す側面図、 第3図は一般的なヘツド送り機構の平面図、 第4図は従来のヘツド送り機構の側面図である。 3……ヘツド 2……ヘツドキヤリツジ 4……ガイド軸 7……モータ 5,13,14……リードスクリユー軸 5a,13a,14a……らせん状(ヘツドキヤリツジ)ガイド溝 13b,14b……らせん状溝(減量用溝) 14c……中空部 7,12……モータ
Claims (1)
- 【請求項1】ヘツドを取り付けたヘツドキヤリツジを、
外周に前記ヘツドキヤリツジと係合するらせん状ガイド
溝を形成したリードスクリュー軸によつて移送するヘツ
ド送り装置であつて、前記リードスクリュー軸には前記
らせん状ガイド溝と並行して溝を形成したことを特徴と
するヘツド送り装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19874187U JPH0610551Y2 (ja) | 1987-12-25 | 1987-12-25 | ヘッド送り装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19874187U JPH0610551Y2 (ja) | 1987-12-25 | 1987-12-25 | ヘッド送り装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01103058U JPH01103058U (ja) | 1989-07-12 |
JPH0610551Y2 true JPH0610551Y2 (ja) | 1994-03-16 |
Family
ID=31489230
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19874187U Expired - Lifetime JPH0610551Y2 (ja) | 1987-12-25 | 1987-12-25 | ヘッド送り装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0610551Y2 (ja) |
-
1987
- 1987-12-25 JP JP19874187U patent/JPH0610551Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01103058U (ja) | 1989-07-12 |
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