JPH01298584A - 磁気ディスク用トランスデューサ位置決め装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、磁気ディスク用トランスデユーサ位置決め装
置に係り、とくに、スウィングアーム方式を採用した磁
気ディスク用トランスデユーサ位置決め装置に関する。

〔従来の技術〕

磁気ディスク装置に使用されているトランスデユーサ位
置決め機構は、磁気ディスク（以下、単に「ディスク」
という）の同心円状トラック（以下、単に「トラックＪ
という）に所定の情報を磁気的に記録したり再生したり
するために必要不可欠のものとなっている。

この場冶、トランスデユーサは、ディスク表面で選択さ
れた１本のトラック上に正確に位置決めされる必要があ
る。そして、この正確に位置ぎめされたトランスデユー
サにより、所定の情報が書き込まれ巨つ読み取られるよ
うになっている。

トランスデユーサの位置決めに際しては、従来より、懸
架機構、スライダ及びヘッド支持アーム等が組合わされ
た機構が用いられている。

そして、ピボットを中心としてヘッド支持アーム等を回
転させるスウィングアーム方式にあっては、−ｒには磁
気ヘッドを備えたスライダの主軸と懸架機構の主軸との
角度は直角となることが必要条件であるとされている。

〔発明が解決しようとする課題］ かかる従来例にあっては、懸架機構の主軸とアームの主
軸とは、はぼ平行となるように装備される。このため、
ピボット囲りに大きな慣性モーメントが発生し、これが
ためトランスデユーサの迅速な移動および停止に支障を
きたし、停止位置に正確に停止せしめるのに必要以上に
多くの時間を要するという不都合があった。

一方、他の従来例、例えばスライダの主軸と懸架機構の
主軸との角度がほぼ平行となる様装置されたものがある
が、この場合も通常は懸架機構の主軸とアーム主軸との
角度はほぼ平行となるように配置されていた。この従来
例の場合、アームと磁気ディスクの干渉（機械的なぶつ
かり）が生しやすい為、通常は、トランスジューサから
アーム後端（アームの反トランスジューサ側端面）まで
の機械的寸法を大きくする必要が生じる。このため、結
果的に前述の場合と同様にピボットまわりに大きな慣性
モーメントを有することになる。このことは前述と同様
に迅速なるトランスジューサの位置決めを著しく阻害す
るという不都合があった。

〔発明の目的〕

本発明の目的は、かかる従来例の有する不都合を改善し
、とくに磁気ディスクと磁気ヘッド部分との部材の接触
事故を有効に防止するとともに、＆ｉ気ヘッド部分の慣
性モーメントが他の構成部材に与える影響を有効に抑え
ることを可能とした耐久性ある磁気ディスク用トランス
デユーサの位置決め装置を堤供することにある。

〔課題を解決するための手段〕

本発明では、ピボットに往復回動自在に装着され支持さ
れたホルダと、このホルダの一端部に固着され先端部に
スライダを介してトランスデユーサを装備して成る磁気
ヘッドとを備えている。さらに、ホルダの他端部に駆動
アームを装備し、ホルダの中心軸線を、磁気ディスクの
外周接線にほぼ平行に配置するとともに、スライダの中
心軸線の傾きを、磁気ディスクの記録用トラックの接線
に対して０°乃至１５″に設定する、という構成を採っ
ている。これによって前述した目的を達成しようとする
ものである。

〔発明の実施例〕

以下、本発明の一実施例を第１図ないし第３図に基づい
て説明する。

この第１図ないし第３図の実施例は、ピボットｌＯに往
復回動自在に装着され支持されたホルダ１と、このホル
ダｌの一端部に支持アーム２Ａを介して固着され、先端
部にスライダ９Ｂを介してトランスデユーサ９Ａを有す
る磁気ヘッド２と、ホルダ１の他端部に固着された駆動
アーム４とを備えている。この駆動アーム４は、薄肉鋼
帯５および調帯しめ付は用のばね部材６を介してアクチ
ュエートモータフに連結されている。

磁気ヘッド２は、第３図に示すように懸架機構８と、こ
の懸架機構８の先端部に取付けられたコア９とにより構
成されている。この内、懸架機構８は細長い板状のロー
ドスプリング板８Ａと、このロードスプリング板８Ａの
先端部に装着された短冊状のサスペンション部材８Ｂと
により構成されている。このサスペンション部材８Ｂは
、ロードスプリング板８Ａに沿うようにして装備されて
いる。また、コア９は、トランスデユーサ９Ａと、この
トランスデユーサ９Ａを先端部に装備したスライダ９Ｂ
とにより構成されている。

このように形成された磁気ヘッド２は、その懸架機構８
側の端部が前述したように駆動アーム４に固着されてい
る。

磁気ヘッド２は、第１図に示す磁気ディスク１２ととも
に取りはずし不可能に密封容器１３内に取付けられてい
る。この磁気ヘッド２は、ウィンチエスタ・タイプのも
のが使用され、磁気ディスク１２の下面或いは積層され
た磁気記録ディスク１２における任意の面に書き込みま
たは読み出しを行うため、磁気ディスク１２上を浮動す
るようになっている。このため、磁気へラド２について
は、積層体構造のものをホルダ１に取り付けるように構
成したものであってもよい。

また、磁気ディスク１２は、耐摩耗性のある硬質ディス
クが用いられる。この磁気ディスク１２は、スピンドル
モータ１４に取付けられ、動作時には一定の回転速度で
駆動されるようになっている。

一方、アクチュエートモータ７としては、ステップモー
タが使用されているが、光学式又は磁気式エンコーダを
有するトルクモータであってもよい。

このアクチュエートモータフの出力軸７Ａには、第２図
に示すように薄肉綱帯５Ａ、５Ｂが巻回されている。こ
の薄肉綱帯５Ａ、５Ｂは、その一端部がアクチュエート
モータフの出力軸に巻回されて固定され、各他端部が引
き出されてｖ字状板ばね６の両端部に固着されている。

ここで、アクチュエートモータ７は、■字状板ばね６の
開口部側に配設されている。

このように、アクチュエートモータフの出力軸７Ａは、
薄肉鋼帯５Ａ、５Ｂを介してｖ字状板ばね６に連結され
ている。

また、■字状板ばね６は、その−辺が駆動アーム４に連
結されている。従って、薄肉鋼帯５Ａ。

５Ｂは、アクチュエート出力軸７Ａに巻かれたり、はど
かれたりして前述したアクチュエートモータ７の回転運
動を駆動アーム４に伝達し得るようになっている。

そして、上記実施例にあっては、スライダ９Ｂの中心軸
線と傾きの一番大きい最内周トラック又は最外周トラッ
クの接線との傾斜角（通称、ヨウアングル）αが １５°以内となるようにコア９が配設され固定されてい
る。

また、スライダ９Ｂの中心軸線と懸架機構１５の主軸と
のなす角βが、１５°以上で且つ７５゜以下（第１図で
は１８．５＠’）になるように取り付けられている（第
２図参照）。さらに、ホルダｌの中心軸が、磁気ディス
ク１２の外周接線に対し所定距離へだててほぼ平行に配
設されている。

このため、本実施例にあっては、第１図に示すように磁
気へラド２を実線の位置から鎖線の位置に移動した場合
、スライダ９Ｂの中心軸線の傾きによってトランスデユ
ーサ９Ａがトラック上に同−向きに近似した状態で常に
配設されるようになっている。また、ホルダ１を第１図
における磁気ディスク１２の下端縁の接線に略平行に配
設したことから、磁気ヘッド２部分をピボット１０部分
を中心として回動させても支持アーム２Ａが磁気ディス
ク１２の外側に位置することとなり、磁気へラド２を支
持する支持アーム２Ａが磁気ディスク１２に当接するこ
とがなくなる。

このため、回転中心軸側を比較的堅牢に形成することが
可能となり、これがため慣性モーメントを少なくするこ
とができ、同時に磁気ディスク１２上の記録面とスライ
ダ９Ｂとの離間距離０．２〜０．３［μｍ］を長時間高
精度に維持することができるという利点がある。

なお、上記実施例において、アクチュエートモータフの
出力軸７Ａに巻回された鋼帯５Ａ、５Ｂは、相互に別々
の綱帯としたが、出力軸７Ａの巻回部分の直径を大きく
形成するとともに、連結された薄肉調帯を使用するよう
に構成してもよい。

〔発明の効果〕

本発明は以上のように構成され機能するので、これによ
ると、磁気ヘッドを支持する支持アーム及びホルダ部分
を堅牢に形成することが可能となり、これがため、磁気
ヘッド部分の軽量化が可能となり、従って磁気ヘッド部
分の慣性モーメントを少な（することができ、磁気ディ
スク上の記録面とスライダとの離間距離を長時間高精度
に維持することができるという従来にない優れた磁気デ
ィスク用トランスデユーサ位置決め装置を堤供すること
ができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す一部省略した平面図、
第２図は第１図中のアクチュエートモータと■字形スプ
リ°ングとの関連性を示す説明図、第３図は第１図中の
磁気ヘッド部分を示す平面図である。 ｌ・・・ホルダ、２・・・磁気ヘッド、４・・・駆動ア
ーム、９Ａ・・・トランスデユーサ、９Ｂ・・・スライ
ダ、１０・・・ピボット、１２・・・磁気ディスク。 代理人　弁理士　　　高　　橋　　　勇第２図 １′ 、Ｑ 第３図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）、スライダを介して先端部にトランスデューサを
   装備した磁気ヘッドと、この磁気ヘッドを一端部で支持
   するホルダと、このホルダを往復回動自在に支持するピ
   ボットと、前記ホルダの他端部に固着された駆動アーム
   とを備え、 前記ホルダの中心軸線を、磁気ディスクの外周接線にほ
   ぼ平行に配置するとともに、 前記スライダの中心軸線の傾きが、磁気ディスクの記録
   用トラックの接線に対して０°乃至１５°に設定されて
   いることを特徴とした磁気ディスク用トランスデューサ
   位置決め装置。