JPH06105016B2 - 墓 - Google Patents

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JPH06105016B2
JPH06105016B2 JP20240691A JP20240691A JPH06105016B2 JP H06105016 B2 JPH06105016 B2 JP H06105016B2 JP 20240691 A JP20240691 A JP 20240691A JP 20240691 A JP20240691 A JP 20240691A JP H06105016 B2 JPH06105016 B2 JP H06105016B2
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JP20240691A
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勝彦 紺野
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勝彦 紺野
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、寺や、墓地等に構築さ
れ、骨を収納する墓に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、墓としては、例えば、図11に示
すように、地中にコンクリート等で囲んだ骨1を収納す
る納骨部2を形成し、納骨部2より上の地上部分に墓石
3を積み上げている。また、墓石3の手前には上記納骨
部2に連通する開口4を形成し、石で形成した蓋5で閉
塞している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】然しながら、上述した
従来の墓にあっては、納骨部2の容量に限りがあるの
で、骨1が蓄積して満杯になると、その後、骨1を収納
することができないので、使用が困難になるという問題
があった。特に、納骨部2に隙間が多く、そのため、こ
の隙間から水や土砂が侵入し易く、この水や土砂によっ
て納骨部2の容量が益々限定されてしまう。
【0004】本発明は上記の問題点に鑑みてなされたも
ので、その課題は、納骨部の容量を増すことができるよ
うにする点にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】このような課題を解決す
るための本発明の技術的手段は、全体を家型形状に形成
した墓であって、骨を収納する納骨部を有した基礎階を
備えるとともに、骨を収納する納骨部を有した階単体を
上記基礎階から順次階層的に連結可能にしたものであ
る。
【0006】また、上記納骨部を水が侵入しないように
囲繞したことが有効である。
【0007】
【作用】この手段によれば、基礎階の納骨部が満杯にな
る等した場合には、基礎階に階単体を連結し、この階単
体の納骨部を利用するようにする。また、この階単体も
満杯になる等した場合には、更に新しい階単体を順次連
結していけば良い。このように、階単体の連結により納
骨部の容量が増加させられる。
【0008】また、納骨部を水が侵入しないように囲繞
した場合には、内部に雨水が侵入する事態が防止され、
これにより骨の風化が抑止される。
【0009】
【実施例】以下、添付図面に基づいて本発明の実施例に
係る墓について説明する。
【0010】図1乃至図8に示すように、実施例に係る
墓は、全体を家型形状にしてある。この墓は、骨を収納
する納骨部を有した基礎階Kを備えるとともに、骨を収
納する納骨部を有した階単体Tを上記基礎階Kから順次
階層的に連結可能にしてある。図1乃至図8には、基礎
階Kに一の階単体Tを連結した例を示してある。
【0011】基礎階Kは、地中に埋設された基礎部10
と、この基礎部10に略矩形状に立設された土台部11
と、土台部11に立設された壁部12と、壁部12の上
側に設けられる屋根部13とを備えている。
【0012】壁部12及び屋根部13は、一対のプラス
チック製板14を対向させ、その間に断熱材15を介装
した材料で形成されている。屋根部13は、図1及び図
2に示すように、四方に傾斜面を有し、一の傾斜面を内
側に凹ませて該凹部16に明かり取り用の窓17を嵌込
んである。また屋根部13は、図5及び図9に示すよう
に、壁部12に対して取り外し可能になっており、該屋
根部13の下端部は壁部12の上端部外周に嵌合する開
口18を形成している。開口18の内側には壁部12の
上端面に当接して屋根部13を壁部12に対して位置決
めする当接面19が形成されている。更に、屋根部13
の軒下には、内部に連通するパイプ20が設けられてい
る。
【0013】また、土台部11には床21が架設されて
いる。この床21は、図6及び図7に示すように、壁部
12の高さよりも低い内壁22で仕切られており、いく
つかの部屋を形成している。実施例では、玄関23,廊
下24,階段25,便所26,脱衣室27,浴室28,
台所29,居間30,床の間31及び床脇32を備えた
和室40を備えている。即ち、この和室40は、水が侵
入しないように壁部12,屋根部13及び床21で囲繞
されている。
【0014】そして、実施例においては、上記和室40
を骨壷41を収納する納骨部として構成している。納骨
部としての和室40の壁部12には、ヒンジ開閉式の窓
42,43が設けられており、開けることにより、内部
に外気を導入できるようになっている。また、和室40
の壁部12の下方には、内部の温度を検知して所定温度
になると開く常閉の換気孔44が設けられている。
【0015】また、土台部11の壁部はプラスチックで
形成されており、該土台部11には外気と床下とを連通
するパイプ45が設けられている。更に各部屋の壁部1
2にも適宜に窓34,35,36,37が設けられてい
るととともに、玄関の壁部12には引き戸38が設けら
れている。符号39は玄関23先のポーチである。
【0016】即ち、実施例においては、納骨部としての
和室40を換気する換気手段を備え、該換気手段は、常
時外気と連通する屋根のパイプ20、必要に応じて開閉
される窓34,35,36,37,42,43及び引き
戸38、温度状態に応じて換気を行う換気孔44とから
構成されている。
【0017】また、階単体Tは、図5,図6及び図8に
示すように、床部50と、床部50に立設された壁部5
2とを備えている。壁部52は、一対のプラスチック製
板54を対向させ、その間に断熱材55を介装した材料
で形成されている。この壁部52の上端部は、上記屋根
部13の開口18が嵌合し、屋根部13の当接面19が
該壁部52の上端面に当接しうるように、上記基礎階K
の壁部12の上端部と同様に形成されている。
【0018】一方、床部50の周囲にはフランジが垂設
されて、上記基礎階Kの壁部12の上端部外周及び他の
階単体Tの壁部52の上端部外周に嵌合する開口56を
形成している。この開口56の内側の床部底面は、上記
基礎階Kの壁部12の上端面及び他の階単体Tの壁部5
2の上端面に当接して該階単体Tを壁部に対して位置決
めする当接面57として形成されている。51は基礎階
Kもしくは階単体Tに連通する穴である。
【0019】また、床部50の内側は和室58として形
成され、この和室を骨壷41を収納する納骨部として構
成している。納骨部としての和室58の壁部には、上記
と同様のヒンジ開閉式の窓59,60が設けられてお
り、開けることにより、内部に外気を導入できるように
なっている。
【0020】従って、この実施例に係る墓によれば、例
えば、図9に示すように、先ず、基礎階Kを構築し、こ
の、基礎階Kに、屋根部13をその開口18を基礎階K
の壁部12に嵌合させて取付ける。納骨するときは、図
の二点鎖線に示すように、屋根部13を壁部12から取
り外し、骨壷41を和室40に収納し、その後 屋根部
13を壁部12に嵌合して取付ける。この場合、屋根部
13を取外すだけで骨壷41を収納できるとともに、屋
根部13はプラスチック製板14及び断熱材15からな
る比較的軽い材料で形成されているので、その収納作業
が容易に行なわれる。そして、窓34,35,36,3
7,42,43及び引き戸38を閉めて骨壷41を安置
しておく。
【0021】この状態においては、和室40は、壁部1
2,屋根部13及び床21によって囲繞されており、し
かも、これらは、プラスチック製板14で形成されてい
るので、内部に雨水が侵入する事態が防止される。その
ため、骨の風化が抑止される。更にまた、屋根部13の
軒下のパイプ20が和室40に連通しているので、常時
このパイプ20を通して換気が行なわれるので、それだ
け、内部の環境が良いものとなる。また、断熱材15が
あることから、内部の気温の上昇も抑制されるが、それ
でも真夏等気温が上昇して内部の温度が高くなったよう
な場合には、換気孔44が開くので、空気の流通が良く
なり、温度上昇が抑制される。また、床下もパイプ45
によってある程度換気が行なわれるので、環境が良くな
り、それだけ、室内への影響が抑止される。更に、墓は
地中の基礎部10を備えているので、従来の墓石を載置
した場合に比較して、強固なものになっており、耐震性
等の向上が図られる。
【0022】また、墓参等の場合には、引き戸38や窓
34,35,36,37,42,43を開けるようにす
れば、外気を和室40に吹き込むことができ、内部の臭
気等を取り除くことができるので、環境を良くすること
ができ、この点においても、骨の保存性が良くなる。ま
た、墓参する者にとっても、骨を家に安置し、しかもそ
の保存も粗末になることがないことから精神的な安心が
得られる。
【0023】また、基礎階Kの和室40に、骨壷41が
多くなって満杯になり新しい骨壷41が入らなくなった
場合等には、図5に示すように、基礎階Kに、階単体T
をその下側の開口56を基礎階Kの壁部12に嵌合させ
て取付け、屋根部13をその開口18を階単体Tの壁部
52に嵌合させて取付ける。この階単体Tの連結により
納骨部の容量が増加させられる。
【0024】この状態においては、基礎階Kの状態は上
記と同様になるとともに、階単体Kにおいても、和室5
8は、壁部52,屋根部13及び床部50によって囲繞
されており、しかも、これらは、プラスチック製板54
で形成されているので、内部に雨水が侵入する事態が防
止され、骨の風化が抑止される。更にまた、屋根部13
の軒下のパイプ20が和室58に連通し、階単体Tと基
礎階Kとは穴51を通じて連通しているので、常時この
パイプ20を通して換気が行なわれるので、それだけ、
内部の環境が良いものとなる。
【0025】また、墓参等の場合には、図6に示すよう
に、窓59,60を開けるようにすれば、外気を和室5
8に吹き込むことができ、内部の臭気等を取り除くこと
ができるので、環境を良くすることができ、骨の保存性
が良くなる。
【0026】更にまた、階単体Tに、骨壷41が多くな
って満杯になり新しい骨壷41が入らなくなった場合等
には、図10に示すように、階単体Tを上記と同様に更
に上へと連結していけば良い。このように、階単体Tの
連結により納骨部の容量が増加させられる。なお、予
め、階単体Tをいくつか連結しておいても良く、適宜に
階単体Tの数を定めて良い。
【0027】なお、上記実施例において、納骨部を和室
で構成したが、必ずしもこれに限定されるものではな
く、他の部屋に安置するようにしたり、地下室を作って
この地下室に安置するようにしても良く、適宜変更して
差し支えない。なおまた、家の材質や形状等も上述した
ものに限られるものではなく、適宜変更して差支えな
い。また、階単体Tの連結の仕方も上述したものに限ら
れることはなく、適宜変更して差し支えない。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の墓によれ
ば、家型形状にして階単体を順次連結することにより納
骨部の容量を増加させることができるので、従来のよう
な骨が蓄積して満杯になり使用が困難になる事態を防止
することができる。
【0029】また、納骨部を水が侵入しないように囲繞
した場合には、納骨部に水や土砂が侵入する等して納骨
部の容量を狭めることが防止されるとともに、納骨部に
収納した骨が雨水に晒されることが防止され、それだ
け、環境が良くなり、骨の風化を抑止することができ、
保存性を向上させることができるという効果がある。
【0030】更にまた、家型形状にしたことから、外観
品質の良い墓を提供することができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る墓を示す正面図である。
【図2】本発明の実施例に係る墓を示す右側面図であ
る。
【図3】本発明の実施例に係る墓を示す背面図である。
【図4】本発明の実施例に係る墓を示す左側面図であ
る。
【図5】第2図中A−A線相当分解断面図である。
【図6】第1図中B−B線断面図である。
【図7】第2図中C−C線断面図である。
【図8】第2図中D−D線断面図である。
【図9】本発明の実施例に係る墓の使用例を示す断面図
である。
【図10】本発明の実施例に係る墓の階単体の連結の方
法を示す図である。
【図11】従来の墓の一例を示す図である。
【符号の説明】 K 基礎階 T 階単体 10 基礎部 11 土台部 12 壁部 13 屋根部 18 開口 19 当接面 20 パイプ 21 床 34,35,36,37,42,43 窓 38 引き戸 40 和室(納骨部) 41 骨壷 44 換気孔 45 パイプ 50 床部 52 壁部 56 開口 57 当接面 58 和室(納骨部) 59,60 窓

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 全体を家型形状に形成した墓であって、
    骨を収納する納骨部を有した基礎階を備えるとともに、
    骨を収納する納骨部を有した階単体を上記基礎階から順
    次階層的に連結可能にしたことを特徴とする墓。
  2. 【請求項2】 上記納骨部を水が侵入しないように囲繞
    したことを特徴とする請求項1記載の墓。
JP20240691A 1991-07-16 1991-07-16 Expired - Lifetime JPH06105016B2 (ja)

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JP20240691A JPH06105016B2 (ja) 1991-07-16 1991-07-16

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Publication Number Publication Date
JPH0518146A JPH0518146A (ja) 1993-01-26
JPH06105016B2 true JPH06105016B2 (ja) 1994-12-21

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