JPH06104363A - リードフレーム - Google Patents

リードフレーム

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Publication number
JPH06104363A
JPH06104363A JP27508092A JP27508092A JPH06104363A JP H06104363 A JPH06104363 A JP H06104363A JP 27508092 A JP27508092 A JP 27508092A JP 27508092 A JP27508092 A JP 27508092A JP H06104363 A JPH06104363 A JP H06104363A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
groove
lead
lead frame
die pad
grooves
Prior art date
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Pending
Application number
JP27508092A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroichi Nakane
博一 中根
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Apic Yamada Corp
Original Assignee
Apic Yamada Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Apic Yamada Corp filed Critical Apic Yamada Corp
Priority to JP27508092A priority Critical patent/JPH06104363A/ja
Publication of JPH06104363A publication Critical patent/JPH06104363A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 プレス加工の際にV溝を形成する部分でばり
が発生したりすることを防止し、またV溝形成時にばり
が発生することを防止する。 【構成】 ダイパッド5、リード6等のリードフレーム
上の所要個所にパッケージ樹脂との密着性を良好にしあ
るいはパッケージ内への水分の侵入を防止する等のため
のV溝10、12をプレス加工により形成したリードフ
レームにおいて、前記所要個所に設けるV溝10、12
の端部をダイパッド5あるいはリード6等の外縁位置よ
りも内側位置に設定したことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はリードフレームに関す
る。
【0002】
【従来の技術】リードフレームを製造する場合にプレス
抜き加工によって製造する方法が一般に行われている。
このプレス抜き加工ではリードフレーム材に対し所定の
手順にしたがって抜き加工を施すが、製品によってダイ
パッド等の所定個所にV溝加工を施すものがある。図5
はトランジスタ用のリードフレームでV溝加工を施した
製品例を示す。同図で5はダイパッド、6はリードで、
ダイパッド5を横切るようにV溝7を設けるとともに各
々のリード6にV溝8を設けている。V溝はリードフレ
ームとモールド樹脂とのくいつきを良くしたり、パッケ
ージ内へ水分が侵入することを防止したりする目的で設
けている。
【0003】リードフレームをプレス抜き加工で製造す
る場合、V溝加工を施すのはパンチでリードを抜き形成
する前に行うのがふつうである。すなわち、リード等の
パターンを形成する以前に所定位置に合わせてV溝を形
成しておき、後工程でリード等を抜き形成する。図5は
あらかじめV溝加工を施した位置と、ダイパッド5、リ
ード6を形成した後の状態を示す。従来のV溝加工では
図のようにダイパッド5およびリード6の幅にくらべて
幅広のV溝加工用パンチを使用してV溝を加工してい
る。すなわち、幅広のV溝加工用パンチを使用すること
によって出来上がり製品でV溝がダイパッド5およびリ
ード6を全幅で横切るようにしている。図6はリード6
部分のZ−Z線断面図を示す。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、リード
フレームにV溝加工を施す場合は、リードフレーム材に
あらかじめV溝加工を施してからリード等を抜き加工す
るから、リード等をパンチで抜く際にV溝部分で局部的
に肉が盛り上がったり、糸状のばりが生じるという問題
がある。これは、リード等を抜き加工する際に抜きパン
チとV溝が交差するが、V溝部分はリードフレーム材の
材厚にくらべてV溝加工した分だけ材厚が薄くなってい
るから、ダイと抜きパンチとのクリアランスが相対的に
ひろくなり、これによってばり等が生じるのである。V
溝を形成する部分についてパンチとダイとのクリアラン
スを小さく設定することは現実的でなく、したがって従
来方法ではV溝部分での糸ばり等の発生は避けられな
い。
【0005】本発明は上記問題点を解消すべくなされた
ものであり、その目的とするところは、プレス加工によ
って製造するリードフレームでダイパッドあるいはリー
ド等にV溝加工を施す製品について、ばり発生のない良
品を得ることができ、リードフレームの製造作業も容易
になるリードフレームを提供するにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するため次の構成を備える。すなわち、ダイパッド、リ
ード等のリードフレーム上の所要個所にパッケージ樹脂
とのくいつき性を良好としあるいはパッケージ内への水
分の侵入を防止する等のためのV溝を形成したプレス加
工によって製造するリードフレームにおいて、前記所要
個所に設けるV溝の端部をダイパッドあるいはリード等
の外縁位置よりも内側位置に設定したことを特徴とす
る。また、前記V溝の長手方向の両端面をV溝から離間
する側がひらくテーパ面としたことを特徴とする。
【0007】
【作用】ダイパッドあるいはリード等に形成するV溝の
両端位置をダイパッドあるいはリードの外縁部よりも内
側位置に止めたことにより、プレス抜き加工の際にV溝
部分で材厚が薄くなることによるばり発生等を防止す
る。また、V溝の両端面をテーパ面とすることによっ
て、V溝加工の際にV溝加工パンチがV溝の内壁面を擦
ってばりを発生させることを防止する。
【0008】
【実施例】以下、本発明の好適な実施例について添付図
面に従って詳細に説明する。図1は本発明に係るリード
フレームの実施例として図5に示すトランジスタ用リー
ドフレームと同一のリードフレームに本発明に係るV溝
加工を施した例を示す。図で5はダイパッド、6はリー
ドで、ダイパッド5およびリード6にそれぞれV溝1
0、12を設けたものである。実施例のリードフレーム
は図に示すようにV溝10、12をダイパッド5および
リード6の幅内におさまるよう形成したことを特徴とす
る。
【0009】すなわち、V溝10はダイパッド5を幅方
向に横切るように形成するが、V溝10の両端はダイパ
ッド5の外縁に達しない位置で止め、またV溝12はリ
ード6の幅方向に形成するもののリードの外縁に達しな
いようにする。V溝10、12を形成する場合は先端を
V形に形成したV溝形成パンチでリードフレーム材を突
き加工して形成する。実施例のリードフレームではダイ
パッド5およびリード6の形成位置に合わせてリードフ
レーム材にV溝10、12を形成した後、ダイパッド5
およびリード6の形状に合わせて形成したパンチおよび
ダイを使用してプレス抜き加工することによってリード
フレームを形成する。
【0010】実施例のリードフレームはダイパッド5お
よびリード6部分でV溝10、12は外縁部まで達して
いないからダイパッド5の外形線やリード6を抜き加工
する場合も、V溝10、12部分でリードフレーム材の
材厚が変わることなく、したがってダイおよびパンチの
クリアランスが相対的に変わらずに均等条件で抜き加工
することができる。これによって、V溝加工部分で糸ば
りが生じたり、肉が盛り上がったりするといった問題を
解消することができる。
【0011】なお、本実施例のリードフレームの場合に
はV溝10、12が完全にダイパッド5の外縁やリード
6の外縁まで達していないが、V溝10、12は外縁部
に接近する位置まで形成するからパッケージ内へ水分を
侵入することを防止する作用や、パッケージ樹脂とリー
ドフレームとのくいつき性の点では従来品とほとんど同
等の効果を有するものとなる。
【0012】図2は図1でX−X線断面図、図3は図1
のY−Y線断面図を示す。図3はリード6をV溝の長手
方向に切った断面図を示す。図のように実施例ではV溝
の長手方向の両端部を上側が開くテーパ状に形成した。
このため、図3に示すようにV溝形成用パンチ14の両
端面をテーパ面に形成してリード6を突き加工するよう
にした。ダイパッド5に形成するV溝10についても同
様に両端面をテーパ状にしている。V溝10、12の両
端面をテーパ面に形成したのは、V溝加工用パンチでV
溝を形成して戻る際にパンチでV溝の内壁面を擦らない
ようにするためである。
【0013】従来のV溝加工用パンチはパンチの長手方
向の端面を単なる直線状に形成しているから、突き加工
してV溝を形成した後、パンチが戻る際に溝の内壁面を
パンチが擦ることがあり、ばりがプレス金型内にちらば
るといったことがあった。本実施例の場合は、図4に示
すようにV溝加工用パンチの端面をテーパ面としたから
V溝を形成してパンチが戻る際に溝の内壁面を擦ること
がなくなり、ばりが生じないようにすることができる。
【0014】なお、上記実施例はリードフレームにV溝
を形成する例としてトランジスタ用のリードフレームに
ついて説明したが、他のリードフレームについても同様
に適用することが可能である。また、V溝を形成する個
所もダイパッドや樹脂モールド部との境界部の他、リー
ドフォーミングの場合のリード切断個所等のように製品
によっていろいろな位置に設定されるから、これらのV
溝形成個所に対して同様に適用することが可能である。
【0015】
【発明の効果】本発明に係るリードフレームによれば、
上述したように、プレス加工の際にV溝を形成する部分
でばりが発生したりすることがなく、確実に良品として
得ることができる。また、V溝の端面をテーパ面として
形成することによって製造時のばり発生をなくすことが
可能になる等の著効を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るリードフレームの一実施例の平面
図である。
【図2】図1のX−X線断面図である。
【図3】図1のY−Y線断面図である。
【図4】V溝内壁面のテーパ面を形成する様子を示す説
明図である。
【図5】リードフレームにV溝を形成する従来方法を示
す説明図である。
【図6】図5のZ−Z線断面図である。
【符号の説明】
5 ダイパッド 6 リード 7、8 V溝 10、12 V溝

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ダイパッド、リード等のリードフレーム
    上の所要個所にパッケージ樹脂との密着性を良好にしあ
    るいはパッケージ内への水分の侵入を防止する等のため
    のV溝をプレス加工により形成したリードフレームにお
    いて、 前記所要個所に設けるV溝の端部をダイパッドあるいは
    リード等の外縁位置よりも内側位置に設定したことを特
    徴とするリードフレーム。
  2. 【請求項2】 V溝の長手方向の両端面をV溝から離間
    する側がひらくテーパ面としたことを特徴とする請求項
    1記載のリードフレーム。
JP27508092A 1992-09-17 1992-09-17 リードフレーム Pending JPH06104363A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27508092A JPH06104363A (ja) 1992-09-17 1992-09-17 リードフレーム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27508092A JPH06104363A (ja) 1992-09-17 1992-09-17 リードフレーム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06104363A true JPH06104363A (ja) 1994-04-15

Family

ID=17550540

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP27508092A Pending JPH06104363A (ja) 1992-09-17 1992-09-17 リードフレーム

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JP (1) JPH06104363A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002231873A (ja) * 2001-02-05 2002-08-16 Sony Corp 半導体装置およびその製造方法
DE102021111458A1 (de) 2020-05-19 2021-11-25 Mitsubishi Electric Corporation Verfahren zum Herstellen einer Halbleitervorrichtung und Verfahren zum Herstellen einer Leistungssteuerungsschaltung

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JP2002231873A (ja) * 2001-02-05 2002-08-16 Sony Corp 半導体装置およびその製造方法
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