JPH0610374A - ダイナミックバランサ - Google Patents

ダイナミックバランサ

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JPH0610374A
JPH0610374A JP19169492A JP19169492A JPH0610374A JP H0610374 A JPH0610374 A JP H0610374A JP 19169492 A JP19169492 A JP 19169492A JP 19169492 A JP19169492 A JP 19169492A JP H0610374 A JPH0610374 A JP H0610374A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
swing
counterweight
damper cylinder
oil chamber
acceleration sensor
Prior art date
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Pending
Application number
JP19169492A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuo Oda
和男 小田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kobelco Construction Machinery Co Ltd
Original Assignee
Yutani Heavy Industries Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Yutani Heavy Industries Ltd filed Critical Yutani Heavy Industries Ltd
Priority to JP19169492A priority Critical patent/JPH0610374A/ja
Publication of JPH0610374A publication Critical patent/JPH0610374A/ja
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Abstract

(57)【要約】 [目的] 従来技術の油圧ショベルでは上部旋回体の後
端部にカウンタウエイトを固設しているので、掘削作業
時にバケットを衝撃的に土質に対してくい込ませると、
旋回軸受を支点としてカウンタウエイトが上方にはね上
げの衝撃を受ける。上部旋回体の振動が大きいばかりで
なく、運転者の操作フィーリングを著しく阻害してい
た。本発明は、上記の問題点を解決する。 [構成] 本発明のダイナミックバランサでは、上部旋
回体にダンパシリンダを介してカウンタウエイトを上下
揺動自在に設け、また上記ダンパシリンダと油圧源とを
電磁切換弁を介して連通し、また上部旋回体の後部に加
速度センサを配設し、その加速度センサからの信号をコ
ントローラに入力することにより、油圧源からの圧力を
上記電磁切換弁を介してダンパシリンダの揺れ側油室に
作用せしめるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車体の後部にカウンタ
ウエイトを装備している油圧ショベルなど建設機械,作
業車両のダイナミックバランサに関する。
【0002】
【従来の技術】図2は、バックホー油圧ショベルの側面
図である。図において、1は下部走行体,2は旋回軸
受、3は上部旋回体,4は上部旋回体3の後端部に固設
されているカウンタウエイト、5は運転室、6は上部旋
回体3のフロント部に装着されている作業アタッチメン
ト、7は作業アタッチメント6のブーム、8はアーム、
9は作業工具であるバケットである。図2に示すように
従来技術の油圧ショベルでは、下部走行体1の上部に旋
回軸受2を介して上部旋回体3を連結し、その上部旋回
体3のフロント部にブーム7、アーム8、バケット9を
順次結合した作業アタッチメント6を装着し、またその
作業アタッチメント6との釣合をもたせるためのカウン
タウエイト4を上部旋回体3の後端部に固設している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来技術の油圧ショベ
ルでは、上部旋回体の後端部にカウンタウエイトを固設
している。そのためにバケット9(図2に示す)を矢印
イの方向に衝撃的に土質に対してくい込ませると、旋回
軸受2を支点としてカウンタウエイト4が上方に(矢印
ロの方向に)はね上げの衝撃を受ける。上部旋回体3の
振動が大きいばかりでなく、運転室5内の運転者の操作
フィーリングを著しく阻害していた。本発明は、上記の
問題点を解決することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明のダイナミックバ
ランサでは、油圧ショベルの上部旋回体にダンパシリン
ダを介してカウンタウエイトを上下揺動自在に設け、ま
た上記ダンパシリンダと油圧源とを電磁切換弁を介して
連通し、また上部旋回体の後部に加速度センサを配設
し、その加速度センサからの信号をコントローラに入力
するようにし、建設機械の運転時に加速度センサがカウ
ンタウエイトのはね上げ揺れを検出したとき、コントロ
ーラより上記電磁切換弁に対して切換指令信号を出力す
ることにより、油圧源からの圧力を上記電磁切換弁を介
してダンパシリンダの揺れ側油室に作用せしめるように
構成した。
【0005】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。図1は、本発明のダイナミックバランサを
示す回路図である。図において、10はカウンタウエイ
ト、11はダンパシリンダ、12はダンパシリンダ11
の負荷側油室であるボトム側油室、13はロッド側油室
であってカウンタウエイト10がはね上げ揺れをおこす
ときに衝撃の作用する揺れ側油室、14は電磁切換弁、
15は電磁切換弁14のソレノイド、16は油圧源であ
る油圧ポンプ、17はアキュムレータ、18はチェック
弁、19は油タンク、28は上部旋回体(図示しない)
の後部に取付けられカウンタウエイト10の上下方向の
揺れ,揺動などを検出する加速度センサ、29はコント
ローラである。
【0006】次に、本発明のダイナミックバランサの構
成を図1について述べる。本発明のダイナミックバラン
サでは、油圧ショベル(図示しない)の上部旋回体にダ
ンパシリンダ1を介してカウンタウエイト10を上下揺
動自在に設け、また上記ダンパシリンダ10と油圧ポン
プ16とを電磁切換弁14を介して連通し、また上部旋
回体の後部に加速度センサ28を配設し、その加速度セ
ンサ28からの信号をコントローラ29に入力するよう
にし、油圧ショベルの運転時に加速度センサ28がカウ
ンタウエイト10のはね上げ揺れを検出したとき、コン
トローラ29より上記電磁切換弁14のソレノイド15
に対して切換指令信号を出力することにより、油圧ポン
プ16からの圧力を上記電磁切換弁14を介してダンパ
シリンダ11の揺れ側油室13に作用せしめるように構
成した。
【0007】次に、本発明のダイナミックバランサの作
用について述べる。油圧ショベルの作業時にその作業ア
タッチメントに対する衝撃が比較的小さい場合には、カ
ウンタウエイト10にはね上げ揺れが作用しない。この
場合には、加速度センサ28がカウンタウエイト10の
はね上げ揺れ振動を検出しない。加速度センサ28から
信号が出力されないので、電磁切換弁14はハ位置のま
まである。油圧ポンプ16の圧力は、管路20、21、
チェック弁18、管路22、23、電磁切換弁14のハ
位置、管路24を通じて、ダンパシリンダ11の負荷側
油室であるボトム側油室12に作用している。そしてそ
の回路には管路22より分岐して、管路25を介してア
キュムレータ17に連通しているとともに、ダンパシリ
ンダ11のロッド側油室である揺れ側油室13は、管路
26、電磁切換弁14のハ位置を通じて、油タンク19
に連通している。したがって上記の場合には、カウンタ
ウエイト10に対するダンパシリンダ11の緩衝効果が
発揮される。
【0008】次に、油圧ショベルが掘削作業などを行っ
て、カウンタウエイト10にはね上げ揺れの衝撃が作用
する場合について述べる。加速度センサ28がカウンタ
ウエイト10のはね上げ揺れ振動を検出すると、加速度
センサ28からの検出信号はコントローラ29に入力さ
れる。この検出信号に基づきコントローラ29では判断
し、電磁切換弁14のソレノイド15に対して切換指令
信号を出力する。電磁切換弁14は、ハ位置よりニ位置
に切換える。油圧ポンプ16の圧力は、管路20、2
1、チェック弁18、管路22、23、電磁切換弁14
のニ位置、管路26を通じて、ダンパシリンダ11の揺
れ側油室13に作用する。そしてダンパシリンダ11の
ボトム側油室12内の油は、管路24を通じて、電磁切
換弁14のニ位置内の絞り部27にて絞り込まれる。揺
れ側油室13内の圧力が瞬時的に上昇し、カウンタウエ
イト10を下方に押下げる力を発揮する。したがってカ
ウンタウエイト10にはね上げ揺れの衝撃が発生した時
点に、そのはね上げ揺れと逆の方向、すなわちカウンタ
ウエイト10を下げの方向に作用させる揺れ側油室13
の圧力が発生する。カウンタウエイト10は動的な質重
効果を発揮し、上記はね上げ揺れを防止するので、掘削
作業時の上部旋回体のバランスを安定して保持すること
ができる。なお上記実施例ではカウンタウエイト10の
上下方向の揺れ,振動などを検出するための加速度セン
サ28を配設しているが、加速度センサに限らず他のた
とえば重力センサなどを用いてもよい。
【0009】
【発明の効果】従来技術の油圧ショベルでは上部旋回体
の後端部にカウンタウエイトを固設しているので、掘削
作業時にバケットを衝撃的に土質に対してくい込ませる
と、旋回軸受を支点としてカウンタウエイトが上方には
ね上げの衝撃を受ける。上部旋回体の振動が大きいばか
りでなく、運転者の操作フィーリングを著しく阻害して
いた。しかし本発明のダイナミックバランサでは、上部
旋回体にダンパシリンダを介してカウンタウエイトを上
下揺動自在に設け、また上記ダンパシリンダと油圧源と
を電磁切換弁を介して連通し、また上部旋回体の後部に
加速度センサを配設し、その加速度センサからの信号を
コントローラに入力するようにし、建設機械の運転時に
加速度センサがカウンタウエイトのはね上げ揺れを検出
したとき、コントローラより上記電磁切換弁に対して切
換指令信号を出力することにより、油圧源からの圧力を
上記電磁切換弁を介してダンパシリンダの揺れ側油室に
作用せしめるように構成した。それによりカウンタウエ
イトにはね上げ揺れの衝撃が作用すると、加速度センサ
からの検出信号はコントローラに入力される。コントロ
ーラでは判断し、電磁切換弁に対して切換指令信号を出
力する。油圧ポンプの圧力がダンパシリンダの揺れ側油
室に作用して、その揺れ側油室内の圧力が瞬時的に上昇
し、カウンタウエイトを下方に押下げる力を発揮する。
カウンタウエイトは動的な質量効果を発揮し、そのはね
上げ揺れを防止する。したがって本発明のダイナミック
バランサを装備した油圧ショベルでは、作業アタッチメ
ントに衝撃が作用する作業を行う場合に上部旋回体のバ
ランスを安定して保持するとともに、運転者の操作フィ
ーリングを向上させる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のダイナミックバランサを示す回路図で
ある。
【図2】バックホー油圧ショベルの側面図である。
【符号の説明】
3 上部旋回体 4,10 カウンタウエイト 6 作業アタッチメント 11 ダンパシリンダ 12 ボトム側油室(負荷側油室) 13 揺れ側油室(ロッド側油室) 14 電磁切換弁 16 油圧ポンプ(油圧源) 17 アキュムレータ 28 加速度センサ 29 コントローラ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下部走行体の上部に旋回軸受を介して上
    部旋回体を連結し、その上部旋回体のフロント部にブー
    ム、アーム、作業工具を順次結合した作業アタッチメン
    トを装着し、またその作業アタッチメントとの釣合をも
    たせるためのカウンタウエイトを上部旋回体の後端部に
    設けている建設機械において、上部旋回体にダンパシリ
    ンダを介してカウンタウエイトを上下揺動自在に設け、
    また上記ダンパシリンダと油圧源とを電磁切換弁を介し
    て連通し、また上部旋回体の後部に加速度センサを配設
    し、その加速度センサからの信号をコントローラに入力
    するようにし、建設機械の運転時に加速度センサがカウ
    ンタウエイトのはね上げ揺れを検出したとき、コントロ
    ーラより上記電磁切換弁に対して切換指令信号を出力す
    ることにより、油圧源からの圧力を上記電磁切換弁を介
    してダンパシリンダの揺れ側油室に作用せしめるように
    したことを特徴とするダナミックバランサ。
JP19169492A 1992-06-24 1992-06-24 ダイナミックバランサ Pending JPH0610374A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8565655B2 (en) 2010-05-31 2013-10-22 Canon Kabushiki Kaisha Image forming apparatus with belt member push-up feature
WO2016043270A1 (ja) * 2014-09-18 2016-03-24 住友建機株式会社 ショベル

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