JP2024043388A - ショベル - Google Patents

ショベル Download PDF

Info

Publication number
JP2024043388A
JP2024043388A JP2022148556A JP2022148556A JP2024043388A JP 2024043388 A JP2024043388 A JP 2024043388A JP 2022148556 A JP2022148556 A JP 2022148556A JP 2022148556 A JP2022148556 A JP 2022148556A JP 2024043388 A JP2024043388 A JP 2024043388A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cylinder
pressure
valve
oil
boom
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2022148556A
Other languages
English (en)
Inventor
純一 岡田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Heavy Industries Ltd filed Critical Sumitomo Heavy Industries Ltd
Priority to JP2022148556A priority Critical patent/JP2024043388A/ja
Publication of JP2024043388A publication Critical patent/JP2024043388A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Operation Control Of Excavators (AREA)
  • Component Parts Of Construction Machinery (AREA)

Abstract

【課題】安全性を向上させる。【解決手段】ショベルは、走行体と、走行体に回転自在に設けられる上部旋回体と、ブーム、アーム、及びバケットを有し、上部旋回体に取り付けられたアタッチメントと、ブーム、アーム、及びバケットのうちいずれか一つ以上を動作させるシリンダと、シリンダのボトム側の油室と、シリンダのロッド側の油室と、の間を接続する、絞り機構によって開口面積を調整可能な再生弁と、を備える。【選択図】図6

Description

本発明は、ショベルに関する。
従来、走行体(クローラ、ロワーとも称する)の上に回動可能な上部旋回体を有すると共に、上部旋回体に掘削などの動作を行うためのアタッチメントを有する、ショベルが知られている。
操作者がショベルで作業内容に応じてアタッチメントを制御する際に、アタッチメントの動作に応じて、ショベルに対して転倒させるなどのモーメントが生じる。例えば、ショベルを転倒させるモーメントが生じた場合、当該モーメントが、ショベルの姿勢を安定させる安定モーメントを超えない限り、ショベルの転倒は抑制される。
従来は、アタッチメントを動作させるシリンダのロッド側の圧力、及びシリンダのボトム側の圧力に基づいた、転倒させるため等のモーメントが安定モーメントを超える基準を示した最大シリンダ圧力を算出し、最大シリンダ圧力に基づいて、シリンダのロッド側、又はボトム側の油圧回路に接続されたリリーフ弁を制御していた。これにより、ショベルに転倒等が生じることを抑制していた。
国際公開第2018/180555号
従来から用いられているリリーフ弁の制御では、油圧回路の油圧の調整を容易に実現できるが、油をタンクに出力するため、油圧回路を流れる油の流量の適切な調整は難しかった。また、特許文献1には、リリーフ弁の制御に加えて、シリンダのボトム側の油室とロッド側の油室との間に外部再生弁を設けて、振動を抑制する技術が記載されている。しかしながら、特許文献1に記載された外部再生弁では流路のオン、オフ制御に留まっているので、油圧回路の油圧及び流量の適切な調整は難しい。
上述に鑑み、シリンダのボトム側の油室とロッド側の油室との間に設けられた外部再生弁の絞りを制御することで、油圧回路を流れる油の流量及び油圧の適切な調整を実現することで、安全性を向上させる。
本発明の一態様に係るショベルは、走行体と、走行体に回転自在に設けられる上部旋回体と、ブーム、アーム、及びバケットを有し、上部旋回体に取り付けられたアタッチメントと、ブーム、アーム、及びバケットのうちいずれか一つ以上を動作させるシリンダと、シリンダのボトム側の油室と、シリンダのロッド側の油室と、の間を接続する、絞り機構によって開口面積を調整可能な再生弁と、を備える。
本発明の一態様によれば、シリンダを動作させるために流れる油の流量及び油圧の適切な調整を可能にすることで、安全性を向上させる。
図1は、第1の実施形態に係るショベルの外観を示す斜視図である。 図2は、第1の実施形態に係るショベルの掘削作業時に生じる後方浮き上がりを例示した図である。 図3は、第1の実施形態に係るブームシリンダによる、車体を前方に傾けようとする力の抑制制御を示した図である。 図4は、第1の実施形態に係るショベルの電気系統や油圧系統などのブロック図である。 図5は、第1の実施形態に係るショベルに生じる後方浮き上がりの力関係を例示した図である。 図6は、第1の実施形態に係るコントロールバルブと、ブームシリンダと、の間の構成を例示した図である。 図7は、第2の実施形態に係るコントロールバルブと、ブームシリンダと、の間の構成を例示した図である。 図8は、第3の実施形態に係るコントロールバルブと、ブームシリンダと、の間の構成を例示した図である。 図9は、第4の実施形態に係るコントロールバルブと、ブームシリンダと、の間の構成を例示した図である。 図10は、実際のショベルによって、あるオペレータが空中動作を繰り返し行ったときの、動作波形図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。なお、各図面において同一の又は対応する構成には同一の符号を付し、説明を省略することがある。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態に係るショベル500の外観を示す斜視図である。図1に示されるように、ショベル500は、下部走行体(クローラ)502と、下部走行体502の上部に旋回機構503を介して回動自在に搭載された上部旋回体504と、を備えている。
上部旋回体504には、アタッチメント510が取り付けられる。アタッチメント510は、ブーム512と、ブーム512の先端にリンク接続されたアーム514と、アーム514の先端にリンク接続されたバケット516と、を備える。ブーム512、アーム514、及びバケット516は、それぞれブームシリンダ520、アームシリンダ522、およびバケットシリンダ524によって油圧駆動される。また、上部旋回体504には、オペレータを収容するための運転室508や、油圧を発生するためのエンジン506といった動力源が設けられている。
ショベル500のアタッチメント510、又は車体には、センサ720,722,724,726が設けられる。これらのセンサは、3軸加速度センサ、3軸ジャイロセンサを含む慣性計測装置(IMU:Inertial Measurement Unit)であってもよい。これらのセンサの出力にもとづいて、バケット516の位置や、アタッチメント510の姿勢等を検出できる。
続いて、ショベル500の後方浮き上がり及びその抑制について説明する。ショベル500による浮き上がりの抑制は、突っ張っているアタッチメント510を緩やかにして、アタッチメント510の反力が、車体に伝達することを抑制すればよい。
図2は、本実施形態に係るショベル500の掘削作業時に生じる後方浮き上がりを例示した図である。図2に示される例では、ショベル500が、地面Sの掘削作業を行っている間、バケット516が斜面S1を掘り込むように力F2が発生し、ブーム512がバケット516を斜面S1に抑え付けるように力F3が発生している。ブームシリンダ520は、ショベル500の下部走行体502、旋回機構503、及び上部旋回体504に反力F1を与える。反力F1による車体を傾けようとする力(トルク)が、車体の重量に基づいた車体を地面に抑え付けようとする力(トルク)を上回ると、車体が浮き上がる可能性がある。
図2に示される状況において、バケット516が地面又は対象物に対して接触等しているために動かない状態の場合、ブーム512に力が作用しても、ブーム512が動かないので、ブームシリンダ520のロッドの変位が抑制される。この場合、ブーム512を動かそうとする力が作用すると、ブームシリンダ520のロッド側の油室(以下、ロッド室と称する)の圧力が大きくなるので、ブームシリンダ520を持ち上げる力F1が大きくなり、車体を前方に傾けようとする力(トルク)F3が大きくなる。このような状況で車体を前方に傾けようとする力(トルク)F3を抑制するために、本実施形態に係るショベル500は後述する構成を備える。
また、車体を前方に傾けようとする力(トルク)F3が大きくなる状況としては、バケット516が車体(下部走行体502)よりも下方に位置する深掘り、又は、図2に示されるような、前方斜面の整地作業で起こる可能性がある。さらには、バケット516が地面又は対象物に接触していなくとも(換言すれば、空中動作中であっても)、バケット516から土砂を排出する場合に、車体を傾けようとする力(トルク)又は車体を振動させる力が大きくなる。
また、本実施形態は、ブーム512を操作する場合について説明するが、ブーム512を操作する場合に制限するものではなく、アーム514、又はバケット516を操作した場合も同様の状況が生じるため、車体を前方に傾けようとする力を抑制するための制御が必要なる。当該制御は、以下に示す、ブーム512の操作を行う場合と同様として説明を省略する。
まず、車体を前方に傾けようとする力の抑制制御について説明する。本実施形態では、アタッチメントの動作に起因する力を、アタッチメントに設けられたシリンダをクッションとして利用することにより吸収する。
図3(a)、(b)は、ブームシリンダ520による、車体を前方に傾けようとする力の抑制制御を示した図である。本実施形態においては、ブームシリンダ520のロッド側の油室(以下、ロッド室と称する)520Aに接続される流路と、ボトム側の油室(以下、ボトム室と称する)520Bに接続される流路と、の間に、外部再生弁760が設けられている。
図3(a)は、ブームシリンダ520のクッション機能が発揮されない状態を示している。つまり、図3(a)に示されるブームシリンダ520を制御するための油圧回路では、外部再生弁760で流路が切り離されているため、ロッド室520Aと、ボトム室520Bと、の間が実質的に切り離されている。このため、ブームシリンダ520におけるピストンは移動しない状態である。このため、車体を安定させる保持力F4の反対方向に、ブームシリンダ520を持ち上げる力F1が生じる。さらには、車体を前方に傾けようとする力(トルク)F3も生じる。
図3(b)は、ブームシリンダ520のクッション機能が発揮されている状態を示している。図3(b)に示される例では、外部再生弁760の絞り機構を介して流路が繋がっている。したがって、ブームシリンダ520を持ち上げる力が発生した場合に、ロッド室520Aと、ボトム室520Bと、の間で油が流れることで圧力が逃げるように、油圧系統の制御がなされる。これにより、ブームシリンダ520がクッションとして機能するので、慣性力又は振動などを吸収し、車体への伝達を抑制できる。
さらに、本実施形態に係る外部再生弁760においては、絞り機構によって開口面積を調整可能なため、ロッド室520Aと、ボトム室520Bと、の間で、適切な圧力調整を可能としている。
従来の技術においては、ロッド室とボトム室との各々にリリーフ弁を設けて、圧力制御を行っていた。当該圧力制御においては、油をタンクに落とすので、当該油を再び油圧回路に戻すためには、エネルギーを要する。つまり、本実施形態においては、圧力制御を行う際に、油をタンクに落とす必要がないので、エネルギー効率の向上を実現できる。さらには、絞り機構によって開口面積を調整可能なため、ブームシリンダ520を制御するための油圧回路の流量及び油圧の適切な調整を実現できる。これにより、ショベル500の安全性を向上させることができる。
図4は、ショベル500の電気系統や油圧系統などのブロック図である。なお、図4では、機械的に動力を伝達する系統を二重線で、油圧系統を太い実線で、操縦系統を破線で、電気系統を細い実線でそれぞれ示している。
エンジン506の回転は、減速機532を介してメインポンプ534に伝達される。エンジン506および減速機532に代えて、電気的な動力源(電動機)を用いてもよいし、エンジンと電動機のハイブリッドを用いてもよい。減速機532の出力軸にはメインポンプ534およびパイロットポンプ536が接続されており、メインポンプ534には高圧油圧ライン542を介してコントロールバルブ546が接続されている。
コントロールバルブ546は、ショベル500における油圧系の制御を行う装置である。コントロールバルブ546には、図1に示した下部走行体502を駆動するための油圧モータ550A、550Bの他、ブームシリンダ520、アームシリンダ522、及びバケットシリンダ524が高圧油圧ラインを介して接続されており、コントロールバルブ546は、これらに供給する油圧を運転者の操作入力に応じて制御する。
パイロットポンプ536には、パイロットライン552を介して操作装置554が接続されている。操作装置554は、旋回用電動機560、下部走行体502、ブーム512、アーム514、及びバケット516を操作するためのレバーやペダルである。操作者は、操作装置554を利用することで、旋回用電動機560、下部走行体502、ブーム512、アーム514、及びバケット516を操作できる。
具体的には、アタッチメント510の各軸(ブーム512、アーム514、及びバケット516の各々)は、運転席に設けられた操作装置554の操作に連動して動作する。具体的には、操作装置554のレバーに対する操作に応じて、ブームシリンダ520、アームシリンダ522、又はバケットシリンダ524が、伸び動作又は縮み動作をすることで、ブーム512、アーム514、又はバケット516が動作する。
操作装置(操作部の一例)554は、油圧ライン556を介してコントロールバルブ546に接続される。操作装置554は、パイロットライン552を通じて供給される油圧(1次側の油圧)をオペレータの操作量に応じた油圧(2次側の油圧)に変換して出力する。操作装置554から出力される2次側の油圧は、油圧ライン556を通じてコントロールバルブ546に供給される。
操作センサ732は、各軸に対する操作入力を監視し、操作情報を取得する。たとえば操作センサ732は、パイロット圧にもとづいて、操作情報を取得してもよいし、電気レバーからの情報を、電気的情報に変換してもよい。圧力センサ734は、高圧油圧ライン542の圧力を測定する。
圧力センサ736A~736Fは、シリンダ520、522、524の各々について、ボトム側、及びロッド側の各々の油室に接続される流路の油圧を測定する。これら操作センサ732、圧力センサ734、及び圧力センサ736A~736Fからの信号は、コントローラ740に入力される。
本実施形態に係るブームシリンダ520においては、ロッド室520Aに接続された流路と、ボトム室520Bに接続された流路と、の間を接続するように外部再生弁760が設けられている。本実施形態に係る外部再生弁760は、コントロールバルブ546の外部に設けられた再生弁の一例である。コントローラ740が、外部再生弁760の制御を行うことで、ブームシリンダ520を動作させるために流れる油の圧力制御を行う。
本実施形態に係るショベル500は、車体を傾ける力が大きい状態、アタッチメント510の(例えば空中)動作によって振動が発生しそうな状態、又は慣性モーメントが変化しそうな状態の場合に、コントローラ740(後述の弁制御部580)が、外部再生弁760を制御する。例えば、コントローラ740(後述の弁制御部580)は、外部再生弁760の絞り機構を、現在の状況に対応する開口面積にする制御を行うことで、上述した状態を抑制するように、ブームシリンダ520のロッド室520Aとボトム室520Bとの間で油が流れることを可能にする。当該制御によって、車体の傾き、振動の抑制等を行うことができるので、安全性を向上させることができる。
以下、外部再生弁760を用いた制御について具体的に説明する。弁制御部580は、車体を傾ける力が大きい状態、又はアタッチメント510の(例えば空中)動作によって振動が発生しそうな状態を抑制するために、ブームシリンダ520、アームシリンダ522、及びバケットシリンダ524の少なくとも一つに設けられた外部再生弁760を制御する。これにより、シリンダのクッション機能を向上させて、上述した動作が抑制されるようなアタッチメント510の動作が行われる。次に、ショベル500の車体を傾ける力が大きい状態の一例として、ショベル500の後方浮き上がりが生じる力関係について説明する。本実施形態では、後方浮き上がりが生じる力を抑制するための外部再生弁760の制御について説明するが、空中動作で振動が発生しそうな状態など、他の状態についても同様の手法で外部再生弁760の制御を行えばよいものとして説明を省略する。
図5は、本実施形態に係るショベルに生じる後方浮き上がりの力関係を例示した図である。距離D2は、ショベル500の車体重心P3と、下部走行体502の前方の転倒支点P1の間までの距離を示している。転倒支点P1とは、下部走行体502の接地領域S2のうち、アタッチメント510が延びる方向(上部旋回体504の向き)における端部を示している。
距離D4は、ブームシリンダ520の延長線L2と、転倒支点P1と、の間の距離を示している。力F5はブームシリンダ520が上部旋回体504に及ぼす力である。さらに、ショベル500の車体重量M、重力加速度gとする。
図5に示される状況において、転倒支点P1を基準にショベル500の車体を前方に傾けようとするトルクτ1は、以下の式(1)で示される。
τ1=D4×F5……(1)
一方、重力が転倒支点P1を基準に、ショベル500の車体を地面に抑え付けようとするトルクτ2は、以下の式(2)で示される。
τ2=D2×Mg……(2)
そして、ショベル500の車体の後方が浮き上がらずに安定する条件は、以下の式(3)で示される。
τ1<τ2……(3)
式(3)に式(1)、(2)を代入すると、ショベル500の安定条件として式(4)が導出される。
D4・F5<D2・Mg……(4)
そこで、本実施形態に係る弁制御部580は、式(4)で示された安定条件を満たすように、外部再生弁760の制御を行う。
図6は、本実施形態に係るコントロールバルブ546と、ブームシリンダ520と、の間の構成を例示した図である。図6に示されるように、ロッド室520Aとコントロールバルブ546との間の流路と、ボトム室520Bとコントロールバルブ546との間の流路と、を接続するように、外部再生弁760が設けられている。さらに、外部再生弁760よりコントロールバルブ546側にポペット弁762が設けられている。
ポペット弁762は、ボトム室520Bとコントロールバルブ546とを接続する油圧回路に設けられた弁であって、当該油圧回路の流路を開閉可能とする弁である。ポペット弁762は、コントローラ740によって、開閉制御が行われる。当該開閉制御は、従来と同様として説明を省略する。
また、ロッド室520Aに接続された流路には、当該流路を流れる油の圧力(以下、ロッド圧と称する)Prを検出する圧力センサ736Eが設けられている。さらには、ボトム室520Bに接続された流路には、当該流路を流れる油の圧力(以下、ボトム圧と称する)Pbを検出する圧力センサ736Fが設けられている。さらには、ボトム室520Bに接続された流路には、当該流路を流れる油の流量Qを検出する流量計737が設けられている。なお、本実施形態では、流量計737を設ける位置を制限するものではない。本実施形態では、ボトム圧を制御対象とするので、ボトム室520Bに接続された流路上に流量計737を設けた例について説明するが、制御対象となる油の圧力に関連する流路(例えば、ロッド室520Aに接続された流路上)に設けられれば良い。
本実施形態においては、外部再生弁760と、パイロットポンプ536と、の間に電磁比例弁761が設けられている。弁制御部580が電磁比例弁761の開閉度合いの制御を行う。当該開閉度合いを制御することで、パイロットポンプ536からパイロットライン553を通じて供給される油圧が調整される。そして調整された油圧が、外部再生弁760に伝達される。外部再生弁760は、絞り機構を有しているので、当該油圧に応じて開口面積の調整が行われる。
図6に示されるように、外部再生弁760は、ポペット弁762と比べて、ブームシリンダ520側に設けられている。つまり、外部再生弁760は、油圧回路の流路を開閉可能なポペット弁762と比べて、ブームシリンダ520側に設けられているので、ブームシリンダ520とコントロールバルブ546との間の油圧回路の開閉状態にかかわらず、ロッド室520Aとボトム室520Bとの間を連通させるか否かを制御できる。本実施形態では、外部再生弁760を上述した位置に設けることで、ショベル500の油圧駆動系の状態にかかわらず(例えば、ポペット弁762による流路の開閉状態にかかわらず)、圧力制御を実現できるので、安全性を向上させることができる。
つまり、外部再生弁760は、ポペット弁762又は(図示しない)HBCV(ホースバーストチェックバルブ)などの油圧回路の流路を開閉可能な他の弁と比べて、ブームシリンダ520側に設けられる必要がある。換言すれば、外部再生弁760は、ブームシリンダ520との間に、油圧回路の流路を開閉可能な他の弁が設けられなければ、コントロールバルブ546内に設けてもよい。
本実施形態に係る弁制御部580は、取得部581と、力算出部582と、距離算出部583と、面積算出部584と出力部585と、を備えている。
本実施形態に係る弁制御部580は、ボトム室520B側の油圧回路を流れる油の圧力(以下、ボトム圧と称する)と、ロッド室520A側の油圧回路を流れる油の圧力(以下ロッド圧と称する)と、ボトム室520B側の油圧回路の流れる油の流量Qと、に基づいて、外部再生弁760の絞り機構による開口面積を調整するように、外部再生弁760の制御を行う。
取得部581は、ショベル500に設けられた各種センサからの情報を取得する。例えば、取得部581は、圧力センサ736Eにより検出されたロッド圧Prと、圧力センサ736Fにより検出されたボトム圧Pbと、流量計737により検出された流量Qと、を取得する。
力算出部582は、ロッド圧Pr、及びボトム圧Pbに基づいて、ブームシリンダ520が上部旋回体504に及ぼす力F5を算出する。力F5は、関数f(Pr,Pb)に基づいて算出される。本実施形態では、力算出部582が、以下に示す式(5)を用いて算出する。なお、式(5)では、ロッド側の受圧面積Ar、ボトム側の受圧面積Abとする。なお、本実施形態では、力F5の算出手法の一例を示したもので、他の算出手法を用いてもよい。
F5=Ar・Pr-Ab・Pb……(5)
距離算出部583は、取得部581から取得した情報に基づいて、距離D2、及び距離D4を算出する。さらには、距離算出部583は、距離の比率D2/D4を算出する。
アタッチメント510を含まない車体重心P3の位置は、上部旋回体504の旋回角度θにかかわらず一定であるが、転倒支点P1の位置は、旋回角度θによって変化する。本実施形態に係る距離算出部583は、取得部581が取得した上部旋回体504の旋回角度θに基づいて距離D2を算出してもよいし、定数である距離D2を取得してもよい。
距離算出部583は、転倒支点P1の位置と、ブームシリンダ520の角度(例えば、ブームシリンダ520と鉛直軸54との間の角度η1)と、に基づいて距離D4を算出する。角度η1は、ブームシリンダ520の伸縮長且つショベル500の寸法、及びショベル500の車体の傾き等から算出してもよい。さらには、距離算出部583は、図1に示されるセンサ724の検出結果(例えばブーム512の傾き角)に基づいて、取得部581から角度η1を取得してもよい。
面積算出部584は、力算出部582により算出された力F5が、式(4)で示される安定条件を満たしているか否かに応じて、外部再生弁760の絞り機構を制御するか否かを判定する。具体的には式(4)から、安定条件として以下に示される式(6)を導出できる。
F5≦D2/D4×Mg……(6)
つまり、本実施形態では、面積算出部584が、式(6)を満たさないと判定した場合に、式(6)の条件を満足させるよう、力F5を低くさせるための制御が必要とみなす。本実施形態では、式(6)を満たす基準となる力F5の最大許容値Fmaxと定義する。
そこで、面積算出部584は、力F5が、最大許容値Fmax=D2/D4×Mg以下になるように、外部再生弁760の絞り機構の開口部の開口面積Aを算出する。次に、算出手法の一例について説明する。
まず、本実施形態では、ボトム圧Pbを制御対象とする。ボトム圧Pbは、力F5及びロッド圧Prの関数としてPb=g(F5,Pr)で表すこともできる。
本実施形態では、ボトム圧Pbが取り得る最大値(最大圧力)Pb_maxを、下記の式(7)から計算することができる。
Pb_max=g(Fmax,Pr)……(8)
ところで、流量Qは、以下の式(9)が成り立っている。なお、式(9)では、係数C、外部再生弁760の絞り機構の開口面積A、油の密度ρとする。係数Cは実施態様に応じて定められる値とする。
Figure 2024043388000002
本実施形態に係るコントローラ740は、ボトム圧Pbが最大値(基準圧力の一例)Pb_max以下になるように、外部再生弁760の開口面積を調整する。このため、ボトム圧Pbに、制御の目標値であるボトム圧の最大値(基準圧力の一例)Pb_maxを式(9)に代入した式(10)を以下に示す。
Figure 2024043388000003
そして、面積算出部584は、式(10)を満たす開口面積Aを算出する。さらに、面積算出部584は、流量Qの最大値Qmaxが定められている。このため、面積算出部584は、流量Qが、最大値Qmaxを超えないように、開口面積Aを調整してもよい。
そして、出力部585は、面積算出部584により算出された開口面積Aになるように、電磁比例弁761を開かせる電流値を算出し、当該算出された電流値に基づいた電流を電磁比例弁761に出力する。
本実施形態においては、弁制御部580が外部再生弁760の絞り機構の開口面積を調整することで、ブームシリンダ520が上部旋回体504に及ぼす力F5を低減できるので、ショベル500の傾き又は振動等を抑制できる。したがって、ショベル500の安定性の向上を実現できる。
(第2の実施形態)
上述した実施形態においては、流量計737により検出された流量Qを用いて、外部再生弁760を制御する例について説明した。しかしながら、上述した実施形態においては、流量Qを検出する手法を、流量計737を用いた手法に制限するものではない。そこで、第2の実施形態においては、ストロークセンサ738を用いた例について説明する。
図7は、本実施形態に係るコントロールバルブ546と、ブームシリンダ520と、の間の構成を例示した図である。図7に示される例では、上述した実施形態と比べて、流量計737の代わりに、ストロークセンサ738が設けられている。
また、コントローラ740においては、弁制御部580の代わりに、弁制御部580Aが設けられている。
ストロークセンサ738は、ブームシリンダ520のストローク量、換言すれば、ブームシリンダ520の可動範囲で移動可能なロッドの位置を検出する。ストロークセンサ738は、検出結果を示したストローク情報をコントローラ740に出力する。コントローラ740は、弁制御部580Aを備える。
弁制御部580Aは、取得部581Aと、力算出部582と、距離算出部583と、流量算出部586Aと、面積算出部584と、出力部585と、を備えている。本実施形態においては、取得部581の代わりに、取得部581Aが設けられると共に、流量算出部586Aが追加された点で、第1の実施形態と異なる。
取得部581Aは、上述した実施形態と同様に、各種センサからの情報を取得する。本実施形態に係る取得部581Aは、さらに、ストロークセンサ738から入力されたストローク情報に基づいて、ブームシリンダ520のロッドの位置を取得する。
流量算出部586Aは、ブームシリンダ520のロッドの位置の変化に基づいて、流量Qを算出する。例えば、流量算出部586Aは、前回入力されたストローク情報と、今回入力されたストローク情報と、に基づいて、単位時間当たりのロッドの位置の変化量を取得できる。また、流量算出部586Aは、ブームシリンダ520の断面積を予め保持している。したがって、流量算出部586Aは、ブームシリンダ520の断面積と、ロッドの位置の変化量と、から、ボトム室520B側の油圧回路を流れる流量Qを算出する。
以降の処理については、上述した実施形態と同様として説明を省略する。本実施形態においては、上述した構成を備えることで、第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。
(第3の実施形態)
第2の実施形態においては、ストロークセンサ738を用いて算出された流量Qを用いて、外部再生弁760を制御する例について説明した。しかしながら、上述した実施形態においては、流量Qを検出、又は算出する手法を、流量計737又はストロークセンサ738を用いた手法に制限するものではない。そこで、第3の実施形態においては、角度センサ739を用いた例について説明する。
図8は、本実施形態に係るコントロールバルブ546と、ブームシリンダ520と、の間の構成を例示した図である。図8に示される例では、上述した第2の実施形態と比べてストロークセンサ738の代わりに、角度センサ739が設けられている。
また、コントローラ740においては、弁制御部580Aの代わりに、弁制御部580Bが設けられている。
角度センサ739は、ブームシリンダ520の傾き角を検出する。角度センサ739は、検出結果を示した角度情報をコントローラ740に出力する。コントローラ740は、弁制御部580Bを備える。
弁制御部580Bは、取得部581Bと、力算出部582と、距離算出部583と、流量算出部586Aと、面積算出部584と、出力部585と、を備えている。本実施形態においては、取得部581Aの代わりに、取得部581Bが設けられると共に、流量算出部586Aの代わりに、流量算出部586Bが設けられた点で、第2の実施形態と異なる。
取得部581Bは、上述した実施形態と同様に、各種センサからの情報を取得する。本実施形態に係る取得部581Bは、さらに、角度センサ739から入力された角度情報に基づいて、ブームシリンダ520の傾き角を取得する。このように角度センサ739は、ブームシリンダ520の傾き角を検出可能に設けられている。
流量算出部586Bは、ブームシリンダ520の傾き角の変化に基づいて、流量Qを算出する。
ブームシリンダ520が設けられたブーム512は、ブームシリンダ520のストロークに応じて、傾き角が変化する。つまり、ブーム512の傾き角と、ブームシリンダ520のロッドの位置との間には対応関係がある。
このため、流量算出部586Bは、ブームシリンダ520の傾き角から、ブームシリンダ520のロッドの位置を特定できる。つまり、流量算出部586Bは、前回入力された傾き角と、今回入力された傾き角と、に基づいて、単位時間当たりのロッドの位置の変化量を取得できる。また、流量算出部586Bは、ブームシリンダ520の断面積を予め保持している。したがって、流量算出部586Bは、ブームシリンダ520の断面積と、ロッドの位置の変化量と、から、ボトム室520B側の油圧回路を流れる流量Qを算出できる。
以降の処理については、上述した実施形態と同様として説明を省略する。本実施形態においては、上述した構成を備えることで、第2の実施形態と同様の効果を得ることができる。
(第4の実施形態)
第3の実施形態においては、角度センサ739を用いて算出された流量Qを用いて、外部再生弁760を制御する例について説明した。しかしながら、上述した実施形態においては、流量Qを検出、又は算出する手法を、流量計737、ストロークセンサ738、又は角度センサ739を用いた手法に制限するものではない。そこで、第4の実施形態においては、IMU(inertial measurement unit)を用いた例について説明する。
図9は、本実施形態に係るコントロールバルブ546と、ブームシリンダ520と、の間の構成を例示した図である。図9に示される例では、上述した第3の実施形態と比べて角度センサ739の代わりに、IMU741が設けられている。
また、コントローラ740においては、弁制御部580Bの代わりに、弁制御部580Cが設けられている。
IMU741は、ブームシリンダ520の3次元の角速度、及び角加速度を検出する。IMU741は、検出結果を示した慣性情報をコントローラ740に出力する。コントローラ740は、弁制御部580Cを備える。
弁制御部580Cは、取得部581Cと、力算出部582と、距離算出部583と、流量算出部586Cと、面積算出部584と、出力部585と、を備えている。本実施形態においては、取得部581Bの代わりに、取得部581Cが設けられると共に、流量算出部586Bの代わりに、流量算出部586Cが設けられた点で、第3の実施形態と異なる。
取得部581Cは、さらに、上述した実施形態と同様に、各種センサからの情報を取得する。本実施形態に係る取得部581Cは、IMU741から入力された慣性情報に基づいて、ブームシリンダ520の角速度、及び角加速度を取得する。次に角加速度について説明する。
ショベル500によれば、アタッチメント510の(例えば空中)動作によって振動が発生しそうな状態が生じる。そこで、弁制御部580Cが、アタッチメント510の少なくとも一軸を利用して、アタッチメント510の空中動作によって発生する転倒モーメント、振動、又はモーメントの変化を抑制するよう制御することで、アタッチメント510から下部走行体502に対して、車体をピッチング方向に振動させる力が伝搬するのを防止することで、ショベル500の車体に振動が生じるのを抑制する。続いて、振動抑制に有効な具体的な制御および構成を説明する。
図10(a)~(c)は、実際のショベルによって、あるオペレータが空中動作を繰り返し行ったときの、動作波形図である。図10(a)~(c)は、異なる試行を示しており、上から順に、ピッチング角速度(すなわち車体の振動)、ブーム角加速度、アーム角加速度、ブーム角度、アーム角度が示される。図中、X印は、ピッチ角速度の負のピークに対応するポイントを示している。
図10(a)~(c)から、ブーム角の変化が止まるときに、振動が誘発されることが分かる。言い換えれば、ブーム角加速度が、振動の発生に及ぼす影響が最も大きいと言え、裏を返せばブーム角速度が振動の抑制にもっとも有効であることが言える。このことは、バケット角に関する慣性モーメント(イナーシャ)はバケットの質量のみが影響を与え、アーム角に関する慣性モーメントはバケットとアームの質量が影響を与えるのに対して、ブーム角に関する慣性モーメントは、ブームのみでなく、アーム、バケットの全質力が影響を与えることからも直感的に理解される。
そこで弁制御部580Cが、アタッチメント510のブームシリンダ520を制御対象として、その動作を補正することが好ましい。
そこで、流量算出部586Cは、ブームシリンダ520の傾き角、及び角加速度に基づいて、流量Qを算出する。つまり、本実施形態に係る流量算出部586Cは、上述した第3の実施形態と比べて、傾き角の変化(角速度)に加えて、角加速度を考慮することで、より詳細な単位時間当たりのロッドの位置の変化量を取得できる。また、流量算出部586Cは、ブームシリンダ520の断面積を予め保持している。したがって、流量算出部586Cは、ブームシリンダ520の断面積と、ロッドの位置の変化量と、から、ボトム室520B側の油圧回路を流れる流量Qを算出できる。
以降の処理については、上述した実施形態と同様として説明を省略する。本実施形態においては、上述した構成を備えることで、第3の実施形態と同様の効果を得ることができる。
本実施形態においては、IMU741から入力された慣性情報に含まれる、ブームシリンダ520の角速度、及び角加速度に基づいて、流量Qを算出することで、流量Qの算出精度を向上させることができる。本実施形態においては、流量Qの算出精度を向上させることで、外部再生弁760の絞り機構の開口面積について適切な調整を実現できる。これにより、車体を傾ける力又は車体に振動が生じるのを抑制できるので、安全性を向上させることができる。
<作用>
上述した実施形態に係るショベル500のコントローラ740は、絞り機構を有する外部再生弁760を用いることで、ブームシリンダ520のボトム室520B側及びロッド室520A側について圧力制御を行うことができる。
上述した実施形態においては、ブームシリンダ520のボトム室520Bに接続される流路と、ロッド室520Aに接続される流路と、の間に外部再生弁760を設ける例について説明した。しかしながら、上述した実施形態のように、外部再生弁760による制御対象をブームシリンダ520に制限するものではなく、例えば、外部再生弁による制御対象を、アームシリンダ522又はバケットシリンダ524にしてもよい。
また、リリーフ弁を用いた場合には油をタンクに落とす必要があるのに対して、上述した実施形態においては、外部再生弁760でボトム室520B側及びロッド室520A側との間で圧力の調整を行うために、油をタンクに落とさなくてよいので、油圧回路の流量制御を容易に実現できる。つまり、上述した実施形態の構成を用いた場合、従来から用いられているリリーフの制御手法と比べて、油をタンクに出力させることによる流量の低下による、アタッチメントの落下、又は、アームシリンダ522若しくはバケットシリンダ524が移動する速度が過度に上昇する可能性を抑制できる。つまり、上述した実施形態では、流量の低下を抑制できるので、安全性を向上させることができる。
また、従来用いられていたリリーフ弁では油をタンクに落とした後、再び当該油を油圧回路に戻すためにエネルギーを要するので、エネルギー効率が低かった。これに対して、上述した実施形態においては、油をタンクに戻す必要な無いので、エネルギー効率の向上、換言すれば省エネルギー化を実現できる。
上述した実施形態においては、タンクを介さずに、外部再生弁760でボトム室520B側及びロッド室520A側との間で圧力の調整を行うので、ボトム室520B側及びロッド室520A側の間において、圧力が高い室から、圧力の低い室に、油を移動させるまでの速度の向上を実現できる。したがって、シリンダ推力を目標値まで追従させるまでの時間を短縮できる。したがって、上述した実施形態では、従来の制御と比べて、応答速度の向上を実現できる。
上述した実施形態においては、タンクを介さずに、外部再生弁760でボトム室520B側及びロッド室520A側との間で圧力の調整する機構となっているので、従来のリリーフ弁を用いた場合と比べて構成を簡素化できる。したがって、上述した実施形態では、コストの削減を実現できる。
以上、実施形態について詳述したが、本開示はかかる特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
以上、ショベルの実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態等に限定されない。特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更、修正、置換、付加、削除、および組み合わせが可能である。それらについても当然に本発明の技術的範囲に属する。
500 ショベル
502 下部走行体
503 旋回機構
504 上部旋回体
506 エンジン
508 運転室
510 アタッチメント
512 ブーム
514 アーム
516 バケット
520 ブームシリンダ
520A ロッド室
520B ボトム室
522 アームシリンダ
524 バケットシリンダ
532 減速機
534 メインポンプ
536 パイロットポンプ
542 高圧油圧ライン
546 コントロールバルブ
550A,550B 油圧モータ
552 パイロットライン
554 操作装置
556 油圧ライン
580、580A、580B、580C 弁制御部
581、581A、581B、581C 取得部
582 力算出部
583 距離算出部
584 面積算出部
585 出力部
586A、586B、586C 流量算出部
720、722、724、726 センサ
732 操作センサ
734 圧力センサ
736A~736F 圧力センサ
737 流量計
738 ストロークセンサ
739 角度センサ
740 コントローラ
741 IMU
760 外部再生弁
761 電磁比例弁
762 ポペット弁

Claims (5)

  1. 走行体と、
    前記走行体に回転自在に設けられる上部旋回体と、
    ブーム、アーム、及びバケットを有し、前記上部旋回体に取り付けられたアタッチメントと、
    前記ブーム、前記アーム、及び前記バケットのうちいずれか一つ以上を動作させるシリンダと、
    前記シリンダのボトム側の油室と、前記シリンダのロッド側の油室と、の間を接続する、絞り機構によって開口面積を調整可能な再生弁と、
    を備えるショベル。
  2. 前記再生弁は、操作部からの操作に従って前記シリンダに対する油圧を制御するコントロールバルブから、前記シリンダまでの間を接続する、油圧回路に設けられ、当該油圧回路の流路を開閉可能な弁と比べて、前記シリンダ側に設けられている、
    請求項1に記載のショベル。
  3. 前記ボトム側の油室に接続される流路を流れる油の圧力と、前記ロッド側の油室に接続される流路を流れる油の圧力と、前記ボトム側又は前記ロッド側の油室に接続される前記流路の流れる油の流量と、に基づいて、前記再生弁の前記絞り機構による開口面積を調整するように構成されている、
    請求項1に記載のショベル。
  4. 前記油の流量は、流量計、前記シリンダが有する前記ロッドの位置の変化、又は、前記シリンダの傾き角を検出可能な角度センサにより検出された角度の変化に基づいて特定される、
    請求項3に記載のショベル。
  5. 前記ボトム側の油室に接続される流路を流れる油の圧力が、前記シリンダが前記上部旋回体に及ぼす力に基づいて定められた基準圧力よりも低くなるように、前記開口面積を調整する、
    請求項3に記載のショベル。
JP2022148556A 2022-09-16 2022-09-16 ショベル Pending JP2024043388A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2022148556A JP2024043388A (ja) 2022-09-16 2022-09-16 ショベル

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2022148556A JP2024043388A (ja) 2022-09-16 2022-09-16 ショベル

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2024043388A true JP2024043388A (ja) 2024-03-29

Family

ID=90418188

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2022148556A Pending JP2024043388A (ja) 2022-09-16 2022-09-16 ショベル

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2024043388A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP7216074B2 (ja) ショベル
KR102102497B1 (ko) 쇼벨 및 쇼벨 제어방법
JP5969380B2 (ja) ショベル及びショベル制御方法
CN110612371B (zh) 挖土机
CN111201351B (zh) 挖土机
US11692334B2 (en) Excavator
JP6942532B2 (ja) ショベル
JP6585012B2 (ja) ショベル
JP7318041B2 (ja) ショベル
JP7474021B2 (ja) ショベル
JP2024043388A (ja) ショベル
JP7084129B2 (ja) ショベル
JP6585013B2 (ja) ショベル
JP6900251B2 (ja) ショベル
JP6991056B2 (ja) ショベル
JP2019173560A (ja) ショベル
CN107636236B (zh) 挖土机
KR20230061909A (ko) 건설기계