JPH0610367Y2 - 画像記録装置 - Google Patents

画像記録装置

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JPH0610367Y2
JPH0610367Y2 JP1987051960U JP5196087U JPH0610367Y2 JP H0610367 Y2 JPH0610367 Y2 JP H0610367Y2 JP 1987051960 U JP1987051960 U JP 1987051960U JP 5196087 U JP5196087 U JP 5196087U JP H0610367 Y2 JPH0610367 Y2 JP H0610367Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 技術分野 本考案は画像記録装置に関するものであり、特に、画像
記録媒体の表面の光沢処理に関するものである。
従来の技術 加熱により光沢が出る画像記録媒体に光沢を有する画像
を記録する装置は既に知られている。この画像記録装置
は、画像記録媒体に画像を記録する記録部と、画像記録
後の画像記録媒体を加熱装置により加熱してその表面に
光沢を出させる光沢処理部と、画像記録媒体を送る送り
装置とを含むように構成される。このように画像記録媒
体の表面に光沢を出すようにすれば、例えば写真や複製
の絵を原画として記録を行う場合、原画に劣らない美麗
な印刷物を得ることができる。
考案が解決しようとする問題点 しかし、原画によっては光沢がない方がよい場合がある
など、光沢を出すことが必ずしも望ましいとは限らない
上、ユーザが望む光沢の度合も一定であるとは限らな
い。それに対し、従来の加熱装置は加熱すれば常にほぼ
一定の度合の光沢が出るようにされており、光沢をなく
したり、光沢の度合をユーザの好みに応じて変えること
ができない問題があった。加熱しなければ光沢は出ない
のであるが、画像記録媒体に記録された画像を迅速に定
着させるためには加熱は不可欠であり、加熱を省略する
ことはできない。
問題点を解決するための手段 本考案は、上記の問題を解決するために、前記(a)記録
部と、(b)光沢処置部と、(c)送り装置とを備えた画像記
録装置において、(d)加熱装置の加熱温度と送り装置の
送り速度との少なくとも一方が異なることによって光沢
処理部において画像記録媒体に出される光沢の度合を異
ならせる複数種類の処理条件を記憶している処理条件記
憶手段と、(e)画像記録媒体の光沢の度合を選択するた
めに操作される光沢度合選択操作部材と、(f)その選択
操作部材の操作に応じて前記処理条件記憶手段内の複数
の処理条件の一つを選択し、その選択した処理条件で前
記光沢処理部および送り装置を制御する光沢制御手段と
を設けたものである。
なお、光沢度合選択操作部材により選択可能な光沢度合
は、段階的でもよく、連続的でもよい。また、光沢なし
も光沢度合の一種と解するものとする。
作用 本考案に係る画像記録装置においては、光沢度合選択操
作部材を操作して光沢度合を選択すれば、光沢制御手段
が処理条件記憶手段から、選択された度合の光沢を出す
処理条件を選択し、その処理条件で光沢処理部を制御す
る。
画像記録媒体の加熱温度と送り速度とを適宜に組み合わ
せれば、加熱時に画像記録媒体に与える熱量を変えるこ
とができ、それにより画像記録媒体の表面に出る光沢の
度合を変えることができる。したがって、本考案に係る
画像記録装置のように、光沢制御装置によって加熱温度
および送り速度の少なくとも一方を制御し、加熱温度と
送り速度との組合わせを適宜変更すれば、光沢の度合を
相異なる複数の度合のうちの所望の度合にすることがで
きるのであり、光沢をなくしたり、ユーザの好みに合っ
た光沢を出すことができる。
考案の効果 このように、本考案に従えば、画像記録媒体の表面の光
沢の度合を複数種類に変えることができる画像記録装置
が得られる。
しかも、光沢を変えるためにユーザは、光沢度合選択操
作部材の操作により所望の光沢度合を選択すればよく、
その選択操作に応じて画像記録媒体表面の光沢が自動的
に制御されるのであって、使い勝手の良い画像記録装置
が得られる。
実施例 以下、本考案の実施例を図面に基づいて詳細に説明す
る。
第2図は本考案の一実施例である画像記録装置を示す図
であり、図においては10はハウジングである。ハウジ
ング10は箱状を成し、その上壁12には原稿14が画
像面を下向きにして載置される透明な原稿載置板16が
設けられるとともに、載置された原稿14を覆うカバー
18が設けられている。
ハウジング10の内部は上壁12から垂下させられた仕
切壁20によって照射室22と暗室24とに仕切られて
いる。照射室22内には一対の光源26が設けられてお
り、仕切壁20の底部にはレンズ28が取り付けられて
いる。光源26は原稿14の下面を照射するものであ
り、レンズ28は原稿14からの反射光を集め、シャッ
タ32を経て暗室24内に導き、暗室24内に配設され
た感光感圧媒体たる感光感圧紙34を露光させ、原稿1
4に記録された画像に対応する潜像を形成する。本実施
例においては、仕切壁20,光源26,レンズ28等が
露光部36を構成しているのである。なお、シャッタ3
2は画像記録時に開かれ、レンズ28から射出される光
の通過を許容する。また、38はレンズ28から射出さ
れる光以外の光が感光感圧紙34に当たることを防止す
る遮蔽板である。
感光感圧紙34は、感光することにより硬化する感光性
樹脂,無色性色素,重合開始剤等を含む無数のマイクロ
カプセルを有するが、顕色剤は含まない転写型のもので
ある。この感光感圧紙34は、供給ロール40から供給
される。供給ロール40はケーシング42内に収容さ
れ、そのケーシング42に支持された軸43のまわりに
回転可能に取り付けられている。感光感圧紙34は、ケ
ーシング42に設けられたガイド部44から外に引き出
され、2個のガイドローラ46,48に導かれて前記レ
ンズ28の真下に供給される。
暗室24の感光感圧紙34が露光される部分より感光感
圧紙34の送り方向において下流側には、現像部50
と、画像記録媒体たる顕色紙52が収容された顕色紙カ
セット54とが設けられている。顕色紙52には顕色剤
がポリビニールアルコールを接合剤として塗布されてい
る。カセット54は感光感圧紙34の通過経路より上方
に設けられており、顕色紙52は供給ローラ56によっ
てカセット54外に出されるとともに複数対の送りロー
ラ57およびガイド59により導かれ、送りを兼ねる重
ねローラ58により、露光後であって現像前の感光感圧
紙34に重ねられた後、感光感圧紙34と共に現像部5
0に供給される。
現像部50には2個の加圧ローラ60,62が設けられ
ている。加圧ローラ60の軸は第1図に示されるモータ
64に接続される一方、加圧ローラ62は図示しない加
圧機構によって加圧ローラ60に押し付けられる向きに
付勢されている。加圧ローラ60が回転させられること
により加圧ローラ62が回転させられるのであり、感光
感圧紙34,顕色紙52が両ローラ60,62に挟まれ
て加圧されつつ送られることにより、顕色紙52に画像
が記録される。本実施例においては、露光部36および
現像部50が記録部を構成しているのである。
現像部50を通過後、感光感圧紙34はガイドローラ7
0,72に導かれ、巻取リール74により巻き取られ
る。この巻取リール74は前記モータ64に摩擦クラッ
チを介して接続されており、加圧ローラ60,62によ
って送られる量と等しい量の感光感圧紙34が巻取リー
ル74に巻き取られるようにされている。なお、上記重
ねローラ58も加圧ローラ60と同周速で前記モータ6
4により回転させられるようになっている。
一方、顕色紙52は加熱装置たる加熱ローラ80と送り
ローラ82とを備えた光沢処理部84に送られる。加熱
ローラ80はハロゲンランプを熱源とするものであり、
ハロゲンランプへの電流の供給量を変えることにより表
面温度を変えることができる。また、加熱ローラ80の
表面温度は第1図に示されるセンサ86によって検出さ
れるようになっている。加熱ローラ80は前記モータ6
4によって回転させられるようになっており、顕色紙5
2は、これらローラ80,82により挟まれて加熱され
つつ送られ、記録された画像が定着させられるとともに
光沢が出された後、送りローラ87により送られてトレ
イ88に排出される。なお、加熱ローラ80,送りロー
ラ87はモータ64により前記加圧ローラ60,重ねロ
ーラ58と同周速で回転させられるようになっており、
これらによって送り装置が構成されている。
顕色紙52は加熱によって顕色剤,ポリビニールアルコ
ールが溶融または軟化することにより画像記録面が平滑
となり、光沢が出るのであるが、加熱温度と送り速度と
の組合わせにより光沢が出たり、出なかったりする。例
えば、顕色紙52を35mm/secで送る場合に100℃よ
り高く120℃以下の温度で加熱すれば、通常必要とさ
れる度合で光沢が出、80℃より高く100℃以下の温
度で加熱すれば光沢が出ないのである。また、100℃
〜120℃で加熱しても240mm/secで送れば光沢は出
ない。
以上のように構成された画像記録装置は、第1図に示さ
れるコンピュータ90によって画像の記録を制御され
る。このコンピュータ90は、CPU(中央処理装置)
92,ROM(リードオンリメモリ)94,RAM(ラ
ンダムアクセスメモリ)96を備えている。これらCP
U92,ROM94,RAM96にはI/Oポート98
を介して前記センサ86,記録開始スイッチ100,光
沢選択スイッチ102が接続されるとともに、モータ駆
動制御回路104を介してモータ64が、また、供給電
流制御回路106を介して加熱ローラ80が接続されて
いる。光沢選択スイッチ102は画像記録装置のハウジ
ング10に設けられた図示しない操作パネルに取り付け
られており、ON,OFFの切換えにより光沢を出すか
出さないかを選択するようにされている。また、RAM
96には、加熱上限温度メモリ110,加熱下限温度メ
モリ112,速度メモリ114,記録開始フラグ11
6,適正温度フラグ118,露光終了フラグ120が設
けられており、ROM94には第3図ないし第5図にフ
ローチャートで示されるプログラムおよび光沢選択スイ
ッチ102のON,OFFのそれぞれに対応する情報、
すなわちONに対しては加熱上限温度を120度、加熱
下限温度を100度、紙送り速度を35mm/secとする情
報が記憶され、OFFに対しては加熱上限温度を100
度,加熱下限温度を80度,紙送り速度を240mm/sec
とする情報が記憶されている。CPU92はROM94
に記憶されたプログラムに従って画像の記録を制御す
る。
以下、第3図ないし第5図に示されるフローチャートに
基づいて、画像を通常必要とされる度合の光沢で記録す
る場合について説明する。
まず、電源がONにされると第3図に示されるメインプ
ログラムのステップS1(以下、単にS1で表す。他の
ステップについても同じ。)において、フラグ116,
118,120がリセットされるとともに、加熱上限温
度メモリ110,加熱下限温度メモリ112にそれぞれ
100℃,80℃を記憶させる等の初期設定が行われ
る。次いで、S2が実行され、第4図に示されるフロー
チャートに従って加熱ローラ80の温度が制御される。
温度制御ルーチンにおいては、まず、S101において
加熱上限温度メモリ110,加熱下限温度メモリ112
にそれぞれ記憶された設定温度が読み込まれる。次いで
S102においてセンサ86の測定温度Tが加熱上限温
度A(この場合は100℃)より高いか否かの判定が行
われる。電源投入当初は温度Tは常温であって加熱上限
温度Aより低いため判定の結果はNOとなり、S103
においては測定温度Tが加熱下限温度B(この場合は8
0℃)より低いか否かの判定が行われるが、当初は加熱
ローラ80の温度は下限温度より低いため判定結果はY
ESとなり、S104が実行されて加熱ローラ80に大
電流が供給され、加熱状態とされた後、プログラムの実
行はメインルーチンに戻る。
なお、加熱ローラ80への電流供給開始後、時間が過
ぎ、測定温度Tが加熱上限温度A以下であるが加熱下限
温度Bより高くなればS103の判定結果がNOとな
り、S105において加熱ローラ80への供給電流量が
小とされる。保温状態とされるのであり、その後メイン
ルーチンに戻る。また、加熱ローラ80の温度が加熱上
限温度Aより高くなればS102の判定結果がYESと
なり、S106において加熱ローラ80への電流の供給
が断たれる。冷却状態とされるのであり、その後メイン
ルーチンに戻る。
以上の温度制御が行われた後、S3において記録開始フ
ラグ116がセットされているか否かの判定が行われ
る。このフラグ116は記録開始スイッチ100がON
にされるまではリセット状態にあり、電源投入当初は判
定結果はNOとなってS4が実行される。S4において
は記録開始スイッチ100がONか否かの判定が行わ
れ、まだONにされていない場合にはプログラムの実行
はS2に戻り、記録開始スイッチ100がONにされる
までS2ないしS4が繰り返し実行される。記録開始ス
イッチ100がONにされるとS4の判定結果がYES
となり、S5において記録開始フラグ116がセットさ
れた後、S6の画像記録制御が行われる。なお、光沢の
度合を前回の記録時と変える場合には、記録開始スイッ
チ100を操作する前に光沢選択スイッチ102を操作
して選択することとする。この操作を行わないで記録開
始スイッチ100をONにすれば、画像の光沢の有無は
前回の記録時と同じになる。ここにおいては、記録開始
スイッチ100の操作前に光沢選択スイッチ102をO
Nにしたものとする。
画像記録制御は第5図に示されるフローチャートに従っ
て行われる。まずS201において光沢選択スイッチ1
02がONかOFFか、すなわち光沢を出すか出さない
かの判定が行われる。ここにおいてはONであるため判
定結果はYESとなってS202が実行され、光沢選択
スイッチ102がONである場合に対応して定められた
加熱温度,送り速度が読み出され、メモリ110,11
2,114に記憶される。すなわち、加熱上限温度メモ
リ110の内容が120度とされ、加熱下限温度メモリ
112の温度が100度にされるとともに、速度メモリ
114の内容が35mm/secとされるのである。
次いでS203において露光終了フラグ120がONで
あるか否かの判定が行われる。露光はまだ開始されてい
ないためS203の判定結果はNOとなり、S204に
おいて露光が行われる。続いてS205において露光を
終了すべきか否か、すなわち予め設定された時間露光が
行われたか否かの判定が行われるが、この判定結果は露
光開始当初はNOとなってプログラムの実行はメインル
ーチンに戻り、S205の判定結果がYESとなるまで
メインルーチン,温度制御ルーチン,画像記録ルーチン
のS201〜S205が繰り返し実行される。但し、記
録開始フラグ116がセットされているためS4,S5
はバイパスされる。また、温度制御ルーチンでは、S2
02において加熱上限温度メモリ110,加熱下限温度
メモリ112に記憶された温度に従って、すなわち加熱
上限温度Aは120℃、加熱下限温度Bは100℃とし
て判定が行われる。
そして、S205の判定結果がYESとなればS206
において露光が停止させられ、S207において露光終
了フラグ120がセットされた後、S208において適
正温度フラグ118がセットされているか否かの判定が
行われる。適正温度フラグ118は、加熱ローラ80の
表面温度が実際には100℃より高く120℃以下とな
っていても、それが続くS209において確認されない
限りリセットされたままであり、S208が1回目に行
われる場合には判定結果はNOとなる。そして、S20
9の判定結果がNOとなればプログラムの実行はメイン
ルーチンに戻り、S209の判定結果がYESとなるま
で上記のプログラムが繰り返し行われる。但し、S4,
S5がバイパスされるとともに、露光終了フラグ120
がセットされているためS204〜S207もバイパス
される。
そして、S209の判定結果がYESとなれば、S21
0において適正温度フラグ118がセットされた後、S
211において感光感圧紙34,顕色紙52の送りが開
始される。加熱ローラ80の温度が光沢を出すのに適当
な温度になったときに紙送りが開始されるのであり、こ
の場合、速度メモリ114に記憶された速度(35mm/s
ec)が読み込まれ、その速度で紙が送られるようにモー
タ64の回転が制御される。続くS212においてモー
タ64が所定量回転したか否か、すなわち感光感圧紙3
4,顕色紙52が加圧され、感光感圧紙34が巻取リー
ル74によって巻き取られる一方、顕色紙52が加熱さ
れてトレイ88に排出されるのに必要な距離送られるだ
け回転したか否かの判定が行われる。このS212の判
定結果は送り開始当初はNOであり、プログラムの実行
はメインルーチンのS2に戻り、S212の判定結果が
YESとなるまで上記のプログラムが繰り返し実行され
る。この場合、上記プログラムのうち、S4,S5,S
204〜S207,S209,S210はバイパスされ
る。
また、一旦紙送りが開始されれば、加熱ローラ80の温
度が加熱下限温度と加熱上限温度との間にあるか否かの
判定は行われないが、温度制御ルーチンにおいて加熱上
限温度より高いか否か、また、加熱下限温度以下である
か否かの判定が行われて電流の供給量が調節されること
により、加熱ローラ80の表面温度はほぼ両温度の間の
高さに保たれる。そして、S212の判定結果がYES
となった後、S213においてモータ64の回転が停止
させられるとともにフラグ116,118,120がリ
セットされ、プログラムの実行はメインルーチンに戻
る。
このようにして感光感圧紙34が露光された後、顕色紙
52と共に送られるとき、顕色紙52は35mm/secで送
られるとともに100℃より高く120℃以下の温度で
加熱されるため、画像記録面に光沢が出ることとなる。
なお、光沢を出さない場合には、光沢選択スイッチ10
2をOFFにするのであるが、それによりS201の判
定結果がNOとなり、S214が実行される以外は光沢
を出す場合と同様に制御が行われる。そして、顕色紙5
2は240mm/secの速さで送られ、80℃より高く10
0℃以下の温度で加熱されることにより、光沢のない画
像の記録が光沢を出す場合に比較して短い時間で、か
つ、少ない熱量で行われることとなる。
以上の説明から明らかなように、本実施例においては、
光沢選択スイッチ102が光沢度合選択操作部材として
機能する。そして、ROM94の、光沢選択スイッチの
ON,OFFに応じた加熱上限温度,加熱下限温度およ
び紙送り速度を記憶している部分が処理条件記憶手段を
構成し、コンピュータ90のS1〜S6,S101〜S
106,S201〜S214を実行する部分が光沢制御
手段を構成している。
なお、上記実施例においては光沢を出すか出さないかの
2種類を選択し得るものとされていたが、加熱温度と送
り速度とを適宜に組み合わせることにより、光沢の度合
を複数に設定することができ、それらのうちから所望の
度合を選択して記録を行うようにすることもできる。そ
の場合、光沢の度合が段階的に変わるようにしてもよ
く、連続して変わるようにしてもよい。
また、上記実施例においては、加熱温度と送り速度との
両方を制御することにより、光沢を出し、あるいは出さ
ないようにされていたが、いずれか一方のみを制御する
ことにより光沢の有無を選択し得るようにしてもよい。
例えば、加熱温度を100℃〜120℃と、80℃〜1
00℃との二つとし、送り速度を35mm/secとしても、
前者の温度で加熱すれば光沢が出て、後者の温度で加熱
すれば光沢は出ないのである。
さらに、上記実施例においては、感光感圧媒体のマイク
ロカプセルに含まれる感光性樹脂が露光により硬化させ
られるものである場合について説明したが、感光性樹脂
が露光により軟化させられる感光感圧媒体を使用して記
録を行う場合、また、感光感圧媒体が顕色剤を含み、そ
れ自体に画像が記録される自己発色型の感光感圧媒体を
使用して記録を行う場合にも本考案を適用することがで
きる。
その他、いちいち例示することはしないが、当業者の知
識に基づいて種々の変形,改良を施した態様で本考案を
実施することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例である画像記録装置を制御す
る制御装置を示すブロック図である。第2図は上記画像
記録装置の正面断面図である。第3図ないし第5図はそ
れぞれ、上記制御装置の主体を成すコンピュータのRO
Mに記憶されているプログラムを示すフローチャートで
ある。 36:露光部、50:現像部 52:顕色紙、58:重ねローラ 60,62:加圧ローラ、64:モータ 80:加熱ローラ、84:光沢処理部 86:センサ、90:コンピュータ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】加熱により光沢が出る画像記録媒体に画像
    を記録する記録部と、 画像記録後の画像記録媒体を加熱装置により加熱してそ
    の表面に光沢を出す光沢処理部と、 前記画像記録媒体を送る送り装置と を備えた画像記録装置において、 前記加熱装置の加熱温度と前記送り装置の送り速度との
    少なくとも一方が異なることによって前記光沢処理部に
    おいて前記画像記録媒体に出される光沢の度合を異なら
    せる複数種類の処理条件を記憶している処理条件記憶手
    段と、 前記画像記録媒体の光沢の度合を選択するために操作さ
    れる光沢度合選択操作部材と、 その選択操作部材の操作に応じて前記処理条件記憶手段
    内の複数の処理条件の一つを選択し、その選択した処理
    条件で前記光沢処理部および送り装置を制御する光沢制
    御手段と を設けたことを特徴とする画像記録装置。
JP1987051960U 1986-10-29 1987-04-06 画像記録装置 Expired - Lifetime JPH0610367Y2 (ja)

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JP1987051960U JPH0610367Y2 (ja) 1987-04-06 1987-04-06 画像記録装置
US07/112,217 US4905036A (en) 1986-10-29 1987-10-26 Image forming process and system, including heating step or device for increased density of images
FR8714913A FR2606171A1 (fr) 1986-10-29 1987-10-28 Procede et appareil de formation d'image comprenant une operation ou un dispositif de chauffage pour augmenter la densite des images
DE19873736549 DE3736549A1 (de) 1986-10-29 1987-10-28 Bilduebertragungssystem und aufzeichnungsverfahren zum herstellen von bildern
GB8725322A GB2198253B (en) 1986-10-29 1987-10-29 Image forming process and system including heating step or device for increased density of images

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JPS63160555U JPS63160555U (ja) 1988-10-20
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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