JPH06103653A - テープ走行速度制御装置 - Google Patents

テープ走行速度制御装置

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Publication number
JPH06103653A
JPH06103653A JP4273606A JP27360692A JPH06103653A JP H06103653 A JPH06103653 A JP H06103653A JP 4273606 A JP4273606 A JP 4273606A JP 27360692 A JP27360692 A JP 27360692A JP H06103653 A JPH06103653 A JP H06103653A
Authority
JP
Japan
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tracking error
error information
tracking
signal
tape
Prior art date
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Pending
Application number
JP4273606A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsuichi Ono
勝一 小野
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Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
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Publication date
Application filed by Casio Computer Co Ltd filed Critical Casio Computer Co Ltd
Priority to JP4273606A priority Critical patent/JPH06103653A/ja
Publication of JPH06103653A publication Critical patent/JPH06103653A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 トラッキング誤差情報に重み付けをすること
によって、トラッキング誤差情報の一部の欠落によるト
ラッキングオフセットを軽減する。 【構成】 タイミングパルス発生回路17によって抽出
されたトラッキング誤差情報からのタイミングパルスに
よって増幅器制御回路19から出力される信号レベルが
制御され、その出力レベルに応じて増幅器16の増幅率
が制御され、トラッキング誤差情報に重み付けが行われ
る。この結果、制御される増幅率を適当な値に設定して
おくとトラッキング誤差情報の一部が欠落した場合のオ
フセット量が軽減される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば回転ヘッド方式
デジタルオーディオテープレコーダ(DAT)の半速モ
ード再生時におけるテープ走行速度を制御するテープ走
行速度制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、音楽ソースを高品質で記録再生で
きるDATが注目を集めている。この装置はキャプスタ
ンモータによってテープを所定速度で移動させると共に
ヘッドを回転させる回転ヘッド方式が取られている。
【0003】そして、長時間の記録再生が可能な半速モ
ードで記録を行うとき、ヘッド回転速度およびキャプス
タンモータ回転速度を標準モードの半速で制御する。従
って、テープ上の磁化パターンを標準モードと同じにす
る必要から書込周波数は標準モードの半分にしなければ
ならない。また、再生周波数も標準モードの半分になる
ことからこのままでは電磁変換系やイコライザ等の再生
系を標準モードとは別個に設ける必要がある。
【0004】そこで、このようにして半速モードで記録
されたテープを再生する際、テープ速度は変更せず(す
なわち標準モードの半分)、ヘッド回転数のみを倍の速
度(すなわち標準モードと同様)とすれば、磁化パター
ンに対する再生周波数は標準モードと同一になり、電磁
変換系やイコライザ等の負担を軽減できる。この方式は
同一トラックに対してヘッドが重複してトレースするこ
とからダブルスキャン方式と呼ばれている。
【0005】図4は従来から用いられている再生時のテ
ープ走行系の制御部を示すブロック図であり、キャプス
タンモータ1の回転数が速度信号検出器(FG検出器)
2によって検出され、増幅器3で増幅された後、波形成
形回路4で波形成形され、その周波数は周波数検出器5
によって検出され、周波数に対応した値の信号として出
力される。
【0006】この信号は目標値出力装置6から出力され
る信号と加算器7において比較されその誤差成分、すな
わち実際の回転数と目標値との誤差に対応する信号がフ
ィルタ8および増幅器9を介して出力される。
【0007】一方、記録済みテープに記録されている信
号はヘッド11によって図5に示す再生信号として取り
出される。図5において(a)は標準モード時の再生波
形、(b)は半速モード時の再生波形であり、標準モー
ド時および半速モードの記録時は書込トラックが図6の
ようになっている場合、AT1トラック、BT1トラッ
ク、AT2トラック、BT2トラック、AT3トラック
が順次トレースされ、標準モード再生時は、信号A1、
B1、A2、B2、A3、B3・・・・と順次隣接トラ
ックからの信号が得られる。
【0008】半速モードの再生時は、テープ速度のみが
半分になることからトレース角が小さくなり、半速モー
ドで書込まれたAT1トラック、BT1トラック、AT
2トラック、BT2トラック、AT3トラックが図6の
点線に示すようにトレースされる。従って同一トラック
を2度ずつトレースすることになり、図5の(b)に示
すような信号A1、B1、A1’、B1’、A2、B2
・・・・が得られる。
【0009】この再生信号をフィルタ13を通して出力
することによって図7に示すトラッキング情報信号が得
られる。図7において(a)は標準モードの再生信号の
うち例えば信号A1、B1に対応するもの、(b)はそ
れに対応するトラッキング情報信号、(c)は半速モー
ド時の再生信号のうち例えば信号A1、B1に対応する
もの、(d)はそれに対応するトラッキング情報信号で
ある。
【0010】図7において信号f,g,h,iは自己ト
ラック領域信号、信号j,k,l,mは後行隣接トラッ
ク領域信号、n,o,p,Qは先行隣接トラック領域で
あり、この信号からトラッキング誤差情報としてj−
n、k−o、l−p、m−Qが取り出される。
【0011】ここでヘッドシリンダ径が30φとし、ト
ラッキングセンタを0゜、後行隣接トラックセンタまで
ずれた場合を180゜、先行隣接トラックセンタでずれ
た場合を−180゜とすると、j−nには概略65゜相
当のトラッキング情報が、k−oには25゜相当のトラ
ッキング誤差情報が、l−pには−25゜相当のトラッ
キング誤差情報が、m−Qには−65゜相当のトラッキ
ング誤差情報が含まれている。これらの情報を加算して
±0゜になるように制御している。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらテープエ
ッジの傷等によるトラッキング情報信号のドロップアウ
トが発生し、例えば図7(d)のf,j,n,l,p,
hの情報が得られなくなったとき(例えば、テープ長手
方向の傷がある場合)は、図7(d)のk,o,g,
i,m,Qの部分だけで制御することになり、結果的に
k,o,gの部分で+45゜相当の、またi,m,Qの
部分で−45゜相当のトラッキング情報が得られるとこ
ろをセンタとして制御することになる。
【0013】また、片ヘッド目ズマリによるトラッキン
グ情報信号のドロップアウトでl,p,h,i,m,Q
の情報が得られなくなるとf,j,nの部分が+20゜
相当の、またk,o,gの部分が−20゜相当のトラッ
キング誤差情報が得られるところをセンタとして制御す
る。すなわち、ドロップアウトが発生するとトラッキン
グのオフセットとして表れてしまうという課題を有して
いた。
【0014】本発明はこのような状況に鑑みてなされた
もので、トラッキング誤差情報に重み付けをすることに
よって、トラッキング誤差情報の一部の欠落によるトラ
ッキングオフセットを軽減するようににしたものであ
る。
【0015】
【課題を解決するための手段】このような課題を解決す
るために、本発明によるテープ走行速度制御装置は、ヘ
ッドのテープに対するトラッキング状態を示す複数の信
号からなるトラッキング情報信号を、検出するトラッキ
ング情報信号検出手段と、トラッキング情報信号検出手
段が検出するトラッキング情報信号の個々の信号に対応
した値で、該各信号に対して重み付けを行う重み付け手
段と、重み付け手段により各信号が重み付けされたトラ
ッキング情報信号に基づいて、テープの走行速度を補正
する速度補正手段とを有することを特徴とする。
【0016】
【作用】本発明に記載のテープ走行速度制御装置におい
ては、タイミングパルス発生回路17によって抽出され
たトラッキング誤差情報からのタイミングパルスによっ
て増幅器制御回路19から出力される信号レベルが制御
され、その出力レベルに応じて増幅器16の増幅率が制
御され、トラッキング誤差情報に重み付けが行われる。
この結果、制御される増幅率を適当な値に設定しておく
とトラッキング誤差情報の一部が欠落した場合のオフセ
ット量が軽減される。
【0017】例えば、各トラッキング誤差情報の比率が
図3(a)であるとすると、この時、各信号に一定の重
み付けを行い平均するとオフセットがゼロになる。しか
し、図3(b)に示すように信号の一部が欠落した場
合、オフセットがゼロにならないことがある。
【0018】しかし、各トラッキング誤差情報の比率
が、図3(c)に示すようになるように重み付けを行っ
ておけば、図3(d)に示すように信号欠落が起こって
もオフセットはゼロになる。
【0019】
【実施例】図1は本発明の一実施例を示すブロック図で
あり、従来例と同一部分は同記号を使用している。図1
においてタイミングパルス発生回路17の出力は増幅率
制御回路19にも供給されている。タイミングパルス発
生回路17は図2(a)に示すフィルタ13の出力の信
号kおよび信号iにおいて図2(b)に示すタイミング
パルスパルスを発生し増幅率制御回路19に供給する。
【0020】増幅率制御回路19はこのパルスを受け、
増幅率を制御するための図2(c)に示す信号を出力す
る。増幅器16は増幅率制御回路19から供給される信
号レベルによって増幅率が制御されるようになってい
る。このため例えば増幅率制御回路19から供給される
信号が低レベルのときの増幅率をα、高レベルのときの
増幅率をβとすると、図2(b)に示すタイミングパル
スが供給される度に増幅率が変化する。
【0021】図2(a)に示す信号j−nによって+6
5゜相当のトラッキング誤差情報が得られ、このときの
増幅器16の増幅率はαであることから、増幅器16の
出力信号はα(j−n)となる。また、信号k−oによ
って+25゜相当のトラッキング誤差情報が得られ、こ
のときの増幅器16の出力信号は同様にβ(k−o)と
なる。
【0022】同様に信号lとpによるトラッキング誤差
情報の増幅器16出力はβ(l−p)であり、信号iと
mによるトラッキング誤差情報の増幅器16出力はα
(iーm)となる。
【0023】このときに平均トラッキング誤差信号は次
のようになり、総合的なトラッキング誤差は0゜とな
る。 α(j−n)+β(k−o)+β(l−p)+α(iー
m)=α{(j−n)+(i−m)}+β{(k−o)
+(l−p)}=α{(65゜の誤差情報)+(−65
゜の誤差情報)}+β{(25゜の誤差情報)+(ー2
5゜の誤差情報)}
【0024】次にテープの下側の傷等によるトラッキン
グ誤差情報の欠落があった場合、テープ下側の傷は各ト
ラックをトレースする最初の部分を欠落させることにな
る。つまり、図2(a)の信号f,j,nおよび信号
l,p,hの部分のトラッキング誤差情報が無くなる。
このため平均トラッキング誤差情報は次のようになる。 β(k−o)+α(iーm)=β{(k−o)+(i−
m)・α/β}
【0025】図4に示す従来の装置において増幅器16
の増幅率をβとすると平均トラッキング誤差は次のよう
になる。 β(k−o)+β(i−m)=β{(k−o)+(i−
m)}
【0026】ここで(k−o)−(i−m)=−90゜
相当のトラッキング誤差情報となることから、(k−
o)=−45゜相当のトラッキング誤差情報となり、
(i−m)=+45゜相当のトラッキング誤差情報とな
る。
【0027】これは欠落がなかった場合(k−o)は−
25゜相当のトラッキング誤差情報となることから、欠
落によるトラッキング誤差はー20゜相当のオフセット
を持つことになる。
【0028】次に本発明による制御系では(k−o)−
(i−m)=−90゜相当のトラッキング誤差情報とな
るのは従来と同様であるり、上記の平均トラッキング誤
差情報β{(k−o)+(i−m)・α/β}が0とな
るよう制御されるので、各トラッキング誤差情報は次の
ようになる。 (k−o)=(ー90゜)/(1+(β/α)) 相当
のトラッキング誤差 (i−m)=(90゜)/(1+(α/β)) 相当の
トラッキング誤差
【0029】このことから欠落が無かった場合(k−
o)は−25゜相当のトラッキング誤差情報となるの
で、欠落によるトラッキング誤差は次のようなオフセッ
トを持つことになる。 (−90゜)/(1+β/α))−(−25゜)
【0030】ここで例えばβ/α=13/5になるよう
にゲインを設定すれば、(−90゜)/(1+β/
α))−(−25゜)は0となり、欠落によるオフセッ
トをキャンセルする事が可能になる。
【0031】次に片ヘッド、例えばBヘッドが目ズマリ
になり図2の信号l,p,h,i,m,Qが全く得られ
ないとすると従来回路でのトラッキング誤差のオフセッ
トは次のようになる。 (j−n)−(k−o)=−40゜ そして、β(j−n)+β(k−o)=0となるよう制
御されるので、(j−n)=−20゜相当のトラッキン
グ誤差となり、また、(k−o)=20゜相当のトラッ
キング誤差となり、結果として45゜相当のオフセット
を持つこととなる。
【0032】次に本発明の場合は次のようになる。 (j−n)−(k−o)=−40゜ であり、α(j−n)+β(k−o)=0となるよう制
御されるので、 (j−n)=−40゜/{1+(α/β)}また、(k
−o)=40゜/{1+(β/α)}となる。
【0033】ここで先ほどと同様に(β/α)=13/
5になるようにゲイン設定をするとトラッキング誤差情
報(k−o)、(j−n)のオフセット量は36゜、−
36゜相当のトラッキング誤差情報になり、従来回路の
オフセット量45゜、−45゜に比較して小さくなって
いる。
【0034】なお、上述した重み付けのゲインの数値等
は、ヘッドシリンダ径、その他の条件により最もトラッ
キングが良好に行われるよう設定されるものである。
【0035】また、本発明はビデオテープ再生装置等に
適用してもよい。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように本発明によるテープ
走行速度制御装置においては、ダブルスキャン時に、ト
ラッキング情報信号の個々の信号に対応した重み付けを
行うようにしたので目ズマリあるい物理的な傷にともな
うトラッキング情報信号の一部欠落があっても、トラッ
キング誤差情報のオフセットを小さくすることができる
という効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の構成を示すブロック図で
ある。
【図2】図1の装置の各部波形を示す波形図である。
【図3】重み付けを行う方法を示す波形図である。
【図4】従来装置の一例の構成を示すブロック図であ
る。
【図5】図4の装置で再生される信号の波形を示す波形
図である。
【図6】記録トラックと再生軌跡の関係を示す図であ
る。
【図7】図4の装置で得られる再生信号とトラッキング
誤差情報の関係を示す図である。
【符号の説明】
1 キャプスタンモータ 2 FG検出器 3、9、12、16、21 増幅器 4 波形成形回路 5 周波数検出器 6 目標値出力装置 7、10 加算器 8、13、15 フィルタ 11 ヘッド 14 トラッキング誤差検出器 17 タイミングパルス発生回路 18 モータドライバ 19 増幅率制御回路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ヘッドのテープに対するトラッキング状
    態を示す複数の信号からなるトラッキング情報信号を検
    出するトラッキング情報信号検出手段と、 前記トラッキング情報信号検出手段が検出するトラッキ
    ング情報信号の個々の信号に対応した値で該各信号に対
    して重み付けを行う重み付け手段と、 前記重み付け手段により各信号が重み付けされたトラッ
    キング情報信号に基づいてテープの走行速度を補正する
    速度補正手段とを有することを特徴とするテープ走行速
    度制御装置。
JP4273606A 1992-09-17 1992-09-17 テープ走行速度制御装置 Pending JPH06103653A (ja)

Priority Applications (1)

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JP4273606A JPH06103653A (ja) 1992-09-17 1992-09-17 テープ走行速度制御装置

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JP4273606A JPH06103653A (ja) 1992-09-17 1992-09-17 テープ走行速度制御装置

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JPH06103653A true JPH06103653A (ja) 1994-04-15

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ID=17530102

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JP4273606A Pending JPH06103653A (ja) 1992-09-17 1992-09-17 テープ走行速度制御装置

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