JPH06103615A - 光ディスク原盤露光装置 - Google Patents

光ディスク原盤露光装置

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JPH06103615A
JPH06103615A JP4249333A JP24933392A JPH06103615A JP H06103615 A JPH06103615 A JP H06103615A JP 4249333 A JP4249333 A JP 4249333A JP 24933392 A JP24933392 A JP 24933392A JP H06103615 A JPH06103615 A JP H06103615A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
beams
optical
master disk
mirror
optical disk
Prior art date
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Pending
Application number
JP4249333A
Other languages
English (en)
Inventor
Masayuki Kinoshita
昌幸 木下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH06103615A publication Critical patent/JPH06103615A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 案内溝及びピット列への配置の不安定性を解
決し、クロストークが少なく生産性が高い光ディスク媒
体を作製することが可能な光ディスク原盤露光装置を提
供する。 【構成】 レーザ光源3から出射されたビームを強度変
調、信号変調した後、対物レンズ23により集光して光
ディスク原盤25上に照射することにより、案内溝及び
ピット列の露光を行う光ディスク原盤露光装置におい
て、レーザ光源3から出射されたビームの光路上に光偏
向器20を配設し、この光偏向器20を通過した光路上
に光ディスク原盤25のテーブル移動方向とこの移動方
向とは逆方向との相互にビームスポットを変位させ案内
溝とピット列とを有する同心円を記録するビーム変位機
構28を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光ディスクの製造を行
う光ディスク原盤露光装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、レーザ光源から出射されたビーム
を強度変調、信号変調した後、対物レンズにより集光し
て光ディスク原盤上に照射することにより、トラッキン
グ用案内溝間に信号変調されたピット列を有する光ディ
スクを作製する光ディスク原盤露光装置において、その
光ディスク原盤上に形成される案内溝とピット列を同心
円状に記録する方法がある。このような同心円記録の方
法としては、例えば、特開昭63−112839号公報
に「光ディスク媒体の製造方法」なるタイトルで開示さ
れているものがある。これは、光ディスク原盤の1回転
中に、その原盤を搭載した移動テーブルの移動距離分だ
けその移動方向と逆方向へビームスポットを変位させる
ことにより、原盤の1回転おきに案内溝とピット列とを
形成し、これにより同心円記録を行うというものであ
る。この場合、光偏向器に回転と同期した鋸歯状波とし
て、瞬時に切換えを行い連続印加することにより1回転
で1トラックとなる。
【0003】図4(a)はこのようにして作製された同
心円の光ディクスの表面状態を示すものであり、図4
(b)はその1回転毎のビームの継ぎ目部1の様子を拡
大して示すものである。このように2ビームを一対とし
て同心円を連続して記録すると、光偏向器の立上りの遅
れ及びオーバーシュートによってその記録された案内溝
及びピット列は0.5μm〜3μmの継ぎ目部1が発生
し、光変調器を組み合わせて記録を行うと図4(c)に
示すように未記録部分2を有するようになり、これによ
り案内溝やピット列の配置の不安定性を生じる結果とな
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような不安定性を
解消するために、ディスク1回転で案内溝を、次の1回
転で送り位置をそれぞれ移動させ、さらに、次の1回転
でピット列を、次の1回転で送り位置をそれぞれ移動さ
せ、これにより1トラックの形成を行うことができ、ピ
ッチ1.6μm/周とすれば4回転で1トラックの形成
が可能となるが、しかし、このような場合には記録時間
が多くなる傾向にある。
【0005】また、2ビームによる記録の場合において
も、ピッチ1.6μm/周であれば2回転で1トラック
となるため、光ディスク原盤への記録時間が2倍必要と
なり作業効率が悪くなる。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明で
は、レーザ光源から出射されたビームを強度変調、信号
変調した後、対物レンズにより集光して光ディスク原盤
上に照射することにより、案内溝及びピット列の露光を
行う光ディスク原盤露光装置において、前記レーザ光源
から出射されたビームの光路上に光偏向器を配設し、こ
の光偏向器を通過した光路上に前記光ディスク原盤のテ
ーブル移動方向とこの移動方向とは逆方向との相互にビ
ームスポットを変位させ前記案内溝と前記ピット列とを
有する同心円を記録するビーム変位機構を設けた。
【0007】請求項2記載の発明では、請求項1記載の
発明において、ビーム変位機構は、入射したビームを反
転させる奇数個の反転ミラーを有するようにした。
【0008】
【作用】請求項1記載の発明においては、ビームスポッ
トをトラックの送り量分だけ戻すことなく光ディスク原
盤にレーザビームを照射できるため、光未露光部及び案
内溝、ピット列への配置に不安定性がなく、しかも、ク
ロストークが少なくトラックピッチと同一の送り速度を
得ることが可能となる。
【0009】請求項2記載の発明においては、反転ミラ
ーによりビームを反転させることにより、光偏向器への
電圧印加により1つのビームを送り方向と反対方向に戻
した時、他の一つのビームはそれとは逆方向の位置に配
置することが可能となる。
【0010】
【実施例】本発明の一実施例を図面に基づいて説明す
る。ここでは、光ディスク原盤露光装置として、図1に
示すような4条のレーザビームを有する光学系を例にと
って説明する。レーザ光源としてのAr(アルゴン)レ
ーザ3から出射されたビーム4は、ダイクロイックミラ
ー5、ハーフミラー6,7、ミラー8により分岐され、
それぞれビームa〜dとなる。これらビームa〜dは、
強度変調器9a〜9d、信号変調器10a〜10dを通
過して、ミラー11〜13(ビームaはそのまま通過)
を介して、偏光ビームスプリッタ14〜16により合成
される。なお、各ビームの光路中には、後述する反転ミ
ラー24を通過するための波長板17や、各ビームに適
性光量が出るように波長板18が配置されている。
【0011】そして、それら合成されたビームa〜d
は、ミラー19を介して、光偏向器20に入射する。こ
れにより、ビームa,bはダイクロイックミラー21を
そのまま通過しさらに偏光ビームスプリッタ22を経て
対物レンズ23へと導かれ、一方のビームc,dはダイ
クロイックミラー21により反射され、反射ミラー24
を介して偏光ビームスプリッタ22でビームa,bと再
び合成され、対物レンズ23へと導かれる。その後、合
成されたビームa〜dは、対物レンズ23により集光さ
れ光ディスク原盤25上に照射されビームスポットを形
成する。この光ディスク原盤25は、ターンテーブル2
6によりその裏面側が吸着され、その下方のモータ27
により回転されるようになっている。これにより、光デ
ィスク原盤25上に所望とする案内溝とピット列とを同
心円状に記録することができる。この場合、ビームa,
bで案内溝とピット列との一対を記録し、ビームc,d
で案内溝とピット列との一対を記録する。
【0012】ここで、光偏向器20の後段には、ダイク
ロイックミラー21と、反射ミラー24と、偏光ビーム
スプリッタ22とによりなるビーム変位機構28が配設
されている。また、この場合、反射ミラー24は、奇数
個(ここでは、1個)配置されるようになっている。
【0013】このような構成において、図2(a)はビ
ームa,bの強度変調器9a,9bに印加する変調信号
の波形29を示し、図2(b)はビームc,dの強度変
調器9c,9dに印加する変調信号の波形30を示し、
図2(c)は光偏向器20に印加する変調信号の波形3
1を示すものである。これにより、強度変調器9a,9
bと強度変調器9c,9dとは交互に印加され、光偏向
器20は山形状の波形として連続して印加される。この
ような各印加条件のもとに光偏向器20を通過したビー
ムa〜dをビーム変位機構28に導くことにより、光デ
ィスク原盤25のテーブル移動方向とこの移動方向とは
逆方向との相互にビームスポットを変位させ、案内溝と
ピット列とを有する同心円を記録する。
【0014】従って、このようなことから、ビームスポ
ットをトラックの送り量分だけ戻すことなく光ディスク
原盤25にレーザビームを照射できるため、光未露光部
及び案内溝、ピット列への配置に従来のような不安定性
をなくすことができる。しかも、この場合、クロストー
クが少なくトラックピッチと同一の送り速度を得ること
ができ、1.6μm/周の送りでの同心円を記録でき、
生産性の高い光ディスクを作製することができる。
【0015】図3は、光偏向器20により偏向されたビ
ームが、ビーム変位機構28に入射する位置関係を示す
ものである。図3(a)は図1の構成配置例を示すもの
である。この場合、ビームa,bは光偏向器20で実線
から破線に偏向され、ダイクロイックミラー21、偏光
ビームスプリッタ22を通過して、対物レンズ23へと
導かれる。一方、ビームc,dは光偏向器20で実線か
ら破線に偏向され、ダイクロイックミラー21で反射さ
れ、1個の反射ミラー24で偏向方向が反転し、偏光ビ
ームスプリッタ22で合成される。また、図3(b)は
反射ミラー24を2個配置した時の例を示すものであ
り、このような偶数個配置した場合には、合成されたビ
ーム位置は反転しない。さらに、図3(c)は図3
(a)の応用例であり、反射ミラー24を奇数個(3
個)配置した時の例を示すものである。この場合にも、
ビームの位置関係を反転させて対物レンズ23に入射さ
せることができる。
【0016】従って、このようにビームを反転させる反
転ミラー24を奇数個有することによって、光偏向器2
0への印加電圧により1つのビームを送り方向と反対方
向に戻した時、もう一方のビームをそれとは逆方向の位
置に配置させることが可能となる。なお、上述した実施
例は4条のビームa〜dを用いた例であったが、この他
に例えば、2条のビームを用いてトラックピッチ1.6
μm/周の同心円をビームaとビームcとによって0.
8μm/周の送りで原盤作製を行うようにしてもよい。
【0017】
【発明の効果】請求項1記載の発明は、レーザ光源から
出射されたビームを強度変調、信号変調した後、対物レ
ンズにより集光して光ディスク原盤上に照射することに
より、案内溝及びピット列の露光を行う光ディスク原盤
露光装置において、前記レーザ光源から出射されたビー
ムの光路上に光偏向器を配設し、この光偏向器を通過し
た光路上に前記光ディスク原盤のテーブル移動方向とこ
の移動方向とは逆方向との相互にビームスポットを変位
させ前記案内溝と前記ピット列とを有する同心円を記録
するビーム変位機構を設けたので、ビームスポットをト
ラックの送り量分だけ戻すことなく光ディスク原盤にビ
ームを照射できるため、光未露光部及び案内溝、ピット
列への配置に不安定性がなく、しかも、クロストークが
少なくトラックピッチと同一の送り速度を得ることがで
き、これにより生産性の高い光ディスク媒体を作製する
ことができるものである。
【0018】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、ビーム変位機構は、入射したビームを反転
させる奇数個の反転ミラーを有するようにしたので、光
偏向器への電圧印加により1つのビームを送り方向と反
対方向に戻した時、他の一つのビームをそれとは逆方向
の位置に配置することができ、光ディスク作製の適用範
囲を広げることができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である光ディスク原盤露光装
置を示す構成図である。
【図2】変調信号波形を示す波形図である。
【図3】ビーム偏向された光路状態を示す光路図であ
る。
【図4】従来における同心円の光ディスクの形状を示す
説明図である。
【符号の説明】
3 レーザ光源 20 光偏向器 23 対物レンズ 24 反転ミラー 25 光ディスク原盤 26 テーブル 28 ビーム変位機構

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レーザ光源から出射されたビームを強度
    変調、信号変調した後、対物レンズにより集光して光デ
    ィスク原盤上に照射することにより、案内溝及びピット
    列の露光を行う光ディスク原盤露光装置において、前記
    レーザ光源から出射されたビームの光路上に光偏向器を
    配設し、この光偏向器を通過した光路上に前記光ディス
    ク原盤のテーブル移動方向とこの移動方向とは逆方向と
    の相互にビームスポットを変位させ前記案内溝と前記ピ
    ット列とを有する同心円を記録するビーム変位機構を設
    けたことを特徴とする光ディスク原盤露光装置。
  2. 【請求項2】 ビーム変位機構は、入射したビームを反
    転させる奇数個の反転ミラーを有することを特徴とする
    請求項1記載の光ディスク原盤露光装置。
JP4249333A 1992-09-18 1992-09-18 光ディスク原盤露光装置 Pending JPH06103615A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005091079A1 (ja) * 2004-03-23 2005-09-29 Pioneer Corporation 電子ビーム描画装置
WO2008056400A1 (en) * 2006-11-06 2008-05-15 Pioneer Corporation Method for producing disc master
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