JPH06103593A - 光ディスク用のアクセス及びトラッキング装置 - Google Patents

光ディスク用のアクセス及びトラッキング装置

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JPH06103593A
JPH06103593A JP4333659A JP33365992A JPH06103593A JP H06103593 A JPH06103593 A JP H06103593A JP 4333659 A JP4333659 A JP 4333659A JP 33365992 A JP33365992 A JP 33365992A JP H06103593 A JPH06103593 A JP H06103593A
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JP
Japan
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mirror
laser beam
optical head
center
tracking
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JP4333659A
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Inventor
Daniel Bec
ダニエル・ベツク
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R Tec Jigadeisuku A T J
ATG SA
Art Tech Gigadisc ATG
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R Tec Jigadeisuku A T J
ATG SA
Art Tech Gigadisc ATG
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Publication date
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    • G11B7/12Heads, e.g. forming of the optical beam spot or modulation of the optical beam
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B7/00Recording or reproducing by optical means, e.g. recording using a thermal beam of optical radiation by modifying optical properties or the physical structure, reproducing using an optical beam at lower power by sensing optical properties; Record carriers therefor
    • G11B7/08Disposition or mounting of heads or light sources relatively to record carriers
    • G11B7/09Disposition or mounting of heads or light sources relatively to record carriers with provision for moving the light beam or focus plane for the purpose of maintaining alignment of the light beam relative to the record carrier during transducing operation, e.g. to compensate for surface irregularities of the latter or for track following
    • G11B7/0901Disposition or mounting of heads or light sources relatively to record carriers with provision for moving the light beam or focus plane for the purpose of maintaining alignment of the light beam relative to the record carrier during transducing operation, e.g. to compensate for surface irregularities of the latter or for track following for track following only
    • GPHYSICS
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    • G11B7/095Disposition or mounting of heads or light sources relatively to record carriers with provision for moving the light beam or focus plane for the purpose of maintaining alignment of the light beam relative to the record carrier during transducing operation, e.g. to compensate for surface irregularities of the latter or for track following specially adapted for discs, e.g. for compensation of eccentricity or wobble
    • G11B7/0956Disposition or mounting of heads or light sources relatively to record carriers with provision for moving the light beam or focus plane for the purpose of maintaining alignment of the light beam relative to the record carrier during transducing operation, e.g. to compensate for surface irregularities of the latter or for track following specially adapted for discs, e.g. for compensation of eccentricity or wobble to compensate for tilt, skew, warp or inclination of the disc, i.e. maintain the optical axis at right angles to the disc

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Abstract

(57)【要約】 【目的】レーザビームによる光学的読取り及び/又は書
込みが可能なデータを記憶している移動媒体の表面のト
ラックにアクセスしこれを追跡するための装置を提供す
る。 【構成】レーザビームを読取り及び/又は書込みトラッ
クにアクセスさせる剛性キャリッジ3と、この剛性キャ
リッジに固定的に接続されておりレーザビームを移動デ
ータ媒体の表面に集束させる機能を果たすレンズ5と、
前記剛性キャリッジに固定的に接続されておりレーザビ
ームを前記レンズの方向に送る機能を果たす反射鏡4
と、レーザビームを集束させるための前記キャリッジの
移動を可能にする少なくとも1つのモータコイルとで構
成された少なくとも1つのオプチカルヘッドと、オプチ
カルヘッドには固定されておらず、レーザビームをオプ
チカルヘッド方向へ送る機能を果たす鏡6と、前記鏡を
回動させるモータコイルとを含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、レーザビームによる光
学的読取り及び/又は書込みが可能な移動データ媒体の
表面のトラックへのアクセス及びそのトラッキングを行
うための装置に関する。
【0002】
【従来の技術】本明細書の説明で具体例として取り上げ
るディスク形媒体の場合には、ディスクの中心から縁部
へと延びる単一螺旋か又は一連の同心円の形状を有する
トラックに沿ってデータが記録される。
【0003】ディスクは、読取り又は記録の間、移動状
態にある。この移動は、ディスクの表面と直交し且つデ
ィスクの中心を通る軸線を中心とした回転である。
【0004】一般的に、読取り及び/又は記録装置は、
読取り及び/又は書込みの対象となるトラックにレーザ
ビームをアクセスさせる手段と、トラッキングを行うた
めの手段とを含んでいる。トラッキングは、まずレーザ
ビームがディスクの表面に作る光点(luminous
spot)の集束(focusing)をモニターし
て補正し、次にトラックの軸線に対する前記光点の径方
向位置の誤差をモニターし補正することによって実施さ
れる。
【0005】例えば、アクセス及びトラッキングを行う
ための一般的な装置は特に、アクセスキャリッジと集束
レンズ(focusing lens)と径方向トラッ
キング鏡とを含んでいる。これらのエレメントは「移動
ヘッド」として知られているオプチカルヘッドを構成す
る。読取り及び記録用装置が作動している時は、集束レ
ンズ及び径方向トラッキング鏡がオプチカルヘッドの位
置に関係なくトラックを追跡する。オプチカルヘッドが
移動すると、径方向トラッキングは停止するが集束は続
けられる。アクセス時には、アクセスキャリッジがまず
集束レンズと径方向トラッキング鏡とをトラックの上方
に配置させ、次いで径方向トラッキング鏡がトラッキン
グの調整のために駆動される。
【0006】アクセス及び径方向トラッキング操作を実
施するための装置としては、モータコイル(motor
coil)によってアクセス及び径方向トラッキング
の両方が実施される装置が仏国特許第82 03425
号に開示されている。
【0007】この先行特許では、オプチカルヘッドが案
内レールに取付けられており、この案内レール上を滑動
する。操作が良好に行われるように、滑動エレメントと
オプチカルヘッドとの間には可撓性接続手段が具備され
ている。単なる滑動手段を使用しても満足なトラッキン
グを得ることはできない。仏国特許第82 03425
号では更に、集束操作に絞り効果(diaphragm
effect)が伴わないように、集束レンズとこれ
に対応するコイルとが、径方向トラッキング鏡及びアク
セスコイルをも含むオプチカルヘッドの残りの部分に可
撓性リンクを介して接続されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】アクセス及び制御装置
をこのような構造にすると、移動ヘッドの質量が増加
し、従ってバランスをとるのに必要なカウンタウェイト
の質量も増加する。そのため、主な欠点として、ヘッド
の重量が増加し従ってアクセス速度が制限されることに
なる。
【0009】本出願人は、光ディスク用のアクセス及び
制御装置を研究する過程で次のことを発見した。即ち、
オプチカルヘッドとモータ装置用の2つのコイルとを含
むモノブロック構造を使用すれば、仏国特許第89 0
8800号に記載のように、大きな精度を維持しながら
可撓性接続手段を省略することができ、そのため移動ヘ
ッドを軽量化してトラックへのアクセス速度を高めるこ
とができる。
【0010】しかしながら、オプチカルヘッドとモータ
コイル用の2つのコイルとの固定的接続は、場合によっ
ては問題を生じる。レーザビームの集束を補正するため
に制御装置が駆動されると、その動きによって集束レン
ズの瞳上でビームが少し偏心する。例えば、使用する移
動データ媒体の表面が十分に平らではない場合には、前
記偏心の結果として焦点(focusing spo
t)の変形及び拡大が生じ、これに伴って焦点の光エネ
ルギ(optical power)の密度が減少す
る。この拡大は、レーザビームによるデータの正確な読
取り及び/又は書込みを妨害するに十分なものであり得
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は前述の欠点を解
消する。
【0012】本発明の目的は、レーザビームによる光学
的読取り及び/又は書込みが可能なデータを記憶してい
る移動媒体の表面のトラックにアクセスしこれを追跡す
るための装置を提供することにある。この装置は、レー
ザビームを読取り及び/又は書込みトラックにアクセス
させる剛性キャリッジと、この剛性キャリッジに固定的
に接続されておりレーザビームを移動データ媒体の表面
に集束させる機能を果たすレンズと、前記剛性キャリッ
ジに固定的に接続されておりレーザビームを前記レンズ
の方向に送る機能を果たす反射鏡と、レーザビームを集
束させるための前記キャリッジの移動を可能にする少な
くとも1つのモータコイルとで構成された少なくとも1
つのオプチカルヘッドと、オプチカルヘッドには固定さ
れておらず、レーザビームをオプチカルヘッド方向へ送
る機能を果たす鏡と、前記鏡を回動させるモータコイル
とを含んでいる。この装置は更に、レンズの瞳の平面と
直交し且つレンズの中心を通る軸線に対するビームの偏
心を検出し補正する手段を含む。前記補正は、前記軸線
と直交する軸線であって、瞳の平面と直交し且つ前記反
射鏡の中心とレーザビームをオプチカルヘッド方向に送
る前記鏡の中心とを含んでいる平面に含まれている軸線
によって規定された方向に沿って適用される。
【0013】本発明の利点の1つは、読取り/記録ヘッ
ドの移動度が仏国特許第89 08800号に記載の装
置の移動度に等しいことにある。
【0014】レーザビームの偏心を検出する手段の存在
は、先行技術の装置で発生し得る焦点の変形の補正を可
能にする。
【0015】
【実施例】本発明の他の特徴及び利点は、添付図面に基
づく以下の好ましい実施例の説明で明らかにされよう。
【0016】尚、添付図面を通して、同一エレメントに
は同一符号を付した。
【0017】また、図面を簡明化するために、レーザビ
ームは回折を考慮せずに記号で示した。従って、図面で
はこれらのビームが単一点に集束している。当業者には
周知のように、集束レーザビームは実際には必ず有限の
大きさの面をカバーする。このレーザビームの面は、光
ディスク上の情報を読み取るために、予め刻み込まれた
読み取るべきマークの横断方向寸法より大きい横断方向
寸法を有する。
【0018】図1は仏国特許第89 008800号に
記載の先行技術によるアクセス及びトラッキング装置を
ディスクの半径に沿った断面図で示している。
【0019】前述のように、データは、単一螺旋か又は
一連の同心円の形状を有するトラックに沿って記録され
る。
【0020】この図では一例としてトラックを溝2によ
り断面図で示した。
【0021】水平軸線x1−x2に沿って移動し得る剛
性キャリッジを含む移動ヘッドは、レーザビームFを移
動媒体1方向に反射する反射鏡4と、レーザビームをデ
ィスクの表面に集束させるレンズ5とを含んでいる。
【0022】この図では、レーザビームFを3つの光
線、即ち中央光線r2と、ビームの両端に位置する光線
r1及びr3とで示した。
【0023】反射鏡4及び集束レンズ5は、仏国特許第
89 08800号に記載のように、アクセスキャリッ
ジ3に固定的に取付けられている。軸線y1−y2に沿
ったレンズ5の垂直移動を制御するモータコイルB2、
並びにビームのアクセス及びトラッキングを実施せしめ
るキャリッジ3の水平移動を制御するコイルB2も同様
に取付けられている。
【0024】集束を調整するために移動ヘッドを垂直に
移動させると、ビームFがキャリッジ3の例えば円形の
孔Oに対して正確には調心されなくなるため、ビームF
のマスキングが、従ってレンズ5の瞳のマスキングが発
生し得る。
【0025】表面の平坦さに著しく欠ける移動媒体の場
合には、移動ヘッドの垂直移動がかなり大きくなる。そ
の結果、レンズの瞳のマスキングもかなり大きくなる。
これは重大な欠点である。
【0026】図2は、本発明の好ましい実施例のアクセ
ス及びトラッキング装置をディスク1の半径に沿った断
面図で示している。
【0027】この装置の一部分は仏国特許第89 08
800号に記載の装置と類似している。即ち、反射鏡4
及び集束レンズ5がキャリッジ3に固定的に取付けられ
ている。
【0028】しかしながら、図2に示す本発明の好まし
い実施例では、径方向トラッキングの補正が鏡4によっ
ては行われない。
【0029】この補正は鏡6を介して実施される。鏡6
はそのために、図2の断面と直交し且つ該鏡の中心Qを
通るように読取り−記録装置のフレーム上に固定された
軸を中心に回動する。鏡6はモータコイルB3によって
制御される。
【0030】鏡4の中心Pとオプチカルヘッドのキャリ
ッジの孔Oの中心Dとを通る水平軸線x1−x2と平行
な直線をf1−f2とする。
【0031】移動ヘッドが読取り−記録装置のフレーム
に対して公称位置にある時は、点Pと点Qとを結ぶ直線
が直線f1−f2と一致する。本発明では、キャリッジ
3に固定的に取付けられており且つ垂直軸線z1−z2
上で直線f1−f2を中心に対称的に配置された2つの
検出セル12及び13が、前記ビームのエッジとぶつか
ることにより、垂直方向に沿ったキャリッジ3に対する
ビームFの移動を検出するのに使用される。
【0032】ビームの偏心の量は、公称位置に対するビ
ームの垂直偏差を測定するパラメータVによって表され
る。
【0033】この量Vは2つの項y及びYからなる。
【0034】項yは、ビームFの中央光線r2と点Qを
通る水平線との間の角度iに対応する変位を測定する。
角度iは、鏡6を径方向トラッキングの補正装置として
使用するために生じるものである。
【0035】角度iは常に極めて小さい。従って、この
角度はそのサイン又はタンジェントに等しいとみなし得
る。図2では、この角度をより明確にするために誇張し
て示した。点Qと検出セルが配置されている垂直軸線z
1−z2との間の距離をLとすれば、y=L×iとな
る。
【0036】距離Yは、移動ヘッドの公称位置に対する
垂直オフセットである。
【0037】この項は、Qを通る水平線と、セル12及
び13から等距離をおいて軸線z1−z2上に位置する
点CにQを結ぶ線との間の角度i'に関連している。
【0038】角度iについて説明したのと同じ理由で、
Y=L×i'である。この調節装置で使用されるパラメー
タは下記の通りである。
【0039】ディスク1の中心を通る軸線a1−a2
と、溝2によって規定されたトラックの軸線を通る垂直
軸線p1−p2との間の距離である半径R。
【0040】軸線a1−a2と、レンズ5に対して直角
であって該レンズの中心を通る軸線o1−o2との間の
距離を測定する横座標X。
【0041】焦点の中心Tと軸線o1−o2がディスク
の面と交差する点Zとの間の角度iに対応するディスク
上のオフセットである距離A。
【0042】焦点の中心と軸線p1−p2との間の距離
であるトラッキング誤差E。
【0043】R及びXは距離を測定し、従って常に正で
ある量を表す。A及びEは中心位置に対するオフセット
を測定し、従ってここでは説明しない符号のきまりに応
じて正又は負の値をとる。
【0044】検出セル12及び13の位置は本発明の装
置の有利な特徴の1つである。なぜなら、これらのセル
が垂直方向焦点変位及び鏡6の角変位の両方に高い感度
があるからである。
【0045】本発明の目的は、レンズ5の瞳のマスキン
グが生じた場合にこれを補正することにある。従って検
出器12及び13は、理論的には、厳密にレンズの瞳の
平面上に位置しなければならない。
【0046】実際には、これらの検出器を図2に示すよ
うに配置するのが使いやすい。
【0047】但し、検出器12及び13がレーザビーム
の両端の光を検出できる位置であれば、瞳の平面に近い
他の任意の位置を使用し得る。
【0048】図3は、図2の装置の制御ループの概要を
簡単に示している。
【0049】この図は2つのゾーンI及びIIに分割され
る。ゾーンIは電子エレメントを含み、ゾーンIIは機械
的パラメータのみを含んでいる。検出器9はトラッキン
グ誤差Eを電気信号に変換し、この信号は径方向鏡のモ
ータのサーボ機構8に送られる。サーボ機構8は3〜4
kHzの一般的カットオフ周波数を有し、誤差Eを相殺
する機能を果たす。
【0050】検出器9は、トラッキング誤差Eの検出を
可能にする当業者に公知の任意の手段を表す。Eは、加
算回路11へのパラメータA、−R及びxの入力によっ
て記号で表される。加算回路11は、変数E、A、−R
及びxの間に存在するリンクを記号で表したものにすぎ
ない。
【0051】偏差Vは加算回路17へのパラメータY及
びyの入力の結果を記号で表したものである。加算回路
17は、変数V、Y及びyの間に存在するリンクを記号
で表したものにすぎない。
【0052】同様にして、量yは法則y=kxAに従う
乗算器16へのパラメータAの入力の結果として得られ
る。この関係は次の2つの関係式、即ち前述のy=L×
i、並びに焦点距離fの定義によるA=f×iから演繹
される。従って、k=L/fである。
【0053】本発明では、リニヤサーボモータのサーボ
機構10が、検出システム15によって振幅及び方向が
測定される垂直偏差Vをキャンセルしようとする。
【0054】サーボ機構10は角度iに関連した成分y
を消去する。これは、集束されたビームをレンズの視野
の中心に戻す効果を有する。これと同時に、サーボ機構
10は反対の効果を有する成分Yも消去する。
【0055】図4Aは、サーボ機構10が駆動されてい
ない時に焦点の中心Tがとる位置の具体例を示してい
る。焦点の中心Tは点Zから距離D1の地点にある。
【0056】
【数1】 (Aは代数的な量であり、これに関連した距離D1はそ
の絶対値に等しい)。
【0057】本発明では、サーボメカニズム10が作動
状態にあって検出システム15からのデータを受け取る
時には、焦点の中心が、図4Bに示すように点Zから距
離D2=f×i'をおいた位置T'におかれる。瞳の補正
はコイルB2を介してリニヤモータにより実施される。
図4A及び図4Bでは、距離D1及びD2が通常10〜
20のトラックを含み得る。添付図面では、図面を見易
くするためにトラックを1つしか示さず、その幅も誇張
している。
【0058】レンズの焦点距離をfとすれば、距離D2
は関係式D2=f×i'で表すことができる。i'は前述
のように定義される角度である。
【0059】周知のようにY=L×i'であるから、D
2=(f×Y)/L又はD2=Y/kとなる。
【0060】レンズの焦点距離がf=3.9mmであ
り、ディスク1の平坦さが0.3mmであれば、Y=
0.3mmである。距離Lの公称値は50mmであるた
め、距離D2はD2=23mと計算できる。
【0061】視界の直径が150〜300mのレンズの
場合には、この発散(divergence)はかなり
許容し得るが、補正の前に存在していた0.3mmの絞
り効果は有害である。
【0062】図3に示すループの利得は、項yに関して
は、径方向トラッキングの補正に使用される鏡6の中心
Qと検出セル12及び13によって規定される軸線z1
−z2との間の距離Lに比例する。この利得を一定にす
るためには、電子補正を導入し得る。
【0063】この補正は、リニヤモータのアナログサー
ボ機構のループの場合には、図5Aに示す原理に従い移
動ヘッドの現時点のアドレスを用いて実施することがで
きる。
【0064】移動ヘッドのトラックの現在アドレスAD
は、仏国特許第85 17650に記載のように、常に
既知である。
【0065】新しいアドレスANは、回路18を用いて
現在アドレスADに固定アドレスAFを加算することに
より計算できる。その結果、デジタル−アナログ変換器
19により、Lに比例したアナログ信号Sが+1トラッ
ク又は−11トラックの精度でアドレスANから演繹さ
れる。この信号Sは、アナログサーボ機構ループの場合
には図5Bに示すように入力I及び出力Jがリニヤサー
ボモータのループに接続されるアナログ除算器20の制
御を可能にする。
【0066】図5Bは、アナログ除算器20を組み込ん
だ回路を示している。検出セル12及び13はそれぞれ
増幅器21及び22に接続されている。前記増幅器から
送出された信号は回路23によって相互間で減算され、
その後回路23の出力信号がフィルタリング回路24に
送られる。これは、サーボ機構ループを安定化させるた
めの一般的な動作である。フィルタリング回路24の出
力はアナログ除算器20の入力Iに接続され、アナログ
除算器20の出力Jは電力増幅器25の入力に接続され
る。電力増幅器25はリニヤモータ26に接続されてい
る。
【0067】図6は、完全にデジタルのサーボ機構ルー
プが実施される場合の利得の補正方法を示している。
【0068】セル12及び13によって検出された信号
はそれぞれ回路21及び22によって増幅される。得ら
れた信号は前述のように相互間で減算され、その結果得
られた信号差がアナログ−デジタル変換回路27に送ら
れる。次いで、得られたデジタル信号及びトラックの現
在アドレスADが、サーボ機構を制御するマイクロプロ
セッサ28に直接送られる。そこでマイクロプロセッサ
28は、例えば振幅及び長さは一定であるが間隔が変化
するパルスシーケンスを発生する。これらのパルスはア
クセスモータ26への供給を行う供給ブリッジ29を制
御する。
【0069】本発明の好ましい実施例では、読取り−記
録装置のフレームに固定された鏡6がモータコイルB3
の作用下で径方向トラッキングの補正を確実にする。こ
の実施例では、鏡6が大きな移動度を有する。従って、
径方向トラッキング調整ループの利得は極めて大きく、
例えば低周波数で1000の値に到達し得る。従って、
トラックに対する発散の残留値は、サーボ機構による補
正の後では、それ以前の1/1000以下である。
【0070】本発明には更に別の実施例も考えられる。
【0071】この別の実施例では、鏡6が径方向トラッ
キングの補正ではなく瞳の補正を確実にする。従って径
方向トラッキングの補正は、可動ヘッドのリニヤサーボ
モータ10によって移動する鏡4を介して実施される。
リニヤサーボモータはトラック逸脱信号Eを受け取り、
検出セル12及び13により送出された信号の差がコイ
ルB3に送られる。このコイルは瞳の補正を実施するた
めに鏡6の回転を制御する。
【0072】この変形例の調整ループの該略図を図7に
示した。この場合は鏡6のループの利得が、低周波数で
約1000というリニヤモータの利得と比べて小さく、
例えば低周波数で約10である。
【0073】この場合は、前述のように距離Lに比例す
る因子で除算することによりループ利得を一定にするこ
ともできる。そのためには、前述の実施例のリニヤモー
タ26の代わりにコイルB3を使用するだけでよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】アクセス及びトラッキングを実施するための先
行技術の装置の原理を示す説明図である。
【図2】アクセス及びトラッキングを実施するための本
発明の好ましい実施例の装置の原理説明図である。
【図3】図2の装置の制御ループの概要を示すブロック
図である。
【図4A】本発明のサーボ機構が駆動されていない場合
に焦点の中心Tがとる位置の具体例を示す説明図であ
る。
【図4B】本発明のサーボ機構が駆動している場合に焦
点の中心Tがとる位置を示す説明図である。
【図5A】本発明の好ましい実施例のリニヤサーボモー
タのアナログ制御ループの利得の制御回路を示す該略ブ
ロック図である。
【図5B】本発明の好ましい実施例のリニヤサーボモー
タのアナログ制御ループの利得の制御回路を示す別の該
略ブロック図である。
【図6】本発明の好ましい実施例のリニヤサーボモータ
のデジタル制御ループの利得の制御回路を示す該略ブロ
ック図である。
【図7】図2に示した本発明の装置の変形例の制御ルー
プを示す該略ブロック図である。
【符号の説明】
1 ディスク 2 トラック 3 アクセスキャリッジ 4 反射鏡 5 集束レンズ 6 鏡 12,13 検出セル

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レーザビームによる光学的読取り及び/
    又は書込みが可能なデータを記憶している移動媒体の表
    面のトラックにアクセスしこれを追跡するための装置で
    あって、レーザビームを読取り及び/又は書込みトラッ
    クにアクセスさせる剛性キャリッジと、この剛性キャリ
    ッジに固定的に接続されておりレーザビームを移動デー
    タ媒体の表面に集束させる機能を果たすレンズと、前記
    剛性キャリッジに固定的に接続されておりレーザビーム
    を前記レンズの方向に送る機能を果たす反射鏡と、レー
    ザビームを集束させるための前記キャリッジの移動を可
    能にする少なくとも1つのモータコイルとで構成された
    少なくとも1つのオプチカルヘッドと、オプチカルヘッ
    ドには固定されておらず、レーザビームをオプチカルヘ
    ッド方向へ送る機能を果たす鏡と、前記鏡を回動させる
    モータコイルとを含んでおり、この装置が更に、レンズ
    の瞳の平面と直交し且つレンズの中心を通る軸線に対す
    るビームの偏心を検出し補正する手段を含んでおり、前
    記補正が、前記軸線と直交する軸線であって、瞳の平面
    と直交し且つ前記反射鏡の中心とレーザビームをオプチ
    カルヘッド方向に送る前記鏡の中心とを含んでいる平面
    に含まれている軸線によって規定された方向に沿って適
    用されることを特徴とする光ディスク用のアクセス及び
    トラッキング装置。
  2. 【請求項2】 ビームの偏心を検出し補正する手段が、
    オプチカルヘッドに固定された2つの光電検出セルを含
    んでいる請求項1に記載の装置。
  3. 【請求項3】 2つの検出セルが、移動媒体の表面と直
    交する軸線上にあって反射鏡とビームをオプチカルヘッ
    ド方向に送る鏡との間に配置されており、前記軸線が、
    反射鏡の中心とオプチカルヘッドの孔の中心とによって
    規定された直線と交差し、前記検出セルが前記軸線と直
    線との交点の両側に等距離をおいて配置されている請求
    項2に記載の装置。
  4. 【請求項4】 ビームの偏心を検出し補正する手段が、
    第1の検出セルによって送出された信号を増幅する第1
    の手段と、第2の検出セルによって送出された信号を増
    幅する第2の手段と、前記第1の手段から送出された信
    号と前記第2の手段から送出された信号との間の差を計
    算する別の手段とを含んでいる請求項2又は3に記載の
    装置。
  5. 【請求項5】 剛性キャリッジを移動媒体のトラックに
    アクセスさせるモータコイルに前記別の手段を接続する
    手段を含んでいる請求項4に記載の装置。
  6. 【請求項6】 レーザビームをオプチカルヘッド方向に
    送る鏡を回動させるために使用されるモータコイルに前
    記別の手段を接続する手段を含んでいる請求項4に記載
    の装置。
  7. 【請求項7】 レーザビームをオプチカルヘッド方向に
    送る鏡を用いて径方向トラッキングを確実にすることを
    許容する手段を含んでいる請求項5に記載の装置。
  8. 【請求項8】 反射鏡を用いて径方向トラッキングを確
    実にすることを許容する手段を含んでいる請求項6に記
    載の装置。
  9. 【請求項9】 前記手段が、調整ループの利得を一定に
    する手段を含んでいる請求項5から8のいずれか一項に
    記載の装置。
  10. 【請求項10】 調整ループの利得を一定にする手段
    が、トラックの現在アドレスに固定アドレスを加えるこ
    とによって新しいアドレスを計算する回路と、新しいア
    ドレスに基づいてアナログ信号を発生させるデジタル−
    アナログ変換器と、前記アナログ信号によって制御され
    るアナログ除算器とを含んでいる請求項9に記載の装
    置。
  11. 【請求項11】 調整ループの利得を一定にする手段
    が、入力信号が2つの光電検出セルからの信号の間の差
    を計算する手段から送出されるアナログ−デジタル変換
    器と、サーボ機構を制御するマイクロプロセッサとを含
    んでおり、前記マイクロプロセッサが、アナログ−デジ
    タル変換器から送出された信号とトラックの現在アドレ
    スとを入力として受け取る請求項9に記載の装置。
JP4333659A 1991-11-19 1992-11-19 光ディスク用のアクセス及びトラッキング装置 Pending JPH06103593A (ja)

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DE69229623D1 (de) 1999-08-26
FR2683932A1 (fr) 1993-05-21
EP0543707A1 (fr) 1993-05-26
CA2083244A1 (en) 1993-05-20
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