JPH0610343Y2 - メガネフレームのパット芯止着具及びその止着構造 - Google Patents

メガネフレームのパット芯止着具及びその止着構造

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JPH0610343Y2
JPH0610343Y2 JP6528289U JP6528289U JPH0610343Y2 JP H0610343 Y2 JPH0610343 Y2 JP H0610343Y2 JP 6528289 U JP6528289 U JP 6528289U JP 6528289 U JP6528289 U JP 6528289U JP H0610343 Y2 JPH0610343 Y2 JP H0610343Y2
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輝康 山本
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輝康 山本
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案はメガネフレームのパット芯をパット支持箱に止
着する構造に関するものである。
(従来技術) 一般のメガネフレームの鼻当てパット構造は第5図に示
すごときもので、パット(イ)に埋着・固定されたパット
芯(ロ)とパット支持箱(ハ)はネジ(ニ)を介して連結されて
いる。該パット支持箱(ハ)はフロントフレームにロウ付
けされたパット足(図示なし)の端に固定され、又上記
パット芯(ロ)のネジ孔はネジ径に比べて多少大きく加工
され、該パット(イ)にある程度の揺動性を与えている。
このように、パット支持箱(ハ)にパット芯(ロ)を止着する
には、同図から明らかなごとくパット芯(ロ)及びパット
支持箱(ハ)へのネジ孔加工、及びネジ締め作業をしなけ
ればならず、製作工数がかさみコスト高となる。そして
該ネジ(ニ)を用いる場合、強力なネジ締めによってネジ
山は潰れ、又いったん締め付けしたネジが緩んで、パッ
ト(イ)が脱落するといった現象も発生する。このように
小さいネジ(ニ)は輸送中の振動や、メガネフレームを洗
浄する際の超音波によっても緩み、脱落することが多
い。
勿論、パット芯の止着手段として上記ネジに限るもので
はなく、該パット芯のネジ孔部にボールヘッド・ラッチ
部材を取着し、弾性部材によって外方へ付勢し、パット
支持箱の孔に係止した構造のものや、挟着リングを用い
てパット芯をパット支持箱に止着したものも存在してい
る。しかし、このような弾性力が付勢したボールヘッド
・ラッチ部材や挟着リングをパット支持箱内に取着する
ことは容易でなく、又いったん取着してもパット支持箱
から離脱する頻度が非常に高く、安定した止着が不可能
である。
(本考案の目的) このようにパット支持箱へのパット芯の取着には上記の
ごとき問題が存在する。そこで本考案はこれら問題点の
解決を目的として開発された技術であって、止着方法が
いたって簡単で、しかもいったん止着すれば離脱する危
険性はほとんどないパット芯の止着具並びにその止着構
造を提供する。
(本考案の構成) 本考案に係るメガネフレームのパット芯止着具及び止着
構造は上記問題点の解決を図るために次の特徴をもって
構成されている。すなわち、本考案のパット芯止着構造
においてパット芯とパット支持箱の基本形態は従来通り
であって、パット支持箱にパット芯が遊嵌された状態に
てパット芯は多少揺動可能でなければならない。ところ
で、本考案では該パット芯に係止孔若しくは係止溝を、
同じくパット支持箱の側壁にも係止孔若しくは係止溝を
形成していて、これら両係止孔若しくは係止溝に嵌着さ
れてパット芯をパット支持箱に止着する止着具を間に介
在している。よって、該止着具は略U字状を成して、両
側片の上端には係止片を、又両側片の中間域にも別の係
止部を有し、これら係止片及び係止部が上記係止孔若し
くは係止溝に係止される。該止着具はバネ性のある金属
製ワイヤー又は樹脂を用いて成形されたもので、パット
支持箱に止着された状態にて、パット芯に多少の揺動が
許容されるのみならず、上・下動(クッション性)が与
えられるよう、上方には側片の外方向に伸びた腕を有し
ている。
以下本考案の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。
(実施例) 第6図は一般的な金属製メガネフレームの具体例であっ
て、動図に示すごとくフロントフレーム1の両サイドに
はヨロイ2、2がロウ付けされ、該ヨロイ2にはツル3
が蝶番4を介して連結している。そしてフロントフレー
ム1の中央部にはレンズ5を保持するリム6からパット
足7が伸び、該パット足7端には鼻当てパット8が取着
されている。ところで、第1図は鼻当てパット8の断面
を表わしたもので、パット9に埋着されたパット芯10
がパット支持箱11内に止着具12を介して止着されて
いる。パット芯10は埋着板19を有し、該埋着板19
はパット9の成形と同時にパット9内に埋着され、又パ
ット支持箱11内に遊嵌される芯体14を形成し、該芯
体14にはその両側面20、20に係止溝13、13を形成してい
る(第2図参照)。第3図はパット支持箱11を示した
もので、上記パット芯10の芯体14が遊嵌されるに十
分な凹部空間15を有し、相対向する側壁16、16を貫通
する係止孔17、17が設けられ、他の側面18にはパット
足7がロウ付けされている。こで、上記係止溝13は凹
溝でなく貫通孔としてもよく、逆に係止孔17は係止溝
として形成してもよい。一方、パット芯10の芯体14
をパット支持箱11の凹部空間16に止着する止着具1
2は第4図のごとく略U字状に屈曲し、上端には外方向
に伸びた腕21、21を有し、該腕21端には係止片22が
形成され、係止片22は上記パット支持箱11の係止孔
17に係止される。又止着具12の側片23には係止部
24が内側へ突出して形成され、該係止部24はパット
芯10の芯体14側面20に設けた係止溝13に係止可
能な大きさ並びに形状となっている。ここで該止着具1
2はバネ性のある金属製ワイヤー、若しくは強化樹脂を
用いて成形され、両側片23、23により芯体14を挟持
し、その状態にて腕21端の係止片22がパット支持箱
11の係止孔17に係止されてパット芯10を止着す
る。パット支持箱11に止着する場合には、先ず止着具
12を芯体14に取着し、すなわち、係止部24を係止
溝13に係止させた状態とし、この状態にてパット支持
箱11の凹部空間15へ挿入すれば、止着具12の両腕
21、21はたわんで、係止片22が係止孔17に係止され
る。勿論、上記方法とは逆に凹部空間15内に前もって
止着具12を取着してしまった状態にて、芯体14を挿
入し、係止部24を係止溝13に係止させることも出来
る。
上記実施例では止着具12の側片23を芯体14の側面
20に当接した状態にて挟持しているにすぎないが、該
側面20に溝を形成し、該溝内に側片23を嵌入するこ
とで、より安定した止着が可能となる。さらに、止着具
12の係止片22をパット支持箱11の係止孔17に係
止した状態でロウ付けしてもよい。
以上述べたように、本考案に係るメガネフレームのパッ
ト芯止着具及びその止着構造は、上記実施例に限定する
ものではないが、次のような効果を得ることが出来る。
(効果) (1)本考案の止着具は従来のネジに相当するものである
が、該ネジに比べて生産コストも安くなり、又該止着具
を用いてのパット芯をパット支持箱に止着する作業工程
が簡略化される。すなわち、従来のネジ締め作業に比
べ、凹部空間内へ挿入セットするだけでよく、大幅に作
業工数が削減される。
(2)又、ネジのような緩みや、該緩みにともなうパット
の離脱現象もなく、安定した止着手段となるのみなら
ず、該止着具は一定長さの腕を有しているため、該腕は
バネ変形によってたわみ、無理な力が作用してもパット
支持箱からの離脱を防止する以外にクッション性があ
り、パットが鼻になじみ易く、同時にメガネが鼻から滑
り落ちる現象を防止する効果をも有す。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るパット芯の止着構造を示す実施例
であり、第2図はパット芯を、第3図はパット支持箱
を、第4図は止着具の具体例であり、第5図は従来の止
着構造を、さらに第6図は一般的な金属製メガネをそれ
ぞれ示している。 1……フロントフレーム、2……ヨロイ、 3……ツル、4……蝶番、 5……レンズ、6……リム、 7……パット足、8……鼻当てパット、 9……パット、10……パット芯、 11……パット支持箱、12……止着具、 13……係止溝、14……芯体、 15……凹部空間、16……側壁、 17……係止孔、18、20……側面、 19……埋着板、21……腕、 22……係止片、23……側片、 24……係止部。

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】鼻当てパットのパット支持箱凹部空間に、
    パット芯の芯体を遊嵌し、該凹部空間からのパット芯の
    離脱を防止するための略U字状を成す止着具であって、
    上記芯体の両側面に当接する側片を有し、側片には芯体
    に設けた係止溝に係止される係止部を内方向へ突出して
    形成し、側片の上端を屈曲して腕を外方向へ伸ばし、該
    腕の端にはパット支持箱の側壁に設けた係止孔に係止さ
    れる係止片を有したことを特徴とするメガネフレームの
    パット芯止着具。
  2. 【請求項2】鼻当てパットのパット支持箱凹部空間にパ
    ット芯の芯体を遊嵌し、止着具を介してパット芯をパッ
    ト支持箱に止着したパット芯の止着構造において、パッ
    ト支持箱の相対向する側壁に係止孔を設け、芯体の両側
    面にも係止溝を設け、上記止着具を略U字状とし、両側
    片に内方向に突出した係止部を有し、側片上端を外方向
    へ伸ばして腕を形成し、該腕の端には係止片を設け、両
    側片にて芯体を挟持するとともに係止部を芯体の係止溝
    に係止し、腕の係止片をパット支持箱の係止孔に係止し
    たことを特徴とするメガネフレームのパット芯止着構
    造。
  3. 【請求項3】上記腕の係止片をロウ付けした実用新案登
    録請求の範囲第2項記載のメガネフレームのパット芯止
    着構造。
  4. 【請求項4】上記芯体の側面に溝を形成し、該溝内に止
    着具の側片を嵌入した実用新案登録請求の範囲第2項、
    又は第3項記載のメガネフレームのパット芯止着構造。
JP6528289U 1989-06-03 1989-06-03 メガネフレームのパット芯止着具及びその止着構造 Expired - Lifetime JPH0610343Y2 (ja)

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