JPH0348552Y2 - - Google Patents

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JPH0348552Y2
JPH0348552Y2 JP7083686U JP7083686U JPH0348552Y2 JP H0348552 Y2 JPH0348552 Y2 JP H0348552Y2 JP 7083686 U JP7083686 U JP 7083686U JP 7083686 U JP7083686 U JP 7083686U JP H0348552 Y2 JPH0348552 Y2 JP H0348552Y2
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JP
Japan
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suspension wire
pendulum
fixture
disk portion
disc
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JP7083686U
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JPS62182479U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案はサスペンシヨンワイヤ式振り子の保護
装置に関するものである。
(従来の技術) 従来よりサスペンシヨンワイヤ式振り子は、振
り子が長いサスペンシヨンワイヤに吊り下げら
れ、サスペンシヨンワイヤの捩りとその戻り作用
によつて振り子を往復回転駆動するものである。
このために吊り下げられている振り子が左右に大
きく振れたりすると、サスペンシヨンワイヤに大
きな応力がかかり、サスペンシヨンワイヤの破
断、塑性変形などが生じる場合がある。これを防
ぐために、第3図示のように振り子Aの上部に度
当りBを設け、その下端部を台座Cに設けた振れ
防止用の凹部Dに挿入することにより、振り子A
の上下の位置でその振れの規制を行つている。
(考案が解決しようとする問題点) 上記従来技術のように、振り子をその上部のみ
ならず下端部でも規制すると、振り子の下端部が
その下方の台座に連結されているように見え、振
り子が宙吊り状態で自由に往復回転しているよう
にデザインすることは不可能で、デザインが制約
されてしまう。
そこで本考案の目的は、振り子が全く自由な状
態で往復回転しているように見え、デザインの自
由度を高め、しかも左右へ振れることが規制さ
れ、サスペンシヨンワイヤに必要以上の外力がか
からないようにすることにある。
(問題点を解決するための手段) 本考案のサスペンシヨンワイヤ式振り子の保護
装置は、サスペンシヨンワイヤの下端部に取付具
を介して振り子が吊支され、取付具にはサスペン
シヨンワイヤと実質的に直角をなす円板部が設け
てあり、この円板部はその上下両面と狭い間隔を
もつて対向する固定部材の間の空間に配置されて
いることを特徴としている。
(作 用) 振り子の取付具には円板部が設けてあるので、
使用者が触れるなどして振り子が左右に振れたり
または傾斜したりした場合に、サスペンシヨンワ
イヤは僅かに屈曲されるが、円板部が固定部材に
当接してそれ以上の変位が規制され、このために
サスペンシヨンワイヤの屈曲もそれ以上には生じ
ない。
(実施例) 本考案の一実施例を図面に基づいて説明する。
時計機械体ケース1の上端部にサスペンシヨン
ワイヤ2の上端部が固定されるもので、サスペン
シヨンワイヤ2の上端はワイヤ取付具3a,3b
に挟着され、固定具4にねじ5で固定される。ケ
ース1の上端部1aを取付けねじ6が貫通し、こ
の取付けねじ6で固定具4をケース1に固定して
いる。サスペンシヨンワイヤ2の下端はワイヤ取
付具7a,7bに挟着され、振り子の取付具8に
ねじ9で固定してある。取付具8にはその上端部
に円板部8aが設けてある。円板部8aはサスペ
ンシヨンワイヤ2と実質的に直角をなすもので、
サスペンシヨンワイヤ2が垂直姿勢のときに水平
姿勢となるものである。サスペンシヨンワイヤ2
が円板部8aの中心部を貫通できるように、取付
具8にはその外周縁から中心部へ至る径方向の溝
8bが設けてある。取付具8の下端部には、振り
子10を掛止める軸8c,8cが水平方向に突設
してある。振り子10の上端部には掛止め用のか
ぎ部10a,10aが設けてある。ケース1から
固定部材の一例である固定板11,12が、円板
部8aの上下両面と狭い間隔d,dをもつて対向
するように設けてあり、円板部8aはこの2枚の
固定板11,12の間の空間に位置するように配
置されている。なお、この例では、固定板11,
12は、それぞれケース1と一体的に形成されて
おり、ケース1と一体的に形成された壁部13,
13によつて補強的に連結されている。円板部8
aが水平姿勢のとき、すなわちサスペンシヨンワ
イヤ2が垂直姿勢のときには、固定板11,12
と円板部8aとは平行となるものである。固定板
11,12には、サスペンシヨンワイヤ2または
取付具8が通過する部分に、切欠部11a,11
aが設けてある。
正しい姿勢にセツトされてサスペンシヨンワイ
ヤ式振り子が作動している時は、サスペンシヨン
ワイヤ2は垂直姿勢であり、円板部8aは水平姿
勢であつて固定板11,12に接触することな
く、固定板11,12のほぼ中央部に平行に位置
している(第1,2図実線図示)。円板部8aの
この位置で、サスペンシヨンワイヤ2の捩りとそ
の戻り作用により、取付具8,振り子10は往復
回転し、同時に円板部8aもこの水平姿勢で往復
回転している。いま使用者が振り子に接触するな
どにより、振り子が左右に振られあるいは傾けら
れたりすると、取付具8も第1,2図鎖線に示す
ように左右に振れて傾斜し、円板部8aの対向す
る縁部が、それぞれ固定板11および12に当接
して円板部8aはそれ以上に変位することが出来
ない。サスペンシヨンワイヤ2は円板部8aが固
定板11,12に当接するまでの範囲内での変位
によつて僅かに屈曲されるが、固定板11,12
はその屈曲がサスペンシヨンワイヤ2を変形させ
ないように円板部8の変位を規制する位置に設け
られている。したがつて振り子10が必要以上に
傾けられた際にも、サスペンシヨンワイヤ2には
変形が生じず、当然破断も起こらない。
なお固定部材は上記実施例のように時計機械体
ケース1と一体的に形成されるものに限定され
ず、別部材にて設けてもよく、その形状も特に板
状のものに限られず、複数のピン状の突起等にて
構成してもよい。
(考案の効果) 本考案は以上の構成を有するものであるので、
振り子に外力が加わつた時にも、円板部が固定部
材に当接することによりサスペンシヨンワイヤの
屈曲が極めて僅かの屈曲止まり、サスペンシヨン
ワイヤに変形を生じることがなく、当然破断も起
こらない。また振り子は全く宙吊りの状態である
ので、自由なデザインが可能である。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示すものであつて、
第1図は一部切欠背面図、第2図は第1図−
線断面図、第3図は従来技術の要部の一部切欠正
面図である。 2……サスペンシヨンワイヤ、8……取付具、
8a……円板部、10……振り子、11,12…
…固定部材(固定板)、d……間隔。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 サスペンシヨンワイヤの下端部に取付具を介し
    て振り子が吊支され、 上記取付具には、上記サスペンシヨンワイヤと
    実質的に直角をなす円板部が設けてあり、 上記円板部が、その上下両面と狭い間隔をもつ
    て対向する固定部材の間の空間に配置されている ことを特徴とするサスペンシヨンワイヤ式振り子
    の保護装置。
JP7083686U 1986-05-12 1986-05-12 Expired JPH0348552Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7083686U JPH0348552Y2 (ja) 1986-05-12 1986-05-12

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7083686U JPH0348552Y2 (ja) 1986-05-12 1986-05-12

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62182479U JPS62182479U (ja) 1987-11-19
JPH0348552Y2 true JPH0348552Y2 (ja) 1991-10-16

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ID=30912833

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JP7083686U Expired JPH0348552Y2 (ja) 1986-05-12 1986-05-12

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0617114Y2 (ja) * 1989-01-26 1994-05-02 株式会社精工舎 時計装置

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Publication number Publication date
JPS62182479U (ja) 1987-11-19

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