JPH0610339Y2 - 光アイソレータ - Google Patents

光アイソレータ

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JPH0610339Y2
JPH0610339Y2 JP1718788U JP1718788U JPH0610339Y2 JP H0610339 Y2 JPH0610339 Y2 JP H0610339Y2 JP 1718788 U JP1718788 U JP 1718788U JP 1718788 U JP1718788 U JP 1718788U JP H0610339 Y2 JPH0610339 Y2 JP H0610339Y2
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JP
Japan
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permanent magnet
prism
optical isolator
adhesive
outer diameter
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JP1718788U
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JPH01123823U (ja
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次雄 徳増
孝祐 高橋
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富士電気化学株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は光通信システムや光計測器等で用いる光アイソ
レータに関し、更に詳しくは、プリズムホルダと永久磁
石との接合個所の外周部に接着剤を塗布し結合一体化し
た光アイソレータに関するものである。
[従来の技術] 光アイソレータは、一方向への光の通過は許容するぎ逆
方向への光の通過は阻止する機能を持つ非可逆光デバイ
スであり、例えば半導体レーザを光源とする光通信シス
テムにおいてレーザ光が反射によって光源側に戻るのを
防止するため等に用いられている。
光アイソレータは第10図に示すように、偏光子10と
検光子11との間に45度ファラデー回転子12を配置
して構成される。ここで偏光子10及び検光子11は、
ともにプリズムホルダ14内にプリズム16を装着した
構造をなし、ファラデー回転子12は永久磁石18内に
磁気光学結晶20を装着した構造をなす。
このような光アイソレータは、両プリズムホルダ14と
永久磁石18との接合面に接着剤を塗布し、互いに衝合
させて固着し組み立てられる。接着剤の塗布個所は第1
1図で点々を付して表してある。
[考案が解決しようとする課題] ところが従来技術では上記のようにプリズムホルダ14
と永久磁石18との接合面に接着剤を塗布して接着して
いたため、接合面にはそれらが密着し第11図に示すよ
うにプリズムホルダ14の接着面から接着剤が流れ出
し、プリズム16の光学面に接着剤22が付着すること
がしばしば生じる。このため光の透過量が減少し光アイ
ソレータの性能低下を招いていた。
本考案の目的は、上記のような従来技術の欠点を解消
し、プリズム光学面への接着剤の付着を防止し、しかも
プリズムホルダと永久磁石とを強固に固着できるような
構造の光アイソレータを提供することにある。
[課題を解決するための手段] 上記のような目的を達成できる本考案は、ともにプリズ
ムホルダ内にプリズムを装着した構造の偏光子と検光子
との間に、永久磁石内に磁気光学結晶を装着したファラ
デー回転子を配置して結合一体化した光アイソレータに
おいて、プリズムホルダと永久磁石との接合面のうち少
なくとも一方の外周縁にテーパ面又は段部を形成して断
面凸型にし、相手方部材に接合することによって接合個
所の外周部に溝部を形成し、その溝部内に接着剤を塗布
して結合一体化した光アイソレータである。
また両プリズムホルダの最大外径を永久磁石の最大外径
よりも小さく設定する。その小ささの程度は、両プリズ
ムホルダの最大外径をY、永久磁石の最大外径をX、接
着後のプリズムホルダと永久磁石との半径方向の最大移
動量をΔXとした時、Y≦X−ΔXとなるように定める
のがよい。
[作用] 本考案ではプリズムホルダと永久磁石との接合個所の外
周部分に接着剤を塗布し結合一体化しているため、接着
剤の一部が接合面に流れ込んでもプリズムの光学面まで
達することはなく、プリズム光学面が接着剤で汚れるの
を防止することができる。
また本考案ではプリズムホルダと永久磁石との接合面の
うち少なくとも一方が凸型をなしているため、接合個所
の外周部に溝が形成され、接着剤はその溝内に収まるか
ら、接着作業を容易に行うことができると共に強固な接
着を実現できるし、また接着剤の盛り上がりによる光ア
イソレータの外径増大といった不都合も生じない。
特にプリズムホルダの最大外径を永久磁石の最大外径よ
りも小さく設定すると、接着時に両者の間で半径方向の
移動が生じても、常に永久磁石の最大外径に収まり、光
アイソレータの外径寸法を規定寸法にできハウジング等
へ収納する際に収納不能となるような事態が発生するの
を回避できる。
[実施例] 第1図は本考案に係る光アイソレータの一実施例を示す
分解斜視図であり、第2図はその組立後の平面図であ
る。この光アイソレータは、従来同様、偏光子30と検
光子32との間に45度ファラデー回転子34を配置し
て結合一体化した構造である。
ファラデー回転子34は軸方向に着磁された円筒状の永
久磁石36とその内部に装着される円柱状の磁気光学結
晶38とから構成される。永久磁石36は例えばサマリ
ウム−コバルト系磁石からなり、磁気光学結晶38は
1.2μm以上の長波長領域ではYIG(イットリウム
−鉄−ガーネット)単結晶等が用いられる。
偏光子30および検光子32は共にプリズムホルダ4
0,41内にプリズム42,43を装着した構造であ
る。プリズムホルダ40,41は共に筒状をなし、外側
は永久磁石36と同様の外周面を持ち、内側にはプリズ
ム42,43が挿入される角形貫通孔44,45を有
し、永久磁石36と接合する面の外周側にはテーパ面4
6,47が形成されている。即ちこれらプリズムホルダ
40,41は共に永久磁石36との接合面に向かって凸
型の構造をなす。ここでプリズムホルダ40,41は例
えばアルミニウム等から製作され、又プリズム42,4
3は例えばBK−7等からなる。
さて本考案の特徴は、第2図に示すようにプリズムホル
ダ40,41と永久磁石36との接合個所の外周部に接
着剤50を塗布し結合一体化する点である。つまりこの
実施例でプリズムホルダ40,41に形成したテーパ面
46,47と永久磁石36の両端面とによって形成され
る溝部全周にわたって接着剤50を付着させ固定してい
る。
本考案によれば、接着剤50の一部がプリズムホルダ4
0,41と永久磁石36との接合面の間に流れ込んでも
内部のプリズム42,43まで達することはなく、プリ
ズムへの接着剤の付着を防止できるため光の透過光量が
減少するといった不都合は生じない。また接着剤は前記
溝内に塗布すればよいため、接着作業は容易となり作業
時間も短縮できる。また接着剤が多少盛り上がって付い
ても溝内に収まるから、硬化後に接着剤のために光アイ
ソレータの最大径が大きくなることもない。
プリズムホルダと永久磁石との接合面に形成する凸型構
造は上記の実施例に限られるものではなく、様々な変形
が可能である。例えば第3図ではプリズムホルダ40,
41に小径の段部52,53を形成して永久磁石36と
接合し、その接合個所の外周部に接着剤を塗布するよう
に構成した例である。また第4図は段部54,55を曲
面状にした例である。
第5図〜第7図は更に他の実施例を示しており、第5図
は永久磁石36の両端外周部にテーパ面56を形成した
例、第6図は小径段部58を形成した例、第7図は曲面
付きの段部60を形成した例である。
このように凸型構造はプリズムホルダ側でもよいし永久
磁石側でもよく、また両方とも凸型構造にしてもよい。
第8図は本考案の更に他の実施例で用いる光アイソレー
タの説明図である。ここでは両プリズムホルダ40,4
1の最大外径を永久磁石36の最大外径よりも小さく設
定している。具体的には永久磁石36の最大直径をX、
プリズムホルダ40,41と永久磁石36との接着後の
相対的な半径方向の最大移動量をΔXとした時、プリズ
ムホルダ40,41の最大直径YをY≦X−ΔXとなる
ように定める。プリズムホルダ40,41と永久磁石3
6との接着後に、両者は仮想線で示すように相対的に半
径方向にずれることが生じうる。この予想されるずれの
最大量ΔXを考慮しておくことによって、接着後におけ
る光アイソレータの外径寸法は常に規定値(永久磁石3
6の最大外径X)となり、その後ハウジング等に収納す
る際に収納不能になるといったトラブラは生じない。
第9図は、それを実現するための具体例を示している。
プリズムホルダ40,41の最大外径を永久磁石36の
最大外径よりも小さくすると共に、プリズムホルダ4
0,41側にテーパ面62,63を形成して凸型にす
る。これらのプリズムホルダ40,41と永久磁石36
との接合個所の外周部に形成される溝部に接着剤を塗布
し結合一体化する。
[考案の効果] 本考案では上記のようにプリズムホルダと永久磁石との
接合個所の外周部に接着剤を塗布し結合一体化した光ア
イソレータであるから、接着剤がプリズム光学面に流れ
込んで付着することはなく、そのため光の透過光量が減
少せず、光アイソレータの性能低下を防止できる効果が
ある。
特にプリズムホルダと永久磁石との接合面のうち少なく
とも一方を凸型にして、それらの接合個所の外周部に接
着剤を塗布するように構成しているので、接着剤の塗布
作業が容易となり作業時間の短縮を図ることができ量産
化し易くなる。また接着剤は接合個所に形成される溝部
に収まるため、多少盛り上がっても光アイソレータの外
径寸法に影響を及ぼすことはない。
更に両プリズムホルダの最大外径を永久磁石の最大外径
よりも小さくしておくと、接着時にプリズムホルダと永
久磁石との間に相対的な半径方向のずれが生じても光ア
イソレータ全体としての外径寸法は永久磁石によって規
定される大きさに収まり、ハウジング等に必ず収納可能
になり製品不良の発生はなくなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る光アイソレータの一実施例を示す
分解斜視図、第2図はその平面図、第3図〜第7図はそ
れぞれ本考案に係る光アイソレータの例を示す説明図、
第8図は本考案の他の実施例を示す説明図、第9図は本
考案の更に他の実施例を示す説明図である。 また第10図は従来技術の一例を示す分解斜視図、第1
1図はその偏光子の斜視図である。 30……偏光子、32……検光子、34……ファラデー
回転子、36……永久磁石、38……磁気光学結晶、4
0,41……プリズムホルダ、42,43……プリズ
ム、46,47……テーパ面。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ともにプリズムホルダ内にプリズムを装着
    した構造の偏光子と検光子との間に、永久磁石内に磁気
    光学結晶を装着したファラデー回転子を配置して結合一
    体化した光アイソレータにおいて、プリズムホルダと永
    久磁石との接合面のうち少なくとも一方の外周縁にテー
    パ面又は段部を形成して断面凸型にし、相手方部材に接
    合することによって接合個所の外周部に溝部を形成し、
    その溝部内に接着剤を塗布して結合一体化したことを特
    徴とする光アイソレータ。
  2. 【請求項2】両プリズムホルダの最大外径を永久磁石の
    最大外径よりも小さくした請求項1記載の光アイソレー
    タ。
JP1718788U 1988-02-12 1988-02-12 光アイソレータ Expired - Lifetime JPH0610339Y2 (ja)

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JP1718788U JPH0610339Y2 (ja) 1988-02-12 1988-02-12 光アイソレータ

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JP1718788U JPH0610339Y2 (ja) 1988-02-12 1988-02-12 光アイソレータ

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JPH01123823U JPH01123823U (ja) 1989-08-23
JPH0610339Y2 true JPH0610339Y2 (ja) 1994-03-16

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JPH1195169A (ja) * 1997-09-18 1999-04-09 Shin Etsu Chem Co Ltd ファイバ付き光アイソレータ

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JPH01123823U (ja) 1989-08-23

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