JPH0714410U - 光学素子固定部品 - Google Patents

光学素子固定部品

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JPH0714410U
JPH0714410U JP4402293U JP4402293U JPH0714410U JP H0714410 U JPH0714410 U JP H0714410U JP 4402293 U JP4402293 U JP 4402293U JP 4402293 U JP4402293 U JP 4402293U JP H0714410 U JPH0714410 U JP H0714410U
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JP
Japan
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optical element
optical
element fixing
light
component
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Pending
Application number
JP4402293U
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English (en)
Inventor
聡明 渡辺
欽也 竹内
正 大手
信明 須藤
俊彦 流王
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Shin Etsu Chemical Co Ltd
Original Assignee
Shin Etsu Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】光アイソレータ等に使用する光学素子の固定部
品であって、光学素子を固定部品に接合した際、透光部
に接合剤がはみ出さない光学素子固定部品を提供する。 【構成】光学素子固定部品は、図1に示すように、接合
部32、33を形成して光学素子1、3を固定する部品
20、21であって、光学素子1、3と固定部品20、
21の接合部32、33に段差40、41が設けられて
いる。前記光学素子固定部品20、21は、段差40、
41が面取り加工により形成されていてもよい。前記光
学素子固定部品20、21は、段差40、41が溝加工
により形成されていてもよい。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、通信システムや光計測システムに使用される光アイソレータ等の光 学素子の固定部品に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
光源からの光を光学系を介して伝達しようとすると、光学系の端面で反射した 光が光源に戻ってくる。例えば光ファイバによる信号伝送で、レーザー光源から 発した光はレンズを介してファイバ端面に投影され、その多くは伝送光としてフ ァイバ内部に入ってゆくが、レンズやファイバの端面で表面反射をしてレーザー 光源まで戻ってレーザーの発振を乱し、ノイズを発生させる。このようなノイズ を消去するために光アイソレータが使用されている。
【0003】 図6に光アイソレータの断面図を示す。同図で、光学素子である偏光子1、フ ァラデー回転子2および検光子3が、この順に配置されて保持治具であるホルダ 7、8と共に組み立てられ、ファラデー回転子2に磁界を印加する円筒形の磁石 4および固定部品5、6に接合剤10、例えば半田、接着剤または硝子材で接合 されて固定され、金属ホルダ9に接合収納される。偏光子1の偏光方向と検光子 3の偏光方向は45度回転しており、ファラデー回転子2の光路長および磁石4 の磁界強度は偏光方向を45度回転させるようになっている。
【0004】 光源からの光は、この光アイソレータの透光部11に入射し、偏光子1を透過 して一方向の偏光となり、磁石4で磁界を印加されたファラデー回転子2を透過 するときに偏光方向が45度回転し、検光子3を透過する。このようにして光ア イソレータから出射した偏光は、次の光学系(例えば光ファイバ)に多くは入射 するが、一部は表面反射して光アイソレータに逆方向から入射する。その光の偏 光方向が検光子3の偏光方向と一致しているからここを透過し、ファラデー回転 子2では偏光方向がさらに45度回転して透過する。したがってその透過光の偏 光方向は、偏光子1の偏光方向に対し、90度回転して直交ニコルの関係にある 。そのため、光学系からの表面反射光は光アイソレータで遮断されるので、光源 に戻ることがなく、ノイズを防止できる。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
偏光子1および検光子3等の光学素子を、接合剤10で固定部品5、6に取り 付ける際、透光部11に接合部30、31から接合剤10がはみ出していた。透 光部11に接合剤10がはみ出すと、透過光量が低下する他、反射戻り光が接合 剤はみ出し部で散乱して、戻り光の遮断能(逆方向挿入損失)が低下するという 問題があった。また前記接合剤はみ出し部を避けて使用した場合は、透過光の径 が小さくなり、光軸調整が難しくなる。さらに、接合剤10がはみ出した光アイ ソレータを不良品とすると、光アイソレータの製造コストが高くなるという問題 があった。
【0006】 本考案は前記の課題を解決するためなされたもので、接合剤10が透光部11 にはみ出すことを防止し、低コストで信頼性の高い光アイソレータの製造に用い る光学素子固定部品20、21を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記の目的を達成するためになされた本考案の光学素子固定部品は、図1に示 すように、接合部32、33を形成して光学素子1、3を固定する部品20、2 1であって、光学素子1、3と固定部品20、21の接合部32、33に段差4 0、41が設けられている。
【0008】 前記光学素子固定部品は、図2に示すように、段差が面取り加工により形成さ れていてもよい。
【0009】 前記光学素子固定部品は、図3〜図5に示すように、段差が溝加工により形成 されていてもよい。
【0010】
【作用】
図1に示すように、偏光子1、検光子3を夫々固定部品20、21に接合剤1 0を用いて接合固定する際、接合部32、33からはみ出た余分な接合剤10は 段差40、41内に納まる。図2においては、偏光子1のみを用いて例示すると 、接合部34からはみ出た余分な接合剤10は面取り部42に納まる。図3にお いては、接合部35からはみ出た余分な接合剤10は溝43に納まる。図4にお いては、接合部36の溝44の中にだけ接合剤10が納まる。図5においては、 接合部37の返り部45の返り側にだけ接合剤10が納まる。
【0011】
【実施例】
以下、本考案の実施例を説明する。
【0012】 図1は、本考案を適用する、接合部に段差が設けられた光学素子固定部品を使 用した実施例である光アイソレータの断面図である。
【0013】 ファラデー回転子2は円筒形のホルダ7、8に挟まれ、ホルダ7、8は夫々偏 光子1、検光子3により挟み込まれて固定され一体物を形成している。円筒形の 固定部品20、21は円筒磁石4を挟んでおり、固定部品20、21および円筒 磁石4と、前記一体物との間隙は半田10で埋められ接合固定されている。固定 部品20、21は夫々の接合部32、33に段差40、41を有している。
【0014】 前記の部品全体は円筒形の金属ホルダ9に収納され、前記部品全体と金属ホル ダ9との間隙は半田で埋められて接合固定され、光アイソレータが完成している 。
【0015】 前記光アイソレータにおいては、接合部32、33の段差40、41内に余分 な半田10が納まっており、光アイソレータの透光部11には、はみ出していな い。
【0016】 偏光子1および検光子3を接合固定する固定部品は、図2〜図5に示すような 構成であってもよい。偏光子1の場合で例示しているが、検光子3の場合も同様 である。図2は固定部品22の接合部34に面取り加工を設け、面取り部42に 余分な半田10を納め、透光部11に半田10がはみ出さないようにしている。 図3は固定部品23の接合部35に溝加工を設け、溝43に余分な半田10を納 め、透光部11に半田10がはみ出さないようにしている。図4は固定部品24 の接合部36に溝加工を設け、溝44にのみ半田10を入れて偏光子1を接合固 定し、透光部11に半田10がはみ出さないようにしている。図5は固定部品2 5の接合部37に返り部45を設け、透光部11に半田10がはみ出さないよう にしている。
【0017】 また、ファラデー回転子2を保持固定するホルダ7、8に前記同様の手法を用 いても、同様のはみ出し防止効果が得られる。
【0018】
【考案の効果】
以上、詳細に説明したように本考案の光学素子固定部品は、接合剤が透光部へ はみ出すことを防止することができ、前記光学素子固定部品を使用すると、低コ ストで信頼性の高い光アイソレータを製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案を適用する、接合部に段差が設けられた
光学素子固定部品を表す断面図である。
【図2】本考案を適用する、接合部に面取り加工により
段差が設けられた光学素子固定部品を表す断面図であ
る。
【図3】本考案を適用する、接合部に溝加工により段差
が設けられた光学素子固定部品を表す断面図である。
【図4】本考案を適用する、接合部に別の溝加工により
段差が設けられた光学素子固定部品を表す断面図である
【図5】本考案を適用する、接合部に別の溝加工により
段差が設けられた光学素子固定部品を表す断面図であ
る。
【図6】従来の光学素子固定部品を表す断面図である。
【符号の説明】
1は偏光子、2はファラデー回転子、3は検光子、4は
円筒磁石、7・8はホルダ、9は金属ホルダ、10は接
合剤、11は透光部、5・6・20・21・22・23
・24・25は固定部品、30・31・32・33・3
4・35・36・37は接合部、40・41は段差、4
2面取り部、43・44は溝、45は返り部である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 須藤 信明 群馬県安中市磯部2丁目13番1号 株式会 社シンコーモールド内 (72)考案者 流王 俊彦 群馬県安中市磯部2丁目13番1号 信越化 学工業株式会社精密機能材料研究所内

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 接合部を形成して光学素子を固定する部
    品であって、前記光学素子と前記固定部品の前記接合部
    に段差が設けられたことを特徴とする光学素子固定部
    品。
  2. 【請求項2】 前記段差が面取り加工により形成されて
    いることを特徴とする請求項1に記載の光学素子固定部
    品。
  3. 【請求項3】 前記段差が溝加工により形成されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の光学素子固定部品。
JP4402293U 1993-08-11 1993-08-11 光学素子固定部品 Pending JPH0714410U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4402293U JPH0714410U (ja) 1993-08-11 1993-08-11 光学素子固定部品

Applications Claiming Priority (1)

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JP4402293U JPH0714410U (ja) 1993-08-11 1993-08-11 光学素子固定部品

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0714410U true JPH0714410U (ja) 1995-03-10

Family

ID=12680043

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4402293U Pending JPH0714410U (ja) 1993-08-11 1993-08-11 光学素子固定部品

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5165051U (ja) * 1974-11-18 1976-05-22

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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