JPH06102873B2 - 疎水性材料の標識付与法 - Google Patents

疎水性材料の標識付与法

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JPH06102873B2
JPH06102873B2 JP60043588A JP4358885A JPH06102873B2 JP H06102873 B2 JPH06102873 B2 JP H06102873B2 JP 60043588 A JP60043588 A JP 60043588A JP 4358885 A JP4358885 A JP 4358885A JP H06102873 B2 JPH06102873 B2 JP H06102873B2
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は液状組成物の用途に関する。更に詳しくは水溶
性螢光染料他を含有する液状組成物を用いる疎水性材料
の標識付与法に関する。
従来の技術 疎水性繊維等疎水性材料に例えば螢光染料を用いて標識
を付与し、縫製等における工程管理あるいは在庫管理等
を容易にするという方法は広く用いられている。それら
のうち水溶性の螢光染料或いは螢光顔料を適当な溶剤に
溶解し疎水性材料に標識を付与するという方法も公知で
ある。
発明が解決しようとする問題点 疎水性材料上に付与された標識は可視光線では認識され
ず特定の光線によってのみ認識される必要があるが前記
したような水溶性の螢光染料又は螢光顔料をアセトン等
の溶剤に溶解して疎水性材料に標識を付与した場合、付
与された螢光染料、螢光顔料が黄色に着色したり、紫外
線の照射によってその標識が検出されず(螢光物質のク
エンチング現象)本来の目的を達成しないということが
多い。
特に水溶性螢光染料を用いて合成繊維、とりわけポリエ
ステル繊維、或いは合成樹脂製品、例えばフイルムなど
に標識を付与する場合、螢光顔料をアセトン等の溶剤に
溶解して主としてジエツトプリンターで標識の付与を行
う方法行われているがこの場合には、使用停止時に溶剤
が揮発してノズルをつめてしまう事故が発生しやすい。
問題点を解決する為の手段 本発明者は前記したような問題点を解決すべく鋭意研究
を重ねた結果、水溶性螢光染料及びカゼイン、デンプ
ン、酸化デンプン、カチオン化デンプン、SBR(スチレ
ン−ブタジエンラバー)ラテツクス、CMC(カルボキシ
メチルセルローズ)、水溶性ナイロン、又はPVA(ポリ
ビニルアルコール)の一種又は二種以上を用いて疎水性
材料に標識を付与することによって前記したような問題
点が解決されることを見出し本発明を完成させた。
本発明で、水溶性螢光染料とは、母体構造としてスチル
ベン核或いはビスチリルビフエニル核を持ち、主として
セルローズ系繊維、パルプ、合成洗剤などに使用される
もの、及び母体構造としてクマリン核を持ち、主として
羊毛、ナイロンなどのポリアミド繊維の螢光増白に使用
されるもので水溶性のものをいう。標識付与にジエツト
プリンターを使用する場合には、一般に不純物例えば無
機塩類の含有量が少ない水溶性螢光染料の液状品が好適
である。
これらの水溶性螢光染料を使用するには、粉体のものは
所要量の水または温湯で溶解し、液状のものは所要量の
水で希釈して使用する。
一方水溶性螢光染料の水溶液に添加するカゼイン、ゼラ
チン、デンプン、酸化デンプン、カチオン化デンプン、
SBRラテツクス、CMC、水溶性ナイロン又はPVA(以後こ
れらを添加剤という)の一種又は二種を水を用いて溶
解、液状又は糊状にしたあと前記水溶液に添加するか、
あるいは前記の如くしてえられた添加剤の液状又は糊状
品に前記水溶性螢光染料の水溶液を添加してもよい。水
溶性螢光染料と添加剤との割合は添加剤に対して水溶性
螢光染料が乾燥品換算で5%(重量)以上好ましくは10
%(重量)以上含有されるように調製するのが好まし
い。
こうしてえられた水溶性螢光染料の水溶液と液状又は糊
状の添加剤との混合物の粘度は後記する標識の付与手段
に応じて水又は前記添加剤を用いて調製される。
水溶性螢光染料のうち母体構造がクマリン核を持つもの
のようにその水溶液のイオン性がカチオン性であるもの
については添加剤としてカチオン化されたデンプンを使
用するのが良い。
前記の如く調製された水溶性螢光染料と前記添加剤の混
合物を疎水性材料に付与する方法としては、シルクスク
リーンを用いる方法、筆などを用いる方法、ジエツトプ
リンターを用いる方法など目的に応じて使用出来る。
疎水性材料としては、織物、編物あるいはフイルム、板
などのシート状のものは勿論、複雑な形に成形されたも
のでも付与する方法、装置を工夫すれば付与することが
可能である。又該材料は無色のものはもちろん着色又は
染色されたものにも適用される。付与後は標識に直接触
れないような方法で乾燥すれば良い。
実施例 実施例により本発明を更に詳細に説明する。
実施例1 カヤホールSリキツド(水溶性螢光染料、日本化薬製、
純分25%、C.I.フルオレスセント87)1gをゴーセノール
GL-05H(日本合成化学工業製PVA)の20%溶液99g中に加
えて良くかきまぜた後、1350メツシユのシルクスクリー
ンを使用してポリエステル100%加工系織物上に模様を
プリントし、60℃の熱風中で乾燥した。この標識は太陽
光では検出出来ないが、ブラツクライトのもとでは鮮や
かな模様の螢光発色が見られ、標識として検出出来た。
同様にカヤホールSリキツド1gをアルギンSSL(富士化
学工業製アルギン酸ソーダ)の20%溶液に加えたもので
プリントしたものは、標識物が黄色に着色しブラツクラ
イトを照射しても螢光発色は見られなかった。
実施例2 実施例1においてポリエステル100%加工糸織物の代わ
りにポリエチレンシートを用いる他は実施例1と同様に
処理してブラツクライトによって鮮明に検出される標識
を得た。
実施例3 カヤホールASコンク(水溶性螢光染料、日本化薬製、純
分50%、C.I.フルオレスセント90)1gを20mlの温湯に溶
解し、これをデンプンの20%水溶液を煮て作った糊中に
加え、実施例1と同様にポリエステル加工糸織物上にプ
リントし、乾燥した。この標識は実施例1と同様に太陽
光線のもとでは検出出来なかったが、ブラツクライト下
では鮮やかな模様に螢光発色し標識として検出出来た。
デンプンの代りにアラビアゴム(関東化学製鹿印粉末)
の20%溶液を用いた場合は、標識物が黄色く着色し、ブ
ラツクライト下での螢光発色がなく標識としての効果を
示さなかった。
実施例4 カヤホールPASリキツド(水溶性螢光染料、日本化薬
製、純分25%、C.I.フルオレスセント271)1gをMS-3800
(日本食品化工製、酸化澱粉)の3%水溶液を加熱して
糊化したもの20g中に加え、筆でポリスチレンの白い板
に模様を書き、ヘヤードライヤーで乾燥した。その標識
は太陽光では検出出来なかったが、ブラツクライトの下
では鮮やかな模様に螢光発色し、標識として検出出来
た。
実施例5 カヤホール3BSリキツド(水溶性螢光染料、日本化薬
製、純分25%、C.I.フルオレスセント166)10gに水90ml
を加え、これに実施例1で用いたゴーセノールGL-05Hを
3g加えて攪拌し均一な溶液とした。これをジエツトプリ
ンター(インクジエツトカラーイメージプリンター10-0
700,シヤープ製)でポリエステルタフタに模様をプリン
トし、乾燥した。この模様は太陽光線下では検出できな
かったがブラツクライトの下では鮮やかな模様に螢光発
色し標識として検出できた。
実施例6 カヤホール3BSリキツド10gに水90mlを加え、これにAQナ
イロンA−90(東レ製水溶性ナイロン)を1g加えて十分
攪拌して均一な溶液とした。これを実施例5で用いたジ
エツトプリンターによりポリエステル加工糸織物に模様
をプリントし、乾燥した。この標識は太陽光線下では検
出出来なかったがブラツクライトのもとでは明瞭に検出
できた。
発明の効果 疎水性材料に標識を付与するにあたって水溶性螢光染料
とカゼイン、デンプン、酸化デンプン、カチオン化デン
プン、スチレン−ブタジエンラバーラテツクス、カルボ
キシメチルセルローズ、水溶性ナイロン又はポリビニル
アルコールの一種又は二種以上を用いることによって着
色のない紫外線の照射によって容易に検出出来る標識を
付与することが出来た。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】水溶性螢光染料及びカゼイン、デンプン、
    酸化デンプン、カチオン化デンプン、スチレン−ブタジ
    エンラバーラテックス、カルボキシメチルセルローズ、
    水溶性ナイロン又はポリビニルアルコールの一種又は二
    種以上を含有する液状組成物を用いることを特徴とする
    疎水性材料の標識付与法。
JP60043588A 1985-03-07 1985-03-07 疎水性材料の標識付与法 Expired - Fee Related JPH06102873B2 (ja)

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