JPH0610240Y2 - ディスクブレーキにおけるパッドスプリング - Google Patents
ディスクブレーキにおけるパッドスプリングInfo
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- JPH0610240Y2 JPH0610240Y2 JP5144488U JP5144488U JPH0610240Y2 JP H0610240 Y2 JPH0610240 Y2 JP H0610240Y2 JP 5144488 U JP5144488 U JP 5144488U JP 5144488 U JP5144488 U JP 5144488U JP H0610240 Y2 JPH0610240 Y2 JP H0610240Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pad
- arm
- rotor
- spring
- pad spring
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- Braking Arrangements (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案はトルク受け部材とパッド間に介挿する、ディス
クブレーキにおけるパッドスプリングに関するものであ
る。
クブレーキにおけるパッドスプリングに関するものであ
る。
〈従来の技術〉 ローターの両側に配設した一対のパッドをアクチュエー
ターの作動により回転するローターの両側面に押圧して
制動するディスクブレーキにおいて、一対のパッドがト
ルク受け部材上を滑動する形式が知られている。ところ
でパッドがトルク受け部材上を滑動する形式のディスク
ブレーキにあっては、滑動部分の防錆、摩耗対策、異音
防止を図る必要がある。従来この種の対策技術として例
えば実開昭５５−１２６０２９号公報に開示してあるよ
うに、トルク受け部材とパッド間にパッドスプリングを
介挿することが知られている。
ターの作動により回転するローターの両側面に押圧して
制動するディスクブレーキにおいて、一対のパッドがト
ルク受け部材上を滑動する形式が知られている。ところ
でパッドがトルク受け部材上を滑動する形式のディスク
ブレーキにあっては、滑動部分の防錆、摩耗対策、異音
防止を図る必要がある。従来この種の対策技術として例
えば実開昭５５−１２６０２９号公報に開示してあるよ
うに、トルク受け部材とパッド間にパッドスプリングを
介挿することが知られている。
このパッドスプリングは本体部と本体部の上下に夫々突
設した舌片からなり、上方の舌片をキャリパーの内面に
弾接し、本体部をパッドの上面に当接すると共にパッド
の側面の一部とトルク受け部材の間に介挿し、下方の舌
片をトルク受け部材に係止して、パッドをローターの回
転方向及びローターの中心方向に押圧する構造である。
設した舌片からなり、上方の舌片をキャリパーの内面に
弾接し、本体部をパッドの上面に当接すると共にパッド
の側面の一部とトルク受け部材の間に介挿し、下方の舌
片をトルク受け部材に係止して、パッドをローターの回
転方向及びローターの中心方向に押圧する構造である。
〈本考案が解決しようとする問題点〉 パッドスプリングを用いる従来のディスクブレーキに
は、次の問題点がある。
は、次の問題点がある。
（イ）従来のパッドスプリングはローター径方向のトル
ク受け部材とパッドの滑動面間、及びその下方のロータ
ー周方向のトルク受け部材とパッド間に介挿せず、パッ
ドとトルク受け部材の両者間に直接面接触する箇所が存
在するため、滑動部に摩耗や錆による固着を起し易い。
このような滑動部の異常がパッドの引きずりや偏摩擦等
を誘発してブレーキ性能を低下させる。
ク受け部材とパッドの滑動面間、及びその下方のロータ
ー周方向のトルク受け部材とパッド間に介挿せず、パッ
ドとトルク受け部材の両者間に直接面接触する箇所が存
在するため、滑動部に摩耗や錆による固着を起し易い。
このような滑動部の異常がパッドの引きずりや偏摩擦等
を誘発してブレーキ性能を低下させる。
（ロ）パッドはローターの径方向にも付勢されて支持さ
れているから、パッドの滑動時において、パッドとトル
ク受け部材の間及びパッドとパッドスプリングの接触面
間に、摩擦抵抗を生じる。その為、ブレーキの効き遅れ
やパッドの戻り不良による引きずりを発生する。
れているから、パッドの滑動時において、パッドとトル
ク受け部材の間及びパッドとパッドスプリングの接触面
間に、摩擦抵抗を生じる。その為、ブレーキの効き遅れ
やパッドの戻り不良による引きずりを発生する。
〈本考案の目的〉 本考案は、以上の点に鑑みてなされたもので、トルク受
け部材とパッドの滑動部分の摩滅や錆付を防止できると
共に、ブレーキ性能が低下しない、ディスクブレーキに
おけるパッドスプリングを提供することを目的とする。
け部材とパッドの滑動部分の摩滅や錆付を防止できると
共に、ブレーキ性能が低下しない、ディスクブレーキに
おけるパッドスプリングを提供することを目的とする。
〈本考案の構成〉 以下、図面を参照しながら本考案の一実施例について説
明する。
明する。
（イ）アセンブリの構造 第２図〜第４図に、ディスクブレーキのアセンブリを示
す。
す。
１は車輪等と一体に回転するローターである。
２は車体等の静止部に固定されるトルク受け部材で、そ
の両側にローター１の軸線と平行に一対の腕部３、４が
設けてあり、各腕部３、４のローター１周面と対面する
部分に逃がし溝５、６が形成してある。７、８はガイド
ピンで、トルク受け部材２の各腕部３、４に立設されて
いる。９はガイドピン７、８に滑嵌合するキャリパーで
ある。
の両側にローター１の軸線と平行に一対の腕部３、４が
設けてあり、各腕部３、４のローター１周面と対面する
部分に逃がし溝５、６が形成してある。７、８はガイド
ピンで、トルク受け部材２の各腕部３、４に立設されて
いる。９はガイドピン７、８に滑嵌合するキャリパーで
ある。
キャリパー９は、第４図に示すようにアクチュエーター
部１０と、ローター１を跨いでアクチュエーター部１０
に対向するリアクション部１１と、アクチュエーター部
１０の反対側に設けられたパーキングブレーキ装置部１
２とから成る。
部１０と、ローター１を跨いでアクチュエーター部１０
に対向するリアクション部１１と、アクチュエーター部
１０の反対側に設けられたパーキングブレーキ装置部１
２とから成る。
アクチュエーター部１０のシリンダ１３内にはピストン
１４が滑動可能に嵌入している。
１４が滑動可能に嵌入している。
１５、１６は一対のパッドで、裏板１７、１７とライニ
ング１８、１８とからなる。各裏板１７、１７の両端側
部にはコ字形の案内溝１９、１９が開設してあり、後述
するパッドスプリング２０、２１を介してトルク受け部
材２の各腕部３、４にパッド１５、１６が可動的に装架
される。２２は各案内溝１９、１９の上面に開設した掛
止溝で、略Ｗ字形のリトラクションスプリング２３を縮
設状態で掛止する。
ング１８、１８とからなる。各裏板１７、１７の両端側
部にはコ字形の案内溝１９、１９が開設してあり、後述
するパッドスプリング２０、２１を介してトルク受け部
材２の各腕部３、４にパッド１５、１６が可動的に装架
される。２２は各案内溝１９、１９の上面に開設した掛
止溝で、略Ｗ字形のリトラクションスプリング２３を縮
設状態で掛止する。
（ロ）パッドスプリング 一対のパッドスプリング２０、２１は第２、３図に示す
ようにパッド１５、１６の滑動面を弾性的に保持して、
パッド１５、１６の滑動面の耐蝕性及び耐摩耗性の向上
と振動防止を目的とする部材である。パッドスプリング
２０、２１は同形であるから一方についてだけ説明す
る。
ようにパッド１５、１６の滑動面を弾性的に保持して、
パッド１５、１６の滑動面の耐蝕性及び耐摩耗性の向上
と振動防止を目的とする部材である。パッドスプリング
２０、２１は同形であるから一方についてだけ説明す
る。
本考案に係るパッドスプリング２０は第５図に示すよう
にパッド１５、１６の滑動面の全面と当接する断面略コ
字形の本体部２０ａと、本体部２０ａの上面中央に突設
した伸長部２０ｂとよりなる。本体部２０ａは更に載置
部２０ｃと、載置部２０ｃから直角に続く垂下部２０ｄ
と、垂下部２０ｄの下部両端に直角に設けた一対の下部
爪２０ｅと、下部爪２０ｅより上方の垂下部２０ｄの中
央で斜め下方向に突設した中間掛止爪２０ｆとを有して
いる。伸長部２０ｂは載置部２０ｃの中央を斜め上方に
折り返して形成され、その折曲部にばね性が与えてあ
る。これら一連の本体部２０ａと伸長部２０ｂは連続し
て一体に形成される。垂下部２０ｄの上下端の長さは、
嵌挿予定のパッド１５、１６の案内溝１９の縦方向の長
さより僅かに短く形成してある。これはパッド１５、１
６の異常な浮き上がりを、中間掛止爪２０ｆ、２０ｆを
介して防止するためである。又、本実施例のように下部
爪２０ｅ、２０ｅを設けると、案内溝１９へのエッジ当
たりを確実に回避できる。尚、前記伸長部２０ｂは、垂
下部２ｄからばね性を持たせて屈曲形成しても良い。
にパッド１５、１６の滑動面の全面と当接する断面略コ
字形の本体部２０ａと、本体部２０ａの上面中央に突設
した伸長部２０ｂとよりなる。本体部２０ａは更に載置
部２０ｃと、載置部２０ｃから直角に続く垂下部２０ｄ
と、垂下部２０ｄの下部両端に直角に設けた一対の下部
爪２０ｅと、下部爪２０ｅより上方の垂下部２０ｄの中
央で斜め下方向に突設した中間掛止爪２０ｆとを有して
いる。伸長部２０ｂは載置部２０ｃの中央を斜め上方に
折り返して形成され、その折曲部にばね性が与えてあ
る。これら一連の本体部２０ａと伸長部２０ｂは連続し
て一体に形成される。垂下部２０ｄの上下端の長さは、
嵌挿予定のパッド１５、１６の案内溝１９の縦方向の長
さより僅かに短く形成してある。これはパッド１５、１
６の異常な浮き上がりを、中間掛止爪２０ｆ、２０ｆを
介して防止するためである。又、本実施例のように下部
爪２０ｅ、２０ｅを設けると、案内溝１９へのエッジ当
たりを確実に回避できる。尚、前記伸長部２０ｂは、垂
下部２ｄからばね性を持たせて屈曲形成しても良い。
そして、第１図に拡大して示すようにキャリパー９の内
面にパッドスプリング２０の伸長部２０ｂを弾接し、腕
部３の上面とトルク受け面の二面にその載置部２０ｃと
垂下部２０ｄの一面を当接し、載置部２０ｃと垂下部２
０ｄの他面をパッド１５、１６の案内溝１９、１９の内
面に当接し、トルク受け部材２の逃がし溝５に中間掛止
爪２０ｆ、２０ｆを係合して装着すると、パッドスプリ
ング２０の伸長部２０ｂに生じるローター１の中心方向
の弾発力Ｐを受けて、腕部３の下方端縁に当接する垂下
部２０ｄの中間の点Ｑを支点に本体部２０ａが図面の時
計方向に傾動し、載置部２０ｃと垂下部２０ｄの折曲部
がパッド１５、１６に対しローター１の周方向の作用力
Ｆを与えることになる。尚、第１図においてリトラクシ
ョンスプリング２３は省略してある。
面にパッドスプリング２０の伸長部２０ｂを弾接し、腕
部３の上面とトルク受け面の二面にその載置部２０ｃと
垂下部２０ｄの一面を当接し、載置部２０ｃと垂下部２
０ｄの他面をパッド１５、１６の案内溝１９、１９の内
面に当接し、トルク受け部材２の逃がし溝５に中間掛止
爪２０ｆ、２０ｆを係合して装着すると、パッドスプリ
ング２０の伸長部２０ｂに生じるローター１の中心方向
の弾発力Ｐを受けて、腕部３の下方端縁に当接する垂下
部２０ｄの中間の点Ｑを支点に本体部２０ａが図面の時
計方向に傾動し、載置部２０ｃと垂下部２０ｄの折曲部
がパッド１５、１６に対しローター１の周方向の作用力
Ｆを与えることになる。尚、第１図においてリトラクシ
ョンスプリング２３は省略してある。
〈本考案の作用〉 次にディスクブレーキの作動について説明する。
（イ）制動時 アクチュエーター部１０に圧液を供給すると、ピストン
１４が前進してまずパッド１５をローター１に圧接し、
その反力により、キャリパー９が第４図の右方に移動し
て、他方のパッド１６をローター１に圧接しこれを制動
する。このときパッド１５、１６の滑動面の全てがパッ
ドスプリング２０、２１に接面しているので、その動き
は常に円滑である。
１４が前進してまずパッド１５をローター１に圧接し、
その反力により、キャリパー９が第４図の右方に移動し
て、他方のパッド１６をローター１に圧接しこれを制動
する。このときパッド１５、１６の滑動面の全てがパッ
ドスプリング２０、２１に接面しているので、その動き
は常に円滑である。
（ロ）制動解除時 制動を解除すると、ピストン１４とキャリパー９が公知
の手段によりほぼ元の位置に復帰する。
の手段によりほぼ元の位置に復帰する。
同時に、パッド１５、１６にリトラクションスプリング
２３の戻り力が作用し、これにより各パッド１５、１６
のライニング１８、１８の表面がローター１の側面から
離れる。制動を解除したときも、パッド１５、１６の滑
動面の全てがパッドスプリング２０、２１に接面してい
るので、その動きは円滑に行われる。
２３の戻り力が作用し、これにより各パッド１５、１６
のライニング１８、１８の表面がローター１の側面から
離れる。制動を解除したときも、パッド１５、１６の滑
動面の全てがパッドスプリング２０、２１に接面してい
るので、その動きは円滑に行われる。
〈その他の実施例１〉（第６図） 本実施例は前記したパッドスプリング２０の変形例であ
る。尚、以下の実施例を説明するに当たり前記実施例と
同一の部品は同一の符号を付してその説明を省略する。
第６図に示すパッドスプリング１２０は、載置部１２０
ｃの突設方向に向けて伸長部１２０ｂを波形に形成して
あり、この伸長部１２０ｂにばね性を与えてある。そし
て、伸長部１２０ｂの先端を腕部３の上面に弾接するこ
とにより、パッド１５に対しローター１の周方向の作用
力が発生する。
る。尚、以下の実施例を説明するに当たり前記実施例と
同一の部品は同一の符号を付してその説明を省略する。
第６図に示すパッドスプリング１２０は、載置部１２０
ｃの突設方向に向けて伸長部１２０ｂを波形に形成して
あり、この伸長部１２０ｂにばね性を与えてある。そし
て、伸長部１２０ｂの先端を腕部３の上面に弾接するこ
とにより、パッド１５に対しローター１の周方向の作用
力が発生する。
本実施例によれば、パッドスプリング１２０の材料が少
なくて済む。更にパッドスプリング１２０の伸長部１２
０ｂが非可動部材である腕部３に当接しているから、キ
ャリパー９との相対移動による捩り力を全く受けず、耐
久性が向上するという利点が得られる。尚、上記伸長部
１２０ｂの形状はこれに限定されるものではなく、例え
ば釣針状に折り返して、その端部を腕部３に弾接するよ
うにしても良い。
なくて済む。更にパッドスプリング１２０の伸長部１２
０ｂが非可動部材である腕部３に当接しているから、キ
ャリパー９との相対移動による捩り力を全く受けず、耐
久性が向上するという利点が得られる。尚、上記伸長部
１２０ｂの形状はこれに限定されるものではなく、例え
ば釣針状に折り返して、その端部を腕部３に弾接するよ
うにしても良い。
〈その他の実施例２〉（第７図） 本実施例は、リトラクションスプリング２３を利用して
パッドスプリング２２０に弾発力を持たせた例である。
リトラクションスプリング２３は第８図に示すように１
本の線材を略Ｗ字形に屈曲してばね性を持たせ、その両
終端部であって中央頂部２４と底部２５、２６との高さ
方向の中間位置から外方へ向けて掛止部２７、２８を形
成してなる。
パッドスプリング２２０に弾発力を持たせた例である。
リトラクションスプリング２３は第８図に示すように１
本の線材を略Ｗ字形に屈曲してばね性を持たせ、その両
終端部であって中央頂部２４と底部２５、２６との高さ
方向の中間位置から外方へ向けて掛止部２７、２８を形
成してなる。
一方本実施例に係るパッドスプリング２２０は、当初の
実施例の変形例であって、伸長部２２０ｂのみがキャリ
パー９に到達しない程度に短く形成してある。
実施例の変形例であって、伸長部２２０ｂのみがキャリ
パー９に到達しない程度に短く形成してある。
そして、リトラクションスプリング２３はその掛止部２
７、２８をパッド１５の掛止溝２２に掛止し、底部２
５、２６を腕部３の上面に弾接し、中央頂部２４を伸長
部２２０ｂの先端部に当接する。これにより、リトラク
ションスプリング２３がパッドスプリング２２０の伸長
部２２０ｂに第７図において下向きの押付力を与えるの
で、パッドスプリング２２０には弾性部を形成せずに済
み、板厚や材料の制約がなくなる。従って、板厚を厚く
すれば耐久性が向上し、又ばね材以外の安価な材料を使
用できる等の利点が得られる。
７、２８をパッド１５の掛止溝２２に掛止し、底部２
５、２６を腕部３の上面に弾接し、中央頂部２４を伸長
部２２０ｂの先端部に当接する。これにより、リトラク
ションスプリング２３がパッドスプリング２２０の伸長
部２２０ｂに第７図において下向きの押付力を与えるの
で、パッドスプリング２２０には弾性部を形成せずに済
み、板厚や材料の制約がなくなる。従って、板厚を厚く
すれば耐久性が向上し、又ばね材以外の安価な材料を使
用できる等の利点が得られる。
〈その他の実施例３〉（第９図） 本実施例は第３の実施例の変形例であって、リトラクシ
ョンスプリング１２３の中央頂部１２４をキャリパー９
の内面に弾接するまで延長して形成し、この中央頂部１
２４と底部１２５、１２６の途上をパッドスプリング２
２０の伸長部２２０ｂに押し当てたものである。本実施
例は、上述の実施例とほぼ同等の効果が得られる。
ョンスプリング１２３の中央頂部１２４をキャリパー９
の内面に弾接するまで延長して形成し、この中央頂部１
２４と底部１２５、１２６の途上をパッドスプリング２
２０の伸長部２２０ｂに押し当てたものである。本実施
例は、上述の実施例とほぼ同等の効果が得られる。
〈本考案の効果〉 本考案は、次のような効果が得られる。
（イ）パッドの滑動面の全面にパッドスプリングを介挿
したから、滑動部の摩耗や錆付による固着を確実に防止
できる。
したから、滑動部の摩耗や錆付による固着を確実に防止
できる。
従って、従来のようなパッドの引きずりの発生や偏摩耗
等の不都合を解消できる。
等の不都合を解消できる。
（ロ）パッドスプリングによるバッドへの作用力はロー
ターの周方向の力のみであるから、ローターの軸線方向
に対するパッドの動きが軽くなる。
ターの周方向の力のみであるから、ローターの軸線方向
に対するパッドの動きが軽くなる。
その為、ブレーキの効き遅れや戻り不良がなくなり、ブ
レーキ性能を良好に維持できる。
レーキ性能を良好に維持できる。
（ハ）パッドスプリングをキャリパーに当接しない構造
のものにあっては、板材を節約できて安価であり、か
つ、キャリパーの動きによる捩り力が働かないので、耐
久性が向上する。
のものにあっては、板材を節約できて安価であり、か
つ、キャリパーの動きによる捩り力が働かないので、耐
久性が向上する。
（ニ）パッドスプリング自体に弾性部を形成せずにリト
ラクションスプリングでもってパッドスプリングを傾動
させる構造のものにあっては、板厚と材料について制約
を受けない。
ラクションスプリングでもってパッドスプリングを傾動
させる構造のものにあっては、板厚と材料について制約
を受けない。
第１図：本考案に係るパッドスプリングの取り付け状態
を示す拡大図 第２図：ディスクブレーキの平面図 第３図：第２図の一部を破断した左側面図 第４図：第２図の中央の横断面図 第５図：パッドスプリングの斜視図 第６図：パッドスプリングの他の実施例１を示す部分断
面図 第７図：パッドスプリングの他の実施例２を示す部分断
面図 第８図：リトラクションスプリングの斜視図 第９図：パッドスプリングとリトラクションスプリング
を組み合わせた他の実施例３を示す部分断面図
を示す拡大図 第２図：ディスクブレーキの平面図 第３図：第２図の一部を破断した左側面図 第４図：第２図の中央の横断面図 第５図：パッドスプリングの斜視図 第６図：パッドスプリングの他の実施例１を示す部分断
面図 第７図：パッドスプリングの他の実施例２を示す部分断
面図 第８図：リトラクションスプリングの斜視図 第９図：パッドスプリングとリトラクションスプリング
を組み合わせた他の実施例３を示す部分断面図
Claims (3)
- 【請求項１】トルク受け部材の両側にローターの軸線と
平行に腕部を有し、ローターの両側面に摩擦係合する一
対のパッドを前記両腕部間に装架し、前記対向する腕部
とパッドの各当接面間に板状のパッドスプリングを介在
してパッドを滑動自在に係合するディスクブレーキにお
いて、 前記腕部とパッド間の滑動部全体に介挿されるパッドス
プリングの本体部が、腕部のトルク受け面に沿った垂下
部と、前記垂下部上位で折曲し腕部上面に当接する載置
部とからなり、 パッドスプリングの本体部に、キャリパーの内面に当接
する長さを有し、かつ、弾性を持たせた伸長部を延設
し、 前記伸長部をキャリパーに弾接することにより、パッド
スプリングの本体部を、前記腕部と垂下部の当接点を支
点にローターの周方向に傾動させ、 パッドにローターの周方向のみの作用力を与え得るよう
構成してなる、 ディスクブレーキにおけるパッドスプリング。 - 【請求項２】トルク受け部材の両側にローターの軸線と
平行に腕部を有し、ローターの両側面に摩擦係合する一
対のパッドを前記両腕部間に装架し、前記対向する腕部
とパッドの各当接面間に板状のパッドスプリングを介在
してパッドを滑動自在に係合するディスクブレーキにお
いて、 前記腕部とパッド間の滑動部全体に介挿されるパッドス
プリングの本体部が、腕部のトルク受け面に沿った垂下
部と、前記垂下部上位で折曲し腕部上面に当接する載置
部とからなり、 パッドスプリングの本体部に、トルク受け部材の上面に
当接する長さを有し、かつ、弾性を有する伸長部を延設
し、 前記伸長部の先端部をトルク受け部材に弾接することに
より、パッドスプリングの本体部を、前記腕部と垂下部
の当接点を支点にローターの周方向に傾動させ、 パッドにローターの周方向のみの作用力を与え得るよう
構成してなる、 ディスクブレーキにおけるパッドスプリング。 - 【請求項３】トルク受け部材の両側にローターの軸線と
平行に腕部を有し、ローターの両側面に摩擦係合する一
対のパッドを前記両腕部間に装架し、前記対向する腕部
とパッドの各当接面間に板状のパッドスプリングを介在
してパッドを滑動自在に係合するディスクブレーキにお
いて、 前記腕部とパッド間の滑動部全体に介挿されるパッドス
プリングの本体部が、腕部のトルク受け面に沿った垂下
部と、前記垂下部上位で折曲し腕部上面に当接する載置
部とからなり、 パッドスプリングの本体部に短形の伸長部を延設し、 前記伸長部を前記一対のパッド間に縮設したパッドリト
ラクションスプリングに当接することにより、パッドス
プリングの本体部を、前記腕部と垂下部の当接点を支点
にローターの周方向に傾動させ、 パッドにローターの周方向のみの作用力を与え得るよう
構成してなる、 ディスクブレーキにおけるパッドスプリング。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5144488U JPH0610240Y2 (ja) | 1988-04-15 | 1988-04-15 | ディスクブレーキにおけるパッドスプリング |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5144488U JPH0610240Y2 (ja) | 1988-04-15 | 1988-04-15 | ディスクブレーキにおけるパッドスプリング |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01154339U JPH01154339U (ja) | 1989-10-24 |
| JPH0610240Y2 true JPH0610240Y2 (ja) | 1994-03-16 |
Family
ID=31277467
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5144488U Expired - Lifetime JPH0610240Y2 (ja) | 1988-04-15 | 1988-04-15 | ディスクブレーキにおけるパッドスプリング |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0610240Y2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US10619688B2 (en) | 2017-03-23 | 2020-04-14 | Mando Corporation | Disc Brake for vehicle |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010116954A (ja) * | 2008-11-12 | 2010-05-27 | Akebono Brake Ind Co Ltd | ディスクブレーキ |
-
1988
- 1988-04-15 JP JP5144488U patent/JPH0610240Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US10619688B2 (en) | 2017-03-23 | 2020-04-14 | Mando Corporation | Disc Brake for vehicle |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH01154339U (ja) | 1989-10-24 |
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