JPH0610212Y2 - 軸受の冷却装置 - Google Patents

軸受の冷却装置

Info

Publication number
JPH0610212Y2
JPH0610212Y2 JP6019887U JP6019887U JPH0610212Y2 JP H0610212 Y2 JPH0610212 Y2 JP H0610212Y2 JP 6019887 U JP6019887 U JP 6019887U JP 6019887 U JP6019887 U JP 6019887U JP H0610212 Y2 JPH0610212 Y2 JP H0610212Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bearing
lubricating oil
air
bracket
ring groove
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP6019887U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS63166722U (ja
Inventor
雅治 大田
一弘 前川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yaskawa Electric Corp
Original Assignee
Yaskawa Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yaskawa Electric Corp filed Critical Yaskawa Electric Corp
Priority to JP6019887U priority Critical patent/JPH0610212Y2/ja
Publication of JPS63166722U publication Critical patent/JPS63166722U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0610212Y2 publication Critical patent/JPH0610212Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、回転機の回転軸を支承する回転形の軸受(以
下、単に軸受とも言う)の冷却装置に関する。
〔従来の技術〕 回転軸の高速回転により工作を行う回転機では軸受の潤
滑および冷却を行うため、軸受にオイルミスト又はオイ
ルエアーを供給している。このため回転機に潤滑油通路
が形成され、その先端部に軸受側に開口するノズルが形
成されている。前記潤滑油通路には潤滑油とエアーとが
混合された状態で供給され、オイルミストはオイルエア
ーとなってノズルが軸受に噴き付けられ、その潤滑と冷
却とを行っている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら従来装置では、潤滑油とエアーとを混合し
て軸受に噴き付けるため、潤滑油通路をはじめとする軸
受までの配管系における損失やオイルミスト発生装置な
どの潤滑ユニット内における損失が激しく、エアーの供
給量に制限がある。このため軸受の冷却が十分に行われ
ず、軸受が熱変形して回転軸による加工精度に悪影響を
及ぼす問題を有している。
そこで本考案は、軸受の潤滑,冷却を効果的に行うこと
ができる軸受の冷却装置を提供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案に係る軸受の冷却装置は、回転形の軸受を嵌装す
るブラケットに形成され、少なくとも内側の開口端を軸
受から見て軸方向にずれた部位に位置させてブラケット
の内外部を連通させ、ブラケットの外部から軸受に潤滑
油を供給する潤滑油通路と、ブラケットに形成され、少
なくとも内側の開口端を潤滑油通路の開口端とは周方向
にずれた部位に位置させてブラケットの内外部を連通さ
せ、ブラケットの外部から軸受にエアーを供給するエア
ー通路と、軸受を固定すると共に、各開口端に対向する
外周面にリング溝が形成され、かつ、リング溝から軸受
側に開口する複数のノズルが形成された押えリングと、
リング溝に設けられ、潤滑油とエアーとが別個のノズル
から噴射されるように潤滑油通路とエアー通路とを遮断
する遮断部材とを備えたものである。
〔作用〕
本考案は、上記の通り構成されるので、遮断部材によっ
て潤滑油とエアーとは混合されることなく、別々のノズ
ルから軸受に噴射され、エアー損失のない効率的な冷却
を行うように作用する。
〔実施例〕
以下、本考案を図示する実施例を参照して具体的に説明
する。
第1図は本考案が適用された回転機の断面図、第2図は
押えリングの正面図、第3図は第2図におけるIII-IV線
断面図である。フレーム2の負荷側端部にブラケット3
が取り付けられて外枠が形成され、外枠内に回転軸1が
回転自在に取り付けられている。回転軸1の回転駆動は
回転子1に取り付けられた回転子4と、フレーム2内面
に取り付けられた固定子5との電磁作用によって行われ
る。回転軸1はその左端側がブラケット3の外に突出さ
れて出力軸となっており、その右端部と左端側とが軸受
6,7によって支承されている。右端側(反負荷側)の
軸受6は押えリング8が予圧ばね14によって軸方向に
附勢されることで、その外輪が押えリング8によって回
転軸1の大径部に押圧されている。一方、左端側(負荷
側)の軸受7はブラケット3内に取り付けられており、
軸受7とブラケット3との間に押えリング9が介在する
ことで、その位置決めが行われている。従って、左右の
押えリング8,9によって軸受6,7が位置決めされ、
回転軸1の確実な支承が行われる。又、前記フレーム2
の軸方向には、潤滑油通路10が形成されると共に、ブ
ラケット3にはこの潤滑油通路10に連通する潤滑油通
路11が径方向に形成されている。さらに、これら潤滑
油通路10,11とは別個にエアー通路13が形成され
ている。
前記押えリング8,9には外周面にリング溝15が形成
されると共に、リング溝15から軸受6,7方向に開口
するノズル16a,16b,16c,16dが形成され
ている。リング溝15は潤滑油通路11およびエアー通
路13の供給端に位置しており、潤滑油通路11,エア
ー通路13から供給された潤滑油17およびエアー18
はリング溝15に流入し、ノズル16a,16b,16
c,16dから軸受7に向けて噴出するようになってい
る。ここでリング溝15には第2図および第3図に示す
ように、遮断部材19が設けられている。遮断部材19
はリング溝15に設けられることでリング溝15を遮断
するものであり、これにより潤滑油通路11からの潤滑
油17とエアー通路13からのエアー18は混合される
ことなく、別個のノズルから噴出するようになってい
る。本実施例において遮断部材19はノズル16aと1
6dおよび16aと16bとの間の2箇所に設けられ、
これによりノズル16aからは潤滑油が噴出し、ノズル
16b,16c,16dからはエアーが噴出する。又、
本実施例では遮断部材19はリング溝15と別体となっ
ており、リング溝15に嵌め込むことで設置されてい
る。このようにエアー18が潤滑油17と別個のノズル
から噴出する構造では、エアーの損失がなく、軸受を十
分に冷却することができる。又、従来装置に遮断部材1
9とエアー通路13とを設けるだけで、軸受の潤滑とエ
アー冷却が可能となるから、大幅な設計変更を要するこ
となく製造することも可能とある。さらに、このような
本実施例は工作機械のみならず、繊維機械,ポンプある
いは遠心分離機など各種分野の回転などに応用すること
ができる。
本考案は上記実施例に限らず種々変更が可能である。遮
断部材19をリング溝15と一体的に形成してもよく、
又、ノズル16a〜16dの数も自由に増減することも
可能である。
〔考案の効果〕
以上のとおり本考案は、潤滑油通路と別個にエアー通路
を設けると共に、遮断部材によって潤滑油とエアーとを
別個のノズルから軸受に噴射するようにしたから、供給
径路におけるエアーの損失がなく、エアー冷却効果の大
きな冷却装置とすることができる、効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案が適用された回転機の断面図、第2図は
押えリングの正面図、第3図は第2図のIII-IV線断面図
である。 1……回転軸、6,7……軸受、8,9……押えリン
グ、10,11……潤滑油通路、13……エアー通路、
15……リング溝、16a,16b,16c,16d…
…ノズル、17……潤滑油、18……エアー。

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転形の軸受を嵌装するブラケットに形成
    され、少なくとも内側の開口端を前記軸受から見て軸方
    向にずれた部位に位置させて前記ブラケットの内外部を
    連通させ、前記ブラケットの外部から前記軸受に潤滑油
    を供給する潤滑油通路と、 前記ブラケットに形成され、少なくとも内側の開口端を
    前記潤滑油通路の開口端とは周方向にずれた部位に位置
    させて前記ブラケットの内外部を連通させ、前記ブラケ
    ットの外部から前記軸受にエアーを供給するエアー通路
    と、 前記軸受を固定すると共に、前記各開口端に対向する外
    周面にリング溝が形成され、かつ、前記リング溝から前
    記軸受側に開口する複数のノズルが形成された押えリン
    グと、 前記リング溝に設けられ、前記潤滑油とエアーとが別個
    の前記ノズルから噴射されるように潤滑油通路とエアー
    通路とを遮断する遮断部材と、 を備えた軸受の冷却装置。
  2. 【請求項2】前記遮断部材が前記リング溝に嵌められて
    いる実用新案登録請求の範囲第1項記載の軸受の冷却装
    置。
  3. 【請求項3】前記遮断部材が前記リング溝内に一体的に
    形成されている実用新案登録請求の範囲第1項記載の軸
    受の冷却装置。
JP6019887U 1987-04-21 1987-04-21 軸受の冷却装置 Expired - Lifetime JPH0610212Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6019887U JPH0610212Y2 (ja) 1987-04-21 1987-04-21 軸受の冷却装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6019887U JPH0610212Y2 (ja) 1987-04-21 1987-04-21 軸受の冷却装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63166722U JPS63166722U (ja) 1988-10-31
JPH0610212Y2 true JPH0610212Y2 (ja) 1994-03-16

Family

ID=30892397

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6019887U Expired - Lifetime JPH0610212Y2 (ja) 1987-04-21 1987-04-21 軸受の冷却装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0610212Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5042256B2 (ja) * 2009-03-06 2012-10-03 本田技研工業株式会社 組付装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPS63166722U (ja) 1988-10-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6176349B1 (en) Bearing lubricating device
US8038385B2 (en) Spindle device with rotor jetting driving fluid
KR20040005639A (ko) 동압 베어링을 이용한 스핀들 장치
JP3452947B2 (ja) 主軸装置の軸受潤滑機構
US3767949A (en) Bearing lubricating system
JPH0610212Y2 (ja) 軸受の冷却装置
JP3548330B2 (ja) 主軸のベアリング冷却装置
JPH0825173A (ja) 磁気軸受スピンドル装置
JPH0988986A (ja) アンギュラ玉軸受の潤滑冷却方法および装置
JP5359319B2 (ja) 主軸装置
JP3821902B2 (ja) 軸受装置
JP2011106493A (ja) 転がり軸受装置
JPH0244091Y2 (ja)
JP5212142B2 (ja) 主軸装置用アンギュラ玉軸受
JPH08270660A (ja) 円すいころ軸受装置
JP2503488Y2 (ja) 軸受の潤滑装置
JP3924980B2 (ja) 軸受の潤滑、冷却装置
JP2506541Y2 (ja) 軸受の潤滑装置
JP2581102Y2 (ja) 軸受の潤滑装置
JPH0419236Y2 (ja)
JP2518955Y2 (ja) 円筒ころ軸受の潤滑装置
JPS639722A (ja) スピンドル回転支持装置
JP2003278771A (ja) 転がり軸受装置
JP2538801Y2 (ja) 軸受の潤滑装置
JP3662292B2 (ja) 中ぐり主軸