JPH0610198A - めっき用バレル - Google Patents

めっき用バレル

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JPH0610198A
JPH0610198A JP17122192A JP17122192A JPH0610198A JP H0610198 A JPH0610198 A JP H0610198A JP 17122192 A JP17122192 A JP 17122192A JP 17122192 A JP17122192 A JP 17122192A JP H0610198 A JPH0610198 A JP H0610198A
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JP
Japan
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barrel
plate
lid
barrel body
cap plate
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Yasuo Kawamoto
容生 川本
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KAWAMOTO KASEI KK
Showa Sangyo Co Ltd
Yamaguchi Seisakusho KK
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KAWAMOTO KASEI KK
Showa Sangyo Co Ltd
Yamaguchi Seisakusho KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 熱などにより歪んでもバレル本体51と蓋板
71間に隙間のできないめっき用バレルを得る。 【構成】 バレル本体51に蓋板71を装着する際に、
蓋板71を押える力を、この方向とこれと垂直な方向の
力に分け、蓋板の長手方向両側におけるバレル本体51
と蓋板71の接触を面または線で行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、小型の被処理物をめっ
きなどの表面処理するバレル法に用いるめっき用バレル
に関する。
【0002】
【従来の技術】一般にICチップのような小物製品の被
処理物を多数一度に表面処理するには、バレル法が用い
られる。バレル法は、正多角柱(通常は正6角柱または
正8角柱)の多孔容器である表面処理用バレルに被処理
物を入れ、このバレルを枠体に装着し、搬送手段によっ
て所定の処理槽まで搬送し、処理槽内の液に枠体ととも
に浸漬する。処理槽内で処理液は、孔からバレル内に流
入する。この状態で枠体に設けた駆動手段でバレルを回
転させるとバレル内の被処理物は撹拌されて処理液と均
一に接触し表面処理が施される。一定時間経過して処理
が終れば、バレルは枠体とともに搬送手段によって、次
の処理槽に移動され同様に処理される。
【0003】めっき処理を行う場合は、たとえば予備洗
浄槽、脱脂槽、水洗槽、めっき槽および後処理水洗槽が
配置され、バレルは枠体に装着されたままこれらの槽に
順次浸漬され、順次表面処理が行われる。表面処理の全
工程を終ったバレルから被処理物が出されて、次の工程
たとえば脱水乾燥工程へ移送される。
【0004】第9図は従来用いられている表面処理用バ
レル1の斜視図である。バレル1はバレル本体16と蓋
14とからなり、バレル本体16は正6角柱状に形成さ
れ、側面2は周囲に枠17があり、その中に網3が張っ
てある。両端面の板4には枠体を装着する孔5が設けら
れている。また図では見えない端面の板4にはバレルを
駆動する歯車が取付けられ、枠体に装置したときは、こ
の歯車が枠体の駆動装置の歯車と咬合うようになってい
る。側面2の一面には開口6が設けられ、該開口6には
蓋14の蓋板7が着脱可能に取付けられている。該蓋板
7の上面には複数個たとえば2個の係止片8が軸9を中
心として回転可能に取付けられており、係止片8の両端
部は開口部6の両側の稜線に沿った縁部10,11に設
けられている係止孔12,13に嵌入するようになって
いる。
【0005】被処理物を処理するときは、バレル1の蓋
板7を開口部6から外して、被処理物をバレル本体16
内に入れ、蓋板7を開口部6に装着して、係止片8を図
9の一点鎖線の位置から実線の位置に回転して、係止孔
12,13に嵌入させ、軸9に螺着されているボルト1
5を締め付けて蓋14をバレル1に固定する。処理を終
ったときは上と逆の操作で蓋14をバレル1から外し、
被処理物を開口部6から外に出す。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
表面処理用バレルの構成では、蓋板は係止片のある位置
で、バレル本体と装着されているだけである。このため
バレルをめっき槽など、高温の液に浸漬したときバレル
は歪んできて係止片のある位置以外で蓋板とバレル本体
との間に隙間ができ、ここに被処理物が引掛かるという
問題がある。特に、被処理物がICチップのような小物
であるときにこの問題が生じる。
【0007】本発明の目的は、蓋板とバレル本体との間
に隙間のできないめっき用バレルを提供することであ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、正多角柱の周
胴部の一面が開口部となり、その他の面が多孔体の板か
らなり、一方の端面が駆動歯車と枠体を取付ける孔とを
有する正多角形の板からなり、他方の端面が枠体を取付
ける孔を有する正多角形の板からなる合成樹脂製のバレ
ル本体と、前記バレル本体の開口部に着脱自在の合成樹
脂製多孔体の長方形の蓋板とを有するめっき用バレルに
おいて、蓋板に垂直な力でこれをバレル本体に押える力
を、この方向の力とこれに垂直な力に分け、蓋板の長手
方向両側とバレル本体の蓋板装着部との間で線または面
で蓋板をバレル本体に装着することを特徴とするめっき
用バレルである。
【0009】
【作用】本発明に従えば、蓋板の長手方向全体にわたる
線または面で蓋板をバレル本体に、装着することによっ
て、たとえバレル本体や蓋板が熱などによって歪んでも
蓋板とバレル本体との間に隙間を生じることを防ぐこと
ができる。
【0010】
【実施例】以下実施例でもって、本発明をより具体的に
説明する。
【0011】実施例1 図1は本発明の一実施例のめっき用バレル50の断面
図、図2はその平面図である。バレル50はバレル本体
51と蓋板71とからなり、バレル本体51は断面正6
角形の角柱の形状をしており、周胴部の1面、たとえば
図1の上側の面は図1(b)に示すように開口部53に
なっている。周胴部のその他の面は多孔板からなってお
り、本実施例では稜線に沿った枠52とその間に張られ
た網54とで形成されている。またバレル本体51の両
方の端には、端板56があり、一方の端板56には歯車
57が取付けられている。また両端板56には、バレル
本体51を枠体20に装着するための孔58がある。
【0012】バレル本体51の開口部53には、着脱自
在な蓋板71がある。蓋板71は、断面形状が台形であ
り、中央部は多孔板となっている。本実施例では、端面
に沿う枠72と台形に形成された枠板73,74とその
間に張られた網75とで形成されている。蓋板71をバ
レル本体51に装着したとき、一方の枠板73は、バレ
ル本体51の嵌合部材60のV字形の溝61に嵌り込
み、他方の枠板74は、バレル本体51の係止部材62
の本体65に設けられた凹部66に嵌り込む。また枠板
74には係止部材本体65を介して蓋板71をバレル本
体51に押付けるための内ねじを設けた孔76がある。
【0013】バレル本体51に蓋板71を装置するとき
は、図1(b)に示すように係止部材62の本体65を
開いた状態にして、蓋板71を係止部材62の上と、端
板56との上を滑らせて、嵌合部材60のV字型溝61
に嵌め込む。次に係止部材62の本体65を蝶番64を
使って蓋板71の上を覆い、ボルト67を本体65の孔
68に挿入し、蓋板71に設けた内ねじ76に螺合させ
ることによって蓋板71をバレル本体51に押付け、こ
の押付ける力を蓋板71を嵌合部材60と係止部材62
との方向へ押す力に分けて、蓋板71とバレル本体51
とを蓋板71の長手方向両側の面で装置する。
【0014】実施例2 図3は本発明の他の実施例のめっき用バレル100の断
面図、図4はその平面図である。バレル100は、バレ
ル本体101と蓋70とからなり、バレル本体は実施例
1のバレル本体51と類似しており、対応する構成には
同一の参照符を付す。蓋70は蓋板71とその上面に複
数個たとえば3個の係止片80が軸81を中心に回転可
能に取付けられており、係止片80の一方の端部は開口
部53の一方の稜線に沿った本体蓋押え103に設けら
れている台形のスリット104に嵌入し、軸81に設け
られたボルト82を締付けて緩まないようにしている。
蓋板71を係止片80によってバレル本体101に押付
けるときは、蓋板71と本体蓋押え103の間に蓋押え
90を入れ、蓋押え90に係止片80の下向の力を作用
させる。蓋押え90の蓋板71に接する面91は蓋板7
0の方向と約45°の角になっているので、蓋押え90
に加えられた力は、蓋板71をバレル本体101に押付
けるとともに、開口部53の他方の稜線に沿って設けら
れた蓋嵌合部104の方へ押付ける。これによって蓋板
71は、バレル本体101の蓋嵌合部104および蓋押
え90と線または面で密着することになる。また蓋押え
90は蓋板71によって本体蓋押え103の方へ押され
ているので、蓋押え90と本体蓋押え103の間も面で
密着する。
【0015】図5は本体蓋押え103の側面図であり、
蓋70を装着したときは、スリット104の点線の位置
に係止片80がくる。また図6は蓋押え90の断面図で
あり、図7はその側面図である。蓋押え90下側であっ
て蓋板70と接する面91は、蓋押え90を押える方向
に対しθ=45°の角になっている。また蓋押え90に
は複数個所のつまみ92が設けてある。係止片80は、
つまみ92のない位置(図8の点線の位置)で蓋押え9
0を押付ける。
【0016】また、蓋板71をバレル本体51,101
に取付けるときに力が掛かる部材、たとえば、実施例1
の嵌合部材60、実施例2の蓋嵌合部104は、変形を
防ぐために焼鈍した鋼などで合成樹脂部材を補強するこ
とが好ましい。
【0017】図8は、バレル50または100を枠体2
0に取付け、表面処理液槽41に浸漬した状態を示す。
枠体21は、両側に支持板21があり、全体を支えてい
る。支持板21の上端には棒状の受止片22が取付けら
れ、バレル50または100の支持枠23,24が取付
けられている。支持枠23,24に取付けられたボス2
5,26がバレル51の端板56の孔58に嵌り込むこ
とによって、バレル50または100は枠体20に装着
される。ボス25,26の中央部にはさらに電極27を
挿入する孔があり、電気めっきまたは電着塗装を行うと
きはここから電極27を挿入する。バレル50または1
00の略下半部は、処理液の液面42以下にあり、この
状態でバレル50または100の一方の端板56に設け
られた歯車57は、支持枠23に取付けられた歯車2
8,29,30を介して電動機31によって回転され、
さらにバレル50または100は液槽41の処理液中で
回転される。これによってバレル50または100中の
被処理物が表面処理される。
【0018】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、バレル本
体に蓋を装置する際に蓋板をバレル本体に押付ける力
を、この方向の力とこれに垂直な力に分け、蓋板の長手
方向両側で、これをバレル本体と線または面で接触さ
せ、蓋板とバレル本体との間に隙間が生じるのを防ぎ、
小さい被処理物が隙間に挟まるのを防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のバレル50の断面図であ
る。
【図2】バレル50の平面図である。
【図3】本発明の他の実施例のバレル100の断面図で
ある。
【図4】バレル100の平面図である。
【図5】バレル100の本体蓋押え103の側面図であ
る。
【図6】バレル100の蓋押え90の断面図である。
【図7】蓋押え90の側面図である。
【図8】バレル50または100を枠体20に取付け、
処理槽41に浸漬した状態を示す断面図である。
【図9】従来技術で用いるバレル1の斜視図である。
【符号の説明】 50,100 バレル 51,101 バレル本体 53 開口部 71 蓋板

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 正多角柱の周胴部の一面が開口部とな
    り、その他の面が多孔体の板からなり、一方の端面が駆
    動歯車と枠体を取付ける孔とを有する正多角形の板から
    なり、他方の端面が枠体を取付ける孔を有する正多角形
    の板からなる合成樹脂製のバレル本体と、前記バレル本
    体の開口部に着脱自在の合成樹脂製多孔体の長方形の蓋
    板とを有するめっき用バレルにおいて、蓋板に垂直な力
    でこれをバレル本体に押える力を、この方向の力とこれ
    に垂直な力に分け、蓋板の長手方向両側とバレル本体の
    蓋板装着部との間で線または面で蓋板をバレル本体に装
    着することを特徴とするめっき用バレル。
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