JPH06101753A - 車両用無段変速装置 - Google Patents

車両用無段変速装置

Info

Publication number
JPH06101753A
JPH06101753A JP24932592A JP24932592A JPH06101753A JP H06101753 A JPH06101753 A JP H06101753A JP 24932592 A JP24932592 A JP 24932592A JP 24932592 A JP24932592 A JP 24932592A JP H06101753 A JPH06101753 A JP H06101753A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
input side
pulley
signal
vehicle
side pulley
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP24932592A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuo Kori
康 夫 郡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aisin Corp
Original Assignee
Aisin Seiki Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Aisin Seiki Co Ltd filed Critical Aisin Seiki Co Ltd
Priority to JP24932592A priority Critical patent/JPH06101753A/ja
Publication of JPH06101753A publication Critical patent/JPH06101753A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Control Of Transmission Device (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 車両の発進時における伝動ベルトのスリップ
に起因する車両のショックを防止することにある。 【構成】 エンジンの駆動力を伝達するクラッチ機構
(4)と、駆動輪に変速後の駆動力を伝える出力部材
(8)と、前記クラッチ機構(4)と出力部材(8)と
の間に設置された入力側プーリ装置(5)及び、出力側
プーリ装置(6)と、前記入力側プーリ装置(5)の駆
動力を前記出力側プーリ装置(6)に伝達する伝動ベル
ト(7)と、前記クラッチ機構(4)の係合圧力と前記
入力側プーリ装置(5)に導入される圧力および前記出
力側プーリ装置(6)に導入される圧力を制御すること
によって、変速制御を行う変速制御装置(28)を備え
た車両用無段変速装置(1)において、車両発進時に前
記変速制御装置(28)が前記入力側プーリ装置(5)
に導入される所定圧力を発生させることを特徴とする車
両用無段変速装置(1)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明の無段変速装置は、車両用
の自動変速装置として、広く使われる。
【0002】
【従来の技術】車両用無段変速装置は、「マーチ新型車
解説書」日産自動車株式会社:平成4年1月発行のC−
37頁に記載されたものがある。この従来技術による無
段変速装置は入力側プーリの回転力によって発生される
圧力が導入されるシフトコントロールバルブを備えてお
り、車両走行中は前記圧力の導入によってシフトコント
ロールバルブ中のピストンが作動し、入力側の可動プー
リにライン圧が導かれ、所望の変速比を生み出すように
可動プーリの位置が適宜設定され、車両が停止状態とな
ってプーリの回転が停止すると、シフトコントロールバ
ルブのピストンがスプリング力によって元位置に復帰し
て、入力側の可動プーリに導入された圧力がドレーンさ
れて、入力側の可動プーリはLOW位置にもどされる。
【0003】しかしながら、上記した従来技術による無
段変速装置は、入力側の可動プーリに導入された圧力が
なくなっても、可動プーリが回転シャフトとの嵌合部に
おいて摩擦抵抗が大きいことによって、完全に元位置に
復帰しない場合は、再度車両が発進するべくプーリが回
転し始める際に、入力側の可動プーリが急激にLOW位
置に復帰するため、伝動ベルトが反力を失ってスリップ
し、車両のショックとなって運転者に感じられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明の課題
としては、車両の発進時における伝動ベルトのスリップ
に起因する車両のショックを防止することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明においては、エンジンの駆動力を伝達するクラ
ッチ機構と、駆動輪に変速後の駆動力を伝える出力部材
と、前記クラッチ機構と出力部材との間に設置され入力
側可動プーリと入力側固定プーリを含んだ入力側プーリ
装置及び、出力側可動プーリと出力側固定プーリを含ん
だ出力側プーリ装置と、前記入力側プーリ装置の駆動力
を前記出力側プーリ装置に伝達する伝動ベルトと、シフ
トレバーの位置を検出するシフトポジション信号を発生
させるシフトポジション信号発生装置と、アクセルの作
動、非作動を検出するアクセル信号を発生するアクセル
信号発生装置と、前記クラッチ機構の係合完了を検出す
るクラッチ状態検出信号を発生するクラッチ検出信号発
生装置と、車両速度を検出する車速信号を発生する車速
信号発生装置と、前記シフトポジション信号、前記アク
セル信号、前記クラッチ状態検出信号、及び前記車速信
号に基づいて前記クラッチ機構の係合圧力と前記入力側
プーリ装置の可動プーリを付勢する圧力および前記出力
側プーリ装置の可動プーリを付勢する圧力を制御するこ
とによって、変速制御を行う変速制御装置を備えた車両
用無段変速装置において、前記シフトポジション信号が
シフトレバーがP、N位置以外にあることを検出し、且
つ前記アクセル信号がアクセルが作動していることを検
出し、且つ前記クラッチ状態検出信号が前記クラッチ機
構の係合が完了していないことを検出し、更に、前記車
速信号が所定の速度値以下であることを検出した時に、
前記変速制御装置が前記入力側プーリ装置の可動プーリ
を付勢する所定圧力を発生させることを特徴とする車両
用無段変速装置とした。
【0006】
【作用】上記した構成によれば、入力側可動プーリのL
OW側への戻り不良があっても、車両発進時に変速比装
置の入力側ピストンを付勢する所定圧力を発生させるこ
とによって、伝動ベルトの張力によって可動プーリが急
激にLOW側へ移動することがなく、伝動ベルトのスリ
ップが発生しないため、車両のショックを防止できる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
ながら説明する。
【0008】図1は本発明による無段変速装置1の構成
を表す。図1において無段変速装置1は、振動吸収装置
2を備え、前記振動吸収装置2は図示しないエンジンに
取付けられ駆動力を伝達するフライホイール2aと、前
記フライホイール2aに連結され緩衝機能を備えたダン
パ機構2bとからなる。4はクラッチ機構であって、ク
ラッチ4a、ブレーキ4b、及びプラネタリアギア4c
とから成る。前記クラッチ機構4は、入力部材3と入力
側プーリ装置5の固定プーリ5bとの間に設置され、前
記入力部材3と入力側プーリ装置5との間の断続機能
と、前記無段変速装置1の前進と後退の切り換え機能を
備える。前記振動吸収装置2を介して前記入力部材3に
伝達されたエンジンの回転力は、前記クラッチ機構4を
経て前記入力側プーリ装置5へと伝えられる。前記入力
側プーリ装置5は、前記した固定プーリ5bの他、可動
プーリ5aを備えており、前記可動プーリ5aの図にお
いて右方には圧力室5cが設けられている。6は出力側
プーリ装置であり、前記入力側プーリ装置5と同様に、
可動プーリ6a、固定プーリ6bを備え、前記可動プー
リ6aと接するように圧力室6cが設置されている。前
記入力側プーリ装置5と出力側プーリ装置6は伝動ベル
ト7によって連結され、前記圧力室5c、6cに各々適
宜の圧力を導入することにより、前記可動プーリ5a、
6aの位置を変化させ、前記入力側プーリ装置5と出力
側プーリ装置6の各々に対する前記伝動ベルト7の係合
位置を変化させ、所望の変速比を実現する。前記出力側
プーリ装置6に伝達された変速後の回転力は、前記出力
側固定プーリ6b上にスプライン嵌合された回転ギア8
を介してカウンタギア9へ伝わり、再び減速された後、
回転ギア10を介してデファレンシャル装置11へと伝
達され、図示しない車両の駆動輪を回転させる。
【0009】次に、21は車両変速操作用のシフトレバ
ー22に連動したシフトセンサであり、23はアクセル
ペダル24の作動、非作動状態を検知するアクセルスイ
ッチであり、25はエンジン回転速度センサ、26は入
力側プーリ回転速度センサ、27は車速センサとして働
く出力側プーリ回転速度センサである。28は変速制御
装置で、前記したシフトセンサ21によって検出される
シフトポジション信号、前記アクセルスイッチ23によ
って検出されるアクセル信号、前記エンジン回転速度セ
ンサ25によって検出されるエンジン回転速度信号、前
記入力側プーリ回転速度センサ26によって検出される
入力側プーリ回転速度信号、及び前記出力側プーリ回転
速度センサ27によって検出される車速信号に基づい
て、入力側プーリ圧力制御信号、出力側プーリ圧力制御
信号及びクラッチ係合圧力制御信号を圧力制御回路装置
29に送出して、前記無段変速装置1の変速制御を行
う。
【0010】次に、図2に基づいて、前記無段変速装置
1の制御方法を説明する。車両が通常の走行状態にある
時、31においてシフトレバー位置はD位置と判断され
る。
【0011】又、前記アクセルペダル24が作動されて
いるため、32においてアクセルのオン状態が判断され
る。更に、33において前記クラッチ機構4が完全に係
合していることが判断され、入力側プーリ変速制御状態
37となり、前記入力側プーリ装置5と出力側プーリ装
置6に適宜の制御圧が導入され、所望の変速比を選択さ
れる。次に、車両が減速状態の初期段階にある時に、3
2において前記アクセルペダルが非作動状態と判断さ
れ、更に、38において前記クラッチ機構4の係合が完
了していると判断された場合は、前記入力側プーリ装置
5への制御圧が減圧され、出力側プーリ装置6への制御
圧が増圧され、LOW側への変速が進行する入力側プー
リ減速制御状態40となる。次に、車両の減速が進行し
車速が充分低下した場合、38において前記クラッチ機
構4が完全に係合していないことが判断されると、入力
側プーリ圧ドレーン制御状態39となり、前記圧力室5
cの圧力はドレーンされる。
【0012】次に、停止した車両が再発進する時には、
32において前記アクセルペダル24が作動状態と判断
され、33においては前記クラッチ機構4の係合が完了
していないと判断される。更に、34においては、車速
が所定値に達していないと判断されるため、入力側プー
リ低圧制御状態35となって、前記入力側プーリ装置5
の圧力室5cには前記可動プーリ5aの急激なLOW側
への移動を防ぐだけの比較的低い圧力が導入される。前
記油圧室5cには所定圧が導入されているが、低めの圧
力であるため、前記伝動ベルト7の張力によって前記可
動プーリ5aは徐々にLOW側へと移動する。再発進
後、車速が上昇し所定速度に達すると、入力側プーリ圧
ドレーン制御状態36となり、前記油圧室5cの圧力は
ドレーンされ、前記入力側プーリ装置5の可動プーリ5
aは、完全にLOW側へと移動する。
【0013】上記したように本発明による無段変速装置
では、車両が停止後、再発進する場合、入力側プーリ装
置に所定圧が導入されているため、可動プーリが完全に
LOW側に復帰していなくても、伝動ベルトが可動プー
リからの反力を失ってスリップすることがなく、車両の
ショックを防止できる。
【0014】尚、上記実施例では、クラッチ検出信号発
生装置としてエンジン回転速度センサと入力側プーリ回
転速度センサを用いたが、クラッチ機構の係合圧力セン
サを用いてもよい。
【0015】
【発明の効果】本発明による無段変速装置では、伝動ベ
ルトの入力側プーリ装置に対するスリップに起因する車
両のショックが防止できるため、車両のショックに伴う
騒音或いは不安定な挙動を防止でき、快適性、信頼性、
及び安全性の高い車両用無段変速装置を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に車両用無段変速装置の構成図
【図2】車両用無段変速装置の制御フローチャート
【符号の説明】
1 無段変速装置 4 クラッチ機構 5 入力側
プーリ装置 6 出力側プーリ装置 5a、6a 可動プーリ 5b、6b 固定プーリ 7 伝動ベルト 8 出
力部材 21 シフトセンサ 23 アクセルスイッチ 25 エンジン回転速度センサ 26 入力側プーリ
回転速度センサ 27 出力側プーリ回転速度センサ 28 変速制御
装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F16H 59:56 8009−3J

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンの駆動力を伝達するクラッチ機
    構と、駆動輪に変速後の駆動力を伝える出力部材と、前
    記クラッチ機構と出力部材との間に設置され入力側可動
    プーリと入力側固定プーリを含んだ入力側プーリ装置及
    び、出力側可動プーリと出力側固定プーリを含んだ出力
    側プーリ装置と、前記入力側プーリ装置の駆動力を前記
    出力側プーリ装置に伝達する伝動ベルトと、シフトレバ
    ーの位置を検出するシフトポジション信号を発生させる
    シフトポジション信号発生装置と、アクセルの作動、非
    作動を検出するアクセル信号を発生するアクセル信号発
    生装置と、前記クラッチ機構の係合完了を検出するクラ
    ッチ状態検出信号を発生するクラッチ検出信号発生装置
    と、車両速度を検出する車速信号を発生する車速信号発
    生装置と、前記シフトポジション信号、前記アクセル信
    号、前記クラッチ状態検出信号、及び前記車速信号に基
    づいて前記クラッチ機構の係合圧力と前記入力側プーリ
    装置の可動プーリを付勢する圧力および前記出力側プー
    リ装置の可動プーリを付勢する圧力を制御することによ
    って、変速制御を行う変速制御装置を備えた車両用無段
    変速装置において、前記シフトポジション信号がシフト
    レバーがP、N位置以外にあることを検出し、且つ前記
    アクセル信号がアクセルが作動していることを検出し、
    且つ前記クラッチ状態検出信号が前記クラッチ機構の係
    合が完了していないことを検出し、更に、前記車速信号
    が所定の速度値以下であることを検出した時に、前記変
    速制御装置が前記入力側プーリ装置の可動プーリを付勢
    する所定圧力を発生させることを特徴とする車両用無段
    変速装置。
  2. 【請求項2】 前記クラッチ検出信号発生装置は、エン
    ジンの回転速度を検出するエンジン回転速度検出装置と
    前記入力側プーリ装置の回転速度を検出する入力側プー
    リ回転速度検出装置を備えたことを特徴とする請求項1
    を満足する車両用無段変速装置
JP24932592A 1992-09-18 1992-09-18 車両用無段変速装置 Pending JPH06101753A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24932592A JPH06101753A (ja) 1992-09-18 1992-09-18 車両用無段変速装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24932592A JPH06101753A (ja) 1992-09-18 1992-09-18 車両用無段変速装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06101753A true JPH06101753A (ja) 1994-04-12

Family

ID=17191330

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP24932592A Pending JPH06101753A (ja) 1992-09-18 1992-09-18 車両用無段変速装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06101753A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1103744B1 (en) Parking lock device and method for automatic transmission
US5964680A (en) Power train for a motor vehicle
JPH0220869B2 (ja)
EP0719394B1 (en) Method of controlling vehicular drivelines including a continuously variable transmission
JP2001512387A (ja) 車輌の運転を制御するための装置
JP2009522521A (ja) クラッチ解放方法
JPH06101753A (ja) 車両用無段変速装置
JP3453986B2 (ja) 無段自動変速機の変速制御装置
KR100290356B1 (ko) 자동변속기차량의브레이킹시변속제어방법
JPH06109120A (ja) 車両用無段変速装置
JP2001165299A (ja) 車両用自動変速機のクリープ力制御装置
JP5003032B2 (ja) 自動変速機の制御装置
JP2984454B2 (ja) クラッチの制御方法
JP4735009B2 (ja) 自動変速機搭載車両の制御装置
JP2546985B2 (ja) 自動変速機の変速制御方法
JP3075608B2 (ja) 無段変速機付車両のシフトホールド制御装置
JP3287560B2 (ja) 自動変速機におけるエンジンブレーキ制御装置
JPH10338060A (ja) 自動クラッチ制御装置
KR100293667B1 (ko) 자동변속기에서변속단제어장치및방법
JP3492739B2 (ja) リターダ装着車両の自動変速機制御装置
KR19980060241U (ko) 자동변속 차량의 비상시 주차 브레이크 강제 구동장치
JP3832273B2 (ja) 自動変速機のレンジ切り換え制御装置
JPS5932333B2 (ja) フユ−エルカツト装置付エンジン搭載車の自動変速機制御装置
JPS63297131A (ja) オ−トマチツクトランスミツシヨン
JPH0989101A (ja) 作業機の変速制御装置