JPH06101744A - 遊星歯車式変速装置 - Google Patents

遊星歯車式変速装置

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JPH06101744A
JPH06101744A JP27244592A JP27244592A JPH06101744A JP H06101744 A JPH06101744 A JP H06101744A JP 27244592 A JP27244592 A JP 27244592A JP 27244592 A JP27244592 A JP 27244592A JP H06101744 A JPH06101744 A JP H06101744A
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speed
planetary gear
drive
unit
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JP27244592A
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Fujio Maeda
不二雄 前田
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Komatsu Ltd
Original Assignee
Komatsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 牽引力・車速性能が連続的で、かつ、高効率
な高速走行ができる遊星歯車式変速装置を提供する。 【構成】 前後進1速では、正逆回転可能な油圧モータ
1の出力トルクを、1速用駆動歯車14を介して差動遊
星歯車部50のリングギヤ54から出力する。前進2速
では、エンジン2の出力トルクを、遊星歯車減速部30
を介して差動遊星歯車部50のキャリア55に入力し、
油圧モータ1の出力トルクを2速用駆動歯車15を介し
て差動遊星歯車部50のサンギヤ56に入力することに
より、前記二つの入力トルクの合成トルクをリングギヤ
54から出力する。前進3速では、減速部直結クラッチ
38、サンギヤ固定クラッチ52を係合し、エンジン2
の出力トルクを差動遊星歯車部50に直接入力し、リン
グギヤ54から出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、遊星歯車式変速装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】遊星歯車式変速装置については従来から
多数の提案が出されているが、主駆動源であるエンジン
の出力トルクと、油圧モータの出力トルクとを入力して
それぞれの車両の走行目的に適合した速度段を得るよう
にした遊星歯車式変速装置としては、たとえば本発明者
がさきに出願した特願平3−224914、特願平3−
327107等がある。前記変速装置は、低速域を油圧
モータ単独による油圧駆動変速出力とし、高速域では主
駆動源であるエンジンの出力トルクを遊星歯車機構に入
力して変速の上、出力する構成になっている。また、前
後進1速を油圧モータ単独による油圧駆動変速出力と
し、前後進2速では差動遊星歯車機構を用い、主駆動源
であるエンジンの出力トルクと油圧モータの出力トルク
とを前記差動遊星歯車機構に入力して変速の上、出力す
る構成とした特願平4−220864がある。この変速
装置は図9に示すように、正逆回転可能な油圧モータ1
の出力トルクを入力する油圧モータ入力部10、エンジ
ン2の出力トルクを入力して遊星歯車機構により減速す
る遊星歯車減速部30、前記油圧モータ入力部10およ
び遊星歯車減速部30からの伝達トルクをそれぞれ入力
して減速する差動遊星歯車部60と、油圧モータ1の油
圧源となる油圧ポンプ3を駆動するポンプ駆動歯車部2
0とによって構成され、前後進1速で高牽引力を得ると
ともに、作業機・走行装置に対する動力配分を任意に変
えることができ、前後進2速ではエンジンからの入力と
油圧モータからの差動入力とによって、広い総段間比を
備えた操作性のよい変速装置となり、中・大型車両が走
行時に必要とする大動力を容易に伝達することが可能で
ある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】変速装置は、それを搭
載する車両が中型ないし大型になるほど高牽引力、高車
速を必要とし、しかも前進側はたとえばダンプトラッ
ク、ラフテレンクレーン、モータグレーダのように、伝
達効率の高い状態で、連続して、より高速の走行ができ
ることを要求される。上記特願平4−220864によ
る遊星歯車式変速装置においては、その牽引力、車速性
能は連続的で、大きなメリットがある反面、より高速の
走行を伝達効率の高いエンジン直結状態ですることがで
きない。本発明は上記従来の問題点に着目してなされた
もので、低・中速域では牽引力、車速性能曲線が連続的
な曲線になるようにして、よりスムーズな変速性能を得
ると同時に、高速域では伝達効率の高いエンジン直結状
態で走行することができる遊星歯車式変速装置を提供す
ることを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明に係る遊星歯車式変速装置は、正逆回転可能
な油圧モータの出力トルクを、減速歯車を介して変速装
置出力軸に伝達する前後進1速と、エンジンの出力トル
クを遊星歯車減速部を介して差動遊星歯車部のキャリア
に入力し、油圧モータの出力トルクを減速歯車を介して
前記差動遊星歯車部のサンギヤに入力することによっ
て、前記二つの入力トルクの合成トルクを差動遊星歯車
部のリングギヤから変速装置出力軸に伝達する前進2速
もしくは前後進2速と、サンギヤ固定クラッチを係合さ
せて前記差動遊星歯車部のサンギヤを固定するととも
に、減速部直結クラッチを係合させて前記遊星歯車減速
部のキャリアをリングギヤに固定することによって、エ
ンジンの出力トルクを差動遊星歯車部のキャリアに直接
入力し、リングギヤから変速装置出力軸に伝達する前進
3速の各速度段を有する基本構成とし、このような基本
構成において前進3段、後進1段用遊星歯車式変速装置
は、油圧モータによって駆動される駆動軸と、この駆動
軸上に配設した油圧駆動クラッチおよび油圧差動クラッ
チと、これらのクラッチの係合によって駆動される1速
用駆動歯車および2速用駆動歯車とからなる油圧モータ
入力部と、エンジンによって駆動される主軸と、この主
軸上に配設した駆動歯車によって油圧ポンプを駆動する
ポンプ駆動歯車部と、前記主軸上に配設したサンギヤ入
力、キャリア出力の遊星歯車装置と、この遊星歯車装置
のリングギヤに固着され、前記遊星歯車装置のキャリア
をリングギヤに固定する減速部直結クラッチとからなる
遊星歯車減速部と、前記油圧モータ入力部の2速用駆動
歯車と噛み合う2速用減速歯車とサンギヤおよび前記サ
ンギヤを固定するサンギヤ固定クラッチとを固着した中
空のサンギヤ軸と、このサンギヤ軸の中心を貫通する前
記遊星歯車減速部の出力軸端部に固着したキャリアと、
前記油圧モータ入力部の1速用駆動歯車と噛み合う1速
用減速歯車と一体に構成したリングギヤと、このリング
ギヤに固着した変速装置出力軸とからなる差動遊星歯車
部とによって構成した請求項2の変速装置、または、油
圧駆動クラッチに代えて1速用遊星歯車減速装置を用
い、この1速用遊星歯車減速装置のサンギヤを油圧モー
タによって駆動される駆動軸に固着し、差動遊星歯車部
のリングギヤと一体に構成した1速用減速歯車と噛み合
う1速用駆動歯車を前記1速用遊星歯車減速装置のキャ
リアに固着する構成とした請求項3の変速装置、あるい
は、油圧駆動クラッチの係合によって駆動される1速用
駆動歯車に代えて、油圧モータによって駆動される駆動
軸に1速用駆動歯車を直接固着し、前記1速用駆動歯車
と噛み合う1速用減速歯車を介してサンギヤから入力
し、キャリアから出力する遊星歯車装置を設け、この遊
星歯車装置のキャリアを差動遊星歯車部のリングギヤに
固着した請求項4の変速装置でもよい。また、前進3
段、後進2段用遊星歯車式変速装置は、油圧モータによ
って駆動される駆動軸と、この駆動軸上に配設した油圧
駆動クラッチおよび油圧差動クラッチと、これらのクラ
ッチの係合によって駆動される1速用駆動歯車および2
速用駆動歯車とからなる油圧モータ入力部と、エンジン
によって駆動される主軸と、この主軸上に配設した駆動
歯車によって油圧ポンプを駆動するポンプ駆動歯車部
と、前記主軸上に配設したサンギヤ入力、キャリア出力
の前進用遊星歯車装置と、この遊星歯車装置のリングギ
ヤに固着され、前記遊星歯車装置のキャリアをリングギ
ヤに固定する減速部直結クラッチと、同じく前記主軸上
に配設したサンギヤ入力、リングギヤ出力の後進用遊星
歯車装置とからなる遊星歯車減速部と、前記油圧モータ
入力部の2速用駆動歯車と噛み合う2速用減速歯車とサ
ンギヤおよび前記サンギヤを固定するサンギヤ固定クラ
ッチとを固着した中空のサンギヤ軸と、このサンギヤ軸
の中心を貫通する前記遊星歯車減速部の出力軸端部に固
着したキャリアと、前記油圧モータ入力部の1速用駆動
歯車と噛み合う1速用減速歯車と一体に構成したリング
ギヤと、このリングギヤに固着した変速装置出力軸とか
らなる差動遊星歯車部とによって構成した請求項5の変
速装置、または、油圧駆動クラッチに代えて1速用遊星
歯車減速装置を用い、この1速用遊星歯車減速装置のサ
ンギヤを油圧モータによって駆動される駆動軸に固着
し、差動遊星歯車部のリングギヤと一体に構成した1速
用減速歯車と噛み合う1速用駆動歯車を前記1速用遊星
歯車減速装置のキャリアに固着する構成とした請求項6
の変速装置、あるいは、油圧駆動クラッチの係合によっ
て駆動される1速用駆動歯車に代えて、油圧モータによ
って駆動される駆動軸に1速用駆動歯車を直接固着し、
前記1速用駆動歯車と噛み合う1速用減速歯車を介して
サンギヤから入力し、キャリアから出力する遊星歯車装
置を設け、この遊星歯車装置のキャリアを差動遊星歯車
部のリングギヤに固着した請求項7の変速装置でもよ
い。
【0005】
【作用】上記構成によれば、油圧モータの出力トルクを
減速歯車を介して変速装置出力軸に伝達する前後進1速
と、エンジンの出力トルクを遊星歯車減速部を介して差
動遊星歯車部のキャリアに入力し、油圧モータの出力ト
ルクを減速歯車を介して前記差動遊星歯車部のサンギヤ
に入力することによって、前記二つの入力トルクの合成
トルクを差動遊星歯車部のリングギヤから変速装置出力
軸に伝達する前進2速もしくは前後進2速と、エンジン
の出力トルクを差動遊星歯車部のキャリアに直接入力す
る前進3速の各速度段を備えた変速装置を構成したの
で、速度段数が少ないにもかかわらず、広い総段間比を
備えた操作性のよい変速装置を得ることができる。本変
速装置は、1速、2速とも走行動力を無段階に増減させ
ることが可能であり、1速では、作業機と走行装置とに
対する動力配分を自由に変えることができるとともに、
油圧モータ回転数を下げてもトルクはほとんど低下しな
いため、超低速・高牽引力走行が可能である。また前進
3速では、差動遊星歯車部が単なる遊星歯車減速装置と
して機能するので、エンジンの出力トルクを効率よく変
速装置出力軸に伝達することができ、より高速走行が可
能となる。
【0006】
【実施例】以下に本発明に係る遊星歯車式変速装置の実
施例について、図面を参照して説明する。図1に請求項
2の実施例におけるギヤトレーンを示す。この遊星歯車
式変速装置100は油圧モータ入力部10、ポンプ駆動
歯車部20、遊星歯車減速部30、差動遊星歯車部50
によって構成されている。油圧モータ入力部10は、遊
星歯車式変速装置100の外部に設けられた油圧モータ
1の出力軸に連結された駆動軸11と、この駆動軸11
に固着された油圧駆動クラッチ12、油圧差動クラッチ
13と、前記クラッチの係合によって駆動される1速用
駆動歯車14、2速用駆動歯車15とによって構成され
ている。前記油圧モータ1は油圧ポンプ3を油圧源と
し、正逆回転可能である。ポンプ駆動歯車部20は、主
動力源であるエンジン2の出力トルクを入力する主軸2
1およびこの主軸21に固着された駆動歯車22と、ポ
ンプ駆動軸23に固着され、前記駆動歯車22と噛み合
って油圧ポンプ3を駆動する歯車24とからなる。遊星
歯車減速部30は、前記主軸21に連結されたサンギヤ
軸31上に配設された前進用遊星歯車装置32と、前記
前進用遊星歯車装置32のリングギヤ34に固着された
減速部直結クラッチ38とからなり、前進用遊星歯車装
置32の前進用クラッチ33は係合時リングギヤ34を
固定する。また、減速部直結クラッチ38は係合時、前
進用遊星歯車装置32のキャリア35をリングギヤ34
に固定する。そして、前記キャリア35には出力軸37
の一端が連結されている。
【0007】差動遊星歯車部50は、上記油圧モータ入
力部10の出力トルクと遊星歯車減速部30の出力トル
クとを入力する遊星歯車装置で、この遊星歯車装置の中
空のサンギヤ軸51に、サンギヤ56と、このサンギヤ
56を固定するサンギヤ固定クラッチ52と、上記2速
用駆動歯車15と噛み合う2速用減速歯車53とが固着
されている。キャリア55は前記中空のサンギヤ軸51
の中心を貫通する出力軸37の他端に固着されている。
また、リングギヤ54は上記1速用駆動歯車14と噛み
合う1速用減速歯車と一体に構成され、このリングギヤ
54から張り出したボス部54aの中心には変速装置出
力軸71が固着されている。
【0008】次に、この変速装置の動力伝達経路につい
て説明する。前進1速では油圧駆動クラッチ12が係合
され、油圧モータ1の出力トルクは1速用駆動歯車1
4、リングギヤ54を介して変速装置出力軸71に伝達
される。後進1速では、前進1速に対して油圧モータ1
を逆転させる。前進2速では、油圧差動クラッチ13と
前進用遊星歯車装置32の前進用クラッチ33とを係合
させる。エンジン2の出力トルクはサンギヤ36入力、
リングギヤ34固定、キャリア35出力となり、出力軸
37を介して差動遊星歯車部50のキャリア55に入力
される。一方、油圧モータ1の出力トルクは2速用駆動
歯車15、2速用減速歯車53を介してサンギヤ56に
入力され、両者の合成トルクがリングギヤ54を介して
変速装置出力軸71に伝達される。また前進3速では、
減速部直結クラッチ38とサンギヤ固定クラッチ52と
を係合させる。減速部直結クラッチ38の係合によりキ
ャリア35がリングギヤ34に固定され、エンジン2の
出力トルクは出力軸37に直接伝達され、差動遊星歯車
部50のキャリア55に入力される。一方、差動遊星歯
車部50のサンギヤ56はサンギヤ固定クラッチ52の
係合によって固定されているので、前記キャリア55に
入力されたトルクはリングギヤ54から変速装置出力軸
71に伝達される。これらの各速度段におけるエンジ
ン、油圧ポンプ、油圧モータの駆動状態ならびに各クラ
ッチの係合状態についてまとめると、表1の通りとな
る。表中の○印はエンジン、油圧ポンプ、油圧モータの
うち駆動しているもの、ならびに係合クラッチを示す。
【表1】
【0009】図2は、前進1速、前進2速および後進1
速における油圧モータの出力回転速度と本遊星歯車式変
速装置の出力回転速度との関係の一例を示す線図であ
る。前進1速(図中F1と表示)時、油圧モータ回転速
度の上昇に伴って変速装置出力軸の回転速度も上昇し、
車速が増大する。前進2速(図中F2と表示)に切り換
えると、油圧モータは前進1速時の高速回転域から次第
に回転を下げ、次に反転域に入って逆方向に回転し、次
第に回転を上げる。これに伴って前進2速における車速
が増大する。なお、後進1速(図中R1と表示)の場合
は、図2の縦軸、横軸ともに符号が正負逆となる。
【0010】図3は、本遊星歯車式変速装置の出力トル
クと出力回転速度との関係の一例を示す線図である。前
進1速(図中F1と表示)と前進2速(図中F2と表
示)との切り換え点において、出力トルクカーブはほぼ
連続的に移行し、前進1速および2速では車速を無段階
に増減させることができ、スムーズな変速性能となって
いる。前進3速(図中F3と表示)では、差動遊星歯車
部が単なる遊星歯車減速装置として機能し、エンジンの
出力トルクを効率よく変速装置出力軸に伝達するので、
より高速走行が可能となる。なお、後進時の曲線は前進
時と同一で、出力回転方向が逆になる。
【0011】図4は、請求項3の前進3段、後進1段用
遊星歯車式変速装置の実施例におけるギヤトレーンを示
したものである。この変速装置100においては、図1
に示した請求項2の油圧駆動クラッチに代えて、油圧モ
ータ入力部10に1速用遊星歯車減速装置16が用いら
れている。油圧モータ1によって駆動される駆動軸11
に前記遊星歯車減速装置16のサンギヤ17が固着さ
れ、差動遊星歯車部50のリングギヤ54と一体に構成
された1速用減速歯車と噛み合う1速用駆動歯車14
は、前記1速用遊星歯車減速装置16のキャリア18に
固着されている。前進1速の場合、クラッチ19の係合
によりサンギヤ17入力、キャリア18出力となり、油
圧モータ1の出力トルクは1速用駆動歯車14、リング
ギヤ54を介して変速装置出力軸71に伝達される。後
進1速では、前進1速に対して油圧モータ1を逆転させ
る。その他の構成、動力伝達経路は請求項2の実施例と
同一である。
【0012】図5は請求項4の前進3段、後進1段用遊
星歯車式変速装置の実施例におけるギヤトレーンを示し
たものである。この変速装置100においては、油圧駆
動クラッチの係合によって駆動される1速用駆動歯車に
代えて、油圧モータ1によって駆動される油圧モータ入
力部10の駆動軸11に1速用駆動歯車14を直接固着
するとともに、差動遊星歯車部50の出力側に遊星歯車
装置62を設けている。この遊星歯車装置62のキャリ
ア65は、差動遊星歯車部50のリングギヤ54のボス
部54aに固着され、中空のサンギヤ軸61の一端に
は、前記1速用駆動歯車14と噛み合う1速用減速歯車
63が固着されている。また、前記ボス部54aの中心
に固着された変速装置出力軸71は、遊星歯車装置62
のサンギヤ軸61の中心を貫通している。前進1速の場
合、前記遊星歯車装置62のクラッチ64が係合され、
油圧モータ1の出力トルクは1速用駆動歯車14、1速
用減速歯車63を介して遊星歯車装置62のサンギヤ6
6に入力され、キャリア65、リングギヤ54を介して
変速装置出力軸71に伝達される。後進1速では、前進
1速に対して油圧モータ1を逆転させる。その他の構
成、動力伝達経路は請求項2の実施例と同一である。
【0013】図6は、請求項5の前進3段、後進2段用
遊星歯車式変速装置の実施例におけるギヤトレーンを示
したものである。この遊星歯車式変速装置100も上記
と同じく油圧モータ入力部10、ポンプ駆動歯車部2
0、遊星歯車減速部30、差動遊星歯車部50によって
構成されている。油圧モータ入力部10は、遊星歯車式
変速装置100の外部に設けられた油圧モータ1の出力
軸に連結された駆動軸11と、この駆動軸11に固着さ
れた油圧駆動クラッチ12、油圧差動クラッチ13と、
前記クラッチの係合によって駆動される1速用駆動歯車
14、2速用駆動歯車15とによって構成されている。
前記油圧モータ1は油圧ポンプ3を油圧源とし、正逆回
転可能である。ポンプ駆動歯車部20は、主動力源であ
るエンジン2の出力トルクを入力する主軸21およびこ
の主軸21に固着された駆動歯車22と、ポンプ駆動軸
23に固着され、前記駆動歯車22と噛み合って油圧ポ
ンプ3を駆動する歯車24とからなる。遊星歯車減速部
30は、前記主軸21に連結されたサンギヤ軸31上に
配設された前進用遊星歯車装置32および後進用遊星歯
車装置42と、前記前進用遊星歯車装置32をエンジン
に直結する減速部直結クラッチ38とからなり、前進用
遊星歯車装置32のクラッチ33は係合時リングギヤ3
4を固定し、減速部直結クラッチ38は係合時、前進用
遊星歯車装置32のキャリア35をリングギヤ34に固
定する。また、後進用遊星歯車装置42の後進用クラッ
チ43は係合時キャリア45を固定する。そして前記前
進用遊星歯車装置32のキャリア35は、一側を後進用
遊星歯車装置42のリングギヤ44に連結され、他側を
出力軸37に連結されている。
【0014】差動遊星歯車部50は、上記油圧モータ入
力部10の出力トルクと遊星歯車減速部30の出力トル
クとを入力する遊星歯車装置で、この遊星歯車装置の中
空のサンギヤ軸51に、サンギヤ56と、このサンギヤ
56を固定するサンギヤ固定クラッチ52と、上記2速
用駆動歯車15と噛み合う2速用減速歯車53とが固着
されている。キャリア55は前記中空のサンギヤ軸51
の中心を貫通する出力軸37の端部に固着されている。
また、リングギヤ54は上記1速用駆動歯車14と噛み
合う1速用減速歯車と一体に構成され、このリングギヤ
54から張り出したボス部54aの中心には変速装置出
力軸71が固着されている。
【0015】次に、この変速装置の動力伝達経路につい
て説明する。前進1速では油圧駆動クラッチ12が係合
され、油圧モータ1の出力トルクは1速用駆動歯車1
4、リングギヤ54を介して変速装置出力軸71に伝達
される。後進1速では、前進1速に対して油圧モータ1
を逆転させる。前進2速では、油圧差動クラッチ13と
前進用遊星歯車装置32の前進用クラッチ33とを係合
させる。エンジン2の出力トルクはサンギヤ36入力、
リングギヤ34固定、キャリア35出力となり、出力軸
37を介して差動遊星歯車部50のキャリア55に入力
される。一方、油圧モータ1の出力トルクは2速用駆動
歯車15、2速用減速歯車53を介してサンギヤ56に
入力され、両者の合成トルクがリングギヤ54を介して
変速装置出力軸71に伝達される。後進2速では前記ク
ラッチ33を開放し、後進用遊星歯車装置42の後進用
クラッチ43を係合させてキャリア45を固定し、エン
ジン2の出力トルクをリングギヤ44、キャリア35、
出力軸37を介して差動遊星歯車部50のキャリア55
に入力させるとともに、前進2速に対して油圧モータ1
を逆転させる。また前進3速では、減速部直結クラッチ
38とサンギヤ固定クラッチ52とを係合させる。減速
部直結クラッチ38の係合によりキャリア35がリング
ギヤ34に固定され、エンジン2の出力トルクは出力軸
37に直接伝達され、差動遊星歯車部50のキャリア5
5に入力される。一方、差動遊星歯車部50のサンギヤ
56はサンギヤ固定クラッチ52の係合によって固定さ
れているので、前記キャリア55に入力されたトルクは
リングギヤ54から変速装置出力軸71に伝達される。
なお、油圧モータの出力回転速度と本遊星歯車式変速装
置の出力回転速度との関係を示す線図および本遊星歯車
式変速装置の出力トルクと出力回転速度との関係を示す
線図は、図2および図3に示した請求項2の実施例の場
合と同一である。また、各速度段におけるエンジン、油
圧ポンプ、油圧モータの駆動状態ならびに各クラッチの
係合状態についてまとめると、表2の通りとなる。表中
の○印はエンジン、油圧ポンプ、油圧モータのうち駆動
しているもの、ならびに係合クラッチを示す。
【表2】
【0016】図7は請求項6の前進3段、後進2段用遊
星歯車式変速装置の実施例におけるギヤトレーンを示し
たものである。この変速装置100の油圧モータ入力部
10の構成は、上記請求項3の実施例における変速装置
と同一で、また、ポンプ駆動歯車部20、遊星歯車減速
部30および差動遊星歯車部50の構成は請求項5の実
施例における変速装置と同一である。従って、各速度段
における動力伝達経路もこれらの変速装置と同一である
ので、説明を省略する。
【0017】図8は請求項7の前進3段、後進2段用遊
星歯車式変速装置の実施例におけるギヤトレーンを示し
たものである。この変速装置100の油圧モータ入力部
10および差動遊星歯車部50の構成は、上記請求項4
の実施例における変速装置と同一で、また、ポンプ駆動
歯車部20および遊星歯車減速部30の構成は請求項5
の実施例における変速装置と同一である。従って、各速
度段における動力伝達経路もこれらの変速装置と同一で
あるので、説明を省略する。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、油
圧モータの出力トルクを減速歯車を介して変速装置出力
軸に伝達する前後進1速と、エンジンの出力トルクを遊
星歯車減速部を介して差動遊星歯車部のキャリアに入力
し、油圧モータの出力トルクを減速歯車を介して前記差
動遊星歯車部のサンギヤに入力することによって、前記
二つの入力トルクの合成トルクを差動遊星歯車部のリン
グギヤから変速装置出力軸に伝達する前進2速もしくは
前後進2速と、エンジンの出力トルクを差動遊星歯車部
のキャリアに直接入力する前進3速の各速度段を備えた
変速装置を構成したので、速度段数が少なく、簡素な構
成でありながら、広い総段間比を備えた操作性のよい変
速装置を得ることができる。そして、1速と2速の同期
を良くすることにより、連続的な速度性能、牽引性能を
得ることができる。本変速装置は、1速、2速とも走行
動力を無段階に増減させることが可能であり、1速で
は、作業機と走行装置とに対する動力配分を自由に変え
ることができるとともに、油圧モータ回転数を下げても
トルクはほとんど低下しないため、超低速・高牽引力走
行が可能である。また前進3速では、差動遊星歯車部が
単なる遊星歯車減速装置として機能し、エンジンの出力
トルクを効率よく変速装置出力軸に伝達するので、より
高速走行が可能となり、中・大型車両において幅広く利
用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項2の前進3段、後進1段用遊星歯車式変
速装置のギヤトレーンを示す図である。
【図2】油圧モータの出力回転速度と変速装置の出力回
転速度との関係を示す線図である。
【図3】変速装置の出力トルクと出力回転速度との関係
を示す線図である。
【図4】請求項3の前進3段、後進1段用遊星歯車式変
速装置のギヤトレーンを示す図である。
【図5】請求項4の前進3段、後進1段用遊星歯車式変
速装置のギヤトレーンを示す図である。
【図6】請求項5の前進3段、後進2段用遊星歯車式変
速装置のギヤトレーンを示す図である。
【図7】請求項6の前進3段、後進2段用遊星歯車式変
速装置のギヤトレーンを示す図である。
【図8】請求項7の前進2段、後進2段用遊星歯車式変
速装置のギヤトレーンを示す図である。
【図9】従来の技術による前後進2段用遊星歯車式変速
装置のギヤトレーンの一例を示す図である。
【符号の説明】
1 油圧モータ 2 エンジン 3 油圧ポンプ 10 油圧モータ入力部 11 駆動軸 12 油圧駆動クラッチ 13 油圧差動クラッチ 14 1速用駆動歯車 15 2速用駆動歯車 16 1速用遊星歯車減速装置 17,36,56,66 サンギヤ 18,35,45,55,65 キャリア 20 ポンプ駆動歯車部 21 主軸 22 駆動歯車 30 遊星歯車減速部 31,51,61 サンギヤ軸 32 前進用遊星歯車装置 34,44,54 リングギヤ 37 出力軸 38 減速部直結クラッチ 42 後進用遊星歯車装置 50 差動遊星歯車部 52 サンギヤ固定クラッチ 53 2速用減速歯車 62 遊星歯車装置 63 1速用減速歯車 71 変速装置出力軸 100 遊星歯車式変速装置

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 正逆回転可能な油圧モータの出力トルク
    を、減速歯車を介して変速装置出力軸に伝達する前後進
    1速と、 エンジンの出力トルクを遊星歯車減速部を介して差動遊
    星歯車部のキャリアに入力し、油圧モータの出力トルク
    を減速歯車を介して前記差動遊星歯車部のサンギヤに入
    力することによって、前記二つの入力トルクの合成トル
    クを差動遊星歯車部のリングギヤから変速装置出力軸に
    伝達する前進2速もしくは前後進2速と、サンギヤ固定
    クラッチを係合させて前記差動遊星歯車部のサンギヤを
    固定するとともに、減速部直結クラッチを係合させて前
    記遊星歯車減速部のキャリアをリングギヤに固定するこ
    とによって、エンジンの出力トルクを差動遊星歯車部の
    キャリアに直接入力し、リングギヤから変速装置出力軸
    に伝達する前進3速の各速度段を有することを特徴とす
    る遊星歯車式変速装置。
  2. 【請求項2】 油圧モータによって駆動される駆動軸
    と、この駆動軸上に配設した油圧駆動クラッチおよび油
    圧差動クラッチと、これらのクラッチの係合によって駆
    動される1速用駆動歯車および2速用駆動歯車とからな
    る油圧モータ入力部と、エンジンによって駆動される主
    軸と、この主軸上に配設した駆動歯車によって油圧ポン
    プを駆動するポンプ駆動歯車部と、 前記主軸上に配設したサンギヤ入力、キャリア出力の遊
    星歯車装置と、この遊星歯車装置のリングギヤに固着さ
    れ、前記遊星歯車装置のキャリアをリングギヤに固定す
    る減速部直結クラッチとからなる遊星歯車減速部と、 前記油圧モータ入力部の2速用駆動歯車と噛み合う2速
    用減速歯車とサンギヤおよび前記サンギヤを固定するサ
    ンギヤ固定クラッチとを固着した中空のサンギヤ軸と、
    このサンギヤ軸の中心を貫通する前記遊星歯車減速部の
    出力軸端部に固着したキャリアと、前記油圧モータ入力
    部の1速用駆動歯車と噛み合う1速用減速歯車と一体に
    構成したリングギヤと、このリングギヤに固着した変速
    装置出力軸とからなる差動遊星歯車部とによって構成し
    たことを特徴とする請求項1の前進3段、後進1段用遊
    星歯車式変速装置。
  3. 【請求項3】 油圧駆動クラッチに代えて1速用遊星歯
    車減速装置を用い、この1速用遊星歯車減速装置のサン
    ギヤを油圧モータによって駆動される駆動軸に固着し、
    差動遊星歯車部のリングギヤと一体に構成した1速用減
    速歯車と噛み合う1速用駆動歯車を前記1速用遊星歯車
    減速装置のキャリアに固着したことを特徴とする請求項
    2の前進3段、後進1段用遊星歯車式変速装置。
  4. 【請求項4】 油圧駆動クラッチの係合によって駆動さ
    れる1速用駆動歯車に代えて、油圧モータによって駆動
    される駆動軸に1速用駆動歯車を直接固着し、前記1速
    用駆動歯車と噛み合う1速用減速歯車を介してサンギヤ
    から入力し、キャリアから出力する遊星歯車装置を設
    け、この遊星歯車装置のキャリアを差動遊星歯車部のリ
    ングギヤに固着したことを特徴とする請求項2の前進3
    段、後進1段用遊星歯車式変速装置。
  5. 【請求項5】 油圧モータによって駆動される駆動軸
    と、この駆動軸上に配設した油圧駆動クラッチおよび油
    圧差動クラッチと、これらのクラッチの係合によって駆
    動される1速用駆動歯車および2速用駆動歯車とからな
    る油圧モータ入力部と、 エンジンによって駆動される主軸と、この主軸上に配設
    した駆動歯車によって油圧ポンプを駆動するポンプ駆動
    歯車部と、 前記主軸上に配設したサンギヤ入力、キャリア出力の前
    進用遊星歯車装置と、この遊星歯車装置のリングギヤに
    固着され、前記遊星歯車装置のキャリアをリングギヤに
    固定する減速部直結クラッチと、同じく前記主軸上に配
    設したサンギヤ入力、リングギヤ出力の後進用遊星歯車
    装置とからなる遊星歯車減速部と、 前記油圧モータ入力部の2速用駆動歯車と噛み合う2速
    用減速歯車とサンギヤおよび前記サンギヤを固定するサ
    ンギヤ固定クラッチとを固着した中空のサンギヤ軸と、
    このサンギヤ軸の中心を貫通する前記遊星歯車減速部の
    出力軸端部に固着したキャリアと、前記油圧モータ入力
    部の1速用駆動歯車と噛み合う1速用減速歯車と一体に
    構成したリングギヤと、このリングギヤに固着した変速
    装置出力軸とからなる差動遊星歯車部とによって構成し
    たことを特徴とする請求項1の前進3段、後進2段用遊
    星歯車式変速装置。
  6. 【請求項6】 油圧駆動クラッチに代えて1速用遊星歯
    車減速装置を用い、この1速用遊星歯車減速装置のサン
    ギヤを油圧モータによって駆動される駆動軸に固着し、
    差動遊星歯車部のリングギヤと一体に構成した1速用減
    速歯車と噛み合う1速用駆動歯車を前記1速用遊星歯車
    減速装置のキャリアに固着したことを特徴とする請求項
    5の前進3段、後進2段用遊星歯車式変速装置。
  7. 【請求項7】 油圧駆動クラッチの係合によって駆動さ
    れる1速用駆動歯車に代えて、油圧モータによって駆動
    される駆動軸に1速用駆動歯車を直接固着し、前記1速
    用駆動歯車と噛み合う1速用減速歯車を介してサンギヤ
    から入力し、キャリアから出力する遊星歯車装置を設
    け、この遊星歯車装置のキャリアを差動遊星歯車部のリ
    ングギヤに固着したことを特徴とする請求項5の前進3
    段、後進2段用遊星歯車式変速装置。
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