JPH07127710A - 無段油圧変速装置を有する動力シフト歯車装置 - Google Patents
無段油圧変速装置を有する動力シフト歯車装置Info
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- JPH07127710A JPH07127710A JP6102711A JP10271194A JPH07127710A JP H07127710 A JPH07127710 A JP H07127710A JP 6102711 A JP6102711 A JP 6102711A JP 10271194 A JP10271194 A JP 10271194A JP H07127710 A JPH07127710 A JP H07127710A
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- gears
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H47/00—Combinations of mechanical gearing with fluid clutches or fluid gearing
- F16H47/02—Combinations of mechanical gearing with fluid clutches or fluid gearing the fluid gearing being of the volumetric type
- F16H47/04—Combinations of mechanical gearing with fluid clutches or fluid gearing the fluid gearing being of the volumetric type the mechanical gearing being of the type with members having orbital motion
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H37/00—Combinations of mechanical gearings, not provided for in groups F16H1/00 - F16H35/00
- F16H37/02—Combinations of mechanical gearings, not provided for in groups F16H1/00 - F16H35/00 comprising essentially only toothed or friction gearings
- F16H37/06—Combinations of mechanical gearings, not provided for in groups F16H1/00 - F16H35/00 comprising essentially only toothed or friction gearings with a plurality of driving or driven shafts; with arrangements for dividing torque between two or more intermediate shafts
- F16H37/08—Combinations of mechanical gearings, not provided for in groups F16H1/00 - F16H35/00 comprising essentially only toothed or friction gearings with a plurality of driving or driven shafts; with arrangements for dividing torque between two or more intermediate shafts with differential gearing
- F16H37/0833—Combinations of mechanical gearings, not provided for in groups F16H1/00 - F16H35/00 comprising essentially only toothed or friction gearings with a plurality of driving or driven shafts; with arrangements for dividing torque between two or more intermediate shafts with differential gearing with arrangements for dividing torque between two or more intermediate shafts, i.e. with two or more internal power paths
- F16H37/084—Combinations of mechanical gearings, not provided for in groups F16H1/00 - F16H35/00 comprising essentially only toothed or friction gearings with a plurality of driving or driven shafts; with arrangements for dividing torque between two or more intermediate shafts with differential gearing with arrangements for dividing torque between two or more intermediate shafts, i.e. with two or more internal power paths at least one power path being a continuously variable transmission, i.e. CVT
- F16H2037/088—Power split variators with summing differentials, with the input of the CVT connected or connectable to the input shaft
- F16H2037/0886—Power split variators with summing differentials, with the input of the CVT connected or connectable to the input shaft with switching means, e.g. to change ranges
Abstract
(57)【要約】
【目的】 建構長さが比較的短く、比較的廉価に製造で
きる５軸の衛星歯車装置を提供する。 【構成】 歯車装置は、５軸の衛星歯車装置と、これと
平行に配置された無段に調節可能な油圧式の歯車装置
と、変速歯車段と、切り換え結合部とを備えている。可
変容積押しのけ装置と定容積押しのけ装置とが、油圧式
の歯車装置に所属している。衛星歯車装置の一つの軸
は、可変容積押しのけ装置と結合された駆動軸を形成し
ている。定容積押しのけ装置は、衛星歯車装置の第２軸
に結合されている。残りの３つの軸は、変速歯車段を介
して駆動軸に交互に動力を供給する結合軸となる。油圧
−機械式の起動用の結合軸と、高速で回転する結合軸
と、低速で回転する結合軸とがある。可変容積押しのけ
装置の極限的な状態では、同期回転数において、けん引
力の中断なしに切り換え結合部が速度段の切り換えをす
る。
きる５軸の衛星歯車装置を提供する。 【構成】 歯車装置は、５軸の衛星歯車装置と、これと
平行に配置された無段に調節可能な油圧式の歯車装置
と、変速歯車段と、切り換え結合部とを備えている。可
変容積押しのけ装置と定容積押しのけ装置とが、油圧式
の歯車装置に所属している。衛星歯車装置の一つの軸
は、可変容積押しのけ装置と結合された駆動軸を形成し
ている。定容積押しのけ装置は、衛星歯車装置の第２軸
に結合されている。残りの３つの軸は、変速歯車段を介
して駆動軸に交互に動力を供給する結合軸となる。油圧
−機械式の起動用の結合軸と、高速で回転する結合軸
と、低速で回転する結合軸とがある。可変容積押しのけ
装置の極限的な状態では、同期回転数において、けん引
力の中断なしに切り換え結合部が速度段の切り換えをす
る。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は無段油圧変速装置を有す
る動力シフト歯車装置に関する。
る動力シフト歯車装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】無段油圧変速装置を有する動力シフト歯
車装置即ち無段の油圧機械式の動力シフト装置は、広い
範囲に渡って無段に変位し、特に優れた効率をもつた
め、特に自動車用として好適である。調節範囲が比較的
広いため、内燃機関をその最適の特性曲線上において作
動させることができる。これらの特性曲線とは、最小燃
料消費曲線又は良好な加速挙動曲線である。
車装置即ち無段の油圧機械式の動力シフト装置は、広い
範囲に渡って無段に変位し、特に優れた効率をもつた
め、特に自動車用として好適である。調節範囲が比較的
広いため、内燃機関をその最適の特性曲線上において作
動させることができる。これらの特性曲線とは、最小燃
料消費曲線又は良好な加速挙動曲線である。
【０００３】欧州公開特許第０３０２１８８号の図８
は、５軸の衛星歯車装置を備えた油圧−機械式の動力シ
フト歯車装置を示し、この５軸の衛星歯車装置は、それ
ぞれ太陽歯車１’、衛星歯車キャリアｓ’、リング歯車
２’及び太陽歯車１”、衛星歯車キャリアｓ”、リング
歯車２”及び太陽歯車１'”、衛星歯車キャリアｓ'"及
びリング歯車２'”を備えた、３つの衛星段から成って
いる。結合された部材２’、２”、ｓ'”は駆動軸１と
して、ｓ’、ｓ”は低速回転結合軸として、リング歯車
２'”は高速回転結合軸として、太陽歯車１’は定容積
押しのけ機ｂの結合軸として、そして互いに結合された
太陽歯車１”、１'”は油圧−機械式の起動用の結合軸
として、それぞれ作用する。
は、５軸の衛星歯車装置を備えた油圧−機械式の動力シ
フト歯車装置を示し、この５軸の衛星歯車装置は、それ
ぞれ太陽歯車１’、衛星歯車キャリアｓ’、リング歯車
２’及び太陽歯車１”、衛星歯車キャリアｓ”、リング
歯車２”及び太陽歯車１'”、衛星歯車キャリアｓ'"及
びリング歯車２'”を備えた、３つの衛星段から成って
いる。結合された部材２’、２”、ｓ'”は駆動軸１と
して、ｓ’、ｓ”は低速回転結合軸として、リング歯車
２'”は高速回転結合軸として、太陽歯車１’は定容積
押しのけ機ｂの結合軸として、そして互いに結合された
太陽歯車１”、１'”は油圧−機械式の起動用の結合軸
として、それぞれ作用する。
【０００４】国際公開特許第ＷＯ８９／０９８９９号に
は、５軸の衛星歯車装置を備えた油圧−機械式の動力シ
フト歯車装置が示され、この動力シフト歯車装置は、３
つの互いに結合された衛星歯車段、即ち太陽歯車１７、
衛星歯車キャリア１２及びリング歯車２０を備えた段
と、太陽歯車１６、衛星歯車キャリア１９及びリング歯
車１４を備えた段と、太陽歯車２２、衛星歯車キャリア
２４及びリング歯車２５を備えた段とを備えている。互
いに結合された衛星歯車１２及びリング歯車１４は、駆
動軸に所属し、互いに結合されたリング歯車２０と衛星
歯車キャリア２４とは、低速で回転する結合軸に所属
し、互いに結合された太陽歯車１７、２２は、高速で回
転する結合軸に所属し、太陽歯車１６は、定容積押しの
け装置７の結合部に所属し、リング歯車２５は油圧−機
械式の起動用の結合軸に所属する。
は、５軸の衛星歯車装置を備えた油圧−機械式の動力シ
フト歯車装置が示され、この動力シフト歯車装置は、３
つの互いに結合された衛星歯車段、即ち太陽歯車１７、
衛星歯車キャリア１２及びリング歯車２０を備えた段
と、太陽歯車１６、衛星歯車キャリア１９及びリング歯
車１４を備えた段と、太陽歯車２２、衛星歯車キャリア
２４及びリング歯車２５を備えた段とを備えている。互
いに結合された衛星歯車１２及びリング歯車１４は、駆
動軸に所属し、互いに結合されたリング歯車２０と衛星
歯車キャリア２４とは、低速で回転する結合軸に所属
し、互いに結合された太陽歯車１７、２２は、高速で回
転する結合軸に所属し、太陽歯車１６は、定容積押しの
け装置７の結合部に所属し、リング歯車２５は油圧−機
械式の起動用の結合軸に所属する。
【０００５】油圧−機械式の動力シフト歯車装置の前記
の５軸の衛星歯車装置は、製造コストが高く、また建構
長さが大きくなる。
の５軸の衛星歯車装置は、製造コストが高く、また建構
長さが大きくなる。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】従って本発明の課題
は、無段の油圧式の変速装置を備えた動力シフト歯車装
置のための比較的構造の簡単な、３つの結合された衛星
歯車段から成る５軸の衛星歯車装置を提供することにあ
る。
は、無段の油圧式の変速装置を備えた動力シフト歯車装
置のための比較的構造の簡単な、３つの結合された衛星
歯車段から成る５軸の衛星歯車装置を提供することにあ
る。
【０００７】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に、本発明によれば、５軸の衛星歯車装置からなり、１
つの軸は駆動軸を形成し、第２の軸は該駆動軸に結合さ
れた押しのけ装置と共に無段調節可能な油圧駆動歯車装
置を形成する油圧式の押しのけ装置との結合用に用いら
れ、別の１つの軸は、低速で回転する結合軸として、更
に別の１つの軸は、高速で回転する結合軸として、また
第５の軸は、起動結合軸としてそれぞれ作用し、前記の
各結合軸は、切り換え歯車装置を介して動力シフト歯車
装置の駆動軸に出力を交互に供給し、各々の速度の切り
換えは、けん引力を中断することなく、同期的な回転速
度で行なわれるようにした無段油圧変速装置を有する動
力シフト歯車装置であって、衛星歯車キャリア即ちつな
ぎ部材ｓに支承された変速段衛星歯車が、３つの部分衛
星歯車ｐ’、ｐ”、ｐ'”から成り、そのうちｐ’は、
太陽歯車１’及びリング歯車２’と噛み合い、ｐ”は太
陽歯車１”と噛み合い、ｐ'”は太陽歯車１'”と噛み合
い、部材ｓは駆動軸を形成し、１’は定容積押しのけ装
置ｂの結合軸Ｂを形成し、１”は起動結合軸Ｃを形成
し、２’は高速結合軸Ａを形成し、１'”は低速結合軸
Ｅを形成することを特徴とする動力シフト歯車装置が提
供される。
に、本発明によれば、５軸の衛星歯車装置からなり、１
つの軸は駆動軸を形成し、第２の軸は該駆動軸に結合さ
れた押しのけ装置と共に無段調節可能な油圧駆動歯車装
置を形成する油圧式の押しのけ装置との結合用に用いら
れ、別の１つの軸は、低速で回転する結合軸として、更
に別の１つの軸は、高速で回転する結合軸として、また
第５の軸は、起動結合軸としてそれぞれ作用し、前記の
各結合軸は、切り換え歯車装置を介して動力シフト歯車
装置の駆動軸に出力を交互に供給し、各々の速度の切り
換えは、けん引力を中断することなく、同期的な回転速
度で行なわれるようにした無段油圧変速装置を有する動
力シフト歯車装置であって、衛星歯車キャリア即ちつな
ぎ部材ｓに支承された変速段衛星歯車が、３つの部分衛
星歯車ｐ’、ｐ”、ｐ'”から成り、そのうちｐ’は、
太陽歯車１’及びリング歯車２’と噛み合い、ｐ”は太
陽歯車１”と噛み合い、ｐ'”は太陽歯車１'”と噛み合
い、部材ｓは駆動軸を形成し、１’は定容積押しのけ装
置ｂの結合軸Ｂを形成し、１”は起動結合軸Ｃを形成
し、２’は高速結合軸Ａを形成し、１'”は低速結合軸
Ｅを形成することを特徴とする動力シフト歯車装置が提
供される。
【０００８】
【実施例】図１による全反転可能なトラクタの実施例に
おいて、５軸の衛星歯車装置は、共通のつなぎ部材ｓを
有する３つの連係された衛星歯車段Ｉ、II、IIIから成
っている。衛星歯車段Ｉには太陽歯車１”、部分衛星歯
車ｐ”及びリング歯車２”が、衛星歯車段IIには太陽歯
車１’、部分衛星歯車ｐ’、ｐ”及び太陽歯車１”が、
また衛星歯車段IIIには、太陽歯車１’、部分衛星歯車
ｐ’、ｐ'”及び太陽歯車１'”が、それぞれ所属する。
おいて、５軸の衛星歯車装置は、共通のつなぎ部材ｓを
有する３つの連係された衛星歯車段Ｉ、II、IIIから成
っている。衛星歯車段Ｉには太陽歯車１”、部分衛星歯
車ｐ”及びリング歯車２”が、衛星歯車段IIには太陽歯
車１’、部分衛星歯車ｐ’、ｐ”及び太陽歯車１”が、
また衛星歯車段IIIには、太陽歯車１’、部分衛星歯車
ｐ’、ｐ'”及び太陽歯車１'”が、それぞれ所属する。
【０００９】入力軸１は、つなぎ部材ｓと結合されてい
る。太陽歯車１”は、第１速について、歯車２、３と共
に起動用の結合軸Ｃとして作用する。リング歯車２’
は、第２速について歯車４、５と共に、また第４速につ
いて歯車６、７と共に、高速回転する結合軸をそれぞれ
形成する。太陽歯車１'”は第３速について歯車８、９
と共に、また第５速について歯車１０、１１と共に、緩
速で回転する結合軸Ｅをそれぞれ形成する。個々の変速
段(Gang)は、駆動軸「ａｂ」に作用する。定容積押しの
け機ｂは、歯車１２、１３を経て、太陽歯車１’と結合
されている。歯車１４、１５は、油圧歯車装置の可変容
積押しのけ機ａを内燃機関のクランク軸ｋに結合してい
る。歯車１５、１６並びに１７、１８、１９は、駆動側
の反転歯車装置を形成している。切り換え即ちギアシフ
ト(Schaltungen)によって、反転歯車装置のための複式
結合部（クラッチ）Ｋ１、第２速及び第４速のための複
式結合部（クラッチ）Ｋ２、第３速及び第５速のための
複式結合部（クラッチ）Ｋ３、並びに第１速のための結
合部（クラッチ）Ｋ４が形成される。動力取り出し軸ｚ
は、歯車２０、１４、１５を経て、クランク軸ｋと結合
されている。
る。太陽歯車１”は、第１速について、歯車２、３と共
に起動用の結合軸Ｃとして作用する。リング歯車２’
は、第２速について歯車４、５と共に、また第４速につ
いて歯車６、７と共に、高速回転する結合軸をそれぞれ
形成する。太陽歯車１'”は第３速について歯車８、９
と共に、また第５速について歯車１０、１１と共に、緩
速で回転する結合軸Ｅをそれぞれ形成する。個々の変速
段(Gang)は、駆動軸「ａｂ」に作用する。定容積押しの
け機ｂは、歯車１２、１３を経て、太陽歯車１’と結合
されている。歯車１４、１５は、油圧歯車装置の可変容
積押しのけ機ａを内燃機関のクランク軸ｋに結合してい
る。歯車１５、１６並びに１７、１８、１９は、駆動側
の反転歯車装置を形成している。切り換え即ちギアシフ
ト(Schaltungen)によって、反転歯車装置のための複式
結合部（クラッチ）Ｋ１、第２速及び第４速のための複
式結合部（クラッチ）Ｋ２、第３速及び第５速のための
複式結合部（クラッチ）Ｋ３、並びに第１速のための結
合部（クラッチ）Ｋ４が形成される。動力取り出し軸ｚ
は、歯車２０、１４、１５を経て、クランク軸ｋと結合
されている。
【００１０】つなぎ部分ｓの回りに一様に配分された変
速段の衛星歯車(Stufenplaneten)の構成において、一例
として歯数（ｚ）をｚ1’＝４５、ｚ1”＝６０、ｚ1'”
＝７５、ｚp’＝４５、ｚp”＝３０、ｚp'”＝１５、ｚ
2’＝１３５とすると、組み込み条件が満たされる。こ
れらの歯数はまた必要な一定の軸間隔も可能とする。
速段の衛星歯車(Stufenplaneten)の構成において、一例
として歯数（ｚ）をｚ1’＝４５、ｚ1”＝６０、ｚ1'”
＝７５、ｚp’＝４５、ｚp”＝３０、ｚp'”＝１５、ｚ
2’＝１３５とすると、組み込み条件が満たされる。こ
れらの歯数はまた必要な一定の軸間隔も可能とする。
【００１１】この選定された歯数は、静止変速比(Stand
uebersetzungen)ｉ0、即ち衛星歯車キャリア（つなぎ部
分）が静止している時の変速比を規定する。即ち変速段
Ｉでは、ｉ0I＝ｚ2’／ｚ1’＝−３、変速段IIではｉ0I
I＝ｚp’ｚ1”／ｚ1’ｚp”＝２、変速段IIIでは、ｉ0I
II＝ｚp’ｚ1'”／ｚ1’ｚp'"＝５である。
uebersetzungen)ｉ0、即ち衛星歯車キャリア（つなぎ部
分）が静止している時の変速比を規定する。即ち変速段
Ｉでは、ｉ0I＝ｚ2’／ｚ1’＝−３、変速段IIではｉ0I
I＝ｚp’ｚ1”／ｚ1’ｚp”＝２、変速段IIIでは、ｉ0I
II＝ｚp’ｚ1'”／ｚ1’ｚp'"＝５である。
【００１２】図２は、５軸の衛星歯車装置の回転数指示
線図である。静止変速比は、部材２’、ｓ、１'”、
１”、１’の回転数指示の位置及び距離を、また軸Ａ、
ｓ、Ｅ、Ｃ、Ｂの回転数指示の位置及び距離を、それぞ
れ規定する。個々の軸の回転数ｎは、直線状の挙動を示
すので、回転数指示線図中の任意の直線は、所属する回
転数の状態を示す。図２において直線Ｖは、前進時の起
動状態を、また直線Ｒは後退時の起動状態をそれぞれ示
す。水平直線ＫＶは、衛星歯車段Ｉ、II、IIIの結合状
態を示している。図２は、仕事をするそれぞれの速度の
回転数範囲を示している。
線図である。静止変速比は、部材２’、ｓ、１'”、
１”、１’の回転数指示の位置及び距離を、また軸Ａ、
ｓ、Ｅ、Ｃ、Ｂの回転数指示の位置及び距離を、それぞ
れ規定する。個々の軸の回転数ｎは、直線状の挙動を示
すので、回転数指示線図中の任意の直線は、所属する回
転数の状態を示す。図２において直線Ｖは、前進時の起
動状態を、また直線Ｒは後退時の起動状態をそれぞれ示
す。水平直線ＫＶは、衛星歯車段Ｉ、II、IIIの結合状
態を示している。図２は、仕事をするそれぞれの速度の
回転数範囲を示している。
【００１３】回転数指示線図についての詳細な説明は、
Mueller,Herbert W.共著、「衛星歯車装置(Die Umlaufg
etriebe)」 Springer Verlag、1971になされている。
Mueller,Herbert W.共著、「衛星歯車装置(Die Umlaufg
etriebe)」 Springer Verlag、1971になされている。
【００１４】結合軸Ａの制御比(Stellverhaltnis)につ
いては、式ψA＝（ｉ0I−２）／ｉ0Ｉ、また結合軸Ｅの
制御比については式ψE＝ｉ0III／（ｉ0III−２）がそ
れぞれ成り立つ。制御比が等しい場合、即ちψA＝ψEの
場合、条件ｉ0I＋ｉ0III＝２が満たされねばならない。
いては、式ψA＝（ｉ0I−２）／ｉ0Ｉ、また結合軸Ｅの
制御比については式ψE＝ｉ0III／（ｉ0III−２）がそ
れぞれ成り立つ。制御比が等しい場合、即ちψA＝ψEの
場合、条件ｉ0I＋ｉ0III＝２が満たされねばならない。
【００１５】図３に油圧歯車装置の変速比ｉba＝ｎb／
ｎaに依存したトラクタの走行速度ｖを示す。この線図
は、出力結合軸とそれに所属する速度段とを示してい
る。
ｎaに依存したトラクタの走行速度ｖを示す。この線図
は、出力結合軸とそれに所属する速度段とを示してい
る。
【００１６】更に説明すると、図４は駆動回転モーメン
トＴab、図５はクランク軸の所属する出力Ｐk、図６は
所属する油圧出力ＰB、図７は５軸衛星歯車装置の所属
するすべり軸受け出力ＰGWを、それぞれ車速ｖと無関係
に示している。これらの図では、損失出力は無視してい
る。トラクタは、駆動回転モーメントＴab＝２０００Ｎ
ｍにおいてスキッド限界に到達する。図４−７はそれぞ
れの出力段を示している。
トＴab、図５はクランク軸の所属する出力Ｐk、図６は
所属する油圧出力ＰB、図７は５軸衛星歯車装置の所属
するすべり軸受け出力ＰGWを、それぞれ車速ｖと無関係
に示している。これらの図では、損失出力は無視してい
る。トラクタは、駆動回転モーメントＴab＝２０００Ｎ
ｍにおいてスキッド限界に到達する。図４−７はそれぞ
れの出力段を示している。
【００１７】製造試験によると、本発明による歯車装置
は、前記の各特許による歯車装置に比べて廉価に製造で
きる。また建構長さも短縮される。本発明による一例と
しての１２２．５ｋＷのトラクタについて、５軸衛星歯
車装置の建構長さが１００％であるとすると、欧州公開
特許第０３０２１８８号の図８によるものの建構長さ
は、１８０％、国際公開特許第ＷＯ８９／０９８９９号
によるものの建構長さは２４０％となる。
は、前記の各特許による歯車装置に比べて廉価に製造で
きる。また建構長さも短縮される。本発明による一例と
しての１２２．５ｋＷのトラクタについて、５軸衛星歯
車装置の建構長さが１００％であるとすると、欧州公開
特許第０３０２１８８号の図８によるものの建構長さ
は、１８０％、国際公開特許第ＷＯ８９／０９８９９号
によるものの建構長さは２４０％となる。
【図１】図１は、本発明の実施例としての全反転可能な
トラクタにおける５軸の衛星歯車装置を示す断面図であ
る。
トラクタにおける５軸の衛星歯車装置を示す断面図であ
る。
【図２】図２は、５軸の衛星歯車装置の回転数指示線図
である。
である。
【図３】図３は、油圧歯車装置の変速比ｉba＝ｎb／ｎa
に依存したトラクタの走行速度ｖを示す線図である。
に依存したトラクタの走行速度ｖを示す線図である。
【図４】図４は、駆動回転モーメントを示す線図であ
る。
る。
【図５】図５は、クランク軸の所属する出力Ｐkを示す
線図である。
線図である。
【図６】図６は、所属する油圧出力ＰBを示す線図であ
る。
る。
【図７】図７は、５軸衛星歯車装置の所属するすべり軸
受け出力ＰGWを示す線図である。
受け出力ＰGWを示す線図である。
Claims (1)
- 【請求項１】 ５軸の衛星歯車装置からなり、１つの軸
は駆動軸を形成し、第２の軸は該駆動軸に結合された押
しのけ装置と共に無段調節可能な油圧駆動歯車装置を形
成する油圧式の押しのけ装置との結合用に用いられ、別
の１つの軸は、低速で回転する結合軸として、更に別の
１つの軸は、高速で回転する結合軸として、また第５の
軸は、起動結合軸としてそれぞれ作用し、前記の各結合
軸は、切り換え歯車装置を介して動力シフト歯車装置の
駆動軸に出力を交互に供給し、各々の速度の切り換え
は、けん引力を中断することなく、同期的な回転速度で
行なわれるようにした無段油圧変速装置を有する動力シ
フト歯車装置であって、衛星歯車キャリア即ちつなぎ部
材（ｓ）に支承された変速段衛星歯車が、３つの部分衛
星歯車（ｐ’、ｐ”、ｐ'”）から成り、そのうち
(ｐ’)は、太陽歯車(１’)及びリング歯車(２’)と噛み
合い、(ｐ”)は太陽歯車(１”)と噛み合い、(ｐ'”)は
太陽歯車(１'”)と噛み合い、部材(ｓ)は駆動軸を形成
し、(１’)は定容積押しのけ装置（ｂ）の結合軸（Ｂ）
を形成し、(１”)は起動結合軸（Ｃ）を形成し、(２’)
は高速結合軸（Ａ）を形成し、(１'”)は低速結合軸
（Ｅ）を形成することを特徴とする動力シフト歯車装
置。
Applications Claiming Priority (4)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| DE4317763 | 1993-05-28 | ||
| DE4323358A DE4323358C1 (de) | 1993-05-28 | 1993-07-13 | Lastschaltgetriebe mit stufenlosen hydrostatischen Gangübersetzungen |
| DE4323358.9 | 1993-07-13 | ||
| DE4317763.8 | 1993-07-13 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
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