JPH06101413B2 - 空心リアクトル - Google Patents

空心リアクトル

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JPH06101413B2
JPH06101413B2 JP62311306A JP31130687A JPH06101413B2 JP H06101413 B2 JPH06101413 B2 JP H06101413B2 JP 62311306 A JP62311306 A JP 62311306A JP 31130687 A JP31130687 A JP 31130687A JP H06101413 B2 JPH06101413 B2 JP H06101413B2
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JP
Japan
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reactor
coil
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air
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年弘 野村
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Fuji Electric Co Ltd
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Fuji Electric Co Ltd
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01FMAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
    • H01F37/00Fixed inductances not covered by group H01F17/00
    • H01F37/005Fixed inductances not covered by group H01F17/00 without magnetic core

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Coils Of Transformers For General Uses (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、電気回路におけるインダクタンスを形成する
ための空心リアクトル、特にリアクトル装置の製造が容
易でかつ該リアクトルを収容する容器等を小形にするこ
とができるリアクトルに関する。
〔従来の技術〕
第2図(A)は同図(C)に示した電気回路構成を有す
るように電線1を複数回巻回して四角筒状に形成した従
来の空心リアクトル2の平面図、第2図(B)は同図
(A)におけるX−X断面図で、第2図における3aはリ
アクトル2を収容する容器3の壁体、4はリアクトル2
と容器3とからなるリアクトル装置である。U,Vはリア
クトル2の端子、リアクトル2における・.Xの記号は、
端子U,V間に流れる電流Iのリアクトル2におけるある
瞬間の通流方向を表していて、Fはこのような電流状態
によってリアクトル2に生じた起磁力を示している。
〔発明が解決しようとする問題点〕
第2図においては、リアクトル装置4が上記のように構
成されているので、電流Iが高周波電流であってかつ容
器壁3aがリアクトル2の近傍にあると、該容器壁が透磁
率の小さくない導電材料製である場合、リアクトル2の
起磁力Fによる磁束Φが容器壁3aに鎖交して、この結果
生じる渦電流によって容器壁3aが加熱される。そうし
て、リアクトル装置4においてこのようにして容器壁3a
が加熱されると、この加熱に費やされた電力がリアクト
ル2に加えられた電力から損失として失われることにな
るので、上記のリアクトル2においては、上述した電力
損失を少なくするために容器壁3aをリアクトル2から遠
ざける必要があって、このためリアクトル装置4が大形
になるという問題点がある。また、リアクトル2には、
該リアクトルと容器壁3aとの間に透磁性はよいが導電性
の悪いフェライト等の材料で遮蔽壁を設けることによっ
てリアクトル装置4の大形化を防止することができる
が、この場合、リアクトル装置4の構造が複雑になって
該装置の製造が面倒になるという問題点がある。
本発明の目的は、前述したような容器壁を加熱する漏れ
磁束が少なくなるようにして、リアクトル装置の小形化
と該リアクトル装置の製造の容易化とが図れるようにす
ることにある。
〔問題点を解決するための手段〕
上記問題点を解決するために、本発明によれば、一個の
コイルからなり、前記コイルは対向するそれぞれの部分
に生じる各起磁力が互いに打ち消し合うように鞍形に形
成されているようにして空心リアクトルを構成するもの
とする。
〔作用〕
上記のように構成すると、コイルに通電した場合、該コ
イルの周囲においては、該コイルが形成する鞍形の上下
方向に平行な方向を有する弱い起磁力にもとづく弱い磁
界が存在することになり、このようなリアクトルは、主
として、コイルの直近に生じた磁界中の磁気エネルギー
にもとづいてリアクトル動作するので、リアクトルを収
容する容器の壁体をコイルに近づけても該壁体が強く加
熱されるということがなくなって、この結果、供給電力
に対する効率の大幅な低下を招くことなくリアクトル装
置の小形化と該リアクトル装置の製造の容易化とが図れ
ることになる。
〔実施例〕
第1図は本発明の一実施例の構成図で、同図(A)は側
面図、同図(B)は同図(A)におけるP矢視図、同図
(C)は同図(B)におけるQ矢視図である。第1図に
おいて、5は電線1を多数回巻いて長方形の枠状に形成
したコイルをさらにU字状に折り曲げて形成した形状の
鞍形空心リアクトルで、この場合、端子U,Vはリアクト
ル5の両端に接続されている。
リアクトル5は上述した構成となっているから、該リア
クトルに電流Iが流れることによってリアクトル5にお
ける相対向したコ字状部分5a,5bのそれぞれに生じる起
磁力Fa,Fbが逆向きとなることは明らかであるが、この
場合FaとFbとの各大きさがF1に等しく、かつ部分5aと5b
との間の空間においてはFaとFbとが互いに打ち消し合っ
ているようにリアクトル5が形成されている。そうし
て、リアクトル5が上述のように形成されているので、
コ字状部分5aの一脚5a1と、コ字状部分5bの一脚5b1と、
脚5a1と脚5b1とを結ぶリアクトル5の部分51と、からな
るコ字状部分5cが作る起磁力Fcと、部分5cに対向するリ
アクトル5のコ字状部分5dが作る起磁力Fdとも、互いに
打ち消し合うようになっていることが明らかである。こ
のため、リアクトル5においては、電流Iが流れた場
合、第1図(B)において図の紙面に垂直な方向を有す
る弱い磁界が部分5aと5bとの間に現れるので、リアクト
ル5の周囲にはこの磁界に応じた漏れ磁束が生じること
になる。そうして、この漏れ磁束が第2図のリアクトル
2における漏れ磁束Φよりも少ない磁束であることは明
らかであるから、上述のようなリアクトル5を用いる
と、該リアクトルに第2図におけるような容器3の壁体
3aを近づけた場合、壁体3aが従来リアクトル装置4にお
ける程には加熱されないことになる。つまり、第1図の
場合、リアクトル5に供給した電力のうちで壁体3aを加
熱することによって無駄に費される電力が少なくなるの
で、リアクトル5を用いてリアクトル装置を構成する
と、供給電力に対する効率の大幅な低下を招くことなく
リアクトル装置の小形化と該装置の製造の容易化とが図
れることになる。
なお、リアクトル5は該リアクトルの直近に形成される
磁界中の磁気エネルギーにもとづいてリアクトル動作を
することになる。
〔発明の効果〕
上述したように、本発明においては、一個のコイルから
なり、前記コイルは対向するそれぞれの部分に生じる各
起磁力が互いに打ち消し合うように鞍形に形成されてい
るようにして空心リアクトルを構成した。
このため、上記のように構成すると、コイルに通電した
場合、該コイルの周囲においては、該コイルが形成する
鞍形の上下方向に平行な方向を有する弱い起磁力にもと
づく弱い磁界が存在することになり、このようなリアク
トルは、主として、コイルの直近に生じた磁界中の磁気
エネルギーにもとづいてリアクトル動作をするので、リ
アクトルを収容する容器の壁体をコイルに近づけても該
壁体が強く加熱されるということがなくなって、この結
果、本発明には、供給電力に対する効率の大幅な低下を
招くことなくリアクトル装置の小形化と該リアクトル装
置の製造の容易化とが図れるという効果があることにな
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の構成図で、第1図(A)は
側面図、第1図(B)は第1図(A)におけるP矢視
図、第1図(C)は第1図(B)におけるQ矢視図であ
る。第2図は従来の空心リアクトルの構成説明図で、第
2図(A)は空心リアクトルの平面図、第2図(B)は
第2図(A)におけるX−X断面図、第2図(C)は電
気的等価回路図である。 2,5……空心リアクトル、5a,5b……対向部分、Fa,Fb,F
c,Fd……起磁力。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一個のコイルからなり、前記コイルは対向
    するそれぞれの部分に生じる各起磁力が互いに打ち消し
    合うように鞍形に形成されていることを特徴とする空心
    リアクトル。
JP62311306A 1987-12-09 1987-12-09 空心リアクトル Expired - Lifetime JPH06101413B2 (ja)

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JP62311306A JPH06101413B2 (ja) 1987-12-09 1987-12-09 空心リアクトル

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JP62311306A JPH06101413B2 (ja) 1987-12-09 1987-12-09 空心リアクトル

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JPH01152608A JPH01152608A (ja) 1989-06-15
JPH06101413B2 true JPH06101413B2 (ja) 1994-12-12

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ID=18015551

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016500483A (ja) * 2012-12-19 2016-01-12 ホガナス アクチボラグ (パブル) インダクタ及びインダクタ・コア

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JPH01152608A (ja) 1989-06-15

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