JPH0610129U - 分割式パレット - Google Patents
分割式パレットInfo
- Publication number
- JPH0610129U JPH0610129U JP5581992U JP5581992U JPH0610129U JP H0610129 U JPH0610129 U JP H0610129U JP 5581992 U JP5581992 U JP 5581992U JP 5581992 U JP5581992 U JP 5581992U JP H0610129 U JPH0610129 U JP H0610129U
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- Japan
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- pallet
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 包装装置等に用いられる分割式パレットにお
いて、積載した箱の長手方向に対し外力が加わっても確
実な移動防止ができ、位置にズレや積み付けの時の不整
列が起きないようにする。 【構成】 枠体10を構成している横梁材11の上面
に、上端がパレット上部平板3の上面とほぼ面一となる
段部12を形成する。箱2の長手方向に対して外力が加
わっても、箱側平板1の端部が段部12にぶつかって箱
2の移動を防止する。
いて、積載した箱の長手方向に対し外力が加わっても確
実な移動防止ができ、位置にズレや積み付けの時の不整
列が起きないようにする。 【構成】 枠体10を構成している横梁材11の上面
に、上端がパレット上部平板3の上面とほぼ面一となる
段部12を形成する。箱2の長手方向に対して外力が加
わっても、箱側平板1の端部が段部12にぶつかって箱
2の移動を防止する。
Description
【0001】
本考案は包装装置等に用いられる分割式パレットに関する。
【0002】
従来のこの種の分割式パレットは、図7、図8に示す構成を有する。図中1は 箱側平板、2は箱、3はパレット上部平板、4はパレット下部平板、5は横梁材 、6は中間横梁材で、パレット上部平板3、パレット下部平板4、横梁材5、5 、中間横梁材6を図示のように枠組みして枠体10を構成している。箱2の積載 時には、箱2の下面に設けた一対の箱側平板1が枠体10を構成する一対のパレ ット上部平板3の外側から挟むように組み合わさって、箱2を枠体10上に位置 させるようになっている。
【0003】
しかしながらこのような従来の分割式パレットにおいては、箱2の短手方向に 対し外力が加わった際は、箱側平板1とパレット上部平板3とがぶつかって箱2 の移動を防止できるが、箱2の長手方向に対し外力が加わると、箱2及びその収 納物重量と、箱側平板1と横梁材5、中間横梁材6との摩擦力による移動防止効 果しか働かないため、確実な移動防止にはならず、輸送荷役中の外力で箱2の位 置にズレが発生し、荷役作業を不安定にし、また積み付けの時の不整列を引き起 こす原因となっていた。
【0004】 本考案は前記従来の問題点に鑑みてなしたもので、簡単な構造的な改良によっ て輸送荷役等で外力を受けても箱が前後方向及び左右方向のいずれにも移動しな いようにすることができる分割式パレットを提供することを目的とする。
【0005】
本考案に係る分割式パレットは上記目的を達成するために、積載される箱の下 面に設けた平板と、前記箱の積載時に前記箱の平板と組み合わされる上部平板と 、該上部平板を支持する枠体とからなる分割式パレットにおいて、前記上部平板 の長手方向に対して交差する前記枠体の両端横梁材に、前記両平板の端部位置で 上方に突出する段部を形成した構成としたものである。
【0006】 本考案に係る分割式パレットは、前記段部を、前記箱側の平板の一部分を長手 方向に対して交差する方向でカットした部分により、または該部分と同形状の部 品を前記上部平板の両端部にそれぞれ固定して形成した構成とすることができる 。
【0007】 本考案に係る分割式パレットは上記目的を達成するために、積載される箱の下 面に設けた平板と、前記箱の積載時に前記箱の平板と組み合わされる上部平板と 、該上部平板を支持する枠体とからなる分割式パレットにおいて、前記箱側の平 板の一辺に一以上の斜辺部を形成すると共に、前記上部平板に前記箱側の平板の 斜辺部と組み合わされる斜辺部を形成した構成としたものである。
【0008】
以下本考案の実施例を図面に基づいて説明する。なお以下では従来と共通する 部分には共通する符号を付して重複する説明は省略する。また以上及び以下にお いて、本考案が対象とするパレットは、構成する各部材がすべて木材等の非金属 材からなるパレット、または金属材からなるパレット、さらには非金属材と金属 材の組み合わせからなるパレット等種々のものを含む。
【0009】 図1は本考案の第1実施例を示す斜視図である。この実施例は横梁材11の上 面を削って段付き形状とし、上端がパレット上部平板3の上面とほぼ面一となる ようにした段部12を形成したものである。このため、箱2の短手方向に対し外 力が加わった際は、従来と同様に箱側平板1とパレット上部平板3とがぶつかっ て箱2の移動を防止し、箱2の長手方向に対し外力が加わると、箱側平板1の端 部が段部12にぶつかって箱2の移動を防止する。
【0010】 図2は本考案の第2実施例を示す斜視図である。この実施例は横梁材5の上面 に上面取付部品13を取付けて段部を形成したものである。上面取付部品13の 上端はパレット上部平板3の上面とほぼ面一となるように取付ける。作用につい ては先の実施例と同様であるので説明は省略する。なお第1例では横梁材5と中 間横梁材6を共通形状にすることはできないが、本実施例にでは共通形状にする ことができる。
【0011】 図3は本考案の第3実施例を示す斜視図である。この実施例は横梁材5の両端 部外側面に側面取付部品14を取付けて段部を形成したものである。この実施例 でも側面取付部品14の上端はパレット上部平板3の上面とほぼ面一となるよう に取付ける。作用については先の実施例と同様であるので説明は省略する。
【0012】 図4は本考案の第4実施例を示す斜視図である。この実施例は、箱側平板1の 隅を長手方向に対して交差する方向で三角形にカットし、そのカットした部分ま たは同形状の部品15を上部平板3の外側端部位置で横梁材5の上面に固定して 段部を形成したものである。図示の例では1枚の上部平板3に対して部品15を 1個ずつにしているが、各上部平板3ごとに2個ずつの部品15をそれぞれ上部 平板3の両端に取付けるようにしてもよい。この実施例でも部品15の上端はパ レット上部平板3の上面とほぼ面一となるように取付ける。箱2の長手方向に対 し外力が加わると、この部品15に箱側平板1の端部がぶつかって箱2の移動を 防止する。その他の作用については先の実施例と同様であるので説明は省略する 。なお先の第1ないし第3実施例では、パレット幅方向寸法が板厚分大きくなり 木材の使用量が増えるが、本実施例ではパレット方向の寸法を大きくせず、かつ 木材の使用量も増やさずにすむ。
【0013】 図5は本考案の第5実施例を示す斜視図である。本実施例の箱側平板16の内 側辺は斜めにカットされた斜辺部17とされ、上部平板18の外側辺も斜めにカ ットされた斜辺部19とされ、カットされた斜辺部17、19同士が合わさるこ とによって箱2の長手方向に対し外力が加わった際の箱2の移動を防止している 。
【0014】 図6は本考案の第6実施例を示す斜視図である。本実施例の一方の箱側平板2 0aは、内側辺が凸状にカットされて一対の斜辺部21、21が形成され、他方 の箱側平板20bは内側辺が凹状にカットされて一対の斜辺部22、22が形成 され、さらに一方の上部平板23aは、外側辺が凹状にカットされて一対の斜辺 部24、24が形成され、他方の上部平板23bは内側辺が凸状にカットされて 一対の斜辺部25、25が形成されている。そして、箱側平板20aと上部平板 23a、箱側平板20bと上部平板23bが合わさって、斜辺部21、24及び 斜辺部22、25が互いに係合して箱2の長手方向に対し外力が加わった際の移 動を防止している。
【0015】 なお、図5、図6の実施例は摩擦係数の低い金属材料等を用いた場合に特に効 果的に移動を防止でき、また図4の実施例のような部品の取付け工程が不要で、 余分な作業がいらなくなる。
【0016】
請求項1の分割式パレットは以上説明してきたように、枠体を構成する両端横 梁材に、箱の平板と枠体の平板の端部位置で上方に突出する段部を形成したので 、この段部間へ箱を積載して箱の前後、左右方向の移動を防止できるようになる という効果がある。
【0017】 請求項2の分割式パレットは以上説明してきたように、箱側の平板の一部分を 長手方向に対して交差する方向でカットした部分または該部分と同形状の部品を 枠体を構成する上部平板の両端部にそれぞれ固定して段部を形成したので、上記 共通の効果に加え、パレット幅方向の寸法を大きくせず、木材の使用量も増やさ ずにすむという効果がある。
【0018】 請求項3の分割式パレットは以上説明してきたように、箱側平板と枠体を構成 する上部平板にそれぞれ形成した一以上の斜辺部を、箱の積載時に組み合わせる ようにしたので、組立工数が少なくてすみ、摩擦係数の低い金属材料等を用いた 場合においても、箱の前後、左右方向の移動を防止できるようになるという効果 がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例を示す斜視図である。
【図2】本考案の第2実施例を示す斜視図である。
【図3】本考案の第3実施例を示す斜視図である。
【図4】本考案の第4実施例を示す斜視図である。
【図5】本考案の第5実施例を示す斜視図である。
【図6】本考案の第6実施例を示す斜視図である。
【図7】従来の分割式パレットを示す斜視図である。
【図8】従来の分割式パレットで箱を積載した状態を示
す斜視図である。
す斜視図である。
1、16、20a、20b 箱側平板 2 箱 3、18、23a、23b 上部平板 4 下部平板 5、11 横梁材 6 中間横梁材 12 段部 13 上面取付部品 14 側面取付部品 15 カットした部分または同形状の部品 17、19、21、22、24、25 斜辺部
フロントページの続き (72)考案者 阿部 剛 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内
Claims (3)
- 【請求項1】 積載される箱の下面に設けた平板と、前
記箱の積載時に前記箱の平板と組み合わされる上部平板
と、該上部平板を支持する枠体とからなる分割式パレッ
トにおいて、前記上部平板の長手方向に対して交差する
前記枠体の両端横梁材に、前記両平板の端部位置で上方
に突出する段部を形成したことを特徴とする分割式パレ
ット。 - 【請求項2】 前記段部を、前記箱側の平板の一部分を
長手方向に対して交差する方向でカットした部分によ
り、または該部分と同形状の部品を前記上部平板の両端
部にそれぞれ固定して形成したことをを特徴とする請求
項1の分割式パレット。 - 【請求項3】 積載される箱の下面に設けた平板と、前
記箱の積載時に前記箱の平板と組み合わされる上部平板
と、該上部平板を支持する枠体とからなる分割式パレッ
トにおいて、前記箱側の平板の一辺に一以上の斜辺部を
形成すると共に、前記上部平板に前記箱側の平板の斜辺
部と組み合わされる斜辺部を形成したことを特徴とする
分割式パレット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5581992U JPH0610129U (ja) | 1992-07-15 | 1992-07-15 | 分割式パレット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5581992U JPH0610129U (ja) | 1992-07-15 | 1992-07-15 | 分割式パレット |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0610129U true JPH0610129U (ja) | 1994-02-08 |
Family
ID=13009561
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5581992U Pending JPH0610129U (ja) | 1992-07-15 | 1992-07-15 | 分割式パレット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0610129U (ja) |
-
1992
- 1992-07-15 JP JP5581992U patent/JPH0610129U/ja active Pending
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