JPH06100848B2 - 現像方法 - Google Patents

現像方法

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JPH06100848B2
JPH06100848B2 JP58057446A JP5744683A JPH06100848B2 JP H06100848 B2 JPH06100848 B2 JP H06100848B2 JP 58057446 A JP58057446 A JP 58057446A JP 5744683 A JP5744683 A JP 5744683A JP H06100848 B2 JPH06100848 B2 JP H06100848B2
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    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G15/00Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
    • G03G15/06Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for developing
    • G03G15/08Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for developing using a solid developer, e.g. powder developer
    • G03G15/09Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for developing using a solid developer, e.g. powder developer using magnetic brush
    • G03G15/0907Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for developing using a solid developer, e.g. powder developer using magnetic brush with bias voltage

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Description

【発明の詳細な説明】 1.産業上の利用分野 本発明は、電子写真複写機等の静電記録装置の像担持体
に形成された静電像を可視像とする静電像現像方法、あ
るいは磁気像を可視像とする磁気像現像方法に関する。
2.従来技術 まず一例として、電子写真複写装置における複写工程の
概略について述べる。
例えば、原稿台固定型では原稿台上に複写原稿を載置
し、複写釦を押すと露光ランプが原稿を照射しながら、
反射ミラー等を有する光学系と所定の関係を持つて露光
走査する。原稿の濃淡に対応した反射光が、前記光学系
を介して一様に帯電された像担持体(感光体ドラム)上
に照射され、感光体ドラム上に静電像が形成される。そ
してこの静電像は、現像装置により現像され、原稿の濃
度に対応したトナーによる可視像となる。
一方、給紙装置から複写紙(転写材)が感光体の回転に
同期して送られ、感光体に形成されたトナー像と一致す
べく重なり合い、その後転写電極によつて複写紙に転写
される。トナー像が転写された複写紙は感光体から分離
され、ローラ定着装置に送られる。ローラ定着装置は、
少くとも一本は加熱されたローラからなる2本のローラ
によつて構成され、複写紙に転写されたトナー像を加熱
定着し、その後、複写紙は複写装置本体外に排紙され
る。
ところで、前記現像剤としては、二成分系現像剤と一成
分系現像剤とがある。二成分系現像剤は、着色粒子であ
るトナーと、このトナーを帯電したり現像部まで搬送す
るのに必要なキャリアで構成される。一方、一成分系現
像剤は、樹脂と磁性体とが一体に構成されている着色粒
子が主なものである。
そして、磁性体を含む現像剤を使用した現像方法として
は、磁気ブラシ現像法を一般に知られている。
次に、磁気ブラシ現像法の概略について説明する。
感光体に近接する場所に、固定あるいは回転可能なマグ
ネットロールを内蔵する現像剤搬送担体を設ける。この
現像剤搬送担体の一部に現像剤を充分に接触させ、マグ
ネットロールあるいは、現像剤搬送担体の一方又は両方
が、回転するとスリーブの周面上には現像剤の穂が形成
されるとともに、この現像剤は搬送され、現像部におい
て現像剤が感光体と接触することにより、トナー粒子は
感光体の帯電部分に吸引され、感光体による可視像が形
成される。
一成分系現像剤を用いた磁気ブラシ現像法は、トナー粒
子が摩擦により帯電されにくく、トナー粒子の凝集が起
こり易いという弊害があり、このためトナー粒子が感光
体の帯電部に充分吸引されない場合がある。しかし、二
成分系現像剤を用いたときには、前記した弊害は発生せ
ず、かつ磁気ブラシの穂立ちが良くて、感光体との摺擦
性を優れる等の特長を有することから、多く採用されて
いる。
しかし、この現像方法においては、通常用いられる現像
剤の粒径は、トナー粒子が10数μmであり、キャリヤ粒
子が100μm前後であり、それぞれが粗いために、繊細
な線や点、あるいは濃淡差等を記す高画質画像が得られ
にくいといつた問題点がある。この問題点を解決するた
めにキャリア粒子の樹脂コーティング、現像剤搬送担体
に内蔵するマグネットロールの改良、現像剤搬送担体へ
のバイアス電圧の印加等の工夫がなされているが、それ
でも未だ満足し得る画像が得られないのが実情である。
高画質画像の記録を記すためには、トナー粒子及びキャ
リア粒子を微粒子とすることが必要とされている。
しかし、粒子が微粒子化することは以下に記載する問題
点が発生する。
一般に、粒子の帯電量は粒径の2乗に比例するものであ
り、トナー粒子を20μm以下特に10μm以下とすると、
摩擦によるトナー粒子1個の帯電量が小さくなるので、
粒子の働くファンデルワールス力は相対的に大きくな
る。
トナー粒子の微粒子化に伴なう前記二つの問題点を原因
として、磁気ブラシ現像法では、微粒子のトナー粒子等
を使用することができなかつたのである。
即ち、トナー粒子を微粒子にすると、摩擦によりトナー
粒子の帯電量が充分に高くならず、現像部において感光
体と接触しても、感光体の帯電部分の電気力の影響をあ
まり受けず、帯電部分に吸引されにくくなる。そして、
ファンデルワールス力が相対的に大きくなることによ
り、トナー粒子は現像部において感光体の帯電されてい
ない部分に付着し、像背景の地部分に記録を記す所謂か
ぶりが生ずるようになり、現像剤搬送担体へのバイアス
電圧印加によつてもこれを防ぐことが困難となる。ま
た、ファンデルワールス力が大きくなることにより、ト
ナー粒子の凝集が生じ易くなる。
一方、キャリア粒子を特に50μm以下の微粒子にする
と、キャリア粒子も、現像剤搬送担体内のマグネットロ
ールの影響を受けにくくなると共に、クーロン力やファ
ンデルワールス力により、トナー粒子と分離しずらくな
る。これらが原因となつて、キャリア粒子も、トナー粒
子と共に感光体に吸引される。像担持体面に付着したキ
ャリヤ粒子は、一部はトナーと共に記録紙上に移行し、
残部はブレードやファーブラシ等によるクリーニング装
置によって残留トナーと共に像担持体面から除かれるこ
とになる。このため、キャリア粒子を回収し、再利用す
るためのリサイクル機構を設ける等の対応が必要とされ
る。しかしながら基本的には像担持体面に対するキャリ
ヤの付着をできるだけ少なくすることが重要である。
トナー粒子とキャリア粒子を微粒子にすると以上記載し
たような障害が発生し、鮮明な画像の記録をすることが
出来なかつたのである。従つて、磁気ブラシ現像法で
は、微粒子のトナー、及びキャリアを使用することがで
きなかつた。
3.本発明の目的 本発明は、微粒子のキャリア粒子、特に好ましくは磁性
キャリア粒子とトナー粒子を混合した現像剤を使用した
場合であつても、前記した障害のない新たな現像方法を
提供することを目的としている。
4.発明の構成 即ち、本発明は、平均粒径5〜50μmの絶縁性の磁性粒
子からなるキャリアと、平均粒径1〜10μmの粒子から
なるトナーとを含む現像剤を、その内部に複数の磁極か
ら構成されるマグネットを有した現像剤搬送体上に供給
し、前記現像剤搬送体上の前記現像剤の層厚を前記現像
剤搬送体と像担持体との間隙より小さくし、かつ前記現
像剤搬送体と前記像担持体との間で振動電界を形成し
て、トナーを前記現像剤搬送体から前記像担持体へ移動
させる一方、前記現像剤搬送体と前記像担持体との間で
キャリアを振動させないで前記像担持体上にトナー像を
形成することを特徴とする現像方法に係わるものであ
る。ここで、「平均粒径」とは、各粒子の径(長軸長と
短軸長の数値平均)の平均をいう。
5.実施例 以下、本発明の実施例を図面を使用し、詳細に説明す
る。
第1図は、本発明の実施例による現像方法に使用する現
像装置の概略図である。
Se等の感光体により構成されるドラム状の像担持体1
は、帯電、露光装置(図示せず)によつて表面に静電像
が形成され、矢印の方向に回転する。像担持体1に近接
して設けられた現像剤搬送担体2は、アルミニウム等の
非磁性材料からなるスリーブ2aと周方向に複数の磁極を
有するマグネットロール2bから構成され、マグネットロ
ール2bの磁極は通常500〜1500ガウスの磁束密度に磁化
されている。現像剤Dを現像剤溜り6から現像部Aに穂
を形成させて搬送するためには、スリーブ2aを固定し、
マグネットロール2bを回転させ、反対にマグネットロー
ル2bを固定し、スリーブを回転させ、あるいは両者を回
転することのいずれでも可能である。ただし、現像剤D
の搬送される方向は、スリーブ2aが回転をしたときは、
その回転方向と同じであるが、マグネットロール2bが回
転をしたときには、その回転方向とは逆方向になる。第
1図では、マグネットロール2bが時計方向に回転し、ス
リーブ2aが反時計方向に回転することにより、現像剤D
が反時計方向に搬送されていることを示している。
第2図では、マグネットロール2bは固定し、スリーブ2a
を反時計方向に回転しているときを示した図であり、こ
のとき、マグネットロール2bが像担持体1に対向してい
る磁極の磁束密度は、他の磁束密度よりも大きくしてあ
る。像担持体1と対向した磁極の磁束密度をより大きく
するために、第3図に示すように、同極あるいは異極の
2つの磁極を近接させることもできる。
スリーブ2aの周面上を搬送する現像剤Dは規制ブレード
4により、その高さが規制され、現像部Aに到達し、そ
の一部は像担持体1に吸引され、残りはスリーブ2aの周
面上を矢印の方向に搬送し、クリーニングブレード5に
より、スリーブ2aの周面上から除去される。攪拌スクリ
ュー7は現像剤溜り6内で現像剤Dを攪拌し、トナー粒
子とキャリア粒子の割合を均一にするために設けられて
いる。現像剤Dは現像が行なわれると、その中のトナー
粒子が多く使用され消耗する。そこでトナー粒子Tを補
給するためにトナーホッパー8を設け、表面に凹部を有
する供給ローラ9を回転させることにより、消耗された
トナー粒子Tを現像剤溜り6に補給することとしてい
る。そして、かぶりを防ぐために、スリーブ2aに保護抵
抗11を介してバイアス電圧を印加する電源10が設けられ
ている。なお、この電源10は、現像剤Dを現像部Aで、
スリーブ2aと像担持体との間を振動させるための振動電
界発生器も兼ねている。
以上、記載した静電像現像方法について注目すべき構成
は、磁性キャリヤ粒子の平均粒径が5〜50μm、トナー
粒子の平均粒径が1〜10μmのものが使用されているこ
とである。
従来の磁気ブラシ現像法では、現像剤Dを摩擦すること
により帯電させ、像担持体1の帯電部分とのクーロン力
により、現像剤Dを吸引していた。従つて現像剤Dを現
像するのに充分な電荷を持たせるためには、現像剤の粒
子を細かくするのに限界があつた。
しかし、本実施例では、現像剤Dを微粒子としても前記
したような問題点はない。
本発明では、振動電界を用いているため現像剤Dの粒子
がスリーブ2aと像担持体との間を振動するから、従来の
磁気ブラシ現像法のように現像剤Dと像担持体1とが充
分に接触しなくとも像担持体1には現像剤Dによる可視
像が形成されるのである。
かぶりを防止するために、現像剤層厚は像担持体とスリ
ーブ間隔より小さいこと、即ち非接触現像とするのが好
ましい。非接触現像では、更に、現像剤層で像担持体を
摺擦しないので、像担持体が傷付かず、寿命が長い。ま
た、現像剤の移動速度は、像担持体と同方向あるいは反
対方向に移動し、同じか速い方が良いが、これに限定さ
れない。
従つて、従来の磁気ブラシ現像方法では使用することの
できない微粒子のキャリア粒子、及びトナー粒子の使用
が可能となつたのである。
以上述べたことから、本発明に用いるキャリア粒子が5
μm未満、特に4μm未満では磁化が弱くなりすぎ、50
μmを越えると画像が改善されず、又ブレークダウンや
放電が起り易く、高電圧が印加できない。一方、トナー
粒子径が1μmを下まわると振動を加えてもキャリアか
ら剥離しにくくなり、10μmを越えると画像の解像度が
低下する。この点から、トナー粒子径は、0.5〜10μm
とするのがよく、1〜10μmとするのが更に望ましい。
また、このときのトナーの平均帯電量は3〜300μc/gが
望ましく、特に10〜100μc/gが好ましい。
なお、かぶりを防ぐための直流電圧、及び現像剤Dを振
動させるための振動電界を像担持体1とスリーブ2aの間
に印加をするので、両者間の間隔が問題となる。この間
隔をあまり狭くすると両者間で放電し、像担持体を痛
め、かつ両者間を通過する現像剤Dの搬送を妨げる。反
対に、両者間をあまり広くすると対向電極効果が低下
し、十分な現像濃度の記録が記されず、エッジ効果も高
くなる。実験によると、両者間の間隔は2000μm以下、
特に数10μm〜1000μmの間としたときが望ましい結果
が得られた。
そして、かぶりを防ぐための直流バイアス電圧は、通常
非画像部より高い電位に保つため、直流の50〜500Vの電
圧が印加され、現像剤Dを振動させるためには100〜10K
HZ、好ましくは1〜5KHZの周波数の交流が使用される。
直流電圧はトナーが磁性を有している場合にはこれより
小さくてよい。反転現像を行なう場合には、これより高
い直流電圧が印加されることは当然である。交流の電圧
値は、周波数にもよるが高い程現像剤Dを振動させる
が、反面かぶりが生じ易く、かつ放電も起り易くなる。
周波数が増すと現像剤Dがこの変化に追随できず、現像
濃度及び鮮明度が低下し画質が低下する傾向が見られ
る。
本発明におけるキャリア粒子としては、平均粒径を別に
して、従来の磁性キャリア粒子と変らないものを用いる
ことができる。即ち、鉄、クロム、ニッケル、コバルト
等の金属、あるいはそれらの化合物や合金、例えば、四
三酸化鉄、γ−酸化第二鉄、二酸化クロム、酸化マンガ
ン、フエライト、マンガン−銅系合金、といつた強磁性
体及至は常磁性体の粒子、又はそれらの粒子の表面をス
チレン系樹脂、ビニル系樹脂、エチル系樹脂、ロジン変
性樹脂、アクリル系樹脂、ポリアミド樹脂、エポキシ樹
脂、ポリエステル樹脂等の樹脂やパルシチン酸、ステア
リン酸等の脂肪酸ワックスで被覆したような絶縁性の粒
子を用いることができる。しかしその中でも、抵抗率が
108Ωcm以上、特に好ましくは1014Ωcm以上の絶縁性の
磁性粒子が特に好ましい。抵抗率が低いと、現像剤搬送
担持体にバイアス電圧を印加した場合に、キャリア粒子
に電荷が注入されて、像担持体面にキャリア粒子が付着
し易くなるという問題や、バイヤス電圧が充分に印加さ
れないという問題が生ずる。
なお、抵抗率は粒子を0.50cm2の断面積を有する容器に
入れてタッピングした後、詰められた粒子上に1kg/cm2
の荷重を掛け、荷重と底面電極との間に1000V/cmの電界
が生じる電圧を印加したときの電流値を読み取ることで
得られる値である。また、絶縁性粒子は、磁性体粒子の
表面に樹脂等の被覆層を設けたものに限らず、樹脂中に
磁性体粒子が分散しているようなものでもよい。
以上述べたようなキャリア粒子は、従来のキャリア粒子
と同様に製造され、従来公知の平均粒径選別手段によつ
て平均粒径が選別されて、本発明に用いられる。
本発明におけるトナー粒子についても、従来の非磁性ま
たは磁性トナー粒子を平均粒径選別手段によつて選別し
たようなトナー粒子を用いることができる。そして、ト
ナー粒子が磁性体微粒子を含有した磁性粒子であること
は好ましく、特に磁性体微粒子の量が30wt%を越えない
ものが好ましい。トナー粒子が磁性粒子を含有したもの
である場合は、トナー粒子が現像剤搬送担体2に含まれ
る磁石の磁力の影響を受けるようになるから、現像剤の
穂の均一形成性が一層向上して、しかもかぶりの発生が
防止され、更にトナー粒子の飛散も起りにくくなる。し
かし、含有する磁性体の量を多くし過ぎると、キャリア
粒子の間の磁気力が大きくなり過ぎて、十分な現像濃度
を得ることができなくなるし、また、磁性体微粒子がト
ナー粒子の表面に現われるようになつて、摩擦帯電制御
が難しくなつたり、トナー粒子が破損し易くなつたり、
キャリア粒子との間で凝集し易くなつたりする。
以上述べたようなトナー粒子は、キャリア粒子について
述べたような樹脂及びさらには磁性体の微粒子を用い、
それにカーボン等の着色成分や必要に応じて帯電制御剤
等を加えて、従来公知のトナー粒子製造方法と同様の方
法によつて作ることができる。
本発明における現像剤は、以上述べたようなキャリア粒
子とトナー粒子とが従来の二成分系現像剤におけると同
様の割合で混合したものであるが、それには必要に応じ
て粒子の流動滑りをよくするための流動化剤や、像担持
体面の清浄化に役立つクリーニング剤等が混合される。
流動化剤としては、コロイダルシリカ、シリコンワニ
ス、金属石鹸あるいは非イオン表面活性剤等を用いるこ
とができ、クリーニング剤としては、樹脂酸金属塩、有
機基置換シリコンあるいはフッ素等表面活性剤等を用い
ることができる。
前記した現像剤D及び現像条件により現像を行うのであ
るが、トナー粒子のみで現像を行なうには、キャリア粒
子は現像剤搬送担体2の周面上に止まり、トナー粒子の
みが振動電界により像担持体1と現像剤搬送担体2との
間を振動しなければならない。従つて、トナー粒子がキ
ャリア粒子とのクーロン力、ファンデルワールス力等の
付着力に打ち勝つ、キャリア粒子と分離するため、高い
振動電界、高いトナー粒子の電荷量と、現像剤搬送担体
2と像担持体1との間で磁性キャリアを振動させないた
め(但し、振動電界下で磁性キャリア粒子の穂が揺動す
ることは異なる)、マグネットロール2bは強い保持力が
必要とされる。キャリア粒子がトナー粒子と共に振動し
ないためには、キャリア粒子の粒子径がトナー粒子のそ
れよりも大きいこと、キャリア粒子に働く磁気束縛力が
像担持体へと移動させる静電力より大きいこと、トナー
粒子の帯電量が3μc/gより大きいこと(好ましくは3
〜300μc/g)が望ましい。特に粒径の小さい場合は高い
帯電量が必要である。トナー粒子のみにより像担持体1
に可視像を形成すると、キャリア粒子により像担持体1
の表面を傷つけず、又像担持体1に予め現像された可視
像があつてもその部分に新たに、二重に可視像を像担持
体1に形成することができるといつた長所を持つてい
る。
このような可視像形成は、非接触現像によって可能であ
る。磁気ブラシによる現像では、像担持体1を傷付けて
しまう。
以上記載した現像条件の下で、本発明者が実験を行なつ
た結果を以下に示す。
(A)キャリア粒子に平均粒径が20μm、磁化が50emu/
g、抵抗率が1010Ωcmの球状フェライト粒子を用い、ト
ナー粒子にスチレン、アクリル樹脂(三洋化成製ハイマ
ーup110)100重量部、カーボンブラック(三菱化成製MA
−100)10重量部、ニグロシン5重量部からなる平均粒
径が10μmの非磁性粒子を用いて、第1図に示した装置
により、現像剤溜り6における現像剤Dのトナー粒子比
率がキャリア粒子に対して10wt%になる条件で現像を行
なつた。
この場合像担持体1はCdS感光体、その周速は180mm/se
c、像担持体1に形成された静電像の最高電位−500V、
スリーブ2aの外径30mm、その回転数100rpm、マグネット
ロール2bのN,S磁極の磁束密度は500ガウス、その回転数
は1000rpm、現像部での現像剤層厚を0.2mm、スリーブ2a
と像担持体1との間隙0.3mm即ち300μm、スリーブ2aに
印加するバイアス電圧は直流電圧成分−250V、交流電圧
成分1.5KHZ、400Vとする非接触現像とした。
以上の条件で現像を行なつて、それを普通紙に転写し、
表面温度140℃の熱ローラ定着装置に通して定着した結
果、得られた記録紙の画像はエッジ効果やかぶりのな
い、そして濃度が高いきわめて鮮明なものであり、引続
いて5万枚の記録紙を得たが最初から最後まで安定して
変らない画像を得ることができた。
それに対して、スリーブ2aに印加するバイアス電圧を直
流電圧成分のみとした以外は上述の条件と同じ条件で記
録を得た結果は、濃度が低く不鮮明な画像が得られた。
また、スリーブ2aと像担持体1との間隙を3.0mm即ち300
0μmとし、現像部での現像剤層厚を0.7mmとした(磁気
ブラシ現像)以外は先の条件で記録を得た結果は、画像
にエッジ効果が見られて濃度の低いものであつた。
(B)キャリア粒子に平均粒径が15μm、磁化が70emu/
g、抵抗率が1014Ωcm以上の樹脂コーティングされた絶
縁性球状フェライト粒子を用い、トナー粒子に平均粒径
が5μmの非磁性粒子を用いて、第2図に示した装置に
より現像剤溜り6における現像剤Dのトナー粒子比率が
キャリア粒子に対して5wt%になる条件で現像を行なつ
た。
この場合、像担持体1の条件は実験例Aと同じ、スリー
ブ2aの外径も30mm、但しその回転数は150rpm、マグネッ
トロール2bの現像部Aに対向した磁極の磁束密度は1200
ガウス、現像領域における現像剤層を0.3mm、スリーブ2
aと像担持体1との間隙を0.4mm即ち、400μm、スリー
ブ2aに印加するバイアス電圧は直流電圧成分−100V、交
流電圧成分3KHZ、1200Vとする非接触現像とした。
以上の条件で現像を行なつて、それを普通紙に転写し、
表面温度140℃の熱ヒートローラ定着装置に通して定着
した結果、得られた記録紙の画像はエッジ効果やかぶり
のない、そして濃度が高いきわめて鮮明なものであり、
引続いて5万枚の記録紙を得たが最初から最後まで安定
して変らない画像を得ることができた。
また、スリーブ2aの印加するバイアス電圧を直流電圧成
分のみとした以外は上述と同じ条件で記録紙を得たが、
画像濃度、鮮明さにおいて少し劣つた画像が得られた。
それに対して、スリーブ2aと像担持体1との間隙を3.0m
m即ち3000μmとし、現像部での現像剤層厚を0.7mmとし
た(磁気ブラシ現像)以外は先の条件と同じ条件で記録
紙を得た結果は、画像にエッジ効果が見られて濃度の低
いものであつた。
なお、実験A、Bにおいて、キャリア粒子の振動は観測
されなかつたことから、AとBの条件のもとでは、キャ
リア粒子は実質的に振動しないものと考えられる。
第4図及び第5図は、実験A、Bにおいて記載した良好
な結果が得られた現像条件の下において、振動電界を発
生させるための交流電圧の周波数、及び電圧を変化させ
たときの結果を示した図である。図において横線で陰を
付した部分がかぶりの発生が見られる範囲、縦線で陰を
付した部分が放電により絶縁破壊の生ずる範囲、斜線で
陰を付した部分が画質低下の生ずる範囲、陰を施してい
ない部分が良好の高画質の可視像が形成される適正範
囲、そして、散点状の陰を施した低周波域は周波数が低
く、現像ムラが見られる範囲である。
本発明における交流電圧成分は波形が正弦波に限らず、
矩形波や三角波であつてもよい。また、二成分現像剤中
のトナーが磁性を有するものであれば、磁気潜像に対し
ても同様の現像条件により、可視化することができるこ
とはもちろんである。
6.発明の効果 従来の磁気ブラシ現像法では、二成分系現像剤を使用し
たとき、トナー粒子、及びキャリア粒子を微粒化出来な
かつたことから、高画質の画像記録をすることができな
かった。
しかし、本発明の静電画像現像法によれば、平均粒径5
〜50μmの絶縁性の磁性粒子からなるキャリアと、平均
粒径1〜10μmの粒子からなるトナーとを含む現像剤
を、その内部に複数の磁極から構成されるマグネットを
有した現像剤搬送体上に供給し、前記現像剤搬送体上の
前記現像剤の層厚を前記現像剤搬送体と像担持体との間
隙よりも小さくし、かつ前記現像剤搬送体と前記像担持
体との間で振動電界を形成して、トナーを前記現像剤搬
送体から前記担持担持体へ移動させる一方、前記現像剤
搬送体と前記像担持体との間でキャリアを振動させない
で前記像担持体上にトナー像を形成するので、充分な画
像濃度の階調性のある解像力が優れた記録が得られるの
である。
また、現像剤を二成分(若しくはそれ以上もよい)系と
しているので、一成分系のものに比べてトナーの帯電が
安定化し、凝集が生じ難くなる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の実施例を示すものであつて、 第1図、第2図、第3図は本発明の実施例に使用される
現像装置の概略図、 第4図、第5図は実施例により得られた結果を示した図 である。 なお、図面に用いられている符号において、 1……像担持体 2……現像剤搬送担体 2a……スリーブ 2b……マグネットロール 4……規制ブレード 5……クリーニングブレード D……現像剤 T……トナー である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】平均粒径5〜50μmの絶縁性の磁性粒子か
    らなるキャリアと、平均粒径1〜10μmの粒子からなる
    トナーとを含む現像剤を、その内部に複数の磁極から構
    成されるマグネットを有した現像剤搬送体上に供給し、
    前記現像剤搬送体上の前記現像剤の層厚を前記現像剤搬
    送体と像担持体との間隙より小さくし、かつ前記現像剤
    搬送体と前記像担持体との間で振動電界を形成して、ト
    ナーを前記現像剤搬送体から前記像担持体へ移動させる
    一方、前記現像剤搬送体と前記像担持体との間でキャリ
    アを振動させないで前記像担持体上にトナー像を形成す
    ることを特徴とする現像方法。
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